JP6255830B2 - 包装袋及び内容物を収納した包装体 - Google Patents

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Description

本発明は背貼り熱接着部を有する包装袋に関する。
背貼り熱接着部を有する従来の包装袋は特許文献1に開示される。この包装袋は積層フィルムの対向する端縁を合掌貼りして上下方向に延びる背貼り熱接着部が形成されている。また、背貼り熱接着部の上部にはノッチが設けられている。また、背貼り熱接着部を配した背面部と背面部に対向する前面部とを上下端で熱接着して端縁熱接着部が形成されている。また、背面部において背貼り熱接着部の両側には背貼り熱接着部に平行な直線状の開封用切れ目が形成されている。開封用切れ目は積層フィルムを厚み方向に所定深さで切断した切込みにより形成される。
これにより、背貼り熱接着部をノッチの上方及び下方で両手の手指でそれぞれ摘み、上下方向へ相反する方向に引っ張ると背面部が左右方向に引裂かれ、包装袋が開口する。包装袋の開口部が開封用切れ目に到達すると、開封用切れ目に沿って上下方向に包装袋が引裂かれて包装袋が大きく開口して開封口が形成される。
特開2008−254800号公報
上記従来の包装袋によると、包装袋の輸送時等に切り込みにより形成した開封用切れ目に尖鋭物が引っかかるとピンホールが発生する可能性がある。このため、背貼り熱接着部の両側の広い領域に開封用切れ目を設けると、ピンホールの発生率が高くなる問題があった。また、包装袋が左右方向に引裂かれて開封用切れ目に到達する前に成り行きで上下方向に引裂かれ、開封口が狭くなり、包装袋の利便性が悪くなる問題もあった。
本発明は上記問題点に鑑み、ピンホールの発生を低減できるとともに利便性を向上できる包装袋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、積層フィルムの対向する端縁を合掌貼りして上下方向に延びる背貼り熱接着部と、前記背貼り熱接着部を配した背面部と前記背面部に対向する前面部とを上下端で熱接着する端縁熱接着部とを有して上下方向に延びる内容物を収納する包装袋において、前記積層フィルムが上下方向に易引裂性を有するとともに、前記背面部に前記背貼り熱接着部上を通って左右方向に延びる開封用切れ目を設け、前記開封用切れ目の外端を前記背面部の左右端よりも内側に配したことを特徴としている。
この構成によると、左右方向に延びる開封用切れ目に沿って背面部を引裂き、開封用切れ目の両外端から下方向に背面部を引裂く。これにより、背面部の上端部から下方向に向かって開封口が形成される。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記開封用切れ目が前記背貼り熱接着部から離れるに従って下方に向かって傾斜することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、内容物が上下方向に延びるとともに内容物の上端が前記開封用切れ目よりも下方に配されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記開封用切れ目が上端を熱接着する前記端縁熱接着部の下端と前記内容物の上端との間に配されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記積層フィルムが一軸延伸フィルムを含み、前記一軸延伸フィルムの延伸方向を上下方向にしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記開封用切れ目の左右端を下方に屈曲させたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋内部に内容物を密封収納した包装体であって、前記内容物が直方体のブロック状であり、前記開封用切れ目の左右端が前記内容物の左右端よりも内側に配されることを特徴としている。
本発明によると、積層フィルムが上下方向に易引裂性を有し、背貼り熱接着部を形成した背面部に左右方向に延びる開封用切れ目を設けている。これにより、背面部が開封用切れ目に沿って左右方向に引裂かれた後に積層フィルムの易引裂性により上下方向に引裂かれる。このため、開封用切れ目を設ける領域を小さくできるので、ピンホールの発生を低減することができる。また、開封用切れ目の両外端まで確実に背面部を引裂くことができるので、左右方向に大きく広がった開封口を形成することができる。
本発明の第1実施形態に係る包装袋の斜視図 本発明の第1実施形態に係る包装袋の背面部側を示す平面図 本発明の第1実施形態に係る包装袋を構成する積層フィルムの層構成を示す断面図 本発明の第1実施形態に係る包装袋の開封手順を説明する図 本発明の第2実施形態に係る包装袋の背面部側を示す平面図 本発明の第3実施形態に係る包装袋の背面部側を示す平面図 本発明の第3実施形態に係る包装袋の背面部側を示す平面図
[第1実施形態]
以下に本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。図1は包装袋10の斜視図であり、図2は包装袋10の背面部10a側を示す平面図である。
包装袋10は焼き菓子等の形が崩れやすい内容物を収納する袋であり、包装袋10は後述する基材層61とバリア層62と熱接着性樹脂層63とを含む積層フィルム60(図3参照)で構成される。なお、積層フィルム60は上下方向(Y方向)に易引裂性を有し、Y方向に直交する左右方向をX方向とする。
包装袋10は四角形状に予め断裁された後述する積層フィルム60を一枚用意して対向する端縁の熱接着性樹脂層63同士を重ねて合掌貼りする。これにより、上下方向(Y方向)に延びる背貼り熱接着部15が形成される。
次に、筒状に形成された積層フィルム60の背貼り熱接着部15を配した背面部10aと背面部10aに対向する前面部10bとを下端で熱接着して端縁熱接着部14aを形成する。そして、内容物を収納した後に背面部10aと前面部10bとを上端で熱接着して端縁熱接着部14bを形成する。これにより、包装袋10内に内容物20を収納する収納部16が密封して形成される。なお、包装袋10はガセットピロータイプであり、背面部10aと前面部10bの両側端部には内方へ折り込まれた折込部10cが設けられている。
背面部10aの上端部にはミシン目状の開封用切れ目11が設けられている。開封用切れ目11は背貼り熱接着部15上を通って左右方向(X方向)に延びている。開封用切れ目11の外端は背面部10aの左右端よりも内側に配される。また、開封用切れ目11に沿って配される直線状のマーク(不図示)が積層フィルム60に印刷されている。使用者はこの直線状のマークを目印にして包装袋10の開封の起点を認識することができる。なお、開封用切れ目11の外端からY方向に延びる一点鎖線は開封予定線12であり、開封予定線12に沿って直線状のマーク(不図示)が積層フィルム60に印刷してもよい。使用者はこの直線状のマークを目印にして包装袋10の開封方向を認識することができる。
なお、開封用切れ目11は背貼り熱接着部15から背貼り熱接着部15を挟む背面部10aに掛けて連続して形成されている。また、背貼り熱接着部15において開封用切れ目11は合掌貼りされた積層フィルム60の両面に設けられている。このとき、両面の開封用切れ目11同士は一致して配されている。
開封用切れ目11は上方向に延びる直方体のブロック状の内容物20上端と端縁熱接着部14bの間に配されている。また、開封用切れ目11の外端は背面部10aの左右端よりも内側に配される。これにより、包装袋10の開封時、内容物20が傷つくのを防止している。なお、開封用切れ目11の外端を内容物20の左右端よりも内側に配してもよい。これにより、包装袋10内に内容物20をタイトに収納した場合、開封用切れ目11が内容物20の側縁で引っ張られて輸送時等の衝撃でピンホールが発生するのを防止することができる。
開封用切れ目11(図1参照)のミシン目は基材層61を厚み方向に所定深さで切断した切込み61a(図3参照)を所定間隔でX方向に設けて形成される(図2参照)。なお、開封用切れ目11は一列のミシン目状に形成してもよいし、複数列のミシン目状に形成してもよい。開封用切れ目11を一列のミシン目状に形成することにより、ピンホールの発生を低減することができる。また、開封用切れ目11を複数列のミシン目状に形成することにより、包装袋10を引裂き易くなる。
開封用切れ目11を一列のミシン目状に形成する場合、複数列のミシン目状に形成する場合と比較して切込み61aの間隔を狭めることが好ましい。これにより、使用者が開封用切れ目11に沿って包装袋10を開封する際に、開封方向が開封用切れ目11から逸れるのを防ぐことができる。
また、開封用切れ目11は直線引裂き性を有していれば、ミシン目状に形成しなくてもよい。例えば、基材層61の厚み方向に切込みを直線状に設けてもよい。
また、開封用切れ目11の背貼り熱接着部15上の端縁に開封用の切り込みであるノッチ(不図示)を設けてもよい。これにより、ノッチを起点にして開封用切れ目11を容易に引裂くことができる。また、使用者がノッチを目印にして包装袋10の開封の起点を認識することができる。このため、開封用切れ目11に沿って配された直線状のマーク(不図示)を省略することができる。
図3は包装袋10を構成する積層フィルム60の層構成を示す断面図である。図3に示すように、包装袋10を構成する積層フィルム60は、最外層である基材層61と最内層である熱接着性樹脂層63と中間層であるバリア層62を順次積層して構成される。各層は接着層64、65を介して接着している。なお、基材層61の裏面には印刷層66が設けられている。
基材層61は包装袋10に高い密封性、耐突き刺し(耐ピンホール)性、易引裂性等を付与するものであり、一軸延伸フィルムはフィルムの流れ方向(MD方向)に易引裂性及び優れた直線引裂性を有する。このため、一軸延伸フィルムのMD方向をY方向に一致させて包装袋10を製袋することにより、基材層61の易引裂性を包装袋10のY方向の引き裂き方向に利用することができる。一軸延伸フィルムとして具体的には、ナイロン、非晶性ポリエステル(A−PET)、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の公知の樹脂を任意に選択することができる。また、これらの樹脂から選ばれた1種ないし2種以上を使用して基材層61を形成してもよい。
また、基材層61は一方向に易引裂性を有していればよく、二軸延伸フィルムを用いてもよい。二軸延伸フィルムの易引裂性はフィルムの製膜の工程または製膜後に延伸加工して付与される。延伸倍率としてフィルムの流れ方向(MD方向)の延伸倍率をMDとし、フィルムの巾方向(TD方向)の延伸倍率をTDとすると、MD方向に易引裂性を有するとは、MD/TD>1となるものである。また、TD方向に易引裂性を有するとは、TD/MD>1となるものである。したがって、包装袋10のY方向と基材層61の易引裂性方向とを一致させることにより、基材層61の易引裂性を包装袋10のY方向の引裂き方向に利用することができる。
二軸延伸フィルムとしては二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルムが好ましく、二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いることがより望ましい。また、二軸延伸ナイロンフィルムとしては各メーカーより、易引裂性フィルムが販売されており、例えば、出光石油化学(株)製の「ユニアスロン」が挙げられる。また、二軸延伸ポリエステルフィルムとしては、例えば、ユニチカ(株)製の「エンブレットPC」が挙げられる。
バリア層62は、例えば、外部から収納部15の内部に水蒸気や酸素が浸入することを防止して収容部15に収納される内容物20の劣化を防止することができる。バリア層62としては、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体、アルミニウム、ニッケルなどの金属、又は、無機化合物、例えば、酸化珪素、アルミナ、シリカ等を蒸着したフィルムなどが挙げられる。
熱接着性樹脂層63は熱によって溶融して対向する熱接着性樹脂層63と融着して熱接着し得る樹脂で構成される。例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー等のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。また、これらのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマール酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂を使用することができる。また、これらの樹脂から選ばれた1種ないし2種以上を使用して熱接着性樹脂層63を形成してもよい。
また、熱接着性樹脂層63に一方向に易引裂性を有するフィルムを用いて積層フィルム60に易引裂性を付与してもよい。例えば、ポリアクリルニトリル(PAN)の一軸延伸フィルムを用いることができる。これにより、熱接着性樹脂層63の易引裂性を包装袋10のY方向の引き裂き方向に利用することができる。
接着層64、65はドライラミネート用接着剤、溶融押出しされたポリオレフィン系樹脂等が用いられる。ただし、接着層65は包装袋10の引裂き性が低下するのを防止するため、バリア層62と熱接着性樹脂層63との接着強度が2N/15mm以上になる樹脂を用いることが好ましい。
印刷層66はインキ材を基材層61又は中間層に印刷塗布して形成される。これにより、包装袋の外観側から印刷層64が視認される。印刷層64に用いられるインキ材はバインダー、着色剤、各種添加剤により構成することができる。着色剤として、有彩色着色顔料または無機系の着色顔料を使用することができる。
図4は包装袋10の開封手順を説明する図である。使用者は開封用切れ目11の両側の背貼り熱接着部15を両手の親指と人差し指でそれぞれ摘持して、端部熱接着部14a、14b側へ引っ張る。これにより、開封用切れ目11の背貼り熱接着部15上の端縁を起点にして開封用切れ目11に沿って背面部10aがX方向に開口する。背面部10aの開口部が開封用切れ目11の外端に到達すると、上下方向(Y方向)に易引裂性を有する積層フィルム60は開封用切れ目11の両外縁から下方向(Y方向)に引裂かれる。
このとき、開封用切れ目11の両外端まで確実に背面部10aを引裂くことができるので、左右方向(X方向)に大きく広がった開封口を背面部10aに形成することができる。したがって、内容物20を容易に取り出すことができる。このとき、背面部10aのみが開口するので内容物20を傷つけることなく包装袋10を開封することができる。また、引裂かれた背面部10aは包装袋10から切り離されず包装袋10と一体にゴミとして廃棄することができる。また、開封用切れ目11を設ける領域が小さいため、開封用切れ目11におけるピンホールの発生を低減することができる。
本実施形態によると、積層フィルム60が上下方向に易引裂性を有するとともに、背面部10a上端部に背貼り熱接着部15上を通って左右方向に延びる開封用切れ目11を設け、開封用切れ目11の外端を背面部10aの左右端よりも内側に配した。これにより、左右方向に延びる開封用切れ目11に沿って背面部10aを引裂き、開封用切れ目11の両外端から下方向に背面部10aを引裂くことにより、背面部10aが上端部から下方向に向かって開口する。このとき、開封用切れ目11を設ける領域が小さいため、開封用切れ目11におけるピンホールの発生を低減することができる。また、開封用切れ目11の両外端まで確実に背面部10aを引裂くことができるので、左右方向(X方向)に大きく広がった開封口を形成することができる。
また、開封用切れ目11が端縁熱接着部14bの下端と内容物20の上端との間に配されることにより、内容物20を傷つけずに包装袋10を開封することができる。
また、背貼り熱接着部15上の開封用切れ目11端縁にノッチ(不図示)を設けることにより、使用者は背貼り熱接着部15を引裂く際にノッチを起点とすることができる。これにより、包装袋10の開封時の利便性が向上する。また、使用者がノッチを目印にして包装袋10の開封の起点を認識することができる。
また、包装袋10内部に直方体のブロック状の内容物20を密封収納した包装体は、開封用切れ目11の左右端が内容物20の左右端よりも内側に配されるため、開封用切れ目11が内容物20の側縁で引っ張られて輸送時等の衝撃で内容物20の側縁上の開封用切れ目11にピンホールが発生するのを防止することができる。
[第2実施形態]
図5は第2実施形態に係る包装袋10の平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜4に示す第1実施形態と同様の説明には同一の符号を付している。本実施形態の包装袋10は開封用切れ目11が背貼り熱接着部15から離れるに従って下方(Y方向)に向かって傾斜する。この構成により、使用者が開封用切れ目11に沿って背面部10aを引裂く際、開封用切れ目11に沿って左右方向(X方向)から下方(Y方向)に引裂き方向が誘導される。これにより、開封用切れ目11の両端縁からY方向への引裂きが円滑に行われ、包装袋10の開封時の利便性が向上する。
また、内容物20が上下方向に延び、内容物20の上端が開封用切れ目11の外端よりも下方に配されることにより、内容物20を傷つけずに包装袋10を開封することができる。
[第3実施形態]
図6は第3実施形態に係る包装袋10の平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜4に示す第1実施形態と同様の説明には同一の符号を付している。本実施形態の包装袋10は基材層61が一軸延伸フィルムから成り、一軸延伸フィルムの延伸方向をY方向とする。また、開封用切れ目11の左右端はY方向へ屈曲した屈曲部11aが設けられている。
これにより、開封用切れ目11に沿って背面部10aを引裂いて背面部10aの開口部が開封用切れ目11の両端縁に到達すると、屈曲部11aを介して背面部10aの引裂き方向がY方向に確実に誘導される。また、一軸延伸フィルムの延伸方向(Y方向)に沿って容易に背面部10aを引裂くことができる。したがって、下方向(Y方向)の引裂き時に引裂き方向が開封予定線12から逸れるのを防止することができる。
[第4実施形態]
図7は第4実施形態に係る包装袋10の平面図である。説明の便宜上、前述の図1〜4に示す第1実施形態と同様の説明には同一の符号を付している。本実施形態の包装袋10は開封用切れ目11が背面部10aの上端部に設けられておらず、上下方向の中央部に設けられている。
これにより、使用者は開封用切れ目11の両側の背貼り熱接着部15を両手の親指と人差し指でそれぞれ摘持して、端部熱接着部14a、14b側へ相反する方向に引っ張る。これにより、開封用切れ目11の背貼り熱接着部15上の端縁を起点にして開封用切れ目11に沿って背面部10aがX方向に開口する。背面部10aの開口部が開封用切れ目11の外端に到達すると、開封用切れ目11の両外縁から上方向及び下方向にそれぞれ引裂かれる。なお、開封用切れ目11を背面部10aの中央部より上端側又は下端側に設けてもよい。また、開封用切れ目11を背貼り熱接着部15から離れるに従って上方又は下方に向かって傾斜させてもよい。
なお、第1〜第4実施形態ではガセットピロータイプの包装袋について説明したが、折込部10cを有しないピロータイプの包装袋についても同様の効果が得られる。
10 包装袋
10a 背面部
10b 前面部
10c 折込部
11 開封用切れ目
11a 切込み
12 開封予定線
14a、14b 端縁熱接着部
15 背貼り熱接着部
16 収容部
20 内容物
60 積層フィルム
61 基材層
62 バリア層
63 熱接着性樹脂層
64、65 接着層
66 印刷層

Claims (6)

  1. 積層フィルムの対向する端縁を合掌貼りして上下方向に延びる背貼り熱接着部と、前記背貼り熱接着部を配した背面部と前記背面部に対向する前面部とを上下端で熱接着する端縁熱接着部とを有して上下方向に延びる内容物を収納する包装袋において、
    前記積層フィルムが上下方向に易引裂性を有するとともに、
    前記背面部に開封用切れ目を設け、
    前記開封用切れ目が上端を熱接着する前記端縁熱接着部の下端と前記内容物の上端との間の部分だけに配され、
    前記開封用切れ目は前記背貼り熱接着部上を通って左右方向に延び、
    前記開封用切れ目の外端を前記背面部の左右端よりも内側に配したことを特徴とする包装袋。
  2. 前記開封用切れ目が前記背貼り熱接着部から離れるに従って下方に向かって傾斜することを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記開封用切れ目が前記背貼り熱接着部上の端縁にノッチを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記積層フィルムが一軸延伸フィルムを含み、前記一軸延伸フィルムの延伸方向を上下方向にしたことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の包装袋。
  5. 前記開封用切れ目の左右端を下方に屈曲させたことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の包装袋。
  6. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の包装袋内部に内容物を密封収納した包装体であって、前記内容物が直方体のブロック状であり、前記開封用切れ目の左右端が前記内容物の左右端よりも内側に配されることを特徴とする包装体。
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