JP4478319B2 - 易開封性包装袋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スナック食品等の軟包装分野でピロー包装袋又はガセットタイプのピロー包装袋において、手で容易に開封できるように改良した包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、三方又は四方シールされた包装袋に食品等の内容物を充填した後,その包装袋を開封する方法としては、包装袋のシール部に予めVノッチを入れておき、そのVノッチから開封する方法や開封部にミシン目を入れておき、そのミシン目を破って開封する方法等がとられている。
しかし、Vノッチやミシン目を入れる方法は、包装袋の表・裏のフィルムが同時に引き裂かれるため、斜め切れを生じたり、表・裏のフィルムが同じ状態に切れなかったりして、開封部が一様な状態にならない。
また、Vノッチやミシン目は包装袋の密封性の点から、シール部に設ける必要があるため、スナック食品に多く使用されているピロータイプの三方シール袋(以下ピロー包装袋という)やガセットタイプの三方シール袋(以下ガセットピロー包装袋という)の場合は、Vノッチやミシン目を利用して開封したとき、包装袋は縦方向に引き裂かれるので、内容食品がこぼれやすくなる。即ち、内容物をこぼさずに開封することは非常に困難である。
【0003】
また、包装袋の素材に一軸延伸フィルムを使用して、その延伸方向からフィルムを引き裂いて開封する方法もある。
この場合開封位置が限定されない利点はあるが、表と裏のフィルムの裂ける方向が一致していないと、開封部は一様にならず、予想外の開封部となるので、内容食品をこぼす場合があり問題となっている。
更に、スナック食品の場合は、内容物の重量が軽いため、ピロータ包装袋(又はガセットピロー包装袋)の場合は、開封部のシール強度を少し弱くして、上部開封部のシール部を手で剥離して開封する場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のピロータイプの三方シール袋は、図6(a)に示すように、内面がヒートシール可能な積層フィル2a(従来タイプ)を用いて、先ず、背シール部3を形成して積層フィルム2を筒状とし、次いで、図6(a)に示すように、筒状物の一端で開封部に相当する部分(図6(a)においては上部シール部4)をヒートシールしてピロータイプの包装袋10とする。以下このピロータイプの包装袋はピロー包装袋10と記載する。
尚、ピロー包装袋10の積層フィルム2a(従来タイプ)は、図6(c)に示すように、表面層が延伸フィルム、中間層が発泡性延伸フィルム、内面層がヒートシール性フィルムから構成させる。
ピロー包装袋10は、図6(a)に示すように、下部が開口部5となっており、内容物を充填する際は、通常は、開口部5を上にして、上から内容物を充填する。
次に、このピロー包装袋の開口部5から内容物を充填し、直ちに下部シール部6を形成して密封し、図6(b)に示すように、ピロータイプの三方シール袋とする。
【0005】
以上のように、開封部となる上部シール部4は、図2に示すように、一部に背シール部3が重なって段差ができているため、その部分を完全にシールするには、波形等の食い込み型のシールバーを用いて、高い圧力をかけてヒートシールする必要があり、開封部となる上部シール部4はヒートシール強度は大きくなっている。
そのため、ピロー包装袋の開封に際し、図4に示すように、背シール部3の反対側の積層フィルム2を指で摘んで摘み部分7を形成し、その摘み部分7と背シール部3を指で摘んで左右(図4における矢印の方向)に引っ張って開封する場合、開封には強い力が必要となり、子供や老人では開封は困難である。
尚、図4はピロー包装袋を開封する際に、上部シール部4の少し下方の背シール部3とその反対側の積層フィルム2を指で摘んで摘み部分7を形成したときの模式断面図である。
【0006】
また、スナック食品用包装袋として、表面層として二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下PETと略記する)、中間層として発泡性延伸ポリプロピレンフィルム(以下発泡性OPPと略記する)、内面のヒートシール層として線状低密度ポリエチレンフィルム(以下LLDPEと略記する)を用いた積層フィルムからなるピロータイプの三方シール袋が多く使用されているが、このピロー包装袋を、前記のように、背シール部とその反対側のフィルムを指で摘んで開封する場合、内容物に接する内面のヒートシール層が伸びて開封できないときや、内面のLLDPE同士の接着強度が強すぎて、開封の際に、中間層の発泡性OPPまでもが引きちぎられて、表面層のPETと発泡性OPPの間で剥離し、内面のLLDPEが袋形状の状態で残り、開封できないという問題があった。
【0007】
本発明は、これらの問題を解決するため、鋭意研究した結果、包装袋の内面のヒートシール層として、片面にアルミ蒸着した無延伸ポリプロピレンフィルム(以下Al蒸着CPPと略記する)を用い、これと発泡性OPPを組合わせることにより、開封部の上部シール部から容易に剥離できることを見出した。
そのため、本発明のピロータイプの三方シール袋、又はガセットタイプのピロー包装袋は、スナック食品等の内容物が軽量な包装袋としては、子供や老人でも容易に開封できる易開封性包装袋となり非常に便利な包装袋となった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明の易開封性包装袋の構成を以下のようにした。
表面層が延伸フィルム、中間層が発泡タイプの延伸フィルム、内面層がヒートシール性フィルムからなる合掌貼りピロー包装袋又はガセットタイプのピロー包装袋において、中間層の発泡タイプの延伸フィルムが発泡性オレフィンフィルムからなり、且つ、内面のヒートシール性フィルムが、片面にアルミ蒸着した無延伸フィルムからなることを特徴とする易開封性包装袋とした。
また、前記表面層の延伸フィルムが、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、延伸ポリプロピレンフィルム(以下OPPと略記する)、又は延伸ナイロンフィルム(以下ONと略記する)からなり、中間層の発泡性オレフィンフィルムが、密度が0.6〜0.8g/cm3の発泡性延伸ポリプロピレンフィルム(発泡性OPP)からなり、内面のヒートシール性フィルムが、フィルムの片面にアルミ蒸着した無延伸ポリプロピレンフィルム(Al蒸着CPP)であることを特徴とする易開封性包装袋とした。
【0009】
スナック食品用に多く使用されているピロー包装袋又はガセットピロー包装袋の開封性を改良するために、包装袋の積層フィルムとして、表面層にPET、OPP、ON等の延伸フィルムを用い、中間層に密度が0.6〜0.8g/cm3の発泡性の延伸ポリプロピレン(即ち発泡性OPP)、内面のヒートシール層にフィルムの片面にアルミ蒸着した無延伸ポリプロピレンフィルム(即ちAl蒸着CPP)を用い、表面層と中間層,及び中間層と内面のヒートシール層は接着剤等で貼り合わせることにより、ピロー包装袋又はガセットピロー包装袋を手で容易に開封することができた。
【0010】
即ち、ピロー包装袋又はガセットピロー包装袋の内面のヒートシール層にAl蒸着CPPを用い、中間層に密度が0.6〜0.8g/cm3の発泡性OPPを用いて、ドライラミネーション法などで貼り合わせた場合、Al蒸着CPPと発泡性OPPの接着強度が弱くなるので、ピロー包装袋(又はガセットピロー包装袋)の背シール部とその反対側のフィルムを指で摘んで引っ張ることにより、ピロー包装袋は容易に開封できるようになる。
【0011】
例えば、ピロー包装袋(又はガセットピロー包装袋)の積層フィルムとして、(表面)PET/LMD/発泡性OPP/LMD/Al蒸着膜/CPP(内面)を用いた場合、発泡性OPPとAl蒸着膜の接着強度が弱くなっているので、ヒートシールされたピロー包装袋の開封部は、背シール部とその反対側のフィルムを指で摘んで引っ張ることにより、開封部の上部シール部4において、内面ヒートシール層のCPPが凝集破壊されると共に、発泡性OPPとAl蒸着膜の間で剥離が生じて、上部シール部4が剥離して開封される。
尚、LMDはドライラミネーション法による接着層を意味し、Alはアルミニウムを意味し、Al蒸着膜/CPPはAl蒸着CPPの層構成を示すものである。以下、これらの記号は同様に用いるものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照にしながら本発明を詳細に説明する。
図1(a)は本発明の易開封性包装袋の平面図あり、図1(b)は易開封性包装袋に用いる積層フィルムの模式断面図である。
図2は易開封性包装袋の上部シール部の構造を示した模式断面図である。
図3は本発明の易開封性包装袋に内容物を入れて三方シール袋としたときの図であり、図4は易開封性包装袋を開封するときの説明図である。
図5は本発明のガセットタイプの易開封性包装袋の概要を示した図で、(a)図は平面図あり、(b)図は斜視図であり、(c)図はその上部シール部の構造を示した模式断面図である。
図6は従来のピロー包装袋の概要を示した図で、(a)図は平面図であり、(b)図はピロー包装袋に内容物を充填し、下部シール部を設けて密封したときの図であり、(c)図はそれに用いる積層フィルムの模式断面図である。
【0013】
図7は本発明の易開封性包装袋を作製するときの説明図であり、図8は前記易開封性包装袋に内容物を充填、密封して、内容物入り易開封性包装袋とするときの説明図である。
図9はは実施例1により易開封性包装袋を作製するときの説明図である。
図10は実施例2によりガセットタイプの易開封性包装袋を作製し、それに内容物を入れたときの説明図である。
図11は比較例1でピロー包装袋を作製し、それに内容物を入れたときの説明図である。
図12は易開封性包装袋及びガセットタイプの易開封性包装袋の上部シール部のシール強度を測定するために、シール強度測定用の試験片を作るときの説明図である。
【0014】
本発明の易開封性包装袋1は、図1(a)に示すように、内面がヒートシール性のある積層フィルム2を用いて、その積層フィルム2の両端をヒートシール性のある内面同士を合掌状態に合わせ、図1(a)に示すように、ヒートシールにより合掌貼りの背シール部3を形成して筒状とし、次いで、図1(a)に示すように、筒状物の一端をヒートシールにより上部シール部4を形成し、ピロータイプの包装袋としたものである。
【0015】
即ち、図1(b)に示すように、表面が延伸フィルム15、中間層が発泡性延伸フィルム14、内面がAl蒸着膜12を有するヒートシール性フィルム11(即ちヒートシール性フィルムの片面にAl蒸着したフィルム)をドライラミネーション法等により接着層12を介して貼り合わせた積層フィルム2を用いて、ヒートシール性フィルム11を内側にして合掌張りの背シール部3を形成して筒状とした後、背シール部3が包装袋の中央になるようにし、その背シール部3を、図2に示すように、左右どちらかに折り曲げ(図2においては右側)、その筒状物の一端を熱盤を用いてヒートシールして、図1(a)に示すように、上部シール部4を形成して易開封性包装袋1とする。
従って、上部シール部4は、図2に示すように、背シール部3と上部シール部4が重なった部分があり、一部に段差がついた状態になっている。
前記易開封性包装袋1は、図1(a)に示すように、上部シール部4の反対側が開口部5となり,内容物はこの開口部5から充填される。
【0016】
そして、前記易開封性包装袋1(ピロー包装袋)の開口部5からスナック食品等の内容物9を充填し、充填後その開口部5をヒートシールして下部シール部6を形成し、図3に示すように、ピロータイプの三方シール袋にして、内容物入り易開封性包装袋1aとする。
また、縦ピロー包装機を用いてスナック食品等を充填する場合は、巻取りの積層フィルムを用いて、縦ピロー包装機で積層フィルムを筒状にした後、下部をヒートシールして袋形状とし、その開口部から内容物を一定量充填後、上部をヒートシールして上部シール部を形成して密封し、その上部シール部の中央から切断して内容物入りピロー包装袋とする。
前記上部シール部の中央で切断したとき、下の半分は内容物入りピロー包装袋の上部シール部となるが、上の半分は次のピロー包装袋の下部シール部となり、上から内容物が充填されて、同様のことが繰り返される。
【0017】
開封の際は、内容物入り易開封性包装袋1aの上部シール部4を上にして、図4に示すように、折り曲げられいた背シール部3を指で摘んで起こし、次いで、上部シール部4の少し下側の背シール部3を指で摘むと同時に、その背シール部3の反対側の積層フィルム2を指で摘んで摘み部分7を形成し、その摘み部分7と背シール部3を左右に(図4における矢印の方向)引っ張ることにより、内容物入り易開封性包装袋1aの上部シール部4が破壊されて、内容物入り易開封性包装袋1aを開封することができる。
この場合、内容物入り易開封性包装袋1aは上部シール部4を上にして開封されるので、内容物をこぼすことなく開封することができる。
【0018】
本発明の易開封性包装袋は、図1(b)に示すように、表面層にPET、OPP、ON等の延伸フィルム15を用い、中間層に発泡性OPP等の密度が0.6〜0.8g/cm3の発泡性の延伸フィルム14、内面のヒートシール層にフィルムの片面にアルミ蒸着した無延伸のヒートシール性フィルム11(例えばAl蒸着CPP)を用い、表面層と中間層、及び中間層と内面のヒートシール層は接着剤等の接着層12で貼り合わせることにより、上記のように手で容易に開封することができる。
【0019】
例えば、ピロー包装袋又はガセットピロー包装袋の積層フィルム2として、表面層にPETを用い、その裏面に印刷を施した後、中間層に密度が0.6〜0.8g/cm3の発泡性OPPを用いて、PETと発泡性OPPをドライラミネーション法で貼り合わせ、更に、前記積層フィルムの発泡性OPP側に、内面のヒートシール層としてAl蒸着CPPをAl蒸着面が発泡性OPP側になるように、ドライラミネーション法で貼り合わせて使用することができる。
尚、発泡性OPP面にAl蒸着CPPを貼り合わせる場合、接着層としてPE又は接着性樹脂を用いてエクストルージョン法により積層することもできる。
【0020】
以上のように、PET/印刷/LMD/発泡性OPP/LMD/Al蒸着膜/CPP(内面)から構成される積層フィルムを用いて易開封性包装袋1(ピロー包装袋又はガセットピロー包装袋)を作製した場合、発泡性OPPとAl蒸着膜間の接着強度が弱くなっているため、易開封性包装袋1(ピロー包装袋)の背シール部3とその反対側の積層フィルム2を指で摘んで引っ張ることにより、上部シール部4は、内面のCPPとCPP間の接着強度が強くてCPP間で剥離しない場合でも、上部シール部4においてCPPフィルムが破断すれば、発泡性OPPとAl蒸着膜間から剥離するので、易開封性包装袋1(ピロー包装袋)は容易に開封できる。
【0021】
また、本発明の易開封性包装袋は、ガセットタイプのピロー包装袋として使用することもできる。
即ち、図5(a)に示すように、ピロータイプの包装袋の両サイドをガセット状に折り込み、折り込み部8を形成することにより、ガセットタイプの易開封性包装袋1bとするものである。
図5(b)は折り込み部8を開いたときのガセットタイプの易開封性包装袋1bの斜視図であり、図5(c)は上部シール部4の模式断面図である。
ガセットタイプの易開封性包装袋1bの場合も、図5(c)に示すように、上部シール部4には段差がついているので、ヒートシールにより上部シール部4を形成して、安定したシール強度を得るにはシール圧を大きくする必要がある。
そのため、従来の積層フィルムを用いると、ヒートシール強度は強くなり過ぎて開封が困難となるが、本発明により積層フィルムの構成を改良することにより、手で開封できるようになった。
【0022】
従って、本発明の易開封性包装袋に用いる積層フィルムの内面ヒートシール層は、上記のように、両手の指で引っ張ったとき、破断できようにフィルムの厚さをある程度薄くしておく必要がある。即ち、ヒートシール層として、CPPやPEフィルムを使用する場合、その厚さは20〜50μにする必要がある。より好ましくは20〜40μである。厚さが50μを超える場合は、上部シール部の強度が強すぎて、手で容易に開封することができなくなり、また、厚さが20μ未満では上部シール部の安定性が悪くなり、密封性が得られにくくなり、包装袋としての保護機能が失われ易くなる。さらに、ピロー包装袋に内容物を充填するとき、シール不良が発生し易くなると同時に、作業能率が低下する。
【0023】
以下に、本発明の易開封性包装袋の製造方法について説明する。
先ず、図7(a)に示すように、表面層にPET、OPP、ON等の延伸フィルムを用い、通常、その延伸フィルム15の裏面に印刷などにより絵柄層16(文字及びバーコードなどを含む)を設け、次いで、中間層として、発泡性OPP等の密度が0.6〜0.8g/cm3の発泡性延伸フィルム14をドライラミネーション法などによりラミネートして、接着層13を介して2層の積層フィルムを作製する。
更に、その2層の積層フィルムの発泡性延伸フィルム14側に、ヒートシール層として、片面にアルミ蒸着をした無延伸のヒートシール性フィルムをAl蒸着膜12が発泡性延伸フィルム側に接するように、ドライラミネーション法などによりラミネートして、図7(a)に示すように、3層の積層フィルム2を作製する。
【0024】
例えば、ピロー包装袋又はガセットピロー包装袋の積層フィルムとして、表面層にPETを用い、その裏面に印刷を施して絵柄層を設けた後、中間層に密度が0.6〜0.8g/cm3の発泡性OPPを用いて、PETと発泡性OPPをドライラミネーション法で貼り合わせ、更に、前記積層フィルムの発泡性OPP側に、内面のヒートシール層としてAl蒸着CPPをAl蒸着膜が発泡性OPP側になるように、ドライラミネーション法で貼り合わせ積層フィルム2、即ち、PET/絵柄層/LMD/発泡性OPP/LMD/Al蒸着膜/CPP(内面)を作製する。
【0025】
次に、図7(b)に示すように、上記積層フィルム2の両端を内面のヒートシール性フィルム11同士を合掌状態に合わせ、ヒートシールにより合掌貼りの背シール部3を形成して筒状とする。即ち、図7(c)に示すように、積層フィルム2のヒートシール性のある内面同士を合掌貼りでヒートシールして背シール部3を形成して,図7(b)に示すような筒状積層フィルム2bを作製する。
次いで、図7(d)に示すように、筒状積層フィルム2bの一方の端をヒートシールして上部シール部4を形成し、ピロータイプの易開封性包装袋1を作製する。この易開封性包装袋1の上部シール部4の反対側は、図7(d)に示したように、内容物を充填するための開口部5となる。
【0026】
図7(e)は図7(d)における上部シール部4の断面図を示したものであるが、図7(e)に示すように、上部シール部4を形成する場合、背シール部3は左右どちらかに折り曲げてヒートシールを行う(図7(e)においてが右側に折り曲げている)。
図7(e)に示すように、上部シール部4は積層フィルム2が2枚重なった状態でヒートシールされているが、一部に背シール部3と上部シール部4が重なった部分があり,この部分は積層フィルム2が4枚重なった状態になっていて、背シール部全体は一部に段差がついた状態になっている。
そのため、上部シール部4のシールを完全にするには、特殊な食い込み型のシールヘッドを用いてシール圧を強くしてヒートシールする必要があるので、シール強度が強くなり過ぎて開封し難くなる。
【0027】
本発明では、この問題の解決を図るため、積層フィルムの構成を改良し、ピロー包装袋の上部シール部をシール不良が発生しないように安定したシール性が得られるようにした場合でも、両手で容易に開封できるようにした。
例えば、ピロー包装袋の積層フィルムの構成を、
(表面)PET/絵柄層/LMD/発泡性OPP/LMD/Al蒸着膜/CPP(内面)、
にすることにより、発泡性OPPとAl蒸着膜間の接着強度が弱くなっているため、ピロー包装袋の背シール部3とその反対側の積層フィルム2を指で摘んで引っ張ったとき、内面のCPPとCPP間の接着強度が強くてCPP間で剥離しない場合でも、上部シール部4においてCPPフィルムが破断すれば、発泡性OPPとAl蒸着膜間から剥離するので、ピロー包装袋は容易に開封できる。
【0028】
従って、内面のAl蒸着CPPフィルムの厚さは、上記のように、両手の指で引っ張ったとき、破断できようにフィルムの厚さをある程度薄くしておく必要がある。即ち、ヒートシール層として、Al蒸着したCPPやPEフィルムを使用する場合、フィルムの厚さは20〜50μ、より好ましくは20〜40μにする必要がある。
また、Al蒸着膜の厚さは、20〜100nmが好ましい。
【0029】
図7(d)に示したように、背シール部3及び上部シール部4を形成した易開封性包装袋1は、上部シール部4の反対側は内容物を充填するための開口部5となっている。
上記のように作製した易開封性包装袋1は、図8(a)に示すように、開口部5からスナック食品等の内容物9が充填される。内容物が規定量充填されると、図8(b)に示すように、開口部5はヒートシールによって下部シール部6が形成されて密封され、内容物入り易開封性包装袋1aとなる。
下部シール部6の場合も上部シール部4と同様に、背シール部3が重なった部分は段差がついているので、特殊なシールヘッドを用いてシール圧を強くしてヒートシールする必要がある。
特に、下部シール部6のヒートシールは内容物の充填後に行うので、内面のヒートシール層には内容物の粉末や小片等が付着している場合がある。そのため、下部シール部のシール圧は、上部シール部のシール圧より大きくして、シール不良が生じないようにしている。従って、下部シール部のシール強度は強くなり過ぎて、手で開封するには難くなっている。
【0030】
内容物入り易開封性包装袋1aは次のようにして開封することができる。
内容物入り易開封性包装袋1aを上部シール部4を上にして持ち、上部シール部4の少し下の背シール部3とその背シール部3の反対側の積層フィルム2を、図8(c)に示すように、指で摘んで摘み部分7を形成し、その摘み部分7を指で摘んで左右(図8(c)にける矢印の方向)に引っ張ることにより、上部シール部4は、前述のように、内面のCPPフィルムが破断し、発泡性OPPとAl蒸着膜間で剥離して開封される。
また、内面のCPP同士の接着強度が十分でない場合は、CPP間で剥離することがある。
尚、図8(c)は、図8(b)において、上部シール部を上にして、上部シール部4の少し下方の背シール部3とその背シール部3の反対側の積層フィルム2を、指で摘んで摘み部分7を形成したとき、図8(b)のX−Yにおける断面図を示したものである。
【0031】
本発明に使用される積層フィルムの内面のヒートシール性フィルムとしては、ポリエチレン(以下PEと略記する)、ポリプロピレン(以下PPと略記する)、エチレンー酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略記する)、又はこれらのブレンド物等からなる無延伸フィルムで、その片面にAl蒸着したものが使用される。特に、スナック食品用としては、Al蒸着した無延伸CPPフィルムが好適である。
フィルムの厚さは20〜50μmの範囲、好ましくは20〜40μの範囲である。また、Al蒸着膜の厚さは20〜100nmが好ましい。
フィルムの厚さが50μを超えると、内面フィルムが破断され難くなるので、上部シール部のシール強度が強すぎて、上部シール部からの開封は困難となる。また、厚さが20μ未満では、ヒートシールの安定性が悪くなり、密封性が得難くなり、保護機能が失われ易くなる。
【0032】
また、本発明に用いる積層フィルムの中間層の発泡性延伸フィルムとしては、密度が0.6〜0.8g/cm3のPE、PP等のポリオレフィン系樹脂からなる延伸フィルムが使用される。
発泡性延伸フィルムの具体例としては、東洋紡績(株)のトヨパールP−4255、ダイセル化学工業(株)のMOP MD447、MOBIL社のMH247等がある。
発泡性OPPの密度は小さい方が、ピロー包装袋にしたとき、開封性は向上するが、密度が0.6g/cm3未満のフィルムは製造が困難であり、コストの上昇につながる。
一方、密度が0.8g/cm3を超えるとフィルム自体の凝集力が増加し、Al蒸着フィルムとの接着強度が上がるので、開封性が悪くなる。
中間層に、密度が0.6〜0.8g/cm3 の発泡性延伸フィルムを用いることにより、印刷絵柄にパール調による特徴的な風合いが得られ、また、ピロー包装袋又はガセットタイプのピロー包装袋にしたとき適度の剛性が得られる。
更に、発泡性延伸フィルムとAl蒸着無延伸フィルムとを組合わせることにより、前述のように、ピロー包装袋に易開封性が得られる。
【0033】
本発明の易開封性包装袋に用いる表面のフィルムとしては、印刷適性がよく、耐熱性のあるフィルムが使用される。特に、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、二軸延伸ナイロンフィルム(ON)が好適である。
また、内容物の保護のため積層フィルムにバリア性を必要とする場合は、シリカやアルミナ等の金属酸化物を蒸着又はコーティングしたPETフィルムなどが用いられる。
また、ピロー包装袋に透明性が必要でない場合は、Al蒸着フィルム又はAl箔を積層したフィルムを用いることもできる。
前記表面フィルムと中間層フィルム、及び、中間層フィルムと内面のヒートシール性フィルムをドライラミネーション法等で接着する接着剤としては、公知のものが使用できる。
また、中間層フィルムと内面のヒートシール性フィルムはPE、又は接着性樹脂を用いてエクストルージョン法でラミネートすることもできる。
【0034】
【実施例】
以下、実施例に基づいて、本発明を更に詳細に説明する。
(実施例1)
厚さ12μの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム15a(東洋紡績(株)製 「E−5100」、以下PETと略記する)の裏面に、グラビア印刷により絵柄層16を設けた後その印刷側に、発泡性延伸ポリプロピレン14a(東洋紡績(株)製 「P−4255」、以下発泡性OPPと略記する)をドライラミネーション法でラミネートし、次いで、片面にアルミ蒸着(蒸着膜の厚さ40nm)した厚さ25μの無延伸ポリプロピレンフィルム11a(東洋メタライジング(株)製 「2400」、以下Al蒸着CPPと略記する)をドライラミネーション法でラミネートし、図9(a)に示すような積層フィルム2を巻き取り状で作製した。
尚、図9(a)においては層構成を示すため、Al蒸着CPPをAl蒸着膜とCPPを別々に表示した。以下、層構成を示す場合は同様に示すものとする。
【0035】
次に、前記積層フィルム2を幅220mmの幅でスリットし、その帯状の積層フィルムを、幅方向の両端を内面のCPPが内側になるように合掌貼りで、シール幅10mmでヒートシールして、図9(b)に示すように、折径100mmで、長さ150mmの筒状積層フィルム2bを作製した。
次いで、上記筒状積層フィルム2bの一方の端をシール幅10mmでヒートシールして上部シール部4を形成し、図9(c)に示すように、横幅100mm×縦の長さ150mmの易開封性包装袋1を作製した。
更に、図8(a)に示すように、上記易開封性包装袋1の開口部5から内容物9としてビスケット50gを充填し、次いで、その開口部5をシール幅10mmでヒートシールして下部シール部6を形成し、図8(b)に示すように、内容物としてビスケット50gが入った内容物入り易開封性包装袋1aを作製した。
【0036】
(実施例2)
実施例1と同様に積層フィルム2を作製し、その積層フィルム2を用いて、先ず、その積層フィルムを、幅240mm、長さ150mmの大きさにし、幅方向の両端を内面のCPPが内側になるように合掌貼りで、シール幅10mmでヒートシールして筒状にし、次いで、その筒状積層フィルムの幅方向の両端を、図10(a)に示すように、ガセット状に折り込み、その折り込み部8の幅Lを20mmとして、ガセット折り筒状積層フィルム2cを作製した。
即ち、幅70mm、長さ150mm、両サイドのガセット折り込み部20mmのガセット折り筒状積層フィルム2cが得られた。
【0037】
次に、上記ガセット折り筒状積層フィルム2cの長手方向の一方の端をシール幅10mmでヒートシールして、図10(b)に示すように、横幅70mm×縦の長さ150mmのガセットタイプの易開封性包装袋1bを作製した。
次いで、前記ガセットタイプの易開封性包装袋1bの開口部5から、実施例1と同様に、内容物9としてビスケット50gを充填した後、開口部5をヒートシールして密封し、図10(c)に示すように、ガセットタイプの内容物入り易開封性包装袋1cを作製した。
【0038】
(比較例1)
実施例1と同様に、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム15a(PET)にグラビア印刷により絵柄層16を設けた後、その印刷側に、発泡性延伸ポリプロピレンフィルム14a(発泡性OPP)をドライラミネーション法でラミネートし、次いで、その積層フィルムの発泡性OPP側に、厚さ25μmの無延伸ポリプロピレンフィル11a(東レ合成フィルム(株)製、以下CPPと略記する)をドライラミネーション法でラミネートして、図11(a)に示すように、従来のピロー包装袋用の積層フィルム2aを作製した。
【0039】
次に、前記積層フィルム2aを用いて、実施例1と同様に、CPP11aを内側にして背シール部3を設けて筒状積層フィルムを作製した後、その筒状積層フィルムの一方の端をヒートシールして、図11(b)に示すように、横幅100mm×縦の長さ150mmのピロー包装袋10を作製した。
次いで、上記ピロー包装袋10の開口部5から、実施例1と同様に、内容物としてビスケット50gを充填した後、開口部5をヒートシールにより下部シール部6を形成して密封し、図11(c)に示すように、内容物入りピロー包装袋10aを作製した。
【0040】
(ヒートシール強度の測定)
実施例1、2で作製した易開封性包装袋1、ガセットタイプの易開封性包装袋1b、及び比較例1で作製したピロー包装袋10を用いて、下記のように、上部シール部のシール強度を測定した。
易開封性包装袋1、ガセットタイプの易開封性包装袋1b、及びピロー包装袋10の上部シール部4(背シール部3の重ならない部分)を、図12(a)及び(b)に示すように、15mm幅で縦方向に切断して、図12(c)に示すように、ヒートシール強度測定用の試験片20とした。
【0041】
即ち、ピロー包装袋(実施例1及び比較例1で作製した易開封性包装袋1、及びピロー包装袋10)の場合は、図12(a)に示すように、上部シール部4を含む積層フィルム2を幅Dが15mm、長さLaが70mmの大きさで、切り取り線21から切り取って、図12(c)に示すような試験片20を作成した。
また、ガセットタイプの易開封性包装袋1bの場合は、図12(b)に示すように、背シール部3と折り込み部8を含まないで、上部シール部4を含む積層フィルム2を、ピロー包装袋の場合と同様に、幅D15mm、長さLa70mmの大きさに切り取り、図12(c)に示すように、シール強度測定用の試験片20とした。
【0042】
上記試験片20を定法に従って引っ張り試験機(オリエンテック(株)製 テンシロン)で200mm/分の速度で引っ張り、その強度を測定した。
その結果、実施例1、2の場合は1.5kg/15mm幅で、手で容易に開封できる強度であるのに対して、比較例1の場合は2.5kg/15mm幅で、手で開封するにはシール強度が強過ぎた
【0043】
(包装袋の開封試験)
実施例1、2で作製した内容物入り易開封性包装袋1a、ガセットタイプの内容物入り易開封性包装袋1c、及び比較例1で作製した内容物入りピロー包装袋10aを用いて、その内容物入り包装袋を上部シール部4を上にして持ち、上部シール部4の少し下方のの背シール部3とその背シール部3の反対側の積層フィルム2を、図8(c)に示すように、指で摘んで左右(図8(c)においては矢印の方向)に引っ張り、上部シール部4を開封し、そのときの開封状態を観察した。
その結果、実施例1、2の場合は、手で容易に開封することができたが,比較例1の場合は、シール強度が強すぎて開封することは困難であった。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、スナック用食品に多く使用されるピロー包装袋又はガセットタイプのピロー包装袋の積層フィルムの構成を、表面に延伸フィルム、中間層に発泡タイプの延伸フィルム,内面のヒートシール層に片面にアルミ蒸着をした無延伸フィルムにすることにより、発泡タイプの延伸フィルムとアルミ蒸着面の接着強度が弱くなり、見かけ上の開封部のヒートシール強度が弱くなるので、ピロー包装袋又はガセットタイプのピロー包装袋は、子供や老人でも容易に開封することができる。
例えば、ピロー包装袋又はガセットタイプのピロー包装袋の積層フィルムとして、PET/LMD/発泡性OPP/LMD/Al蒸着膜/CPP(内面)を用いた場合、発泡性OPPとAl蒸着膜の接着強度が弱くなっているので、ピロー包装袋の開封部となる上部シール部の少し下の部分の背シール部とその反対側の積層フィルムを指で摘んで、左右に引っ張ることにより、開封部となっている上部シール部が剥離して開封される。
即ち、ヒートシール部の内面のCPP同士の接着強度が強すぎてCPP同士が剥離しない場合でも、比較的薄いCPPが使用されているので、ヒートシール部において、内面のCPPが破断すると共に、発泡性OPPとAl蒸着膜の間で剥離が生じて、ヒートシール部は開封される。
従って、本発明の易開封性包装袋、即ち、本発明によるピロー包装袋又はガセットタイプのピロー包装袋は、背シール部とその反対側の積層フィルムを指で摘んで左右に引っ張ることにより、老人や子供でもその開封部を容易に開封することができる。
また、本発明の易開封性包装袋は、開封部となる上部ヒートシール部を上にして開封するので、開封部は上に開いた状態となり、内容物をこぼすことなく開封することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易開封性包装袋の平面図((a)図)、及びそれに用いる積層フィルムの模式断面図((b)図)である。
【図2】本発明の易開封性包装袋の上部シール部の構造を示した模式断面図である。
【図3】本発明の易開封性包装袋に内容物を入れて三方シール袋としたときの平面図である。
【図4】易開封性包装袋を開封するときの説明図である。
【図5】本発明のガセットタイプの易開封性包装袋の概要を示した図で、(a)図は平面図であり、(b)図は斜視図であり、(c)図はその上部シール部の構造を示した模式断面図である。
【図6】従来のピロー包装袋の概要を示した図で、(a)図は平面図であり、(b)図はピロー包装袋に内容物を充填し、下部シール部を設けて密封したときの図であり、(c)図はそれに用いる積層フィルムの模式断面図である。
【図7】本発明の易開封性包装袋を作製するときの説明図である。
【図8】易開封性包装袋に内容物を充填、密封して、内容物入り易開封性包装袋としたときの説明図である。
【図9】実施例1により易開封性包装袋を作製するときの説明図である。
【図10】実施例2によりガセットタイプの易開封性包装袋を作製するときの説明図である。
【図11】比較例1により内容物入りピロー包装袋を作製するときの説明図である。
【図12】易開封性包装袋及びガセットタイプの易開封性包装袋からシール強度測定用の試験片を作るときの説明図である。
【符号の説明】
1 易開封性包装袋
1a 内容物入り易開封性包装袋
1b ガセットタイプの易開封性包装袋
1c ガセットタイプの内容物入り易開封性包装袋
2 積層フィルム
2a 積層フィルム(従来タイプ)
2b 筒状積層フィルム
2c ガセット折り筒状積層フィルム
3 背シール部
4 上部シール部
5 開口部
6 下部シール部
7 摘み部分
8 折り込み部
9 内容物
10 ピロー包装袋
11 ヒートシール性フィルム
11a CPP
12 Al蒸着膜
13 接着層
13a LMD
14 発泡性延伸フィルム
14a 発泡性OPP
15 延伸フィルム
15a PET
16 絵柄層
20 試験片
21 切り取り線

Claims (2)

  1. 表面層が延伸フィルム、中間層が発泡タイプの延伸フィルム、内面層がヒートシール性フィルムからなる合掌貼りピロー包装袋又はガセットタイプのピロー包装袋において、中間層の発泡タイプの延伸フィルムが発泡性オレフィンフィルムからなり、且つ、内面のヒートシール性フィルムが、片面にアルミ蒸着した無延伸フィルムからなることを特徴とする易開封性包装袋。
  2. 前記表面層の延伸フィルムが、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、又は二軸延伸ナイロンフィルムからなり、中間層の発泡性オレフィンフィルムが、密度が0.6〜0.8g/cm3の発泡性延伸ポリプロピレンフィルムからなり、内面のヒートシール性フィルムが、フィルムの片面にアルミを蒸着した無延伸ポリプロピレンフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の易開封性包装袋。
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