JP6972766B2 - 包装袋 - Google Patents

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本発明は包装袋に関する。
従来の包装袋は特許文献1に開示される。この包装袋は積層体の対向する端縁を熱接着により合掌貼りして筒状体を形成し、筒状体の上下の開口部を熱接着して形成される。また、熱接着された包装袋上部の一側端が下方に突出してノッチが設けられている。
ノッチを起点にして包装袋上部を左右方向に引き裂く。これにより、包装袋の前面部と背面部とが同時に引き裂かれて包装袋上部に開封口が形成され、開封口から内容物を取出すことができる。
特開平8−337251号公報
上記従来の包装袋によると、内容物の上端がノッチよりも上方に配された状態で開封すると、引き裂かれる包装袋上部が内容物に当たって内容物を傷つける問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、内容物を傷つけずに開封できる包装袋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、積層体の周縁を熱接着部により熱接着して内部に形成される収納部内に内容物を収納する包装袋において、前記積層体の外縁から前記収納部側に突出する非熱接着の非熱接着部と、前記積層体の外縁に設けられて前記非熱接着部内に上下に並設される一対のノッチとを有し、前記積層体が前記ノッチを始端にして前記収納部を横断する開封方向に易引裂性を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記積層体は延伸フィルムを含み、前記延伸フィルムの延伸方向と前記開封方向とが一致するのが好ましい。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記積層体に前記ノッチを始端にして前記開封方向に延びる非貫通の切込みが形成されるのが好ましい。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記積層体は樹脂フィルムを含み、前記樹脂フィルムに前記切込みが形成されるのが好ましい。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記積層体は紙基材層を含み、前記紙基材層に前記切込みが形成されるのが好ましい。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記切込みがミシン目状に形成されるのが好ましい。
また本発明は、上記構成の包装袋において、前記非熱接着部の前記収納部側に隣接する前記熱接着部がイージーピール性を有するのが好ましい。
また本発明は、上記構成の包装袋において、イージーピール性を有する前記熱接着部は前記積層体の内層に配された熱接着樹脂の印刷層から成るのが好ましい。
本発明によると、積層体の外縁から収納部側に突出する非熱接着部内に一対のノッチを上下に並設し、積層体がノッチを始端にして収納部を横断する開封方向に易引裂性を有する。これにより、非熱接着部上の積層体外縁を摘持して開封方向に引っ張るとノッチを起点にして積層体が易引裂性を有する開封方向に沿って容易に引き裂かれる。これにより、包装袋の一面に帯状の開封口が形成される。従って、内容物が傷つくことを防止しながら包装袋を開封することができる。また、包装袋の上部を後方に折り曲げることにより開封口を前後方向に大きく広げることができ、内容物を容易に取り出すことができる。
本発明の第1実施形態に係る包装袋の平面図 本発明の第1実施形態に係る包装袋を構成する積層フィルムの層構成を示す断面図 本発明の第1実施形態に係る包装袋の開封手順を説明する図 本発明の第1実施形態に係る包装袋の開封手順を説明する図 本発明の第2実施形態に係る包装袋を構成する積層フィルムの層構成を示す断面図 本発明の第3実施形態に係る包装袋を構成する積層フィルムの層構成を示す断面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の第1実施形態を説明する。図1は第1実施形態の包装袋1の正面図である。
包装袋1は焼き菓子等の内容物を収納する袋である。包装袋1は四角形状に予め断裁された後述の積層フィルム(積層体)30を二枚用意して周縁を熱接着部11により熱接着して内容物40を密封する収納部10を形成する。
包装袋1は互いに対向する前面部21及び背面部22を有する。また、包装袋1の上端部には挿通孔16が設けられ、包装袋1は店舗等で陳列棒を挿通孔16に挿通して吊り下げて陳列することができる。
包装袋1の周縁の一部には非熱接着の非熱接着部12が設けられ、非熱接着部12は包装袋1の外縁から収納部10側に突出して形成されている。また、非熱接着部12内には包装袋1の外縁に一対のノッチ13a、13bが上下に並設されている。
積層フィルム30は開封方向(X1−X2方向)に易引裂性を有する。なお、ノッチ13a、13bを始端にして開封方向(X1−X2方向)に延びる一点鎖線は開封予定線15であり、開封予定線15に沿って直線状のマーク(不図示)を積層フィルム30に印刷してもよい。使用者はこの直線状のマークを目印にして包装袋1の開封方向を認識することができる。
図2は包装袋1を構成する積層フィルム30の層構成を示す断面図である。積層フィルム30は、紙基材層31、中間層32、熱接着性樹脂層33が順に積層されている。中間層32は樹脂フィルム層32aとバリア層32bとにより構成され、樹脂フィルム層32aの内層側の一面にガスバリア性を有するバリア層32bが配されている。樹脂フィルム層32aと紙基材層31とは層間接着層34を介して接着されている。
また、熱接着性樹脂層33は熱接着部11が形成される領域にのみ配されており、前面部21と背面部22の熱接着性樹脂層33を対向させて熱接着する。
これにより、収納部10内の内容物40はバリア層32bと接する。バリア層32bは後述するように金属箔、金属又は無機酸化物の蒸着膜により形成されており、熱接着性樹脂層33と比較して内容物40中の香り成分等を吸着し難い。このため、収納部10に密封された内容物40の劣化、味覚低下等を防止することができる。
紙基材層31は任意の紙を使用することができ、例えば、ロール紙、クラフト紙、加工紙等の各種の紙を使用することができる。また、紙基材層31は、これらの紙を複数層重ねてラミネートしたものであってもよい。
印刷層31aは紙基材層31の外面にグラビア印刷またはオフセット印刷によってインキ材を所定位置に印刷塗布して形成される。印刷層31aにより、例えば、文字、図形、記号等の所望の絵柄を紙基材31の外面に任意に形成することができる。
層間接着層34は紙基材層31と中間層32とを接着する接着剤が用いられる。
樹脂フィルム層32aは一軸延伸フィルムが用いられ、フィルムの流れ方向(MD方向)に易引裂性及び優れた直線引裂性を有する。このため、一軸延伸フィルムのMD方向を開封方向(X1−X2方向、図1参照)に一致させて包装袋1を製袋することにより、包装袋1が開封方向(X1−X2方向)に易引裂性を有する。
一軸延伸フィルムとして具体的には、一軸延伸ナイロン、一軸延伸非晶性ポリエステル(A−PET)、一軸延伸ポリエチレンテレフタレート、一軸延伸ポリエチレンナフタレート等の公知の樹脂を任意に選択することができる。また、これらの樹脂から選ばれた1種ないし2種以上を使用して樹脂フィルム層32aを形成してもよい。
また、樹脂フィルム層32aを二軸延伸フィルムにより形成してもよい。この時、MD方向(流れ方向)とTD方向(巾方向)との延伸倍率が異なる二軸延伸フィルムを用いることにより、樹脂フィルム層32aが一方向に易引裂き性を有する。
二軸延伸フィルムとして具体的には、二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルムが好ましく、二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いることがより望ましい。
バリア層32bは外部から収納部10の内部に水蒸気や酸素が浸入することを防止して収納部10に収納される内容物40の劣化を防止することができる。バリア層32bとしては、例えば、アルミニウム、ニッケルなどの金属箔、アルミニウム等の金属の蒸着膜、酸化アルミニウム、酸化珪素等の無機酸化物の蒸着膜により形成される。
バリア層32bを金属箔で構成する場合、樹脂フィルム層32aを構成するフィルムにドライラミネーション法や押出しラミネーション法で金属箔を積層する。また、バリア層32bを蒸着膜で構成する場合、樹脂フィルム層32aを構成するフィルムに金属又は無機酸化物を蒸着して蒸着膜を積層する。
熱接着性樹脂層33は熱によって溶融して対向する熱接着性樹脂層33と融着して熱接着し得る樹脂で構成される。例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー等のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。
また、これらのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマール酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂を使用することができる。また、これらの樹脂から選ばれた1種ないし2種以上を使用して熱接着性樹脂層33を形成してもよい。
また、熱接着性樹脂層33はこれらの熱接着性樹脂をバリア層32bに直接印刷して積層した印刷層である。熱接着性樹脂層33を印刷して積層することにより熱接着性樹脂層33の厚みが1μm以上20μm以下で形成され、熱接着部11がイージーピール性を有する。これにより、収納部10側に隣接する熱接着部14において熱接着した熱接着性樹脂層33を容易に剥離することができる。
図3、図4は包装袋1の開封手順を説明する図である。使用者は非熱接着部12上の前面部21の外縁を親指と人差し指で摘持して開封方向(X1−X2方向)へ引っ張る。これにより、並設されたノッチ13a、13bを起点にして前面部21が引き裂かれ、非熱接着部12の収納部10側に隣接する熱接着部14が剥離する。
更に摘持した非熱接着部12を開封方向(X1−X2方向)に引っ張ると前面部21が開封方向(X1−X2方向)に沿って容易に引き裂かれる。これにより、包装袋1の前面部21が引き裂かれて帯状の開封口17aが形成される。このとき、前面部21に開封口17aが形成されるため、内容物40が傷つくことを防止しながら包装袋1を開封することができる。
また、開封口17aが収納部10を横断して熱接着部11に到達すると前面部21の開裂が引っ掛かる。このため、前面部21が引き裂かれて形成された開封帯17は包装袋1から切り離されず包装袋1と一体にゴミとして廃棄することができる。
また、図4に示すように包装袋1の上部を背面部22側に折り曲げることにより開封口17aを前後方向に大きく広げることができ、内容物40を容易に取り出すことができる。
本実施形態によると、積層フィルム(積層体)30の外縁から収納部10側に突出する非熱接着部12内に一対のノッチ13a、13bを上下に並設している。また、積層フィルム30がノッチ13a、13bを始端にして収納部10を横断する開封方向(X1−X2方向)に易引裂性を有する。これにより、非熱接着部12上の積層フィルム30外縁を摘持して開封方向(X1−X2方向)に引っ張るとノッチ13a、13bを起点にして積層フィルム30が引き裂かれる。これにより、包装袋1の前面部21に帯状の開封口17aが形成される。従って、内容物40が傷つくことを防止しながら包装袋1を開封することができる。また、包装袋1の上部を背面部22側に折り曲げることにより開封口17aを前後方向に大きく広げることができ、内容物40を容易に取り出すことができる。
また、積層フィルム30は延伸フィルムを含み、延伸フィルムの延伸方向と包装袋1の開封方向(X1−X2方向)とが一致することにより、積層フィルム30の易引裂方向が包装袋1の開封方向(X1−X2方向)と一致して包装袋1を開封方向(X1−X2方向)に沿って円滑に引き裂くことができる。
また、非熱接着部12の収納部10側に隣接する熱接着部14がイージーピール性を有するため、開封を容易にして利便性を向上することができる。
また、熱接着部14は積層フィルム30の内層に配された熱接着樹脂の印刷層(熱接着性樹脂層33)から成り、熱接着部14のイージーピール性を容易に実現することができる。
なお、本実施形態において、紙基材層31に替えて樹脂フィルム層32aを構成する延伸フィルムを積層フィルム30の外層に用いても積層フィルム30に易引裂性を付与することができる。この場合、中間層32に配される樹脂フィルム層32aを省くことができる。
また、本実施形態において、水蒸気や酸素が浸入しても劣化し難い内容物40を収納部10に収納する場合、バリア層32bを省いてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は第2実施形態の包装袋1を構成する積層フィルム30の断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付している。本実施形態では熱接着性樹脂層33がイージーピール性を有する熱接着性樹脂フィルムにより構成され、バリア層32bの一面全体に熱接着性樹脂層33が配されている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
熱接着性樹脂層33はイージーピール性を有する樹脂フィルムをバリア層32bの一面全体に積層して形成される。イージーピール性を有する樹脂フィルムは、凝集剥離タイプの樹脂フィルムであってもよく界面剥離タイプの樹脂フィルムであってもよい。凝集剥離タイプの樹脂として、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)のブレンドを用いることができる。
熱接着性樹脂層33がイージーピール性を有する熱接着性樹脂で構成されており、熱接着部14を容易に剥離することができる。従って、本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、バリア層32bの一面全体に熱接着性樹脂層33が配されており、収納部10内の内容物40は熱接着性樹脂層33と接する。しかし、収納部10に熱接着性樹脂層33への吸着成分を含まない内容物40を収納する場合、内容物40を劣化させずに包装袋1内に密封することができる。
また、熱接着性樹脂層33に一方向に易引裂性を有するフィルムを用いて積層フィルム30に易引裂性を付与してもよい。例えば、ポリアクリルニトリル(PAN)の一軸延伸フィルムを用いることができる。これにより、熱接着性樹脂層33の易引裂性を包装袋1の開封方向(X1−X2方向)に利用することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図6は第3実施形態の包装袋1を構成する積層フィルム30の断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付している。本実施形態では中間層32が省かれ、紙基材層31に切込み35が設けられている。その他の部分は第2実施形態と同様である。
基材層31には厚み方向に所定深さで切断した切込み35が設けられる。切込み35は開封予定線15(図1参照)に沿って開封方向(X1−X2方向)に所定間隔で設けられミシン目状に形成されている。なお、切込み35をミシン目状に形成する代わりに直線状のハーフカットを形成してもよい。
切込み35はノッチ13a、13b(図1参照)を起点にして開封方向(X1−X2方向)へ延びており、包装袋1の開封時、非熱接着部12を開封方向(X1−X2方向)に引っ張ると前面部21は開封方向(X1−X2方向)に沿って容易に引き裂かれる。従って、本実施形態でも第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態において、紙基材層31と熱接着性樹脂層33との間にバリア層32bを配してもよい。
また、第1〜第3実施形態では四方シールタイプの包装袋1について説明したが、三方シールタイプの包装袋についても同様の効果が得られる。
次に本発明の作用及び効果について、実施例及び比較例を用いて具体的に説明する。本実施例では、積層フィルム30の層構成を変更して開封性についての評価を行った。
[包装袋のサンプル作製]
実施例1〜実施例3、比較例1〜比較例2に係る包装袋1は2枚の積層フィルム30(縦200mm、横90mm)を重ねて周縁を10mm幅でシールして形成した。また、非熱接着部12は包装袋1の外縁から内側に30mm突出し、ノッチ13a、13bは15mm離して並設した。
実施例1の包装袋1は積層フィルム30として紙基材層31にロール紙(厚さ約64μm)、中間層32にシリカを蒸着した一軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ約12μm)、熱接着性樹脂層33にポリプロピレン(厚さ約20μm)を用いた。なお、一軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは樹脂フィルム層32aを構成する延伸フィルムであり、延伸フィルムの易引裂方向を開封方向(X1−X2方向)に一致させて包装袋1を製袋した。また、蒸着されたシリカによりバリア層32bが構成されている。また、熱接着性樹脂層33はポリプロピレンを中間層32に外縁から10mm幅で印刷して形成されている。
実施例2の包装袋1は積層フィルム30として樹脂フィルム層32aに一軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ約12μm)、バリア層32bにアルミニウム箔(厚さ約7mm)を用いた。その他の構成は、実施例1の積層フィルム30の構成と同様である。
実施例3の包装袋1は積層フィルム30として熱接着性樹脂層33に凝集剥離タイプの樹脂として、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)とのブレンド樹脂(厚さ約30μm)を用いた。熱接着性樹脂層33は中間層32の全面に配されている。その他の構成は、実施例1の積層フィルム30の構成と同様である。
[比較例1]
比較例1の包装袋は積層フィルムとして熱接着性樹脂層に無延伸ポリプロピレンフィルム(厚さ約30μm)を用いた。その他の構成は、実施例1の積層フィルム30の構成と同様である。
[比較例2]
比較例2の包装袋は積層フィルムとして熱接着性樹脂層に無延伸ポリプロピレンフィルム(厚さ約30μm)を用いた。その他の構成は、実施例2の積層フィルム30の構成と同様である。
[開封性の評価]
包装袋1の非熱接着部12を把持して引き裂いた場合の開封性を、開封時の感触および開封部の目視により評価した。評価基準は、ノッチ13a、13bを起点にして開封方向(X1−X2方向)にほぼ真っ直ぐに破断された場合を○、破断線が大きく湾曲した場合を×とした。
Figure 0006972766
表1から明らかなように、易引裂性を有する積層フィルム30用い、積層フィルム30の易引裂方向を開封方向(X1−X2方向)に一致させるとともに、熱接着部14がイージーピール性を有する実施例1〜3の包装袋1では、いずれもノッチ13a、13bを始点にして開封方向(X1−X2方向)に包装袋1が円滑に破断された。
これに対し、MD方向に易引裂き性を有しない積層フィルムを用い、熱接着部14がイージーピール性を有さない比較例1、2の包装袋では、破断線の湾曲や熱接着部における破断の停止が発生した。
1 包装袋
10 収納部
11、14 熱接着部
12 非熱接着部
13a、13b ノッチ
15 開封予定線
16 挿通孔
17 開封帯
17a 開封口
21 前面部
22 背面部
30 積層フィルム
31 紙基材層
31a 印刷層
32 中間層
32a 樹脂フィルム層
32b バリア層
33 熱接着性樹脂層
34 層間接着層
40 内容物
X1、X2 開封方向

Claims (8)

  1. 金属または蒸着膜から成るバリア層上に熱接着性樹脂層を配した積層体の周縁を熱接着部により熱接着して内部に形成される収納部内に内容物を収納する包装袋において、
    前記積層体の外縁から前記収納部側に突出する非熱接着の非熱接着部と、前記積層体の外縁に設けられて前記非熱接着部内に上下に並設される一対のノッチとを有し、前記積層体が前記ノッチを始端にして前記収納部を横断する開封方向に易引裂性を有するとともに、前記熱接着性樹脂層を前記熱接着部が形成される領域にのみ配したことを特徴とする包装袋。
  2. 前記積層体は延伸フィルムを含み、前記延伸フィルムの延伸方向と前記開封方向とが一致することを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記積層体に前記ノッチを始端にして前記開封方向に延びる非貫通の切込みが形成されることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  4. 前記積層体は樹脂フィルムを含み、前記樹脂フィルムに前記切込みが形成されることを特徴とする請求項3に記載の包装袋。
  5. 前記積層体は紙基材層を含み、前記紙基材層に前記切込みが形成されることを特徴とする請求項3に記載の包装袋。
  6. 前記切込みがミシン目状に形成されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の包装袋。
  7. 前記非熱接着部の前記収納部側に隣接する前記熱接着部がイージーピール性を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の包装袋。
  8. イージーピール性を有する前記熱接着部は前記積層体の内層に配された熱接着樹脂の印刷層から成ることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の包装袋。
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