JP3785989B2 - 易開封性包装袋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗剤、漂白剤、柔軟剤、各種日用品、菓子、飲料、各種食品等の固体または液体の包装に使用される、手で容易に開封することができる二層以上のフイルムからなるプラスチックラミネートフイルム製の包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチックフイルムを基材とし、これに他のフイルムを積層したプラスチックラミネートフイルム製の包装袋は、引裂き強度が高く、外力を加えても破れることが殆どないので、菓子、各種食品、日用品、飲料等の固体または液体用の包装袋として、広く用いられている。この種の包装袋では、素材の引裂き強度が高いために手により開封することが難しく、開封を容易にするために、包装袋のヒートシール部にノッチやミシン目を設けておき、このノッチやミシン目の部分から引き裂いて開封する方法が一般に知られている。
【0003】
また、プラスチックラミネートフイルム製の包装袋を所定の位置から開封するために、包装袋の開封予定位置にレーザー加工、刃物や砥石等による機械加工、ヒートバー等による加熱加工、コロナ放電やプラズマ放電等の放電加工等により易開封加工を施すことも知られている。
しかしながら、従来の易開封加工を施した包装袋では、開封予定位置で開封した際に、開封部のフイルムが伸びてきれいな開口が得られない、開封時の引裂き方向が不安定で所望の開封予定位置で開封することができない、開封部の引裂き性が悪く強い力を必要とし内容物がこぼれることがある等の問題点がある。
【0004】
また、包装袋の開封予定位置の一方に開封開始点を設け、包装袋を特定の方向にのみ開封するように構成した場合に、内容物を充填した包装袋の流通時や保管時或いは開封中に、開封開始点の反対側(開封の終端部)から袋が切れて、予定した方向の反対方向に包装袋が開封されて内容物が漏出したり、予定した形状の注出口が得られないという問題点があった。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明はこれら従来技術の問題点を解消し、包装袋の流通時や保管時に、包装袋が予定した方向の反対側から開封されるのを防止し、特定の方向にのみ開封することのできる二層以上のフイルムからなるプラスチックラミネートフイルム製の包装袋を提供することを目的とする。
また、本発明は、このような包装袋において、所定の開封予定位置で容易に開封することができ、開封時の引裂き方向性が安定し、しかもきれいな開口を有する注出口が得られる、二層以上のフイルムからなるプラスチックラミネートフイルム製の包装袋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、二層以上のフイルムからなるプラスチックラミネートフイルムにより構成された包装袋の、易開封加工を施した開封予定位置における、袋の樹脂層間に設けられた印刷インキ層が、袋の易開封性に密接な関係を有することを見出し、本発明を完成したものである。
【0007】
すなわち、本発明では上記課題を解決するために、つぎのような構成を採用する。
1.二層以上のフイルムからなるプラスチックラミネートフイルムにより構成され、開封予定位置の略全長にわたって包装袋を引裂いて開封するための易開封加工が施された包装袋において、開封予定位置の開封開始点側の樹脂層間に印刷インキの存在割合が面積比で70%未満である疎印刷領域、及び開封予定終端部の樹脂層間に印刷インキの存在割合が面積比で70%以上である密印刷領域を設けたことを特徴とする易開封性包装袋。
2.疎印刷領域及び密印刷領域を、袋の最内層を構成するシーラント樹脂層とこれに隣接する樹脂層間に設けたことを特徴とする1に記載の易開封性包装袋。
3.密印刷領域の割合が、開封予定位置の面積の10〜90%であることを特徴とする1又は2に記載の易開封性包装袋。
4.開封予定位置を、包装袋に形成した注出口に設けたことを特徴とする1〜3のいずれか1項に記載の易開封性包装袋。
5.注出口先端部に、滑り止め加工部を形成したタブを設けたことを特徴とする4に記載の易開封性包装袋。
6.易開封加工がレーザー加工、放電加工、機械加工又は熱加工から選ばれる一つの方法により施されたものであることを特徴とする1に記載の易開封性包装袋。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明で包装袋を構成する材料としては、袋の最内層を構成するシーラント樹脂層と、該シーラント樹脂層に隣接する樹脂層を有する、二層以上のフイルムからなるプラスチックラミネートフイルムが使用される。
シーラント樹脂層に適した材料としては、例えば結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、結晶性ポリブテン−1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)等のポリオレフィン類;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香族ビニル共重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂等のハロゲン化ビニル重合体;アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体の如きニトリル重合体;ナイロン6、ナイロン66、パラまたはメタキシリレンアジパミドの如きポリアミド類;ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエステル類;各種ポリカーボネート;ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。特に好ましい材料としては、低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、結晶性ポリプロピレン等のポリオレフィン類が挙げられる。これらの材料からなるプラスチック基材フイルムは未延伸の、或いは一軸又は二軸延伸したフイルムとして用いられる。
【0009】
シーラント樹脂層は、通常は接着剤層を介して隣接する樹脂層と積層され、包装袋を構成するプラスチックラミネートフイルムとなる。
接着剤層を形成する材料としては、ポリエチレンイミン樹脂、アルキルチタネート樹脂、ポリエステルーイソシアネート系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテル系樹脂等から選ばれた接着性樹脂を使用する。
【0010】
シーラント樹脂層に隣接する樹脂層としては、特に制限はなく、通常包装袋に用いられるものはいずれも使用可能である。隣接する樹脂層に適した材料としては、上記シーラント樹脂層として使用される材料はいずれも使用することができ、シーラント樹脂層と同種又は異種の材料を適宜選択する。また、これらの材料からなるフイルムに、(1)金属あるいは金属酸化物もしくは酸化珪素等を蒸着することで得られる蒸着フイルム、(2)酸素遮断性のある有機材料もしくは無機材料(無機層状化合物を含む)のコーティングを施したフイルム、もしくは(3)(1)と(2)を組み合わせたフイルムも用いることができる。
包装袋を構成するプラスチックラミネートフイルムとしては、シーラント樹脂層に隣接する樹脂層の外側に、さらに必要に応じて接着剤層を介して樹脂層やアルミニウム等の金属箔、紙、セロファン等を積層した多層積層材料を使用してもよい。
【0011】
本発明の包装袋には、開封予定位置の略全長にわたってプラスチックラミネートフイルムを薄肉弱化させて、易開封加工が施される。易開封加工を施す方法としては特に制限はなく、例えば、(1)レーザー加工、(2)コロナ放電やプラズマ放電等の放電加工、(3)刃物、砥石等によりミシン目やスコア等を設ける機械加工、(4)ヒートバー等による熱加工等が挙げられる。
これらの加工方法の中でも、レーザー加工は、加工条件の選択が容易であり、非直線状にも加工可能であるので好適に使用される。特に、炭酸ガスレーザーはフイルム材料の吸収性が選択可能であり、エネルギー効率も良いので好ましい。
【0012】
本発明の包装袋の形状は任意に選択することができ、例えば三方シールや四方シールの平袋、スタンディングパウチ、ガゼット袋、ピロー袋等とすることができる。
また、易開封加工が施された開封予定位置を設ける場所も特に制限はなく、例えば包装袋の上下端部又は側端部の全長にわたって形成するほか、包装袋のコーナー部に形成することができる。さらに、図1にみられるように、包装袋に分岐した注出口を形成し、注出口の先端部に開封予定位置を設けるようにしてもよい。
【0013】
本発明は、二層以上のフィルムからなるプラスチックラミネートフィルムにより構成され、開封予定位置の略全長にわたって易開封加工が施された包装袋において、開封予定位置の開封開始点の反対側(開封予定終端部)の樹脂層間(通常は、最内層を構成するシーラント樹脂層とこれに隣接する樹脂層間)に印刷インキの存在割合が70%以上である領域(「密印刷領域」)を設けたことを特徴とする。
一般に包装袋の易開封加工を施した開封予定位置は、包装袋を構成するラミネートフイルムの地肌の色、もしくは開封予定位置を表示するために地肌の色とは異なる色に着色されている。また、開封予定位置で特定方向に開封される包装袋では、開封開始点を明示するために、開封開始点は他の部分とは異なる色(透明又は無着色を含む)に着色されている。
本発明者等は、この印刷インキ層の存在が包装袋の易開封性に密接な関係を有することを見出し、本発明を完成したものである。
【0014】
すなわち、開封予定終端部の樹脂層間(通常は、最内層を構成するシーラント樹脂層とこれに隣接する樹脂層間)に密印刷領域を設けた場合には、この部分の開封性が低下し、この部分から袋が開封されるのを防止することができることを発見した。
また、開封予定終端部に設けるこの密印刷領域が、易開封加工を施した開封予定位置の面積の10〜90%、最後まで引裂き開封することを考慮すると好ましくは10〜30%となるようにした場合には、上記の開封防止効果を維持したまま、快適な開封性を示すことが判明した。
【0015】
本発明において、印刷インキの存在割合は、開封予定位置の任意の位置(例えば開封予定終端部)における単位面積(mm2)について計測した値を意味する。
印刷インキ層の存在により開封時の引裂き性が低下する理由としては、引裂き開封することにより、印刷インキ層とラミネート用接着剤との間で微小な剥離が起こり、引裂き開封により最内層のシーラント樹脂層が伸びながら引裂かれることによって、引裂き強度が上がるためとと思われる。
開封予定終端部に密印刷領域を形成する方法には特に制限はなく、例えばベタ印刷などが使用される。また、印刷インキとしては、油性インキ、水性インキ、紫外線硬化型インキ、UVカットインキ等のプラスチック製包装袋に使用されるものは、いずれも使用することができる。
【0016】
本発明の包装袋では、開封予定位置の開封開始点側の樹脂層間(通常は、最内層を構成するシーラント樹脂層とこれに隣接する樹脂層間)に、印刷インキの存在割合が、開封用ノッチを設けない場合には面積比で70%未満、開封用ノッチを設ける場合には面積比で90%以下である領域(「疎印刷領域」)を形成することができる。
開封開始点の樹脂層間に疎印刷領域を形成することによって、包装袋の易開封性が向上する。特に、疎印刷領域の割合が開封予定位置の面積の10〜90%となるようにした場合には、包装袋の易開封性が改善されるとともに、引裂きの方向性が安定するので好ましい。
開封予定終端部に疎印刷領域を形成する方法には特に制限はなく、例えばクリアー網点印刷などが使用される。
【0017】
本発明の包装袋で、包装袋に分岐した注出口を形成し、注出口の先端部に開封予定位置を設ける場合には、注出口先端部の開封予定位置の近辺に、開封を容易にするために滑り止め加工部を形成したタブを設け、このタブを手指でつまんで包装袋を開封するように構成することができる。この滑り止め加工部は、エンボス加工やローレット加工等によって形成することができる。
【0018】
【実施例】
つぎに、図面に基づいて本発明の実施例について説明するが、以下の具体例は本発明を限定するものではない。
(実施例1)
図1〜図3は、本発明の包装袋の1例を示す図であり、図1は包装袋の平面図、図2は包装袋の注出口に形成した開封予定位置近辺の部分拡大図、そして図3は包装袋の開封予定位置における模式断面図を表す。また、図4及び図5に疎印刷領域の印刷パターンの例を示す。
この包装袋1は、厚さ15μmのナイロン6フイルム(符号11)のコロナ処理面に、市販のプラスチック裏刷り用インキ(符号12)を印刷した後、インキ面にウレタン系接着剤(符号13)を介して、厚さ150μmの線状低密度ポリエチレンからなるシーラントフイルム(符号14)をドライラミネートしたラミネートフイルムを、シーラントフイルム14を内側にして周縁部6でヒートシールすることにより構成される。
【0019】
包装袋1のコーナー部には、注出口2が設けられ、注出口2には炭酸ガスレーザーにより易開封加工を施した開封予定位置5が設けられる。また、開封予定位置5の開封開始点7に隣接して、滑り止め加工部9を形成したタブ8が設けられている。そして、注出口近辺の袋内には、開封後内容物の注出を容易にするために、エンボス加工により開口補助機構3及び折れ曲がり防止機構4が設けられる。
この包装袋1の開封予定位置5の開封予定終端部には、開封予定位置の面積に対して10%の領域に白ベタ印刷(印刷インキの存在割合:100%)による密印刷領域15が設けられている。また、開封開始点側の領域16は、印刷インキの存在割合が0%の疎印刷領域となっている。
なお、疎印刷領域は、例えば図4又は図5にみられるような、印刷パターンにより構成してもよい。これらの図において、符号17は印刷インキを、また符号18は非印刷部を表す。
【0020】
(実施例2)
上記実施例1において、密印刷領域15を白インキにより印刷インキの存在割合を90%とした以外は、実施例1と同様にして包装袋を作製した。
【0021】
(実施例3)
上記実施例1において、密印刷領域15を白インキにより印刷インキの存在割合を70%とした以外は、実施例1と同様にして包装袋を作製した。
【0022】
(実施例4)
上記実施例1において、密印刷領域15を白インキにより印刷インキの存在割合を70%とし、疎印刷領域16をクリアー網点印刷により印刷インキの存在割合が10%となるようにした以外は、実施例1と同様にして包装袋を作製した。
【0023】
(実施例5)
上記実施例4において、疎印刷領域16をクリアー網点印刷により印刷インキの存在割合が50%となるようにした以外は、実施例4と同様にして包装袋を作製した。
【0025】
(比較例1)
上記実施例1において、密印刷領域15に相当する開封予定終端部をクリアー網点印刷により印刷インキの存在割合を60%とし、疎印刷領域16に相当する開封開始点側の領域を印刷インキの存在割合が80%となるようにした以外は、実施例1と同様にして包装袋を作製した。
【0026】
上記で得られた各包装袋について、20名のパネラーにより開封開始点側及び開封終端部側から、それぞれ手で自由に開封してもらい、開封感、開封強度を次のように評価した。これらの試験結果を表1に示す。
(開封開始側からの開封感)
◎:きわめて容易に、かつ滑らかに最後まで開封できたもの。
×:開封のきっかけができにくく、開封時に最内層フイルムの伸びが大きく、抵抗が大で開封しにくいもの。
(開封予定終端部側からの開封感)
◎:開封時に開封端部の最内層フイルムの伸びが大きく、抵抗が大で開封しにくいもの。
×:開封時の抵抗がそれほど大きくなく、容易に開封できたもの。
【0027】
【表1】
【0028】
(実施例7〜11及び比較例2、3)
上記実施例1において、開封開始点側の印刷インキの存在割合を0%、開封予定終端部領域の印刷インキの存在割合を100%として、開封予定終端部領域に形成する白ベタ部の面積(開封予定位置の面積に対する割合)を表2に記載のものとすることにより、各包装袋を作製した。
【0029】
これらの包装袋について、20名のパネラーにより開封開始点側及び開封終端部側から、それぞれ手で自由に開封してもらい、開封感、開封強度を次のように評価した。これらの試験結果を表2に示す。
(開封開始側からの開封感)
◎:きわめて容易に、かつ滑らかに最後まで開封できたもの。
○:比較的滑らかに最後まで開封できたもの。
×:開封時に、途中から抵抗が大きく開けにくいと感じたもの。
(開封予定終端部側からの開封感)
◎:開封時に開封端部の最内層フイルムの伸びが大きく、抵抗が大で開封しにくいもの。
×:開封時に最内層フイルムの伸びが若干あり、抵抗はあるが開封できたもの。
【0030】
【表2】
【0036】
本発明は、上記の具体例で説明した包装袋以外にも、他の形状や層構成を有する包装袋にも適用できることは、言うまでもない。
例えば図6は、本発明の包装袋の他の形態を示すものであり、包装袋1aの上部コーナー部に注出口2aを設け、注出口2aのヒートシール部内側には円弧状に膨らんだ開口補助機構3aを設けてある。また、開口補助機構3aよりも内容物側には包装袋の内側に凸の第1の谷折り線19、19をそれぞれ設け、第1の谷折り線19、19の交点或いはその近傍から包装袋の内側に向けて第2の谷折り線20を設ける。さらに、第1の谷折り線19、19の交点或いはその近傍から包装袋1aの外方に向けて第2の谷折り線20の延長線上に第1の山折り線21を設けるとともに、第2の谷折り線20の両側には第2の山折り線22、22を設けたものである。
この包装袋1aの注出口に設ける開封予定位置5は、図1の包装袋と同様の構成を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易開封性包装袋の1例を示す図である。
【図2】図1の易開封性包装袋の注出口部の部分拡大図である。
【図3】図1の易開封性包装袋の開封予定位置における模式断面図である。
【図4】本発明の易開封性包装袋で開封予定位置に形成する疎印刷領域のパターンの1例を示す図である。
【図5】本発明の易開封性包装袋で開封予定位置に形成する疎印刷領域のパターンの他の例を示す図である。
【図6】本発明の易開封性包装袋の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1、1a 包装袋
2、2a 注出口
3、3a 開口補助機構
4 折れ曲がり防止機構
5 開封予定位置
6 周縁部
7 開封開始点
8 タブ
9 滑り止め加工部
11 ナイロンフィルム
12 プラスチック裏刷り用インキ
13 接着剤
14 シーラントフィルム
15 密印刷領域
16 疎印刷領域
17 印刷インキ
18 非印刷部
19 第1の谷折り線
20 第2の谷折り線
21 第1の山折り線
22 第2の山折り線
Claims (6)
- 二層以上のフイルムからなるプラスチックラミネートフイルムにより構成され、開封予定位置の略全長にわたって包装袋を引裂いて開封するための易開封加工が施された包装袋において、開封予定位置の開封開始点側の樹脂層間に印刷インキの存在割合が面積比で70%未満である疎印刷領域、及び開封予定終端部の樹脂層間に印刷インキの存在割合が面積比で70%以上である密印刷領域を設けたことを特徴とする易開封性包装袋。
- 疎印刷領域及び密印刷領域を、袋の最内層を構成するシーラント樹脂層とこれに隣接する樹脂層間に設けたことを特徴とする請求項1に記載の易開封性包装袋。
- 密印刷領域の割合が、開封予定位置の面積の10〜90%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の易開封性包装袋。
- 開封予定位置を、包装袋に形成した注出口に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の易開封性包装袋。
- 注出口先端部に、滑り止め加工部を形成したタブを設けたことを特徴とする請求項4に記載の易開封性包装袋。
- 易開封加工がレーザー加工、放電加工、機械加工又は熱加工から選ばれる一つの方法により施されたものであることを特徴とする請求項1に記載の易開封性包装袋。
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