JP7230959B2 - ピロー包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、合掌シール部を有するピロータイプの包装袋に関する。
従来、包装フィルムの両側端部を合掌状にシールした合掌シール部を有する筒状包装フィルムの上下端をシールしたピロー包装袋を使用者が開封する際、例えば短辺が長辺の2分の1以下のスティックタイプのような袋や、前記合掌シール部の長手方向に対して略直交方向に開封することが表示されている袋を除けば、多くの場合、上端シール部から下端シール部に向かって前記合掌シール部と略平行に引き裂くように袋表面に印字されていたとしても、使用者は、前記合掌シール部と前記合掌シール部に対向する包装フィルムとを両手で摘んで外方に引き剥がすようにして上端シール部を剥離開封しようとすることがある。
これは、使用者が、袋の内容物を一度で消費し切れなかった場合の再封方法を考慮した結果であると考えられる。すなわち、前記上端シール部を剥離開封した場合は、前記上端シール部を袋下方に複数回巻き折って当該巻き折り部分をクリップ等の封止具で留めることにより、簡単に再封することができるからである。これに対して、前記合掌シール部と略平行に袋側端部付近を引き裂いた場合は、前記上端シール部から前記下端シール部に至るまで一直線に切り取れるとは限らず、切り取り線が大きく曲がったり、途中で引き裂きが止まってしまったりして、開封後の開封口形状が大きく乱れてしまうことが多くある。このように開封口形状が乱れていると、前記上端シール部を剥離開封した時と同様に巻き折りしようとしても、一折の幅が広すぎて複数回巻き折ることができなかったり、複数回巻き折っても開封口の一部が折られないままになってしまったりして、巻き折りによる再封が困難となってしまう。
一度開封した袋を再封する方法として、従来2つの方法が提案されてきた。1つは、開封予定線よりも袋内方に予め再封用のチャック部材を取り付けておく方法である。チャック部材を用いることにより、使用者は容易かつ確実に再封することが可能となる。しかし、例えば、袋の内容物が非常に安価な場合や、密封性までは求められず軽く封止できれば良い場合等には、確実に再封できる利点よりも、別部材を加えて製造コストが上がってしまう欠点の方が大きいため、チャック部材を具備した再封袋は用途が限られていた。
もう1つの方法は、袋表面の所定箇所に、折り曲げた開口部を挿入係止することが可能な開口部挿入係止部を予め形成しておく方法である(例えば、特許文献1及び2)。特許文献1のような再封可能な包装袋においては、袋表面の一部に帯材が重ね合わされていて、前記帯材よりも袋上方に設けられた開口部を前記帯材と袋表面の間に挿入することにより再封することが可能となる。また、特許文献2のような包装袋においても同様に、袋表面にポケット状のラベルが固着されていて、前記ラベル内に開口部を挿入することにより再封することが可能となる。
特許文献1及び2のいずれの包装袋も、チャック部材を用いた袋と比べると、密封性までは求められない簡易再封を手軽に行うことが可能である。しかし、特許文献1及び2のいずれの場合も、開口部を挿入係止するためには袋表面に何らかの別部材を用意する必要があり、また、袋の製造工程とは別に固着工程が必要となることから、製造の手間とコストの上昇という問題は解決されないままであった。
特開2013-67397号公報 特開2016-108024号公報
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、再封用の別部材を必要とせず安価かつ手軽に再封することが可能なピロー包装袋を提供することを課題とする。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、少なくとも基材層とシーラント層とを
含む包装フィルムの両側端部を折り返して合掌状にシールした合掌シール部を有する筒状胴部の上下端をシールしており、切取予定線を切り取ることで開口部を形成して開口するピロー包装袋であって、
前記合掌シール部と一方の側端部の間に前記一方の側端部と略平行に前記合掌シール部側に折り曲げられ、前記合掌シール部と前記筒状胴部との間に前記開口部を挟み込むようにする折り部が形成され、
前記合掌シール部は、前記折り部が形成された側に前記合掌シール部の片面が前記筒状胴部に接するように倒れていて、
前記切取予定線は、前記筒状胴部のうち、前記合掌シール部が重畳している側の前記合掌シール部から前記一方の側端部までの表裏一対の領域を開封対応領域とすると、前記開封対応領域内の前記基材層に、前記折り部と略平行に一直線に形成されており、
かつ、前記折り部の位置が明示されている、ピロー包装袋である。
また、本発明に係るピロー包装袋は、上記折り部が、上記切取予定線と、上記合掌シール部の根元部との、中央に位置してもよい。
また、本発明に係るピロー包装袋は、上記折り部の位置が明示されていてもよく、上記折り部の位置は、上記筒状胴部の上端をシールしている上端シール部または下端をシールしている下端シール部、もしくは上記上端シール部および上記下端シール部の両方に、印刷により明示されていてもよい。
また、本発明に係るピロー包装袋は、少なくとも上記開封対応領域内において上記包装フィルムが折り曲げ形状維持が可能なデッドホールド性を有していてもよい。
本発明のピロー包装袋は、合掌シール部が重畳している側の前記合掌シール部から一方の側端部までの表裏一対の領域を開封対応領域とし、少なくとも前記開封対応領域内における前記包装フィルムは、前記折り部と略平行に略直線状に引き裂きが可能な直線カット性を有している。これにより、開封時には、上端シール部から下端シール部に至るまで前記合掌シール部の前記折り部と略平行に一直線に引き裂くことで開口部を設けることが可能である。これにより、本発明のピロー包装袋の開口部形状を、前記折り部と略平行にすることが可能となり、前記開封対応領域の前記包装フィルムを折り曲げて前記開口部を前記合掌シール部と前記筒状胴部との間に挿入することが容易に行え、手軽に封止することが可能となる。このとき、開口部形状が前記折り部と略平行となっていることにより、前記開口部を前記合掌シール部と前記筒状胴部との間に挿入した際に、前記開口部全体が前記折り部と対向して前記合掌シール部と前記筒状胴部との間に挟持される構造となるため、簡易再封が確実に行える。すなわち、本発明のピロー包装袋の構成によれば、再封用の別部材を必要とせず安価かつ手軽に再封することが可能なピロー包装袋を提供することが可能となる。
また、本発明のピロー包装袋は、引き裂き開口した開口部と前記折り部との間の前記開封対応領域の前記包装フィルムがデッドホールド性を有している。これにより、前記包装フィルムを折り曲げた状態を維持することが可能となる。これにより、前記開封対応領域の前記包装フィルムを折り曲げて前記開口部を前記合掌シール部と前記筒状胴部との間に挿入するときに、折り曲げた前記開口部が安定して折り曲げた状態を保ち、安定して封止することが可能となる。
また、本発明のピロー包装袋の、少なくとも前記開封対応領域内における前記包装フィルムが金属層を有していることにより、ピロー包装袋に一般的に使用される合成樹脂のみで構成されている場合に比べて、折り曲げ形状をより維持しやすくすることが可能となる。すなわち、前記包装フィルムのデッドホールド性を高めることが可能となる。また、金属層を有することにより、酸素バリア性及び水蒸気バリア性を有することも可能となり、ピロー包装袋の内容物の長期保存性を高めることも可能となる。
また、本発明のピロー包装袋の、前記開封対応領域内の前記基材層には、前記折り部と略平行な切取予定線が形成されていることにより、消費者が前記包装フィルムの側端部を切り取る際に、切り取った後に前記包装フィルムを折り曲げて前記開口部を前記合掌シール部と前記筒状胴部との間に挿入する際に直線状にきれいに切り取ることができる。
また、本発明のピロー包装袋の、前記開封対応領域内の前記基材層には、前記折り部および前記切取予定線の位置が明示されていることにより、消費者が前記包装フィルムを切り裂き、前記開口部を折り曲げて前記合掌シール部と前記筒状胴部との間に挿入するのに丁度良い位置を容易に知ることができ、明示された前記切取予定線に沿って切裂き、明示された前記折り部に沿って折り曲げることで、折り曲げた部分が短すぎて合掌シール部から外れてしまったり、折り曲げた部分が長すぎてうまく入らなかったりするようなことがない。
本発明のピロー包装袋の実施形態の開封前の状態を模式的に示した説明図であり、(a)は合掌シール部側からの平面図、(b)は(a)のA-A断面図である。 本発明のピロー包装袋の実施形態の開封後の状態を模式的に示した説明図であり、(a)は合掌シール部側からの平面図、(b)は(a)のB-B断面図である。 本発明のピロー包装袋の実施形態の再封時の状態を模式的に示した説明図であり、(a)は合掌シール部側からの平面図、(b)は(a)のC-C断面図である。 包装フィルムの層構成の実施形態の模式図である。 本発明のピロー包装袋の実施形態の折り部と切取予定線を模式的に示した説明図であり、(a)は上端部の拡大図、(b)は(a)のD-D断面図である。
以下、本発明を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定して解釈されるものではない。
図1に示すように、本発明のピロー包装袋1は略矩形状の包装フィルム2で構成される。包装フィルム2には、通常の軟包装袋に使用される、図4に示すような少なくとも基材層11とシーラント層12を有する積層体を用いることができる。基材層11を構成する材料は、内容物に応じたガスバリア性や強度等を勘案して適宜選択することが可能であり、具体例としては、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)等のポリエステル系樹脂、ナイロン(NY)等のポリアミド系樹脂等の合成樹脂の二軸延伸フィルム等が、単体または複合して使用される。なお、基材層には、必要に応じて印刷層や接着剤層が含まれても良い。
また、シーラント層12としては、ポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・αオレフィン共重合体などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、プロピレン・αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂などが使用される。またこれらの樹脂を複合した多層フィルムが使用されることもある。
また包装フィルム2には、デッドホールド性を持たせるために、金属層13が設けられている。デッドホールド性を持たせるためには、一軸延伸フィルム、低密度ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリスチレンフィルムなどの公知のデッドホールド性のあるフィルムを積層して用いるほか、アルミニウム箔等の金属箔からなる金属層13を積層すると良い。金属層13は金属箔を使用したり積層したりするほか、例えばシーラント層12の基材層11側にアルミニウム等の金属が蒸着されていても良い。包装フィルム2に金属層13を積層することにより、合成樹脂層のみで構成されている場合に比べて、折り曲げ形状をより維持しやすくすることが可能となる。すなわち、包装フィルム2のデッドホールド性をより高めることが可能となる。また、金属層を有することにより、酸素バリア性及び水蒸気バリア性を有することも可能となり、ピロー包装袋1の内容物の長期保存性を高めることも可能となる。
包装フィルム2は、左右端部21、20から中央側に折り返して合掌状にシールして合掌シール部3を形成することにより筒状胴部22を構成し、さらにその筒状胴部22の上下端をシールして上端シール部41、下端シール部42を形成することにより、図1(a)に示すようなピロー包装袋1となる。合掌シール部3の一方の側端部側には側端部20と略平行に折り部8が形成され、合掌シール部3は折り部8が形成された側に、図1(b)に示すように合掌シール部3の片面が筒状胴部22に接するように倒れていて、筒状胴部22のうち、合掌シール部3が重畳している側の合掌シール部3から側端部20までの表裏一対の領域を開封対応領域6とすると、少なくとも開封対応領域6内における包装フィルム2は、折り部8と略平行に略直線状に引き裂きが可能な直線カット性を有している。また、金属層13が積層されていることにより折り曲げ形状維持が可能なデッドホールド性も有している。
開封対応領域6内における直線カット性を得る方法としては様々な方法が適用でき、少なくとも開封対応領域6内の基材層11を、延伸フィルムとしたり、合掌シール部3の折り部8と略平行な一軸方向に添加剤が並んでいる添加剤整列部を形成したり、合掌シール部3の折り部8と略平行な切取予定線7を形成したりする方法が挙げられる。これらの方法はいずれも製造コストを上昇させず安価に、開封対応領域6内の包装フィルム2に直線カット性を備えたピロー包装袋1を製造することが可能である。切取予定線7を形成する方法としては、種々の方法があるが、例えばレーザー照射によりダメージ加工を行う、ハーフカット線を設ける、刃物によりキズ加工を行うなどの方法が適用できるが、これらに限られるものではない。
図2は切取予定線7でピロー包装袋1を切り取って開口させた状態の図であり、ピロー包装袋1の開封対応領域6側の側端部に開口部71が形成されて開口している。開口後、内容物をすべて取り出してしまってピロー包装袋1を廃棄するのであればこのままで差し支えはないが、内容物の一部を取り出した後、残りを一時的に保持しようとする場合は、内容物が開口部71からこぼれないように開口部71を封止しておく必要がある。そのために本発明のピロー包装袋1は、図3に示すように、折り部8で開口部71側の開封対応領域6を合掌シール部3側に折り返し、筒状胴部22に接して倒れている合掌シール部3と筒状胴部22の間に開口部71を挟み込むことで封止することができる。このとき開封対応領域6はデッドホールド性を有しているため、挟み込まれた開口部71は折り込まれた状態で保持され、簡単に抜けてしまうことがなく、良好に封止が行える。
また、挟み込んだ開口部の先端が、合掌シール部3の根元部5に近い部分まで入り込んでいると、合掌シール部3による挟み込みが十分行われるため、開口部71が抜けにくくなる。したがって、折り部8を設ける位置は、切取予定線7と根元部5の、幅方向の略中央部であると好ましい。すなわち、略中央部よりも切取予定線7側に寄ってしまうと、折り部8から合掌シール部3側に折り返される幅が狭くなってしまい、合掌シール部3に挟み込まれる部分が少なくなって抜けやすくなる。逆に、略中央部からから根元部5側に寄ってしまうと、折り返される幅が広くなりすぎて合掌シール部3に挟み込みきれなくなり、合掌シール部3と共に円弧状に持ち上がるなどして嵩張ると同時に抜けやすくもなってしまう。
以上説明したように、開封対応領域6に直線カット性を持たせることにより、開口部71を合掌シール部3に挟み込んでピロー包装袋1を簡易に封止することが可能となり、デッドホールド性を持たせることでさらに安定して封止が行えるが、消費者が実際にピロー包装袋1を開封するために開封対応領域6のどこを切り裂くかは任意性があり、封止がやりにくい部位を切り裂いてしまう可能性がある。そこで、最も好ましい切裂き位置と折り込み位置を開封対応領域6に明示することで、封止しやすい位置での切裂きと折り込みが容易に可能となる。
具体的には、図5に示すように、切取予定線7がピロー包装袋1の上端または下端に達する部位の上端シール部41または下端シール部42またはその両方に切欠き72を設けて切裂きの開始位置であることを明示する。切欠き72は単なる切れ目であっても良い。また切取予定線7の部位に線や「切り取り線」などの文字を印刷することにより明示しても良い。また折り部8は、同様に折り部8がピロー包装袋1の上端または下端に達する部位の上端シール部41、下端シール部42またはその両方にマーク81を印刷により設けて折り込む位置であることを明示する。また図5(b)に示すように折り部8の部位に折り目82をつけても良い。また折り部8の部位に線や「折り線」などの文字を印刷することにより明示しても良い。
<実施例1>
1)下記の構成で包装フィルムを試作した。
シーラント層:アルミ蒸着付き無延伸ポリプロピレンフィルム(厚み25μm)
基材層:PETフィルム(厚み12μm)(MD方向に直線カット性あり。品番:PC(ユニチカ製))
フィルムサイズ:MD方向が130mm、TD方向が204mm。
・試作した包装フィルムを、TD方向から折り返して合掌シールしてMD方向が130mm、TD方向が90mm、合掌シール部幅12mmとした。
・MD方向の両端部を、端部から5mmの位置から幅10mmでヒートシールし、上端シール部、下端シール部としてピロー包装袋を試作した。
・合掌シール部を倒した側の側端部から10mmの位置の上端部にMD方向に約5mmの切込みを設け、切取予定線の部位とした。2)以上のように試作したピロー包装袋を以下の方法にて評価した。
・上記の切込みから、MD方向にピロー包装袋を手で切裂き、開口させた。
・評価項目
手切れ性:手で切りやすいかどうか
直線性:歪まずに直線的に切れたかどうか
封止性:合掌シール部に挟み込んで封止できるか
3)結果を表1にまとめる。
<実施例2>
基材層を下記のものとした以外は、実施例1と同様にピロー包装袋の試作および評価を行い、結果を同じく表1にまとめた。
基材層:一軸延伸ポリプロピレンフィルム(厚み25μm)(MD方向に易カット性あり。品番:MCMD-AS(フタムラ化学製))
<実施例3>
基材層を下記のものとした以外は、実施例1と同様にピロー包装袋の試作および評価を行い、結果を同じく表1にまとめた。
基材層:二軸延伸ポリプロピレンフィルム(厚み30μm)(MD方向に易カット性あり。品番:FOLD-H(フタムラ化学製))
<実施例4>
基材層を下記のものとした以外は、実施例1と同様にピロー包装袋の試作および評価を行い、結果を同じく表1にまとめた。
基材層:ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み12μm)(品番:F5100(東洋紡製))の切取予定線の部位にレーザー照射により脆弱化線の加工を行って直線カット性を付与したもの。
<実施例5>
基材層を下記のものとした以外は、実施例1と同様にピロー包装袋の試作および評価を行い、結果を同じく表1にまとめた。
基材層:延伸ポリプロピレンフィルム(厚み30μm)(品番:FOR(フタムラ化学製))の切取予定線の部位にレーザー照射により脆弱化線の加工を行って直線カット性を付与したもの。
<比較例1>
基材層を下記のものとした以外は、実施例1と同様にピロー包装袋の試作および評価を行い、結果を同じく表1にまとめた。
基材層:ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み12μm)(品番:F5100(東洋紡製))
<比較例2>
基材層を下記のものとした以外は、実施例1と同様にピロー包装袋の試作および評価を行い、結果を同じく表1にまとめた。
基材層:延伸ポリプロピレンフィルム(厚み30μm)(品番:FOR(フタムラ化学製))
Figure 0007230959000001
表1にまとめたとおり、本発明のピロー包装袋では直線カット性を有し、いずれも十分な直進性と手切れ性で袋を切裂いて開封できるため、合掌シール部に容易に開口部を挟み込むことができ、簡易的な封止を容易に安定して行うことができた。一方、比較例においては直線的な切裂きができないため開口部が直線状とならず、合掌シール部への挟み込みがうまくできなかった。
1・・・ピロー包装袋
11・・・基材層
12・・・シーラント層
13・・・金属層
2・・・包装フィルム
20、21・・・袋側端部
22・・・筒状胴部
3・・・合掌シール部
41・・・上端シール部
42・・・下端シール部
5・・・根元
6・・・開封対応領域
7・・・切取予定線
71・・・開口部
72・・・切欠き
8・・・折り部
81・・・マーク
82・・・折り目

Claims (5)

  1. 少なくとも基材層とシーラント層とを含む包装フィルムの両側端部を折り返して合掌状にシールした合掌シール部を有する筒状胴部の上下端をシールしており、切取予定線を切り取ることで開口部を形成して開口するピロー包装袋であって、
    前記合掌シール部と一方の側端部の間に前記一方の側端部と略平行に前記合掌シール部側に折り曲げられ、前記合掌シール部と前記筒状胴部との間に前記開口部を挟み込むようにする折り部が形成され、
    前記合掌シール部は、前記折り部が形成された側に前記合掌シール部の片面が前記筒状胴部に接するように倒れていて、
    前記切取予定線は、前記筒状胴部のうち、前記合掌シール部が重畳している側の前記合掌シール部から前記一方の側端部までの表裏一対の領域を開封対応領域とすると、前記開封対応領域内の前記基材層に、前記折り部と略平行に一直線に形成されており、
    かつ、前記折り部の位置が明示されている、ピロー包装袋。
  2. 前記折り部は、前記切取予定線と、前記合掌シール部の根元部との、中央に位置する、請求項1に記載のピロー包装袋。
  3. 前記折り部の位置が、前記筒状胴部の上端をシールしている上端シール部または下端をシールしている下端シール部、もしくは前記上端シール部および前記下端シール部の両方に、印刷により明示されている、請求項1または請求項2に記載のピロー包装袋。
  4. 少なくとも前記開封対応領域内において前記包装フィルムが折り曲げ形状維持が可能なデッドホールド性を有している、請求項1からの何れか一項に記載のピロー包装袋。
  5. 前記切取予定線の位置が明示されている、請求項1からの何れか一項に記載のピロー包装袋。
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