JP2008254800A - 易開封性包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 背貼り熱接着部より積層体の引裂きを開始し、直線状の開封用切れ目に沿って開封でき広い開封口が形成されると共に、開封された該包装袋をトレー容器として用いることができる易開封性包装袋を提供することである。
【解決手段】 基材層と中間層と熱接着性樹脂層が積層された矩形状の積層体を前記熱接着性樹脂層が内側となるように折り曲げ成形し、端部同士が外側に突き出るように熱接着して背貼り熱接着部を設けて筒状体を形成すると共に、筒状体の開口端を熱接着して端部熱接着部を設け前記背貼り熱接着部に開封開始手段を設けた包装袋であって、前記背貼り熱接着部の両側に該背貼り熱接着部に平行して前記中間層に連続した直線状の開封用切れ目が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ピロータイプやガセットタイプのような背貼り熱接着部を有する易開封性包装袋に関し、詳しくは、背貼り熱接着部より積層体の引裂きを開始し、直線状の開封用切れ目に沿って開封でき広い開封口が形成されると共に、開封された該包装袋をトレー容器として用いることができる易開封性包装袋に関する。
従来より、スナック菓子、あられ、ビスケット、おつまみ等を収納する包装袋として、ピロータイプやガセットタイプの包装袋が広く用いられている。これらの包装袋は内容物を収容後、密封包装されて商品として流通されるが、流通時の振動や衝撃等の外力もしくは販売時に商品のハンドリング時に加わる外力等が包装袋に負荷されるために包装袋の破袋やピンホール等が発生し内容物が劣化することを防ぐために包装袋の素材にはプラスチックフィルム等を積層し強度を持たせた積層体が用いられている。
しかし、これらのピロータイプやガセットタイプの包装袋には強度を持たせた積層体が用いられているために手で開封がしづらく、特に背貼り熱接着部は開封を阻害するために開封が難しく、開封時にハサミ等の道具を用いて一方の端部熱接着部と内容物との間を切取ったりする必要があり、開封するのに手間隙がかかり面倒なものである。そのために、端部熱接着部にV字形ノッチを設けて背貼り熱接着部と平行に包装袋を引裂いて開封(タテ開封)できるようにしている。また、包装袋の開封方向に対して折曲げ稜線が向く折曲げ部に位置する表面側プラスチツクフイルムに、砥粒面を圧接して作つた開封用粗面を設けて背貼り熱接着部に直交して包装袋を引裂いて開封(ヨコ開封)する包装袋が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、包装袋の左右の折曲げ部の少なくとも一方に、袋の上下(長手)方向に間隔を配して第1開封用粗面部を設けるとともに、袋の背貼り熱接着部の第1開封用粗面部に対応した位置にそれに等しい長さを有する第2開封用粗面部を設けて複数回ヨコ開封できる包装袋が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、上記のピロータイプの包装袋やガセット袋の開封方法において、前者のタテ開封及び後者のヨコ開封は、いずれも包装袋の両面を引裂いて開封して、収容された内容物を取り出すものであり、内容物の一部を取り出した後に包装袋を横置きすると内容物が包装袋の外へ零れてしまい、衛生面で好ましいものではないという問題がある。また、例えば、ポテトチップ等を収納したガセット袋の場合、ポテトチップ等が消費されて少なくなってくると中を覗き込むようにして取り出さなければならず、取り出しにくいという不便さや、手を深く入れるために、ポテトチップを摘む手指以外に手の甲や掌を汚すという問題がある。特許文献2は、複数回ヨコ開封できるために内容物が少なくなっても手の甲や掌を汚すことはないものの、複数回の開封が必要となり面倒である。
実開昭63−147451 特開2000−103437
そこで本発明は、上記問題点を解決し、背貼り熱接着部より積層体の引裂きを開始し、直線状の開封用切れ目に沿って開封でき広い開封口が形成されると共に、開封された該包装袋をトレー容器として用いることができる易開封性包装袋を提供することである。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、基材層と中間層と熱接着性樹脂層が積層された矩形状の積層体を前記熱接着性樹脂層が内側となるように折り曲げ成形し、端部同士が外側に突き出るように熱接着して背貼り熱接着部を設けて筒状体を形成すると共に、筒状体の開口端を熱接着して端部熱接着部を設け前記背貼り熱接着部に開封開始手段を設けた包装袋であって、前記背貼り熱接着部の両側に該背貼り熱接着部に平行して前記中間層に連続した直線状の開封用切れ目が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋である。
また、請求項2記載の本発明は、基材層と熱接着性樹脂層が積層された矩形状の積層体を前記熱接着性樹脂層が内側となるように折り曲げ成形し、端部同士が外側に突き出るように熱接着して背貼り熱接着部を設けて筒状体を形成すると共に、筒状体の開口端を熱接着して端部熱接着部を設け前記背貼り熱接着部に開封開始手段を設けた包装袋であって、前記背貼り熱接着部の両側に該背貼り熱接着部に平行して前記基材層又は前記熱接着性樹脂層に連続した直線状の開封用切れ目が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋である。
また、請求項3記載の本発明は、請求項1又は2記載の易開封性包装袋において、前記開封開始手段が前記端部熱接着部間の一方の前記端部熱接着部近傍に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項4記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の易開封性包装袋において、前記包装袋がピロータイプ包装袋であることを特徴とするものである。
請求項1の本発明では、背貼り熱接着部の両側に該背貼り熱接着部に平行して中間層に、請求項2の本発明では基材層又は熱接着性樹脂層に連続した直線状の開封用切れ目が形成されていることにより、背貼り熱接着部に設けられた開封開始手段より積層体を容易に引裂くことができ、さらに引裂きが進み、開封用切れ目に到達すると該開封用切れ目に沿って引裂き開封でき、広い開封口が形成されて、開封された包装袋がトレー容器として用いることができ、衛生的であると共に、内容物が容易に取り出せるという効果がある。さらに、広い開封口が形成されているために内容物を手の甲や掌を汚すことなく最後まで取り出し易い。
また、開封開始手段が端部熱接着部間の一方の端部熱接着部近傍の背貼り熱接着部に設けられていることにより、より広い開封口を形成することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら以下に詳述する。
図1は本発明にかかる易開封性包装袋の第一実施形態を示す斜視図であり、図2は第一実施形態の易開封性包装袋の積層体の断面図であり、図3は図1のX−X線断面図で開封用切れ目を示す拡大断面図であり、図4は図1の易開封性ガセット袋の開封状態を説明する斜視図であり、図5は第二実施形態を示す図3に相当する部位を示す拡大断面図である。図中の1は第一実施形態の易開封性包装袋、1’は第一実施形態の易開封性包装袋が開封されて形成されたトレー容器、2は背貼り熱接着部、3は端部熱接着部、4は開封開始手段としてのV字形ノッチ、5、5’は開封用切れ目、6は折り曲げ部、7は開封片、8は開封口、10、10’は積層体、11、11’は基材層、12は中間層、13、13’は熱接着性樹脂層をそれぞれ示す。
本発明にかかる易開封性包装袋の第一実施形態は図1〜図4に示す通りである。図1は本発明にかかる易開封性包装袋の第一実施形態を示し背貼り熱接着部側から見た斜視図であり、図2は該易開封性包装袋の積層体の断面図であって、積層体の構成を示すものであり、図3は図1のX−X線断面図で開封用切れ目の部位側の積層体のみを示す拡大断面図である。図2に示すように本発明にかかる易開封性包装袋1は、基材層11と中間層12と熱接着性樹脂層13が順次積層された積層体10からなり、図1に示すように易開封性包装袋1は積層体10の熱接着性樹脂層13が内側となるように折り曲げ成形し、端部同士が外側に突き出るように熱接着して背貼り熱接着部2を設けて筒状体を形成すると共に、筒状体の開口端を熱接着して端部熱接着部3を設け背貼り熱接着部2に開封開始手段としてV字形ノッチ4を設けたピロータイプの包装袋である。
背貼り熱接着部2の両側に該背貼り熱接着部2に平行して中間層12に連続した直線状の開封用切れ目5が形成されている。背貼り熱接着部2を挟む2本の開封用切れ目5の間隔は、形成したい開封口の大きさにより背貼り熱接着部2と易開封性包装袋1の折り曲げ部6との間に任意に設定することができる。開封開始手段としてのV字形ノッチ4は端部熱接着部3、3間の一方の端部熱接着部3近傍の背貼り熱接着部2の端縁に設けられている。V字形ノッチ4は端部熱接着部3、3間であれば任意に設けることができるが、少なくとも図1において背貼り熱接着部2の左端より指で背貼り熱接着部2を摘める程度の位置で端部熱接着部3近傍に設けるほうが大きな開封口が形成でき内容物が取り出しやすく好ましい。開封開始手段は、上記のV字形ノッチ以外にI字形ノッチ、U字形ノッチ、亀甲形ノッチ等を用いることができる。また、背貼り熱接着部2の内縁に対向する外縁に傷痕群を設けて任意の位置で開封開始ができるようにしてもよい。なお、第一実施形態の易開封性包装袋1はピロータイプの包装袋に限定されるものではなく、背貼り熱接着部2を有する包装袋であればよく、例えばガセットタイプの包装袋等に適用できる。
図3に示すように開封用切れ目5は中間層12のみを貫通する連続した直線状の切れ目であり、該開封用切れ目5は外側に基材層11、内側に熱接着性樹脂層13が積層されて覆われている。開封用切れ目5は中間層12を貫通することなく傷痕程度でもよいが、貫通するほうが、積層体10の直線引裂き性が優れたものとなり好ましい。
次に図4を用いて本発明にかかる易開封性包装袋1の開封方法について説明する。図4は易開封性包装袋1の一方の端部熱接着部3を未熱接着の開口状態で該開口部より内容物を収納して端部熱接着部3で密封包装した後、その開封状態を説明する斜視図である。図4に示すように易開封性包装袋を開封するには、V字形ノッチ4の両側の背貼り熱接着部2を両手の手指でそれぞれ摘み、端部熱接着部3側へ相反する方向に引っ張るとV字形ノッチ4の尖端を開封起点として積層体10を引裂くことができ、折り曲げ部6、6に向かって拡開するように引裂かれ、開封用切れ目5、5に到達すると、さらに開封用切れ目5に沿って積層体10が引裂かれて開封でき、開封片7が形成されると共に広い開封口8が形成されて、開封された包装袋をそのままトレー容器1’として用いることができ、内容物が零れることがなく衛生的であると共に、内容物が容易に取り出せるものである。さらに、広い開封口が形成されているために図示しないが内容物を手の甲や掌を汚すことなく最後まで取り出し易い。
図5は本発明にかかる易開封性包装袋の第二実施形態を示す開封用切れ目5’の部位の断面図であって、図3に相当する拡大断面図である。図5に示すように第二実施形態の易開封性包装袋は、基材層11’と熱接着性樹脂層13’が積層された積層体10’からなり、開封用切れ目5’は熱接着性樹脂層13’のみに形成され、熱接着性樹脂層13’を貫通する連続した直線状の切れ目である。その他は第一実施形態と同じであり説明を省略する。
第二実施形態の積層体10’を基材層11’と熱接着性樹脂層13’の2層構成としたが、基材層11’と中間層と熱接着性樹脂層13’の3層構成としてもよい。包装される内容物や商品の流通形態等から包装袋に要求される性能により積層体の層構成を決定すればよい。なお、本実施形態では熱接着性樹脂層13’に開封用切れ目5’を設けているが基材層11’に開封用切れ目5’を設けても構わない。
開封用切れ目5の形成方法としては、基材層11となるフィルムに絵柄を印刷し、印刷した基材層11となるフィルムと中間層12となるフィルムをドライラミネーションないしは押出ラミネーションにより積層する際に、中間層12となるフィルムにおける基材層11となるフィルムに印刷された絵柄に対応する所定位置に切刃等を使用して中間層12となるフィルムの流れ方向に連続した直線状の切れ目を設ける方法で行われる。また、開封用切れ目5’の形成方法としては、基材層11’となるフィルムに絵柄を印刷し、印刷した基材層11’となるフィルムと熱接着性樹脂層13’となるフィルムをドライラミネーションにより積層する際に、熱接着性樹脂層13’となるフィルムにおける基材層11’となるフィルムに印刷された絵柄に対応する所定位置に切刃等を使用して熱接着性樹脂層13’となるフィルムの流れ方向に連続した直線状の切れ目を設ける方法で行われる。
次に積層体を構成する基材層、中間層、熱接着性樹脂層について説明する。基材層及び中間層にはポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合体等の二軸延伸または一軸延伸や出発原料を植物由来とする例えばポリ乳酸系の二軸延伸フィルム、さらには上記各フィルムに対してポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール等のガスバリア性組成物をコーティングしたフィルムあるいは酸化アルミニウム等の金属酸化物や酸化珪素等の無機物を蒸着したフィルムなどが用いられる。これらのフィルムは任意の厚さのものが適用されるが、通常の包装用としては9〜50μm程度のものが用いられる。熱接着性樹脂層には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、ポリプロピレン等をフィルム又はエクストルージョンラミネーションして使用される。
また、上記の基材層には通常のグラビア印刷あるいはフレキソ印刷により印刷層を設けることができ、該印刷に使用される印刷インキとしては公知のグラビアインキ、フレキソインキを用いることができ、基材層に用いるフィルムと良好に接着するインキを選定すればよい。
基材層、中間層、熱接着性樹脂層を積層するには、ポリエステル−イソシアネート系、ポリエーテル−イソシアネート系等の接着剤を使用したドライラミネーシヨン(DL)ないしはポリエチレン等による押出ラミネーシヨン(EC)により行うことができるが、ドライラミネーシヨンにより積層した構成とすることにより積層体の引き裂き性がよくなるので好ましい。
次に、本発明について、以下に実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
積層体の基材層に厚さ12μmの片面に酸化アルミニウムが蒸着(VM)された二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)を用いてVM面にグラビア印刷法により所定の印刷を行ない印刷層を設け、該印刷層にポリエステル−イソシアネート系接着剤を介して中間層に厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルム(ON)を用いてドライラミネーション法(DL)により積層して、さらにON面にポリエステル−イソシアネート系接着剤を介して熱接着性樹脂層に厚さ30μmの直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を用いてドライラミネーション法により積層して易開封性包装袋用積層体(VMPET12μm/DL/ON12μm/DL/LLDPE30μm)を作製した。なお、印刷したVMPETの印刷層面とONをドライラミネーションにより積層する際に、貼合部で加熱加圧する直前にて、ONにおけるVMPETに印刷された絵柄に対応する所定位置に厚さ0.2mmの超硬刃からなる切刃を当ててONの流れ方向に連続した開封用切れ目を形成した。
上記の積層体を用いて外寸170mm(対向する端部熱接着部の外縁間の寸法)×125mm(背貼り熱接着部と直交方向の寸法)、端部熱接着部および背貼り熱接着部のシール幅10mmのピロータイプの包装袋を作製し、背貼り熱接着部を挟む両側に形成した開封用切れ目間の間隔を60mmとし、背貼り熱接着部にV字形ノッチを一方の端部熱接着部の外縁より20mmの位置に設けて他方の端部熱接着部を未熱接着の易開封性包装袋を作製した。未接着の端部熱接着部よりポテトチップ30gを入れて端部熱接着部を熱接着して密封包装して供試サンプルとした。
積層体の基材層に厚さ15μmの片面に塩化ビニリデンコート(K)した二軸延伸ナイロンフィルム(ON)を用いてK面にグラビア印刷法により所定の印刷を行ない印刷層を設け、該印刷層にポリエステル−イソシアネート系接着剤を介して熱接着性樹脂層に厚さ50μmの直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を用いてドライラミネーション法(DL)により積層して易開封性包装袋用積層体(KON15μm/DL/LLDPE50μm)を作製した。なお、印刷したKONの印刷層面とLLDPEをドライラミネーションにより積層する際に、貼合部で加熱加圧する直前にて、LLDPEにおけるKONに印刷された絵柄に対応する所定位置に厚さ0.2mmの超硬刃からなる切刃を当ててLLDPEの流れ方向に連続した開封用切れ目を形成した。
上記の積層体を用いて実施例1と同様の易開封性包装袋を作製し、実施例1と同様にポテトチップを封入して供試サンプルとした。
実施例1、実施例2で作製した供試サンプルについて、V字形ノッチの両側の背貼り熱接着部を両手の手指でそれぞれ摘み、端部熱接着部側へ相反する方向に引っ張って引裂き開封性を評価した。いずれの供試サンプルともV字形ノッチの尖端より積層体を引裂くことができ、折り曲げ部に向かって拡開するように引裂かれ、開封用切れ目に到達すると、さらに開封用切れ目に沿って引裂かれて開封でき、広い開封口が形成でき、引裂き開封性は良好であった。また、開封された包装袋はそのままトレー容器として用いることができ、内容物が零れることがなかった。さらにポテトチップを手の甲や掌を汚すことなく最後まで取り出すことができた。
本発明にかかる易開封性包装袋の第一実施形態を示す斜視図である。 第一実施形態の易開封性包装袋の積層体の断面図である。 図1のX−X線断面図で開封用切れ目を示す拡大断面図である。 図1の易開封性ガセット袋の開封状態を説明する斜視図である。 第二実施形態を示す図3に相当する部位を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 易開封性包装袋
1’ トレー容器
2 背貼り熱接着部
3 端部熱接着部
4 V字形ノッチ
5、5’ 開封用切れ目
6 折り曲げ部
7 開封片
8 開封口
10、10’ 積層体
11、11’ 基材層
12 中間層
13、13’ 熱接着性樹脂層

Claims (4)

  1. 基材層と中間層と熱接着性樹脂層が積層された矩形状の積層体を前記熱接着性樹脂層が内側となるように折り曲げ成形し、端部同士が外側に突き出るように熱接着して背貼り熱接着部を設けて筒状体を形成すると共に、筒状体の開口端を熱接着して端部熱接着部を設け前記背貼り熱接着部に開封開始手段を設けた包装袋であって、前記背貼り熱接着部の両側に該背貼り熱接着部に平行して前記中間層に連続した直線状の開封用切れ目が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋。
  2. 基材層と熱接着性樹脂層が積層された矩形状の積層体を前記熱接着性樹脂層が内側となるように折り曲げ成形し、端部同士が外側に突き出るように熱接着して背貼り熱接着部を設けて筒状体を形成すると共に、筒状体の開口端を熱接着して端部熱接着部を設け前記背貼り熱接着部に開封開始手段を設けた包装袋であって、前記背貼り熱接着部の両側に該背貼り熱接着部に平行して前記基材層又は前記熱接着性樹脂層に連続した直線状の開封用切れ目が形成されていることを特徴とする易開封性包装袋。
  3. 前記開封開始手段が前記端部熱接着部間の一方の前記端部熱接着部近傍に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の易開封性包装袋。
  4. 前記包装袋がピロータイプ包装袋であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の易開封性包装袋。
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