JP2014061942A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】菓子や文具、医薬品特にPTP包装のような一定の形状を持った製品を包装する為の包装袋であり、プラスチックフィルムを主体とする積層材料からなるガゼット包装袋において、内容物にぶつかっても直線状に開封し、かつ側面部分を全て取り去ることで、容易に内容物を取り出すことが可能な包装袋とすること。
【解決手段】背貼りを有する底シールタイプのガセット袋において、開封用切り欠きを、包装袋の両端部のシール部分であって背貼りと側面最深部との間に設け、かつ、おもて面及び裏面と側面との境界から開封用切り欠きまでの間の位置にあるおもて面及び裏面に、背シールに平行な開封補助線を設けた事を特徴とする包装袋。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば菓子や文具、医薬品特に錠剤やカプセルなどを押し出すタイプの包装(PressThroughPack:以下PTP包装と略す)など、一定の形状を持った製品を包装する為の包装袋であって、容易に開封し、中身を取り出すことが可能なガゼット包装袋に関する。
一定の形状を持った製品を包装する為の包装で、プラスチックフィルムを主体とする積層材料からなるガゼット形状の包装袋は、容量も大きく、効率よく梱包できる包装形態として、近年、非常に多くの内容物の包装に利用されている。
このガゼット包装袋は、側面部分が重なっている為、開封には大きな力が必要であった。単に端部にノッチを付けても、開封しづらく、ノッチから袋を引き裂いて開封する際、内容物にぶつかったりすると直線状に開封せず、その為、折り込まれた側面部分を全て取り去ることは容易ではなかった。
これらの問題を解決する手段として、文献1では、ジッパー状の切れ目線を包材の上端縁から下端縁に向かってジッパー形状の切れ目線を設け、この切れ目線に沿って開封する。そして、切れ目線が包装袋の側端に対してほぼ平行に、かつ、包装袋の中心線より外側に設けられていることを特徴とする包装袋が提案されている。
しかしこの方法ではノッチの位置および切れ目線の位置が明確に規定されておらず、ノッチが中央寄りであった場合、引裂き部分が内容物に到達すると直進開封性が阻害され、引裂き力が斜め方向へと分散し、中身を取り出せるほど十分な開口面積が得られなかった。
特開平8−217094号公報
本発明は、例えば菓子や文具、医薬品特にPTP包装のような一定の形状を持った製品を包装する為の包装袋であり、プラスチックフィルムを主体とする積層材料からなるガゼット包装袋において、内容物にぶつかっても直線状に開封し、かつ側面部分を全て取り去ることで、容易に内容物を取り出すことが可能な包装袋とすることが、本発明の課題である。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る包装袋は、背貼りを有する底シールタイプのガゼット袋において、開封用切り欠きを、包装袋の両端部のシール部分であって背貼りと側面最深部との間に設け、かつ、おもて面及び裏面と側面との境界から開封用切り欠きまでの間の位置にあるおもて面及び裏面に、背シールに平行な開封補助線を設けた事を特徴とする包装袋である。
また、本発明の請求項2に係る包装袋は、ガゼット袋を構成する積層体が、少なくともポリエチレンテレフタレート、アルミニウム、ヒートシール性樹脂の各層を含んでいることを特徴とする包装袋である。
また、本発明の請求項3に係る包装袋は、開封補助線がハの字形状を断続的な連続線によって構成されていることを特徴とする包装袋である。
また、本発明の請求項4に係る包装袋は、開封用切り欠きが背貼りと開封補助線との間に設けられていることを特徴とする包装袋である。
また、本発明の請求項5に係る包装袋は、両端部のうち少なくとも一方が山部及び谷部が複数回繰り返し配置されたギザ歯状に形成されており、複数の谷部のうち背貼りと開封補助線との間に配置され開封用切り欠きとして用いられる谷部には、目印が設けられていることを特徴とする包装袋である。
本発明によれば、積層材料からなるガゼット包装袋において、内容物にぶつかっても直線状に開封し、かつ側面の折り込み部分を全て取り去ることができる。そのため、袋の大きさに比べ、ぎりぎりの大きさで、隙間がないような内容物でも、側面部分がなくなるので、容易に取り出すことが可能な包装袋ができる。
かつ、ノッチを包装袋の両端部の背貼りと最深部の間に設けることにより、開封開始部は積層体が2枚重なった薄い部分であるため、より小さい力で開封が可能となるだけでなく、開封時に掴む面積を広く取ることが可能であることから開封でき、取り出しやすい。
そして、上記のことから、開封に失敗することもなく、スムースに開封でき、指や腕の力が強くない人であっても、簡単に開封できるので、病人や老人などでも、周囲の人に手伝ってもらえなくても開封できるなどのメリットがある。
ガゼット包装袋の基本的な形式でその基本構造を示した図である。 本発明の包装袋の構成を示した図である。 本発明の開封補助線のミシン目形状例である。 本発明の他の実施形態に係るガゼット包装袋の構成を示した図である。
以下、本発明に係る包装袋について、図を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の基本的な形態のガゼット包装袋は、プラスチックを主体とした積層体フィルムをシールして製造されるものである。このガゼット包装袋は、積層体フィルムの両端部をシールして背シール5とし、背シールの反対側のおもて面1と、背シールを中央に抱く裏面2と、左右の折り込み部3とで構成され、さらに上下にそれぞれシールしているもので、いわゆるサイドガゼットタイプの袋と言われるものである。
下端8は左右の折り込み部3を織り込んだままシールしており、この折り込み部分31は積層体が四重になってシールされている。そして、折り込み部分31より内側の部分は、二重になってシールされている。この図の状態で、内容物を収納し、上端9も下端8と同じようにシールされる。
このガゼット包装袋は、マチがある為、断面が四角形状の筒になり、コンパクトだが、大きな製品や、ある程度の厚みを持った一定の大きさがある形状の製品を包装するのに適した包装形態である。
本発明において、外層として使用するフィルムとしては、包装袋を構成する基本素材となることから、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、セロファン等のフィルムを用いることができる。また、前記外層として使用する合成樹脂製のフィルムは、前記合成樹脂製フィルムの内層側に一般的には印刷が施されることが多いために、前記外層として使用する合成樹脂製フィルムは印刷適性が求められ、2軸方向に延伸した延伸フィルムが好ましい。
マチにも使用されるので、最内層のヒートシール性樹脂を溶融するよう加熱する時、その熱で外層の樹脂が溶融しない必要もある。この高温に耐えることが可能なフィルムである必要性からも、結晶化を最大限にする延伸フィルムが好ましい。
その中でも、特にポリエチレンテレフタレートの2軸延伸フィルムが良好で、再生樹脂を使用したポリエチレンテレフタレートでも良好な結果が得られている。
なお、ポリアミド系やポリプロピレン系などでも無延伸のフィルムの場合は、伸びが大きく、切り裂かれないので、本発明の使用には適さないので、注意が必要である。
フィルムの厚みとしては基本素材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、また、ノッチで切り裂く時に容易に切り裂かれるような厚みである必要もあるので、12〜25μm程度が適当である。
また、前記フィルムの内側に、アルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化イン
ジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着層を形成する。
このような蒸着層は、包材に水分や酸素などのバリア性を付与し、さらに、カット性も向上させる。このような、無機物の蒸着工程にも、外層基材は耐熱性等もある2軸延伸のポリエステルフィルムが有利である。
上記蒸着層の代わりに、金属箔、例えば、アルミニウム、鉄、銅、錫等の金属箔、あるいは、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、エチレンープロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等のフィルムに、アルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着を施したフィルムあるいはポリ塩化ビニリデン等のフィルムや紙などを使用することができ、これらは単体または2種以上組み合わせて使用しても良い。
これらのフィルムを中間層に設けることにより、ガスバリア性、水蒸気バリア性、機械的強度、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性、遮光性等を向上させ、内容物の劣化を防ぐことが可能となる。
次に、最内層は溶融し相互に融着するヒートシール性を有する樹脂を使用する。例えば、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMMA)等が挙げられる。
これらは単体または2種以上を混合して使用しても、多層化しても良く、樹脂およびこれらをフィルム化したシートを使用しても良い。厚みとしては15〜100 μmが望まし
く、30〜50μmがより好ましい。
フィルムの接着方法としては、例えば、ウエットラミネーション方法、ドライラミネーション方法、ノンソルベントドライラミネーション方法、ホットメルトラミネーション方法、エクストルージョンラミネーション方法、及び該エクストルージョンラミネーション方法を利用したサンドイッチラミネーション方法などの公知の方法を使用することができる。
開封用切り欠き6の位置は、下端8と上端9のシール部分で、かつ、背シール5と側面最深部32との間に設ける。側面最深部32は、折り込み部分31の折り返し部分で、折り込み部分31の中で、一番背シール5に近い所になる。
この開封用切り欠き6の位置では、積層体は二重になってシールされており、切り裂き始めるのに、抵抗が少なくなっている。
開封用切り欠き6は、下端8や上端9のどちらかでも、両方に作ってもかまわない。開封用切り欠き6の形状は、Vの字や、Iの字として、単に切り込み線を入れた形状など、任意の形状を使用することができる。外層のような主要なフィルム又は積層体全体が、部分的に、端部だけ切れて、容易に切り裂くきっかけになるようにする。
開封補助線の加工方法としては、金属刃を直接包材に押し当て加工する方法、または連続またはパルス発振形式を有する炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、エキシマレーザーなどのレーザー機を使用して加工する方法が挙げられる。金属刃を用いた方法の場合は印刷と同時加工が望ましく、レーザーを使用した方法の場合はスリット時に導入することが望ましい。
開封補助線の加工する加工深さは、基本的に外層フィルムの厚み以内であるが、積層体全体厚みの30%以上、90%未満、好ましくは40%〜70%になるように加工する。
開封補助線7の加工する形状は、切り裂く時の振れが左右どちらに行きかけても、真直ぐに行き易いように、Iの字、ハの字、Uの字、Vの字などの任意の形状を使用することができる。特に、ハの字やVの字形状が好ましい。
ただ、ノッチの近傍など、側面3との境界33から離れた部分では、ノの字や、ノの字と反対向きの形状であってもかまわない。この場合、開封用切り欠き6の位置は、上側または下側の一方だけに加工するようになる。
開封補助線7の位置は(ミシン目上の切れ目線が)、おもて面および裏面の開封用切り欠き6から折り込み3との境界33までの間で、境界33と並行に加工する。
開封補助線7の線幅や本数に特に規定はないが、開封途中に折り込み3の最深部32が残るようにならないように、切り裂いて除く部材の方につなげる形で開封するようにする。
開封補助線7の位置を明確に規定することにより、開封補助線7に沿って直線的に切り裂かれるか、内容物にぶつかり、外側の開封補助線7に裂け目が移りながら切り裂かれるようになる。
かつ、開封用切り欠き6を包装袋の上下両端シール部の背貼り5と最深部32の間に設けることにより、開封開始する場所は積層体が2枚重なった部分になるため、より小さい力で開封が可能となるだけでなく、開封時に掴む面積を広く取ることが可能であることから開封しやすい包装袋を提供することが出来る。
本発明では、開封用切り欠き6をきっかけとし、側面の折り返し部3を全て取り去ることが出来ることから、開封口を広く設けることが可能となり内容物が取り出しやすいという利点が得られる。
また、本発明では、開封用きり欠き6が背貼り5と開封補助線7との間に設けられているため、裂け目が開封補助線7に到達しやすくなる。これにより、開封補助線7に沿って開封しやすくなるため、開封口を広く設けることが容易となり、内容物を容易に取り出すことができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図4は、本実施形態に係るガゼット包装袋101の構成を示す図である。
図4に示すように、ガゼット包装袋101の上端9及び下端8は、山部9a、8a及び谷部9b、8bがそれぞれ複数回繰り返し配置されたギザ歯状に形成されている。また、上端9の複数の谷部9bのうち一の谷部9bには、目印16が形成されている。なお、ガゼット包装袋101は、上端9及び下端8以外の構成については、上記実施形態に記載のガゼット包装袋と同一構成となっている。
上端9及び下端8がギザ歯状に形成された構成においては、ギザ歯の谷部9b、8bを開始位置として開封し、ガゼット包装袋101を容易に切り裂くことが可能である。しかしながら、上端9又は下端8のうち例えば背貼り5に配置された谷部9b、8bなど、開封補助線7から離れた位置を開始位置としてガゼット包装袋101を切り裂く場合には、裂け目が開封補助線7に到達しにくくなってしまう。
これに対して、本実施形態では、複数の谷部9bのうち背貼り5と開封補助線7との間に配置された谷部9bに予め目印16が印刷されている。具体的には、上記実施形態における開封用切り欠き6に対応する位置に目印16が印刷されている。このため、当該目印16が印刷されたギザ歯の谷部9bを開始位置としてガゼット包装袋101を切り裂くことにより、裂け目が開封補助線7に到達しやすくなる。これにより、開封補助線7に沿って開封しやすくなるため、開封口を広く設けることが容易となり、内容物を容易に取り出すことができる。
なお、図4では、目印16が上端9のみに設けられた構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、下端8のギザ歯の谷部に目印16が設けられた構成であってもよい。また、目印16については、他の形態(例、矢印の印刷、円形の印刷、三角形の印刷、切り込み、など)であってもよいし、色についても適宜選択してもよい。
以下、本発明の実施例について詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
<実施例1−1>
外層とする厚さ12μm、720mm幅の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの流れ方向にハの字形状の貫通ミシン目を4列、おもて面、裏面のミシン目幅が7mmとなるように設けた後、厚さ7μm、700mm幅のアルミニウム箔と、厚さ30μm、700mm幅の密度0.94g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレンフィルムとを、低密度ポリエチレンを使用したエクストルージョンラミネーション法により貼合せ、積層体を得た。続いて、背シールの幅が10mm、ガゼットの折り込み幅が5mmとなるようなガゼット包装袋を作製し、境界から10mmの位置に開封用のIノッチを設けた。
内容物として、錠剤10錠が入ったPTP包装品を3シートずつ入れ、上端のシールを行い、評価用のサンプルとし、同じものを5個作成した。
<実施例1−2>
表面、裏面のミシン目幅を10mm、ガゼット折り込み幅を7mm、ノッチ字の位置を境界から12mmの位置とした以外は実施例1−1と同様に包装袋を作製した。
<実施例1−3>
表面、裏面のミシン目幅を7mm、ガゼット折り込み幅を5mm、ノッチ字の位置を境界から10mmの位置とした。開封補助線のミシン目形状は、おもて面の開封用切り欠け側2列を逆ノの字にし、境界33側2列をハの字にした。又、開封補助線のミシン目形状の裏面の開封用切り欠け側2列をノの字にし、境界33側2列をハの字にした。それ以外は実施例1−1と同様に包装袋を作製した。
<比較例1−1>
表面、裏面のミシン目幅を10mm、ガゼット折り込み幅を7mm、ノッチ字の位置を境界から5mmの位置とした以外は実施例1−1と同様に包装袋を作製した。
<比較例1−2>
表面、裏面のミシン目幅を7mm、ガゼット折り込み幅を10mm、ノッチ字の位置を境界から12mmの位置とした。開封補助線のミシン目4行の形状を、すべて、おもて面は逆ノの字に、裏面はノの字にした。それ以外は実施例1−1と同様に包装袋を作製した。
評価方法
シール部9の開封用切り欠き6の外側部分と、シール部9の背シール部5近傍を、それぞれつかんで、引き裂き、ガゼット折り込み部分の開封性を官能評価し、ガゼット折り込み部分が背シールのある方に残らなかった場合は○、ガゼット折り込み部分が背シールのある方に残った場合は×にて表記した。各々、5袋サンプルを作成し、すべて、開封評価を行った。
Figure 2014061942
以上のように、本発明のガゼット包装袋を使用し、菓子や文具、医薬品など、一定の形状を持った製品を包装した場合、袋から内容物を取り出す際、内容物にぶつかっても直線状に開封し、かつ側面の折り込み部分を全て取り去ることができる。そのため、袋の大きさに比べ、ぎりぎり大きい内容物でも、容易に取り出すことが可能になった。
また、開封用切り欠き6を包装袋の両端部の背貼りと最深部の間に設けることにより、開封開始部は積層体が2枚重なった薄い部分であるため、より小さい力で開封が可能となるだけでなく、開封時に掴む面積を広く取ることが可能であることから開封でき、取り出しやすい。
そして、上記のことから、開封に失敗することもなく、スムースに開封でき、指や腕の力が強くない人であっても、簡単に開封できるので、病人や老人などでも、周囲の人に手伝ってもらえなくても開封できるなどのメリットがあり、非常に有意義なものである。
<ガゼット包装袋>
まず、外層とする厚さ12μm、720mm幅の二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの流れ方向にハの字形状の貫通ミシン目を4列、おもて面、裏面のミシン目幅が7mmとなるように設けた。その後、当該PETフィルムの表面にアンカーコート層を塗布すると共に、厚さ15μmの低密度ポリエチレンフィルムを接着層として、厚さ9μm、700mm幅のアルミニウム箔をサンドラミネート法によって貼り合わせた。
その後、アルミニウム箔の表面に対してアンカーコート層を塗布し、厚さ30μm、700mm幅の密度0.94g/cmの低密度ポリエチレンフィルムを押し出しコーティング法により貼り合わせることにより、積層体を得た。続いて、背シールの幅が10mm、ガゼットの折り込み幅が5mmとなるようなガゼット包装袋を作製した。内容物として、錠剤10錠が入ったPTP包装品を3シートずつ入れ、上端のシールを行った。このようにして、開封補助線7が予め設けられたガゼット包装袋を作製した。
<実施例2−1>
上記ガゼット包装袋について、上端9及び下端8の形状(エンドシール形状)を平坦な形状にすると共に、開封用切り欠き6を背貼り5と側面最深部32との間に設けた。なお、開封用切り欠き6が設けられた位置には、目印を設けなかった。
<実施例2−2>
上記ガゼット包装袋について、エンドシール形状を平坦な形状にすると共に、開封用切り欠き6を背貼り5と側面最深部32との間に設けた。また、開封用切り欠き6が設けられた位置には、目印を設けた。
<実施例2−3>
上記ガゼット包装袋について、エンドシール形状をギザ歯状の形状とした。開封用切り欠き6として、ギザ歯の谷部9bを用いた。当該ギザ歯の谷部9bには目印16を設けなかった。
<実施例2−4>
上記ガゼット包装袋について、エンドシール形状をギザ歯状の形状とした。開封用切り欠き6として、ギザ歯の谷部9bを用いた。当該ギザ歯の谷部9bに、目印16を設けておいた。
<比較例2−1>
上記ガゼット包装袋について、エンドシール形状を平坦な形状にすると共に、開封用切り欠き6を側面最深部32と側面との間(フィルムが4枚重なった箇所)に設けた。なお、開封用切り欠き6が設けられた位置には、目印を設けなかった。
<比較例2−2>
上記ガゼット包装袋について、エンドシール形状を平坦な形状にすると共に、開封用切り欠き6を背貼り5と側面最深部32との間の所定位置に設けた。但し、当該所定位置は、背貼り5に対して開封補助線7とは反対側の位置である。なお、開封用切り欠き6が設けられた位置には、目印を設けなかった。
<評価方法>
上記実施例2−1〜2−4、比較例2−1、2−2に記載のガゼット包装袋について、開封用切り欠き6を開封開始位置としてそれぞれ引き裂いて開封した。この場合において、ガゼット折り込み部分の開封性を官能評価し、スムースに開封できた場合には○若しくは◎(2段階評価であって、◎は○よりも評価が高いことを示す)、開封しにくい若しくは開封できなかった場合には×にて表記した。また、各々の例について、開封状況を併せて評価した。
Figure 2014061942
以上のように、開封用切り欠き6を包装袋の両端部の背貼りと最深部の間に設けることにより、開封開始部は積層体が2枚重なった薄い部分であるため、より小さい力で開封が可能となるだけでなく、開封時に掴む面積を広く取ることが可能であることから開封でき、取り出しやすい。また、開封補助線7が設けられているため、開封開始後は、開封補助線7に沿ってスムースに開封することができた。また、開封開始位置に目印16を設けておくことにより、開封開始位置の特定を容易に行うことが可能となったため、よりスムースに開封することができた。
上記のことから、本実施例においても、開封に失敗することもなく、スムースに開封でき、指や腕の力が強くない人であっても、簡単に開封できるので、病人や老人などでも、周囲の人に手伝ってもらえなくても開封できるなどのメリットがあり、非常に有意義なものである。
1・・・・・おもて面
2・・・・・裏面
3・・・・・折り込み部
31・・・・折り込み部分(上下のシール部の折り込み部分)
32・・・・側面最深部(上下のシール部の折り込み最深部)
33・・・・境界(おもて面、裏面と折り込み部との境界)
4・・・・・最深部
5・・・・・背シール
6・・・・・開封用切り欠き
61・・・・開封用切り欠き位置
7・・・・・開封補助線
71・・・・開封補助線幅
8・・・・・下端(シール部)
9・・・・・上端(シール部)
16・・・・目印
101・・・ガゼット包装袋

Claims (5)

  1. 背貼りを有する底シールタイプのガゼット袋において、開封用切り欠きを、包装袋の両端部のシール部分であって背貼りと側面最深部との間に設け、かつ、おもて面及び裏面と側面との境界から開封用切り欠きまでの間の位置にあるおもて面及び裏面に、背シールに平行な開封補助線を設けた事を特徴とする包装袋。
  2. ガゼット袋を構成する積層体が、少なくともポリエチレンテレフタレート、アルミニウム、ヒートシール性樹脂の各層を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 開封補助線がハの字形状を断続的な連続線によって構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装袋。
  4. 前記開封用切り欠きは、前記背貼りと前記開封補助線との間に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の包装袋。
  5. 前記両端部のうち少なくとも一方は、山部及び谷部が複数回繰り返し配置されたギザ歯状に形成されており、
    複数の前記谷部のうち前記背貼りと前記開封補助線との間に配置され前記開封用切り欠きとして用いられる前記谷部には、目印が設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の包装袋。
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