JP2008247420A - 流動物包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】流動物の注ぎ出しを容易に行うとともに注出量を制御することができ、開封後の内容物の漏出も抑制できる使用性に優れた流動物包装体を提供する。
【解決手段】包装体1は、流動物を収納する収納部2と、収納部2の四辺を密封するシール部3とから成る平面視矩形状をなしている。シール部3の一辺には、対称軸Oを挟んで突出する注出通路5a、5bが収納部2と連通するように設けられている。注出通路5a、5bが設けられたシール部3の一端には開封用ノッチ7が形成され、開封用ノッチ7からシール部3の他端に亘って開封用ミシン目9が注出通路5a、5bを横切るように形成されている。開封用ミシン目9に沿って注出通路5a、5bの先端を切断した後、対称軸Oを折り線として包装体1を二つ折りにして収納部2を押圧することにより、収納部2内の流動物が注出通路5a、5bから外部に流出する。
【選択図】図1
【解決手段】包装体1は、流動物を収納する収納部2と、収納部2の四辺を密封するシール部3とから成る平面視矩形状をなしている。シール部3の一辺には、対称軸Oを挟んで突出する注出通路5a、5bが収納部2と連通するように設けられている。注出通路5a、5bが設けられたシール部3の一端には開封用ノッチ7が形成され、開封用ノッチ7からシール部3の他端に亘って開封用ミシン目9が注出通路5a、5bを横切るように形成されている。開封用ミシン目9に沿って注出通路5a、5bの先端を切断した後、対称軸Oを折り線として包装体1を二つ折りにして収納部2を押圧することにより、収納部2内の流動物が注出通路5a、5bから外部に流出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、液体或いはゲル状の医薬品や食品等の流動物を包装する包装体に関するものである。
液状、或いはゲル状の製剤や食品等の流動物を包装フィルムで密封する場合の包装形態としては、内面側に熱可塑性樹脂が積層された樹脂フィルムを用い、4辺または3辺をシールして形成されたフィルム袋に内容物を充填した後、充填口をシールする包装形態が用いられる。これらの包装形態では、フィルム端縁のシール部に形成された開封用の切り込み(ノッチ)の両側を把持してフィルムを引き裂くことで、流動物を取り出すようになっている。
このような従来の包装形態においては、開封用ノッチからフィルムを引き裂くとき、開封により包装袋の一端が大きく開口してしまうため、開封時に流動物が飛散してユーザの手や周辺を汚してしまうおそれがあった。
そこで、開封性及び封入された流動物の取り出し性を向上させた包装袋が種々提案されており、例えば特許文献1には、包装袋の周縁部から突出する注出口部を設けるとともに、注出口部の両側に形成される熱シール部のうち一方には開封用ノッチを設け、他方には三角形状の未シール部を設けることにより開封を容易にした液体収納用の包装袋が開示されている。
特開平10−72041号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の液体用包装袋では、注出口部から内容物を適量ずつ徐々に注ぎ出すことが困難であり、一度に全量を使い切らない場合は開封後の注出口部から残液が漏出しないように開口部を上向きにして包装袋を起立させておく必要があり、使い勝手が悪いという問題点があった。また、内容物を残らず注ぎ出すためには包装袋を両手で伸ばして内容物を絞り出す必要があり、使用時の注ぎ出し性の点で更なる改良の余地が残されていた。
本発明は上記問題点に鑑み、流動物の注ぎ出しを容易に行うとともに注出量を制御することができ、開封後の内容物の漏出も抑制できる流動物包装体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、少なくとも基材と最内層である熱可塑性樹脂層とを含む積層体により形成され、流動物が封入される収納部と、該収納部の周縁を閉鎖するシール部とを有する流動物包装体であって、前記シール部には、前記収納部を略線対称に分割する対称軸を挟んで同一方向に突出する2本以上の注出通路と、該注出通路を介して前記収納部と外部とを連通させる開封手段とが形成されており、前記対称軸を折り線として前記収納部を二つ折りにした状態で外部から押圧することにより封入された流動物を外部に取り出し可能としたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の流動物包装体において、前記開封手段は開封用ノッチであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の流動物包装体において、前記開封手段は、前記収納部を二つ折りにした状態で外部から押圧することにより剥離可能な弱シール部であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の流動物包装体において、前記弱シール部は、前記注出通路を囲むコ字状に形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の流動物包装体において、前記弱シール部は、前記注出通路を囲む烏口状に形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の流動物包装体において、前記収納部又は前記シール部には、前記対称軸に重なるように折り曲げ指示線が表示されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の流動物包装体において、前記収納部又は前記シール部には、前記対称軸に重なるように押し罫が設けられることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の流動物包装体において、前記シール部には、前記対称軸に重なるようにミシン目又はハーフカットラインが形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の流動物包装体において、前記シール部には、前記対称軸に重なるように前記収納部側に突出する突出部が形成されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、収納部を二つ折りにした状態で外部から収納部を押圧することにより圧力を流動物に効率良く伝達できるため、注出通路を介して収納部内の流動物を片手で残らず注ぎ出すことができ、押圧力を調整するだけで流動物の注出量も簡単に調整できる。さらに、包装体を再び平坦に伸ばすことにより、残りの流動物の漏出も抑制可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の流動物包装体において、開封手段として開封用ノッチを設けることにより、簡易な構成で容易に注出通路を外部と連通可能な包装体となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1の構成の流動物包装体において、開封手段として剥離強度の小さい弱シールを設けることにより、包装体を二つ折りにした状態で収納部を押圧するだけで開封可能となり、流動物の開封操作及び注出操作を片手で簡単に行うことができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の流動物包装体において、注出通路を囲むコ字状の弱シール部を形成することにより、弱シール部がコ字状の角部から容易に剥離するため開封操作が簡単なものとなる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第3の構成の流動物包装体において、注出通路を囲む烏口状の弱シール部を形成することにより、弱シール部の角部が鋭角となり剥離し易くなるため、さらに開封操作が簡単なものとなる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の流動物包装体において、収納部又はシール部に対称軸に重なる折り曲げ指示線を表示することにより、ユーザが包装体を対称に二つ折りする際の指標となり、使用性が向上する。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第1乃至第6のいずれかの構成の流動物包装体において、収納部又はシール部に対称軸に重なる押し罫を設けることにより、包装体を二つ折りにする際に押し罫に沿って容易に対称に折り曲げ可能となる。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第1乃至第7のいずれかの構成の流動物包装体において、シール部に対称軸に重なるミシン目又はハーフカットラインを形成することにより、包装体を二つ折りにする際にミシン目又はハーフカットラインに沿って容易に対称に折り曲げ可能となる。
また、本発明の第9の構成によれば、上記第1乃至第8のいずれかの構成の流動物包装体において、シール部に対称軸に重なるように収納部側に突出する突出部を形成することにより、包装体は突出部に沿って自然に対称に折り曲げられるため、使用性がより一層向上する。
以下、図面を参照しながら本発明の流動物包装体について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る流動物包装体の概略平面図である。なお、本発明の包装体1は、図1のように流動物を個装する包装体1が1ピース毎に切り離されていても良いし、複数のピースが例えばミシン目を介して連なっている構成であっても良い。
図1に示す包装体1は、流動物を収納する収納部2と、収納部2の四辺を密封するシール部3とから成る平面視矩形状をなしている。シール部3の一辺(図1の右側)は、他の三辺よりも幅広に形成されており、収納部2を線対称に二分割する対称軸Oを挟んで突出する注出通路5a、5bが収納部2と連通するように設けられている。注出通路5a、5bが設けられたシール部3の一端には開封用ノッチ7が形成され、開封用ノッチ7からシール部3の他端に亘って開封用ミシン目9が注出通路5a、5bを横切るように形成されている。なお、注出通路5a、5bには開封用ミシン目9は設けられていない。
図2は、第1実施形態の流動物包装体を開封した状態における注出通路5a、5b付近の断面拡大図である。包装体1は、基材10の裏面に熱可塑性樹脂層11を設けた積層体13a、13bから成り、熱可塑性樹脂層11が対向するように2枚の積層体13a、13bを重ねた後、4辺をヒートシールすることにより、流動物を内包する収納部2とシール部3とが形成される。そして、シール部3を形成する際に未シール部として残した部分が注出通路5a、5bとなる。
次に、本実施形態の包装体1の開封及び内容物の注出方法について説明する。図1に示した開封用ノッチ7から開封用ミシン目9に沿ってシール部3を引き裂くと、シール部3の先端が切り取られて図2のように注出通路5a、5bが外部と連通する。この状態では内部に封入された流動物により収納部2が水平に広げられ、2枚の積層体13a、13bは均等に引っ張られるため注出通路5a、5bは閉鎖状態となり、流動物はごく僅かしか漏出しない。
次に、図1の状態から対称軸Oを山折り線として折り曲げ、包装体1を二つ折りにする。図3(a)、(b)は、本実施形態の包装体を二つ折りにした状態を示す平面図及び右側面図であり、図4は、図3(b)の折り曲げ部付近の拡大図である。包装体1を二つ折りにすると、図4に示すように折り曲げ部の外側の積層体13bは引っ張られるが、内側の積層体13a圧縮されて撓みを生じる。そのため、注出通路5a、5bはトンネル状となり、流動物の通過できる通路を形成する。
また、包装体1を二つ折りにすると、図3(b)のように収納部2は第1収納部2aと第2収納部2bに分離される。この状態で外部から指で収納部2を押圧すると、封入された流動物の逃げ場がなくなるため指で押さえた圧力が内部の流動物に効率良く伝わり、第1収納部2a内の流動物は注出通路5aから、第2収納部2b内の流動物は注出通路5bから外部に流出する。
これにより、収納部2内の流動物を片手で残らず注ぎ出すことができ、押圧力を調整するだけで流動物の注出量も簡単に調整可能となる。さらに、所定量注ぎ出した後は、二つ折りにした包装体1を再び平坦に伸ばすことにより、図2のように注出通路5a、5bが閉鎖して残りの流動物の漏出が抑制される。収納部2の内寸は、封入される流動物の容量に応じて適宜変更すれば良い。
注出通路5a、5bの幅は、包装体1内に封入される流動物の粘度や表面張力、或いは包装体1を構成する積層体13a、13bの材質等に応じて適宜設定すれば良いが、通路幅が広すぎると注出量の調整が困難となり、また平坦な状態にしても注出通路5a、5bからの流動物の漏出量が多くなる。一方、通路幅が狭すぎると注出に時間を要し、また強い押圧力が必要となって使用性が悪くなる。
例えば基材10として厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムと厚さ15μmのナイロンフィルムの積層フィルムを用い、熱可塑性樹脂層11として厚さ40μmの低密度ポリエチレン樹脂層を設けた場合、封入される流動物の種類にもよるが、注出通路5a、5bの通路幅は2mm〜5mmとすることが好ましい。
また、開封後の注出通路5a、5bの先端が不定形である場合、注ぎ出す流動物の吐出方向が不安定になるため、注出通路5a、5bの開口端は直線状であることが望ましい。ここでは注出通路5a、5bを横断するように開封用ミシン目9を形成することにより、注出通路5a、5bの先端は開封用ミシン目9に沿って直線的に切断される。なお、開封用ミシン目9に代えてハーフカットラインを設けても良い。
次に、本実施形態の包装体1を構成する積層体13a、13bについて詳細に説明する。基材10は、包装体を構成する基本素材となること、更に、金属または金属酸化物の薄膜からなるバリア層(後述)を設ける場合、バリア層を保持する基材となること等から、それらの形成、加工等の条件に耐え、かつ、その特性を損なうことなくそれらを良好に保持することができ、更に、包装体の製造に際し、加工作業性、耐熱性、滑り性、耐ピンホール性、水蒸気またはガスバリア性、その他の諸物性において優れたものであることが好ましい。
本発明に用いられる基材10としては、2軸延伸ナイロンフィルム、2軸延伸ポリプロピレンフィルム、2軸延伸ポリエステル系樹脂フィルム等の単体ないしそれらの積層体が用いられ、2軸延伸ポリエステル系樹脂フィルムが特に好適に用いられる。2軸延伸ポリエステル系樹脂フィルムの具体的な材質としては、例えばポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン−2、6−ナフタレート樹脂、ポリブチレン−2、6−ナフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート樹脂等の各種のポリエステル系樹脂を使用することができる。
2軸延伸ポリエステル系樹脂フィルムは、例えば、上記のポリエステル系樹脂の1種ないし2種以上を使用し、押し出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法等の製膜化法を用いて、上記の各種の樹脂を単独で製膜化する方法、或いは、2種以上の各種の樹脂を使用して多層共押し出し製膜化する方法、更には、2種以上の樹脂を製膜化する前に予め混合して製膜化する方法等により、ポリエステル系樹脂フィルムを製造し、更に、例えばテンター方式、或いはチューブラー方式等を利用して1軸ないし2軸方向に延伸してなる2軸延伸ポリエステル系樹脂フィルムを使用することができる。基材10の膜厚としては、3〜50μm程度、より好ましくは、5〜30μm程度が望ましい。
なお、基材10の製膜化に際して、例えば、フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができ、その添加量としては、ごく微量から数十%まで、その目的に応じて任意に添加することができる。上記において、一般的な添加剤としては、例えば、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、顔料等を使用することができ、更には、改質用樹脂等も使用することができる。
なお、静電気の発生に伴う不具合を防止して、ラミネート適性、製袋性、充填包装適性等を向上させるために、基材10の表面に帯電防止コート層を設けても良い。帯電防止コート層の形成方法としては、例えば、樹脂をビヒクルの主成分とし、これに帯電防止剤の1種ないし2種以上を添加し、更に、必要に応じて可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、充填剤、着色剤等の添加剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、溶剤・希釈剤等で十分に混練して樹脂組成物を調製する。次いで、該樹脂組成物を使用し、これを基材10の表面に、通常のコーティング法、或いは、印刷法等を用いて、コーティングないし印刷して、帯電防止コート層を形成する。
帯電防止剤としては、例えば、陰イオン系活性剤、陽イオン系活性剤、非イオン系活性剤、両性表面活性剤等の界面活性剤、金属粉やカーボン等の無機系帯電防止剤、シリコーン系帯電防止剤、高級脂肪酸およびそのエステル類、酸アミド類、塩類、パラフィン系炭化水素類、ワックス類等から選ばれた1種ないし2種以上を使用することができる。
ビヒクル樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエンスチレン共重合体(ABS系樹脂)、アクリルまたはメタクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム等から選ばれた1種ないし2種以上を使用することができる。
なお、基材10の原料であるポリエステル系樹脂のペレットに、上記のような帯電防止剤の1種ないし2種以上を添加し、これを十分に混練した後、製膜することにより、基材10に帯電防止性を付与することもできる。
熱可塑性樹脂層11は、熱によって溶融して積層体13a、13bを相互に融着し得るものであればよく、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して重合したエチレン・α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマール酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂等から選ばれた1種ないし2種以上を使用することができる。熱可塑性樹脂層11の厚さとしては、ヒートシール性等を考慮すると、10μm〜100μm程度、特に15μm〜50μm程度であることが好ましい。
また、例えば加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度その他を改良、改質する目的で、熱可塑性樹脂層11を構成する溶融押し出し樹脂に、前述の帯電防止剤の1種ないし2種以上を添加し、更に、その製膜化に際して、種々のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができる。一般的な添加剤としては、例えば、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、顔料等を挙げることができ、更には、改質用樹脂等も使用することができる。
なお、基材10と熱可塑性樹脂層11との接着強度を高めるために、基材10の裏面にアンカーコート層を積層し、このアンカーコート層にさらに熱可塑性樹脂層11を積層した三層構造としても良い。アンカーコート層は、基材10の裏面を化学的に処理するものである。アンカーコート層の厚さは、通常、0.1〜2.0μm程度が好ましい。アンカーコート層を構成するアンカーコート剤としては、例えば、イソシアネート系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系、有機チタン系等のアンカーコート剤を使用することができる。
具体的には、トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアナート等の芳香族ポリイソシアナート、或いは、ヘキサメチレンジイソシアナート、キシリレンジイソシアナート等の脂肪族ポリイソシアナート等の多官能イソシアネートと、ポリエーテル系ポリオール、ポリエステル系ポリオール、ポリアクリレートポリオール等のヒドロキシル基含有化合物との反応により得られるポリエーテルポリウレタン系樹脂、ポリエステル系ポリウレタン系樹脂、またはポリアクリレートポリウレタン系樹脂を主成分とするアンカーコート剤が挙げられる。
また、基材10と熱可塑性樹脂層11との間に文字、図形、記号、模様等の所望の印刷模様から成る印刷層を形成することもできる。印刷層の形成方法としては、通常のインキビヒクルの1種ないし2種以上を主成分とし、必要に応じて可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤等の添加剤の1種または2種以上を任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練してインキ組成物を調整する。そして、このインキ組成物を用いてグラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、転写印刷、フレキソ印刷等の印刷方式により基材10の裏面に所望の印刷模様を印刷して印刷層を形成する。
また、封入される流動物が水分や酸素により変質し易い場合、包装体1には高い水蒸気バリア性、ガスバリア性が要求される。そのような場合、基材10と熱可塑性樹脂層11との間にバリア層を形成することもできる。
バリア層としては、基本的には、金属箔や金属または金属酸化物を蒸着した蒸着膜であれば使用可能であり、その材質としては、例えばケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、スズ(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)等の金属またはその酸化物を使用することができる。好ましいものとしては、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)の酸化物を挙げることができる。
上記の金属酸化物の表記は、例えばSiOx、AlOx 、MgOx等のようにMOx (ただし、式中、Mは金属元素を表し、Xの値は金属元素によってそれぞれ範囲が異なる。)で表される。上記のXの値の範囲としては、ケイ素(Si)は、0〜2、アルミニウム(Al)は、0〜1.5、マグネシウム(Mg)は、0〜1、カルシウム(Ca)は、0〜1、カリウム(K)は、0〜0.5、スズ(Sn)は、0〜2、ナトリウム(Na)は、0〜0.5、ホウ素(B)は、0〜1、5、チタン(Ti)は、0〜2、鉛(Pb)は、0〜1、ジルコニウム(Zr)は0〜2、イットリウム(Y)は、0〜1.5の範囲の値をとることができる。
上記において、X=0の場合は完全な金属であり、包装体1に透明性が要求される場合は使用することができないが、透明性が要求されない場合は使用可能である。また、Xの範囲の上限値は、金属が完全に酸化した状態の値である。本発明において、一般的にケイ素(Si)、アルミニウム(Al)以外は使用される例に乏しく、ケイ素(Si)は、1.0〜2.0、アルミニウム(Al)は、0.5〜1.5の範囲のものを使用することができる。
上記のようなバリア層の膜厚としては、バリア層が金属箔である場合は5〜30μm、また蒸着膜である場合には使用する金属または金属酸化物の種類等によって異なるが、例えば50〜2000Å位、好ましくは100〜1000Å位の範囲内で任意に選択して形成することが望ましい。また、バリア層として使用される金属または金属酸化物を2種以上の混合物で使用し、異種の材質で混合した金属または金属酸化物の蒸着膜を構成することもできる。
バリア層としての蒸着膜の形成方法としては、例えば、金属または金属酸化物を原料とし、これを加熱して蒸気化し、基材10の一方の面に蒸着する真空蒸着法、原料として金属を使用し、酸素を導入して酸化させて基材10の一方の面に蒸着する酸化反応蒸着法、酸化反応をプラズマで助成するプラズマ助成式の酸化反応蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、イオンクラスタービーム法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition 法、PVD法)等を用いることができる。蒸着材料の加熱方式としては、例えば、抵抗加熱方式、高周波誘導加熱方式、エレクトロンビーム加熱方式(EB)等が挙げられる。
なお、バリア層と、その両面に積層される基材10及び熱可塑性樹脂層11との密着性等を向上させ、終局的には、その両者を強固に密着させて層間剥離(デラミネーション)の発生を防止するために、基材10の裏面にアンカーコート層を介してバリア層を蒸着させた後、さらにアンカーコート層を介して熱可塑性樹脂層11を形成しても良い。
この柔軟性及び屈曲性に富むアンカーコート層は、金属箔や金属または金属酸化物の薄膜からなるバリア層に対し柔軟性、屈曲性等を有する被膜として積層されることにより、例えば、ラミネート加工、印刷加工、或いは製袋加工等の後加工時におけるバリア層の加工適性を向上させ、後加工時におけるバリア層へのクラック等の発生等を防止する役割も果たしている。
また、アンカーコート層に代えて、基材10の裏面にプラズマ処理面を形成することにより密着性を高めることもできる。プラズマ処理面は、気体をアーク放電により電離させることにより生じるプラズマガスを利用して表面改質を行うプラズマ表面処理法等を利用して形成することができる。プラズマ処理に用いるガスとしては、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等の不活性ガスを使用することができ、これらの不活性ガスに、更に酸素ガスを添加した混合ガスを使用することもできる。また、プラズマを発生させる方法としては、例えば、直流グロー放電、高周波放電、マイクロ波放電等の装置を利用することができる。
なお、熱可塑性の単層ないし多層フィルムを用いて熱可塑性樹脂層11を形成する場合は、前述のアンカーコート層に代えてドライラミネート層を積層すれば良い。ドライラミネート層を構成するラミネート用接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、アクリル酸のエチル、ブチル、2−エチルヘキシルエステル等のホモポリマー、或いは、これらとメタクリル酸メチル、アクリロニトリル、スチレン等との共重合体等からなるポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレンと酢酸ビニル、アクリル酸エチル、アクリル酸、メタクリル酸等のモノマーとの共重合体等からなるエチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹脂またはメラミン樹脂等からなるアミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、反応型(メタ)アクリル系接着剤、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム等からなるゴム系接着剤、シリコーン系接着剤、アルカリ金属シリケート、低融点ガラス等からなる無機系接着剤等を使用することができる。
上記の接着剤の組成系は、水性型、溶液型、エマルジョン型、分散型等のいずれの組成物形態でもよく、また、その性状は、フィルム・シート状、粉末状、固形状等のいずれの形態でもよく、更に、接着機構については、化学反応型、溶剤揮発型、熱溶融型、熱圧型等のいずれの形態でもよいものである。ドライラミネート層の形成方法としては、積層する両者の一方の面に、上記のラミネート用接着剤を、例えば、ロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法等のコート法或いは印刷法等によって塗布し、次いで溶剤等を乾燥させて形成することができ、そのコーティングないし印刷量としては、乾燥状態で0.1〜10g/m2程度が望ましい。
また、包装体1は物理的及び化学的に過酷な条件におかれる場合も想定されるため、包装体1を構成する積層体13a、13bにも高い密封性、耐ピンホール性、耐熱性、耐光性、品質保全性、作業性、衛生性等が要求される。そこで、上記のような諸条件を充足するため、基材10と熱可塑性樹脂層11との間に中間層を積層することもできる。
中間層としては、例えば低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエンスチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロース等の公知の樹脂フィルムないしシートを任意に選択して使用することができる。その他、着色剤や紫外線吸収剤等の所望の添加剤を加えて混練してフィルム化してなる遮光性フィルムないしシート等を使用することもできる。
上記のフィルムないしシートは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使用することができる。また、中間層の厚さは任意であるが、数μm〜300μm程度の範囲から選択して使用することができる。更に、中間層の積層方法としては、押し出し成膜、インフレーション成膜、コーティング膜、ドライラミネート等のいずれでもよい。
なお、包装体1を二つ折りにする場合、第1収納部2a及び第2収納部2b(図3(b)参照)内のいずれにも流動物が残留しないようにするためには、2箇所の注出通路5a、5bがそれぞれ第1収納部2a及び第2収納部2bに連通するように、即ち対称軸Oを折り線として注出通路5a、5bの間を折り曲げる必要がある。
そこで、図5に示すように、収納部2及びシール部3を横断するように対称軸Oに重なる折り曲げ指示線15を印刷しておけば、ユーザが包装体1を二つ折りにする際の指標となり、使用性が向上する。また、折り曲げ指示線15に代えて押し罫を設けても良い。
押し罫は、例えば雄型と雌型とを用いる熱エンボス方式により容易に設けることができ、製袋機で包装体(パウチ)の両面となる積層体13a、13bを重ね合わせる前の工程でエンボス装置を組み込むことにより、インラインで設けることができる。また、シール部3を形成する際に用いるシール部材の一方に凸部を、他方に凹部を設けておけば、シール部3と同時に設けることもできる。
また、図6に示すように、シール部3に対称軸Oに重なる折り曲げ用ミシン目17を入れておけば、包装体1を二つ折りにする際に折り曲げ用ミシン目17に沿って容易に折り曲げられる。また、折り曲げ用ミシン目17に代えて対称軸Oに重なるハーフカットラインを設けても良い。さらに、図7に示すように、シール部3の内周から収納部2側に突出する突出部19を対称軸Oに重なるように設け、シール部3の外縁には切り欠き20を対称軸Oに重なるように設けておけば、包装体1は突出部19及び切り欠き20に沿って自然に対称に折り曲げられるため、使用性がより一層向上する。なお、折り曲げ用ミシン目17から収納部2が破断するのを防止するため、折り曲げ用ミシン目17はシール部3の内縁から所定幅だけ離して形成する必要がある。
なお、ここでは矩形状の包装体1を長手方向に二つ折りにする構成としたが、包装体1の形状は矩形状に限らず、正方形、多角形、円形、楕円形等の略線対称に二つ折り可能な形状であれば良い。例えば図8に示すように、正方形の包装体1の対角線を対称軸Oとし、注出通路5a、5bを包装体1のコーナーに形成しても良い。この場合、開封用ノッチ7を把持して開封する際のシール部3の切断長を短くすることができる。
図9は、本発明の第2実施形態に係る流動物包装体を示す概略平面図である。第1実施形態の図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、注出通路5a、5bの先端は外部と連通しており、収納部2は注出通路5a、5bを囲むように形成されたコ字状の弱シール部21により密封されている。
図10(a)、(b)は、本実施形態の包装体を二つ折りにした状態を示す平面図及び右側面図である。図10を用いて本実施形態の包装体1の開封及び内容物の注出方法について説明する。先ず、対称軸Oを山折り線として包装体1を二つ折りにすると、図10(b)のように収納部2は第1収納部2aと第2収納部2bに分離される。この状態で外部から指で収納部2を押圧すると、封入された流動物の逃げ場がなくなるため流動体を介して弱シール部21に圧力が作用する。
弱シール部21は剥離強度がシール部3に比べて小さく、収納部2を二つ折りにした状態で押圧することにより容易に剥離する程度に設定されているため、押圧力を強めていくと、図10(a)のように弱シール部21が角部21aから剥離し始める。さらに押圧を継続すると剥離が大きく広げられて注出通路5a、5bが収納部2内と連通する。そして、第1収納部2a内の流動物は注出通路5aから、第2収納部2b内の流動物は注出通路5bから外部に流出する。
これにより、第1実施形態と同様に指で押さえた圧力が内部の流動物に効率良く伝わり、収納部2内の流動物を片手で残らず注ぎ出すことができ、押圧力を調整するだけで流動物の注出量も簡単に調整可能となる。さらに、所定量注ぎ出した後は、二つ折りにした包装体1を再び平坦に伸ばすことにより、図2のように注出通路5a、5bが閉鎖して残りの流動物の漏出が抑制される。
さらに、本実施形態では二つ折りにした状態で収納部2を押圧するだけで開封可能であるため、流動物の注出操作に加えて開封操作も片手で簡単に行うことができ、開封時にユーザが内容物で手を汚すおそれもなくなる。さらに、図6及び図7に示したような折り曲げ機構を設けておけば、包装体1の折り曲げから開封、注出に至るまでの操作を全て片手で行うことのできる、極めて使用性に優れた流動物包装体となる。
なお、包装体1が平坦に伸ばされた状態では、内容物が収納部2内を自由に移動可能であるため、収納部2全体に圧力がかからない限り弱シール部21は剥離しない。従って、包装体1を指で摘んだ程度では内容物が外部に漏出するおそれはない。
弱シール部21は、シール部3を形成するときのヒートシール時間、ヒートシール温度及び圧力のいずれか一つ以上を変更することにより形成できる。例えば、ヒートシール部材の表面に弱シール部21の形状に合わせて網点状(メッシュ状を含む)の刻印を形成したり、熱導電性の低い材料を部分的に埋め込んだりすることで、シール部3と同条件で弱シール部21を形成可能となる。
ここで、弱シール部21の剥離強度が小さくなるほど開封性は向上する反面、外部からの圧力により内容物が漏出する危険性は高くなる。従って、包装体1に要求される耐圧強度と開封性に応じて剥離強度を設定する必要がある。弱シール部21の剥離強度はヒートシール時間、ヒートシール温度及び圧力を調整する他、弱シール部21の形状やシール幅によっても調整可能である。例えば、図11に示すような鳥のくちばしのような形状(烏口状)の弱シール部21を形成しておけば、図12に示すように、包装体1を二つ折りにした時に各収納部2a、2b内の弱シール部21は鋭角状の角部21aを有することになる。これにより、図10に示したコ字状の弱シール部21に比べて角部21aの剥離強度が低下するため、開封性を一層向上させることができる。
また、弱シール部21を形成する他の手段として、予め接着性の弱いヒートシール抑制剤を部分的に介在させてヒートシールするようにしても良い。ヒートシール抑制剤を介在させる手段としては、貼着または塗布、印刷等が用いられ、シール部3を形成する際に同時にシールすれば、熱可塑性樹脂層11の融着を部分的に阻害して剥離強度を低下させることにより必然的に弱シール部21が形成される。このようなヒートシール抑制剤としては、例えば熱可塑性樹脂層11よりも融点が高いオレフィン系ポリマー等が挙げられる。その他、注出通路5a、5bの寸法や積層体13a、13bを構成する各層の材質及び厚み、積層方法等については第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
次に、本発明の流動物包装体の製造方法について説明する。先ず、基材10の表面に必要に応じてバリア層、中間層、アンカーコート層等を積層した後、溶融押し出し法により熱可塑性樹脂層11を積層して積層体13a、13bを製造する。
第1実施形態の包装体1の場合は、積層体13a、13bの熱可塑性樹脂層11の面を対向して重ね合わせ、三辺をヒートシールして収納部2及びシール部3を形成した後、流動物を所定量充填して残りの一辺をヒートシールする。このとき、シール部3のいずれか一辺に注出通路5a、5bを設ける。ヒートシールの方法としては、例えば、バーシール、回転ロールシール、ベルトシール、インパルスシール、高周波シール、超音波シール等の公知の方法で行うことができる。最後に開封用ノッチ7及び開封用ミシン目9、さらに必要に応じて折り曲げ指示線15を印刷したり折り曲げ用ミシン目17を入れたりすることにより、包装体1を製造する。
第2実施形態の包装体1の場合は、弱シール部21と注出通路5a、5bとの間に流動物が入らないように、流動物を充填する前に注出通路5a、5b及び弱シール部21を形成しておく必要がある。そのため、注出通路5a、5b及び弱シール部21が形成される一辺を含む三辺を先にヒートシールしてシール部3を形成し、流動物を所定量充填した後に残りの一辺をヒートシールする。
本発明の包装体1は、連続的に、或いはバッチ式に製造することができる。例えば連続的に製造する場合、ロール状に巻かれた長尺の積層体13a及び13bを順次繰り出し、両方の積層体の周囲をヒートシールすると同時に流動物を充填する工程を連続して行うことにより、流動物が封入された複数の収納部2がマトリクス状に連なる長尺の包装体1を製造する。その後、包装体1はスリッターにより長尺方向にカットされ、さらに所定数ずつ幅方向にカットされる。
また、バッチ式に製造する場合は、積層体13a及び13bを重ね合わせて熱可塑性樹脂層11を対向させ、さらにその周辺端部を、例えば側面シール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型等のヒートシール形態によりヒートシールして種々の形態の包装体1を製造することができる。
さらに、一枚の積層体のみで包装体1を製造することも可能である。即ち、積層体13aを折り曲げて二方シール型、三方シール型、封筒貼りシール型、合掌貼りシール型(ピローシール型)等のヒートシール形態により収納部2とシール部3とを形成すれば良い。
こうして得られた本発明の包装体1は、液体或いはゲル状の医薬品、しょうゆやソース、マヨネーズ等の食品等の包装材として、易開封性、内容物の注出性、製造性等の優れた特性を有することから、使用性及びコスト等を著しく改良した流動物包装体を提供できるものである。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では対称軸Oを挟んで2本の注出通路5a、5bを設けたが、包装体1の折り曲げにより分割される第1収納部2a及び第2収納部2bに少なくとも1つ以上の注出通路が連通するように、3本以上の注出通路を設けても良い。このとき、第1収納部2a及び第2収納部2bに連通する注出通路の数が異なると第1収納部2a及び第2収納部2bからの流動物の注出量が異なり注出量の制御が困難となるため、対称軸Oを挟んで同数の注出通路を設けることが望ましい。
また、例えば包装体1の折り曲げを容易にするための折り曲げ指示線15や押し罫、折り曲げ用ミシン目17、及び突出部19はいずれか二つ以上を併せて形成しても良い。また、上記の製造方法は好ましい一例に過ぎず、例えば積層体13a、13bの製造方法として、通常の包装材料を製造するときに使用する積層法、例えば、ウエットラミネーション法、無溶剤ラミネーション法、共押出ラミネーション法、インフレーション法、その他の方法を用いることもできる。
また、必要ならば上記各層の積層を行う際に、被積層基材の表面に、例えばコロナ放電処理、オゾン処理、フレーム処理、ブラスト処理等の前処理を任意に施すことができる。以下、実施例を用いて本発明の構成を更に具体的に説明する。
(1)基材10として、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと、厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルムの積層フィルムを使用し、この基材10の二軸延伸ナイロンフィルム側の表面に、熱可塑性樹脂層11として溶融押し出し法により厚さ40μmの溶融ポリエチレン樹脂層を積層して積層体13a、13bを製造した。
(2)次に、上記(1)で製造した2枚の積層体13a、13bを使用し、両方の熱可塑性樹脂層11を内面になるようにして対向させ、外周端部をヒートシールして一端に開口部を有する三方シール型の分包袋を製造した。三方のシール部3のうち、長手方向の一辺のシール幅は7mm、他の二辺のシール幅は2mmとし、幅7mmのシール部3の中央には開封後に注出通路5a、5bとなる幅2mmの未シール部を2箇所に形成した。ヒートシール条件は、シール温度250℃、シール時間0.8秒とした。
(3)上記で製造した三方シール型の分包袋内に開口部から5mLの流動物を充填し、開口部をシール幅2mmでヒートシールして内寸70mm×35mmの収納部2を形成した後、所定箇所に開封用ノッチ7及び開封用ミシン目9を入れて図1に示すような第1実施形態の包装体1を製造した。
上記で製造した本発明の包装体1は、開封用ノッチ7を把持してシール部3を破断した後、二つ折りにして外部から収納部2を押圧することにより、注出通路5a、5bから流動物を適量ずつ簡単に取り出すことができた。また、適量使用後は包装体1を平坦に伸ばすことにより、流動物の漏出も見られなかった。
(1)上記実施例1で製造した2枚の積層体13a、13bを、熱可塑性樹脂層11が内面になるようにして対向させ、長手方向の一端をヒートシールして注出通路5a、5bとなる幅2mmの2箇所の未シール部を有するシール部3を形成し、2箇所の未シール部を囲むように30mm×15mm、シール幅2mmのコ字状の弱シール部21を形成して包装体の半製品を製造した。シール部3のヒートシール条件はシール温度250℃、シール時間0.8秒とし、弱シール部21のヒートシール条件はシール温度250℃、シール時間0.3秒とした。
(2)次に、上記(1)で製造した半製品の二辺をシール幅2mmでヒートシールして一端に開口部を有する三方シール型の分包袋を製造した。そして、分包袋の開口部から5mLの流動物を充填し、開口部をシール幅2mmでヒートシールして内寸70mm×40mmの収納部2を形成して図9に示すような第2実施形態の包装体1を製造した。ヒートシール条件は、全てシール温度250℃、シール時間0.8秒とした。
上記で製造した本発明の包装体1は、二つ折りにして外部から収納部2を押圧することにより、弱シール部21が剥離して注出通路5a、5bから流動物を適量ずつ簡単に取り出すことができた。また、適量使用後は包装体1を平坦に伸ばすことにより、流動物の漏出も見られなかった。
本発明は、少なくとも基材と最内層である熱可塑性樹脂層とを含む積層体により形成され、流動物が封入される収納部と、該収納部の周縁を閉鎖するシール部とを有する流動物包装体であって、シール部には、収納部を略線対称に分割する対称軸を挟んで同一方向に突出する2本以上の注出通路と、該注出通路を介して収納部と外部とを連通させる開封手段とが形成されており、対称軸を折り線として収納部を二つ折りにした状態で外部から押圧することにより封入された流動物を外部に取り出し可能としたものである。
これにより、収納部を二つ折りにして外部から押圧するだけで流動物を片手で残らず注ぎ出すことができ、押圧力を調整するだけで流動物の注出量も簡単に調整可能な使用性に優れた流動物包装体を提供することができる。さらに、一度に全量を使用しない場合は包装体を平坦に伸ばすだけで残りの流動物の漏出も抑制可能となる。
また、開封手段として開封用ノッチや弱シール部を設けることにより、構成が簡単で容易に開封可能な包装体となる。特に、注出通路を囲むコ字状や鳥口状の弱シール部を形成しておけば、収納部の押圧により片手で容易に開封可能となるため、開封性において一層優れた流動物包装体となる。
また、対称軸に重なるように折り曲げ指示線や押し罫、ミシン目、ハーフカットラインを設けたり、シール部に収納部側へ突出する突出部を設けたりしておけば、対称軸に沿って容易に二つ折り可能な流動物包装体となる。
1 包装体
2 収納部
3 シール部
5a、5b 注出通路
7 開封用ノッチ
9 開封用ミシン目
10 基材
11 熱可塑性樹脂層
13a、13b 積層体
15 折り曲げ指示線
17 折り曲げ用ミシン目
19 突出部
20 切り欠き
21 弱シール部
O 対称軸
2 収納部
3 シール部
5a、5b 注出通路
7 開封用ノッチ
9 開封用ミシン目
10 基材
11 熱可塑性樹脂層
13a、13b 積層体
15 折り曲げ指示線
17 折り曲げ用ミシン目
19 突出部
20 切り欠き
21 弱シール部
O 対称軸
Claims (9)
- 少なくとも基材と最内層である熱可塑性樹脂層とを含む積層体により形成され、流動物が封入される収納部と、該収納部の周縁を閉鎖するシール部とを有する流動物包装体であって、
前記シール部には、前記収納部を略線対称に分割する対称軸を挟んで同一方向に突出する2本以上の注出通路と、該注出通路を介して前記収納部と外部とを連通させる開封手段とが形成されており、前記対称軸を折り線として前記収納部を二つ折りにした状態で外部から押圧することにより封入された流動物を外部に取り出し可能としたことを特徴とする流動物包装体。 - 前記開封手段は開封用ノッチであることを特徴とする請求項1に記載の流動物包装体。
- 前記開封手段は、前記収納部を二つ折りにした状態で外部から押圧することにより剥離可能な弱シール部であることを特徴とする請求項1に記載の流動物包装体。
- 前記弱シール部は、前記注出通路を囲むコ字状に形成されることを特徴とする請求項3に記載の流動物包装体。
- 前記弱シール部は、前記注出通路を囲む烏口状に形成されることを特徴とする請求項3に記載の流動物包装体。
- 前記収納部又は前記シール部には、前記対称軸に重なるように折り曲げ指示線が表示されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の流動物包装体。
- 前記収納部又は前記シール部には、前記対称軸に重なるように押し罫が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の流動物包装体。
- 前記シール部には、前記対称軸に重なるようにミシン目又はハーフカットラインが形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の流動物包装体。
- 前記シール部には、前記対称軸に重なるように前記収納部側に突出する突出部が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の流動物包装体。
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