JP4593104B2 - チャックテープ付き紙容器 - Google Patents

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Description

本発明は、チャックテープ付き紙容器に関し、特に立体形状を有し、自立性を備えた紙容器の分野において、密封性よく取り付けることが難しかったチャックテープを確実に生産性よく取り付け、良好な再封性を付与したチャックテープ付き紙容器に関する。
従来、立体形状を有し、自立性を備えた紙容器としては、代表的な例として、上部を屋根型に形成したゲーベルトップタイプの紙容器のほか、上部をフラットに形成したフラットトップタイプやブリックタイプ(直方体形)などの紙容器がある。
このような紙容器は、飲料などの液体用紙容器として開発されたものであり、当然のことながら主に液状の内容物が充填され、充填された内容物を少量ずつ複数回に分割し、また、比較的長期間に渡って使用する場合には、容器の上部にキャップ付きの注出口を取り付けて注出適性と再封性を付与した紙容器が用いられていた。
このような紙容器は、容器自体に保形性があり、自立性、密封性などに優れることから、液状の内容物に限らず、粉状、粒状の内容物のほか、固形物用の包装容器としても使用されるようになっている。
しかし、充填される内容物が固形物で、且つ、複数回に分割して使用するような場合には、キャップ付きの注出口では、再封性はあっても口部が狭く内容物を容易に取り出せない問題があった。
このため、開封時には容器の上部を大きく開口できて、内容物を取り出しやすく、且つ、内容物の一部を取り出した後は、密封性よく再封することのできる紙容器が求められるようになっている。
このような要望に応えるために、例えば、袋の上部の開口部内面に取り付けられているチャックテープを紙容器の上部の開口部内面に取り付けることが考えられる。
このようなチャックテープ付き紙容器の先行技術文献情報として、(1)「チャック式紙パック」として、ゲーベルトップタイプの紙容器の上部の前後の傾斜板の上に連設される頂部の封止板の内面にチャックテープを取り付けた紙容器がある(特許文献1参照)。
また、(2)「自立形乳製飲料用容器」として、平坦底面を有する尾根型をなし、その上端部にはジッパーが形成されている自立形乳製飲料用容器(中間層に紙層を積層した積層シートで形成されている)がある(特許文献2参照)。
特開2002−274567号公報(第2頁、図2、図3) 特開平11−20822号公報(第2〜4頁、図17)
しかしながら、前記特許文献1に記載された「チャック式紙パック」は、ゲーベルトップタイプの紙容器の上部の前後の傾斜板の上に連設される頂部の封止板の内面にチャックテープを取り付けた形態であるため、試作的に少数を作製することは可能であっても、現行の紙容器の製造方式から判断して、生産性を大幅に低下させることなくチャックテープ付き紙容器を量産することは非常に難しい問題がある。
具体的に言うと、現行のゲーベルトップタイプの紙容器は、個々のブランク板を打ち抜きにより作製した後、フレームシーラーで胴部の熱接着を行い、一旦、筒状に熱接着され偏平に折り畳まれたカートンを作製する。次いで、このカートンを専用のフォーミング・充填・シール装置(通常、単に充填機と呼んでいる)のカートン供給部に積み上げて、1個ずつカートンを繰り出しながら、角筒状に起こしてマンドレルに挿入し、底部を折り込みながら加熱して熱接着させて底部を形成する。次いで、マンドレルからカートンを抜き取り、コンベアで水平方向に搬送しながら、上部の開口部から内容物の充填を行い、その後、カートン上部を屋根型に折り込みながらホットエアなどで接着部を加熱し、熱接着させて上部の封止を行っている。
従って、例えば、チャックテープの取り付けをカートンブランクまたは胴部を筒状に熱接着した段階で行う場合は、雄型のチャックテープと雌型のチャックテープを別々に所定の長さにカットして、それぞれを紙容器上部の前後の傾斜板の上に連設される頂部の封止板の内面に熱接着する必要があり、位置ずれなどを生じることなく、且つ生産性を低下することなく熱接着することは非常に難しい問題がある。更に、チャックテープの熱接着を行ったとしても、紙容器に内容物を充填した後、上部の接着部をホットエアなどで加熱して封止する際、その接着部とチャックテープとが近接しているため、チャックテープ自体も加熱されて、熱変形を生じ、或いは、チャックテープ同士が熱融着して使用できなくなる問題がある。この点は、例えば、チャックテープの取り付けを、紙容器に内容物を充填した後の段階で行う場合も同様である。
また、前記チャックテープの熱変形、或いはチャックテープ同士の熱融着の問題を解消するためには、例えば、前記紙容器の頂部の封止板を上方に延長してチャックテープの取り付け位置を、紙容器上部の接着部から離す方法も考えられるが、この方法では紙容器を開封した後、チャックテープで再封した時に、紙容器上部の折り込み部(最初の接着部)とチャックテープとの間の隙間が大きくなるため、チャックテープによる再封性自体が損なわれる問題が発生する。
また、前記特許文献2に記載された「自立形乳製飲料用容器」は、その特許請求の範囲の請求項1に記載されているように、「外側から内側へ形成された最外層と、印刷層と、紙層と、最内層としてのポリエチレン(PE)層とからなる自立形の乳製飲料用容器において、前記最外層が厚さ5〜50μmの高密度ポリエチレン(HDPE)層または厚さ0.5〜20μmのワックスコート層からなり、前記紙層は40〜150g/m2 の単位重量を有しており、前記最内層は厚さ15〜150μmのポリエチレン層であることを特徴とする自立形乳製飲料用容器。」を基本とするものであり、更に、請求項7に記載されているように、「前記自立形乳製飲料用容器は、平坦底面を有する尾根型をなし、その上端部にはジッパーが形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の自立形乳製飲料用容器。」(図17参照)を含むものである。
上記ジッパー付き自立形乳製飲料用容器は、その形状に関しては、「平坦底面を有する尾根型をなし、その上端部にはジッパーが形成されている」と記載されているのみであり、詳細な形状や製造方法は記載されていない。只、図17の斜視図から判断すると、前後の矩形状で傾斜する壁面板と左右の三角状の側面板と矩形状の底面板とを、それぞれの周囲を熱接着して容器本体を形成すると共に、その上端部にジッパーを熱接着して取り付けた形状と判断される。
しかし、上端部にジッパーを形成した場合、上部がジッパーのみで閉鎖されることになり、乳製飲料用容器としては密封性が不十分である。仮に上端部のジッパーの上に更にヒートシール部を設けて密封性をよくした場合でも、このような形状の容器は、従来の容器の形成と内容物の充填およびシールをシステム化した包装形態にはないため、新規に専用の包装システムを構築する必要があり、その設備の設計、製作などに費用がかかり、結果として、容器コストが割高になる問題がある。
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、立体形状を有し、自立性を備えた紙容器の分野において、液状、粉状、粒状などの流動性を有する内容物に限らず、固形物を充填し、且つ、複数回に分割して使用するような場合にも、紙容器の上部を大きく開口させることができて内容物を取り出しやすく、しかも内容物の一部を取り出した後は、密封性よく再封することのできるチャックテープ付き紙容器を生産性よく且つ安価に提供することである。
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。
即ち、請求項1に記載した発明は、紙を基材とする積層シートからなり、左右の端縁部には、側部シール部が縦方向の折り曲げ線で形成され、上下の端縁部には、底部シール部が横方向の折り曲げ線で形成され、中間部の横方向の半折り線を中心として、該半折り線の上下に、対称形にそれぞれ、上部重ね合わせ板、天面板、壁面板、底面板が順次連設され、前記壁面板の左右には、側面板が連設され、前記上部重ね合わせ板には、前記半折り線で半折りした時、互いに重なり合う位置に、横方向に開封手段として、前記半折り線に平行にミシン目線状の断続的な切り目線と、チャックテープ接着部が、前記半折り線から順に設けられているブランク板を用いて、前記半折り線で半折りすると共に、前記チャックテープ接着部が重なり合う位置に、予め雄型テープ体と雌型テープ体とを嵌合させたチャックテープを挿入し、外側から加熱加圧して熱接着し、両側の前記側部シール部をヒートシールし、前記底部シール部が未シールで開口する中間段階の折り畳まれた形状とする工程と、重ね合せた上部重ね合わせ板を残して下部を折り曲げ線により前後に広げて、起立した前記上部重ね合わせ板の下に前記天面板によるフラットな天面と、横断面が矩形状の胴部を形成し、底部が矩形状に開口する四角柱形状とし、起立する上部重ね合わせ板を背面側に折り曲げて寝かせ、左右両側に突出する突出部(耳部)を前記側面板側に折り曲げて熱接着などにより固定する工程と、開口する前記底部から内容物を充填し、前記底部シール部を合掌シール形式でヒートシールした後、前記底部シール部を、背面側に折り曲げて寝かせ、左右両側に突出する突出部(耳部)を前記底面板側に折り曲げて熱接着して固定する工程により直方体形に製造されることを特徴とするチャックテープ付き紙容器からなる。
本発明において、上記チャックテープは、互いに嵌合可能な凸条の雄型嵌合部が設けられた雄型テープ体と、凹条の雌型嵌合部が設けられた雌型テープ体とで構成され、容器の開口部の内面に、両者をその雄型嵌合部と雌型嵌合部とが対向するように配置し、そのテープ体部で容器に熱接着して取り付け、前記雄型嵌合部と雌型嵌合部との嵌合または解離により、容器の開閉を容易に、且つ繰り返し行えるようにするものである。
また、前記積層シートは、特に限定はされないが、通常の液体用紙容器に使用する積層シートと同様に、例えば、中間層に基材となる紙を用い、その両面にポリエチレンなどを押し出しコート法や押し出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)、或いは、ドライラミネーション法などで積層した積層シートを好適に使用することができる。また、積層シートにガスバリヤー性を付与する場合は、例えば、中間層などに更にガスバリヤー層を積層することができる。
前記開封手段に関しても、特に限定はされず、例えば、ミシン目線状の断続的な切り目線(以下、単にミシン目線と記載することがある)やハーフカット線、またはこれらにノッチを組み合わせて設けることができる。ミシン目線を設ける場合、例えば、積層前の紙に印刷と共に所定の位置にミシン目線を設けておいて、その両面にポリエチレンなどを積層することにより、容器の密封性を損なうことなく、開封手段を設けることができる。
また、請求項2に記載した発明は、前記チャックテープの上下両側またはいずれか一方の側に剥離可能な弱シール部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のチャックテープ付き紙容器からなる。
請求項3に記載した発明は、前記積層シートにガスバリヤー層が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のチャックテープ付き紙容器からなる。
請求項4に記載した発明は、前記チャックテープのテープ体部が、少なくとも二層の樹脂層で形成され、紙容器に熱接着される面の樹脂層に対して、反対側の面の樹脂層が相対的に高融点の樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のチャックテープ付き紙容器からなる。
請求項5に記載した発明は、前記紙容器が、直方体形の紙容器であって、該紙容器上部のブランク板の半折りによる重ね合わせ部を、この部分に設けられたチャックテープと共に折り曲げて該紙容器本体部に固定する際、その折り曲げを容易にするため、チャックテープの左右の折り曲げ位置に相当する部分に、該重ね合わせ部の外側からプレスによる押し潰し加工が施され、厚みを薄くした潰し部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のチャックテープ付き紙容器である。
請求項1に記載した発明によれば、チャックテープ付き紙容器を、紙を基材とする積層シートからなるブランク板をヒートシールして形成される胴部の横断面が矩形状の紙容器であって、その紙容器が上部にブランク板の半折りによる重ね合わせ部を有すると共に、その重ね合わせ部に容器の開封手段と開閉自在なチャックテープをこの順に設けた構成としているので、例えば、紙容器の本体部を直方体形に形成し、その上面中央部にブランク板の半折りによる重ね合わせ部が連続して設けられ、その重ね合わせ部に上側から容器の開封手段と開閉自在なチャックテープとが順に設けられた構成とすることができ、それにより、以下に列挙するような作用効果が得られる。
(1)容器の製造を横流し方式、即ち、長尺の積層シートに容器が横方向に連続して配置された形式で、押し罫(折り曲げ線)やリード罫の加工、および半折りしながら前記チャックテープの挿入、熱接着、サイドシール、ノッチ(開封手段の一つ)の打ち抜き、切断(容器の切り離し)を行い、また、内容物の充填シールを、容器の底部を開口部として上に向けて、容器の成形(フォーミング)と、底部からの内容物の充填、および底部の折り込みとシール、そして、シール部の折り畳みと左右両端の三角状突出部の折り畳み接着などの一連の工程をインラインで行えるので生産性に優れている。
(2)内容物の充填を容器の底部から行えるので、内容物の充填の際に、嵌合されたチャックテープの解離および再嵌合を行う必要がなく、充填操作が簡略化され生産性を向上させることができる。
(3)また、紙容器の胴部の横断面は矩形状であり、底面もフラットな矩形状に形成できるので、紙容器は自立性に優れている。
(4)充填された内容物を取り出す際には、紙容器の上部の積層シートの重ね合わせ部に設けられた容器の開封手段により、チャックテープの上側を容易に切り取って開封することができ、次いでチャックテープの嵌合を解離させることにより、紙容器の上部を大きく開口させ、内容物を容易に取り出すことができる。また、内容物の一部を取り出した後は、チャックテープを再嵌合させることにより開口部を容易に閉鎖できるので、次回の使用時まで内容物を安全に保存することができる。従って、充填された内容物を複数回に分けて取り出して使用する用途に便利に使用することができる。
(5)また、本発明のチャックテープ付き紙容器は、紙の質量比率を51%以上にすることも容易であるため、内容物を全部使用した後の紙容器は、紙のリサイクルに供することができる。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1に記載した発明のチャックテープ付き紙容器の構成において、前記チャックテープの上下両側またはいずれか一方の側に剥離可能な弱シール部を設けた構成としているので、例えば、剥離可能な弱シール部を前記チャックテープの下側(容器の本体側)に設けた場合は、容器の本体とチャックテープの間が確実に封止されるので、内容物が液状や粉体状のものであっても、チャックテープに触れることがなくなり、内容物の安全性を維持できると共に、紙容器自体の密封性を一層向上させることができる。また、剥離可能な弱シール部を前記チャックテープの上側、即ち、容器の開封手段と前記チャックテープの間に設けた場合は、容器の開封手段と前記チャックテープの間が確実に封止されるので、紙容器の開封前に衝撃などにより誤って容器の開封手段が損傷されても、紙容器の密封性が損なわれることがなくなり、更には、容器の開封手段自体も容器の密封性を気にすることなく形成できるので、一層容易に開封できる開封手段を設けることができる。
従って、前記のような構成を採ることにより、請求項1に記載した発明の作用効果に加えて、一層広範囲の内容物を安全に密封できると共に、密封自体の安全性にも一層優れたチャックテープ付き紙容器を提供することができる。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1または2に記載した発明のチャックテープ付き紙容器の構成において、前記積層シートにガスバリヤー層を設けた構成としているので、紙容器にガスバリヤー性を付与することができ、内部に充填される内容物の保存性を一層向上させることができる。
従って、前記のような構成を採ることにより、請求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、内部に充填される内容物が、酸素などの存在により変質しやすいものであっても、その保存性を向上させることができるので、一層広範囲の内容物を安全に密封包装できるチャックテープ付き紙容器を提供することができる。
請求項4に記載した発明によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載した発明のチャックテープ付き紙容器の構成において、前記チャックテープのテープ体部が、少なくとも二層の樹脂層で形成され、紙容器に熱接着される面の樹脂層に対して、反対側の面の樹脂層が相対的に高融点の樹脂で形成された構成としているので、チャックテープを紙容器の上部内面に熱接着して取り付ける際、例えば、雄型嵌合部を設けた雄型テープ体と雌型嵌合部を設けた雌型テープ体とを予め嵌合させた状態で、ブランク板の半折り部近傍の内面に挿入し、外側からそのテープ体部を加熱、加圧して紙容器に熱接着しても、紙容器に熱接着される面の樹脂層が先に軟化して紙容器に熱接着され、雄型テープ体と雌型テープ体が接する面の樹脂層は軟化されず、テープ体同士が熱接着されることがないので、より高温での熱接着が可能となる。
従って、請求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作用効果に加えて、チャックテープの熱接着速度を高めることができ、生産性を一層向上させることができる。
また、このような多層構成のチャックテープは、例えば、多層異形共押し出し成形法により生産性よく製造することができる。
請求項5に記載した発明によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載した発明のチャックテープ付き紙容器の構成において、前記紙容器を直方体形の紙容器としたものであって、そのために、特に紙容器上部のブランク板の半折りによる重ね合わせ部を、この部分に設けられたチャックテープと共に折り曲げて、該紙容器本体部に固定する際、その折り曲げを容易にするため、チャックテープの左右の折り曲げ位置に相当する部分に、該重ね合わせ部の外側からプレスによる押し潰し加工を施し、チャックテープの厚みを薄くした潰し部を設けて構成したものである。
このようなチャックテープの潰し部は、雄型テープ体と雌型テープ体とを予め嵌合させ、且つ、紙容器上部の前記重ね合わせ部の内面に熱接着して取り付けた後、その折り曲げ位置に相当する部分に、重ね合わせ部の外側からプレスして形成できるので、紙容器に取り付ける前の雄型テープ体と雌型テープ体とに別々に設ける必要がなく、また、紙容器への取り付けの際に、その位置がずれることもないので、生産性がよく、且つ、低コストで潰し部を形成することができる。このような潰し部の大きさは、特に限定はされないが、例えば、チャックテープと直交する方向に2mm程度の幅に設けることが好ましい。この程度の潰し部であれば、再封時の密封性にもそれほど大きな影響はない。
また、プレスには、少なくとも雄型を用い、温度は常温でもよいが、チャックテープの嵌合部などの融着を避ける意味もあり、90℃程度までの温度をかけることにより、一層安定した潰し部を形成することができる。
このような潰し部を設けることにより、前記重ね合わせ部を容易に且つ紙層に割れを発生することなく折り曲げることができる。
また、このような紙容器は、例えば、図1に示したようなブランク板を用いて、容器の胴部と上部のフォーミングを行った後、容器上部に起立する重ね合わせ部を一方に倒し、左右両側に三角状に突出する突出部(耳部)を、例えば、容器側面側に折り曲げて熱接着またはホットメルト接着剤などを用いて側面板に接着し、また、容器の底部に関しては、底部から内容物を充填した後、底部の折り曲げ線をそれぞれ折り曲げて、合掌シール形式で底部のシールを行い、そのシール部を一方に倒し、底部の左右両側に三角状に突出する突出部(耳部)を、例えば、容器底面側に折り曲げて、底面に熱接着などで固定することにより直方体形に形成することができる。
このように紙容器を形成することにより、請求項1乃至4のいずれかに記載した発明の作用効果に加えて、紙容器の上部および底部とも不要な突出部をなくすことができるので、紙容器の取り扱いが容易になると共に、整列や積み上げも容易に且つコンパクトに行えるようになる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明は、その要旨を越えない限り、これらの図面に限定されるものではない。
図1は、本発明のチャックテープ付き紙容器の製造に用いるブランク板の一例の構成を示す展開図である。
図2は、図1に示したブランク板を用いてチャックテープ付き紙容器を製造する際の中間段階の紙容器の形状を示す正面図である。
図3の(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のチャックテープ付き紙容器に用いるチャックテープの一例の構成を示す模式断面図である。
図4は、本発明のチャックテープ付き紙容器の第1の実施例の構成を示す斜視図である。
図5は、本発明のチャックテープ付き紙容器の第2の実施例の構成を示す斜視図である。
図1に示したブランク板50は、少なくとも中間層に基材の紙を積層し、その両側に、最内層または最外層としてポリエチレンなどの熱接着性樹脂を積層した積層シートを用いて、外形を矩形状に形成すると共に、その中に縦方向の折り曲げ線1a 、1b 、1c 、1d と、横方向の折り曲げ線2a 、2b 、2c 、2d 、2e 、2f 、2g 、2h 、2i 、および斜め方向の折り曲げ線3a 、3b 、3c 、3d 、3e 、3f 、3g 、3h を設けて、紙容器の形成に必要な各部の形成板が区画されて構成されている。
即ち、ブランク板50の左右の端縁部には、側部シール部9a 、9b が縦方向の折り曲げ線1a 、1d で形成され、上下の端縁部には、底部シール部10a 、10b が横方向の折り曲げ線2a 、2i で形成されている。
また、ブランク板50は、中間部の横方向の折り曲げ線2e (半折り線)を中心として、その上下に対称形に各部の形成板が設けられており、主要部について説明すると、横方向の折り曲げ線2e の上下に、上部の重ね合わせ板7a 、7b 、天面板6a 、6b 、壁面板4a 、4b 、そして、底面板8a 、8b がこの順に連設され、また、壁面板4a 、4b の左右には、側面板5a 、5c または側面板5b 、5d が連設され、更に、前記上部の重ね合わせ板7a 、7b には、ブランク板50を横方向の折り曲げ線2e で半折りした時、両側で互いに重なり合う位置に、横方向に開封手段としてのミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b と、チャックテープ接着部12a 、12b が順に設けられて構成されている。
上記チャックテープ接着部12a 、12b は、この場合、チャックテープの接着予定部であり、実際のチャックテープの熱接着は、ブランク板50を前記横方向の折り曲げ線2e で半折りして側部シール部9a 、9b をヒートシールする際、予め前記雄型テープ体と雌型テープ体とがその嵌合部で嵌合されたチャックテープをこの部分に挿入し、同時に外側からテープ体部を加熱、加圧して熱接着させる方法で行う。
このような方法でチャックテープを熱接着することにより、雄型テープ体と雌型テープ体とを別々にチャックテープ接着部12a 、12b に熱接着する方法と比較して、熱接着の位置ずれがなくなり、また、取り付け工程が簡略化されるので生産性よくチャックテープを取り付けることができる。
前記ブランク板50を半折りするために設けた横方向の折り曲げ線2e は、通常の押し罫による折り曲げ線でもよいが、折り曲げ線2e の両側に、開封手段としてのミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b を設けていることから、製造工程においてブランク板50を半折りする際に、誤ってミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b で折らないように、より折り曲げの容易な折り曲げ線であることが好ましく、そのためには、例えば、リード罫と呼ばれる折り曲げ線のように、開封手段として設けたミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b よりも切り目線の部分が長く、且つ、つなぎの部分にも筋押しが施されたような折り曲げ線とすることが一層好ましい。また、この切り目線はハーフカットの切り目線であってもよい。
横方向の折り曲げ線2e をこのような折り曲げ線とすることにより、ブランク板50の半折りの際に、誤って開封手段のミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b で折り曲げるようなことがなくなり、容易に且つ確実に横方向の折り曲げ線2e で半折りできるので折り位置不良による不良品の発生をなくすことができると共に、高速での折り曲げが可能となり生産性も向上させることができる。
このような横方向の折り曲げ線2e は、前記他の折り曲げ線と同様にラミネート後の積層シートに加工してもよいが、前述したように、開封手段のミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b と同様に、積層前の紙に印刷と共に設けておいて、その両面にポリエチレンなどを積層することにより、紙容器の密封性の低下を防止することができる。
前記横方向の折り曲げ線2e をラミネート後の積層シートに加工した場合は、ブランク板50の半折り後、上部重ね合わせ板7a 、7b を、例えば、横方向の折り曲げ線2e の折り返し部から両側で重なり合うミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b の直前までの領域でヒートシールすることにより、紙容器の密封性を維持させると共に、両側のミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b を近接させることができるので、開封の際のミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b の切り取りを一層容易に行えるようになる。
また、開封手段のミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b や半折り用の折り曲げ線2e に、断続的なハーフカット線または直線状のハーフカット線を使用する場合は、通常の刃物による方法で形成してもよいが、レーザー光照射による方法、超音波を利用する方法、ダイヤモンドカットと呼ばれる方法を使用することにより、精度と安定性に優れたハーフカット線を形成することができる。
ブランク板50に用いる積層シートは、前述したように、少なくとも中間層に基材の紙を積層し、その両側に最内層または最外層としてポリエチレンなどの熱接着性樹脂を積層した積層シートを用いるが、中間層には必要に応じて更に水蒸気その他のガスバリヤー層や強度向上層などを設けることができる。
また、紙容器に絵柄等の印刷層を設ける場合、通常は基材の紙の表面に印刷するが、仮に基材の紙の印刷適性が良くない場合は、例えば、強度向上層を兼ねて二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムなどに絵柄等の印刷層を設け、そのフィルムを紙と最外層の熱接着性樹脂層との間に積層することもできる。
基材の紙は、剛性があり、且つ、折り曲げ線などで折り曲げた時、割れの生じにくい紙が好ましいが、特に限定はされず、紙容器に充填される内容物に応じて、耐水性(サイズ度)なども考慮して適するものを適宜に選定して使用することができる。
具体例として、上質紙、晒クラフト紙、コップ原紙、ミルクカートン原紙などを好適に使用することができ、その米坪量は、90〜320g/m2 の範囲が適当である。
最内層または最外層の熱接着性樹脂層(シーラント層)の樹脂としては、高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L・LDPE)のほか、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン・メタクリル酸のランダム共重合体(EMAA)、エチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EEA)、アイオノマー、そして、ポリプロピレンおよびその共重合体、ポリエステル系樹脂などを使用することができ、これらの中から、充填される内容物に応じて、適するものを適宜に選定して使用することができる。
上記の熱接着性樹脂のうち、特にエチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)およびエチレン・メタクリル酸のランダム共重合体(EMAA)は、押し出しコートなどの加工時の熱安定性、各種の基材に対する接着性、低温ヒートシール性などに優れると共に、薄膜形成性にも優れているので、厚みをそれほど必要としない最外層の熱接着性樹脂層を、例えば、6〜10μmのような厚みに押し出しコートして積層することも容易であり、プラスチック材料の使用比率を低減できると同時に、コスト面でも大きなメリットを得ることができる。
以上のような最内層または最外層の熱接着性樹脂層は、その積層面に必要に応じてアンカーコートなどの易接着性処理を施した後、その上に樹脂を押し出しコートして積層できるほか、熱接着性樹脂を予めフィルム状に製膜しておいて、そのフィルムを公知のドライラミネーション法または押し出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)などで貼り合わせて積層することができる。
積層シートの中間層にガスバリヤー層を積層する場合、ガスバリヤー層としては、アルミニウム箔などの金属箔のほか、アルミニウム、シリカ、アルミナなどの金属または無機酸化物を二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETフィルム)、二軸延伸ナイロンフィルム(以下、ONフィルム)、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、OPPフィルム)などの基材フィルムに、厚み200〜1000Åに蒸着した蒸着フィルム、或いは、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム(以下、EVOHフィルム)、MXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)の二軸延伸フィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、そして、ポリ塩化ビニリデンの塗膜層を設けたPETフィルム、ONフィルム、OPPフィルムなどを使用することができる。
このようなガスバリヤー層は、通常、中間層の紙の内側の面に積層することが、そのガスバリヤー性を効果的に利用できる点で好ましいが、ガスバリヤー層にアルミニウムなどの金属箔や金属蒸着フィルムを使用した場合は、そのメタリック感をデザインにも利用するため、紙の外側の面に積層することもできる。ガスバリヤー層の積層は、公知のドライラミネーション法または押し出しラミネーション法などにより容易に積層することができる。
また、前記チャックテープの上下両側またはいずれか一方の側に、剥離可能な弱シール部を設ける場合は、図には示していないが、ブランク板50を横方向の折り曲げ線2e で半折りした際に、互いに接する上部重ね合わせ板7a 、7b のうち、両側の側部シール部9a 、9b を除く領域で、前記弱シール部を設けたい位置、例えば、チャックテープの下側に弱シール部を設ける場合は、チャックテープ接着部12a と横方向の折り曲げ線2d との間のスペースと、チャックテープ接着部12b と横方向の折り曲げ線2f との間のスペースの両方の面、またはいずれか一方の面に、チャックテープ接着部12a 、12b に沿って、グラビア印刷またはフレキソ印刷など手段でパターン状にイージーピール性の熱接着性樹脂や抗ヒートシール剤と呼ばれる樹脂の塗布液を塗布、乾燥しておいて、その部分をヒートシールする方法で形成することができる。
前記剥離可能な弱シール部は、密封性を有すると同時に適度の力で剥離できることが好ましく、そのヒートシール強度は、1〜16N/15mm幅の範囲が好ましい。
このような弱シール部をイージーピール性の熱接着性樹脂で形成する場合は、そのイージーピール性の熱接着性樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレンやエチレン−酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン系樹脂に、ポリスチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリブテン−1、無機または有機の充填剤、ポリエチレンワックス、脂肪酸アマイドなどを、添加剤として適宜に混合した樹脂組成物などを使用することができる。
前記無機または有機の充填剤は、無機の充填剤としては、シリカ、炭酸カルシウム、タルク、カオリン、クレー、酸化チタン、アルミナ、水酸化アルミニウムなどの粉末を使用することができ、特にシリカの粉末が好ましい。また、有機の充填剤としては、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン、フッ化エチレン系樹脂、シリコーン樹脂などの粉末を使用することができる。
前記樹脂組成物中の前記添加剤の含有量は、4〜40質量%の範囲が好ましく、添加剤の含有量が4質量%未満の場合は、ヒートシール強度が強くなり、良好な弱シール部(イージーピール性)を得られず、また、添加剤の含有量が40質量%を超える場合は、ヒートシール強度が弱くなりすぎるため好ましくない。
上記のようなイージーピール性の熱接着性樹脂の塗布量は、乾燥時の塗布量で2〜8g/m2 が好ましく、3〜5g/m2 が更に好ましい。
また、前記弱シール部を抗ヒートシール剤で形成する場合は、その抗ヒートシール剤としては、基材の樹脂に離型剤を適宜の量で混合した樹脂組成物を使用することができる。この基材の樹脂には、例えば、エチルセルロース、環化ゴム、アクリル系樹脂などを使用することができ、離型剤には、例えば、シリコーン樹脂、ポリエチレンワックス、大豆レシチン、高級脂肪酸アマイドなどを使用することができる。抗ヒートシール剤を塗布する場合、その塗布量は少なくてよく、厚みにして、0.3〜2μmの範囲が適当である。
次に、図2は、前記図1に示したブランク板を用いてチャックテープ付き紙容器を製造する際の中間段階の紙容器の形状を示す正面図であり、最上部が前記図1に示したブランク板50の横方向の折り曲げ線2e で半折りされた折り曲げ部で形成され、半折りと共に、チャックテープ接着部12a 、12b が重なる位置に、予め雄型テープ体と雌型テープ体とを嵌合させたチャックテープを挿入し、外側からそのテープ体部を加熱、加圧して熱接着し、次いで左右の端縁部を側部シール部9a 、9b でヒートシールして、下部(底部)が開口する袋状に形成し、また、チャックテープ接着部12a 、12b の上側で重なり合うミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b の両端にノッチ13a 、13b を設けて構成したものである。
尚、チャックテープの折り曲げ部に、前述した潰し部を設ける場合は、図には示していないが、チャックテープ接着部12b に熱接着されたチャックテープが、縦方向の折り曲げ線1b 、1c と直交する位置に、それぞれ2mm幅程度の大きさに外側から熱プレスなどで加圧してチャックテープを押し潰し、厚みが薄くなるように変形させることにより設けることができる。
このようなチャックテープ付き紙容器は、実際の製造の際には、特に限定はされないが、生産性をよくするため、紙容器の製造と、内容物の充填、シールをインラインで行う装置を用いて、ロール状に巻き上げられた長尺の印刷済み積層シートを繰り出して、紙容器が横につながった形式で、折り曲げ線の加工、半折り、およびチャックテープの挿入、熱接着、側部シール部のヒートシール、ノッチの打ち抜きなどを行い、次いで個々の紙容器に切断する方法で図2に示した形状の紙容器の製造を行い、続いて、開口する紙容器の底部を上にして、立体形状への紙容器の起こしと、紙容器上部の重ね合わせ部の折り曲げ、および両側突出部(耳部)の容器側面への接着を行い、開口する底部から内容物の充填を行った後、底部シール部のヒートシールと折り曲げを行い、その後、底部の両側に突出する突出部(耳部)の底面板への折り曲げと熱接着を行ってチャックテープ付き紙容器包装体を完成させることができる。
図3の(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のチャックテープ付き紙容器に用いるチャックテープの一例の構成を示す模式断面図であり、(イ)に示したチャックテープ20a は、凸条の雄型嵌合部21を設けた雄型テープ体23と凹条の雌型嵌合部22を設けた雌型テープ体24とで構成され、且つ、雄型テープ体23と雌型テープ体24の少なくとも紙容器に熱接着されるテープ体部を、紙容器に熱接着される面の樹脂層25とその反対側の面の樹脂層26の二層の樹脂層で形成して構成したものである。
このような構成を採ることにより、前記テープ体部の紙容器に熱接着される面の樹脂層25を、例えば、紙容器の最内層(シーラント層)と同一もしくはそれと熱接着性のよい樹脂で形成し、その反対側の面の樹脂層26は、前記紙容器に熱接着される面の樹脂層25に用いた樹脂よりも融点の高い樹脂で形成することができる。
チャックテープのテープ体部を上記のように形成することにより、紙容器にチャックテープを取り付ける際、前述したように、予め雄型テープ体23と雌型テープ体24とを嵌合させた状態で紙容器に挿入し、外側からそのテープ体部を加熱、加圧して熱接着しても両側のテープ体同士が熱接着することがなくなるので、高温での熱接着が可能となり、チャックテープの取り付け速度を高めることができる。
尚、前記樹脂層25に用いる樹脂と樹脂層26に用いる樹脂の融点の差は、5〜25℃程度の範囲であることが好ましい。融点の差が5℃未満の場合は、チャックテープを取り付ける際の加熱温度をそれほど高くできないため、チャックテープの取り付け速度の向上効果が不十分となり、融点の差が25℃を超える場合は、既に十分な高温加熱が可能で、チャックテープの取り付け速度の向上効果も得られるため、その必要性が少なく、むしろ前記樹脂層25と樹脂層26の接着性が低下し、また、多層異形共押し出し成形などの成形適性も低下するため好ましくない。
次に、(ロ)に示したチャックテープ20b は、前記(イ)に示したチャックテープ20a の構成において、二層の樹脂層で形成したそれぞれのテープ体部を、紙容器に熱接着される面の樹脂層25と、その反対側の面の樹脂層26との間に、それぞれ接着性樹脂層27を追加して積層し、三層の樹脂層で形成して構成したものである。
このような構成は、前記紙容器に熱接着される面の樹脂層25の樹脂と、その反対側の面の樹脂層26の樹脂の融点の差が大きい場合、或いは、両者に異種の樹脂を使用した場合に、前記樹脂層25と樹脂層26の接着性が不十分となることがあるため、接着性樹脂層27を設けて両者の接着性を向上させたものである。
図3の(イ)、(ロ)に示したチャックテープ20a 、20b において、雄型テープ体23と雌型テープ体24の紙容器に熱接着される面の樹脂層25と、その反対側の面の樹脂層26に用いる樹脂に、5〜25℃程度の範囲で融点の差を付ける場合、紙容器に熱接着される面の樹脂層25の樹脂には、紙容器の最内層のシーラント層と熱接着可能な樹脂を使用する必要があり、実際に紙容器の最内層のシーラント層に使用されている樹脂に対応して、例えば、前記紙容器の最内層または最外層の熱接着性樹脂層(シーラント層)の樹脂として挙げたものの中から、適宜に同一の樹脂または同種の樹脂を選定して使用することができる。
また、紙容器に熱接着される面と反対側の面の樹脂層26に用いる樹脂としては、前記紙容器に熱接着される面の樹脂層25に用いた樹脂よりも、融点が5〜25℃程度の範囲で高く、且つ、前記樹脂層25の樹脂と多層異形共押し出し成形が可能な樹脂であれば、特に限定はされず、例えば、前記紙容器の最内層または最外層の熱接着性樹脂層(シーラント層)の樹脂として挙げた樹脂のうち、比較的融点の高いポリプロピレンおよびその共重合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリエステル系樹脂のほか、ポリ−4−メチルペンテン−1共重合体なども使用することができる。
尚、本発明のチャックテープ付き紙容器に用いるチャックテープは、その雄型テープ体と雌型テープ体とが、それぞれ単一の樹脂層で形成されたもの(図示せず)も使用できるが、その場合は、紙容器に熱接着する際に、高温をかけられないため加熱圧着の時間が多少長くなり、生産性が低下する点でやや不利である。
また、図3の(イ)、(ロ)に示したチャックテープ20a 、20b では、いずれもその雄型嵌合部21と雌型嵌合部22とが、紙容器に熱接着される面と反対側の面の樹脂層26の樹脂と同じ樹脂で形成された構成で示したが、通常、このようなチャックテープは、多層の異形共押し出し成形法で製造できるため、金型の変更により、雄型嵌合部21と雌型嵌合部22の両方を紙容器に熱接着される面の樹脂層25の樹脂と同じ樹脂で形成することもでき、また、一方(例えば、雌型嵌合部22)を紙容器に熱接着される面の樹脂層25の樹脂で形成し、もう一方(例えば、雄型嵌合部21)をその反対側の面の樹脂層26の樹脂で形成することもできる。
図4、図5は、それぞれ本発明のチャックテープ付き紙容器の一実施例の構成を示す斜視図である。
図4に示したチャックテープ付き紙容器100は、外形を直方体形に形成したものであり、このようなチャックテープ付き紙容器100は、請求項5に記載した発明でその製造方法の概略を説明したように、例えば、図1に示した構成のブランク板50を用いて、図2に示すように中間部の横方向の折り曲げ線2e で半折りすると共に、そのチャックテープ接着部12a 、12b が重なり合う位置に、予め雄型テープ体と雌型テープ体とを嵌合させたチャックテープを挿入し、そのテープ体部を外側から加熱加圧して熱接着し、続いて両側の側部シール部9a 、9b をヒートシールし、また、前後で重なり合うミシン目線状の断続的な切り目線11b (11a )の両端にはノッチ13a 、13b を設けて、底部シール部10b (10a )が未シールで開口する中間段階の折り畳まれた形状のチャックテープ付き紙容器を作製する。
次いで、この紙容器を、底部の開口部からマンドレルを差し込んで、上部重ね合わせ板7a 、7b を残して、その下部を折り曲げ線により前後に広げて、上部重ね合わせ板7b (7a )が上部に起立し、その下に天面板6b 、6a によるフラットな天面と横断面が矩形状の胴部が続き、底部が矩形状に開口する紙容器をフォーミングする。また、上部に起立する上部重ね合わせ板7b (7a )は、通常、背面側(天面板6a 側)に折り曲げて寝かせ、左右両側に突出する突出部(耳部)を側面板5d 、5c または側面板(5b 、5a )側に折り曲げて熱接着などにより固定する。
このようにフォーミングした紙容器の底部を上に向けて、開口する底部から内容物を充填し、次いで、底部の折り曲げを行って、底部シール部10b (10a )を合掌シール形式でヒートシールした後、底部シール部10b (10a )を、例えば、背面側(底面板8a )側に折り曲げて寝かせ、左右両側に突出する突出部(耳部)を底面板(8b 、8a )側に折り曲げて熱接着して固定することにより、直方体形のチャックテープ付き紙容器包装体が完成される。
尚、図4に示したチャックテープ付き紙容器100の構成において、上部重ね合わせ板7b (7a )に設けたミシン目線状の断続的な切り目線11b (11a )の下側の内面には、前述したようにチャックテープが熱接着されているが、外側からは見えない位置であるため省略して示した。
図5に示したチャックテープ付き紙容器200は、前記図4に示したチャックテープ付き紙容器100の構成において、紙容器の上部に設けた上部重ね合わせ板7b 、7a を寝かせて左右両側に突出する突出部(耳部)を側面板5d 、5c または側面板(5b 、5a )側に折り曲げて熱接着などにより固定することをせず、そのまま上方に起立させて構成したものである。
本発明のチャックテープ付き紙容器では、紙容器本体の上部にブランク板を半折りして形成される重ね合わせ部、即ち、上部重ね合わせ板7b 、7a を比較的広い面積で設け、その部分に少なくとも容器の開封手段と開閉自在なチャックテープを設けている。
従って、上部重ね合わせ板7b 、7a を上方に起立させた構成とすることにより、輸送や保管の際の効率は低下するが、その外面を紙容器本体の外面と共に、紙容器のデザインに利用することができるので、本発明のチャックテープ付き紙容器を用いた商品の販売促進効果を向上させることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
図1に示した構成のブランク板50を用いて図4に示した構成のチャックテープ付き紙容器100を作製することとし、以下のように底部が開口するチャックテープ付き紙容器を作製して、実施例1のチャックテープ付き紙容器とした。
(1)ブランク板の積層シートには、下記の構成の積層シートを用いた。
(外側)LDPE層(厚み20μm)/絵柄等印刷層・紙(130g/m2 )/LDPE層(厚み20μm)/L・LDPEフィルム(厚み40μm)
上記構成において、最外層のLDPE層は、紙の印刷層面にLDPEを押し出しコートして積層したものであり、最内層のL・LDPEフィルムは、紙の内側の面に接着層としてLDPEを用いた押し出しラミネート法で貼り合わせて積層したものである。
(2)紙容器の上部重ね合わせ板の内面に熱接着して取り付けるチャックテープは、雄型テープ体および雌型テープ体とも熱接着されるテープ体部が二層の積層構成で、紙容器に熱接着される面の樹脂層がL・LDPEで形成され、その反対側の面の樹脂層がMDPEで形成され、また、雄型および雌型の嵌合部はいずれもL・LDPEで形成されたもので、テープ体部の幅がいずれも13mmのものを用いた。
(3)ブランク板50の寸法は、縦440mm、横169mmの長方形で、周囲の端縁部にシールしろとして、左右の端縁部にはそれぞれ幅7mmの側部シール部9a 、9b を設け、上下の端縁部にはそれぞれ幅10mmの底部シール部10a 、10b を設け、その内側に、中間部の横方向の折り曲げ線2e を中心線として、その上下に対称形に上部重ね合わせ板7a 、7b 、天面板6a 、6b 、壁面板4a 、4b およびその側部に側面板(5a 、5c )、(5b 、5d )、そして、底面板8a 、8b の順に、それぞれ折り曲げ線を介して連設し、完成後の直方体形の紙容器の寸法が、幅が95mm、高さが120mm、奥行きが60mmとなるように形成した。
尚、上部重ね合わせ板7a 、7b は、縦方向の長さを各30mmとし、紙容器のフォーミングの際、一方に寝かせて天面板に重ねた時、その先端が天面板の端部と一致するように設けた。
そして、上部重ね合わせ板7a 、7b には、ブランク板50を横方向の折り曲げ線2e で半折りした時、上端となる横方向の折り曲げ線2e から6mm下方の位置に容器の開封手段としてミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b を横方向に積層シートの紙に印刷と共に設け、また、その下に5mmの間隔をあけて上部重ね合わせ板7a 、7b の内面に前記チャックテープ(幅13mm)を熱接着するように構成した。
また、前述した方法で、ブランク板50の半折りとチャックテープの熱接着および側部シール部9a 、9b のヒートシールを行った後、重なり合うミシン目線状の断続的な切り目線11a 、11b の両端にノッチ13a 、13b (図2参照)を設け、また、チャックテープが縦方向の折り曲げ線1b 、1c と直交する位置には、それぞれ熱プレスにより2mm幅のチャックテープの潰し部を設けておいて、底部が開口するチャックテープ付き紙容器を作製し、実施例1のチャックテープ付き紙容器とした。
前記実施例1のチャックテープ付き紙容器の構成において、ブランク板50の作製の際、上部重ね合わせ板7a 、7b の内面のチャックテープ接着部12a 、12b の下側(容器本体側)で、両側端縁部の側部シール部9a 、9b を除く領域に6mm幅で前記抗ヒートシール剤を塗布し、チャックテープの取り付け時に、その抗ヒートシール剤塗布部をヒートシールして弱シール部を設けたほかは、全て実施例1と同様に加工して実施例2のチャックテープ付き紙容器を作製した。
以上のように作製した実施例1および実施例2のチャックテープ付き紙容器に、それぞれ底部から内容物としてスナック菓子を充填し、次いで、底部の折り込み、および底部シール部10a 、10b のヒートシールとそのヒートシール部の底面板への寝かせ、および底部の左右両側に突出する突出部(耳部)の底面板側への折り曲げと底面板への熱接着を行って、実施例1および実施例2の直方体形のチャックテープ付き紙容器包装体を完成させた。
以上のように作製した実施例1および実施例2の直方体形のチャックテープ付き紙容器包装体について、特に、その開封性と内容物の取り出し適性、およびチャックテープによる再封性をテストしたところ、いずれも上部重ね合わせ板7a 、7b の上部に開封手段として設けたノッチとミシン目線状の断続的な切り目線により、容易にミシン目線状の断続的な切り目線の上部を切り取って開封することができた。次いで、開封された上部重ね合わせ板7a 、7b の上端部を摘んで両側に引き離すことにより、チャックテープの嵌合を容易に解離でき、紙容器の上部が全幅に渡って開口され、内部に充填されたスナック菓子を容易に取り出すことができた。
尚、実施例2のチャックテープ付き紙容器包装体は、チャックテープの下側に抗ヒートシール剤による弱シール部を設けているが、そのシール強度は2〜6N/15mm幅であったため、特に大きな力を必要とすることもなく、チャックテープの嵌合を解離させる力と同程度の力で容易に剥離して紙容器の上部を開口させることができた。
また、内容物の一部を取り出した後は、実施例1および実施例2のチャックテープ付き紙容器包装体とも、容易にチャックテープを再嵌合させて紙容器を再封することができ、残りの内容物を安全に保存することができた。
以上のようなチャックテープ付き紙容器は、紙容器全体の質量に対する紙の質量比率は約55質量%であり、紙容器としての基準である51質量%以上を十分に満たすものである。
本発明のチャックテープ付き紙容器は、自立性、保形性を有すると同時に、開封性および再封性に優れ、しかも容器上部を大きく開口させることができ、内容物が固形物であってもその取り出しが容易で、充填された内容物を少量ずつ複数回に分割して使用する場合に特に好適に使用できるものであり、内容物に関しては、固形物はもとより、粒状、粉状、液状など広範囲の内容物に使用でき特に制限はない。
本発明のチャックテープ付き紙容器の製造に用いるブランク板の一例の構成を示す展開図である。 図1に示したブランク板を用いてチャックテープ付き紙容器を製造する際の中間段階の紙容器の形状を示す正面図である。 (イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のチャックテープ付き紙容器に用いるチャックテープの一例の構成を示す模式断面図である。 本発明のチャックテープ付き紙容器の第1の実施例の構成を示す斜視図である。 本発明のチャックテープ付き紙容器の第2の実施例の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1a 、1b 、1c 、1d 縦方向の折り曲げ線
2a 、2b 、2c 、2d 、2e 、2f 、2g 、2h 、2i 横方向の折り曲げ線
3a 、3b 、3c 、3d 、3e 、3f 、3g 、3h 斜め方向の折り曲げ線
4a 、4b 壁面板
5a 、5b 、5c 、5d 側面板
6a 、6b 天面板
7a 、7b 上部重ね合わせ板
8a 、8b 底面板
9a 、9b 側部シール部
10a 、10b 底部シール部
11a 、11b ミシン目線状の断続的な切り目線
12a 、12b チャックテープ接着部
13a 、13b ノッチ
20a 、20b チャックテープ
21 雄型嵌合部
22 雌型嵌合部
23 雄型テープ体
24 雌型テープ体
25 紙容器に熱接着される面の樹脂層
26 樹脂層
27 接着性樹脂層
50 ブランク板
100、200 チャックテープ付き紙容器

Claims (5)

  1. 紙を基材とする積層シートからなり、左右の端縁部には、側部シール部が縦方向の折り曲げ線で形成され、上下の端縁部には、底部シール部が横方向の折り曲げ線で形成され、中間部の横方向の半折り線を中心として、該半折り線の上下に、対称形にそれぞれ、上部重ね合わせ板、天面板、壁面板、底面板が順次連設され、前記壁面板の左右には、側面板が連設され、前記上部重ね合わせ板には、前記半折り線で半折りした時、互いに重なり合う位置に、横方向に開封手段として、前記半折り線に平行にミシン目線状の断続的な切り目線と、チャックテープ接着部が、前記半折り線から順に設けられているブランク板を用いて、
    前記半折り線で半折りすると共に、前記チャックテープ接着部が重なり合う位置に、予め雄型テープ体と雌型テープ体とを嵌合させたチャックテープを挿入し、外側から加熱加圧して熱接着し、両側の前記側部シール部をヒートシールし、前記底部シール部が未シールで開口する中間段階の折り畳まれた形状とする工程と、
    重ね合せた上部重ね合わせ板を残して下部を折り曲げ線により前後に広げて、起立した前記上部重ね合わせ板の下に前記天面板によるフラットな天面と、横断面が矩形状の胴部を形成し、底部が矩形状に開口する四角柱形状とし、起立する上部重ね合わせ板を背面側に折り曲げて寝かせ、左右両側に突出する突出部(耳部)を前記側面板側に折り曲げて熱接着などにより固定する工程と、
    開口する前記底部から内容物を充填し、前記底部シール部を合掌シール形式でヒートシールした後、前記底部シール部を、背面側に折り曲げて寝かせ、左右両側に突出する突出部(耳部)を前記底面板側に折り曲げて熱接着して固定する工程により直方体形に製造されることを特徴とするチャックテープ付き紙容器。
  2. 前記チャックテープの上下両側またはいずれか一方の側に剥離可能な弱シール部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のチャックテープ付き紙容器。
  3. 前記積層シートにガスバリヤー層が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のチャックテープ付き紙容器。
  4. 前記チャックテープのテープ体部が、少なくとも二層の樹脂層で形成され、前記紙容器に熱接着される面の樹脂層に対して、反対側の面の樹脂層が相対的に高融点の樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のチャックテープ付き紙容器。
  5. 前記紙容器が、直方体形の紙容器であって、該紙容器上部の前記ブランク板の半折りによる前記上部重ね合わせ部を、この部分に設けられた前記チャックテープと共に折り曲げて前記紙容器本体部に固定する際、その折り曲げを容易にするため、前記チャックテープの左右の折り曲げ位置に相当する部分に、前記上部重ね合わせ部の外側からプレスによる押し潰し加工が施され、厚みを薄くした潰し部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のチャックテープ付き紙容器。
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