JPH08217090A - ピロ−包装袋およびその包装体の製造法 - Google Patents

ピロ−包装袋およびその包装体の製造法

Info

Publication number
JPH08217090A
JPH08217090A JP4911795A JP4911795A JPH08217090A JP H08217090 A JPH08217090 A JP H08217090A JP 4911795 A JP4911795 A JP 4911795A JP 4911795 A JP4911795 A JP 4911795A JP H08217090 A JPH08217090 A JP H08217090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
heat
side end
pillow
welded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4911795A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kachi
浩章 加地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP4911795A priority Critical patent/JPH08217090A/ja
Publication of JPH08217090A publication Critical patent/JPH08217090A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピロ−包装袋のリクロ−ズ性を改良し、簡易
なリクロ−ズ性を有するピロ−包装袋を提供することを
目的とする。 【構成】 ピロ−包装袋の背貼り部分のシ−ル部を従来
の、単に、直線状のシ−ル部に代えて、これをコ字形の
シ−ル部とすることによって、背貼り部分を大きくし、
かつこれを折り返すだけでフィルムの折り返し適性を発
揮させて簡易なリクロ−ズ性を有するピロ−包装体を製
造することからなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡易なリクロ−ズ性を
有するピロ−包装袋に関するものであり、更に詳しく
は、一度開封した後に、完全な密閉性は必要としないが
簡易なリクロ−ズ性を要求される内容物に対して有用な
ピロ−包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品、その他等の内容物を包装す
るために、合成樹脂のフィルムを使用してその三方ない
し四方をヒ−トシ−ルして種々の軟包装袋が提案されて
いる。それらの包装袋の一つとし、いわゆるピロ−包装
袋が知られている。これは、巻き取りロ−ルから原反フ
ィルムを間欠的に供給して、該原反フィルムを合掌状に
重ね合わせてそれを背貼り、底貼りしながら内容物を充
填し、しかる後底貼り部のシ−ル部をそのセンタ−でカ
ットして包装体を製造するものである。このようにして
製造された包装体の開封に当たっては、通常、包装体の
端部に開封用のノッチ等を設けて、該ノッチ部分からフ
ィルムを引き裂いて開封している。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記の
ピロ−包装体における開封方法では、単に、ノッチ部分
からフィルムを引き裂くだけであるから、開封部分が大
きく開いてしまうため、リクロ−ズ性が全く不可能であ
ると言う欠点がある。また、通常、リクロ−ズ性が要求
される場合、例えば、簡便な方法として、開封部分にラ
ベル等を使用しその再シ−ル性を利用してリクロ−ズさ
せているが、ラベル等を使用すること自体煩雑で、余分
な部材を使用しなければならないと言う欠点がある。あ
るいは、密閉性をより良好なものとするために、例え
ば、チャック等を使用することも提案されているが、こ
れも余分な部材を使用しなければならないと言う欠点が
あるものである。そこで、本発明は、ピロ−包装袋のリ
クロ−ズ性を改良し、簡易なリクロ−ズ性を有するピロ
−包装袋を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
点を解決すべく鋭意研究の結果、ピロ−包装体の背貼り
部分のシ−ル部を、従来、単に、直線状のシ−ル部であ
ったものを、これをコ字形のシ−ル部に変えることによ
って、背貼り部分を大きくし、かつこれを折り返すだけ
で簡易なリクロ−ズ性を有するピロ−包装体を製造し得
ることを見出して本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、横又は縦形ピロ−包
装袋において、背貼り部分のシ−ル部をフィルムとフィ
ルムとのヒ−トシ−ル面を合掌状に重ね合わせその上
部、側端部および下部をコ字形の熱溶着部としたことを
特徴とするピロ−包装袋に関するものである。
【0006】更には、本発明は、上記において、フィル
ムとフィルムとのヒ−トシ−ル面を合掌状に重ね合わせ
てその折り返し部分に折罫線、またはこれと点状の熱溶
着部または線状の熱溶着部を併設したことを特徴とする
ピロ−包装袋に関するものである。
【0007】あるいはまた、本発明は、巻き取りロ−ル
から原反フィルムを供給し、次いでこれをフォ−マでそ
のフィルムとフィルムの側端部でそのシ−ル面を対向さ
せて合掌状に重ね合わせ、しかる後一個分の包装体を構
成するに相当する部分であって、その重ね合わされた側
端部の上部、側端部および下部をコ字形にシ−ルして熱
溶着部を形成し、かつ上記の下部の熱溶着部を底部とし
て底貼りし、次いで内容物を充填し、更に原反フィルム
を送って上記の側端部の上部の熱溶着部が底部となるよ
うにして該上部の熱溶着部を底部として底貼りし、次い
で該底貼り部の熱溶着部をそのセンタ−でカットしてな
ることを特徴とするピロ−包装体の製造法に関するもの
である。
【0008】また、本発明は、巻き取りロ−ルから原反
フィルムを供給し、次いでこれをフォ−マでそのフィル
ムとフィルムの側端部でそのシ−ル面を対向させて合掌
状に重ね合わせ、しかる後一個分の包装体を構成するに
相当する部分であって、その重ね合わされた側端部を直
線状にシ−ルして背貼り部に相当する熱溶着部を形成
し、かつ上記の合掌状に重ね合わせた部分を折り返して
該折り返し部を含む上記の下部の熱溶着部を底部として
底貼りし、次いで内容物を充填し、更に原反フィルムを
送って上記の側端部の上部の熱溶着部が底部となるよう
にして該上部の熱溶着部を底部として底貼りし、次いで
該底貼り部の熱溶着部をそのセンタ−でカットしてなる
ことを特徴とするピロ−包装体の製造法に関するもので
ある。
【0009】
【作用】本発明によれば、ピロ−包装袋の背貼り部分の
シ−ル部をコ字形とすることによって背貼り部分の形状
が大きくなると共にその部分におけるフィルムの折り込
み適性等によって、簡易なリクロ−ズ性を発揮すること
ができるものである。しかも、ピロ−包装袋の背貼り部
分のシ−ル部に折り返し用の折罫線を設けることによっ
て、更にこれと再封鎖可能な点状のシ−ル部または線状
のシ−ル部等を併設することによって、更に簡易なリク
ロ−ズ性を発揮することができるものである。また、本
発明において、点状のシ−ル部または線状のシ−ル部等
を設けることは、内容物が充填している包装体を流通段
階に置くときに、該包装体の包装袋の形状保持に有効な
ものであり、更にかかる包装袋の形状保持は、折り返し
用の折罫線の保持につながり、その結果として有効なリ
クロ−ズ性が可能となるものである。さらにまた、本発
明では、点状のシ−ル部または線状のシ−ル部等を設け
ておくことは、包装袋を製造する際に、詳細には、背貼
り部分のシ−ル部の側端部をシ−ルすると、同時に背貼
り部分のシ−ル部の折り返し用の折罫線を設ける際に、
袋を構成する面同志が滑ることなく折り返し用の折罫線
が所望の位置に確実に入ることとなるものである。
【0010】
【本発明の詳細な説明】上記の本発明について、以下に
図面等を使用して更に詳しく説明する。まず、上記の本
発明において、ピロ−包装袋を構成する素材について説
明する。かかる素材としては、例えば、従来公知の合成
樹脂のフィルムないしシ−トをその袋の使用目的等によ
って単独、あるいは任意に選択してそれらを組み合わせ
て通常のラミネ−ト方法によって積層して使用すること
ができる。上記において、合成樹脂のフィルムないしシ
−トとしては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体等のポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系
樹脂、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、ポリブテン
系樹脂、ポリメチルペンテン系樹脂、ポリアクリル系樹
脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリカ−ボネ−ト系樹
脂、フッ素系樹脂、ビニロン、セロハン等の合成樹脂を
主体とする各種の樹脂のフィルムないしシ−トをしよう
することができる。
【0011】これらのフィルムないしシ−トは、未延
伸、あるいは一軸方向または二軸方向等に延伸されたも
のであってもよい。また、本発明においては、上記のフ
ィルムないしシ−トとしては、上記に挙げた樹脂をビヒ
クルの主成分とする組成物によるコ−ティング膜等であ
ってもよい。また、上記のフィルムないしシ−トの厚さ
としては、包装袋の使用目的等によって任意であるが、
約10ないし200μm位が好ましい。
【0012】次に、本発明においては、包装袋に、いわ
ゆる腰、剛性等を保持させるために、例えば、各種の包
装用の紙あるいは合成紙等を使用することができる。
【0013】更に、本発明においては、例えば、包装袋
にガスバリヤ−性等を保持させる必要性がある場合に
は、例えば、ポリ塩化ビニリデン系樹脂のフィルム、あ
るいは、Kコ−トと称されるポリ塩化ビニリデン系樹脂
を主成分とする組成物をコ−ティングした樹脂のフィル
ム、延伸ポリアミド系樹脂のフィルム、エチレン−酢酸
ビニル共重合体ケン化物(エバ−ル)のフィルム、アル
ミニュウム箔、アルミニュウムを蒸着した樹脂のフィル
ム、酸化珪素、酸化アルミニュウム等の金属酸化物の蒸
着膜を有する樹脂のフィルム等を使用することができ
る。
【0014】本発明においては、上記で挙げた材料を使
用し、それを単独で、あるいは包装袋等の使用目的等に
よって、その材料を任意に選択して組み合わせ、例え
ば、共押し出し、押し出しラミネ−ト、ドライラミネ−
ト等の通常の積層方法によって積層した積層物を素材と
して使用することができる。
【0015】本発明においては、上記のような素材を使
用してピロ−包装袋を製造するに際しては、その片方の
面は、ヒ−トシ−ルさせて包装袋を製造するために、ヒ
−トシ−ル性を有することが必要である。上記のヒ−ト
シ−ル性を構成する材料としては、例えば、上記に挙げ
た低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン
系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、アイオノマ−樹
脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体、ポリブテン系樹脂、ポリメチルペ
ンテン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリアクリルニト
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の各種の
樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用することができ
る。あるいはまた、上記に挙げた樹脂を主成分とする組
成物によるコ−ティング膜等も使用することができる。
なお、本発明においては、ピロ−包装袋を構成する素材
の他方の面は、包装袋を構成するに際し、非ヒ−トシ−
ル性であることが好ましい。
【0016】次に、上記の本発明において、上記のよう
な素材を使用してピロ−包装袋を製造する方法について
図面等を用いてその概略を説明する。図1は、本発明に
かかる縦ピロ−包装袋の製造法の一例を示し概略的斜視
図である。図1に示すように、まず、原反ロ−ル(図示
せず)に巻き取られている原反フィルム1を供給し、次
にタ−ンバ−2を介してフオ−マ3で原反フィルム1の
ヒ−トシ−ル面Aが対向するようにして合掌状に重ね合
わせる。次いで、コ字形の熱シ−ル板を有する縦シ−ル
熱板4で上記の合掌状に重ね合わされた原反フィルム1
の側端部を、その一袋のピロ−包装袋を製造するに相当
する部分にコ字形にヒ−トシ−ルしてコ字形の熱溶着部
5を形成して、背貼りを行う。次に、上記でコ字形の熱
溶着部5を形成した後、折罫線賦形ロ−ル6で上記のコ
字形の横棒の先端部に接する箇所から垂下する折罫線7
を原反フィルム1の表面に賦形する。しかる後に、横ヒ
−トシ−ル装置8でコ字形の下端部の熱溶着部を含む底
部を加熱し、そして横シ−ル熱板9でヒ−トシ−ルして
底部の熱溶着部を形成して、底貼りを行う。次いで、本
発明では、上記の底貼りが終了した後、カッタ−装置1
0で、上記の底貼りした部分の熱溶着部をそのセンタ−
でカットして、上部の熱溶着部11、下部の熱溶着部1
1´を構成して、本発明にかかるピロ−包装袋を製造す
ることができる。而して、本発明では、上記のように原
反フィルムを間欠送りしながら、背貼り、底貼り、カッ
ト等を行い、かつ内容物を充填するノズル12から内容
物を供給して、ピロ−包装体を製造することができる。
【0017】なお、上記で挙げた例は、その一例であ
り、本発明は、これによって限定されるものではない。
例えば、図示しないが、本発明では、巻き取りロ−ルか
ら原反フィルムを供給し、次いでこれをフォ−マでその
フィルムとフィルムの側端部でそのシ−ル面を対向させ
て合掌状に重ね合わせ、しかる後一個分の包装体を構成
するに相当する部分であって、その重ね合わされた側端
部を直線状にシ−ルして背貼り部に相当する熱溶着部を
形成し、かつ上記の合掌状に重ね合わせた部分を折り返
して該折り返し部を含む上記の下部の熱溶着部を底部と
して底貼りし、次いで内容物を充填し、更に原反フィル
ムを送って上記の側端部の上部の熱溶着部が底部となる
ようにして該上部の熱溶着部を底部として底貼りし、次
いで該底貼り部の熱溶着部をそのセンタ−でカットし
て、本発明のピロ−包装体を製造することができる。
【0018】また、本発明では、上記の製造例に示すよ
うに、コ字形の熱シ−ル板を有する縦シ−ル熱板4で上
記の合掌状に重ね合わされた原反フィルム1の側端部
を、その一袋のピロ−包装袋を製造するに相当する部分
にコ字形にヒ−トシ−ルしてコ字形の熱溶着部5を形成
して、背貼りを行い、しかる後折罫線賦形ロ−ル6で上
記のコ字形の横棒の先端部に接する箇所から垂下する折
罫線7を原反フィルム1の表面に賦形しているが、背貼
りのシ−ルと折り返し用の折罫線を同時に行ってもよ
い。上記に示した例は、縦ピロ−包装体の製造法である
が、これと同様にして横ピロ−包装体を製造することが
できる。
【0019】上記の説明で明らかなように、本発明にか
かるピロ−包装体は、図2に示すピロ−包装体の概略的
斜視図より、ピロ−包装袋において、背貼り部分のシ−
ル部をフィルムとフィルムとのヒ−トシ−ル面を合掌状
に重ね合わせその上部101、側端部102および下部
103をコ字形の熱溶着部Xとしたことを特徴とするピ
ロ−包装袋であり、かつ合掌状に重ね合わせてその折り
返し部分に折罫線Yを賦形してなるものである。なお、
本発明では、図示しないが、上記の折罫線Yに更にこれ
と点状の熱溶着部または線状の熱溶着部を併設してもよ
い。また、本発明では、上記の上部または下部の熱溶着
部を公知のカゼット折してシ−ル部を構成してもよい。
【0020】次に、上記で得たピロ−包装体の開封方法
について説明すると、図3の(a)と図3の(b)のピ
ロ−包装体の概略的正面図およびそのA−A´の切断断
面図に示すように、背貼り部を構成するコ字形の熱溶着
部Xの側端部102の近傍、すなわち点線104で示す
部分を挟みあるいはナイフ等でカットして側端部102
のシ−ル部を含めて切り取ることによって開封する。而
して、本発明では、上記でシ−ル部を切り取った後も、
背貼り部分の原反フィルムは残存していることから、そ
のフィルムの折り込み適性から、リクロ−ズ性を失わな
いものである。なお、本発明では、上記でシ−ル部をカ
ットするに際しては、シ−ル部にノッチ等の切り込みを
設けることもできる。
【0021】
【発明の効果】上記の本発明によれば、ピロ−包装袋の
背貼り部分のシ−ル部を従来は、単に、直線状にシ−ル
してシ−ル部を構成したのに対し、本発明では、コ字形
とすることによって背貼り部分の形状が大きくなると共
にその部分に設けた折罫線によるフィルムの折り込み適
性等によって、簡易なリクロ−ズ性を発揮することがで
きるものである。しかも、ピロ−包装袋の背貼り部分の
シ−ル部に折り返し用の折罫線を設け、更にこれと再封
鎖可能な点状のシ−ル部または線状のシ−ル部等を併設
することによって、その再シ−ル性を利用することによ
って、更に簡易なリクロ−ズ性を発揮することができる
ものである。また、本発明において、点状のシ−ル部ま
たは線状のシ−ル部等を設けることは、内容物が充填し
ている包装体を流通段階に置くときに、該包装体の包装
袋の形状保持に有効なものであり、更にかかる包装袋の
形状保持は、折り返し用の折罫線の保持につながり、そ
の結果として有効なリクロ−ズ性が可能となるものであ
る。さらにまた、本発明では、点状のシ−ル部または線
状のシ−ル部等を設けておくことは、包装袋を製造する
際に、詳細には、背貼り部分のシ−ル部の側端部をシ−
ルすると、同時に背貼り部分のシ−ル部の折り返し用の
折罫線を設ける際に、袋を構成する面同志が滑ることな
く折り返し用の折罫線が所望の位置に確実に入ることと
なるものである。
【0022】
【実施例】次に、実施例を挙げて更に詳細に本発明を説
明する。 実施例1 原反フィルムとして、ポリ塩化ビニリデンをコ−トした
ポリアミドフィルム、25μm/延伸ポリプロピレンフ
ィルム、20μm/エチレン−酢酸ビニル共重合体フィ
ルム、60μmからなる積層体を使用し、これを横×
縦、300mm×150mmにカットした。次に上記で
カットした原反フィルムを使用して、背貼り部分を30
mmとし、フィルムの端から巾8mmだけヒ−トシ−ル
部分としてコ字形にヒ−トシ−ルした。次に内容物(ス
ライスチ−ズ12枚)を充填し、しかる後、上記の背貼
りの折り返しをセンタ−から45mmずらして上部と下
部のシ−ル部分をシ−ルした。また、背貼りの端から1
0mmの位置で、コ字形の上部のシ−ル部に開封用のノ
ッチを設けた。上記のノッチ部分から開封し、内容物を
一部取り出し、しかる後背貼り部分を閉じて冷蔵庫にて
保管したところ、内容物は乾燥することなかった。
【0023】実施例2 原反フィルムとして、ポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルム、12μm/延伸ポリプロピレンフィルム、20μ
m/エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、30μm
からなる積層体を使用し、これを横×縦、300mm×
180mmにカットした。次に上記でカットした原反フ
ィルムを使用して、背貼り部分を35mmとし、フィル
ムの端から巾8mmだけヒ−トシ−ル部分としてコ字形
にヒ−トシ−ルした。更に、フィルムの端から35mm
の位置(背貼りの折り返し位置)に10mm間隔で直径
1mmのポイントシ−ル部を設けた。次に、ボトムヲシ
−ル後、スナック菓子を充填し、更に上部をヒ−トシ−
ルした。また、背貼りの端から10mmの位置で、コ字
形の上部のシ−ル部に開封用のノッチを設けた。上記の
ノッチ部分から開封し、内容物を一部取り出し、しかる
後背貼り部分を閉じて保管したところ、内容物がこぼれ
だすことがなかった。
【0024】実施例3 原反フィルムとして、ポリアミドフィルム、25μm/
延伸ポリプロピレンフィルム、20μm/エチレン−酢
酸ビニル共重合体フィルム、25μmからなる積層体を
使用し、これを横×縦、180mm×135mmにカッ
トした。次に上記でカットした原反フィルムを使用し
て、背貼り部分を25mmとし、フィルムの端から巾5
mmだけヒ−トシ−ル部分としてコ字形にヒ−トシ−ル
した。更に、フィルムの端から25mmの位置(背貼り
の折り返し位置)に巾1mmの線シ−ル部を設けた。次
に内容物(ウエットティシュ12枚)を充填し、しかる
後、上部と下部のシ−ル部分をシ−ルした。また、背貼
りの端から8mmの位置で、コ字形の上部のシ−ル部に
開封用のノッチを設けた。上記のノッチ部分から開封
し、内容物を一部取り出し、しかる後背貼り部分を閉じ
て保管したところ、水分が漏出したり、また内容物が乾
燥することなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦ピロ−包装袋の製造法の一例を示し概略的斜
視図である。
【図2】ピロ−包装体の概略的斜視図である。
【図3の(a)】ピロ−包装体の概略的正面図である。
【図3の(b)】図3の(a)のA−A´の切断断面図
である。
【符号の説明】
X コ字形の熱溶着部 101 上部 102 側端部 103 下部 Y 折罫線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピロ−包装袋において、背貼り部分のシ
    −ル部をフィルムとフィルムとのヒ−トシ−ル面を合掌
    状に重ね合わせその上部、側端部および下部をコ字形の
    熱溶着部としたことを特徴とするピロ−包装袋。
  2. 【請求項2】 フィルムとフィルムとのヒ−トシ−ル面
    を合掌状に重ね合わせてその折り返し部分に折罫線、ま
    たはこれと点状の熱溶着部または線状の熱溶着部を併設
    したことを特徴とする請求項1に記載するピロ−包装
    袋。
  3. 【請求項3】 巻き取りロ−ルから原反フィルムを供給
    し、次いでこれをフォ−マでそのフィルムとフィルムの
    側端部でそのシ−ル面を対向させて合掌状に重ね合わ
    せ、しかる後一個分の包装体を構成するに相当する部分
    であって、その重ね合わされた側端部の上部、側端部お
    よび下部をコ字形にシ−ルして熱溶着部を形成し、かつ
    上記の下部の熱溶着部を底部として底貼りし、次いで内
    容物を充填し、更に原反フィルムを送って上記の側端部
    の上部の熱溶着部が底部となるようにして該上部の熱溶
    着部を底部として底貼りし、次いで該底貼り部の熱溶着
    部をそのセンタ−でカットしてなることを特徴とするピ
    ロ−包装体の製造法。
  4. 【請求項4】 巻き取りロ−ルから原反フィルムを供給
    し、次いでこれをフォ−マでそのフィルムとフィルムの
    側端部でそのシ−ル面を対向させて合掌状に重ね合わ
    せ、しかる後一個分の包装体を構成するに相当する部分
    であって、その重ね合わされた側端部を直線状にシ−ル
    して背貼り部に相当する熱溶着部を形成し、かつ上記の
    合掌状に重ね合わせた部分を折り返して該折り返し部を
    含む上記の下部の熱溶着部を底部として底貼りし、次い
    で内容物を充填し、更に原反フィルムを送って上記の側
    端部の上部の熱溶着部が底部となるようにして該上部の
    熱溶着部を底部として底貼りし、次いで該底貼り部の熱
    溶着部をそのセンタ−でカットしてなることを特徴とす
    るピロ−包装体の製造法。
JP4911795A 1995-02-14 1995-02-14 ピロ−包装袋およびその包装体の製造法 Pending JPH08217090A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4911795A JPH08217090A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 ピロ−包装袋およびその包装体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4911795A JPH08217090A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 ピロ−包装袋およびその包装体の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08217090A true JPH08217090A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12822127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4911795A Pending JPH08217090A (ja) 1995-02-14 1995-02-14 ピロ−包装袋およびその包装体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08217090A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003040222A (ja) * 2001-08-03 2003-02-13 Hiroko Shibamoto 製袋装置における背張り不良検出装置
US6641307B2 (en) 1998-05-29 2003-11-04 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Pouch having a branched chamber
JP2007008485A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Toyo Seikan Kaisha Ltd プラスチックパウチの製造・充填方法
JP2008036878A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Toyo Kikai Seisakusho:Kk 背貼り部を有する包装袋の製袋装置
US8157445B2 (en) 2004-08-25 2012-04-17 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Plastic pouch and manufacturing method therefor
JP2014031174A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Dainippon Printing Co Ltd 包装袋

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6641307B2 (en) 1998-05-29 2003-11-04 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Pouch having a branched chamber
US6655837B2 (en) 1998-05-29 2003-12-02 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Pouch having a branched chamber
US7036986B2 (en) 1998-05-29 2006-05-02 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Pouch having a branched chamber
JP2003040222A (ja) * 2001-08-03 2003-02-13 Hiroko Shibamoto 製袋装置における背張り不良検出装置
US8157445B2 (en) 2004-08-25 2012-04-17 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Plastic pouch and manufacturing method therefor
JP2007008485A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Toyo Seikan Kaisha Ltd プラスチックパウチの製造・充填方法
JP2008036878A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Toyo Kikai Seisakusho:Kk 背貼り部を有する包装袋の製袋装置
JP2014031174A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Dainippon Printing Co Ltd 包装袋

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2445773A1 (en) Gusseted packages
JPH1059387A (ja) サイドガゼット袋およびその製造法
JP2008222287A (ja) チャック付きパウチ
JP4296858B2 (ja) 易開封性ガセット貼り袋
JPH10129683A (ja) スタンディングパウチ
JPH1179195A (ja) 詰め替え用パウチ
JPH10250764A (ja) ピロ−包装用袋
JP5450956B2 (ja) 包装袋、その製造装置、および包装袋の製造方法
JPH08217090A (ja) ピロ−包装袋およびその包装体の製造法
JP4090830B2 (ja) チャックテープ付き袋およびその製造方法
JP2521044B2 (ja) 易開封紙容器用包装材料
JP4489515B2 (ja) ミシン目
JP2000255596A (ja) ファスナーバッグおよびファスナー装置
JP3984351B2 (ja) ウェットティッシュの包装袋
JPS6025400Y2 (ja) 易開封性包装袋
JP4749568B2 (ja) 易開封包装袋
JPH0329766A (ja) 易開封性包装体
JP2002179091A (ja) 易開封包装袋
JP2000203598A (ja) 半開口ガゼット包装袋
JPH10147349A (ja) スタンディングパウチ
JP2863420B2 (ja) 咬合具付袋の製造方法
JP2003095287A (ja) 詰め替え用袋包装品
JP3080342B2 (ja) 咬合具付袋
JP4287252B2 (ja) チャックテープ付き包装体の製造方法
JPH08324588A (ja) 易開封性袋

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040812

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040831

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041101

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050711

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050714

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050902