JP6496161B2 - 紙容器 - Google Patents

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Description

本発明は、充填物を充填後、開口側を接着して密封し、使用時に開封可能な開封手段を備え、開封後にカップとして使用可能な紙容器に関するものである。
この種の容器として、従来、所定線に沿って引き裂かれることにより開封する袋本体と、この所定線を挟んで両側に位置し、この所定線に沿って端縁が延出するように袋本体に密着し、この密着箇所の耐引き裂き強度を増すとともに袋本体を開封したときに、この開口部の剛性を増す貼着片と、袋本体の所定線上に形成した引き裂き開始案内用切目とを備えた袋がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載された袋は、使用時に、袋本体の所定線を挟んで両側に密着している両方の貼着片を切り離す方向に引っ張り、袋本体の所定線を切り裂き切断することにより、所定線に沿って開口される。そして、例えば、袋に充填されている充填物がジュース等の飲料水である場合、開口した袋の開口部を広げてカップ状とし、開口部に口を付けて飲用できるようになっている。
特開昭51−103572号公報
しかしながら、特許文献1に記載された袋は、袋本体の所定線を引き裂き切断することにより開口されるので、開口端部が鋸歯状になることが避けられない。このため、袋に充填されているジュース等の飲料水を飲むために開口部に口を付けたとき、唇が鋸歯状となっている開口端部により不快を感じたり、また、唇を傷つけてしまうおそれが生じた。
本発明の目的は、充填物を充填後、開口側を接着して密封し、使用時に開封可能な開封手段を備え、開封後にカップとして使用可能な紙容器において、不快感なく、唇に傷を付けるおそれのない開口部を形成できる紙容器を提供することにある
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、紙基材の内面に熱可塑性樹脂フィルムをラミネートした矩形の容器素材を、前記熱可塑性樹脂フィルム面を内側にして重ね合わせ、開口側を除く3辺を封止して容器本体を形成し、充填物を充填後、開口側を接着して密封し、使用時に開封手段により開封可能とした紙容器において、前記容器本体の上側接着部の下側に位置して、前記容器本体の一方の側面部における紙基材に、前記上側接着部の下縁に沿って前記容器本体の両側に向かう2本の切断用スリットを設け、前記2本の切断用スリットの間を前記開封手段となる開封用切り取り片とし、前記容器本体の他方の側面部における紙基材に、前記上側接着部の下縁に沿って前記容器本体の両側に向かう2本の切断用スリットの底部側のスリットと同じ位置に折り曲げ用罫線を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の紙容器によれば、前記容器本体の上側接着部の下側に位置して、前記容器本体の一方の側面部における紙基材に、前記上側接着部の下縁に沿って前記容器本体の両側に向かう2本の切断用スリットを設け、前記2本の切断用スリットの間を前記開封手段となる開封用切り取り片としたので、使用時に、前記容器本体の一方の側面部における紙基材に設けられた2本の切断用スリットの間の前記開封用切り取り片を、その端部から引き起こすことにより、前記開封用切り取り片の裏面にある前記熱可塑性樹脂フィルムが前記開封用切り取り片に沿って切断され、前記開封用切り取り片を前記一方の側面部から取り除くことにより、前記開封用切り取り片の裏面にある前記熱可塑性樹脂フィルムも前記開封用切り取り片と一体となって前記一方の側面部から取り除かれ、前記一方の側面部に開口部が形成される。
このようにして開口部を形成した前記容器本体の他方の側面部の上端部を開口部から外側に折り返すことにより、前記他方の側面部の開口部側外面に、前記他方の側面部の裏面側の平面部が露出するので、前記他方の側面部の開口部端面を飲用時の口当て部とすることにより、唇に傷を付けるおそれのない開口部を形成することができる。
請求項に記載の紙容器によれば、請求項1に記載の、前記容器本体の他方の側面部における紙基材に、前記上側接着部の下縁に沿って前記容器本体の両側に向かう2本の切断用スリットの底部側のスリットと同じ位置に折り曲げ用罫線を設けたので、開口部を形成した前記容器本体の他方の側面部の上端部を開口部から外側へ折り返したとき、前記容器本体の他方の側面部の上端部が前記折り曲げ用罫線から折り曲がり、前記容器本体の他方の側面部の上端部を容易に折り返すことができる。
本発明に係る紙容器の実施の形態の一例を示す正面図である。 図1のA−A線拡大端面図である。 図1に示す紙容器の開口部形成過程を示す説明図である。 開口部を形成した紙容器を示す正面図である。 図4の開口部を飲用時の開口部に形成した状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る紙容器の実施の形態の一例を図面により詳細に説明する。
図1乃至図5は本発明に係る紙容器の実施の形態の一例を示し、図1は本例の紙容器を示す正面図、図2は図1のA−A線拡大端面図、図3は図1に示す紙容器の開口部形成過程を示す説明図、図4は開口部を形成した紙容器を示す正面図、図5は図4の開口部を飲用時の開口部に形成した状態を示す説明図である。
本例の紙容器は、紙基材1の内面に熱可塑性樹脂フィルム2をラミネートした矩形の容器素材3を、熱可塑性樹脂フィルム2の面を内側にして重ね合わせ、3辺を封止して容器本体4を形成し、開口側5から容器本体4内に充填物を充填後、開口側5を接着して密封し、使用時に開封手段6により開封可能となっている。
本例では、熱可塑性樹脂フィルム2の面を内側にして二つ折りにして重ね合わせ、二つ折りした容器素材3の両側辺7を接着し、折り返し辺部8を底部9側としている。そして、容器本体4の開口側5を接着した上側接着部10の下側に位置して、容器本体4の一方の側面部11における紙基材1に、上側接着部10の下縁に沿って容器本体4の両側に向かう2本の切断用スリット12a、12bが設けられ、2本の切断用スリット12a、12bの間を開封手段6となる開封用切り取り片13としている。
本例では、切断用スリット12a、12bは一方の側面部11における紙基材1の両側辺7の接着部14に渡って設けられている。開封用切り取り片13の略中央には、開封用切り取り片13を左右に2分するように切り取りの糸口となる糸口用スリット15が設けられており、糸口用スリット15側の端部から開封用切り取り片13を引き起こし、一方の側面部11から開封用切り取り片13を切断し取り除くことができるようになっている。
また、容器本体4の他方の側面部16における紙基材1に、上側接着部10の下縁に沿って容器本体4の両側に向かう2本の切断用スリット12a、12bの底部側の切断用スリット12bと同じ位置に、折り曲げ用罫線17が設けられている。
容器素材3を構成する紙基材1にあっては、坪量が150g〜300g/mが好ましい。坪量が150g/m以下であると保形性が悪くなり、300g/mを超えると開封性に支障を来す。
また、熱可塑性樹脂フィルム2にあっては特に限定されないが、ガスバリヤ性、水蒸気バリヤ性のある樹脂フィルムであることが好ましい。本例では、PE/EVOH/PEの順で積層した樹脂フィルムが使用されている。熱可塑性樹脂フィルム2の厚さにあっては開封用切り取り片13を引き起こしたとき、開封用切り取り片13の裏面にある熱可塑性樹脂フィルム2が開封用切り取り片13に沿って容易に切断できる厚さであればよく、100μ以下が好ましい。
上記のように構成される本例の紙容器の開封にあっては、図3に示すように、容器本体4の一方の側面部11における紙基材1に設けられた2本の切断用スリット12a、12bの間の開封用切り取り片13を、略中央に設けられた糸口用スリット15側の端部から引き起こし、一方の側面部11から開封用切り取り片13を切断し取り除く。このとき、開封用切り取り片13の裏面にある熱可塑性樹脂フィルム2は開封用切り取り片13に沿って切断され、開封用切り取り片13を一方の側面部11から取り除くことにより、開封用切り取り片13の裏面にある熱可塑性樹脂フィルム2も開封用切り取り片13と一体となって一方の側面部11から取り除かれ、開封用切り取り片13が取り除かれた部分に開口部18が形成される(図4参照。)。
このようにして開口部18を形成した容器本体4をカップとして使用するに際しては、容器本体4の他方の側面部16の上端部、即ち、上側接着部10を開口部18から外側に折り返す(図5参照)。
このとき、他方の側面部16における紙基材1には、上側接着部10の下縁に沿って容器本体4の両側に向かう2本の切断用スリット12a、12bの底部側の切断用スリット12bと同じ位置に、折り曲げ用罫線17が設けられているので、他方の側面部16の上端部を開口部18から外側へ折り返したとき、他方の側面部16の上端部が折り曲げ用罫線17から折り曲がり、他方の側面部16の上端部を容易に折り返すことができる。
このようにすることにより、他方の側面部16の開口部18側の外面には、他方の側面部16の裏面側の熱可塑性樹脂フィルム2がラミネートされている平面部が露出することになり、他方の側面部16の開口部18となる端面を飲用時の口当て部19とすることにより、唇に傷を付けるおそれのない開口部18が形成される。
1 紙基材
2 熱可塑性樹脂フィルム
3 容器素材
4 容器本体
5 開口側
6 開封手段
7 側辺
8 折り返し辺部
9 底部
10 上側接着部
11 一方の側面部
12a、12b 切断用スリット
13 開封用切り取り片
14 接着部
15 糸口用スリット
16 他方の側面部
17 折り曲げ用罫線
18 開口部
19 口当て部

Claims (1)

  1. 紙基材の内面に熱可塑性樹脂フィルムをラミネートした矩形の容器素材を、前記熱可塑性樹脂フィルム面を内側にして重ね合わせ、開口側を除く3辺を封止して容器本体を形成し、充填物を充填後、開口側を接着して密封し、使用時に開封手段により開封可能とした紙容器において、
    前記容器本体の上側接着部の下側に位置して、前記容器本体の一方の側面部における紙基材に、前記上側接着部の下縁に沿って前記容器本体の両側に向かう2本の切断用スリットを設け、前記2本の切断用スリットの間を前記開封手段となる開封用切り取り片とし 前記容器本体の他方の側面部における紙基材に、前記上側接着部の下縁に沿って前記容器本体の両側に向かう2本の切断用スリットの底部側のスリットと同じ位置に折り曲げ用罫線を設けたことを特徴とする紙容器。
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