JP2015231845A - 自立性包装袋 - Google Patents

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Mikio Yanagiuchi
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Abstract

【課題】内容物の容量が1L超の自立性包装袋で、自立性を有し、かつ、注出時に安定して注出でき、生産性を有する包装袋を提供することにある。
【解決手段】対向配置された胴部シートの下部に、底部シートが内側に折り込まれ、胴部シートとシールして底シール部が形成され、左右側部をシールして側シール部、天部をシールして天シール部がそれぞれ形成され、前記天シール部と前記左右側シール部の一方の側シール部との上隅部に口栓を装着した自立性包装袋において、
前記左右側シール部4,4´または前記口栓と対向する側シール部4´に、長手方向に空気封入部7が形成され、前記底シール部5の下部に、胴部シートからそれぞれ延設して指掛帯8が形成され、前記指掛帯8の先端をそれぞれシールして連結し取っ手部10を形成してなることを特徴とする自立性包装袋1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、自立性包装袋に関するもので、特に、容量が1L以上の内容物を収納する自立性包装袋に関するものである。
従来より、液体や粉体などの内容物を収納する包装袋としては、スタンディングパウチといわれる自立性包装袋が一般的に使用されている。この自立性包装袋は、可撓性シートからなる胴部シートの下部に、底部シートを折り畳みながらシールして底シール部、胴部シートの左右側部をシールして側シール部がそれぞれ形成され、次いで天部をシールして天シール部が形成されている。これらの胴部シートおよび底部シートにて形成される空間に、内容物が収納されている。また、上隅部には、注出口を有するものが一般的である。
しかし、包装袋は、内容物が液体や粉体であるために、陳列時に包装袋の上部が折れ曲がり、包装袋の形がくずれて美観が低下する問題や、注出時に包装袋が折れ曲がり、注出し難い問題がある。
このような問題を改善するため、自立性を向上させた提案がある。自立性包装袋の側シール部の長手方向に全長に亘ってリブを設けた提案(特許文献1)や、自立性包装袋の側シール部に空気封入部を設けた提案がある(特許文献2)。
また、最近、内容物を1L超の大容量にした商品が多くなっている。例えば、お酒やワインなどの包装袋、シャンプー、リンスや液体洗剤などの詰め替え用の包装袋などがある。内容物の容量が、1L超になると、容量的に重くなり、注出する際に持ち難くなり、手から滑ったりして安定して注出し難い問題がある。
また、注出時に注出し易くした提案がある。包装袋に、手指が挿入できる把持孔を設け、包装袋を把持する提案がある。
上隅部の注出口と反対側の上隅部に拡大シール部を設けて、この拡大シール部に袋保持用の穴を設けた提案がある(特許文献3)。また、上隅部のシール部に包装袋を把持するために、手指を挿入するための切り込み部を設けた提案がある(特許文献4)。
これらの提案は、袋保持用の穴や切り込み部に手指を挿入し、包装袋を保持し注出し易くしたものである。例えば、注出する際、注出口を下に向けたとき袋保持用の穴が上側にくるように、上隅部に広幅シール部を設けて、該広幅シール部に袋保持用の穴または切り込み部を設けたものである。
しかし、内容物を注出する際、袋保持用の穴の側シール部側の端部に内容物の荷重が集中して、端部に、即ちシール部に亀裂が入り切断され易い問題がある。
また、表裏1対の外装シートと、トップガゼットシートと、ボトムガゼットシートとからなる包装袋で、トップガゼットシートに、両端部が1対の上縁シール部に繋がる持ち手部を形成したものがある(特許文献5)。
しかし、トップガゼットシートが柔軟性チューブから形成され、手が痛くならないようにした持ち手部であり、注出し易くしたものではない。
よって、内容物の容量が1L以上の自立性包装袋で、自立性を有し、かつ、注出時に安定して注出できる包装袋が求められている。
特開平11−193038号公報 特開2001−270533号公報 特開2002−211588号公報 特開2004−359258号公報 特開2013−203397号公報
本発明は、上述のような背景技術の問題を鑑みて、内容物の容量が1L以上の自立性包装袋で、自立性を有し、かつ、注出時に安定して注出できる包装袋を提供することにある。
上記の課題を解決するために、発明者らは鋭意検討を行い、本発明を完成した。
本発明の請求項1に係る発明は、対向配置された胴部シートの下部に、底部シートが内側に折り込まれ、胴部シートとシールして底シール部が形成され、
左右の側部をシールして左右の側シール部、天部をシールして天シール部がそれぞれ形成され、
前記天シール部と前記左右の側シール部の一方の側シール部との上隅部に口栓を装着した自立性包装袋において、
前記左右の側シール部または前記口栓と対向する側シール部に、長手方向に空気封入部が形成され、
前記底シール部の下部に、胴部シートからそれぞれ延設して指掛帯が形成され、
前記指掛帯の先端をそれぞれシールして連結し取っ手部を形成してなることを特徴とする自立性包装袋である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記指掛帯の長さが前記底部シートの折り込み幅の1/2〜2倍であり、前記指掛帯の幅が3〜30mmであることを特徴とする請求項1記載の自立性包装袋である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記胴部シートおよび底部シートが、それぞれ複数の層で構成される積層シートからなり、複数の層のうちの少なくとも一層がアルミニウム箔または無機酸化物を蒸着したポリエステルフィルムであることを特徴とする請求項1記載の自立性包装袋である。
本発明の自立性包装袋は、左右側シール部または口栓に対向する側シール部に、長手方向に空気封入部を形成し、かつ、底部に取っ手部を形成してなることにより、注出時でも包装袋が折り曲がらず、取っ手部を持って安定して注出することができる。
また、左右側シール部または口栓に対向する側シール部に、長手方向に空気封入部を形成することで、自立性を向上させ、陳列時や注出時での包装袋の折れ曲がりがなく、また、内容物が少なくなった状態で保存しても、包装袋の折れ曲りがなく、形がくずれることはないものが得られる。
また、底部に、胴部シートからそれぞれ延設して指掛帯を形成し、該指掛帯の先端をシールして連結し取っ手部を形成することで、注出する際に、取っ手部を手指で持つことで安定して注出することができる。
また、指掛帯の長さが、底部シートの折り込み幅の1/2〜2倍であり、幅が3〜30mmであることにより、安定して取っ手部を持つことができる。
また、胴部シートおよび底部シートが、それぞれ複数の層で構成される積層シートからなり、複数の層のうちの少なくとも一層がアルミニウム箔または無機酸化物を蒸着したポリエステルフィルムであることにより、包装袋の酸素ガスバリア性、水蒸気バリア性を向上させることができ、内容物の品質保存期間を長くすることができる。
本発明の自立性包装袋は、左右側シール部または口栓に対向する側シール部に、長手方向に空気封入部を形成し、かつ、底部に取っ手部を形成することにより、内容物の容量が1L以上でも安定して注出できるものである。
本発明の自立性包装袋の一例を示す説明図である。 本発明の自立性包装袋の他の一例を示す説明図である。 図1の自立性包装復路のL−L´線の断面を示す説明図である。 本発明の自立性包装袋の底部から視た一例を示す説明図である。 図1の自立性包装袋から内容物を注出する状態の一例を示す説明図である。 自立性包装袋の参考例を示す説明図である。 胴部シートおよび底部シートの層構成の一例を示す説明図である。
以下に、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の自立性包装袋の一例を示す説明図である。本発明の自立性包装袋1は、対向配置した胴部シート2、2´と底部シート3からなっている。胴部シート2、2´および底部シート3は、可撓性を有したシートである。胴部シート2、2´の下部に底部シート3を折り込み、底部をシールして底シール部5を、左右の側部をシールして側シール部4、4´をそれぞれ形成し、天部をシールして天シール部6が形成されている。また、側シール部4と天シール部6との上隅部に口栓15が装着されて形成されている。また、口栓と対向する側シール部4´には、長手方向に一本の空気封入部7が形成されている。また、底シール部5の下部には、胴部シートからそれぞれ延設して指掛帯8が形成され、該指掛帯8の先端をシールして先端シール部9を形成し連結し、取っ手部10が形成されている。また、符号aは、底部シートの折り込み幅を示している。符号bは、指掛帯の長さを示している。符号cは、指掛帯の幅を示している。指掛帯は、その長さbは、折り込み幅aの1/2〜2倍が好ましい。また、幅cは、3〜30mmが好ましい。このようにすることで、取っ手部を持ち易くすることができる。
口栓と対向する側シール部4´に形成された空気封入部7は、支柱の役目をし、注出時での包装袋の折れ曲がりを防ぐことができる。また、陳列時や内容物が少なくなった状態で保存するときでも、包装袋の折れ曲がりを防ぐことができる。
また、底部の下部に、取っ手部を形成することで、該取っ手部を一方の手で持ち、かつ他方の手で包装袋を支えることで、容量が1L以上の包装袋でも安定して注出することができる。
図2は、本発明の自立性包装袋の他の一例を示す説明図である。自立性包装袋は、左右側シール部4、4´に空気封入部7を形成したものである。左右側シール部4、4´に空気封入部7を形成することで、注出時での包装袋の折れ曲がりをさらに防ぐことができる。また、陳列時や内容物が少なくなった状態で保存するときでも、包装袋の折れ曲がりをさらに防ぐことができる。
図3は、図21自立性包装袋のL−L´線の断面を示す説明図である。胴部シート2、2´の下部に底部シート3が折り込まれ、底部をシールして底シール部5を、天部をシールして天シール部6を形成されている。胴部シート2、2´と底部シート3の間の空間に、内容物収納部11が形成されている。また、底部5には、胴部シート2、2´から延設した指掛帯8がそれぞれ形成されており、かつ該指掛帯8の先端がシールされて先端シール部9が形成され連結されて取っ手部10が形成されている。
図4は、本発明の自立性包装袋の底部から視た一例を示す説明図である。対向配置された胴部シート2、2´の下部の間に、底部シート3が折り込まれ、底シール部が形成されている。底部12には、胴部シート2、2´から延設した指掛帯8がそれぞれ形成されており、かつ該指掛帯8の先端がシールされて先端シール部9が形成され連結されて取っ手部10が形成されている。
本発明の自立性包装袋を用いて注出する時の一例を簡単に説明する。
図5は、図1の自立性包装袋から内容物を注出する状態の一例を示す説明図である。内容物の容量が1L超の自立性包装袋から、内容物を注出する状態の一例を示す説明図である。口栓のキャップを取り、口部16を露出させ、包装袋の下部を、例えば、左手22で支え、右手20の人差し指21を取っ手部の空間部13に挿入し掴み、取っ手部10を持ち上げ、口部16をボトル25へ注出し易いようにする。取っ手部に手指を挿入し掴むことにより、内容物の容量が1L以上の包装袋でも滑らず持ち易く、安定して注出することができる。このように両手を使用することで、安定して注出することができる。また、口栓と対向した側シール部の空気封入部が、包装袋の折れ曲がりを防いでいるために、安定して注出することができる。
図6は、自立性包装袋の参考例を示す説明図である。取っ手部10を包装袋の上隅部に設けた一例を示す説明図である。取っ手部が,包装袋の上隅部に形成されたものである。
さらに、本発明を実施するための形態について詳しく説明する。
図7は、胴部シートおよび底部シートの層構成の一例を示す説明図である。胴部シート2、2´および底部シート3は、可撓性を有するシートであり、少なくとも、次の積層シート30が一例として挙げられる。例えば、図7−1に示す、基材フィルム層31と熱融着性を有するシーラント層33が接着層32を介して積層された層構成である。積層シート30は、基材フィルム層31/接着層32/シーラント層33の層構成になる。
基材フィルム層31としては、耐熱性を有するプラスチックフィルムが使用できる。例えば、ポリエステルフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルムなどが挙げられる。支持体として、機械的強度や寸法安定性を有するものであれば、特に限定されない。特に二軸延伸されたフィルムが好ましい。基材フィルムの厚みとしては、加工性を考慮すると、10〜50μmの範囲が好ましい。
シーラント層33としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EAA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマー、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン系樹脂からなるフィルムが使用できる。これらの樹脂を押出し機により製膜して使用することができる。上記の樹脂を用いて単層または複層にて使用できる。フィルム厚みとしては、50〜200μmの範囲が好ましい。
接着層32としては、ドライラミネート用接着剤が使用できる。例えば、二液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、エポキシ系接着剤などが使用することができる。貼り合わせ方法としては、ドライラミネート法にて可能である。また、シーラント層を押出し機により押出しながら、アンカー剤(接着剤)を介して貼り合わせることもできる。
また、基材フィルム層31には、必要に応じて印刷層を設けることができる。図7−2に示すような層構成になる。積層シート30は、基材フィルム層31/印刷層35/接着層32/シーラント層33の層構成になる。印刷層35としては、溶剤と、ウレタン系、アクリル系、ニトロセルロース系、ゴム系などのバインダー樹脂と、各種顔料、体質顔料および可塑剤、乾燥剤、安定剤などを添加してなるインキにより形成される層である。この印刷層により、文字、絵柄などを形成することができる。印刷方法としては、例えば、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷などの公知の印刷方法を用いることができる。また基材フィルム層の表面を、予め前処理としてコロナ処理またはオゾン処理を施すことにより、印刷層の密着性を向上させることができる。通常は、基材フィルム層の内面に印刷層を設ける。
また、積層シート30の諸物性を向上する必要があれば、積層シートに中間層34を設けることも可能である。例えば、包装袋の剛性、落下強度や突き刺し強度などを向上させる、また、内容物が食品の場合は、酸素ガスバリア、水蒸気バリアを向上させる、などの場合に中間層を積層することができる。図7−3に示す層構成になる。積層シート30は、基材フィルム層31/印刷層35/接着層32/中間層34/接着層32/シーラント層33の層構成になる。また、突き刺し性の向上やガスバリア性の向上をさせるために、中間層を2層以上積層して構わない。
中間層34としては、例えば、落下強度や突き刺し強度などを向上させるには、ポリエステルフィルムやナイロンフィルムなどを使用することができる。また、酸素ガスバリア、水蒸気バリアなどのガスバリア性を向上させるには、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、無機酸化物を蒸着したポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルムなどが使用できる。特に、アルミニウム箔、無機酸化物を蒸着したポリエステルフィルムであることにより、優れたガスバリア性を得ることができる。また、中間層を積層するには、接着層を介してドライラミネート法にて貼り合わせることができる。
無機酸化物としては、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシュウム、酸化カリウム、酸化錫、酸化ナトリウム、酸化ホウ素、酸化チタン、酸化鉛、酸化ジルコニウム、酸化イットリウムなどの金属の酸化物が使用できる。中でも生産性、価格面から酸化珪素、酸化マグネシウムが好ましい。
また、指掛帯の破断強度(延設された方向)が、20N/15mm以上であることが好ましい。取っ手部が破断することがなく、安定して保持することができる。
以下に、本発明の自立性包装袋の具体的製造方法の一例を説明する。
基材フィルム層として、ポリエステルフィルムを用い、該ポリエステルフィルムの片面にウレタン系樹脂をバインダーとしたグラビアインキを用いてグラビア印刷を行う。
上記印刷面に、中間層としてアルミニウム箔を用い、二液硬化型ウレタン系接着剤を用い、ドライラミネート法にて貼り合わせる。
次に、上記アルミニウム箔の面にナイロンフィルムを、二液硬化型ウレタン系接着剤を用い、ドライラミネート法にて貼り合わせる。
次に、上記ナイロンフィルムの面に直鎖状低密度ポリエチレンフィルムを、二液硬化型ウレタン系接着剤を用い、ドライラミネート法にて貼り合わせる。このようにして積層シートを作成する。
次に、自立性包装袋を形成するために、積層シートを所定の幅にスリットし、胴部シート、底部シートを形成する。
次に、底部シートを、対向配置した胴部シートの下部の間に折り込み、底部と、左右側部をシールし、それぞれ底シール部、側シール部を形成し、次いで、天部を、内容物を充填する開口部を残しシールして天シール部を形成する。この際に、左右側シール部または口栓と対向する側シール部に長手方向に未シール部からなる空隙部を形成する。次いで、袋のサイズに合わせ外形抜きを行う。この際に、底シール部の下部に、胴部シートからそれぞれ延設して指掛帯を形成する。また、この際に、上隅部に予め形成した口栓を装着する。
外形抜きは、トムソン刃を用いて打ち抜き加工や、金属刃によりプレス抜き加工で行うことができる。この際、指掛帯は、その長さが、底部シートの折り込み幅の1/2〜2倍、幅が3〜30mmにする。
次に、指掛帯の先端をシールし連結して取っ手部を形成する。
次に、空気封入部を形成する方法を簡単に説明する。
空隙部の長手方向の端部に、空気を圧入するための圧入孔を形成する。この圧入孔は、胴部シートを貫通する孔であればよい。圧入孔から空気を圧入するために、別の圧入ノズルを圧入孔に当接し、空隙部に空気を圧入しながら、目的の空気量に到達したら、圧入孔よりずらした位置で、シールし空気封入部を形成する。その後、圧入孔をシールする。即ち、シーラント層により、圧入孔が塞がれ空気封入部が形成される。
以下、本発明の具体的実施例について説明する。
基材フィルム層としてポリエステルフィルム12μm、アルミニウム箔7μm、ナイロンフィルム25μmを、二液硬化型ウレタン接着剤を介してドライラミネート法にて貼り合わせた。ポリエステルフィルム12μm/接着層/アルミニウム箔7μm/接着層/ナイロンフィルム15μmを形成した。
次に、シーラント層として、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム100μmを、上記ナ
イロンフィルム面に二液硬化型ウレタン接着剤を介してドライラミネート法にて貼り合わせ積層シートを作成した。ポリエステルフィルム12μm/接着層/アルミニウム箔7μm/接着層/ナイロンフィルム15μm/接着層/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム100μmを形成した。
次に、自立性包装袋を形成すべく、積層シートを、胴部シートと底部シートの所定の幅にスリットした。
次に、底部シートを、対向配置した胴部シートの下部の間に折り込み、底部と左右側部をシールし、それぞれ底シール部、側シール部を形成し、次いで天部をシールし天シール部を形成した。なお、天シール部には、内容物を充填する開口部も形成した。また、左側シール部と天シール部からなる上隅部に予め形成した口栓を装着した。口栓付き自立性包装袋を形成した。
自立性包装袋のサイズは、内容物を2L収納するために、縦330mm、横200mm、底部シートの折り込み幅64mmに形成した。また、この際に、底シール部には、胴部シートを延設して指掛帯をそれぞれ形成し、その指掛帯の長さが、64mm、幅が15mmで形成し、それぞれの指掛帯の先端をシールして連結させて取っ手部を形成した。また、口栓と対向した側シール部に長手方向に1本の空気封入部を幅7mm×長さ230mmで形成した。
次に、自立性包装袋の開口部から水を2L充填し、次いで、開口部をシールし、容量2Lの水を収納した自立性包装袋を作成した。
自立性包装袋のサイズを、水を1L収納するために、縦300mm、横180mm、底部シートの折り込み幅55mmに形成した。また、口栓と対向する側シール部に、長手方向に1本の空気封入部を幅5mm×長さ210mmで形成した。また、この際に、底シール部には、胴部シートを延設して指掛帯をそれぞれ形成し、その指掛帯の長さが、55mmで、幅が15mmで形成し、それぞれの指掛帯の先端をシールして連結させて取っ手部を形成した。以外は実施例1と同様に行い、自立性包装袋を形成した。
自立性包装袋のサイズを、水を700ml収納するために、縦170mm、横150mm、底部シートの折り込み幅42mに形成した。また、口栓と対向する側シール部に、長手方向に1本の空気封入部を幅5mm×長さ170mmで形成した。また、この際に、底シール部には、胴部シートを延設して指掛帯をそれぞれ形成し、その指掛帯の長さが、42mmで、幅が15mmで形成し、それぞれの指掛帯の先端をシールして連結させて取っ手部を形成した。以外は実施例1と同様に行い、自立性包装袋を形成した。
取っ手部の幅を3mmとした以外は、実施例1と同様に行い、自立性包装袋を形成した。
取っ手部の幅を30mmとした以外は、実施例1と同様に行い、自立性包装袋を形成した。
指掛帯の長さを32mmとし、取っ手部の幅を3mmとした以外は、実施例1と同様に
行い、自立性包装袋を形成した。
指掛帯の長さを32mmとし、取っ手部の幅を30mmとした以外は、実施例1と同様に行い、自立性包装袋を形成した。
指掛帯の長さを128mmとし、取っ手部の幅を3mmとした以外は、実施例1と同様に行い、自立性包装袋を形成した。
指掛帯の長さを128mmとし、取っ手部の幅を30mmとした以外は、実施例1と同様に行い、自立性包装袋を形成した。
指掛帯の幅を2.5mmとした以外は、実施例1と同様に行い自立性包装袋を形成した。
指掛帯の幅を32mmとした以外は、実施例1と同様に行い自立性包装袋を形成した。
指掛帯の長さを28mmとした以外は、実施例1と同様に行い自立性包装袋を形成した。
指掛帯の長さを132mmとした以外は、実施例1と同様に行い自立性包装袋を形成した。
以下に、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
空気封入部を形成しない以外は、実施例1と同様に行い、自立性包装袋を形成した。
<比較例2>
取っ手部を形成しない以外は、実施例1と同様に行い、自立性包装袋を形成した。
<比較例3>
空気封入部および取っ手部を形成しない以外は、実施例1と同様に行い、自立性包装袋を形成した。
<評価方法>
・注出し易さの評価〜実施例1および比較例1〜3の包装袋で、200ml用コップに10杯分を注出するのに要する時間を計測するのと同時に注出し易さを評価した。注出し易いのを○とした。注出し難いのを×とした。
<評価結果>
表1に示す。
Figure 2015231845
・取っ手部の持ち易さを評価〜実施例1、実施例4〜13の包装袋で、取っ手部の持ち易さを評価した。取っ手部が持ち易いのを○とした。取っ手部が持ち難い(手に食い込むも含め)のを×とした。
<評価結果>
表2に示す。
Figure 2015231845
注出し易さは、実施例1〜3の自立性包装袋では、空気封入部と取っ手部を設けることにより、注出し易かった。実施例1は、10杯分まで安定して注出することができた。また、取っ手部の持ち易さは、取っ手部の長さが折り込み部の1/2〜2倍、幅が、3〜30mmで持ち易いことが判った。
1 本発明の自立性包装袋
2 胴部シート
2´ 胴部シート
3 底部シート
4 側シール部
4´ 側シール部
5 底シール部
6 天シール部
7 空気封入部
8 指掛帯
9 先端シール部
10 取っ手部
11 内容物収納部
12 底部
13 取っ手部の空間部
15 口栓
16 口部
20 右手
21 人差し指
22 左手
25 ボトル
30 積層シート
31 基材フィルム層
32 接着層
33 シーラント層
34 中間層
35 印刷層
a 底部シートの折り込み幅
b 指掛帯の長さ
c 指掛帯の幅

Claims (3)

  1. 対向配置された胴部シートの下部に、底部シートが内側に折り込まれ、胴部シートとシールして底シール部が形成され、
    左右の側部をシールして左右の側シール部が、天部をシールして天シール部がそれぞれ形成され、
    前記天シール部と前記左右の側シール部の一方の側シール部との上隅部に口栓を装着した自立性包装袋において、
    前記左右の側シール部または前記口栓と対向する側シール部に、長手方向に空気封入部が形成され、
    前記底シール部の下部に、胴部シートからそれぞれ延設して指掛帯が形成され、
    前記指掛帯の先端をそれぞれシールして連結し取っ手部を形成してなることを特徴とする自立性包装袋。
  2. 前記指掛帯の長さが前記底部シートの折り込み幅の1/2〜2倍であり、前記指掛帯の幅が3〜30mmであることを特徴とする請求項1記載の自立性包装袋。
  3. 前記胴部シートおよび底部シートが、それぞれ複数の層で構成される積層シートからなり、複数の層のうちの少なくとも一層がアルミニウム箔または無機酸化物を蒸着したポリエステルフィルムであることを特徴とする請求項1記載の自立性包装袋。
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