JP3688035B2 - 易開口用包装材料、それを用いた包装用容器および包装体 - Google Patents

易開口用包装材料、それを用いた包装用容器および包装体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、易開口用包装材料、それを用いた包装用容器および包装体に関するものであり、更に詳しくは、包装用容器または包装体になったときの最適開口位置に相当する箇所において真っ直ぐに、帯状に開口することができる易開口用包装材料、それを用いた包装用容器および包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、包装用容器または包装体を開封するに際し、開封を容易に行なうために、種々の易開封性の技術手段が提案されているが、現在、一般的に採用されているものとして、包装材料を構成する少なくとも一つの層であって、その開封位置に相当する箇所に直線状の切り込み、あるいはミシン目状の切り込み等を設けた構成からなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような直線状の切り込み、あるいはミシン目状の切り込み等を設けた易開封性包装袋においては、製袋して袋を製造するときに、袋の両面を構成する包装材料に設けた直線状の切り込み、あるいはミシン目状の切り込み等を完全に一致させることは極めて困難であり、多少のずれを生じ、切り込みが完全に一致しないのが普通である。
而して、上記のように切り込みが完全に一致しない場合には、袋を開封する際に、切り込みに沿って開封しようとしても、途中から開封切れ目が曲がってしまい、直線状に、きれいに引き裂くことは困難であるという問題点がある。
上記のような問題点を改良した開封用切り込みを有する包装用袋として、例えば、特開平5−85563号公報に記載されているように、多重開封用引き裂き口が逆勾配の線状切り込みを交互に配列し、一つの線状切り込みの延長線が次の線状切り込みの線上に当たるように形成された切り込みを設けてなる包装用袋が提案されている。
しかしながら、上記の包装用袋においても、引き裂き裂け目がギザギザになり、開口部がきれいな線状になりにくいという問題点がある。
そこで本発明は、包装用容器あるいは包装体としては密閉性が高く内容物の保護適性を有し、他方、その開封に際しては、易開封性を有し、かつ開口予定部を帯状に、真っ直ぐに、きれいに引き裂くことができる易開口用包装材料、それを用いた包装用容器および包装体を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記のような問題点を解決すべく種々研究した結果、包装材料を構成する少なくとも一層もしくはそれ以上であって、更にその包装用容器または包装体になったときの最適開口位置に相当する箇所に、切り込みと非切り込み部とからなる直線状の破線切り込み部と、該直線状切り込み部の両側の位置に配列された斜線状切り込み部とから構成される複合切り込み部を少なくとも平行に2個設け、更に該平行に2個設けた複合切り込み部の開口先端部に開口用誘導部を設けた構成からなる開口用切り込み部を設けて開口用包装材料を製造し、而して、該開口用包装材料を使用して包装用容器を製造し、該包装用容器内に内容物を充填包装し、しかる後、該包装体を、それを構成する包装材料に設けられている開口用誘導部を開口の起点として開口し、更に該開口起点に沿って、平行に2個設けた複合切り込み部を利用して包装用容器あるいは包装体を開口したところ、開口予定部において、帯状に、真っ直ぐに、きれいに引き裂くことができることを見出して本発明を完成したものである。
【0005】
すなわち、本発明は、包装材料を構成する少なくとも一層もしくはそれ以上であって、更にその包装用容器または包装体になったときの最適開口位置に相当する箇所に、切り込み部と非切り込み部とからなる直線状の破線切り込み部と、該直線状切り込み部の両側の位置に配列された斜線状切り込み部とから構成される複合切り込み部を少なくとも平行に2個設け、更に該平行に2個設けた複合切り込み部の開口先端部に開口用誘導部を設けた構成からなる開口用切り込み部を設けてなることを特徴とする開口用包装材料それを用いた包装用容器および包装体に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、内容物を充填包装してその密閉性を有すると共に、その内容物を取り出すための開口に際しては、開口部を形成すべき最適開口位置に相当する箇所に、開口を容易にするための脆弱部を形成し、而して、この脆弱部を、包装用容器を構成する包装材料の肉厚の一部を残すハ−フカット状の開口用切り込み部を形成して開口用包装材料を構成し、これによって、包装用容器あるいは包装体の開口を容易に行い、かつ開口予定部を帯状に、真っ直ぐに、きれいに引き裂くことができるというものである。
【0007】
上記のような本発明について以下に更に詳しく説明する。
まず、上記の本発明について、本発明にかかる開口用包装材料の構成について図面を用いて説明すると、図1〜4は、本発明にかかる開口用包装材料に設けられる開口用切り込み部の構成について二三例を示す平面図である。
本発明にかかる開口用切り込み部Aは、図1〜4に示すように、矢印Pで示す開口方向に対し、切り込み部1と非切り込み部2とが交互に形成された直線状の破線切り込み部3と、該直線状の破線切り込み部3の両側の位置に一対の斜線切り込み部4、5とから構成される複合切り込み部6を一単位とし、而して、本発明においては、上記のような複合切り込み部6、6を少なくとも所定間隔をおいて平行に2個設け、更にその複合切り込み部6、6の開口先端部に開口用誘導部7、7を設けた構成からなるものである。
【0008】
上記に図示した開口用切り込み部Aの構成について更に詳しく説明すると、図1に示す開口用切り込み部Aは、切り込み部1と非切り込み部2とが交互に形成された直線状の破線切り込み部3と、該直線状の破線切り込み部3を対称軸として対称に、更に、該直線状の破線切り込み部3を構成する非切り込み部2の両側の位置に設けた一対のハの字状の斜線切り込み部4、5とから構成される複合切り込み部6を一単位とし、而して、このような複合切り込み部6、6を少なくとも所定間隔をおいて平行に2個設け、更にその複合切り込み部6、6の開口先端部に開口用誘導部7、7を設けた構成からなるものである。
【0009】
次に、図2に示す開口用切り込み部Aは、上記の図1に示す開口用切り込み部Aと基本的には同一であるが、一対のハの字状の斜線切り込み部4、5が、直線状の破線切り込み部3を構成する非切り込み部2の両側の位置からではなく、直線状の破線切り込み部3を構成する切り込み部1の両側で、その先端と後端に設けた構成を例示しているものである。
この場合、直線状の破線切り込み部3を構成する切り込み部2の形成が不完全な箇所があり、その部分から曲がって引き裂かれても、裂け目が斜線切り込み部4、5に達すると、直線状の破線切り込み部3を構成する切り込み部2に戻るので、直線引き裂き性が更に改良される利点を有するものである。
【0010】
また、図3に示す開口用切り込み部Aは、切り込み部1と非切り込み部2とが交互に形成された直線状の破線切り込み部3が所定の間隔をおいて平行に2個形成され、該2個の直線状の破線切り込み部3、3の両側で、その直線状の破線切り込み部3、3を対称軸として対称に、更に該直線状の破線切り込み部3、3を構成する切り込み部1、1の位置に対応して2本のハの字状の斜線切り込み部4、5を同一方向を向くように形成されているものである。
この例の場合、引き裂き開始位置が、図3における左端で上下に多少ずれたとしても、2個の直線状の破線切り込み部3、3のいずれかに沿って引き裂かれるので、直線状に引き裂くことができるものである。
【0011】
更にまた、図4に示す開口用切り込み部Aは、直線状の破線切り込み部3、3を構成する切り込み部1と非切り込み部2とを千鳥状にずらして配置し、更に該直線状の破線切り込み部3、3を対称軸として対称に、更に、該直線状の破線切り込み部3を構成する切り込み部1の両側の位置に、ハの字状の斜線切り込み部4、5もずらして設けて複合切り込み部6を構成するものである。
この例の場合、包装材料に対向用切り込み部を形成する際に、切り刃の圧力が分散されるので、包装材料が破れる危険性が減少するという利点を有するものである。
【0012】
本発明において、直線状の破線切り込み部3は、図3、図4に示すように、所定間隔をおいて平行に2個以上設けることができ、更に、この場合、直線状の破線切り込み部3を構成する切り込み部1と非切り込み部2とを対象(図3)または非対象(図4)のいずれの状態で設けてもよい。
また、上記において、斜線状切り込み部4、5は、直線状の破線切り込み部3の両側の位置に、該直線状の破線切り込み部3を対称軸として対称(図1、図2、図3)または非対称(図4)のいずれの状態においても設けることができ、また、斜線状切り込み部4、5は、開口方向Pに対して逆ハの字状に設けてなることが望ましいものである。
更に、上記において、斜線状切り込み部4、5は、直線状の破線切り込み部3を構成する切り込み部1の起点部の両側の位置に設ける(図2、図3、図4)か、または直線状の破線切り込み部3を構成する非切り込み部2の両側の位置に設ける(図1)等のいずれの位置に設けてもよく、また、それぞれの側では同一方向に向き、かつ反対側とは交差する方向に配列される斜線状切り込みが形成されることが望ましい。
【0013】
次にまた、上記の本発明において、上記の開口用切り込み部Aにおいて、直線状の破線切り込み部3を構成する切り込み部1と非切り込み部2との長さは、切り込み部1対非切り込み部2を、約1対3ないし5対1位の長さの比で設けることがこのましく、また、斜線状切り込み部4、5の長さは、直線状の破線切り込み部3を構成する非切り込み部2の長さより少し長く、あるいは少なくとも同等以上の長さにし、かつ斜線状切り込み部4、5の斜線角度は、直線状の破線切り込み部3に対し20〜45度に設定することが好ましい。
上記において、角度を小さくすると直線引き裂き性はよくなるが、斜線状切り込み部4、5の強度が低下して包装材料製造時の加工性に問題がでるおそれがある。
また、上記において、直線状の破線切り込み部3に対する斜線状切り込み部4、5の間隔は、直線状の破線切り込み部3を構成する非切り込み部2の長さより小さくすることが望ましい。
【0014】
次に、本発明において、開口夜切り込み部を構成する切り込み部の深さ等について説明すると、図5は、本発明にかかる開口夜切り込み部を設けた包装材料の層構成を示す断面図である。
図5に示すように、通常、包装材料は、包装用容器を構成する主要基材11、ガス、水蒸気等に対するバリア−性基材12、ヒ−トシ−ルするヒ−トシ−ル性基材13、その他の基材14を任意に積層して包装材料15を構成するが、本発明において、開口用切り込み部Aを構成する直線状の破線切り込み部、斜線状切り込み部、開口誘導部等における各切り込み部Vは、少なくとも包装材料15の外側表面であって、それを構成する主要基材11等の一層もしくはそれ以上の層まで刻設されているものであり、而して、その深さは、その層の厚さの半分位、すなわち、ハ−フカットの状態位が望ましい。
本発明において、切り込み部が貫通孔であると、包装用容器としての密閉性に問題があり好ましくなく、また、その深さが浅いものであると、開口性に難点があってこのましくないものである。
【0015】
本発明において、開口用切り込み部を構成する切り込み部を形成する方法について説明すると、かかる方法としては、例えば、加熱した針を押し付けるニ−ドルパンチ法、エンボスロ−ル、研磨ロ−ル、砥石、研磨テ−プ等を使用してフィルムを溶融し、穿孔する熱溶融穿孔法、ナイフ、カッタ−、等を使用する物理的穿孔法、レ−ザ−ビ−ム加工、コロナ放電、プラズマ放電等の加工法、その他等の方法によって行うことができる。
而して、本発明において、切り込み部を刻設するに当たっては、包装材料を構成する原反基材の単体の状態、あるいは原反基材を積層した包装材料の状態、更には包装材料を使用して製袋してなる包装用容器の状態、また包装用容器を使用して内容物を充填包装してなる包装体の状態等のいずれの状態において刻設してもよく、これによって、包装材料に切れ込み部を設けることができる。
本発明において、開口用切り込み部の位置としては、包装用容器あるいは包装体になったときの最適開口位置に相当する箇所に開口用切り込み部を刻設することが望ましい。
また、その切り込み部の構造は、ハ−フカットの状態で、その部分を脆弱化して容器等の開口用切り込み部として作用すればよいものである。
【0016】
ところで、本発明においては、開口用切り込み部を設ける方法としては、パルス発振タイプのレ−ザの照射を用いて刻設する方法が最も好ましい方法である。
特に、レ−ザ加工で強度に優れた樹脂のフィルムに開口用切り込み部を刻設する場合、該樹脂のフィルムにレ−ザ発振波長の吸収があることが必要となることから、炭酸ガスレ−ザを用いて開口用切り込み部を刻設することが最適である。
更に、本発明においては、炭酸ガスレ−ザ光の10.6ミクロンの波長は、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルムに選択的に吸収されやすく、またポリオレフィン系樹脂のフィルム、例えば、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルムではそのほとんどが透過されることから、本発明において、内層としてのヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルムを使用し、中間層としてアルミニュウム箔を使用し、外層としての強度に優れた樹脂のフィルムとして、二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム等を使用し、それらを組み合わせて積層してなる三層からなる積層体を使用し、これに炭酸ガスレ−ザを照射してレ−ザ加工を行うと、上記の二軸延伸ナイロンフィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムのみに開口用切り込み部を刻設することができ、かつ該開口用切り込み部は、線状低密度ポリエチレンまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルムが溶融してその孔を閉塞することがなく、開口に際しては、極めて良好に袋を引き裂いて開口することができるという利点があって好ましいものである。
なお、上記において、包装材料の状態で炭酸ガスレ−ザを照射してレ−ザ加工を行う代わりに、該包装材料を使用してなる包装用容器または包装体の状態で上記と同様に炭酸ガスレ−ザを照射してレ−ザ加工をを行っても、上記と全く同様な結果を得ることができた。
本発明においては、上記のようにレ−ザ加工によって、その波長を選択することにより、外層を構成するフィルムのみに開口用切り込み部を刻設することができるものである。
【0017】
次に、本発明において、平行に2個設けた複合切り込み部6、6の開口先端部に設ける開口用誘導部7、7について説明すると、該開口用誘導部7、7は、包装用容器あるいは包装対を開口する際に、開口の起点となり、これに沿って開口を開始し、而して、平行に2個設けた複合切り込み部6、6の開口へと誘導する機能を奏するものであり、前述の複合切り込み部6、6と同様に、包装材料を構成する少なくとも一層もしくはそれ以上であって、更にその平行に2個設けた複合切り込み部6、6の開口先端部に設けられる切り込み部である。
而して、その形成法等は、前述の切り込み部の形成法と同様に行なうことができ、また、その切り込み部の切り込みの深さ等は、前述と同様に、ハ−フカット位の状態で刻設することが望ましい。
なお、本発明において、開口用誘導部7、7を構成する切り込み部は、複合切り込み部の先端部に対し、0ないし45度位の角度をもって刻設されることが望ましい。
【0018】
更に、本発明においては、複合切り込み部6、6と開口誘導部7、7から構成される開口用切り込み部Aで開口するに際し、図6の平面図に示すように、開口誘導部7、7の先端部に、更に開口基端部となる開口基端部用貫通孔8を刻設し、これを開口の起点とすることもできる。
而して、上記の開口基端部用貫通孔8は、その包装材料の厚さ方向に貫通していることから、包装用容器あるいは包装体の開口部を確実に開口することができという利点を有するものである。
なお、本発明においては、上記の開口基端部用貫通孔8は、その包装材料の厚さ方向に貫通していることから、この上に、例えば、粘着ラベル9等を貼り合わせることにより、その密閉性を保持することができ、而して、その開口に際し、該粘着ラベルを手に持って開口することができる。
また、上記において、包装材料を構成する材料等を選定する際に、引き裂き性のよい材料を選定して組み合わせて包装材料を構成する場合には、開口基端部用貫通孔8は、上記のように貫通孔ではなくハ−フカットのもの、、あるいはハ−フカットと貫通孔とが混在したもの等でもよい場合がある。
なお、図6中の各符号は、前述と同じことを意味するものである。
【0019】
上記において、粘着ラベルとしては、ラベル基材の片面に、粘着材層等が形成されているものを使用することができ、再封性のある蓋材としての役割の他に、前記の開口基端部用貫通孔から包装材料を切断して開口部を形成する基端部となる役割をもつものである。
従って、粘着ラベルの粘着力は、包装材料が切断する力よりも強いことが必要であり、そのために、粘着ラベルを構成する粘着剤としては、例えば、アクリル系共重合体を主体とする感圧接着剤を使用することが望ましい。
また、上記において、ラベル基材としては、例えば、開口時にかかる張力に対応できる二軸延伸ポリプロピレンフィルム、あるいはそれを基材とする合成紙、二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム等を使用することが望ましい。
更に、上記において、粘着ラベルへの印刷は、上記のような基材の表面もしくは裏面のいずれに印刷してもよく、あるいは紙等に印刷し、これを上記のラベル基材にラミネ−トしてもよい。
なおまた、上記の粘着ラベルにおいては、開口基端部用貫通孔部分あるいは開口切り込み部等と当接する部分を透明化しておいてもよい。
【0020】
次に、本発明において、上記のように包装材料に設けた開口用切り込み部の開口機構についてその一例を挙げて説明すると、図7の平面図に示すように、開口方向を矢印Pで示す方向とすると、まず、開口基端部用貫通孔8の上に貼り合わせた粘着ラベル(図示しないが)を手に持って、これを引き剥がすと、開口基端部用貫通孔8から開口し、この部分が開口起点となって開口を開始し、次いでその開口が開口誘導部7、7に移って、そこに設けた切り込み部でそれに沿って更に開口が進み、次いで、その開口が、点線13、14、15等で示すように、複合切り込み部6を構成する斜線状切り込み部4、5、更には直線状の破線切り込み部を構成する切り込み部1に移り、以後、斜線状切り込み部4、5および直線状切り込み部6を構成する切り込み部1および非切り込み部2等に伝搬して開口が行なわれ、最終的には、2個の複合切り込み部6、6で挟まれた領域で、途中で途切れることなく、両端が直線状のまま帯状に真っ直ぐに開口することができ、かつその開口の切れ目は、ギザギザにならず、きれいに開口することができるものである。
【0021】
次に、本発明において、開口用包装材料を構成する材料について説明すると、かかる材料としては、包装目的、包装する内容物、包装方法、包装体の流通、その他等の条件によって包装設計を行い、それに適した材料を任意に選択して組み合わせて包装材料を構成することができる。
前述のように、通常、包装用容器を構成する主要基材、ガス、水蒸気等に対するバリア−性基材、ヒ−トシ−ルするヒ−トシ−ル性基材、その他の基材等を任意に選定し、それらを組み合わせて積層して包装材料を構成する。
而して、上記のような包装材料を構成する材料としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリルまたはポリメタクリル系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、フッ素系樹脂、ビニロン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂等の公知の樹脂のフィルムないしシ−ト、あるいはその膜状物を使用することができる。
本発明において、上記のフィルムないしシ−トは、未延伸、あるいは一軸方向ないし二軸方向等に延伸されたもの等のいずれでもよい。
又、その厚さとしては、任意であるが、約5ないし75μm位が好ましい。
更に、本発明では、上記のようなフィルムないしシ−トの他に、例えば、セロハン、合成紙、上質紙、薄葉紙、純白ロ−ル紙、片つやクラフト紙、片面コ−ト紙、板紙等の各種の紙、アルミニュウム等の金属箔ないしその蒸着膜を有する樹脂のフィルム、酸化珪素、酸化アルミニュウム等の無機酸化物の蒸着膜(樹脂のフィルムに蒸着したもの)等も使用することができる。
【0022】
更に、上記の材料について更に詳しく説明すると、包装用容器を構成する主要基材としては、包装用容器を構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的、その他等において優れた性質を有する樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができ、具体的には、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系樹脂、その他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。
而して、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、未延伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用することができる。
また、本発明において、その樹脂のフィルムの厚さとしては、強度、剛性等について必要最低限に保持され得る厚さであればよく、厚すぎると、開口用切り込み部を刻設する前述のレ−ザ加工不良等を発生して引き裂き性が低下し、またコストを上昇するとい欠点もあり、逆に、薄すぎると、強度、剛性等が低下して好ましくないものである。
本発明においては、上記のような理由から、約10μmないし50μm位、好ましくは、約12μmないし25μm位が最も望ましい。
ところで、本発明においては、上記のような樹脂のフィルムの中でも、剛性を有し、機械的強靱性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の諸物性に優れ、かつ印刷適性も有している二軸延伸ポリエステルフィルム、または二軸延伸ポリアミドフィルムを使用することが最も好ましいものである。
上記の二軸延伸ポリエステルフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレ−トフィルム、ポリエチレンナフタレ−トフィルム、またはその変性フィルム等を使用することができる。
また、上記の二軸延伸ポリアミドフィルムは、その配向がフィルムの流れ方向に近く、重ね合わせたときも引き裂きずれが非常に小さく、かつ前述の炭酸ガスレ−ザの発振波長に吸収があることから、開口用切り込み部を設けるときのレ−ザ加工を容易に行うことができるという利点を有するものである。
かかる二軸延伸ポリアミドフィルムとしては、例えば、ナイロン−6、ナイロン−66、ナイロン−11、ナイロン−12、ナイロン−6、10等のナイロンフィルムであって、NONコ−ト二軸延伸フィルム、ポリ塩化ビニリデンコ−ト二軸延伸フィルム等を使用することができる。
その他、本発明においては、各種の板紙、加工紙等の紙類、セロハン、合成紙等も使用することができる。
【0023】
次に、本発明において、ガス、水蒸気、光等に対するバリア−性基材について説明すると、かかる基材としては、太陽光、電気等の光を遮光する性質、あるいは水蒸気、水、ガス等を透過しない性質等を有する材料を使用することができ、これは、単体の基材でもよく、あるいは二種以上の基材を組み合わせてなる複合基材等であってもよい。
具体的には、例えば、遮光性とバリア−性を有するアルミニュウム箔またはその蒸着膜を有する樹脂のフィルム、バリア−性を有する酸化珪素、酸化アルミニュウム等の無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、水蒸気、水等のバリア−性を有する低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト、ガスバリア−性を有するポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂のフィルムないしシ−ト、樹脂に顔料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を加えて混練してフィルム化してなる遮光性を有する各種の着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用することができる。
これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合わせて使用することができる。
上記のフィルムないしシ−トの厚さとしては、任意であるが、通常、5μmないし300μm位、更には、10μmないし100μm位が望ましい。
更に、上記において、アルミニュウム箔としては、5μmないし30μm位の厚さのもの、また、アルミニュウムまたは無機酸化物の蒸着膜としては、厚さ100Åないし2000Å位のものを使用することができる。
また、上記の蒸着膜を支持する樹脂のフィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコ−ルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、その他等を使用することができる。
【0024】
また、上記の本発明において、ヒ−トシ−ルするヒ−トシ−ル性基材としては、包装用容器の内層として使用され、熱によって溶融し相互に融着し得るものであればよく、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、酸変性ポリオレフィン樹脂、その他等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。
そのフィルムの厚さとしては、10μmないし300μm位、好ましくは、20μmないし100μm位が望ましい。
【0025】
次に、本発明において、上記のような材料の他に、例えば、耐薬品性、耐溶剤性、耐衛生性、その他等の性質を充足するその他の材料を任意に使用することができ、具体的には、上記に挙げた樹脂のフィルム、あるいはそれ以外の樹脂のフィルム、セロハン等のフィルム、合成紙、薄葉紙、板紙、加工紙等の紙基材、その他等を使用することができる。
【0026】
次に、上記の本発明において、上記のような材料を使用して積層して包装材料を製造する方法について説明すると、かかる方法としては、通常の積層方法、例えば、ウエットラミネ−ション法、ドライラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ−ション法、押し出しラミネ−ション法、Tダイ共押し出し成形法、共押し出しラミネ−ション法、その他等で行うことができる。
而して、本発明においては、上記の積層を行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理等の前処理をフィルムに施すことができ、また、例えば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の公知のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することができる。
【0027】
次に本発明において、上記のようにして製造した易開口用包装材料を使用して包装用容器を製造する方法について説明すると、通常、包装材料として、内層にヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム等のヒ−トシ−ルするヒ−トシ−ル性基材を使用することから、その内層の面を対向させて重ね合わせ、更にその外周の周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成して製袋することができる。
而して、その製袋方法としては、包装材料を、その内層の面を対向させて折り曲げるか、あるいはその二枚を重ね合わせ、更にその外周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発明にかかる種々の包装用容器を製造することができる。
その他、例えば、自立性包装用袋(スタンディングパウチ)等も可能である。
上記において、ヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。
【0028】
次に、本発明においては、上記で製造した包装用容器の非シ−ル部から、種々の内容物を充填包装し、しかる後その非シ−ルをヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成して、本発明にかかる包装体を製造することができる。
而して、上記の易開封性包装体は、内容物の保護適性に優れ、流通段階等において包装上のトラブルがなく、また、その袋は、剛性を有してその取り扱いに便利であり、特に、開口に際しては、開口用切り込み部から袋を簡単に引き裂いて開口することができるものである。
上記において、充填包装する内容物としては、例えば、種々お菓子類等の食品、雑貨品、医薬品、その他等を挙げることができる。
【0029】
上記の本発明にかかる包装用容器および包装体の一例について図面を用いて説明すると、図8は、本発明にかかる開口用包装材料を使用して包装用容器を構成するブランク板の一例を示す平面図、図9は、図8に示すブランク板を使用して包装用容器を製造し、該包装用容器内に内容物を充填包装した包装体の一例を示す斜視図であり、図10は、図9に示す包装体を開口する状態を示す斜視図である。
【0030】
図8に示すように、まず、包装用容器を構成する主要基材を選定し、これに前述のように、包装用容器あるいは包装体となったときの最適開口位置に相当する箇所に、切り込み部1と非切り込み部2とが交互に形成された直線状の破線切り込み部3と、該直線状の破線切り込み部3の両側の位置に一対の斜線切り込み部4、5とから構成される複合切り込み部6を一単位とし、而して、その複合切り込み部6、6を少なくとも所定間隔をおいて平行に2個設け、更にその複合切り込み部6、6の開口先端部に開口用誘導部7、7を設けた構成からなる開口用切り込み部Aを設け、更に、上記の開口誘導部7、7の先端部に、更に開口基端部となる開口基端部用貫通孔8を刻設し、かつその上に、粘着ラベル9等を貼り合わせる。
次に、上記の主要基材の裏面に、包装用容器を製造する際に、内層をヒ−トシ−ルするために、ヒ−トシ−ルするヒ−トシ−ル性基材を積層して、本発明にかかる開口用包装材料を製造する。
而して、上記で製造した開口用包装材料を使用し、これに包装用容器を構成するための折罫線、例えば、縦折罫線、横折罫線、斜線折罫線等の所定の折罫線Kを、その容器の形状によって付罫して、ブランク板Sを製造する。
【0031】
次に、図9に示すように、上記で製造したブランク板Sを使用して、まず、その縦折罫線、横折罫線、斜線折罫線等の所定の折罫線Kを折り込み、その重合部分についてヒ−トシ−ル性基材層を介してヒ−トシ−ルしてシ−ル部20、20を形成してガゼット包装形態からなる包装用容器を製造し、しかる後その非シ−ル部から内容物21を充填し、次いで該非シ−ル部をヒ−トシ−ルして、包装体Hを製造する。
而して、包装体Hを構成する包装材料には、前述のように、その最適開口位置の相当する箇所に、複合切り込み部6、6、開口誘導部7、7等からなる開口切り込み部Aが形成され、更に開口基端部用貫通孔8および粘着ラベル9等も形成されているものである。
上記において、内容物を充填包装する際に、紙、あるいはポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その他等の樹脂から成形されるトレイ等を使用して内容物を充填包装してもよい。
【0032】
次に、図10に示すように、上記で製造した包装体Hの開口は、まず、粘着ラベル9を手に持って引き剥がすと、開口基端部用貫通孔8を開口起点として開口を開始し、更に開口誘導部7、7に沿って開口を開始し、次いで該開口は、複合切り込み部6、6に移って、その切り込み部6、6に沿って開口し、帯状物22を形成しながら、真っ直ぐに、きれいに開口して、開口部23を形成することによって、包装用容器を開口することができるものである。
上記において、開口切り込み部A、開口基端部用貫通孔8等を設ける位置は、包装用容器あるいは包装体となったときの最適開口位置に相当する箇所に設けられていればよく、上記のように包装用容器の上端部の他に、包装用容器の中央部あるいは下端部等のいずれの位置でもよい。
また、本発明において、粘着ラベル9は、上記のように開口基端部用貫通孔8部分に粘着ラベル9を貼着するかわりに、開口切り込み部Aおよび開口基端部用貫通孔8等を含む全面に粘着ラベル9を貼り合わせてもよい。
更に、本発明においては、上記の粘着ラベルの代わりに、例えば、ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム片を使用し、これを開口基端部用貫通孔8部分にヒ−トシ−ルして貼着することもできる。
而して、上記において、粘着ラベルあるいはヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム片を貼着する際に、エンボス版等を使用して熱エンボス加工して貼着してもよい。
いずれにしても、上記で明らかなように、本発明は、包装用容器あるいは包装体となったときの最適開口位置に相当する箇所に、開口を容易にするために包装材料に脆弱部を設けるものであり、而して、該脆弱部をハ−フカット状の切り込み部で構成するものである。
【0033】
【実施例】
次に上記の本発明について具体例を挙げて更に詳しく本発明を説明する。
実施例1
紙層/ポリエチレン層/アルミニウム箔層/線状低密度ポリエチレン層の例
坪量52g/m2 の紙を使用し、これにカッタ−刃を使用して、図1に示すと同じように、切り込み部1と非切り込み部2とが交互に形成された直線状の破線切り込み部3と、該直線状の破線切り込み部3の両側の位置に一対の斜線切り込み部4、5とから構成される複合切り込み部6を一単位とし、而して、その複合切り込み部6、6を少なくとも所定間隔をおいて平行に2個設け、更にその複合切り込み部6、6の開口先端部に開口用誘導部7、7を設けた構成からなる開口用切り込み部Aを設け、更に、上記の開口誘導部7、7の先端部に、開口基端部用貫通孔8を形成し、かつ該開口基端部用貫通孔8部分に粘着ラベル9を貼着した。
次に上記の紙の非粘着ラベル側に、押し出し用ポリエチレンを使用し、これを厚さ15μm位に押し出しながら、厚さ7μmのアルミニウム箔を押し出しラミネ−トして積層体を製造した。
更に上記で製造した積層体のアルミニウム箔面に、低密度ポリエチレンを押し出しラミネ−トして、厚さ50μmの線状低密度ポリエチレンフィルムを積層して開口用包装材料を製造した。
次に、上記で製造した開口用包装材料を使用して、ガセットタイプの包装用容器を製造し、この中にビスケットを充填包装して包装体を製造した。
而して、上記の包装体について、粘着ラベルを手に持って開口したところ、その部分から開口し、以後、開口誘導部、複合切り込み部等に沿って、帯状に、真っ直ぐに、きれいに開口することができた。
【0034】
実施例2
延伸プラスチックフィルム層/ポリエチレン層/熱接着性樹脂層の例
厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムの表面に所定のプライマ−層をコ−ティングし、これを基材フィルムとし、該基材フィルムに上記の実施例1と同様にして開口用切り込み部、開口基端部用貫通孔、および粘着ラベルを設けた。
次いでこれと、厚さ30μmの線状低密度ポリエチレンフィルムとを、低密度ポリエチレンを使用して押し出しラミネ−トして開口用包装材料を製造した。
次に上記で製造した開口用包装材料を使用し、上記の実施例1と同様に行なって同様な結果を得た。
【0035】
実施例3
延伸プラスチックフィルム層/延伸プラスチックフィルム層/熱接着性樹脂層の例
厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムと、アルミニウム蒸着膜を有する厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムとを使用し、蒸着膜面を対向させてドライラミネ−ション法で貼り合わせ、次いで非蒸着膜面にプライマ−層をコ−ティングして基材フィルムとした。
上記で製造した基材フィルムに上記の実施例1と同様にして開口用切り込み部、開口基端部用貫通孔、および粘着ラベルを設けた。
次いでこれと、厚さ20μmの未延伸ポリプロピレンフィルムとを、そのプライマ−層面を対向させて、低密度ポリエチレン(厚さ13μm)を使用して押し出しラミネ−トして開口用包装材料を製造した。
次に上記で製造した開口用包装材料を使用し、上記の実施例1と同様に行なって同様な結果を得た。
【0036】
実施例4
延伸プラスチックフィルム層/ポリエチレン層/アルミニウム箔層/ポリエチレン層/熱接着性樹脂層の例
厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムにプライマ−層を設け、更に該プライマ−層面に、低密度ポリエチレンを使用して厚さ15μmに押し出しラミネ−トして厚さ7μmのアルミニウム箔を貼り合わせた。
更に上記のアマミニウム箔の非貼り合わせ面にプライマ−層を設け、しかる後該プライマ−層面に、低密度ポリエチレンと線状低密度ポリエチレンとを使用し、前者を厚さ15μm、後者を厚さ20μmに共押し出しコ−トして積層体を製造した。
次に、上記で製造した積層体の二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの面から炭酸ガスレ−ザ−ビ−ムを照射して、該二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム面に、前述の図2に示すと同じように、切り込み部1と非切り込み部2とが交互に形成された直線状の破線切り込み部3と、該直線状の破線切り込み部3の両側の位置に一対の斜線切り込み部4、5とから構成される複合切り込み部6を一単位とし、而して、その複合切り込み部6、6を少なくとも所定間隔をおいて平行に2個設け、更にその複合切り込み部6、6の開口先端部に開口用誘導部7、7を設けた構成からなる開口用切り込み部Aを設け、更に、上記の開口誘導部7、7の先端部に、開口基端部用貫通孔8を形成し、かつ該開口基端部用貫通孔8部分に粘着ラベル9を貼着して、開口用包装材料を製造した。
次に上記で製造した開口用包装材料を使用し、上記の実施例1と同様に行なって同様な結果を得た。
【0037】
実施例5
延伸プラスチックフィルム層/ポリエチレン層/アルミニウム箔層/ポリエチレン層/熱接着性樹脂層の例
厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルムにプライマ−層を設け、更に該プライマ−層面に、低密度ポリエチレンを使用して厚さ15μmに押し出しラミネ−トして厚さ7μmのアルミニウム箔を貼り合わせた。
更に上記のアマミニウム箔の非貼り合わせ面にプライマ−層を設け、しかる後該プライマ−層面に、低密度ポリエチレンと線状低密度ポリエチレンとを使用し、前者を厚さ15μm、後者を厚さ20μmに共押し出しコ−トして積層体を製造した。
次に、上記で製造した積層体の二軸延伸ナイロンフィルムの面から炭酸ガスレ−ザ−ビ−ムを照射して、該二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム面に、前述の図2に示すと同じように、切り込み部1と非切り込み部2とが交互に形成された直線状の破線切り込み部3と、該直線状の破線切り込み部3の両側の位置に一対の斜線切り込み部4、5とから構成される複合切り込み部6を一単位とし、而して、その複合切り込み部6、6を少なくとも所定間隔をおいて平行に2個設け、更にその複合切り込み部6、6の開口先端部に開口用誘導部7、7を設けた構成からなる開口用切り込み部Aを設け、更に、上記の開口誘導部7、7の先端部に、開口基端部用貫通孔8を形成し、かつ該開口基端部用貫通孔8部分に粘着ラベル9を貼着して、開口用包装材料を製造した。
次に上記で製造した開口用包装材料を使用し、上記の実施例1と同様に行なって同様な結果を得た。
【0038】
実施例6
次に示す層構成からなる開口用包装材料を使用し、上記の実施例1と同様に行なって、同様な結果を得た。
(1).坪量30g/m 2 の紙層/接着剤層/厚さ15μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/厚さ7μmのアルミニウム箔/アンカ−層/厚さ15μmの押し出しポリエチレン層/厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルム/アンカ−層/厚さ20μmのポリエチレン層
(2).厚さ16μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/厚さ250μmの非晶質のポリエチレンテレフタレ−トフィルム/アンカ−層/厚さ25μmのポリエチレン層
(3).厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルム/接着剤層/アルミニウム蒸着膜を有する厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルム/接着剤層/厚さ30μmのポリマ−アロイからなるイ−ジ−ピ−ルシ−ラント層
(4).アルミニウム蒸着膜を有する厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/厚さ50μmのポリエチレン層
(5).酸化アルミニウム蒸着膜を有する厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/厚さ45μmのポリエチレン層
なお、上記において、各開口用包装材料中の下線部分は、その部分までレ−ザ−加工により、切り込み部が形成されていることを意味するものである。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明は、包装材料を構成する少なくとも一層もしくはそれ以上であって、更にその包装用容器または包装体になったときの最適開口位置に相当する箇所に、切り込みと非切り込み部とからなる直線状の破線切り込み部と、該直線状切り込み部の両側の位置に配列された斜線状切り込み部とから構成される複合切り込み部を少なくとも平行に2個設け、更に該平行に2個設けた複合切り込み部の開口先端部に開口用誘導部を設けた構成からなる開口用切り込み部を設けて開口用包装材料を製造し、而して、該開口用包装材料を使用して包装用容器を製造し、該包装用容器内に内容物を充填包装し、しかる後、該包装体を、それを構成する包装材料に設けられている開口用誘導部を開口の起点として開口し、更に該開口起点に沿って、平行に2個設けた複合切り込み部を利用して包装用容器あるいは包装体を、開口予定部において、帯状に、真っ直ぐに、きれいに引き裂いて開口することができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる開口用包装材料に設けられる開口用切り込み部の構成についてその一例を示す平面図である。
【図2】本発明にかかる開口用包装材料に設けられる開口用切り込み部の構成についてその他の一例を示す平面図である。
【図3】本発明にかかる開口用包装材料に設けられる開口用切り込み部の構成について更にその他の一例を示す平面図である。
【図4】本発明にかかる開口用包装材料に設けられる開口用切り込み部の構成について更にまたその他の一例を示す平面図である。
【図5】本発明にかかる開口夜切り込み部を設けた包装材料の層構成を示す断面図である。
【図6】本発明にかかる開口用包装材料に設けられる開口用切り込み部の構成について更に詳細の構成を示す平面図である。
【図7】本発明にかかる開口用包装材料に設けられる開口用切り込み部の開口状態を示す平面図である。
【図8】本発明にかかる開口用包装材料を使用して包装用容器を構成するブランク板の一例を示す平面図である。
【図9】図8に示すブランク板を使用して包装用容器を製造し、該包装用容器内に内容物を充填包装した包装体の一例を示す斜視図である。
【図10】図9に示す包装体を開口する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 切り込み部
2 非切り込み部
3 直線状の破線切り込み部
4、斜線切り込み部
5、斜線切り込み部
6 複合切り込み部
7 開口用誘導部
8 開口基端部用貫通孔
9 粘着ラベル
A 開口用包装材料
V 切り込み部
S ブランク板
H 包装体

Claims (11)

  1. 包装材料を構成する少なくとも一層もしくはそれ以上であって、更にその包装用容器または包装体になったときの最適開口位置に相当する箇所に、切り込み部と非切り込み部とからなる直線状の破線切り込み部と、該直線状の破線切り込み部の両側の位置に間隔をおいて配列された斜線状切り込み部とから構成される複合切り込み部を少なくとも平行に2個設け、更に該平行に2個設けた複合切り込み部の開口先端部に開口用誘導部を設けた構成からなる開口用切り込み部を設けてなることを特徴とする開口用包装材料。
  2. 開口用誘導部の先端部に開口用起点部を設けてなることを特徴とする上記の請求項1に記載する開口用包装材料。
  3. 直線状の破線切り込み部を平行に2個以上設けてなることを特徴とする上記の請求項1または2に記載する開口用包装材料。
  4. 直線状の破線切り込み部を平行に2個以上設け、更に直線状の破線切り込み部を構成する切り込み部と非切り込み部とを非対象に設けてなることを特徴とする上記の請求項1、2または3に記載する開口用包装材料。
  5. 斜線状切り込み部が直線状の破線切り込み部の両側の位置に間隔をおいて、該直線状の破線切り込み部を対称軸として対称または非対称に設けてなることを特徴とする上記の請求項1、2、3または4に記載する開口用包装材料。
  6. 斜線状切り込み部が開口方向に対して逆ハの字状に設けてなることを特徴とする上記の請求項1、2、3、4または5に記載する開口用包装材料。
  7. 斜線状切り込み部が直線状の破線切り込み部を構成する切り込み部の両側の位置に間隔をおいて設けてなることを特徴とする上記の請求項1、2、3、4、5または6に記載する開口用包装材料。
  8. 斜線状切り込み部が、直線状の破線切り込み部を構成する非切り込み部の両側の位置に間隔をおいて設けてなることを特徴とする上記の請求項1、2、3、4、5または6に記載する開口用包装材料。
  9. 開口用誘導部が包装材料を構成する少なくとも一層もしくはそれ以上に設けられた切り込み部からなることを特徴とする上記の請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載する開口用包装材料。
  10. 包装材料を構成する少なくとも一層もしくはそれ以上であって、更にその包装用容器または包装体になったときの最適開口位置に相当する箇所に、切り込み部と非切り込み部とからなる直線状の破線切り込み部と、該直線状の破線切り込み部の両側の位置に間隔をおいて配列された斜線状切り込み部とから構成される複合切り込み部を少なくとも平行に2個設け、更に該平行に2個設けた複合切り込み部の開口先端部に開口用誘導部を設けた構成からなる開口用切り込み部を設けてなる開口用包装材料を、そのヒ-トシ-ル層面を対向させてその外周の周辺端部をヒ−トシ−ルしてなることを特徴とする包装用容器。
  11. 包装材料を構成する少なくとも一層もしくはそれ以上であって、更にその包装用容器または包装体になったときの最適開口位置に相当する箇所に、切り込み部と非切り込み部とからなる直線状の破線切り込み部と、該直線状の破線切り込み部の両側の位置に間隔をおいて配列された斜線状切り込み部とから構成される複合切り込み部を少なくとも平行に2個設け、更に該平行に2個設けた複合切り込み部の開口先端部に開口用誘導部を設けた構成からなる開口用切り込み部を設けてなる開口用包装材料を、そのヒ-トシ-ル層面を対向させてその外周の周辺端部をヒ−トシ−ルしてなる包装用容器の非シ-ル部から内容物を充填包装してなることを特徴とする包装体。
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