JP2000128189A - 安全ノッチ付き袋およびその製造方法 - Google Patents

安全ノッチ付き袋およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000128189A
JP2000128189A JP10310170A JP31017098A JP2000128189A JP 2000128189 A JP2000128189 A JP 2000128189A JP 10310170 A JP10310170 A JP 10310170A JP 31017098 A JP31017098 A JP 31017098A JP 2000128189 A JP2000128189 A JP 2000128189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
notch
sides
film
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10310170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4121638B2 (ja
Inventor
Takashi Nakagome
隆 中込
Takeshi Asakura
剛 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP31017098A priority Critical patent/JP4121638B2/ja
Publication of JP2000128189A publication Critical patent/JP2000128189A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4121638B2 publication Critical patent/JP4121638B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製袋、及び内容物の充填が容易で、開封性も
よく、且つ、袋の取り扱い時に手指などを傷つけられる
ことがなく安全性にも優れた安全ノッチ付き袋とその製
造方法を提供する。 【解決手段】 三方シール、四方シール、スタンディン
グパウチ形式など、製袋時に側部ヒートシール部を介し
て隣接する袋がつながる形式で製袋できる袋の製造にお
いて、袋の側部のシールを行った後、側部ヒートシール
部6の所定の位置に、両側にホームベース形などのノッ
チ基部とその両側ラインからそれぞれ円弧状に外側に広
がる曲線部を有する形状のノッチ用切り欠き部9を設
け、又、袋の上部と底部の隅部を曲線状にカットすると
共に、袋の側部を、前記切り欠き部9の両側の円弧状曲
線のそれぞれの中間部の2箇所で切断して、外側角部が
丸みを有する形状のノッチが設けられた袋を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全ノッチ付き袋
とその製造方法に関し、更に詳しくは、袋の側部のヒー
トシール部に設けられるノッチの形状を、その外側端部
が鋭利な形状とならないように改善して、誤って手など
を傷つけることがないよう、安全性を高めたノッチ付き
袋とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックを主とする積層フィ
ルムで製造される三方シール形式、四方シール形式、或
いはスタンディングパウチ形式などの袋は、周囲の端縁
部がヒートシールされ、且つ、長方形などに仕上げられ
るため、周囲の角部が鋭角(直角)になる形状であっ
た。そして、特に袋を形成する積層フィルムが、その積
層構成中に例えば基材フィルムとして、剛性の高い延伸
フィルムや、厚さの厚いフィルムを含む場合、或いは、
中間層にアルミニウム箔などが積層される場合は、袋の
周囲の角部が硬く鋭利になるため、他の袋を傷つけた
り、使用者の手を傷つけることがあった。
【0003】このような事故を防止するために、袋の周
囲の角部を、丸みを有する形状に、製袋時または製袋後
に切り落とす対策が採られていた。一方、前記三方シー
ル形式、四方シール形式、スタンディングパウチ形式な
どの袋では、充填された内容物を取り出す際、袋の上部
などを切り取って開封する操作を容易にするために、袋
の側部のヒートシール部にノッチを設けることが一般的
に行われている。
【0004】そして、このようなノッチの形状には、一
字形、V字形のほか、V字形の上に平行線を付加した形
(本明細書においては、ホームベース形と記載する)な
どがあるが、これらの中でも、比較的切り欠きの形が大
きく、その存在が分かりやすいホームベース形が、通常
の袋では多く用いられるようになっている。しかし、上
記ホームベース形のノッチを、袋の側部のヒートシール
部に設けた場合、前記袋の周囲の角部ほどではないにし
ても、ノッチの外側角部が直角形状であるため、手指が
引っ掛かりやすく、その際、痛みを感じるとか、傷つけ
られたりする問題があった。
【0005】このようなノッチの外側角部を、鋭利な形
状ではなく滑らかにするためには、袋の周囲の角部と同
様、丸みを有する形状にすればよいが、ノッチの形状自
体が小さいため、例えば、袋の製袋時にインラインでこ
のようなノッチを加工しようとしても、加工精度が厳し
くなるため難しく、また、製袋後、オフラインで袋を数
十〜百袋程度積み重ねて打ち抜く方式でも、袋が滑りや
すく、また、屈曲しやすいため、上下でズレを生じ、均
一な形状で外側角部に丸みを有するノッチを加工するこ
とは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、袋の側部のヒートシール部に設けられ
るノッチについても、外側に鋭利な角部がなく、手指が
引っ掛かったり、傷つけられることのない安全なノッチ
が設けられた袋、およびその生産性に優れた製造方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、上部に開口部を有し、少なくとも両側の
側部がヒートシールされてなる袋において、該袋の側部
ヒートシール部に、外側の角部が丸みを有する形状のノ
ッチが設けられていることを特徴とする安全ノッチ付き
袋からなる。
【0008】このような構成を採ることにより、袋の側
部ヒートシール部に、外側の角部が丸みを有する形状の
ノッチが設けられているので、袋の取り扱い中に、ノッ
チの角部に手指が引っ掛かることもなく、また、ノッチ
の角部で手指が傷つけられることもなくなり、袋の安全
性を向上させることができる。そして、内容物の充填
は、袋の上部の開口部から容易に行うことができ、ま
た、充填された内容物を取り出す際には、ノッチを利用
して容易に袋の上部を引き裂いて開封し、内容物を取り
出すことができる。
【0009】そして、請求項2に記載した発明は、上部
を開口させ、少なくとも両側の側部をヒートシールして
袋を形成し、且つ、該袋の側部のヒートシール部に、外
側角部が丸みを有する形状のノッチを設けてなる袋の製
造方法であって、少なくとも下記(1)〜(4)の工程
を含むことを特徴とする安全ノッチ付き袋の製造方法か
らなる。
【0010】即ち、(1)は、少なくとも基材フィルム
と最内層に熱接着性を有するシーラント層とを備えた所
定幅の長尺の積層フィルムを、そのシーラント層同士が
接するように重ね合わせて引き出す工程。(2)は、前
記積層フィルムの流れ方向を袋の幅方向とし、該積層フ
ィルムの幅方向を袋の長さ方向として、該積層フィルム
に所定のピッチで、少なくとも袋の両側の側部のヒート
シールを行って、一端が開口し、側部で隣接する袋同士
がつながる連続袋を作製する工程。尚、上記側部のヒー
トシール部の幅は、隣接する袋の側部のヒートシール部
の幅同士を加えたものに、更に、両者の間の切り落とし
部の幅を加えたものである。(3)は、前記連続袋の側
部ヒートシール部の中間で、袋の長さ方向の所定の位置
に、両側にノッチ形状を有し、且つ該両側のノッチ形状
の間が、両側の各ノッチ形状の両側ラインから円弧状曲
線で外側に広がり、側部ヒートシール部の中心線近傍
で、両側のノッチ形状の対応するライン同士が、異なる
向きの円弧状曲線または任意の線でつながる形状(図1
参照)のノッチ用打ち抜き刃を用いて、ノッチ用切り欠
き部を設ける工程。(4)は、前記連続袋を、側部ヒー
トシール部の中間、即ち、ノッチ用切り欠き部の両側の
各ノッチ形状の両側ラインにつながる円弧状曲線のそれ
ぞれの中間部で、両者の間に切り落とし部が生じるよう
に2箇所で切断して、外側角部が丸みを有する形状のノ
ッチが両側に設けられた個々の袋を作製する工程であ
る。
【0011】上記製造方法において、袋の形態が、特に
四方シール形式、スタンディングパウチ形式の場合は、
横並びの1列で製袋してもよいが、製袋機の有効加工幅
と袋の長さ方向の寸法との関係で、可能な場合は、例え
ば袋の上部同士を中央で突き合わせる2列方式(図2参
照)で製袋することもできる。
【0012】このような製造方法を採ることにより、上
部に開口部を有し、両側の側部、または両側の側部と底
部とがヒートシールされ、且つ、両側の側部ヒートシー
ル部の所望の位置に、外側角部が丸みを有する形状のノ
ッチが設けられた三方シール形式、四方シール形式、ま
たはスタンディングパウチ形式などの袋を生産性よく製
造することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の安全ノッチ付き袋
の製造に用いる積層フィルム、およびその製袋方法など
実施の形態について説明する。先ず、本発明の安全ノッ
チ付き袋の製造に用いる積層フィルムは、特に限定はさ
れず、従来、三方シール形式、四方シール形式などの平
パウチや、スタンディングパウチ形式などの袋に用いら
れている公知の積層フィルムは、いずれも使用すること
ができ、それらの中から包装する内容物の種類や、充填
後の加熱処理の有無など使用条件に応じて、適するもの
を自由に選択して使用することができる。使用可能な積
層フィルムの構成の代表的な例として、以下のような構
成が挙げられる。
【0014】(1) PETフィルム(又はONフィルム、
又はOPPフィルム)/アンカーコート(又は接着剤)
/LDPE層(又はL・LDPE層、又はCPP層)
〔シーラント層〕 (2) PETフィルム(又はONフィルム、又はOPPフ
ィルム)/接着剤/一軸延伸HDPEフィルム(又は一
軸延伸PPフィルム)/アンカーコート(又は接着剤)
/LDPE層(又はL・LDPE層、又はCPP層)
〔シーラント層〕 (3) PETフィルム(又はONフィルム、又はOPPフ
ィルム)/接着剤/一軸延伸HDPEフィルム(又は一
軸延伸PPフィルム)/接着剤/アルミニウム箔/接着
剤/L・LDPEフィルム(又はCPPフィルム)〔シ
ーラント層〕 (4) PETフィルム(シリカ蒸着層)〔又はONフィル
ム(シリカ蒸着層)〕/接着剤/一軸延伸HDPEフィ
ルム(又は一軸延伸PPフィルム)/接着剤/L・LD
PEフィルム(又はCPPフィルム)〔シーラント層〕 (5) PETフィルム(又はONフィルム、又はOPPフ
ィルム)/アンカーコート/共押し出しコート層(HD
PE層/L・LDPE層)〔シーラント層はL・LDP
E層〕 (6) PETフィルム(又はONフィルム、又はOPPフ
ィルム)/アンカーコート/共押し出しコート層(HD
PE層/LDPE層)/接着剤/L・LDPEフィルム
〔シーラント層〕 (7) PETフィルム(又はONフィルム)/接着剤/ア
ルミニウム箔/接着剤/ONフィルム(又はPETフィ
ルム)/接着剤/L・LDPEフィルム〔シーラント
層〕 (8) PETフィルム(又はONフィルム、又はOPPフ
ィルム)/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/ONフィ
ルム(又はPETフィルム)/接着剤/CPPフィルム
〔シーラント層〕 (9) PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(又は
CPPフィルム)〔シーラント層〕 (10)PETフィルム(又はONフィルム)/接着剤/E
VOHフィルム/接着剤/ONフィルム(又はPETフ
ィルム)/接着剤/L・LDPEフィルム(又はCPP
フィルム)〔シーラント層〕 などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく
様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができ
る。
【0015】尚、上記において、PETフィルムは2軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、ONフィル
ムは2軸延伸ナイロンフィルム、OPPフィルムは2軸
延伸ポリプロピレンフィルムであり、LDPEは低密度
ポリエチレン、L・LDPEは直鎖状低密度ポリエチレ
ン、HDPEは高密度ポリエチレン、CPPは無配向ポ
リプロピレン、CPPフィルムは無延伸ポリプロピレン
フィルム、一軸延伸PPフィルムは一軸延伸ポリプロピ
レンフィルム、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物フィルムを指すものである。また、
シーラント層のLDPE層、L・LDPE層、CPP層
は、それぞれの樹脂を押し出しコートして積層した層で
もよく、予め製膜したフィルムをドライラミネーション
法などで貼り合わせた層でもよい。
【0016】また、アンカーコートは、押し出しコート
法で樹脂を積層する際、接着性を向上させるために基材
フィルム側に予めコーティングするものでプライマーコ
ートの一種である。接着剤と表示した部分は、接着剤を
用いて貼り合わせが行われる部分であり、例えば、ドラ
イラミネーション法を利用する場合、ポリウレタン系な
どの2液硬化型接着剤が用いられる。
【0017】前記積層フィルムの構成において、PET
フィルム、ONフィルム、OPPフィルムは、基材フィ
ルムとして袋に機械的強度や印刷適性を付与し、一軸延
伸HDPEフィルム、一軸延伸PPフィルムは、その延
伸方向を袋を開口させる際の引き裂き方向と一致するよ
うに用いることにより、引き裂きの方向性を一層安定化
させることができる。そして、アルミニウム箔、シリカ
蒸着層、EVOHフィルムなどは、ガスバリヤー性を付
与するために積層するものである。
【0018】また、シーラント層としては、LDPE
層、L・LDPE層、CPP層の例を挙げたが、LDP
E層は、最も一般的に用いられるシーラント層であり、
L・LDPE層は、ヒートシールの安定性や耐内容物性
などに優れ、CPP層は、耐熱性、低臭性に優れてお
り、これらの性能を必要とする内容物の包装用に適して
いる。
【0019】シーラント層には上記のほか、充填される
内容物に応じて、エチレン・αオレフィン共重合体、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共
重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイ
オノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択して使用
することができる。特に、エチレン・αオレフィン共重
合体でメタロセン系触媒を用いて重合したものは、分子
量分布の幅が狭く、共重合比も安定しているため、低温
ヒートシール性や、熱間シール性に優れており、スタン
ディングパウチなどヒートシール部にフィルムの重なり
の差による段差のある袋のシーラント層にはシール抜け
によるピンホールの発生を防止できる点で適している。
【0020】次に、以上のような積層フィルムを用いて
製造する本発明の安全ノッチ付き袋の製造方法について
説明する。本発明の安全ノッチ付き袋は、先に説明した
ように、上部に開口部を有し、少なくとも両側の側部が
ヒートシールされてなる袋において、側部ヒートシール
部に、外側の角部が丸みを有する形状のノッチが設けら
れていることを特徴とするものである。
【0021】従って、袋の形態自体は、特に限定するも
のではなく、例えば、三方シール形式、四方シール形式
の平パウチのほか、スタンディングパウチ形式の袋とし
て製造することができる。ここでは四方シール形式の安
全ノッチ付き袋を例に採って、その製造方法を説明す
る。
【0022】図1は、本発明の安全ノッチ付き袋の製造
方法において、袋の側部のヒートシール部にノッチを設
ける際に使用するノッチ用打ち抜き刃、即ち、ノッチ用
切り欠き部の一実施例の形状を説明する拡大図である。
尚、図1の各部に付けた寸法(数値)の単位はmmであ
り、標準の寸法を示したものであって、これに限定する
ものではない。
【0023】また、図2は、本発明の安全ノッチ付き袋
の製造方法の一実施例の工程を説明する要部の平面図で
あり、この場合、四方シール形式の安全ノッチ付き袋を
2列突き合わせ方式で製造する場合の製造工程を説明す
る図である。
【0024】図1に示したノッチ用打ち抜き刃は、両側
にホームベース形のノッチ形状1を有し、且つ、その両
側のノッチ形状1の間が、両側の各ノッチ形状1の両側
ラインから、円弧状曲線2で外側に広がり、両側のノッ
チ形状1の対応するライン同士が異なる向きの円弧状曲
線3でつながる形状に形成されている。このような形状
のノッチ用打ち抜き刃は、例えば、図2に示した四方シ
ール形式の安全ノッチ付き袋の製造方法の場合、側部で
つながる連続袋の側部ヒートシール部6の中間で、袋の
長さ方向の所定の位置、即ち、ノッチ用打ち抜き刃9に
示される位置に配置して使用するものである。
【0025】そして、上記ノッチ用打ち抜き刃9によっ
て打ち抜かれた同形状のノッチ用切り欠き部9は、連続
袋を個々の袋に切り離す際、側部ヒートシール部6の中
間部、即ち、ノッチ用切り欠き部9を、第1のカットラ
イン10と第2のカットライン11との2箇所で切断す
る。
【0026】この切断位置の詳細を図1に示した拡大図
で説明すると、ノッチ用切り欠き部9は、両側の各ノッ
チ形状1の両側ラインにつながる円弧状曲線2のそれぞ
れの中間部、好ましくは前半1/3程度の位置から終点
までの間の位置で、それぞれ第1のカットライン10と
第2のカットライン11との2箇所で切断する。従っ
て、第1のカットライン10と、第2のカットライン1
1との間(aの部分)は、切り落とされて取り除かれ
る。このように、連続袋を切り離すことにより、袋の両
側の側部ヒートシール部には、それぞれホームベース形
のノッチ形状1と、これにつながる円弧状曲線2の一
部、即ち、bまたはb′の部分とで形成される外側角部
が丸みを有する形状のノッチを設けることができる。
【0027】尚、上記ノッチ形状1は、ホームベース形
に限定するのもではなく、V字形、その他ノッチ機能を
有する形状であれば何でも適用することができる。ま
た、両側の各ノッチ形状の両側ラインにつながる円弧状
曲線2の形状も、円弧状曲線が最も好ましいが、折れ線
や、一部に直線部分を有する曲線などであっても、ノッ
チの外側角部が例えば鈍角となり、相応の安全性が得ら
れるので適用することができる。
【0028】このような形状のノッチ用打ち抜き刃は、
両側のノッチ形状1の間の部分、即ち、両側の円弧状曲
線2、2の部分(幅c、cの部分)を比較的大きくと
り、異なる向きの円弧状曲線3の部分(幅dの部分)を
できるだけ小さくすることにより、第1のカットライン
10および第2のカットライン11で袋を切り離す際、
切断位置のズレに対する許容範囲を大きくできるため、
その作業を容易に行えるようになる。
【0029】上記第1のカットライン10と第2のカッ
トライン11による切断は、1枚刃による2度切り方式
で切断してもよく、2枚刃による1度切り方式で切断し
てもよい。袋の側部ヒートシール部に形成されるノッチ
の深さは、2.5〜3.0mm程度が好ましく、このた
めには、図1において、b、b′の長さは、0.75〜
1.25mmの範囲が好ましい。
【0030】また、第1のカットライン10と第2のカ
ットライン11とで切り落とされるaの長さは、2mm
程度が適当であるが、例えば、cの部分を大きくして、
aの長さを10mm程度に大きくすることもできる。
尚、前記切り落とし部aに含まれる異なる向きの円弧状
曲線3の形状は、図示したような曲線が好ましいが、元
々、切り落としにより取り除かれる部分であるため直線
状であってもよい。只、その幅dは、打ち抜き刃の作製
上、支障のない範囲で小さいことが、前記切断の作業を
容易に行える点で好ましい。
【0031】図2は、先にその一部を説明したように、
四方シール形式の安全ノッチ付き袋を2列突き合わせ方
式で製造する場合の製造工程を説明する要部の平面図で
ある。図2において、袋を形成する長尺の積層フィルム
4が、そのシーラント層同士が接するように2枚重ね合
わせて、例えば、矢印で示した流れ方向に引き出され、
所定のピッチで上下両側の底部ヒートシール部5と、側
部ヒートシール部6とをヒートシールして、流れ方向の
中心部で袋の上部の開口部同士が突き合わされた形態で
つながり、且つ、横方向に隣接する袋同士がつながる連
続袋を作製する。
【0032】そして、側部ヒートシール部6の中間で、
袋の長さ方向の所定の位置に、前記図1に示した形状の
ノッチ用打ち抜き刃9を用いて、これと同形状のノッチ
用切り欠き部9を設けると共に、両側の底部ヒートシー
ル部5と、側部ヒートシール部6とが交差する底部コー
ナー部を、この部分を丸みを有する形状にカットするた
めの、図示した形状の底部コーナーカット刃7で打ち抜
き、また、袋の上部のコーナー部についても、同様に、
丸みを有する形状にカットするための、図示した形状の
上部コーナーカット刃8で、積層フィルム4のセンター
ラインと側部ヒートシール部6が交差する部分を打ち抜
いて、各袋の上下の四隅が丸みを有する形状に加工す
る。
【0033】次いで、積層フィルム4のセンターライン
の両側近傍を、センター仕上げカットライン12、1
2′で、前記上部コーナーカット刃8による丸み形成部
分が残るようにカットすると共に、側部ヒートシール部
6の中心部を、前記図1に示したノッチ用切り欠き部9
の第1のカットライン10と第2のカットライン11の
2箇所で切断することにより、底部と両側部が、底部ヒ
ートシール部5と側部ヒートシール部6、6でヒートシ
ールされ、上部が開口し、且つ、両側の側部ヒートシー
ル部6の上部に、外側角部が丸みを有する形状のノッチ
を備え、更に、袋の外側四隅の角部も丸みを有する形状
の安全性に優れた個々の四方シール形式の安全ノッチ付
き袋を製造することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の安全ノッチ付き袋の実施例を
図面に基づいて具体的に説明する。但し、本発明はこれ
らの図面に限定されるものではない。図3、図4は、そ
れぞれ本発明の安全ノッチ付き袋の一実施例の構成を説
明する正面図であり、図3は、四方シール形式の安全ノ
ッチ付き袋の正面図で、図4は、スタンディングパウチ
形式の安全ノッチ付き袋の正面図である。
【0035】図3に示した安全ノッチ付き袋100は、
四方シール形式に製袋されており、前後の壁面が積層フ
ィルム4で形成され、底部と両側部の三方の外縁が、そ
れぞれ所定幅の底部ヒートシール部5と側部ヒートシー
ル部6、6でヒートシールされ、上部が内容物の充填口
として開口部13で開口している。
【0036】そして、両側の側部ヒートシール部6、6
の上部の外側端部には、それぞれ前記図1に示した形状
のノッチ用切り欠き部を第1と第2のカットライン1
0、11で切断して形成される外側角部が丸みを有する
形状のノッチ14が設けられると共に、袋の上下四隅の
角部も安全性を高めるために丸みを有する形状にカット
されて構成されている。このような安全ノッチ付き袋1
00は、前記図2で説明した製造方法により生産性よく
製造することができる。
【0037】このような構成を採ることにより、安全ノ
ッチ付き袋100は、通常の四方シール形式の袋と同様
に、上部の開口部13から内容物を容易に充填し、ま
た、ヒートシールして密封することができる。そして、
充填された内容物を使用する際には、ノッチ14を利用
して、容易に袋の上部のヒートシール部を切り取って開
封し、内容物を取り出すことができる。また、安全ノッ
チ付き袋100は、袋の外側四隅の角部だけでなく、ノ
ッチ14の外側角部も丸みを有する形状に形成されてい
るので、袋の取り扱い中に、袋の角部で手指を傷つけら
れることがなく安全性にも優れている。
【0038】図4に示した安全ノッチ付き袋200は、
前記図3に示した安全ノッチ付き袋の構成において、袋
本体の形態をスタンディングパウチ形式に変えて構成し
たものである。即ち、袋の底部が、常法に従って底材用
積層フィルムを内側に折り返してなるガセット形式で形
成され、内側に折り込まれた積層フィルムの両側下端近
傍には、符号は付していないが、半円形の切り欠き部が
設けられると共に、底部が、前後2面の壁面用積層フィ
ルム4と底材用積層フィルムとを船底形のシールパター
ンにより底部ヒートシール部5でヒートシールして形成
され、また、袋の胴部が、前後2面の壁面用積層フィル
ム4の両側端縁部を側部ヒートシール部6、6でヒート
シールして形成され、上部が、内容物の充填口として、
開口部13で開口する形状である。そして、この場合
も、袋200の外側四隅の角部は、丸みを有する形状に
カットされると共に、両側の側部ヒートシール部6の上
部の外側端部に設けられたノッチ14も、その外側角部
が丸みを有する形状に形成されて構成されている。
【0039】このような安全ノッチ付き袋200は、公
知のスタンディングパウチ用製袋機を利用し、これにノ
ッチ用打ち抜き刃、底部コーナーカット刃、上部コーナ
ーカット刃、そして、側部ヒートシール部などのカッテ
ィング装置を取り付けることにより、生産性よく製造す
ることができる。
【0040】このような構成を採ることにより、安全ノ
ッチ付き袋200は、内容物の充填適性や開封性、およ
び取り扱い時の安全性などについては、前記図3に示し
た安全ノッチ付き袋100と同様に優れているほか、袋
の形態がスタンディングパウチ形式であるため、更に自
立性が付加され、取扱いが容易であると同時に、外観、
展示効果にも優れている。
【0041】尚、本発明の安全ノッチ付き袋は、図3、
図4に示したように、袋の両側の側部に、外側角部が丸
みを有する形状のノッチを設けることが、袋の使用上便
利であり、また、ノッチ用打ち抜き刃の作製の容易さ、
およびそれを用いた袋の生産性の点で好ましいが、ノッ
チ用打ち抜き刃の形状変更により、袋の片側の側部のみ
にこのようなノッチを設けることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、製袋、および内容物の充填シールが容易で、充填
された内容物を取り出す際には、ノッチを利用して容易
に袋の上部を切り取って開封することができ、且つ、袋
の取り扱い中に、袋の角部やノッチで手指などが傷つけ
られることもなく、安全性にも優れた安全ノッチ付き
袋、およびその生産性に優れた製造方法を提供できる効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の安全ノッチ付き袋の製造方法におい
て、袋の側部のヒートシール部にノッチを設ける際に使
用するノッチ用打ち抜き刃、即ち、ノッチ用切り欠き部
の形状を説明する拡大図である。
【図2】本発明の安全ノッチ付き袋の製造方法の一実施
例の工程を説明する要部の平面図である。
【図3】本発明の安全ノッチ付き袋の一実施例の構成を
説明する正面図である。
【図4】本発明の安全ノッチ付き袋の別の一実施例の構
成を説明する正面図である。
【符号の説明】
1 ノッチ形状 2 円弧状曲線 3 異なる向きの円弧状曲線 4 積層フィルム 5 底部ヒートシール部 6 側部ヒートシール部 7 底部コーナーカット刃 8 上部コーナーカット刃 9 ノッチ用打ち抜き刃(ノッチ用切り欠き部) 10 第1のカットライン 11 第2のカットライン 12、12′センター仕上げカットライン 13 開口部 14 ノッチ 100、200 安全ノッチ付き袋整理番号 P981429
ページ 1/1
フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA01 AB23 BA22 HP01 3E067 BA12A BB14A CA24 EA09 EB07 3E075 BA42 CA02 DA04 DB16 DD13 DD44 DD46 DE14 GA02 GA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に開口部を有し、少なくとも両側の側
    部がヒートシールされてなる袋において、該袋の側部ヒ
    ートシール部に、外側の角部が丸みを有する形状のノッ
    チが設けられていることを特徴とする安全ノッチ付き
    袋。
  2. 【請求項2】上部を開口させ、少なくとも両側の側部を
    ヒートシールして袋を形成し、且つ、該袋の側部のヒー
    トシール部に、外側角部が丸みを有する形状のノッチを
    設けてなる袋の製造方法であって、少なくとも下記
    (1)〜(4)の工程を含むことを特徴とする安全ノッ
    チ付き袋の製造方法。 (1)少なくとも基材フィルムと最内層に熱接着性を有
    するシーラント層とを備えた所定幅の長尺の積層フィル
    ムを、そのシーラント層同士が接するように重ね合わせ
    て引き出す工程。 (2)前記積層フィルムの流れ方向を袋の幅方向とし、
    該積層フィルムの幅方向を袋の長さ方向として、該積層
    フィルムに所定のピッチで、少なくとも袋の両側の側部
    のヒートシールを行って、一端が開口し、側部で隣接す
    る袋同士がつながる連続袋を作製する工程。 (3)前記連続袋の側部ヒートシール部の中間で、袋の
    長さ方向の所定の位置に、両側にノッチ形状を有し、且
    つ該両側のノッチ形状の間が、両側の各ノッチ形状の両
    側ラインから円弧状曲線で外側に広がり、側部ヒートシ
    ール部の中心線近傍で、両側のノッチ形状の対応するラ
    イン同士が、異なる向きの円弧状曲線または任意の線で
    つながる形状のノッチ用打ち抜き刃を用いて、ノッチ用
    切り欠き部を設ける工程。 (4)前記連続袋を、側部ヒートシール部の中間、即
    ち、ノッチ用切り欠き部の両側の各ノッチ形状の両側ラ
    インにつながる円弧状曲線のそれぞれの中間部で、両者
    の間に切り落とし部が生じるように2箇所で切断して、
    外側角部が丸みを有する形状のノッチが両側に設けられ
    た個々の袋を作製する工程。
JP31017098A 1998-10-30 1998-10-30 安全ノッチ付き袋の製造方法 Expired - Fee Related JP4121638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31017098A JP4121638B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 安全ノッチ付き袋の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31017098A JP4121638B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 安全ノッチ付き袋の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000128189A true JP2000128189A (ja) 2000-05-09
JP4121638B2 JP4121638B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=18002023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31017098A Expired - Fee Related JP4121638B2 (ja) 1998-10-30 1998-10-30 安全ノッチ付き袋の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4121638B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273397A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Toppan Printing Co Ltd 易引き裂き性を有する包装袋
JP2007331764A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Kao Corp フィルム付容器
JP2009154929A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Idemitsu Unitech Co Ltd 包装袋、その製造装置、および包装袋の製造方法
JP2013022654A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Fuji Xerox Co Ltd 裁断用紙、裁断装置および裁断用紙の製造方法
JP2014037247A (ja) * 2012-08-15 2014-02-27 Toyo Seikan Kaisha Ltd 易開封性パウチ及びその製造方法
JP2017218204A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社ファインリィ 包装袋
WO2019123876A1 (ja) * 2017-12-19 2019-06-27 トタニ技研工業株式会社 プラスチック袋の製造方法
WO2023218754A1 (ja) * 2022-05-10 2023-11-16 トタニ技研工業株式会社 クロスカット装置、製袋機、および、クロスカット方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273397A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Toppan Printing Co Ltd 易引き裂き性を有する包装袋
JP4710378B2 (ja) * 2005-03-30 2011-06-29 凸版印刷株式会社 易引き裂き性を有する包装袋
JP2007331764A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Kao Corp フィルム付容器
JP2009154929A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Idemitsu Unitech Co Ltd 包装袋、その製造装置、および包装袋の製造方法
JP2013022654A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Fuji Xerox Co Ltd 裁断用紙、裁断装置および裁断用紙の製造方法
JP2014037247A (ja) * 2012-08-15 2014-02-27 Toyo Seikan Kaisha Ltd 易開封性パウチ及びその製造方法
JP2017218204A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 株式会社ファインリィ 包装袋
WO2019123876A1 (ja) * 2017-12-19 2019-06-27 トタニ技研工業株式会社 プラスチック袋の製造方法
CN111448059A (zh) * 2017-12-19 2020-07-24 户谷技研工业株式会社 塑料袋的制造方法
WO2023218754A1 (ja) * 2022-05-10 2023-11-16 トタニ技研工業株式会社 クロスカット装置、製袋機、および、クロスカット方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4121638B2 (ja) 2008-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4787833B2 (ja) チャックテープ付き袋の製造装置、製造方法
US9694943B2 (en) Zipper tape with cut tape, and packaging bag provided with zipper tape with cut tape
JP2008222287A (ja) チャック付きパウチ
JP2009172902A (ja) 直線カット性を有するバリア性包装材料及び包装袋
KR20170031706A (ko) 피트먼트를 갖는 유연성 용기 및 그의 제조방법
JP4893149B2 (ja) 開口保形機能および開口補助機能を有するジッパ付き包装体
JPH1179195A (ja) 詰め替え用パウチ
JPH1191807A (ja) 注出口付きパウチ
JP2000128189A (ja) 安全ノッチ付き袋およびその製造方法
JP2008068889A (ja) 易開封パウチ
JPH10250764A (ja) ピロ−包装用袋
JP5450956B2 (ja) 包装袋、その製造装置、および包装袋の製造方法
JP4220073B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP4614294B2 (ja)
JP2005212884A (ja) 切り込み穴を備えたガゼットパウチ
JP2001002089A (ja) 詰め替え用パウチ
JP4530404B2 (ja) ファスナー付き包装材料および包装体
JP2012246016A (ja) 粉状物包装用の積層フィルム
JPH08217090A (ja) ピロ−包装袋およびその包装体の製造法
JPH10139048A (ja) 易開封性真空包装用三方シール袋
JPH10147349A (ja) スタンディングパウチ
JP2004359293A (ja) 易開封性包装袋およびその製造方法
JP2019005983A (ja) 防曇シート、成形体、および容器
JP4793543B2 (ja) 自立袋
JP6052707B2 (ja) 易開封性パウチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080220

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080430

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120509

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120509

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130509

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140509

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees