JP2006199334A - 再封可能な袋 - Google Patents

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政大 森
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宏和 栗岡
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Abstract

【課題】 袋の再封手段として別体の再封用部材を取り付ける必要がなく開封された袋の開口部を簡単な操作で再封することのできる袋を生産性よく安価に提供する。
【解決手段】 上下及び左右側部の端縁部をヒートシールしてなる積層フィルム製の袋において、上部シール部の下側に袋の開封手段を横方向に設け、左右両側の側部シール部に、袋の上部から下方に向けてシール幅を広くした広幅シール部を設けると共に、該広幅シール部の前記開封手段の下側の領域の上下の中間部に、該中間部同士を結ぶように袋の折り曲げ線を横方向に設け、該折り曲げ線の上下の等しい距離の両側の広幅シール部に、該折り曲げ線で袋を折り返した時、互いに重なり合って係合可能な係止部を設けて再封可能な袋を構成する。尚、前記折り曲げ線は、上下に2本横方向に設けて、袋の上部を2回折り返して係止するように構成することもできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、再封可能な袋に関し、特に、再封手段の形成が容易で、且つ開封した開口部を簡単な操作で再封することのできる再封可能な袋に関する。
従来、再封可能な袋としては、例えば、(1)袋の開封位置の下側の両側のフィルムの内面に、チャックテープまたはジッパーなどと呼ばれる繰り返し嵌合と解離が可能な雄型凸条の嵌合部を設けたテープ体と、雌型凹条の嵌合部を設けたテープ体とを、両者の嵌合部が対向するように貼着しておいて、開封された袋を再封する際には、両者の嵌合部を外側から押圧して嵌合させて再封できるようにしたチャックテープ付き袋がある(例えば、特許文献1参照)。
また、(2)包装袋の口部シール部寄りの左シール部及び右シール部のシール幅を広げて広幅シール部を設け、各広幅シール部に口部シール部の延長部へ向けて伸びるスリットを刻設して、開封後、両スリットで画定された袋胴部よりも狭幅の開口端部が得られるように形成し、且つ、袋胴部の一外面にフィルムを重ね合せ、該フィルムの左右両端部領域をそれらと相対する胴部外面領域に貼合して前記開口端部の挿入部を設けた構成の再封可能な袋がある(特許文献2参照)。
実開平1−94255号公報(第3頁、第1図、第2図) 実開昭61−164137号公報(第3頁、第1図〜第4図)
前記(1)に記載されたチャックテープ付き袋によれば、袋の再封手段として、前記チャックテープを袋の開封位置の下側(袋の内部側)の両側のフィルムの内面に、通常ヒートシールにより貼着しており、両側のテープ体の嵌合部の嵌合により袋の再封が行われるので、比較的密封性がよく、安定した再封性が得られる。
しかし、チャックテープ付き袋の製造には、袋のフィルムとは別にチャックテープを用意する必要があり、また、チャックテープの取り付けにも専用の取り付け装置が必要で、特に、チャックテープを袋の内面に熱接着する際には、その両端のヒートシール部でシール抜けを生じやすく、ヒートシールを確実に行うためには精度の高い作業と品質管理が必要で、これらを総合すると製造コストの上昇が避けられない問題があった。
また、前記(2)に記載された再封可能な袋によれば、袋に再封機能を付与するために、袋胴部の一外面にフィルムを重ね合わせて、該フィルムの左右両端部領域をそれらと相対する胴部外面領域に貼合して、袋の開口端部の挿入部を設けた構成としているので、袋を再封する際には、袋の開口端部を折り返してこの挿入部に挿入することにより、簡易な再封を行うことができる。
しかし、この場合も前記フィルムを袋の胴部外面に貼合するためには、その貼合装置が必要であり、また、通常、袋の胴部外面は熱接着性を有していないため、何らかの接着剤が必要であり、ヒートシール剤やホットメルト接着剤などを用いたとしても強固な接着は難しく、袋の取り扱い中に貼合したフィルムが引っかけられたり、貼合部が剥がれたりする問題があり、必ずしも満足できるものではなかった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、袋とは別体の再封用部材やその取り付け装置などを必要とせず、通常の製袋と同様な製造工程で、製袋と同時に容易に再封手段を設けることができ、且つ、その再封手段により、開封された袋の開口部を簡単な操作で容易に再封することのできる再封可能な袋を生産性よく提供することである。
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。
即ち、請求項1に記載した発明は、周囲の端縁部を袋状にヒートシールしてなる積層フィルム製の袋において、該袋の上部の端縁部をヒートシールする上部シール部の下側に、該上部シール部を切り取って内容物の取り出し口を設けるための開封手段が横方向に設けられ、該袋の左右両側の側部シール部に、該袋の上部から下方に向けてシール幅を広くした広幅シール部が設けられると共に、該両側の広幅シール部の前記開封手段が設けられた位置の下側の領域の上下の中間部に、該中間部同士を結ぶように該袋の折り曲げ線が横方向に設けられ、該折り曲げ線の上下の等しい距離の両側の広幅シール部に、該折り曲げ線で袋を折り返した時、互いに重なり合って係合可能な係止部が設けられていることを特徴とする再封可能な袋からなる。
請求項2に記載した発明は、周囲の端縁部を袋状にヒートシールしてなる積層フィルム製の袋において、該袋の上部の端縁部をヒートシールする上部シール部の下側に、該上部シール部を切り取って内容物の取り出し口を設けるための開封手段が横方向に設けられ、該袋の左右両側の側部シール部に、該袋の上部から下方に向けてシール幅を広くした広幅シール部が設けられると共に、該両側の広幅シール部の前記開封手段が設けられた位置の下側の領域の上部と中間部よりやや下寄りの位置に、上部同士を結ぶ第1の折り曲げ線と、中間部よりやや下寄りの位置同士を結ぶ第2の折り曲げ線とがそれぞれ横方向に設けられ、前記第1の折り曲げ線の両側の広幅シール部と、前記第2の折り曲げ線の下側で前記第1と第2の折り曲げ線の間と等しい距離の両側の広幅シール部とに、それぞれ上下で係合可能な係止部が設けられ、該袋を前記開封手段で開封した後、前記第1の折り曲げ線でその上部を一方に折り返し、更に、その折り返し部を第2の折り曲げ線で同方向に巻き込むように折り返した時、その折り返し部の左右両側の下端でそれぞれ上下の係止部が前後に重なり合い、その重なり合った係止部を係合させて折り返し部を係止するようにしたことを特徴とする再封可能な袋からなる。
本発明において、袋の形式は、特に限定はされないが、内容物の取り出し口の開封性および開封後の再封性を一層優れたものにするためには、袋の開封手段や折り曲げ線などを設けた部分に袋の積層フィルムの重なりに差のないことが好ましく、そのためには、三方シール形式や四方シール形式の袋のほか、スタンディングパウチ形式の袋などであることが一層好ましい。
前記取り出し口を開封するための開封手段としては、例えば、印刷などによる開封指示線を設けて、その部分を鋏などの刃物で切り取るようにした手段のほか、(イ)袋の周囲のヒートシール部にノッチを設け、そのノッチを開封開始位置として引き裂いて開封する手段、(ロ)一定方向の開封を容易に行うために易引き裂き性フィルム、例えば一軸延伸フィルムをその延伸方向と袋の開封時の引き裂き方向とが一致するように積層フィルム中に積層し、この積層フィルムを袋に用いて引き裂く手段、(ハ)レーザー光照射によって袋の積層フィルムにハーフカット線を設け、そのハーフカット線に沿って引き裂く手段、(ニ)機械的方法によって細長くて小さな傷痕群を袋の端部に設け、その傷痕群を起点として容易に引き裂けるようにした手段などの易開封性手段があり、これらの各開封手段を選択、または適宜組み合わせて用いることができる。
上記開封指示線は、点線、破線、実線などの線のほか、文字、記号など何で表示してもよく、印刷などにより容易に設けることができる。
上記ノッチは、通常、一字形やV字形のノッチが多用されているが、その形状に制限はなく、引き裂き方向に向かって尖った部分を有する形状であれば何でもよい。
ハーフカット線についても連続する線状のハーフカット線のほか、ミシン目状などの断続的なハーフカット線であってもよい。このようなハーフカット線は、1本でもよいが、引き裂き方向がずれる場合を想定して、中心のハーフカット線の両側に各1本、または各2本など複数のハーフカット線を平行、または中心のハーフカット線に収斂する形状、更には、複数の平行なハーフカット線とこれらと斜め方向に交差する斜め方向のハーフカット線とを組み合わせた形状などに設けることができる。
開封手段としては、以上のような各種の手段を用いることができるが、少なくとも開封位置に開封指示線を設けることが好ましく、それにより袋の開封位置を明確に指示できるので間違いがなく、且つ、開封指示線と組み合わせて、ノッチ、ハーフカット線、一軸延伸フィルムの積層などの易開封性手段を用いることにより、鋏などの道具を使用することなく、手で容易に引き裂いて開封できるようになる。
前記袋の折り曲げ線は、印刷による折り曲げ指示線のみでもよいが、これに加えて筋押しなどによる易折り曲げ線を設けることもできる。
また、前記係止部は、開封後、前記折り曲げ線を折り返して閉じた内容物の取り出し口を、閉じた状態に保持できるものであれば何でもよく、例えば、前記広幅シール部に打ち抜きにより形成された差し込み部と、差し込まれた差し込み部を係止できる受け部からなる係止手段のほか、広幅シール部の外側から内側に向けて穿設された鉤状の切り目線などで設けることができる。
請求項3に記載した発明は、前記係止部が、それぞれ広幅シール部の外側から内側に向けて穿設された鉤状の切り目線で設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の再封可能な袋からなる。
請求項1に記載した発明によれば、再封可能な袋を、前記のように構成しているので以下に列挙するような作用効果を得ることができる。
(1)袋の積層フィルムの構成の選定により、密封性のほか、ガスバリヤー性、遮光性など袋に必要とされる性能を優れたものにできるので、安全に内容物を密封包装できると共に、内容物の保存性を向上させることができる。
(2)袋に密封された内容物を取り出す際には、上部シール部の下側に取り出し口を設けるための開封手段が横方向に設けられているので、正しい位置で容易に上部シール部を切り取って取り出し口を開封することができ、必要とする量の内容物を容易に取り出すことができる。
(3)必要量の内容物を取り出した後は、袋の再封手段として、前記両側の広幅シール部の上下の中間部に、該中間部同士を結ぶように袋の折り曲げ線が横方向に設けられ、該折り曲げ線の上下の等しい距離の両側の広幅シール部に、該折り曲げ線で袋の上部を折り返した時、互いに重なり合って係合可能な係止部が設けられているので、開封した袋の上部を前記折り曲げ線で一方に折り返して、両側の端縁部で重なり合った係止部同士を係合させることにより、開封された取り出し口が閉じた状態に保持され、袋を再封することができる。
(4)前記のような袋の再封手段は、チャックテープなどの別体の閉鎖部材を使用しておらず、係止部の打ち抜き加工のみで設けることも可能であるため、コストアップも少なく安価で簡便な再封手段として好適に使用することができる。
請求項2に記載した発明によれば、再封可能な袋を前記のように構成しているので、内容物の取り出し口を上部シール部の下側に横方向に設けられた開封手段で上部シール部を切り取って開封した後、特に、その取り出し口を再封するための再封手段として、該袋の左右両側の側部シール部に、該袋の上部から下方に向けてシール幅を広くした広幅シール部を設け、その広幅シール部の前記開封手段が設けられた位置の下側の領域の上部と中間部よりやや下寄りの位置に、上部同士を結ぶ第1の折り曲げ線と、中間部よりやや下寄りの位置同士を結ぶ第2の折り曲げ線とをそれぞれ横方向に設け、前記第1の折り曲げ線の両側の広幅シール部と、前記第2の折り曲げ線の下側で前記第1と第2の折り曲げ線の間と等しい距離の両側の広幅シール部とに、それぞれ上下で係合可能な係止部を設け、該袋を前記開封手段で開封した後、前記第1の折り曲げ線でその上部を一方に折り返し、更に、その折り返し部を第2の折り曲げ線で同方向に巻き込むように折り返した時、その折り返し部の左右両側の下端でそれぞれ上下の係止部が前後に重なり合い、その重なり合った係止部を係合させて折り返し部を係止するようにした構成としているので、開封された袋の取り出し口の閉鎖が、巻き込むように折り返された2段階の折り返し部で行われるため一層確実に取り出し口を再封することができる。
この場合も袋の再封手段は、チャックテープなどの別体の閉鎖部材を使用しておらず、係止部の打ち抜き加工のみで設けることも可能であるため、コストアップも少なく安価で簡便な再封手段として好適に使用することができる。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1または2に記載した発明の再封可能な袋の構成において、前記係止部が、それぞれ広幅シール部の外側から内側に向けて穿設された鉤状の切り目線で設けられた構成としているので、請求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、係止部に打ち抜かれた穴などを使用していないため、係止部を打ち抜き加工で設ける際に抜きカスを発生することがなく、製造装置を簡略にできると共に、生産性よく加工することができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1、図2、図3は、それぞれ本発明の再封可能な袋の一実施例の構成を示す模式正面図である。
図4は、図1、図2に示した構成の再封可能な袋を開封した後、その折り曲げ線と係止部を使用して、袋を再封した時の再封状態を説明する要部の斜視図である。
図5は、図3に示した構成の再封可能な袋を開封した後、その折り曲げ線と係止部を使用して、袋を再封した時の再封状態を説明する要部の斜視図である。
図6〜図10は、それぞれ本発明の再封可能な袋の上部の左右両側の広幅シール部に設ける係止部の図1とは異なる一例の形状を示す要部の正面図である。
但し、本発明は、その要旨を超えない限り、これらの図面に限定されるものではない。
図1に示した再封可能な袋100は、四方シール形式の袋を応用して構成したものであり、前後の壁面フィルム1、1′の上下左右四方の端縁部を、上部シール部5と底部シール部4と、左側の側部シール部2a と右側の側部シール部2b とでヒートシールして形成される袋において、左右の側部シール部2a 、2b の上部に、それぞれ袋の上端から下方に向けてシール幅を広くした広幅シール部3a 、3b を設けると共に、上部シール部5の下側に、上部シール部5を切り取って内容物の取り出し口を設けるための開封手段として、横方向の切り取り線9と、その両端にノッチ10a 、10b を設け、両側の広幅シール部3a 、3b の切り取り線9を設けた位置の下側の領域の上下の中間部に、該中間部同士を結ぶように該袋の折り曲げ線14を横方向に設け、該折り曲げ線14の上下の等しい距離の両側の広幅シール部3a 、3b に、該折り曲げ線14で袋の上部を折り返した時、互いに重なり合って係止可能な係止部12a 、12b 、12c 、12d を設けて構成したものである。
尚、前記上部シール部5は、この場合、内容物の充填口に使用するため、内容物の充填前は未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒートシールして密封するものである。また、内容物の充填口には袋の底部を使用することもでき、その場合は、底部シール部4を内容物の充填前は未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒートシールして密封すればよい。
また、前記係止部12a 、12b 、12c 、12d は、図示したように、それぞれ袋の外側端部から内側に向かう横方向の切り目線とそれに続いてR部を介して垂直上方に伸びる切り目線とその上端で外側に曲がる戻り部が設けられた鉤状(L字状)の切り目線11a 、11b 、11c 、11d で設け、それぞれの切り目線(11a 〜11d )で係止片13a 、13b 、13c 、13d が形成されるように構成したものである。
図2に示した再封可能な袋200は、スタンディングパウチ形式の袋を応用して構成したものであり、前記図1に示した再封可能な袋100の構成において、袋の底部を、前後の壁面フィルム1、1′の下部の間に、底面フィルムを内側に折り返して底面フィルム折り返し部6まで挿入してなるガセット部8を有する形式で形成し、内側に折り込まれた底面フィルムの両側下端近傍には半円形の底面フィルム切り欠き部7a 、7b を設けておいて、ガセット部8を、内側が両側から中央部にかけて湾曲線状に凹状となる船底形の底部シール部4でヒートシールして形成したものであり、袋の底部以外の胴部および上部は総て図1に示した再封可能な袋100と同様に形成して構成したものである。
この場合も、上部シール部5は、内容物の充填口に使用するため、内容物の充填前は未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒートシールして密封するものである。
図3に示した再封可能な袋300は、前記図2に示した再封可能な袋200の構成において、開封された内容物の取り出し口を再封する際に使用する袋の折り曲げ線を一本追加して、第1の折り曲げ線14a を、上側左右の係止部12a 、12c の切り目線11a 、11c の略中間部同士を結ぶように設け、第2の折り曲げ線14b は、図2に示した再封可能な袋200の折り曲げ線14と同じ位置に設けると共に、第2の折り曲げ線14b の左右の広幅シール部3a 、3b の上下の等しい距離に設けられている係止部12a 、12b 、12c 、12d のうち、それぞれ上下で一対となる係止部12a 、12b と係止部12c 、12d において、切り目線11a と切り目線11b 、および切り目線11c と切り目線11d の上下の向きが互いに逆になるように、図3では第2の折り曲げ線14b の下側の係止部12b の切り目線11b と、係止部12d の切り目線11d とをその上下が逆になるように変更して設けたほかは、総て図2に示した再封可能な袋200と同様に形成して再封可能な袋300を構成したものである。
また、図4は、図1、図2に示した構成の再封可能な袋100、200を開封した後、その折り曲げ線と係止部を使用して、袋を再封した時の再封状態を説明する要部の斜視図である。
即ち、図1、図2に示したように再封可能な袋100、200を構成することにより、袋の上部シール部5を、例えば、ノッチ10b から切り取り線9に沿って切り取って、内容物の取り出し口を開封し、充填された内容物の一部を取り出した後、開封された取り出し口を再封する際には、開口された取り出し口を偏平に閉じて、例えば、図4に示したように、袋の折り曲げ線14で袋の上部を前側下方に折り返すことにより、折り曲げ線14の両側の広幅シール部3a 、3b の上下の等しい距離に設けられた係止部12a と係止部12b 、および係止部12c と係止部12d がそれぞれ前後に重なり合うと共に、前側の係止部12a の係止片13a と係止部12c の係止片13c とは、それぞれ上下の向きが逆になって背面側の係止部12b の係止片13b と係止部12d の係止片13d と重なり合うので、前後の係止片13a と係止片13b 、および係止片13c と係止片13d をそれぞれ前後の位置を組み換えることにより、それぞれが係合して折り返された袋の上部が係止され、袋の開口部を再封することができる。
図5は、図3に示した構成の再封可能な袋を開封した後、その折り曲げ線と係止部を使用して、袋を再封した時の再封状態を説明する要部の斜視図である。
即ち、図3に示したように再封可能な袋300を構成することにより、袋の上部シール部5を、例えば、ノッチ10b から切り取り線9に沿って切り取って、内容物の取り出し口を開封し、充填された内容物の一部を取り出した後、開封された取り出し口を再封する際には、開口された取り出し口を偏平に閉じて、例えば、第1の折り曲げ線14a で袋の上部を前側下方に折り返し、折り返された袋の上部を巻き込むように更に第2の折り曲げ線14b で前側下方に折り返すことにより、図5に示したように、第1の折り曲げ線14a が折り返し部の下端に位置するようになり、その両側端部に設けられた係止部12a の係止片13a と係止部12c の係止片13c とがそれぞれ背面側の係止部12b の係止片13b と係止部12d の係止片13d と、その上下の向きが逆になって重なり合うので、前後の係止片13a と係止片13b 、および係止片13c と係止片13d をそれぞれ前後の位置を組み換えることにより、それぞれが係合して2段階に折り返された袋の上部が係止され、袋の開口部を一層確実に再封することができる。
また、図6〜図10は、それぞれ本発明の再封可能な袋の上部の左右両側の広幅シール部に設ける係止部の図1とは異なる一例の形状を示す要部の正面図である。
只、各図において、折り曲げ線14の両側の上下に設ける係止部12a 〜12d の配置自体は、図1に示した再封可能な袋100に準じて示したが、図3に示した再封可能な袋300のように、袋の折り曲げ線を二本設けた構成の場合にも、第1の折り曲げ線14a と第2の折り曲げ線14b を順次折り返した時、前後に重なり合った係止部の係止片の上下の向きが互いに逆になるように配置することにより、両者を係合させることができるので同様に使用できるものである。
図6に示した係止部は、折り曲げ線14の左側端部の広幅シール部3a の上下に設けた係止部12a 、12b と、右側端部の広幅シール部3b の上下に設けた係止部12c 、12d とでは、その係止片13a 、13b と係止片13c 、13d の上下の向きが逆になっているが、係止片を形成する切り目線の形状は180°回転すると同形状であるため、説明を簡単にするため、折り曲げ線14の右側端部の広幅シール部3b の上側に設けた係止部12c を代表として説明する。
上記の点は、以下の図7〜図10に示した係止部に関しても共通するため、同様に折り曲げ線14の右側端部の広幅シール部3b の上側に設けた係止部12c を代表として説明する。
即ち、図6に示した係止部12c は、図示したように、広幅シール部3b の領域内に、袋の外側端部から内側に向かう横方向の短い切り目線とそれに続いて斜め内側上方に向かう切り目線とその上端で外側に曲がる戻り部が設けられた形状の切り目線11c を設けて、係止片13c が形成されるように構成したものである。
また、図7に示した係止部12c は、図示したように、広幅シール部3b の領域内に、袋の外側端部から内側に向かう横方向の切り目線とそれに続いてRをもって斜め外側上方に伸びる切り目線とその上端で外側下方に曲がる戻り部が設けられた形状の切り目線11c を設けて、係止片13c が形成されるように構成したものである。
図8に示した係止部12c は、図示したように、広幅シール部3b の領域内に、袋の外側端部から内側にV字状に傾斜して下がった後、Rをもって斜め上方に折り返し、それに続いて垂直上方に伸びる切り目線とその上端で外側に曲がる戻り部が設けられた形状の切り目線11c を設けて、係止片13c が形成されるように構成したものである。
図9に示した係止部12c は、図示したように、広幅シール部3b の領域内に、袋の外側端部から内側にU字状に一旦下がった後、曲線状に上方に折り返し、それに続いて垂直上方に伸びる切り目線とその上端で外側に曲がる戻り部が設けられた形状の切り目線11c を設けて、係止片13c が形成されるように構成したものである。
図10に示した係止部12c は、図示したように、広幅シール部3b の領域内に、袋の外側端部から内側に向かう横方向の短い切り目線とそれに続いて斜め内側下方に向かう切り目線とその下端からRをもって垂直上方に伸びる切り目線とその上端で外側に曲がる戻り部が設けられた形状の切り目線11c を設けて、係止片13c が形成されるように構成したものである。
以上、図6〜図10に示したそれぞれの係止部12a 〜12d は、個々には例えば、図6に示した形状の係止部12a 〜12d では、袋の外側端部から内側に向かう横方向の短い切り目線とそれに続いて斜め内側上方または下方に向かう切り目線部が設けられているので、係止片13a 〜13d の先端側の幅が狭くなり、図4に示したように、前後の係止片13a と係止片13b 、および係止片13c と係止片13d の前後の位置関係を組み換えて係止する際、容易に組み換えて係止できる特徴があり、また、図7に示した形状の係止部12a 〜12d では、袋の外側端部から内側に向かう横方向の切り目線とそれに続いてRをもって斜め外側上方または下方に伸びる切り目線部が設けられているので、係止片13a 〜13d の先端側の幅が広くなり、図4に示したように、前後の係止片13a と係止片13b 、および係止片13c と係止片13d の前後の位置関係を組み換えて係止した際、係止部が外れにくくなる特徴があるなど、その係止性に関して多少の差はあるが、全体的には、図1に示した形状の係止部12a 〜12d と同様に、図4に示したように、前後の係止片13a と係止片13b 、および係止片13c と係止片13d の前後の位置関係を組み換えて、安定した状態に係止することができるので、開封した内容物の取り出し口を確実に再封することができる。
次に、本発明の再封可能な袋に用いるフィルムとしては、主にプラスチックを主体とする積層フィルムが用いられ、簡単な構成では、基材フィルム層にシーラント層を積層した構成の積層フィルムが用いられるが、袋に充填される内容物や、内容物充填後の取り扱い条件、或いは、水蒸気その他のガスバリヤー性、遮光性、各種の機械的強度など必要とされる性能に応じて、上記基材フィルム層とシーラント層との間などに、例えば、中間層として、水蒸気その他のガスバリヤー層や、遮光層、強度向上層などを積層した構成の積層フィルムを使用することができる。
上記基材フィルム層や水蒸気その他のガスバリヤー層、遮光層、強度向上層などの中間層、シーラント層などは、それぞれを単独の層で形成してもよいが、複数の層を積層して形成してもよい。
前記基材フィルム層には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルの二軸延伸フィルムのほか、ナイロン6、ナイロン66、MXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)などのポリアミドの二軸延伸フィルム、そして、二軸延伸ポリプロピレンフィルムなどを好適に使用することができる。
前記ガスバリヤー層としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリロニトリル(PAN)などのフィルムのほか、アルミニウム箔、或いは、シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着層やPVDCの塗膜層を設けた二軸延伸ナイロンフィルム(ONフィルム)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)などを使用することができる。
これらのうち、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着層を設けたフィルムは、不透明であるため遮光層を兼ねることもできる。
前記強度向上層としては、前記基材フィルムのいずれかを適宜追加積層してもよく、二軸延伸高密度ポリエチレンフィルムなどを防湿層を兼ねて積層することもできる。
また、中間層に易引き裂き性の一軸延伸ポリプロピレンフィルム、一軸延伸高密度ポリエチレン、易引き裂き性二軸延伸ポリエステルフィルム〔「エンブレット」PC(MD方向に易引き裂き性)ユニチカ(株)製〕などを、その延伸方向が袋を開封する際の引き裂き方向と一致するように積層することにより、易開封性手段として、引き裂きを容易にし、且つ、その方向性を安定化させることができる。
前記基材フィルム層とガスバリヤー層、遮光層、強度向上層などの中間層との積層には、公知のドライラミネーション法または押し出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)を用いることができる。
前記シーラント層には、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L・LDPE)のほか、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリプロピレンまたはその共重合体などを使用することができる。
シーラント層の積層は、上記の樹脂をフィルム状に製膜し、ドライラミネーション法または押し出しラミネーション法で積層する方法、或いは、上記の樹脂を押し出しコートして積層する方法などを採ることができる。但し、内容物がシーラント層に浸透しやすいものの場合は、ドライラミネーション法で積層することが好ましい。
次に、本発明の再封可能な袋の製造方法について説明する。
本発明の再封可能な袋は、先にも説明したように、例えば、袋の上部の端縁部をヒートシールする上部シール部の下側に、該上部シール部を切り取って内容物の取り出し口を設けるための開封手段を横方向に設け、該袋の左右両側の側部シール部に、袋の上部から下方に向けてシール幅を広くした広幅シール部を設けると共に、該両側の広幅シール部の前記開封手段が設けられた位置の下側の領域の上下の中間部に、該中間部同士を結ぶように該袋の折り曲げ線を横方向に設け、該折り曲げ線の上下の等しい距離の両側の広幅シール部に、該折り曲げ線で袋を折り返した時、互いに重なり合って係合可能な係止部を設けたことを特徴とするものであり、内容物の取り出し口の開封性や、開封された取り出し口を再封する際の折り曲げ線の折り曲げ適性などの点から、袋の形式は、三方シール形式または四方シール形式などの平パウチ形式のほか、スタンディングパウチ形式などの袋であることがより好ましい。
従って、基本的には採用した形式の袋の製袋機を利用して、これに開封手段のノッチを設けるための打ち抜き装置、ハーフカット線を設けるためのレーザー光照射装置、広幅シール部を設けるためのヒートシール装置、係止部を設けるための打ち抜き装置などを適宜追加付設することにより、その製袋機を使用して容易に製造することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
図1に示した構成(四方シール形式)の再封可能な袋100を作製することとし、以下の構成の積層フィルムを用いて、以下の寸法で再封可能な袋を作製して実施例1の再封可能な袋とした。
(1)壁面用積層フィルム1,1′の構成
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETフィルムと記載する)(厚み12μm)/接着剤/易引き裂き性の一軸延伸ポリプロピレンフィルム(厚み20μm)/接着剤/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(以下、L・LDPEフィルムと記載する)(厚み50μm)(シーラント層)
上記各フィルムの貼り合わせは、いずれもドライラミネーション法で行ったものであり、各フィルムの間の接着剤は、ドライラミネート用の二液硬化型ポリウレタン系接着剤を使用したものである。
(2)再封可能な袋の外形寸法および各部の寸法
袋の外形寸法は、全幅が160mmで、全長が245mmとし、上部シール部5のシール幅は7mm、底部シール部4および側部シール部2a 、2b のシール幅は各6mmとした。
広幅シール部3a 、3b は、それぞれ袋の上端から下方に向けての長さが96mmで、幅が16mmとなるように設けた。
上部シール部5の下には、4mmの間隔を開けて、開封手段として横方向に印刷による切り取り線9を設け、その両端にノッチ10a 、10b を設けた。
前記切り取り線9の下に、45mmの間隔を開けて横方向に印刷による袋の折り曲げ線14を設け、その左右の広幅シール部3a 、3b の領域内に、折り曲げ線14の上下に各20mmの間隔を開けて、それぞれ図示したように、外側から内側に向けて8mmの長さで横方向に入り、そこからRをもって垂直上方に10mmの長さで伸び、上端で外側に僅かに曲がる戻り部が設けられたL字状の切り目線11a 、11b 、11c 、11d による係止部12a 、12b 、12c 、12d を設けて作製した。
図2に示した構成(スタンディングパウチ形式)の再封可能な袋200を作製することとし、以下の構成の積層フィルムを用いて、以下の寸法で再封可能な袋を作製して実施例2の再封可能な袋とした。
(1)壁面用積層フィルム1,1′の構成
PETフィルム(厚み12μm)/接着剤/アルミニウム蒸着(蒸着厚み400Å)PETフィルム(以下、アルミ蒸着PETフィルムと記載する)(厚み12μm)/接着剤/L・LDPEフィルム(厚み50μm)(シーラント層)
(2)底面用積層フィルムの構成
PETフィルム(厚み12μm)/接着剤/アルミ蒸着PETフィルム(厚み12μm)/接着剤/L・LDPEフィルム(厚み40μm)
上記各フィルムの貼り合わせは、いずれもドライラミネーション法で行ったものであり、各フィルムの間の接着剤は、ドライラミネート用の二液硬化型ポリウレタン系接着剤を使用したものである。
(3)再封可能な袋の外形寸法および各部の寸法
再封可能な袋の寸法
袋の外形寸法は、全幅が160mmで、全長が230mmとし、底部のガセット部8の折り込み長さは38mmとした。
尚、上記以外の袋の胴部および上部の各部の寸法は、前記実施例1の再封可能な袋100と同様に作製し、特に、袋200の開封手段については、印刷による切り取り線9とその両端のノッチ10a 、10b に加えて、前記切り取り線9に沿ってレーザー光照射によるハーフカット線を設けたほかは、総て実施例1と同様に作製して実施例2の再封可能な袋とした。
図3に示した構成(スタンディングパウチ形式)の再封可能な袋300を作製することとし、袋に用いる積層フィルムは、壁面フィルム1、1′および底面フィルムとも、前記実施例2と同じ構成の積層フィルムを用い、また、袋の各部の構成と寸法に関しては、前記実施例2の再封可能な袋200(図2参照)の構成において、袋の折り曲げ線を一本追加して、第1の折り曲げ線14a を、上側左右の係止部12a 、12c の切り目線11a 、11c の略中間部同士を結ぶように設け、第2の折り曲げ線14b は、図2の折り曲げ線14と同じ位置に設け、また、折り曲げ線14b の左右の広幅シール部3a 、3b の上下の等しい距離に設けられる係止部12a 、12b 、12c 、12d に関しては、それぞれ上下で一対となる係止部12a 、12b と係止部12c 、12d において、切り目線11a と切り目線11b 、および切り目線11c と切り目線11d の向きが、図3に示したように上下が逆になるように変更して設けたほかは、総て実施例2と同様に作製して実施例3の再封可能な袋とした。
(試験およびその結果)
以上のように作製した実施例1、2、3の再封可能な袋について、その再封性を評価するため、以下のように試験を行った。
実施例1、2、3のそれぞれの再封可能な袋に、未シールの上部シール部5から内容物として、スナック菓子を適量ずつ充填した後、上部シール部5をヒートシールして袋を密封した。
上記のように作製した実施例1、2、3の再封可能な袋による包装体は、いずれも密封性に優れていた。特に実施例2と実施例3の再封可能な袋による包装体は、袋がスタンディングパウチ形式の袋であるため、いずれも安定した自立性を有し、外観もよく取り扱い性にも優れていた。
次いで、各包装体の上部シール部5を、その下の一方のノッチ10b を始点として切り取り線9に沿って手で引き裂いたところ、実施例1の再封可能な袋による包装体は、壁面用積層フィルム1、1′の中間層に易引き裂き性の一軸延伸ポリプロピレンフィルムを積層しており、また、実施例2、3の再封可能な袋による包装体は、切り取り線9の部分に印刷による切り取り線に加えてレーザー光照射によるハーフカット線を設けているので、引き裂き方向が切り取り線9からずれることも殆どなく、いずれも切り取り線9に沿ってきれいに引き裂いて内容物の取り出し口を開封することができた。
開封された内容物の取り出し口から、内容物の一部を取り出した後、開口部を偏平に閉じ、実施例1と実施例2の包装体は、図4に示したように、折り曲げ線14で袋の上部を前側に折り返して重なり合った係止部12a 、12b の係止片13a 、13b 、および係止部12c 、12d の係止片13c 、13d を、それぞれ前後の位置関係を組み換えることにより、開封された内容物の取り出し口を確実に再封することができた。
また、実施例3の包装体は、図5に示したように、第1の折り曲げ線14a で袋の上部を前側に折り返した後、更にその折り返し部を第2の折り曲げ線14b で巻き込むように前側に折り返して、その下端の左右両側で前後に重なり合った係止部12a 、12b の係止片13a 、13b 、および係止部12c 、12d の係止片13c 、13d を、それぞれ前後の位置関係を組み換えることにより、開封された内容物の取り出し口を一層確実に再封することができた。
本発明の再封可能な袋は、内容物を安全に密封包装できると共に、充填された内容物を使用する際に、内容物の取り出し口を開封し、少量ずつ内容物を取り出した後、その都度開封された取り出し口を簡便に再封できる袋として好適に使用できるものであるが、充填される内容物や用途に関しては特に制限はない。
本発明の再封可能な袋の第1の実施例の構成を示す模式正面図である。 本発明の再封可能な袋の第2の実施例の構成を示す模式正面図である。 本発明の再封可能な袋の第3の実施例の構成を示す模式正面図である。 図1、図2に示した構成の再封可能な袋を開封した後、その折り曲げ線と係止部を使用して、袋を再封した時の再封状態を説明する要部の斜視図である。 図3に示した構成の再封可能な袋を開封した後、その折り曲げ線と係止部を使用して、袋を再封した時の再封状態を説明する要部の斜視図である。 本発明の再封可能な袋の上部の左右両側の広幅シール部に設ける係止部の図1とは異なる第2の係止部の形状を示す要部の正面図である。 本発明の再封可能な袋の上部の左右両側の広幅シール部に設ける係止部の第3の係止部の形状を示す要部の正面図である。 本発明の再封可能な袋の上部の左右両側の広幅シール部に設ける係止部の第4の係止部の形状を示す要部の正面図である。 本発明の再封可能な袋の上部の左右両側の広幅シール部に設ける係止部の第5の係止部の形状を示す要部の正面図である。 本発明の再封可能な袋の上部の左右両側の広幅シール部に設ける係止部の第6の係止部の形状を示す要部の正面図である。
符号の説明
1、1′ 壁面フィルム(積層フィルム)
2a 、2b 側部シール部
3a 、3b 広幅シール部
4 底部シール部
5 上部シール部
6 底面フィルム折り返し部
7a 、7b 底面フィルム切り欠き部
8 ガセット部
9 切り取り線
10a 、10b ノッチ
11a 、11b 、11c 、11d 切り目線
12a 、12b 、12c 、12d 係止部
13a 、13b 、13c 、13d 係止片
14、14a 、14b 折り曲げ線
100、200、300 再封可能な袋

Claims (3)

  1. 周囲の端縁部を袋状にヒートシールしてなる積層フィルム製の袋において、該袋の上部の端縁部をヒートシールする上部シール部の下側に、該上部シール部を切り取って内容物の取り出し口を設けるための開封手段が横方向に設けられ、該袋の左右両側の側部シール部に、該袋の上部から下方に向けてシール幅を広くした広幅シール部が設けられると共に、該両側の広幅シール部の前記開封手段が設けられた位置の下側の領域の上下の中間部に、該中間部同士を結ぶように該袋の折り曲げ線が横方向に設けられ、該折り曲げ線の上下の等しい距離の両側の広幅シール部に、該折り曲げ線で袋を折り返した時、互いに重なり合って係合可能な係止部が設けられていることを特徴とする再封可能な袋。
  2. 周囲の端縁部を袋状にヒートシールしてなる積層フィルム製の袋において、該袋の上部の端縁部をヒートシールする上部シール部の下側に、該上部シール部を切り取って内容物の取り出し口を設けるための開封手段が横方向に設けられ、該袋の左右両側の側部シール部に、該袋の上部から下方に向けてシール幅を広くした広幅シール部が設けられると共に、該両側の広幅シール部の前記開封手段が設けられた位置の下側の領域の上部と中間部よりやや下寄りの位置に、上部同士を結ぶ第1の折り曲げ線と、中間部よりやや下寄りの位置同士を結ぶ第2の折り曲げ線とがそれぞれ横方向に設けられ、前記第1の折り曲げ線の両側の広幅シール部と、前記第2の折り曲げ線の下側で前記第1と第2の折り曲げ線の間と等しい距離の両側の広幅シール部とに、それぞれ上下で係合可能な係止部が設けられ、該袋を前記開封手段で開封した後、前記第1の折り曲げ線でその上部を一方に折り返し、更に、その折り返し部を第2の折り曲げ線で同方向に巻き込むように折り返した時、その折り返し部の左右両側の下端でそれぞれ上下の係止部が前後に重なり合い、その重なり合った係止部を係合させて折り返し部を係止するようにしたことを特徴とする再封可能な袋。
  3. 前記係止部が、それぞれ広幅シール部の外側から内側に向けて穿設された鉤状の切り目線で設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の再封可能な袋。
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