JP2510801Y2 - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JP2510801Y2
JP2510801Y2 JP1988161026U JP16102688U JP2510801Y2 JP 2510801 Y2 JP2510801 Y2 JP 2510801Y2 JP 1988161026 U JP1988161026 U JP 1988161026U JP 16102688 U JP16102688 U JP 16102688U JP 2510801 Y2 JP2510801 Y2 JP 2510801Y2
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浩史 前田
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出光石油化学 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は包装袋に関し、さらに詳しく言うと、開封長
さを適宜に設定することが可能であって、開封時に内容
物が飛散することがなく、たとえば各種の食品、飲料等
の包装に多用されている三方ピロー包装袋などとして好
適に利用することのできる包装袋に関する。
[従来技術および考案が解決しようとする課題] 近年、各種の食品、飲料等の包装材としては、熱可塑
性樹脂を有する合成樹脂シートあるいは合成樹脂フィル
ム等が、その優れた成形性、高い生産性、耐水性等の理
由により多用されており、通常は、たとえば、ヒートシ
ール性に優れた内層と耐熱性、耐水性、剛性等に優れた
外層とからなる積層体の形態で用いられている。
そして、袋の包装形態を採るときには、たとえばヒー
トシール性に優れた内層同士を重ね合せた状態で熱融着
することにより、所謂三方ピロー包装袋等に形成され
る。
ところで、このような包装袋について、使用者の立場
から考えると、容易に開封できることが望ましい。
そこで、たとえば、一方向に配向させた合成樹脂フィ
ルムの積層体を包装材に用いることにより一方向に引き
裂き性を付与してなる包装袋が実用化されている。
かかる包装袋においては、たとえば第3図および第4
図に示したように、VノッチやIノッチ等により形成し
てなる開封口Aより包装材Bを縦裂きにして内容物を取
り出すのであるが、従来の包装袋では縦裂きが包装袋の
最底部にまで不用意に広がるので、内容物が液体や粉状
体であると、内容物が不用意に飛散してしまうことがあ
るし、内容物が固体であっても、内容物が不用意に飛び
出してしまうことがあるという問題がある。
また、この問題は、特に内容物が食品、飲料等である
場合に、開封時において内容物に直接に手が触れてしま
うという衛生上の新たな問題を招く。
本考案は、前記の事情に基いてなされたものである。
本考案の目的は、開封時において内容物が不用意に飛
散したり、飛び出したりすることがなくて、食品や飲料
を収納しても開封時における前記の衛生上の問題を招く
ことのない包装袋を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、本考案者が鋭意検討を重
ねた結果、特定の引き裂き停止手段を備える特定の包装
袋は、開封長さを任意に設定することが可能であって、
開封時において内容物が不用意に飛散したり、飛び出し
たりすることがなくて、食品や飲料を収納しても開封時
における前述の衛生上の問題が生じないことを見い出し
て、本考案に到達した。
本考案の構成は、一方向に引き裂き性を有する包装材
からなる包装袋において、前記包装材の引き裂き方向に
交わるものであって、それ自体は前記引き裂き方向に引
き裂き不可能であるか、または前記包装材よりも引き裂
き強度が大きく、かつシュリング発泡フィルムで形成さ
れた引き裂き停止帯を前記包装袋の全周にわたって、前
記包装材の引き裂き方向に交わるように巻き付けてなる
ことを特徴とする包装袋である。
[作用] 本考案の包装袋は、一方向に引き裂き性を有する包装
材からなるものであり、この引き裂き性を利用して開封
する。
一方、本考案の包装袋は、包装材の引き裂き方向に交
わるものであるとともに、それ自体は前記引き裂き方向
への引き裂きが不可能であるか、または前記包装材の引
き裂き強度よりも大きな引き裂き強度を有し、かつシュ
リンク発泡フィルムで形成された引き裂き停止体を前記
包装袋の全周にわたって、前記包装材の引き裂き方向に
交わるように巻き付けてなる。
したがって、本考案の包装袋を引き裂いて開封する
と、引き裂きは、引き裂き停止帯で停止するので、本考
案の包装袋においては、引き裂き停止帯の設定位置によ
り開封長さを任意に設定することが可能である。すなわ
ち、内容物の種類に応じて内容物が不用意に飛散した
り、飛び出したりすることを防止することのできる長さ
に開封長さを設定することにより、本考案の目的を達成
することができる。
[実施例] 第1図に本考案の包装袋の一例を示す。
第1図に示すように、この包装袋は、一方向に引き裂
き性を有する樹脂積層体を包装材1に用いてなり、この
包装材1を二つ折にするとともに、残りの三方をシール
として所謂三方ピロー包装袋に形成してある。そして、
この包装袋はVノッチにより形成された開封口2から引
き裂き可能である。また、収納部3にはその全周にわた
って引き裂き停止帯4が設けてある。
包装材1は、一方向に引き裂き性を有するものであれ
ば、その構成には特に制限はなく、たとえばヒートシー
ル性に優れた合成樹脂層と耐熱性、耐水性、剛性等に優
れた合成樹脂層とを積層してなる樹脂積層体を好適に使
用することができる。
このような樹脂積層体としては、たとえば、2軸延伸
ナイロンフィルムとポリエチレンフィルムとの積層体、
ポリ塩化ビニリデンフィルムの塗膜を有する2軸延伸ナ
イロンフィルム(所謂Kコート2軸延伸ナイロンフィル
ム)とポリエチレンフィルムとの積層体は、2軸延伸ポ
リプロピレンフィルムと未延伸ポリプロピレンフィルム
との積層体、ポリエチレンテレフタレートフィルムとポ
リエチレンフィルムとの積層体、2軸延伸ナイロンフィ
ルムとポリ塩化ビニリデンフィルムとポリエチレンフィ
ルムとの積層体、2軸延伸ナイロンフィルムとポリ塩化
ビニリデンフィルムとポリプロピレンフィルムとの積層
体などを、必要に応じていずれも好適に使用することが
できる。
本実施例においては、2軸延伸ナイロンフィルム(膜
厚15μ)と直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(膜厚40
μ)との積層体を用いている。
引き裂き停止帯4は、包装材1の引き裂き方向に交わ
るものであるとともに、それ自体は、包装材1の引き裂
き方向への引き裂きが不可能なものであるか、あるい
は、包装材1の引き裂き強度よりも大きな引き裂き強度
を有するものである。
引き裂き停止帯4が包装材1の引き裂き強度よりも大
きな引き裂き強度を有するものであるとき、内容物の種
類によっては、包装材1の引き裂きに要する力よりも、
さらに大きな力で引き裂くと、包装袋が引き裂き停止帯
4を超えて開封可能であるようにすることが好ましいこ
ともある。
引き裂き停止帯4の形成材料としては、たとえば、シ
ュリンク発泡ポリエチレンフィルム、シュリンク発泡ポ
リ塩化ビニルフィルム等の収縮性に富むとともに、引き
裂き性のないシュリンク発泡フィルムを挙げることがで
きる。
このような樹脂フィルムは包装材1に用いる樹脂積層
体との密着性に優れるので、包装材1の引き裂きを有効
に停止することができるからである。
引き裂き停止帯4の帯幅は、通常、1cm程度で充分で
ある。
ただし、シュリンク発泡フィルムは加熱により収縮し
て前記包装材1に密着するので、包装材1からなる包装
袋の全周にわたって巻き付ける必要がある。
引き裂き停止帯4と包装材1の引き裂き方向とが交わ
る角度については、特に制限はないが、通常は略直角で
ある。
本実施例においては、引き裂き停止帯4を帯幅1cmの
シュリンク発泡ポリエチレンフィルムを、包装材1から
なる包装袋の全周にわたって巻き付けることにより形成
した。
なお、前記シュリンク発泡フィルムは、特に、包装後
に加熱する包装袋の引き裂き停止帯4に好適に用いるこ
とができるのであるが、本考案においては、たとえばセ
ロハン粘着フィルムのように自己粘着性を有する樹脂フ
ィルム、発泡フィルムのように断熱性を有する樹脂フィ
ルムなどを用いて、引き裂き停止帯4を形成することも
できる。
自己粘着性を有する樹脂フィルムを用いれば、必ずし
も前記包装材1からなる包装袋の全周にわたって巻き付
けなくても、包装袋の所望の部位に必要に応じて粘着す
ることにより引き裂き停止帯4を形成することができ
る。また、断熱フィルムを用いて、たとえば巾広の引き
裂き停止帯4を前記包装材1からなる包装袋の全周にわ
たって形成すれば、内容物が熱い場合や冷たい場合にも
内容物の温度が直接に開封者の手に伝わらないので、開
封者に不快感を与えることのない包装袋が実現する。
このような構成からなる本考案の包装袋は、引き裂き
停止帯4の設置位置により開封長さを任意に設定するこ
とが可能であり、たとえば、しょう油、ソース、ケチャ
ップ、ジュース等の流動物;砂糖、塩、粉末クリーム等
の粉体や粒状体;チーズ、ソーセージ等の固形物などの
食品や飲料の包装に特に好適に使用することができる。
[考案の効果] 本考案によると、 (1)袋を形成する包装材の引き裂き方向に交わるもの
であって、それ自体は包装材の引き裂き方向に交わるも
のであって、それ自体は包装材の引き裂き方向への引き
裂きが不可能であるか、あるいは包装材の引き裂き強度
よりも大きな引き裂き強度を有し、かつシュリンク発泡
フィルムで形成された引き裂き停止体を前記包装袋の全
周にわたって、前記包装材の引き裂き方向に交わるよう
に巻き付けてなるので、開封時の引き裂きが引き裂き停
止帯で確実に停止する、 (2)したがって、引き裂き停止帯の設置部位を適宜に
決定することにより、内容物の種類に応じて開封長さを
任意に設定することが可能であるので、開封時において
内容物が不用意に飛散したり、飛び出したりすることの
ない部位に引き裂き停止帯を設ければ、開封時に内容物
が不用意に飛散したり、飛び出したりすることを確実に
防止することができる、 (3)その結果、特に内容物が食品、飲料等である場
合、開封時において内容物に直接に手が触れてしまうと
いう衛生上の問題を招くことがないので、飲食品の包装
に特に好適に使用することができる、 等の利点を有する包装袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の包装袋の一例を示す説明図、第2図は
その開封状態を示す説明図、第3図は従来の包装袋の一
例を示す説明図、第4図はその開封状態を示す説明図で
ある。 1……包装材、4……引き裂き停止帯

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方向に引き裂き性を有する包装材からな
    る包装袋において、前記包装材の引き裂き方向に交わ
    り、それ自体は前記引き裂き方向に引き裂き不可能であ
    るか、または前記包装材よりも引き裂き強度が大きく、
    かつシュリンク発泡フィルムで形成された引き裂き停止
    帯を前記包装袋の全周にわたって、前記包装材の引き裂
    き方向に交わるように巻き付けてなることを特徴とする
    包装袋。
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