JP2018131270A - 液状物封入包装体 - Google Patents
液状物封入包装体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018131270A JP2018131270A JP2018077487A JP2018077487A JP2018131270A JP 2018131270 A JP2018131270 A JP 2018131270A JP 2018077487 A JP2018077487 A JP 2018077487A JP 2018077487 A JP2018077487 A JP 2018077487A JP 2018131270 A JP2018131270 A JP 2018131270A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- package
- liquid
- liquid material
- line
- crease line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
液体物を軟包材に封入した液状物封入包装体において、より簡単に液状物を効率よく搾り出すことができるようにする。
【解決手段】
シート状の軟包材を素材とし、その端部をシール又は、必要に応じて折りされることにより液体物が封入された略偏平状の袋体において、当該包装体の外表面において、所定の方向に折目線を設ける。
【選択図】図1
Description
「シート状の軟包材を素材とし、その端部をシール又は、必要に応じて折り返されることにより略偏平状の袋体を形成し、当該袋体に液状物を充填後にシールして製造する、液状物が封入された包装体であって、該包装体の外表面において、所定の方向に折目線を設けたことを特徴とする液状物封入包装体。」、である。
「前記折目線が前記封入包装体の開口部に向けて設けられている請求項1に記載の液状物封入包装体。」、である。次に、前記折目線は方形の前記袋体の外表面の対角線上に設けられていることが好ましい。
すなわち、本願第三の発明は、
「前記折目線が前記封入包装体の外表面の対角線上に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液状物封入包装体。」、である。
すなわち、本願第四の発明は、
「請求項1〜3のいずれかの液状物封入包装体を含む加工食品。」、である。
さらに、本発明者らは、前記包装体において、液状物を封入する前の包装袋自体についても意図している。
すなわち、本願第五の発明は、
「シート状の軟包材を素材とし、その端部をシール又は、必要に応じて折り返すことにより略偏平状の袋体を形成し、当該袋体に液状物を充填後にシールして製造する、液状物を封入用の包装袋であって、該包装袋の外表面において、所定の方向に折目線を設けたことを特徴とする液状物封入用の包装袋。」
2 横シール
3 縦シール
5 折目線
7 開封方向(開口部)
9 ノッチ部
11 マジックカット
51 原料タンク
53 ポンプ
55 弁
57 縦シール機
58 ノズル
59 横シール機
61 カッター
63 フィルム原反
65 送りローラ
本発明にいう液状物封入包装体1はシート状の軟包材を素材とし、その端部をシール又は、必要に応じて折り返すことに略偏平状の袋体を形成する。使用できる材質はポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、アルミニウム等の種々の素材を用いることができるが、一般的には、液漏れ等を回避するために、ポリエステル、ポリエチレン、延伸ナイロンなどで構成に含む素材を使用することが好ましい。通常、バリアー性、ヒートシール性を考慮して複数の層からなる構成を採用する。例えば、具体的な構成としてONY/LDPE、KONY/LDPE、PET/Al/LDPE、PET/HDPE/Al/CPP、PET/Al/CPP、PET/VMPET/PE等の種々の構成が挙げられる。
しかしながら、アルミニウム包装は上記のように優れた保存性能を持つ一方、内容物が確認できないという難点を持つ。特に液体スープのようなある程度の粘性液体の場合、内容物の残存具合を視覚的に把握することは困難である。本発明においてはアルミ包材のもつ潜在的な難点を克服すると言う点において極めて有用なものである。
尚、本発明にいう封入包装体は、略扁平状であり、形状としては長方形、正方形等の方形が想定される。また、方形のサイズについて概ね、12cm×12cm以下のサイズの液状物封入包装体を想定している。
本発明の液状物封入包装体1は、シート状の軟包材を素材とし、その端部をシール又は、必要に応じて折り返すことで略偏平状の袋体を形成する。種々の形態が可能であるが、最終的には端部がシールされ密閉されて包装体が完成する。シールの形態は特に限定されないが、例えば、図1(a)に示すような三方シール体がある。当該三方シール体は一枚の帯状のフィルムを円筒状に形成して縦方向をシールした後に、下部の横方向をシールして、袋体を形成し、内容物を充填して横方向をシールすることによって封入状態を完成させ、カットして製造するのが一般的な製造方法として知られている。
次に、図1(b)に示すような四方シール体がある。当該四方シール体は2枚のフィルムの3辺をシールして袋体を形成させて、内容物を充填してから最後の辺をシールして封入するのが一般的な製造方法として知られている。尚、本願明細書における四方シールにおいては、便宜上、紙面に対して横方向のシールを横シール、縦方向のシールを縦シールとして記載する。
本発明にいう液状物とは種々のタイプを用いることができる。例えば、醤油、ソースタイプの液状物はもちろんのこと味噌やエキス等の粘度の高いタイプでも可能である。また、これらに油分や増粘剤が加わっている場合や種々の混合物であってもよい。さらに、前記液状物に肉や魚、タンパク等の粒子が存在していてもよい。本発明においては、このような搾り出しにくい液状物に粒子が存在している場合にも好適に利用できる。また、特に粘度に関わらず適用することができる。
本発明においては、前記封入包装体の外表面に折目線5を設ける。本発明における折目線とは、液状物封入包装体1を折り曲げる動作を誘導するための線となる。
折目線5は種々の形態が可能である。すなわち、直線であってもよいし、実際の包装体の厚み形状等を考慮して曲線であってもよい。また、折目線5の線種は点線、一点鎖線、二点鎖線等の種々の線種を用いることができる。また、矢印を付加してもよいことはもちろんである。
次に、折目線5は一本であってもよいし、複数であっても構わない。尚、折目線5が複数の場合、当該折目線5のいずれか一箇所で折り曲げるのか(図2(a))、複数個所で折り曲げるのか(図2(b))、を前述のように消費者が分かるように包装体1に明示することが好ましい。
例えば、開口部7を三方シールの縦シール部と横シール部の交差する角部に設ける場合には、まず、図3(a)に示すように包装体表面の対角線上にある場合が挙げられる。さらに、これに限定されず(b)に示すように縦シールに並行に設けることもできる。また、(c)に示すように横シールと並行に設けてもよい。
これらのいずれのタイプでも後述するように内容物の液状物を効率よく搾り出すことが
できる。
また、印刷するタイプのみならず、外側のプラスチック層にレーザ加工、圧熱加工等の表面処理を施すことにより、パーフレーションやハーフカットを入れて消費者が視認できるとともに、触覚により折目線を認識できる態様でも可能である。このように構成することで、消費者が包装体1を折り曲げる際に視覚のみならず触覚により折目線5の存在を認識できるので、これが手掛りとなり、包装体1を折り曲げ易くなるという効果もあり。
本発明の液体封入袋においては、液体スープを開封してから、当該開口部7から液状物を搾り出す。開口部については、図4(a)に示すような一部開口するタイプ、図4(b)に示すような全開するタイプのいずれでも構わない。
尚、開口部7はシール部に設けられる場合が多い。例えば、図5に示す三方シールの場合、縦シールの部分にノッチ9を設けたり(a)、縦シールの部分をマジックカット11(b)としてもよい。その他端部をギザギザ状の端部として開口を行い易くする方法等がある。
本発明の封入包装体1は、種々の使用方法が可能である。すなわち、封入包装体1を開封して、最初は折り曲げずに内容物を押出して、概ねの内容物を取り出してから折目線5で折り曲げて搾り出す方法がある。また、開封後において、直接折り曲げて搾り出す方法も可能である。封入包装体1の折り曲げ〜搾り出し手順については、図7に例を示す。図7に示すように使用者が開封した後の包装体を折目線5に沿って折り曲げる((a)〜(c))。次に、当該折目線5に従って折り曲げた包装体1の開口部7とは、逆端部から指で押圧して液状物を開口部7に向かって押し出すようにして開口部7より搾り出す((d)〜(f))。本操作によって、内容物の液状物を効果的に搾り出すことができる。
図8(a)に示すような液状物封入包装体(液体スープパック)を準備した。当該液体スープパックは、長尺方向において二つ折りして、端部をヒートシールしながら、下端部をシールして上部開口の袋体を形成して、液状物(みそ系スープ)を約23g注入した後、上部をヒートシールしたものである。尚、包装体1の材質は外側からONY/VMPET/ON/LLDPEの構成とした三方シールのタイプとした。
当該包装体1のサイズは、縦:91mm×横:80mmとした。また、ヒートシール部は上下7mm、右端(マジックカット部):10mmとした。
実施例については、折目線5は以下の図8(a)に示すように三本を表面に印字することにより設定し、中心の折目線5−4に山折、左側の折目線5−5に山折り、右側の折目線5−6に谷折りの注釈を加えた。図8(a)における矢印方向に開封した後に、図8(b)→図8(d)に示すように折目線に示した通りに折り曲げた後に、図8(d)の矢印方向に搾り出すような構成とした。
比較例については、上記の折目線、注釈がない構成とした。結果を表1に示す。
Claims (5)
- シート状の軟包材を素材とし、その端部をシール又は、必要に応じて折りされることにより略偏平状の袋体を形成し、当該袋体に液状物を充填後にシールして製造する、液状物が封入された包装体であって、該包装体の外表面において、所定の方向に折目線を設けたことを特徴とする液状物封入包装体。
- 前記折目線が前記封入包装体の開口部に向けて設けられている請求項1に記載の液状物封入包装体。
- 前記折目線が前記封入包装体の外表面の対角線上に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液状物封入包装体。
- 請求項1〜3のいずれかの液状物封入包装体を含む加工食品。
- シート状の軟包材を素材とし、その端部をシール又は、必要に応じて折り返すことにより略偏平状の袋体を形成し、当該袋体に液状物を充填後にシールして製造する、液状物を封入用の包装袋であって、該包装袋の外表面において、所定の方向に折目線を設けたことを特徴とする液状物封入用の包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018077487A JP2018131270A (ja) | 2018-04-13 | 2018-04-13 | 液状物封入包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018077487A JP2018131270A (ja) | 2018-04-13 | 2018-04-13 | 液状物封入包装体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014067001A Division JP2015189479A (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 液状物封入包装体 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020085575A Division JP7266553B2 (ja) | 2020-05-15 | 2020-05-15 | 液状物封入包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018131270A true JP2018131270A (ja) | 2018-08-23 |
Family
ID=63247983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018077487A Pending JP2018131270A (ja) | 2018-04-13 | 2018-04-13 | 液状物封入包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018131270A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020083363A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 大日本印刷株式会社 | 液体収納容器、容器組立体、液体収納容器の折り畳み方法、容器組合体の製造方法、及び、液体充填済み容器組合体の製造方法 |
JP2020083356A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 大日本印刷株式会社 | パウチ |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001018989A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-01-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 詰め替え用パウチ |
JP2001079991A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-03-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層材およびそれを使用した包装用容器 |
JP2001240149A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-04 | Sanyo Shokuhin Kk | 即席めん類用収納容器 |
JP2004323077A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 加圧注出形の袋状容器 |
JP2008247420A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 流動物包装体 |
JP2010513163A (ja) * | 2006-12-20 | 2010-04-30 | モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド | 粘性材料用ディスペンサ |
JP2012148792A (ja) * | 2011-01-18 | 2012-08-09 | Toppan Printing Co Ltd | 注出が容易なパウチ |
-
2018
- 2018-04-13 JP JP2018077487A patent/JP2018131270A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001018989A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-01-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 詰め替え用パウチ |
JP2001079991A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-03-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層材およびそれを使用した包装用容器 |
JP2001240149A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-04 | Sanyo Shokuhin Kk | 即席めん類用収納容器 |
JP2004323077A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 加圧注出形の袋状容器 |
JP2010513163A (ja) * | 2006-12-20 | 2010-04-30 | モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド | 粘性材料用ディスペンサ |
JP2008247420A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 流動物包装体 |
JP2012148792A (ja) * | 2011-01-18 | 2012-08-09 | Toppan Printing Co Ltd | 注出が容易なパウチ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020083363A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 大日本印刷株式会社 | 液体収納容器、容器組立体、液体収納容器の折り畳み方法、容器組合体の製造方法、及び、液体充填済み容器組合体の製造方法 |
JP2020083356A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 大日本印刷株式会社 | パウチ |
JP7286954B2 (ja) | 2018-11-21 | 2023-06-06 | 大日本印刷株式会社 | 液体収納容器、容器組立体、液体収納容器の折り畳み方法、容器組合体の製造方法、及び、液体充填済み容器組合体の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI298700B (ja) | ||
JP5731423B2 (ja) | 合掌貼り包装袋およびそれの使用方法 | |
WO2016093046A1 (ja) | 包装袋 | |
JP2018131270A (ja) | 液状物封入包装体 | |
JP5376463B2 (ja) | 包装袋及び同包装袋を用いた包装製品 | |
JP2015189479A (ja) | 液状物封入包装体 | |
JP7266553B2 (ja) | 液状物封入包装体 | |
JP2011148502A (ja) | 空気充填部付き包装袋および空気充填部付き充填体の製造方法 | |
JP4824951B2 (ja) | 充填包装袋 | |
JP7133390B2 (ja) | 包装袋 | |
JP6836138B2 (ja) | 袋 | |
JP6689533B2 (ja) | 包装体の製造方法及びシーラー | |
JP5059736B2 (ja) | 液体包装袋 | |
JP2006096388A (ja) | スタンディングパウチ | |
JP6983555B2 (ja) | ガセット容器 | |
JP2563619Y2 (ja) | 易開封性シート状包装体 | |
JP6387671B2 (ja) | スタンディングパウチ及びその製造方法 | |
WO2017127477A1 (en) | Package with rupturable opening | |
JP2018002155A (ja) | 包装袋 | |
JP6912864B2 (ja) | ガゼット袋 | |
JP2006193175A (ja) | 固形物を含有する粘性流動体の充填・密封方法 | |
TWI664120B (zh) | Packaging container with nozzle | |
JP7240167B2 (ja) | 包装袋 | |
JP2008150097A (ja) | 連結型包装容器 | |
JP3205857U (ja) | 包装袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180417 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180419 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190312 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190426 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190910 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20191108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191225 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200218 |