JP2006240691A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】包装袋の製造工程とは別の工程を要することなく、また、別部材も要することなく、従来品よりも安価で、製造効率が優れた再封機能を付与した包装袋を提供すること。
【解決手段】互いに重ねられたフィルムの四周を閉じて封鎖した包装袋1であって、前記四周のうち、少なくとも一部がヒートシール部11でありこのヒートシール部11に切込み13を設けて係止片14を設けて構成されており、包装体を折り返した際に、前記係止片14を前記ヒートシール部11に係止可能とする。
【選択図】図1
【解決手段】互いに重ねられたフィルムの四周を閉じて封鎖した包装袋1であって、前記四周のうち、少なくとも一部がヒートシール部11でありこのヒートシール部11に切込み13を設けて係止片14を設けて構成されており、包装体を折り返した際に、前記係止片14を前記ヒートシール部11に係止可能とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、再封機能を有する包装袋に関する。更に詳しくは、別部材を要することなく、したがって、安価かつ容易に製造できる再封機能を有する包装袋に関する。
菓子、かつお節、こんぶ、乾燥食品などの内容物を収容する三方シール袋や四方シール袋は広く知られており、また、広く知られている。このような内容物を収容する包装袋は、消費者の手に渡るまで内容物を密閉する必要があり、また、消費者が内容物を取り出す便宜のために、ノッチなどの開封案内部が設けられている。
また、この種の包装袋では、消費者が内容物の一部を取り出し、残部をそのまま包装袋内部に保存するため、再封機能を有する場合も多い。
このような再封機能としては、例えば、いわゆるチャックが知られている。すなわち、互いに嵌合可能な凹凸を有する2本の線状部材を包装袋を構成するフィルム内壁に取り付け、開封した後、この線状部材を互いに嵌合して再封することができる。また、再開封するときには、この線状部材の嵌合を解けば良い。再封と開封とは繰り返して行うことができる。
また、再封機能として包装袋の開封案内部近くに針金などを設けた包装袋や再封用のシールを別添した包装袋も知られている。
しかしながら、これら再封機能は、いずれの場合も包装袋そのものとは別のチャック、針金、シールなどの部材を必要とし、このため、包装袋の単価を押し上げ、しかもその取付けには包装袋そのものの製造とは別の工程を要するものであった。
そこで、本発明では、包装袋の製造工程中で切込みを設けることにより再封機能を付与し、こうして包装袋の製造工程とは別の工程を要することなく、また、別部材も要することなく、従来品よりも安価で、製造効率が優れた再封機能を付与した包装袋を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に係る発明は、互いに重ねられたフィルムの四周を閉じて封鎖し、かつ、その一部に開封案内部を設けて構成される包装袋において、
前記四周のうち、少なくとも一部がヒートシールによって封鎖されており、
このヒートシール部の開封案内部より包装袋本体部寄りの位置に切込みを設けて係止片を形成した構成とされており、
開封部を封止する方向へ包装体を折り返した際に、前記係止片が前記ヒートシール部に係止可能であることを特徴とする包装袋である。
また、請求項2に係る発明は、互いに重ねられたフィルムの四周を閉じて封鎖し、かつ、その一部に開封案内部を設けて構成される包装袋において、
前記四周のうち、少なくとも一部がヒートシールによって封鎖されており、
このヒートシール部の開封案内部より包装袋本体部寄りの位置に2つの切込みを設けてそれぞれ係止片と係止部とを形成した構成とされており、
包装体を折り返した際に、前記係止片と係止部とが互いに係止可能であることを特徴と
する包装袋である。
前記四周のうち、少なくとも一部がヒートシールによって封鎖されており、
このヒートシール部の開封案内部より包装袋本体部寄りの位置に切込みを設けて係止片を形成した構成とされており、
開封部を封止する方向へ包装体を折り返した際に、前記係止片が前記ヒートシール部に係止可能であることを特徴とする包装袋である。
また、請求項2に係る発明は、互いに重ねられたフィルムの四周を閉じて封鎖し、かつ、その一部に開封案内部を設けて構成される包装袋において、
前記四周のうち、少なくとも一部がヒートシールによって封鎖されており、
このヒートシール部の開封案内部より包装袋本体部寄りの位置に2つの切込みを設けてそれぞれ係止片と係止部とを形成した構成とされており、
包装体を折り返した際に、前記係止片と係止部とが互いに係止可能であることを特徴と
する包装袋である。
請求項1に係る発明によれば、ヒートシール部に設けられた切込みによって係止片が設けられており、包装袋を折り返したときにこの係止片がヒートシール部に係止して再封機能を発揮するから、チャックなどの別部材を要することがない。また、この係止片は、包装袋製造工程の中で、そのヒートシール部に適当な形状の切込みを設けることによって形成することができるから、その製造も容易であるという利点を有する。
また、請求項2に係る発明は、ヒートシール部に設けられた係止片と係止部とを互いに係止して再封機能を発揮するから、請求項1記載の発明と同様に、別部材を要することがなく、また、包装袋製造工程の中で容易に設けることができるという利点を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図面の図1(a)は、請求項1に係る発明の実施形態を示し、その包装袋1の平面図である。なお、説明の便宜のため、内容物を収容しない状態の包装袋1を示している。
包装袋1は、2枚のフィルムを重ねてその四周をヒートシールして製造したものであり、一般に四方シール袋と呼ばれる形態を有している。なお、1枚のフィルムを中央から折り返して重ね、三方をヒートシールして製造される三方シール袋にも適用できることはいうまでもない。これらフィルムは任意のもので良いが、後述する開封案内部から引き裂き可能な1軸延伸フィルムを使用することが望ましい。
図中、11は、包装袋四周のヒートシール部を示している。ヒートシール部11の幅は、5mm以上あることが望ましい。12は、ヒートシール部11の一部に設けられたノッチである。このノッチ12、すなわち開封案内部から包装袋1を引き裂いて開封することができる。
次に、13は、ヒートシール部11に設けられた切込みである。この切込み13は前記ノッチ12より包装袋本体部寄りの位置に設けられている。そして、この切込み13は、ほぼコの字状を有しており、包装袋1の中央から見て切込み13の外側にこのコの字に囲まれた部位を有している。そして、このコの字状の切込み13に囲まれた部位を係止片14としている。なお、係止片14は、包装袋1を折り返したとき、そのヒートシール部11に係止して再封するものであり、この係止片14を構成する切込み13はコの字状に限られないが、係止片14を構成できるものである必要がある。例えば、一定の角度で交わる2本の直線状に切込み13を設け、その角部を係止片14とすることもできる。また、円弧状の切込み13によって係止片14を構成することも可能である。
また、この切込み13は、ヒートシール部11に設けられることから、その部位から破袋しないよう配慮する必要がある。ヒートシール部11の幅が5mm以上の場合、切込み13がこのヒートシール部11幅に占める割合は60%以下であることが望ましい。また、係止片14をヒートシール部11に係止して固定するため、切込み13の幅は2mm以上あることが望ましい。より好ましくは3mm以上である。図示の例では、ヒートシール部11の幅が15mmであるのに対し、切込み13が占める割合は8mm(ヒートシール部幅に対し53.3%)である。
なお、図示の例では、切込み13及び係止片14は、互いに対向する2辺にそれぞれ設けられているが、1辺のみに設けても良い。
そして、この包装袋1は、図1(b)に示すように、ノッチ12から包装袋1を引き裂いて開封することができ、その後、折り返し線xから折り返し、前記係止片14をヒートシール部11に係止して固定することにより、再封することができる。なお、係止片14が1辺のみに設けられている場合には、ヒートシール部11に対して折り曲げ線を斜めにすることにより、同様に再封することができる。ヒートシール部11は、一般にフィルム単体より剛性が高く、このため、このヒートシール部11に係止された係止片が不用意にはずれることはない。後述する実験結果によれば、再封と開封とを10回繰り返すことが可能であった。
この包装袋1は、長尺でロール状に巻き取られたフィルムを使用し、このフィルムを巻き出しながら、所定の部位にヒートシール及び打ち抜き加工を施すことによって連続的に生産することができる。このため、通常使用されている製袋設備の他に設備を要することなく、また、その生産速度も三方シール袋や四方シール袋の生産速度と変らない。
なお、包装袋を構成するフィルムとして、厚さ12μmの1軸延伸ポリエステルフィルムにヒートシール剤として無延伸ポリプロピレンフィルムを積層した積層体を使用して、図1の包装袋を製造し、その再封性、再封の容易さ、再封可能な回数、密封性、生産性、コスト、及びこれらの結果を踏まえた総合評価を行った。チャックを備えた包装袋(チャック袋)、針金を備えた包装袋(ティン袋)、及びシールを別添した包装袋(別添シール)の評価と共に、表1に示す。
次に、図2(a)は、請求項2に係る発明の実施形態を示している。すなわち、この例では、同一の辺に2つの切込み13aと13bとを備え、これに対応して係止片14aと係止部14bとが設けられている。切込み13aと切り込み13bとは、折り返し線xを対象軸として対象な位置に設けられており、図2(b)に示すように、この折り返し線xから折り返して係止片14aと係止部14bとを互いに係止して固定し、再封することができる。
その他の点については、図1に示した包装袋と同様である。
なお、包装袋を構成するフィルムとして、厚さ12μmの1軸延伸ポリエステルフィルムにヒートシール剤として無延伸ポリプロピレンフィルムを積層した積層体を使用して、図2の包装袋を製造し、その再封性、再封の容易さ、再封可能な回数、密封性、生産性、コスト、及びこれらの結果を踏まえた総合評価を行った。チャックを備えた包装袋(チャック袋)、針金を備えた包装袋(ティン袋)、及びシールを別添した包装袋(別添シール)の評価と共に、表2に示す。
また、図4(a)は、係止部14bとして、包装袋の側辺に平行な直線状の切込みをそのまま利用した例を示す。図4(b)は、コの字状係止片14aと逆方向のコの字状の切込みによって係止部14bを形成した例である。図5は、U字状の切込みによって形成し、係止部14bとして、包装袋の側辺に直交する直線状の切込みをそのまま利用した例を
示す。
示す。
1…包装袋
11…ヒートシール部
12…ノッチ
13…切込み
14…係止片
11…ヒートシール部
12…ノッチ
13…切込み
14…係止片
Claims (2)
- 互いに重ねられたフィルムの四周を閉じて封鎖し、かつ、その一部に開封案内部を設けて構成される包装袋において、
前記四周のうち、少なくとも一部がヒートシールによって封鎖されており、
このヒートシール部の開封案内部より包装袋本体部寄りの位置に切込みを設けて係止片を形成した構成とされており、
包装体を折り返した際に、前記係止片が前記ヒートシール部に係止可能であることを特徴とする包装袋。 - 互いに重ねられたフィルムの四周を閉じて封鎖し、かつ、その一部に開封案内部を設けて構成される包装袋において、
前記四周のうち、少なくとも一部がヒートシールによって封鎖されており、
このヒートシール部の開封案内部より包装袋本体部寄りの位置に2つの切込みを設けてそれぞれ係止片と係止部とを形成した構成とされており、
包装体を折り返した際に、前記係止片と係止部とが互いに係止可能であることを特徴とする包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005060164A JP2006240691A (ja) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | 包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005060164A JP2006240691A (ja) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | 包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=37047503
Family Applications (1)
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JP2005060164A Pending JP2006240691A (ja) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | 包装袋 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014015245A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Fuji Seal International Inc | パウチ容器 |
KR20150070177A (ko) | 2012-10-19 | 2015-06-24 | 도판 인사츠 가부시키가이샤 | 포장 봉지 |
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CN109110280A (zh) * | 2018-09-21 | 2019-01-01 | 安徽省天乐塑业有限公司 | 一种卤制食品专用塑封袋 |
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2005
- 2005-03-04 JP JP2005060164A patent/JP2006240691A/ja active Pending
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