JP2015182772A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】係止作業が容易で、安定した係合力を有した、再封機能を備えた包装袋を提供するものである。
【解決手段】上隅部に注出口を有し対向配置された胴部シートの両サイドをシールしたサイドシール部と、底部をシールした底シール部と、天部をシールした天シール部とを形成してなる包装袋において、
前記天シール部6および前記底シール部5に、それぞれ天係合部30と、該天係合部と係止可能な底係合部20が形成され、
前記天係合部30と前記底係合部20が、包装袋を折り返したときにお互い重なり合って係止部を形成してなることを特徴とする包装袋1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、シャンプー、リンス、液体洗剤などの液体や、調味料、インスタントコーヒーなどの粉体を収納するための包装袋である。特に、内容物を注出した後、残った内容物を保存するための再封機能を有した包装袋に関するものである。
シャンプー、リンス、液体洗剤などの液体や、調味料、インスタントコーヒーなどの粉体を収納するための包装袋は、可撓性を有する積層シートを用い、三方シール袋、四方シール袋、ガゼット袋、スタンディング袋などが一般的に使用されている。
これらの包装袋を開封する際には、上隅部を切断し開封し、内容物を注出するのが一般的に行われている。
しかし、内容物によっては、すべて注出せずに、残した内容物を保存したい要望から、開口口を輪ゴムや針金などで再封する方法が用いられている。しかし、別部材を使用することから面倒であった。
また、包装袋に再封性を付与する方法として、一般にスパウトと称される樹脂製の注出部材とそれに螺合するキャップが取り付けられているものがある(特許文献1)。
しかし、包装袋を形成する包材とは別部材のスパウトとキャップを設けることは、包装袋の製造コストを上昇させ、また、別部材分の樹脂量が必要とされることから環境負荷も高くなる問題がある。
また、別部材を使用しないで、包装袋を簡易的に再封できる包装袋の提案がある(特許文献2、特許文献3)。
特許文献2は、包装袋の上部に形成された注出口を巻き込むように胴部を上端から2回以上折り畳み、その状態を保持する折り畳み状態保持機構を折り畳みにより重なり合うサイドシール部に設けられたものである。
また、特許文献3は、包装袋のサイドシール部に、折り曲げ部を介して対称配置された係合部を有するパウチで、サイドシール部の折り曲げ部またはその近傍に局部的に曲げ剛性を低くする折曲補助手段を設けたものである。
これらの包装袋は、折り曲げ線を介して、上隅部にある注出口を含め上端を折り畳み、サイドシール部の重なり合う位置に係合する機構を設けたものである。しかし、サイドシール部の狭い幅の領域に係合する機構が設けられているために、係合部の位置合わせが難しく、また、両サイドのサイドシール部の係止作業を行うことも面倒である。また、係止させた状態においては、弾性復帰力に起因する力が、折り曲げ部を開く方向に働き、安定した係合力が得られない問題があり、係止が外れ易い問題がある。
よって、係止作業が容易で、安定した係合力を有した、再封機能を備えた包装袋の要望がある。
特開2005−206163号公報 特開2013−6624号公報 特開2013−6603号公報
本発明は、このような問題を鑑みて、係止作業が容易で、安定した係合力を有した、再封機能を備えた包装袋を提供するものである。
上記の課題を解決するために、発明者は鋭意検討を行い、本発明を完成した。
本発明の請求項1に係る発明は、上隅部に注出口を有し、対向配置された胴部シートの両サイドをシールしたサイドシール部と、底部をシールした底シール部と、天部をシールした天シール部とを形成してなる包装袋において、
前記天シール部および前記底シール部に、それぞれ天係合部と、該天係合部と係止可能な底係合部が形成され、
前記天係合部と前記底係合部が、包装袋を折り返したときにお互い重なり合って係止部を形成してなることを特徴とする包装袋である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記天係合部と底係合部が、それぞれ包装袋幅方向中央近辺に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の包装袋である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記天係合部が、鉤型の切り込みからなり、前記底係合部が、直線の切り込みからなることを特徴とする請求項1または2記載の包装袋である。
本発明の請求項4に係る発明は、前記胴部シートの中央付近に、前記両サイドシール部から包装袋幅方向に折り曲げ線が形成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋である。
本発明の請求項5に係る発明は、前記折り曲げ線の近傍で、それぞれのサイドシール部の前記天部側に、曲げ剛性を低くする折り曲げ補助手段が形成されてなることを特徴とする請求項4記載の包装袋である。
本発明の請求項6に係る発明は、前記折り曲げ補助手段が、切り欠け部を形成してなることを特徴とする請求項5記載の包装袋である。
本発明の請求項7に係る発明は、前記包装袋が、スタンディング袋であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装袋である。
本発明の包装袋は、注出後、残した内容物を保存するために、容易に再封できる包装袋である。天シール部に形成された天係合部と、底シール部に形成された底係合部とを係止することにより再封するものである。一箇所での係止作業のため容易に再封できるものである。
また、包装袋は、天係合部と底係合部が、包装袋幅方向中央近辺に形成されていることで、係止作業が容易で、安定した係合力を持つことができる。
また、天係合部が鉤型の切り込み、底係合部が直線の切り込みからなることで、天係合部には係止片が形成され、該係止片を底係合部の直線の切り込みに挿入し係止部を形成することができる。安定した係合力を得ることができる。
また、胴部シートの中央付近に、両サイドシール部から包装袋幅方向に折り曲げ線が形成されていることで、包装袋の上部を折り曲げ易くすることができる。天係合部と底係合部とを係止し易くすることができる。
また、折り曲げ線の近傍で、それぞれのサイドシール部の前記天部側に、曲げ剛性を低くする折り曲げ補助手段が形成されていることで、天係合部と底係合部との係止を安定させることができる。
また、包装袋が、スタンディング袋であることにより、再封された状態で、安定して保存できる。
本発明の包装袋の一例を示す説明図である。 図1の包装袋の正面を示す説明図である。 図2の包装袋を再封した一例を示す説明図である。 再封された包装袋の断面を示す説明図である。 図1の包装袋の天係合部と底係合部を他の形状にしたものである。 本発明の他の包装袋の一例を示す説明図である。 図6の包装袋を再封した一例を示す説明図である。 係止部の一例を示す説明図である。 胴部シートおよび底テープの層構成の一例を示す説明図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の包装袋の一例を示す説明図である。包装袋1は、スタンディング袋の斜視図の一例を示している。包装袋1は、表裏二枚の胴部シート2、2´の下部に、一枚のフィルムを折り曲げた底テープ3を挿入し、底部、左右側部、天部をシールして、底シール部5、左右サイドシール部4、4´、天シール部6が形成され、上隅部には、斜め上方に向いた注出口8が形成されている。注出口8は、左サイドシール部4と天シール部6とで形成され、注出口8の先端には開封するための開封誘導線9が形成されている。また、天シール部6には、内容物を注出した後、残った内容物を保存するために再封するための天係合部30が形成されている。また、底シール部5には、天係合部30と係止可能な底係合部20が形成されている。また、包装袋の胴部シートの中央付近に、両サイドシール部から包装袋幅方向に折り曲げ線10が形成されている。また、折り曲げ線10の近傍で、それぞれのサイドシール部4、4´の天部側に、曲げ剛性を低くする折り曲げ補助手段である切り欠け部11が形成されている。
図2は、図1の包装袋の正面を示す説明図である。天係合部30は、鉤型の切り込み31により形成され、係止片32が形成されている。また底係合部20には、縦に直線の切り込み21が形成されている。
図3は、図2の包装袋を再封した一例を示す説明図である。図2の包装袋を再封する時の作業について簡単に説明する。まず、図3−1に示すように、注出口を開封誘導線に沿って切断し開口口12を形成する。次いで、開口口から内容物を注出した後、残した内容物を保存するために、図3−2に示すように、包装袋の上部を折り曲げ線10を介して折り曲げ、天シール部6を底シール部5に重なり合うようにする。この際、折り曲げ線の近傍で、それぞれのサイドシール部の天部側に形成された切り欠け部11により、容易に折り曲げが可能となる。次いで、鉤型の切り込みにより形成された係止片32を底係合部の縦に直線の切り込み21に係合させ係止部22を形成する。再封された包装袋60になる。このように係止部22を形成することで容易に再封することができる。また、折り曲げ線10の折り曲げ部分では、表裏胴部シートが密着して閉塞する状態になり、内容物の流出を防ぐことができる。また、係止部が一箇所のために、ハンドリングも容易である。
図4は、再封された包装袋の断面を示す説明図である。図4−1は、図3−2に示す再封された包装袋の断面を示す説明図である。包装袋の上部を折り曲げ線10を介して折り曲げ、天シール部6を底シール部5に重なり合うようにし、天係合部の係止片を底係合部の縦に直線の切り込みに係合させ係止する。この際、係止状態にあるときに、折り曲げ線の近傍で、それぞれのサイドシール部の天部側に形成された切り欠け部11があることで、切り欠け部11が折り曲げ線10の折り曲げ位置の方向に少しずれる。(ずれ方向を符号Aで示す)。ずれることで係止片がしっかりと縦に直線の切り込みに係合し安定した係止部22になるのである。図4−2は、折り曲げられた包装袋の上部でのずれ方向(符号Aで示す)を示している。安定した係止部22を有する包装袋60を示している。
また、図5は、図1の包装袋の天係合部と底係合部を他の形状にしたものである。図5−1は、包装袋の正面を示す説明図である。天係合部30は、鉤型の切り込み31により形成され、天部上端に向かって凸状の係止片32が形成されている。また底係合部20には、横に直線の切り込み21が形成されている。
図5−2は、図5−1の包装袋を再封した一例を示している。注出口を開封誘導線に沿って切断し開口口12を形成する。次いで、該開口口から内容物を注出した後、残した内容物を保存するために、包装袋の上部を折り曲げ線10を介して折り曲げ、天シール部6が底シール部5に重なり合うようにする。次いで、鉤型の切り込みにより形成された天部上端に向かって凸状の係止片32を底係合部の横に直線の切り込み21に挿入し係合させ係止部22を形成する。再封された包装袋60になる。
図6は、本発明の他の包装袋の一例を示す説明図である。表裏二枚の胴部シート2、2´の底部、左右側部、天部をシールして、底シール部5、左右側シール部4,4´、天シール部6が形成した四方シールの包装袋の一例を示している。この上隅部には、注出口8の先端を開封するための開封誘導線9が斜めに形成されている。また胴部シートの中央付近に、両サイドシール部から包装袋幅方向に折り曲げ線10が形成され、かつ折り曲げ線10の近傍で、それぞれサイドシール部4、4´の天部側に、曲げ剛性を低くする折り曲げ補助手段である切り欠け部11が形成されている。
天シール部6と底シール部5の包装袋幅方向中央近辺に、それぞれ天係合部30および底係合部20が形成されている。天係合部30は鉤型の切り込み31であり、該切り込みより天部上端に向かって凸状の係止片32が形成されている。底係合部20は、横に直線の切り込み21が形成されている。
図7は、図6の包装袋を再封した一例を示す説明図である。図7−1は、図6の包装袋の注出口8を、開封誘導線を介して切断し開口口12を形成したものである。図7−2は、注出後、包装袋の上部を折り曲げ線を10介して折り曲げ、天シール部6が底シール部5に重なり合うようにする。次いで、鉤型の切り込みにより形成された天部上端に向かって凸状の係止片32を底係合部の横に直線の切り込み21に挿入し係合させ係止部22を形成する。再封された包装袋60になる。
本発明の包装袋は、折り曲げ線の近傍で、それぞれのサイドシール部の天部側に、曲げ剛性を低くする折り曲げ補助手段である切り欠け部が形成されているために、折り曲げ作業が容易で、かつ天係合部と底係合部との係止を安定させることができる。また、係止部が一箇所であるためにハンドリングが容易である。
図8は、係止部の一例を示す説明図である。天係合部は、鉤型の切り込み31により、凸状の係止片32が形成されている。底係合部の形状が、横に直線の切り込み21であれば、係止片32を切り込み21に挿入し係止し易くすることができる。係止部22を形成することができる。また、天係合部の形状は、特に特定されないが、鉤型の形状が好ましい。また、底係合部の形状は、天係合部を係止可能な形状が好ましく、直線の切り込みや直線の一端または両端が、例えば半円などの曲線と連結した形状なども可能である。このようにすることで安定した係止部が得られる。天係合部および底係合部を設けることで、再封機能を有した包装袋を形成することができる。
さらに、本発明を実施するための形態について詳しく説明する。
図9は、胴部シートおよび底テープの層構成の一例を示す説明図である。胴部シートおよび底テープは、可撓性を有する積層シート50からなっている。図9−1に示すように、積層シート50は、基材フィルム層51とシーラント層54が接着層53を介して積層されている。また基材フィルム層51には、印刷層52を設けることができる。積層シート50は、基材フィルム層51/印刷層52/接着層53/シーラント層54の層構成になっている。
基材フィルム層51としては、耐熱性を有するプラスチックフィルムが使用できる。例えば、ポリエステルフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルムなどが挙げられる。支持体として、機械的強度や寸法安定性を有するものであれば、特に限定されない。特に二軸延伸されたフィルムが好ましい。基材フィルムの厚みとしては、加工性を考慮すると、10〜50μmの範囲であることが好ましく、10〜30μmの範囲であればより好ましい。
シーラント層54としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EAA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマー、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂からなるフィルムが使用できる。これらの樹脂を押出し機により製膜して使用することができる。また、これらの樹脂を用いて単層または複層にしても使用できる。フィルム厚みとしては10〜150μmの範囲であることが好ましい。
接着層53としては、ドライラミネート用接着剤が使用できる。例えば、二液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、エポキシ系接着剤などを使用できる。貼り合わせ方法としては、ドライラミネート法にて可能である。
また、基材フィルム層51には、必要に応じて適宜印刷層52を設けることができる。印刷層は、溶剤と、ウレタン系、アクリル系、ニトロセルロース系、ゴム系などのバインダー樹脂と、各種顔料、体質顔料および可塑剤、乾燥剤、安定剤などを添加してなるインキにより形成される層である。この印刷層により、文字、絵柄などを形成することができ
る。印刷方法としては、例えば、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷などの公知の印刷方法を用いることができる。また、基材フィルム層の表面を、予め前処理としてコロナ処理またはオゾン処理を施すことにより、印刷層の密着性を向上させることができる。通常は、基材フィルム層の内面に印刷層を設ける。
また、積層シートの諸物性を向上する必要があれば、積層シートに中間層55を設けることも可能である。例えば、酸素ガスバリア、水蒸気バリアを向上させる、また、積層シートの剛性、落下強度や突き刺し強度などを向上させる、など必要に応じて積層することができる。層構成としては、図9−2に示すように、積層シート50は、基材フィルム層51/印刷層52/接着層53/中間層55/接着層53/シーラント層54になる。
中間層55としては、例えば、落下強度や突き刺し強度などを向上させるには、ナイロンフィルムや、ポリエステルフィルムなどを使用することができ、また酸素ガスバリア、水蒸気バリアを向上させるには、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、無機酸化物蒸着ポリエステルフィルムなどが使用できる。また中間層を積層するには、接着層53を介してドライラミネート法にて貼り合わせることができる。
また、アルミニウム箔や無機酸化物蒸着ポリエステルフィルムを基材フィルム層と積層するには、例えば、二液硬化型ウレタン系接着剤を介してドライラミネート法にて可能である。
また、無機酸化物としては、酸化珪素、酸酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化カリウム、酸化錫、酸化ナトリウム、酸化ホウ素、酸化チタン、酸化鉛、酸化ジルコニウム、酸化イットリウムなどの金属酸化物が使用できる。中でも生産性、価格面などから酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウムなどが好ましい。
以下に、本発明の包装袋の具体的製造方法について一例を説明する。
基材フィルム層として、ポリエステルフィルム12μmを用い、必要に応じて、フィルムの片面にグラビアインキを用いてグラビア印刷を行う。
次に、上記印刷面に、酸化アルミニウムを蒸着したナイロンフィルム15μmを二液硬化型ウレタン系接着剤を用い、ドライラミネート法にて貼り合わせ積層する。次いで、該ナイロンフィルム面に、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム120μmを二液硬化型ウレタン系接着剤を用い、ドライラミネート法にて貼り合わせ積層シートを形成する。積層シートの層構成は、ポリエステルフィルム/印刷層/接着層/酸化アルミニウム蒸着ナイロンフィルム/接着層/直鎖状低密度ポリエチレンフィルムになる。
次に、所望の包装袋を形成するために、上記積層シートを所定の幅にスリットし、例えば、スタンディング袋の場合は、胴部シートおよび底テープのロールをそれぞれ形成する。該胴部シートおよび底テープを用い、製袋機により、上隅部に注出口を有するスタンディング袋を作成する。この際に、底シール部をシールし、底係合部を形成する。天部は、一部内容物を充填する開口部を残しシールし天シール部を形成する。この際、天シール部の所定の位置に天係合部を形成する。その後、内容物を充填した後に、開口部をシールして密封した包装袋を作成する。また、天係合部を、充填後開口部をシールした天シール部に形成してもよい。
天係合部および底係合部を形成する切れ込みは、天シール部および底シール部を貫通して形成される。トムソン刃を用いて打抜き機による加工や、金型を用いたプレス加工、ま
たはレーザー加工により設けることができる。レーザーとしては、例えば、連続またはパルス発振形式を有する炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、エキシマレーザーが挙げられるが、中でも炭酸ガスレーザーが、好適に使用できる。
また、折り曲げ線および開封誘導線は、胴部シートの基材フィルム層のみを貫通して形成する。また、中間層を設ける場合は、基材フィルム層のみを貫通する、または基材フィル層および中間層を貫通して形成すればよい。トムソン刃を用いて打抜き機による加工や、金型を用いたプレス加工、またはレーザー加工により設けることができる。レーザーとしては、炭酸ガスレーザーが好適に使用できる。
また、切り欠け部の形成は、サイドシール部を貫通して形成される。トムソン刃を用いて打抜き機による加工や、金型を用いたプレス加工、またはレーザー加工により設けることができる。レーザーとしては、炭酸ガスレーザーが好適に使用できる。
このように形成された包装袋は、注出口を開封誘導線に沿って切断し開封する。内容物を注出後、残った内容物を保存する際は、包装袋の胴部に形成された折り曲線を介して包装袋の上部を折り曲げて、天シール部に形成された天係合部と、底シール部に形成された底係合部とを重なり合わせ、天係合部の係止片を底係合部の切り込みに挿入して係止する。このようにすることで容易に再封することができる。係止する箇所が一箇所であるためにハンドリングが容易である。
本発明の包装袋は、液体、顆粒、粉体などの内容物に適用できる。また、包装袋の形態も、上隅部に注出口を有するものであれば形状にこだわらない。
1・・・・本発明の包装袋
2・・・・胴部シート
2´・・・胴部シート
3・・・・底テープ
4・・・・サイドシール部
4´・・・サイドシール部
5・・・・底シール部
6・・・・天シール部
8・・・・注出口
9・・・・開封誘導線
10・・・折り曲げ線
11・・・切り欠け部
12・・・開口口
20・・・底係合部
21・・・直線の切り込み
22・・・係止部
30・・・天係合部
31・・・鉤型の切り込み
32・・・係止片
50・・・積層シート
51・・・基材フィルム層
52・・・印刷層
53・・・接着層
54・・・シーラント層
55・・・中間層
60・・・再封した包装袋
A・・・・ずれ方向

Claims (7)

  1. 上隅部に注出口を有し、
    対向配置された胴部シートの両サイドをシールしたサイドシール部と、底部をシールした底シール部と、天部をシールした天シール部とを形成してなる包装袋において、
    前記天シール部および前記底シール部に、それぞれ天係合部と、該天係合部と係止可能な底係合部が形成され、
    前記天係合部と前記底係合部が、包装袋を折り返したときにお互い重なり合って係止部を形成してなることを特徴とする包装袋。
  2. 前記天係合部と底係合部が、それぞれ包装袋幅方向中央近辺に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の包装袋。
  3. 前記天係合部が、鉤型の切り込みからなり、前記底係合部が、直線の切り込みからなることを特徴とする請求項1または2記載の包装袋。
  4. 前記胴部シートの中央付近に、前記両サイドシール部から包装袋幅方向に折り曲げ線が形成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋。
  5. 前記折り曲げ線の近傍で、それぞれのサイドシール部の前記天部側に、曲げ剛性を低くする折り曲げ補助手段が形成されてなることを特徴とする請求項4記載の包装袋。
  6. 前記折り曲げ補助手段が、切り欠け部を形成してなることを特徴とする請求項5記載の包装袋。
  7. 前記包装袋が、スタンディング袋であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装袋。
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