JP7384094B2 - チャック付き紙容器 - Google Patents
チャック付き紙容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7384094B2 JP7384094B2 JP2020056808A JP2020056808A JP7384094B2 JP 7384094 B2 JP7384094 B2 JP 7384094B2 JP 2020056808 A JP2020056808 A JP 2020056808A JP 2020056808 A JP2020056808 A JP 2020056808A JP 7384094 B2 JP7384094 B2 JP 7384094B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper container
- zipper
- plate
- line
- zippered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cartons (AREA)
Description
チャック付き紙容器80の上縁部がわから順次、チャック付き紙容器80の天部871を開封する易開封加工線851、開封されたチャック付き紙容器80の天部871を開閉自在なチャックテープ861がある。
また、従来技術の説明を行う際に使用する符号は、本開示と区別するために、80番代又は800番代としている。
さらに上部重ね合わせ板834にはチャックテープ861も接合されているため、当該部分の積層数は多くなり、当該部分の厚さがさらに厚くなるからである。
その層構成は、
(表面がわ) 低密度ポリエチレン(LDPE)層881 / 紙基材層882 /
低密度ポリエチレン(LDPE)層883 (裏面がわ)、
からなる。
層構成は、
(表面がわ) 低密度ポリエチレン(LDPE)層881 / 紙基材層882 /
エチレン・メタクリル酸のランダム共重合体(EMAA)層884 /
シリカ蒸着PET層885 / 低密度ポリエチレン(LDPE)層883
(裏面がわ)、
からなる。
従来技術のチャック付き紙容器80の最外層である表がわ上部重ね合わせ板834bに損傷(亀裂)879が生じている。さらに内がわとなる裏がわ上部重ね合わせ板834aにまで損傷(亀裂)879が及ぶことがある。
すなわち、
紙を基材とする積層シート78からなる1枚のブランク板93が組み上げられるチャック付き紙容器90において、
前記チャック付き紙容器90の上部に、前記ブランク板93を重ね合わせて接合される上部重ね合わせ板34、及び前記上部重ね合わせ板34の下がわに連設される天面板33とからなる天部71と、
前記上部重ね合わせ板34の左右に連設される天部の側部板41と、
前記天部71の左右に連設される天部がわ突出部74と、
前記天部71の下がわに備わる胴部72と、
前記胴部72の下がわに備わる底部73と、
前記上部重ね合わせ板34の横断方向に備えられるチャックテープ61と、
前記胴部72を形成する縦方向の稜部72dのうち、少なくとも1つの前記稜部72dの上部において、一対の上がわ稜折り曲げ線72e-1、72e-2が対向しており、
前記一対の上がわ稜折り曲げ線72e-1、72e-2の下端部は、前記稜部72dの上端部及び下端部の近傍以外の中間に位置し、
前記稜部72dの下部において、下がわ稜折り曲げ線72e-3が1本あり、
前記下がわ稜折り曲げ線72e-3の上端部は、前記稜部72dの上端部及び下端部の近傍以外の中間に位置することを特徴としいている。
少なくとも1つの前記天部71の角部71dと、前記一対の稜折り曲げ線72e-1、72e-2が接するか、交差するか若しくは近傍に位置してもよい。
少なくとも1つの前記胴部72の側面板32の位置が、前記天部71と前記天部がわ突出部(耳部)74の間に介在する折り曲げ部76の位置よりも、左右方向の外方にあってもよい。
少なくとも1つの前記天部がわ突出部(耳部)74の折り曲げ部76の角度θが鈍角にて、前記突出部(耳部)74が前記胴部72に接合されていてもよい。
少なくとも1つの前記天部がわ突出部(耳部)74の折り曲げ部76が曲線にて、前記天部がわ突出部(耳部)74が前記胴部72に接合されていてもよい。
前記天部71の上縁部71cの下がわに、前記チャック付き紙容器90の横断方向の易開封加工線51と、
前記易開封加工線51の下がわにチャックテープ61とが、備えられていてもよい。
なお、各図においては、分かり易くする為に、部材の大きさや比率を変更または誇張して記載することがある。また、見やすさの為に説明上不要な部分や繰り返しとなる符号は省略することがある。
<ブランク板>
図7に、本開示の第一の実施形態のチャック付き紙容器90のブランク板93を示す。
図7の図面の表面がわが、チャック付き紙容器90を組み立てた際の外面がわとなり、裏面がわが内面がわ(中身がわ)となる。
図7に記載の通り、ブランク板93の縦方向と横方向を定義することとする。図7では、ブランク板93は縦方向が横方向より長い矩形状であり、縦方向の中央部に、中間横折り曲げ線(半折り線)21が横断方向に備えられており、その中間横折り曲げ線21(半折り線)は、ブランク板93の側縁部11に直角であり、ブランク板93の上縁部(後述する裏がわ下縁部26a)及び下縁部(後述する表がわ下縁部26b)には平行である。
また、中間横折り曲げ線(半折り線)21から見て、各々の表がわ下縁部26bおよび裏がわ下縁部26aの方向を、縦方向外がわ方向と呼ぶことがある。また、逆に各々の裏がわ下縁部26a及び表がわ下縁部26bから見て、中間横折り曲げ線(半折り線)21の方向を縦方向内がわ方向と呼ぶことがある。
また、下がわ部分のブランク板を表がわ部分のブランク板10bとする。
なお、裏がわブランク板10aと表がわブランク板10bの2枚を合わせて、ブランク板93と記述する。今後の他の実施形態のブランク板も同様とする。
ブランク板93には、縦断方向に存在する第一縦折り曲げ線12と、第二縦折り曲げ線13が設けられている。また、横断方向に存在する第一横折り曲げ線22、第二横折り曲げ線23、第三横折り曲げ線24、第四横折り曲げ線25が設けられている。
また、天面がわ斜め折り曲げ線16、および底面がわ斜め折り曲げ線17が設けられており、チャック付き紙容器90の形成に必要な各部の形成板が区画されて構成されている。
一対の胴部上がわ第二縦折り曲げ線13-2、13-3の下端部には、接続される線はない。
底部第二縦折り曲げ線13-5は、胴部下がわ第二縦折り曲げ線13-4の下方への延長線の上にある。但し、底部第二縦折り曲げ線13-5と、胴部下がわ第二縦折り曲げ線13-4とは、繋がらずに近傍にあってもよい。
また、上述の一対の胴部上がわ第二縦折り曲げ線13-2、13-3の下端部の位置(チャック付き紙容器90の上下方向の高さ)と、胴部下がわ第二縦折り曲げ線13-4の上端部の位置(チャック付き紙容器90の上下方向の高さ)は、略同一であってもよい。あるいは、稜折り曲げ線72eの機能を満足する範囲で離れていてもよい。また、チャック付き紙容器90の高さ方向にて、オーバーラップしてもよい。
天面がわ斜め折り曲げ線16の縦方向内がわの端部は、第一縦折り曲げ線12と第一横折り曲げ線22との交点である、第一天部交点Eと同じ位置である。
底面がわ斜め折り曲げ線17の縦方向内がわの端部は、底部第二縦折り曲げ線13-5と第三横折り曲げ線24との交点である、第二底部交点Hと同じ位置である。
本実施形態のブランク板93への折り曲げ線を付与する加工(罫線加工)は、積層シート78が完成してから罫線加工して、その後にチャック付き紙容器90を製造する機械に積層シート78を供給する。あるいは、罫線加工はチャック付き紙容器90を製造する機械にて実施してもよい。
また、罫線加工を実施する前に、積層シート78をシート断ちしてもよい。あるいは、積層シート78はロール状で罫線加工の工程に供給されてもよい。
また、罫線加工と打ち抜き加工の順番は問わない。同時に加工してもよい。
また、易開封加工線51と、チャックテープ接合部52とは、中間横折り曲げ線(半折り線)21に略平行であることが望ましい。
また、チャック付き紙容器90には開封予定線を明示せずに、添付する説明書などに記載してもよい。
チャック付き紙容器90の組み立ての手順は後ほど説明するが、その手順のうち、ここではチャックテープ61の接合手順を説明する。
ブランク板93に用いる積層シート78は、前述したように、少なくとも中間層に紙基材層を積層し、少なくとも最内層にポリエチレンなどの熱接着性樹脂を積層した積層シート78を用いるが、中間層には必要に応じて、水蒸気や酸素やその他のガスバリア層や、強度向上層などを設けることができる。
具体例として、上質紙、晒クラフト紙、カップ原紙、ミルクカートン原紙などを好適に使用することができ、その坪量は、90~320g/m2の範囲が適当である。
本態様のチャック付き紙容器90に用いるブランク板93について、図8にて説明する。
その他の折り曲げ線、形成板は、第一の実施形態のブランク板93と同様である。
以下に、チャック付き紙容器90のブランク板93から、中間段階(平面状態)のチャック付き紙容器(平面状態)91が作製され、次に中間段階(起函状態)のチャック付き紙容器(起函状態)92が作製され、そして内容物が充填されたチャック付き紙容器90の包装体が完成させられる手順の概要を説明する。
また、下部(底部)が開口する袋状に形成し、また、チャックテープ接合部52の上がわで重なり合う易開封加工線51の両端にノッチ77を設けて構成したものである。なお、ノッチ77は、どちらか一方の端に設けてもよい。
その後、チャック付き紙容器90の底部73の両側に突出する底部がわ突出部(耳部)75が底面板35への折り曲げとヒートシールが行われ、チャック付き紙容器90の包装体が完成させられる。
図11に示したチャック付き紙容器90は、外形を胴部72の稜部72dの上がわが凹まされた略直方体形状に形成したものであり、その胴部72の稜部72dの上がわにある上がわ稜折り曲げ線72e-1、72e-2を一対として、胴部凹み板36を設けている。このようなチャック付き紙容器90は、以下の手順にて作成することができる。
次いで、この中間段階のチャック付き紙容器(平面状態)91を底部73の開口部からマンドレルを差し込まれて、上部重ね合わせ板34が残されて、その下がわの天面板33が、第一横折り曲げ線22により前後に広げられて、上部重ね合わせ板34が上方向に起立させられる。
さらに、胴部72の稜部72dの下がわ稜折り曲げ線72e-3の近傍(当接を含む。)に補助部材を接触さてもよい。
さらに、胴部72の稜部72dの下がわの部分の水平断面の形状が、略矩形状の胴部72が続き、さらに底部73が略矩形状に開口している、中間段階のチャック付き紙容器(起函状態)92が成形される。
この段階では図10のように、上部重ね合わせ板34は、上方向に起立している。
また、天部がわ突出部(耳部)74の先端部以外の箇所が、チャック付き紙容器90の胴部72に接合してもよい。その場合は、天部がわ突出部(耳部)74の先端部は、チャック付き紙容器90の胴部72に接合しなくてもよい。
なお、ここで上記の上がわの側面とは、一対の胴部上がわ第二縦折り曲げ線13-2、13-3が存在する位置にある部分である。
なお、実際には表がわ側面板32bと裏がわ側面板32aの間には、表がわ側面がわシール代37bと裏がわ側面がわシール代37aが介在するが、この説明では省略する。
一対の上がわ稜折り曲げ線72e-1、72e-2は、下がわ稜折り曲げ線72e-3には接していない。また、一対の上がわ稜折り曲げ線72e-1、72e-2の下端部と、下がわ稜折り曲げ線72e-3の上端部とは、繋がっておらず、近傍(20mm以内の離間)に位置している。そのため、胴部凹み板36の下がわは折り曲げ線が無く、その領域は画定していない。
一対の上がわ稜折り曲げ線72e-1、72e-2の下端部、及び下がわ稜折り曲げ線72e-3の上端部の位置を、ここでは遷移部と呼び、その遷移部の位置(高さ)は、胴部72の上方(天部71との接合部)から胴部全体高さの10%の距離の下方から、90%の距離の上方の間にあることが望ましい。
本態様のチャック付き紙容器90のブランク板93を、図14を示す。本態様の胴部上がわ外がわ第二折り曲げ線13-2の上端部と、胴部上がわ内がわ第二縦折り曲げ線13-3の上端部とは、1つの円弧で繋がっているため、繋ぎ部の折れ曲がり(不連続部)がない。
本態様のチャック付き紙容器90のブランク板93を、図15を示す。本態様の胴部上がわ外がわ第二折り曲げ線13-2の上端部と、胴部上がわ内がわ第二縦折り曲げ線13-3の上端部とは、2本の直線で接している。また、上記の2本の直線は交差していてもよい。
本態様のチャック付き紙容器90のブランク板93を、図16を示す。本態様の胴部上がわ外がわ第二折り曲げ線13-2の上端部と、胴部上がわ内がわ第二縦折り曲げ線13-3の上端部とは、2本の直線で接している。
本態様のチャック付き紙容器90のブランク板93を、図17を示す。本態様の胴部上がわ外がわ第二折り曲げ線13-2と、胴部上がわ内がわ第二縦折り曲げ線13-3は、第一の態様(図8)と同様である。
また、胴部凹み板36の内がわ折り曲げ線18の始端及び終端は、胴部上がわ外がわ第二折り曲げ線13-2及び/又は胴部上がわ内がわ第二縦折り曲げ線13-3とは接しないで、近傍であってもよい。
また、一対の稜折り曲げ線72eを形成している、上がわ外がわ稜折り曲げ線72e-1と、上がわ内がわ稜折り曲げ線72e-2とは同一の形状でなくてもよい。例えば、第二の態様と第三の態様が同じ稜折り曲げ線72e(ブランク板93では、一対の胴部上がわ第二折り曲げ線13-2、13-3となる。)に混在してもよい。
第三の実施形態のチャック付き紙容器90は、少なくとも1つの胴部72の側面板32の位置が、天部71と突出部(耳部)74の間に介在する折り曲げ部76の位置よりも、左右方向の外方にあってもよい。
なお、折り曲げ部76より側面板32を左右の外方に位置させる手段の一例として、上記の手段を記述したが、その他の手段でも構わない。
本実施形態のチャック付き紙容器90は、天部がわ突出部(耳部)74が、胴部72に接合される際に生じる天部がわ突出部(耳部)74の折り曲げ部76の角度θが、鈍角である。本実施形態のチャック付き紙容器90の正面図を図18に示す。
また、折り曲げ部76の折り曲げ角度θが160°を超えると、天部がわ突出部(耳部)74が胴部72に接合されにくくなる。さらに、天部がわ突出部(耳部)74の飛び出し量が大きくなることから、使用時や輸送時に障害物などに接触する虞れがあり、それゆえ天部がわ突出部(耳部)74が外れやすくなる。
本実施形態のチャック付き紙容器90は、天部がわ突出部(耳部)74が、胴部72に接合される際に生じる天部がわ突出部(耳部)74の折り曲げ部76が、曲線にて折り曲がっている。本実施形態のチャック付き紙容器90の正面図を図20に示す。
また、折り曲げ部76の曲率半径Rが10mmを超えると、天部がわ突出部(耳部)74を胴部72が接合されにくくなる。さらに、天部がわ突出部(耳部)74の飛び出し量が大きくなることから、使用時や輸送時に障害物などに接触する虞れがあり、それゆえ天部がわ突出部(耳部)74が外れやすくなる。
図11を用いて説明する。第六の実施形態のチャック付き紙容器90は、天部の上縁部71c(中間横折り曲げ線(半折り線)21)の下がわ51を備え、上部重ね合わせ板34の易開封加工線51の下がわに、横断方向のチャックテープ61を備えることを特徴とするチャック付き紙容器90である。
実施例1では、第二の実施形態の第一の態様に相当する図8のブランク板93を用いて、図11に示した構成のチャック付き紙容器90を作製した。図8のブランク板93を準備して、そのブランク板93が中間横折り曲げ線(半折り線)21にて折り曲げられ、内面同士が位置を合わせて重ね合わされ、図9のように対向する両がわの側面がわシール代37同士がヒートシールされ、そのようにして、底面がわシール代38が未シールである中間段階のチャック付き紙容器(平面状態)91が作製された。
次いで、図10のように立体形状に起こし、底部73が開口する中間段階のチャック付き紙容器(起函状態)92を作製してから、実施例1のチャック付き紙容器90を作製した。
(表面がわ) 絵柄等印刷層(グラビア印刷) /
LDPE層(厚み20μm)(日本ポリエチレン、LC520) /
紙基材層(日本製紙、液体紙容器用原紙)(150g/m2) /
EMAA(20μm)(三井・ダウ ポリケミカル、N0908N) /
シリカ蒸着PET(12μm)(大日本印刷、IB-PET-UBP) /
LDPE層(40μm)(日本ポリエチレン、LC520) (裏面がわ)
まず、前記紙基材層の表面がわに、押出ラミネートによりLDPE層(20μm)を形成した。
次に、前記紙基材層の裏面がわに、シリカ蒸着PET(12μm)が、溶融したEMAA(20μm)を中間に介在させて、押出ラミネート(サンドイッチラミネート)により積層された。
次に、前記紙基材層の表面がわに形成されたLDPE層(20μm)の表面がわに、グラビア印刷機にて、絵柄が印刷された。
上記の手順にて、本実施例のブランク板93の積層シート78が製造された。
前記角度θが100°である場合が、天部がわ突出部(耳部)74と胴部72とが、ほぼ密着した状態である。
前記曲率半径Rが2mmである場合が、天部がわ突出部(耳部)74と胴部72とが、ほぼ密着した状態である。
上記のように、実施例1においては、合計6種類のチャック付き紙容器90を作製した。
実施例2では、第一の実施形態に相当する図7のブランク板93を用いて、チャック付き紙容器90を作製した。その他の形状、材質、加工方法などは、実施例1と同じである。
実施例3では、第二の実施形態の第二の態様に相当する図14のブランク板93を用いて、チャック付き紙容器90を作製した。その他の形状、材質、加工方法などは、実施例1と同じである。
実施例4では、第二の実施形態の第三の態様に相当する図15のブランク板93を用いて、チャック付き紙容器90を作製した。その他の形状、材質、加工方法などは、実施例1と同じである。
実施例5では、第二の実施形態の第四の態様に相当する図16のブランク板93を用いて、チャック付き紙容器90を作製した。その他の形状、材質、加工方法などは、実施例1と同じである。
実施例6では、第二の実施形態の第五の態様に相当する図17のブランク板93を用いて、チャック付き紙容器90を作製した。その他の形状、材質、加工方法などは、実施例1と同じである。
比較例では、図1に示したブランク板81を用いて、図2に示した構成のチャック付き紙容器80を作製した。第二折り曲げ線812は、各々が1本であり、途中で分岐せず複数にはならない。
その他の形状、材質、加工方法などは、実施例1と同じである。
実施例1~6と、比較例のサンプルを各100個作製した。
実施例1~6では、いずれもチャック付き紙容器90の天面がわ突出部(耳部)74の折り曲げ部76の積層シート78に損傷(亀裂)が生じなかった。
その結果、いずれも上部重ね合わせ板34の上部に開封手段として設けたノッチ77と易開封加工線(ミシン目線)51により、容易に易開封加工線(ミシン目線)51の上部を切り取って開封することができた。
10b 表がわ部分のブランク板
11 側縁部
12 第一縦折り曲げ線
13 第二縦折り曲げ線
13-1 上部第二縦折り曲げ線
13-2 胴部上がわ外がわ第二縦折り曲げ線
13-3 胴部上がわ内がわ第二縦折り曲げ線
13-4 胴部下がわ第二縦折り曲げ線
13-5 底部第二縦折り曲げ線
16 天面がわ斜め折り曲げ線
17 底面がわ斜め折り曲げ線
18 胴部凹み板の内がわ折り曲げ線
21 中間横折り曲げ線(半折り線)
22 第一横折り曲げ線(上部重ね合わせ板の下がわ)
23 第二横折り曲げ線(天面板の下がわ)
24 第三横折り曲げ線(壁面板の下がわ)
25 第四横折り曲げ線(底面板の下がわ)
26 下縁部
31 壁面板
32 側面板
33 天面板
34 上部重ね合わせ板
35 底面板
36 胴部凹み板
37 側面がわシール代
38 底面がわシール代
39 天面がわ突出部(耳部)代
39a 裏がわ天面がわ突出部(耳部)代
39a-1 裏がわ上部重ね合わせ板がわ天面がわ突出部(耳部)代
39a-2 裏がわ側面板がわ天面がわ突出部(耳部)代
39b 表がわ天面がわ突出部(耳部)代
39b-1 表がわ上部重ね合わせ板がわ天面がわ突出部(耳部)代
39b―2 表がわ側面板がわ天面がわ突出部(耳部)代
41 天部の側部板
43 底面がわ突出部(耳部)代
51 易開封加工線(ミシン目線)
52 チャックテープ接合部
61 チャックテープ
71 チャック付き紙容器の天部
71c チャック付き紙容器の天部の上縁部
71d 天部の角部
72 チャック付き紙容器の胴部
72d 胴部の稜部
72e 胴部の稜折り曲げ線
72e-1 胴部の外がわ稜折り曲げ線
72e-2 胴部の内がわ稜折り曲げ線
73 チャック付き紙容器の底部
73d 底部の角部
74 天面がわ突出部(耳部)
75 底面がわ突出部(耳部)
76 天面がわ突出部(耳部)の折り曲げ部
77 ノッチ
78 紙容器の積層シート
781 表面がわ低密度ポリエチレン(LDPE)層(表がわシーラント層)
782 紙基材層
783 裏面がわ低密度ポリエチレン(LDPE)層(裏がわシーラント層)
784 エチレン・メタクリル酸のランダム共重合体(EMAA)層(接着層)
785 シリカ蒸着PET層(バリア層)
80 従来技術のチャック付き紙容器
81 従来技術のブランク板
81a 従来技術の裏がわブランク板
81b 従来技術の表がわブランク板
812 従来技術の第二縦折り曲げ線
831 従来技術の壁面板
832 従来技術の側面板
833 従来技術の天面板
834 従来技術の上部重ね合わせ板
835 従来技術の底面板
836 従来技術の側縁部がわシール代
838 従来技術の天部がわ突出部(耳部)代
843 天部の側部板
851 従来技術の易開封加工線(ミシン目線)
861 従来技術のチャックテープ
871 従来技術のチャック付き紙容器の天部
872 従来技術のチャック付き紙容器の胴部
874 従来技術の天部がわ突出部(耳部)
876 従来技術の天部がわ突出部(耳部)の折り曲げ部
879 従来技術の天部がわ突出部(耳部)の折り曲げ部の損傷(亀裂)
88 従来技術の紙容器の積層シート
881 従来技術の表面低密度ポリエチレン(LDPE)層(表がわシーラント層)
882 従来技術の紙基材層
883 従来技術の裏面低密度ポリエチレン(LDPE)層(裏がわシーラント層)
884 従来技術のエチレン・メタクリル酸のランダム共重合体(EMAA)層(接着層)
885 従来技術のシリカ蒸着PET層(バリア層)
90 本開示の一実施形態のチャック付き紙容器
91 本開示の一実施形態の中間段階のチャック付き紙容器(平面状態)
92 本開示の一実施形態の中間段階のチャック付き紙容器(起函状態)
93 本開示の一実施形態のブランク板
E 第一天部交点(第一縦折り曲げ線と第一横折り曲げ線との交点)
F 第二天部交点(上部第二縦折り曲げ線と第二横折り曲げ線との交点)
G 第一底部交点(第一縦折り曲げ線と第四横折り曲げ線との交点)
H 第二底部交点(底部第二縦折り曲げ線と第三横折り曲げ線との交点)
θ 天面がわ突出部(耳部)の折り曲げ角度
R 天面がわ突出部(耳部)の曲率半径
Claims (6)
- 紙を基材とする積層シートからなる1枚のブランク板が組み上げられるチャック付き紙容器において、
前記チャック付き紙容器の上部に、前記ブランク板を重ね合わせて接合される上部重ね合わせ板、及び前記上部重ね合わせ板の下がわに連設される天面板とからなる天部と、
前記上部重ね合わせ板の左右に連設される天部の側部板と、
前記天部の左右に連設される天部がわ突出部と、
前記天部の下がわに備わる胴部と、
前記胴部の下がわに備わる底部と、
前記上部重ね合わせ板の横断方向に備えられるチャックテープと、
前記胴部を形成する縦方向の稜部のうち、少なくとも1つの前記稜部の上部において、一対の上がわ稜折り曲げ線が対向しており、
前記一対の上がわ稜折り曲げ線の下端部は、前記稜部の上端部及び下端部の近傍以外の中間に位置し、
前記稜部の下部において、下がわ稜折り曲げ線が1本あり、
前記下がわ稜折り曲げ線の上端部は、前記稜部の上端部及び下端部の近傍以外の中間に位置することを特徴とするチャック付き紙容器。 - 少なくとも1つの前記天部の角部と、前記一対の上がわ稜折り曲げ線が接するか、交差するか若しくは近傍に位置することを特徴とする請求項1に記載のチャック付き紙容器。
- 少なくとも1つの前記胴部の側面板の位置が、前記天部と前記突出部(耳部)の間に介在する折り曲げ部の位置よりも、左右方向の外方にあることを特徴とする請求項1または2に記載のチャック付き紙容器。
- 少なくとも1つの前記天部がわ突出部(耳部)の折り曲げ部の角度θが鈍角にて、前記天部がわ突出部(耳部)が前記胴部に接合されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のチャック付き紙容器。
- 少なくとも1つの前記天部がわ突出部(耳部)の折り曲げ部が曲線にて、前記天部がわ突出部(耳部)が前記胴部に接合されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のチャック付き紙容器。
- 前記天部の上縁部の下がわに、前記チャック付き紙容器の横断方向の易開封加工線と、
前記易開封加工線の下がわにチャックテープとが、備えられることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のチャック付き紙容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020056808A JP7384094B2 (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | チャック付き紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020056808A JP7384094B2 (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | チャック付き紙容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2021155072A JP2021155072A (ja) | 2021-10-07 |
| JP7384094B2 true JP7384094B2 (ja) | 2023-11-21 |
Family
ID=77919468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020056808A Active JP7384094B2 (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | チャック付き紙容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7384094B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019510698A (ja) | 2016-04-04 | 2019-04-18 | エスアイジー テクノロジー アーゲーSIG Technology AG | 複合包装体、包装積層体、および複合包装体用の包装スリーブブランク |
| JP2019182522A (ja) | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 凸版印刷株式会社 | 液体紙容器 |
| JP2019189312A (ja) | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 日本製紙株式会社 | 口栓付紙容器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3619407A1 (de) * | 1986-06-09 | 1988-05-05 | Pkl Verpackungssysteme Gmbh | Giebelpackung |
| JPH0732417Y2 (ja) * | 1987-01-16 | 1995-07-26 | 四国化工機株式会社 | 紙主体積層体製近似直方体状液体密封容器 |
| JPH0614018U (ja) * | 1992-07-29 | 1994-02-22 | 凸版印刷株式会社 | 紙製容器 |
-
2020
- 2020-03-26 JP JP2020056808A patent/JP7384094B2/ja active Active
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019510698A (ja) | 2016-04-04 | 2019-04-18 | エスアイジー テクノロジー アーゲーSIG Technology AG | 複合包装体、包装積層体、および複合包装体用の包装スリーブブランク |
| JP2019182522A (ja) | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 凸版印刷株式会社 | 液体紙容器 |
| JP2019189312A (ja) | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 日本製紙株式会社 | 口栓付紙容器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2021155072A (ja) | 2021-10-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4593104B2 (ja) | チャックテープ付き紙容器 | |
| JP2024052789A (ja) | チャック付き紙容器、その製造方法 | |
| JP2025016397A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2022082660A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2021066497A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP7384094B2 (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2022026705A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2022056276A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP7683267B2 (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2021095165A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP7180807B2 (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP7679641B2 (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2023048361A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2022127530A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP7088227B2 (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP7779015B2 (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2021054455A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP7687176B2 (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2021054458A (ja) | チャック付き紙容器、そのブランク板、その製造方法 | |
| JP7528696B2 (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2022155765A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2022056274A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2021155089A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2023048311A (ja) | チャック付き紙容器 | |
| JP2022007608A (ja) | チャック付き紙容器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230127 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230908 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231010 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231023 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7384094 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |