JP3025434B2 - 易開封性紙容器 - Google Patents

易開封性紙容器

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    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/02Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body
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    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/54Lines of weakness to facilitate opening of container or dividing it into separate parts by cutting or tearing
    • B65D5/5445Lines of weakness to facilitate opening of container or dividing it into separate parts by cutting or tearing for dividing a tubular body into separate parts

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙を基材とし少な
くとも表側(最外層)と裏側(最内層)の全面が熱可塑
性樹脂からなる積層構造を有する素材から形成される紙
容器であって、牛乳、ジュース等の液体のみならず、ゼ
リー、豆腐等の様に充填時に液体であるが、充填後にゲ
ル状となる食品や、スナック菓子類の様な干物食品の
他、非食品の内容物、特に防水性、防湿性、遮光性、酸
素バリヤー性等を必要とする内容物に適し、同時に易開
封性を持たせた易開封性紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】紙基材の表裏両面に熱可塑性樹脂層を有
する素材から形成された紙容器は、現在、牛乳、ジュー
ス等の液体食品を収納する目的に盛んに使用されてい
る。この種の紙容器の開封手段として、従来、実開昭6
2−108226号に開示されているように、紙容器1
の紙基材にミシン目2が直線状に形成されており(図
9)、このミシン目2を上から内部に向かって押し込
み、ミシン目2を破り開封して注出口を形成するものが
ある。また、実開昭62−130025号に開示されて
いるように、紙容器1の紙基材にミシン目2により帯状
開封片部3が形成されており、ミシン目2を破り帯状開
封片部3を切り取って開封し、注出口を形成するものが
ある(図10)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の紙容器のう
ち、前者にあっては、開封しようとして紙基材に入れた
ミシン目2に沿って押込んだ際に、非切込み部分、即ち
紙基材を被覆している熱可塑性樹脂の強度に負けてミシ
ン目2の線に沿って破れないことがある。また、後者に
あっては、開封しようとして紙基材に入れたミシン目2
に沿って引き裂いた際に、非切込み部分、即ち紙基材を
被覆している熱可塑性樹脂の強度に負けて途中で層間剥
離したり、千切れてしまうことがあり、帯状開封片部3
を円滑に切り取ることができない場合がある。
【0004】また、上記の紙容器によれば、いずれも紙
基材にミシン目2を形成した後に、該紙基材を熱可塑性
樹脂で被覆することになるので、この結果、通常広巾で
行われるラミネーターでの熱可塑性樹脂の積層工程が容
器素材の打抜き・クリース等の加工工程より後に来るこ
とになり、作業性が悪く、非効率性が問題となってい
た。加えて、近年、内容物の長期保存の要望に応じた防
水性、防湿性、遮光性、酸素バリヤー性等を付与する目
的で、アルミ箔、種々の蒸着フィルム又はバリアー性フ
イルムを積層するため、紙基材に入れたミシン目だけで
は易開封が困難になってきた。また、上記のような開封
構造では、ゼリーや豆腐等のゲル状食品を、その形を壊
さずに取り出すことは不可能である。
【0005】本発明の目的は、紙基材の表裏両面に熱可
塑性樹脂層を有する素材から形成された紙容器におい
て、内容物に対するその保存上の機能を阻害する事な
く、且つ開封の際には、これを容易に且つ完全に開封で
きるようにするところにある。
【0006】本発明の他の目的は、かかる紙容器製造上
の工程数を増やす事なく、同時に現行の生産設備を何等
変更せずともこれを製造可能とするところにある。
【0007】本発明の他の目的は、所定の容器展開形状
形成された容器素材(ブランク)から縦シール済みの
半製品を製造する工程で容器素材に蛇行の発生を防止
し、貼り曲がりの無い縦シールが得られるようにすると
ころにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の易開封
性紙容器は、紙基材の表裏両面に熱可塑性樹脂層を有す
る容器素材より形成され、胴部を横方向に一周する帯状
開封片部を有する紙容器であって、容器素材の内面側に
一方の延伸倍率がそれと直交する延伸倍率より大きい特
性を有する一軸延伸樹脂フィルムが、その延伸倍率の大
きい方向が前記帯状開封片部の開封方向と一致するよう
に積層され、容器素材の一側縁には帯状開封片部から延
長するタブが形成され、且つ同側縁にはタブと同じ長さ
の突片が1又は2以上形成されていることを特徴とす
る。
【0009】この易開封性紙容器によれば、容器素材の
内面側に一軸延伸樹脂フィルムが、その延伸倍率の大き
い方向が帯状開封片部の開封方向と一致するように積層
されているので、開封の際、帯状開封片部から延長する
タブを摘んで開封方向に引っ張ると一軸延伸樹脂フィル
ムは容易に同方向に引き裂かれ、紙基材にフルカットの
ミシン目をいれなくても一軸延伸樹脂フィルムの強度の
みで帯状開封片部は確実に切り取られ完全な開封が得ら
れる。
【0010】また、前記容器素材の一側縁にはタブと同
じ長さの突片が1又は2以上形成されているので、所定
の容器展開形状に形成された容器素材(ブランク)から
縦シール済みの半製品を製造する工程で、容器素材を所
定の方向に整列させてシール装置に送り込む際、前記タ
ブが形成されている容器素材の側縁をタブと突片の2点
以上で支持することができ、これにより容器素材に蛇行
の発生が防止され、貼り曲りの無い縦シールが得られ
る。
【0011】請求項2に記載の易開封性紙容器は、前記
帯状開封片部が、容器素材の外面側に施された外面から
紙基材に及ぶ深さの平行な2本のハーフカットにより形
成されていることを特徴とする。
【0012】この易開封性紙容器によれば、紙厚が厚く
引き裂き抵抗が強い紙基材であってもハーフカットが紙
基材の引き裂きを容易にし、帯状開封片部を軽い力で容
易に且つ確実に切り取れる。また、紙基材を熱可塑性樹
脂やアルミ箔などで被覆した後に、ハーフカットにより
帯状開封片部を形成することになるので、紙容器の製造
の作業性を良くし効率的な製造を可能にする。
【0013】請求項3に記載の易開封性紙容器は、帯状
開封片部から延長するタブがその根元部において容器素
材の他側に有するシール部の幅を越えない範囲でフルカ
ットされていることを特徴とする。
【0014】この易開封性紙容器によれば、開封の際、
タブを開封方向に引っ張るとフルカットされた部分が容
易に引き上げられ一軸延伸樹脂フィルムの引き裂きを誘
導することになり、帯状開封片部の切り取りが一層容易
になる。
【0015】請求項4に記載の易開封性紙容器は、前記
タブの裏面に抗接着剤が塗布されていることを特徴とす
る。
【0016】この易開封性紙容器によれば、前記タブの
裏面には抗接着剤が塗布されていることにより、開封の
際、タブを容易に起こすことができ、これを摘んでの帯
状開封片部の切り取りが容易になる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図1〜図7は、本発明に係る易開封性紙容
器の実施の形態の一例を示すものであり、同図におい
て、10は展開した紙容器、11は紙容器10を形成す
る容器素材である。この容器素材11は図2に示すよう
に、紙基材12の表面(容器素材11の外面側)に低密
度ポリエチレン13が積層されており、また紙基材12
の裏面(容器素材11の内面側即ち内容物側)には接着
剤14を介してアルミ箔又はバリアー性フィルム15が
積層され、その上に一軸延伸樹脂フィルム16が積層さ
れ、更にその上にシール用の低密度ポリエチレン17が
積層された構造となっている。
【0022】この容器素材11は上記の構造に限られる
ものではなく、図3に示すように、アルミ箔又はバリア
ー性フィルム15と一軸延伸樹脂フィルム16が内面
(容器素材11の内容物側)から見て逆構造になってい
てもよい。
【0023】前記一軸延伸樹脂フィルム16は、その延
伸倍率の大きい方向が後述する帯状開封片部の開封方向
と一致するようにアルミ箔又はバリアー性フィルム15
の上に熱圧着によって積層されている。
【0024】ここで言う一軸延伸樹脂フィルム16と
は、縦一軸延伸の高密度ポリエチレンフィルム、横一軸
延伸の高密度ポリエチレンフィルム、縦一軸延伸のポリ
プロピレンフィルム等だけでなく、積層されたフィルム
を含み、また一方の延伸倍率がこれに直交する他方向へ
の延伸倍率より大きいことにより結果として直線カット
性を持つものも含まれる。
【0025】本例では、一軸延伸樹脂フィルム16とし
て、一軸方向に延伸された高密度ポリエチレンフィルム
が用いられている。この一軸延伸の高密度ポリエチレン
フィルムは、インフレーション法、キャスト法のいづれ
の方法で作られたものでも良く、具体的には、三井東圧
株式会社製ハイブロンSMK#25がある。
【0026】また、前記低密度ポリエチレン13,17
としては、例えば、三井石油化学工業株式会社製のミラ
ソンP−206がある。前記接着剤14としては、低密
度ポリエチレン或いはホット充填を行う場合には、エチ
レンメタアクリル酸を用いることもできる。
【0027】18は紙容器10の胴部を開封方向となる
横方向に一周する帯状開封片部であり、この方向は前記
紙容器10を形成する容器素材11の紙基材12に積層
されている一軸延伸樹脂フィルム16の延伸倍率の大き
い方向と一致している。
【0028】本例では、前記帯状開封片部18は容器素
材10の外面側に、外面から紙基材12に及ぶ深さの開
封方向となる横方向に伸びる平行な2本のハーフカット
19,20により形成されている(図4)。この2本の
ハーフカット19,20は、通常通りラミネート加工、
即ち紙基材12の表面に前記の低密度ポリエチレンフィ
ルム13、裏面にアルミ箔又はバリアー性フィルム1
5、高密度ポリエチレンフィルム16、シール用の低密
度ポリエチレンフィルム17などを積層した後に施され
る。
【0029】このハーフカット19,20は、坪量が3
00g/平方メートル程度の紙基材を紙容器10を形成
する容器素材11に使用したときに、紙基材の開封抵抗
が強いため開封即ち帯状開封片部18の引き裂きを容易
にするものとして有効なものであるが、坪量が200g
/平方メートル程度の紙基材を紙容器10を形成する容
器素材11に使用したときは、紙基材の開封抵抗がさほ
ど強くないのでハーフカット19,20を施さなくて
も、直線カット性を持つ一軸延伸樹脂フィルム16の強
度のみで帯状開封片部18の引き裂きが行えるので、か
かる紙基材を使用するときは、必ずしも帯状開封片部1
8にハーフカット19,20を施す必要はない。
【0030】また、前記容器素材11の一側縁には帯状
開封片部18を切り取る際の摘みとして帯状開封片部1
8から延長するタブ21が形成されている。このタブ2
1の大きさは特に限定されるものではなく、開封時に指
で摘める程度の大きさを有していればよい。
【0031】また、タブ21が約3mmを超える長さで
形成された場合は、容器として成形された際に容器から
のタブ21の突出が容器としての外観を損ねることに加
え、内容物の充填ライン上及びケーシングライン上でト
ラブル発生の原因になり得るため、タブ21が容器上に
接着されることが好ましく、この場合、開封時に容器に
接着されているタブ21を摘んで容易に引き起こせるよ
うに、その裏面には抗接着剤を塗布することが好まし
い。しかし、タブ21が約3mm以下の長さで形成され
た場合は、容器からのタブ21の突出が容器としての外
観を損ねる程のものではなく、また内容物の充填ライン
上及びケーシングライン上でトラブル発生の原因になり
得る程のものでないので、タブ21を容器上に接着する
必要はなく、従ってタブ21の裏面に抗接着剤を塗布す
る必要もない。
【0032】本例ではタブ21の裏面に抗接着剤が塗布
されている。また、タブ21の根元部においては、容器
素材11の他側に有するシール部22の幅を越えない範
囲でフルカット23,24されている。
【0033】本発明の紙容器は、一般的にはフレームシ
ーラーにてヒートシールされてカートンブランクスが形
成されるが、上記のように、容器素材11の一側縁にタ
ブ21が形成されていると、フレームシーラー上でフレ
ーム加熱部に入る前のカートンブランクスの整列工程に
おいて、前記突出するタグ21による不揃いが発生し、
一部のカートンブランクスに貼り曲りが生じることにな
るため、これを防止すべく容器素材11の前記タブ21
が形成されている側縁にはタブ21と同じ長さの突片2
5が形成されている。この突片25は1又は2以上形成
されるものであって、その数は特に限定されるものでは
ない。本例では、突片25は前記のタブ21と同様、紙
容器10の組立時には折畳まれて容器素材11の外面に
接着されている。
【0034】上記の実施の形態によれば、紙容器10を
開封する場合、紙容器10の重ね部の外側に突出したタ
ブ21を手で摘んで開封方向に引っ張る。この時、前記
タブ21は折畳まれて容器素材11に接着されている
が、タブ21の裏面に抗接着剤が塗布されていれば簡単
に剥がすことができ、開封のとき指先でタブ21を剥が
して起こすことにより容易に摘むことができる。また、
タブ21がその根元部においてフルカット23,24さ
れているので、タブ21を開封方向に引っ張るとフルカ
ット23,24部が容易に引き上げられ一軸延伸樹脂フ
ィルム16の引き裂きを誘導することになり、帯状開封
片部18の切り取り開始が容易となる。
【0035】上記のようにしてタブ21を開封方向に引
っ張るとフルカット23,24に沿って容器素材11の
内面側に積層されている一軸延伸樹脂フィルム16に引
き裂き力が加わり、この一軸延伸樹脂フィルム16は、
その延伸倍率の大きい方向が帯状開封片部18の開封方
向と一致するように積層されているので、一軸延伸樹脂
フィルム16は軽い力で容易に同方向に引き裂くことが
でき、2本のハーフカット19,20に沿って引き裂い
ている途中で、ハーフカット19,20の末端まで引き
裂かれない内に層間剥離を引き起こしたりして途中で切
れるといった事態は生ぜず、帯状開封片部18は確実に
切り取られ完全な開封を得ることができる。このように
して紙容器10の上部が切り取られ、開口部26が形成
される。
【0036】また、上記実施例によれば、紙基材12の
表面に低密度ポリエチレン13、裏面にアルミ箔又はバ
リアー性フィルム15、一軸延伸樹脂フィルム16、シ
ール用の低密度ポリエチレン17などを積層した後に、
2本のハーフカット19,20により帯状開封片部18
を形成することになるので、紙容器10の製造の作業性
を良くし効率的な製造を可能にすることができる。
【0037】また、前記帯状開封片部18から延長する
タブ21が形成されている容器素材11の側縁にタブ2
1と同じ長さの突片25が形成されているので、容器素
材11から縦シール済みの半製品を製造する工程で、容
器素材11を所定の方向に整列させてシール装置に送り
込む際、このシール装置が、一側縁から延設されたタブ
21を有する側がシールライン上の整列させる側と符合
するような装置であれば、タブ21が形成されている容
器素材11の側縁をタブ21と突片25の2点以上で支
持することにより確実に整列され、これにより容器素材
11に蛇行の発生が防止され、貼り曲りの無い良好な縦
シールを得ることができる。
【0038】更に、前記一軸延伸樹脂フィルム16とし
て安価な高密度ポリエチレンを使用することによりコス
ト上の利点があり、容器素材11の積層時に一般的に使
用される低密度ポリエチレン13、17との接着も十分
あるため、高価な接着剤や接着性樹脂を使用する必要も
なく、加工時のコストを抑えることができる。
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【発明の効果】本発明に係る易開封性紙容器によれば、
内容物に対する保存上の機能を阻害する事なく、且つ開
封の際には、容易に且つ完全に開封することができ、ま
た、所定の容器展開形状に形成された容器素材(ブラン
ク)から縦シール済みの半製品を製造する工程で容器素
材に蛇行の発生を防止できるので、貼り曲りの無い良好
な縦シールを得ることができ、また、紙容器の製造の作
業性が良く、効率的な製造を可能とすることができると
ともに、その製造上の工程数を増やす事なく、同時に現
行の生産設備を何等変更せずとも製造可能とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る易開封性紙容器の一実施例を示す
カートン展開図。
【図2】図1に示す易開封性紙容器を形成する容器素材
の一部拡大断面図。
【図3】易開封性紙容器を形成する容器素材の他例を示
す一部拡大断面図。
【図4】図1に示す易開封性紙容器の帯状開封片部を形
成する容器素材に施されたハーフカット部の一部拡大断
面図。
【図5】頂部を屋根型に折畳んだ本発明に係る易開封性
紙容器をハーフカットに沿って開封している状態を示す
説明図。
【図6】頂部を屋根型に折畳んだ本発明に係る易開封性
紙容器の他例を示す斜視図。
【図7】切妻頂部を平に折畳んだ本発明に係る易開封性
紙容器の斜視図。
【図8】ミシン目を直線上に入れて注出口を形成した従
来の紙容器を示す説明図。
【図9】ミシン目を帯状に入れて注出口を形成した従来
の紙容器を示す説明図。
【符号の説明】
10 紙容器 11 容器素材 12 紙基材 13 低密度ポリエチレン 14 接着剤 15 アルミ箔又はバリアー性フィルム 16 一軸延伸樹脂フィルム 17 低密度ポリエチレン 18 帯状開封片部 19 ハーフカット 20 ハーフカット 21 タブ 22 シール部 23 フルカット 24 フルカット 25 突片 26 開口部
フロントページの続き (72)発明者 大久保 勝行 東京都北区王子5丁目21番2号 日本製 紙株式会社リキッドパッケージングセン ター内 (72)発明者 金井 克之 東京都新宿区市ヶ谷船河原町11番地 十 條セントラル株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−50613(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 3/00 - 3/30 B65D 5/00 - 5/76

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙基材の表裏両面に熱可塑性樹脂層を有
    する容器素材より形成され、胴部を横方向に一周する帯
    状開封片部を有する紙容器であって、容器素材の内面側
    に一方の延伸倍率がそれと直交する延伸倍率より大きい
    特性を有する一軸延伸樹脂フィルムが、その延伸倍率の
    大きい方向が前記帯状開封片部の開封方向と一致するよ
    うに積層され、容器素材の一側縁には帯状開封片部から
    延長するタブが形成され、且つ同側縁にはタブと同じ長
    さの突片が1又は2以上形成されていることを特徴とす
    る易開封性紙容器。
  2. 【請求項2】 前記帯状開封片部は、容器素材の外面側
    に施された外面から紙基材に及ぶ深さの平行な2本のハ
    ーフカットにより形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の易開封性紙容器。
  3. 【請求項3】 帯状開封片部から延長するタブは根元部
    において容器素材の他側に有するシール部の幅を越えな
    い範囲でフルカットされていることを特徴とする請求項
    1記載の易開封性紙容器。
  4. 【請求項4】 タブの裏面には抗接着剤が塗布されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の易開封性紙容器。
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