JP2015013682A - 詰め替え用包装袋 - Google Patents

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【課題】内容物を詰め替える際に、空気の導入が可能とし、かつ輸送時でも包装袋の亀裂や破れのない詰め替え用包装袋を提供することにある。【解決手段】上隅部に収納部と連結された注出口を有し、対向配置された胴部シートの両サイドをシールしサイドシール部を形成するとともに、底部シートが内側に折り返されて胴部シートとシールし底シール部が形成され、底部シートを拡開して自立可能とした詰め替え用包装袋であって、前記注出口7と対向する下隅部近傍のサイドシール部5領域内または底シール部4領域内に、前記収納部11に空気を導入するための通気孔を形成する開口手段14を配設してなることを特徴とする詰め替え用包装袋1である。【選択図】図1

Description

本発明は、注出口を有する詰め替え用包装袋に関するものである。
従来より、流動性内容物を収納する詰め替え用包装袋としては、スタンディングパウチが一般的に知られている。この包装袋は、通常、可撓性シートからなる表裏二枚の胴部シートの下部に、底部シートを折り畳みながら加熱接着して底シール部、胴部シートの両サイドを加熱接着してサイドシール部を形成して構成される。これらの胴部シートおよび底部シートにて形成される空間内に、流動性内容物を充填し、その後包装袋の上部が加熱接着されて封緘され、底部シートが、充填時に拡開されて自立性を有する詰め替え用包装袋になるのである。
最近、詰め替え用包装袋の中で、包装袋の上隅部に注出口を設けた、シャンプーやリンス、液体洗剤などの包装袋がある。このような包装袋は、詰め替え時の使い勝手を良くするために、注出口を開封する際には、ハサミ等の道具を使用せずに手で容易に開封できるようにするため、その注出口にノッチ(切り取り開始用の切り欠け)が形成されているのが一般的になっている。またノッチ部を起点として開封する際に、より開封し易いように、開封を誘導する開封誘導線が形成されているものもある。
注出口は、単に先端を細くしたノズル状のものがある。これは、流動性内容物の流出量を絞り、急激に流出するのを制限するとともに、流動性内容物の流出方向を定めるようにしたものである(特許文献1)。
しかし、包装袋が、可撓性を有するプラスチックフィルムの積層体からなるために、包装袋には剛性がなく、包装袋内から排出した流動性内容物が占めていた空間に、注出口を通して空気(外気)が補給され、空気に置換されることは困難であった。このために手で包装袋の表面を押し潰して、絞り出して流動性内容物を排出させざるを得なかった。また注出口において、表裏二枚の積層体が密着してしまうと、注出口が塞がれて流動性内容物の排出が円滑に行われないという問題があった。
また、注出口が塞がれるのを解消し、流動性内容物の排出を円滑にするために、注出口の部分にエンボス加工による成形で膨らませて、注出口が塞がれるのを防ぐ提案がある(特許文献2,3)がある。
また、注出口部に拡管具を挿入して注出口が塞がれるのを防ぐ提案がある(特許文献4)。
しかし、注出口の部分にエンボス加工による成形で膨らませることや、注出口部分に拡管具を挿入することにより、注出口が塞がれるのを減少させることができるが、注出口から流動性内容物の排出と並行して空気を包装袋内に導入し、流動性内容物の自重により流動性内容物を排出させることは、うまく行われない。このために粘度の低い流動性内容物の場合には、注出口からの排出が比較的に円滑に行われるが、一つの注出口を通して、流動性内容物の排出と、空気の包装袋内への導入とが交互に行われるため、流動性内容物の排出に脈動が起きるという問題があった。
また、密閉された包装袋から流動性内容物が排出される場合、排出により生じる空隙に空気が補給されないと、内容物が排出されるのに伴い、包装袋内に負圧が生じる。その結
果として、表裏二枚の積層体が密着してしまい、内容物を排出するときに、摩擦抵抗力が生じることを回避できず、粘度の高いペースト状の流動性内容物を排出させるには、胴部の表裏二枚の積層体を押し潰して絞り出す必要があり、かなりの労力を必要としていた。高齢者には負担に感じる問題があった。
また、これの問題を改善するために、サイドシール部の外側端縁に、二枚のフィルムを貫通してなる切り裂きを誘導する切り込みによるノッチとハーフカットからなる開封案内線が形成された提案がある(特許文献5)。
これは、図9に示す、サイドシール部5外側端縁にノッチ40を設け、開封案内線16を介して、包装袋内に空気を導入するための通気孔32を形成したものである。これによって通気孔が形成され、空気の導入を図り、流動性内容物の排出を円滑に行うことができるが、シール部の外側端縁に切り込みが形成されているために、即ち、包装袋の端縁に切り込みによるノッチがあるために、輸送時などで包装袋同士が引っ掛かったり、また衝撃などにより切り込みから裂け、亀裂や破れが生じる恐れがある。
よって、内容物を詰め替える際に、空気の導入が可能で、かつ輸送時でも包装袋の亀裂や破れのない詰め替え用包装袋の要望がある。
特開平10―203567号公報 特開平11−11498号公報 特開2002−154559号公報 特開2000―190996号公報 特開2012−56588号公報
本発明は、上述のような背景技術の問題を鑑みて、内容物を詰め替える際に、空気の導入が可能とし、かつ輸送時でも包装袋の亀裂や破れのない詰め替え用包装袋を提供することにある。
上記の課題を解決するために、発明者は鋭意検討を行い、本発明を完成した。
本発明の請求項1に係る発明は、上隅部に収納部と連結された注出口を有し、
対向配置された胴部シートの両サイドをシールしサイドシール部を形成するとともに、底部シートが内側に折り返されて胴部シートとシールし底シール部が形成され、底部シートを拡開して自立可能とした詰め替え用包装袋であって、
前記注出口と対向する下隅部近傍のサイドシール部領域内または底シール部領域内に、
前記収納部に空気を導入するための通気孔を形成する開口手段を配設してなることを特徴とする詰め替え用包装袋である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記開口手段が、サイドシール部領域内に、二枚の胴部シートを貫通する切り込み線により区画形成された摘み部形成部からなることを特徴とする請求項1記載の詰め替え用包装袋である。
本発明の請求項3に係る発明は、底シール部領域内に、胴部シートと底部シートを貫通する切り込み線により区画形成された摘み部形成部からなることを特徴とする請求項1記
載の詰め替え用包装袋である。
本発明の請求項4に係る発明は、前記摘み部形成部と該摘み部形成部が形成されたシール部の収納部側端縁との間隔が、1.5〜3.0mmの範囲であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の詰め替え用包装である。
本発明の詰め替え用包装袋は、サイドシール部領域内または底シール部領域内に、摘み部形成部を形成し、摘み部形成部から形成される摘み部を収納部側に引っ張ることで、胴部シートを引き裂き、通気孔を形成させ、収納部に空気を導入するものである。よって、流動性内容物の粘度に関係なく円滑に詰め替える(排出する)ことができる。また、摘み部形成部をシール部領域内に形成することで、輸送時でも、引っ掛かることがなく、包装袋の亀裂や破れのない包装袋が可能となる。
本発明によれば、注出口と対向する下隅部の近傍のサイドシール部領域内または底部シール部領域内に、収納部に空気を導入するための通気孔を形成する開口手段が配設されることにより、詰め替え時に、この開口手段を用いて通気孔を形成し、収納部に空気を導入することにより、粘度の高いペースト状の内容物であっても、円滑に注出口から流動性内容物が排出することができる。また粘度の低い流動性内容物であっても、脈動を起こさないで注出口から排出することができる。
また、サイドシール部領域内または底シール部領域内に、開口手段を設けたことにより、輸送時や店頭時でも、包装袋同士が引っ掛かったり、衝撃が加わっても、包装袋に亀裂、破れのないものが提供できる。
また、開口手段が、サイドシール部領域内に、二枚の胴部シートを貫通する切り込み線により、区画形成された摘み部形成部からなるものである。詰め替える際に、自立性包装袋を逆さにした際は、摘み部形成部が、流動性内容物の液面より高い場合、切り込み線を下方向から押し上げる、または上方向から押し下げることにより、摘み部を形成し、該摘み部を摘み、収納部側に引っ張り、胴部シートを引き裂くことで、通気孔を形成し、収納部に空気を導入することができる。容易に通気孔を形成することができる。切り込み線により区画形成された摘み部形成部を形成する単純な構造であって、安価に製造することができる。
また、前記開口手段が、底シール部領域内に、胴部シートと底部シートを貫通する切り込み線により、区画形成された摘み部形成部からなるものである。詰め替える際に、包装袋を逆さにして、摘み部形成部が、流動性内容物の上面より高い場合に、該摘み部を摘み、収納部側に引っ張り、胴部シートを引き裂くことで、通気孔を形成し、収納部に空気を導入することができる。容易に通気孔を形成することができる。
また、摘み部形成部と該摘み部形成部が形成されたシール部の収納部側端縁との間隔が、1.5〜3.0mmの範囲であることにより、切り込み線により区画形成された摘み部形成部を安定して形成できる。
また、摘み部形成部の形状が、先端が鉤型の凸部からなることにより、摘み部が摘み易く、収納部側に引っ張り易くすることができる。
本発明の詰め替え用包装袋の一例を示す説明図である。 サイドシール部領域内に形成した摘み部形成部の一例を示す説明図である。 底シール部領域内に形成した摘み部形成部の一例を示す説明図である。 摘み部形成部の形状の一例を示す説明図である。 摘み部形成部と該摘み部形成部が形成されたシール部の収納部側端縁との間隔の一例を示す説明図である。 詰め替え用包装袋を詰め替える状態の一例を示す説明図である。 本発明の自立性包装袋の他の一例を示す説明図である。 積層体の層構成の一例を示す説明図である。 従来の自立性包装袋の一例を示す説明図である。
以下に、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の詰め替え用包装袋の一例を示す説明図である。詰め替え用包装袋1は、表裏二枚の胴部シート2、2と底部シート3からなっている。胴部シート2および底部シート3は、可撓性を有したシートである。胴部シート2の下部の間に底部シート3を折り畳みながら挿入し、シールし底シール部4、両サイドをシールしサイドシール部5,5をそれぞれ形成したものである。内容物が充填する際、底部シート3が拡開し自立性包装袋になる。また、天シール部6の上隅部に斜め外方向に向けて注出口7が形成されている。加えて、注出口を開封するための開封誘導線8が形成されている。
注出口7と対向する包装袋の下隅部近傍のサイドシール部5領域内に、包装袋の収納部11に空気を導入するための通気孔を形成するための開口手段14、即ち、表裏二枚の胴部シーとを貫通する切り込み線により区画形成された摘み部形成部9が配設されている。
摘み部形成部9は、サイドシール部5領域内に区画形成されたもので、形成される摘み部を手で摘み易く、かつ収納部へ引っ張り易くした形状にしたものである。
図2は、サイドシール部5領域内に形成した摘み部形成部の一例を示す説明図である。摘み部形成部9が形成されたサイドシール部5の収納部側端縁を収納部11方向へ凸状12に形成した一例を示している。サイドシール部5領域内に形成し易くする、即ち、切り込み線が多少ずれても、シール部領域内に入るようにすることで生産性の低下を防ぐことができる。
図3は、底シール部4領域内に摘み部形成部9を形成した一例を示す説明図である。注出口7と対向する包装袋の下隅部近傍の底シール部4領域内に、収納部に空気を導入するための通気孔を形成するための開口手段14、即ち、胴部シーと底部シートを貫通する切り込み線により区画形成された摘み部形成部9が配設されている構成である。
図4は、摘み部形成部の形状の一例を示す説明図である。摘み部形成部9の形状が、手に摘み易く、かつ収納部側に引っ張り易くした形状である。図4−1は、半円形状20、図4−2は、円形状21、図4−3は、四辺形状22、図4−4は、三角形状23を示している。
図5は、摘み部形成部9と該摘み部形成部が形成されたシール部の収納部側端縁13との間隔の一例を示す説明図である。シール部領域内に形成された摘み部形成部9と該摘み部形成部が形成されたシール部の収納部側端縁13との間隔Aを1.5〜3.0mmにすることで、安定して切り込み線10により摘み部形成部9を区画形成することができる。
図6は、詰め替え用包装袋を詰め替える状態の一例を示す説明図である。詰め替える際に、包装袋の注出口7を開封誘導線に沿って切り取り、開口部を形成し、包装袋1を逆さ
にして、その開口部をボトル34の口部35に挿入して詰め替える状態を示している。この際に、サイドシール部に形成された摘み部形成部9が、流動性内容物の液面31より高い位置にある場合、摘み部15を摘み、収納部側に引っ張り、胴部シートを引き裂き、通気孔32を形成する。通気孔32を通じて収納部に空気が導入され、脈動もなく、円滑に詰め替えることができる。符号Bは、摘み部を収納部側に引っ張る方向を示している。また符合33は、摘み部形成部から摘み部を取り除いた部分を示している。
図7は、本発明の自立性包装袋の他の一例を示す説明図である。注出口にプラスチック成形品からなる口栓36が装着された一例を示している。口栓36と対向する下隅部の近傍のサイドシール5部領域内に、収納部に空気を導入するための通気孔を形成するための開口手段14を配設したものである。
さらに、本発明を実施するための形態について説明する。
詰替え用包装袋に使用する胴部シート2および底部シート3は、少なくとも、基材層とシーラント層が積層された積層体からなる。また、積層シートの剛性や突き刺し性、ガスバリア性などを向上させる必要があれば、基材層とシーラント層の間に中間層を設けることで可能である。
図8は、積層体の層構成の一例を示す説明図である。積層体50は、外側より、基材層51/印刷層52/接着層53/中間層54/接着層53/シーラント層55が順に積層されたものである。
基材層51としては、プラスチックフィルムや紙などが使用できる。プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルムなどのポリエステルフィルム、ポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、6−ナイロンなどのポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポリイミドフィルムなどが挙げられる。機械的強度や寸法安定性を有するものであれば、特に限定されない。特に二軸延伸されたフィルムが好ましい。
また紙としては、上質紙、片アート紙、コート紙、キャストコート紙、模造紙などを用いることができる。特に包装袋の容量、サイズなどから紙の坪量を適宜決めればよい。
基材層には、必要に応じて印刷層を設けることができる。印刷層52としては、溶剤と、ウレタン系、アクリル系、ニトロセルロース系、ゴム系などのバインダー樹脂と、各種顔料、体質顔料および可塑剤、乾燥剤、安定剤などを添加してなるインキにより形成される層である。この印刷層により、文字、絵柄などを形成することができる。印刷方法としては、例えば、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷などの公知の印刷方法を用いることができる。また基材層の表面を、予め前処理としてコロナ処理またはオゾン処理を施すことにより、印刷層の密着性を向上させることができる。
シーラント層55としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EAA)、アイオノマー、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂が使用できる。これらの樹脂を押出し機により製膜して使用することができる。上記の樹脂の単層または複層にしても可能である。フィルム厚みとしては10〜100μmの範囲がよく、特に15〜60μmの範囲が好ましい。
また基材層とシーラント層を積層させるには、接着層53を介してドライラミネート法にて貼り合わせることができる。接着剤としては、ドライラミネート用接着剤が用いられる。二液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、エポキシ系接着剤などを使用することができる。またシーラント層を押出し機により押出しながら、アンカー剤(接着剤)を介して貼り合せることもできる。
また積層体の剛性、落下強度や突き刺し強度などの向上、また内容物が食品の場合は、酸素ガスバリア、水蒸気ガスバリアなどを向上させるために中間層54を積層することができる。中間層54としては、例えば、落下強度や突き刺し強度などを向上させるには、延伸ポリアミド樹脂フィルムなどを使用することができ、また酸素ガスバリア、水蒸気バリアを向上させるには、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、無機酸化物蒸着ポリエステルフィルムなどが使用できる。また中間層54を積層するには、接着層53を介してドライラミネート法にて貼り合わせることができる。
無機酸化物としては、酸化珪藻、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、カルシュウム、カリウム、錫、ナトリウム、ホウ素、チタン、鉛、ジルコニウム、イットリウムなどの金属の酸化物が使用できる。中でも生産性、価格面から酸化珪素、酸化マグネシウムが好ましい。
積層体50の具体的な構成例としては、例えば、ポリエステルフィルム/印刷層/接着層/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルム/印刷層/接着層/延伸ポリアミド樹脂フィルム/接着層/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルム/印刷層/接着層/無機酸化物蒸着ポリエステルフィルム/接着層/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、延伸ポリアミド樹脂フィルム/接着層/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、延伸ポリアミド樹脂フィルム/接着層/延伸ポリアミド樹脂フィルム/接着層/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、紙/低密度ポリエチレンフィルム/接着層/アルミニウム箔/接着層/低密度ポリエチレンフィルム、紙/低密度ポリエチレンフィルムなどが挙げられる。
以下に、本発明の詰め替え用包装袋の具体的製造方法について一例を説明する。
基材層として、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、該フィルムの片面にウレタン系樹脂をバインダーとしたグラビアインキを用いてグラビア印刷を行う。
上記ポリエチレンテレフタレートフィルムの印刷面に、中間層として延伸ポリアミド樹脂フィルムを用い、二液硬化型ウレタン系接着剤を介してドライラミネート法にて貼り合わせを行う。この場合、接着剤は、印刷面の全面に塗布され貼り合わされる。
次に上記延伸ポリアミド樹脂フィルム面に直鎖状低密度ポリエチレンフィルムを、二液硬化型ウレタン系接着剤を用い、ドライラミネート法にて貼り合わせ、積層体を形成する。形成した積層体は、ポリエチレンテレフタレートフィルム/印刷層/接着層/延伸ポリアミド樹脂フィルム/接着層/直鎖状低密度ポリエチレンフィルムの層構成になる。
次に、包装袋を形成するために、上記積層体を所定の幅にスリットし、胴部シート、底部シートを形成する。
上記底部シートを表裏二枚の胴部シートの下部の間に折り畳みながら挟み込んで、底部と両サイドをシールし、底シール部、サイドシール部を形成し、両サイドシール部のいずれか一方と、天シール部との上隅部に斜め外方向に向けた注出口を形成し、天シール部の
一部が開口した包装袋を形成する。この際に、注出口と対向する下隅部の近傍のサイドシール部領域内に、開口手段である摘み部形成部を切り込み線により区画形成する。
次に、天シール部の開口された部位から流動性内容物を充填し、底部シートを拡開し自立性を持たせ、天シール部をシールすることにより、内容物が充填された詰め替え用包装袋が作成できる。
摘み部形成部を区画するための切り込み線は、金属刃を用いたトムソン抜き型、レーザ加工などで刻設することができる。レーザー加工では、例えば、炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、半導体レーザー、アルゴンイオンレーザーなどで可能であるが、中でも炭酸ガスレーザーが好適である。
また切り込み線は、直線状、ミシン目線状、破線状などのいずれでもよい。切り込み線部分を弱体化して摘み部形成部を形成すればよい。
以下、本発明の具体的実施例について説明する。
基材層としてポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)12μm、中間層として、延伸ポリアミドフィルム(ONy)15μmを、二液硬化型ウレタン接着剤を介してドライラミネート法にて貼り合わせた。
次にシーラント層として、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)60μmを、上記延伸ポリアミドフィルム面に二液硬化型ウレタン接着剤を介してドライラミネート法にて貼り合わせ積層体を作成した。
次に包装袋を形成すべく、積層体を、胴部シートと底部シートの所定の幅にスリットした。
次に、底部シートを表裏二枚の胴部シートの下部の間に折り畳みながら挟み込んで、底部と左右サイドをシールし、それぞれ底シール部、サイドシール部を形成し、天シール部の上隅部に斜め外方向に向けた注出口を形成し、天シール部がまだシールされていない包装袋を形成した。この際に、注出口と対向する下隅部近傍の右サイドシール部領域内に、摘み部形成部を切り込み線により区画形成し、開口手段を形成した。上部開口部から台所用液体洗剤を500ml充填し、天シール部をシールし、詰め替え用包装袋を作成した。包装袋のサイズを幅135mm×長さ250mmにて形成した。
以下に、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
注出口と対向する下隅部の近傍の右サイドシール部の外側端縁に、ノッチを形成し、ハーフカット線からなる開封誘導線を形成し、開口手段を形成した。それ以外は実施例1と同様に行い、詰め替え用包装袋を作成した。
<評価方法>
1.実施例1および比較例1の包装袋を、それぞれ20袋作成し、段ボール箱に収納し、輸送試験および落下試験を行った。
・輸送試験:2000km相当の輸送。
・落下試験:コンクリート床に、高さ60cmから5回落下。
2.詰め替え性の評価。実施例1、比較例1の包装袋をそれぞれ10袋作成し、ボトルに
詰め替え、詰め替え性の評価を行った。(開口手段により通気孔の形成し易さ、および排出性の確認をした)。
輸送試験および落下試験では、実施例1では、摘み部形成部での引っ掛かりや、亀裂や折れ曲がりなどが観られなかった。しかし、比較例1では、開口手段のノッチ部分から亀裂が生じていたのが2袋、また,ノッチ部分が、折れ曲がっているものが5袋観られた。
詰め替え性では、実施例1、比較例1ともに、通気孔を形成でき、内容物を円滑に詰め替えることができた。
本発明の詰め替え用包装袋は、サイドシール部領域内または底シール部領域内に、摘み形成部を形成することにより、輸送時で、引っ掛かることもなく、亀裂や破れなどが生じないものである。また、容易に通気孔を形成し、収納部へ空気を導入することができることから、流動性内容物を円滑に排出することができるものである。
1 本発明の詰め替え用包装袋
2 胴部シート
3 底部シート
4 底シール部
5 サイドシール部
6 天シール部
7 注出口
8 開封誘導線
9 摘み部形成部
10 切り込み線
11 収納部
12 凸状(収納部方向)
13 シール部端縁(収納部側)
14 開口手段
15 摘み部
16 開封案内線
20 半円形状
21 円形状
22 四辺形状
23 三角形状
30 流動性内容物
31 流動性内容物の液面
32 通気孔
33 摘み部形成部を取り除いた部分
34 ボトル
35 口部
36 口栓
40 ノッチ
50 積層体
51 基材層
52 印刷層
53 接着層
54 中間層
55 シーラント層
60 従来の自立性包装袋
A 収納部側端縁と摘み部形成部との間隔
B 引き裂き方向

Claims (4)

  1. 上隅部に収納部と連結された注出口を有し、
    対向配置された胴部シートの両サイドをシールしサイドシール部を形成するとともに、底部シートが内側に折り返されて胴部シートとシールし底シール部が形成され、底部シートを拡開して自立可能とした詰め替え用包装袋であって、
    前記注出口と対向する下隅部近傍のサイドシール部領域内または底シール部領域内に、
    前記収納部に空気を導入するための通気孔を形成する開口手段を配設してなることを特徴とする詰め替え用包装袋。
  2. 前記開口手段が、サイドシール部領域内に、二枚の胴部シートを貫通する切り込み線により区画形成された摘み部形成部からなることを特徴とする請求項1記載の詰め替え用包装袋。
  3. 前記開口手段が、底シール部領域内に、胴部シートと底部シートを貫通する切り込み線により区画形成された摘み部形成部からなることを特徴とする請求項1記載の詰め替え用包装袋。
  4. 前記摘み部形成部と該摘み部形成部が形成されたシール部の収納部側端縁との間隔が、1.5〜3.0mmの範囲であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の詰め替え用包装袋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019142032A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 大日本印刷株式会社 包装材料及び包装製品
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