JP4068943B2 - 蓋付紙容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙製の容器の開口部周縁に形成されたフランジ部に紙製の蓋材の周縁部をヒートシールして密封した蓋付紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蓋付紙容器としては、四隅に折り畳み部を有する角形紙製の容器の開口部周縁に形成されたフランジ部に、開封用舌片を有し、フランジ部とほぼ同じ大きさの紙製の蓋材の周縁部がヒートシールされており、しかもこの蓋材が、ヒートシール領域に沿って蓋材外面に形成された外面半切り線と、該外面半切り線およびヒートシール領域より内側の蓋材内面に形成された内面半切り線とを有し、前記開封用舌片を引き上げることで、蓋材を構成する紙を前記外面半切り線と内面半切り線間で層剥離させて蓋材を引き剥がし可能に構成したものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭56−161936号公報
【特許文献2】
特開2000−309375公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の蓋付紙容器には、次のような問題がある。
【0005】
(1)蓋材の内面半切り線がヒートシール領域より内側にあり、内容物が触れやすいことから、例えば液状の内容物としたときに、内容物が内面半切り線から蓋材内に染み込み、外面半切り線から滲み出てしまい、商品価値が損なわれやすい。
【0006】
(2)蓋材が、容器のフランジ部とほぼ同じ大きさであるので、蓋材の位置が少しでもずれると、蓋材の周縁からフランジ部が露出して体裁が悪くなりやすい。
【0007】
(3)特に、四隅に折り畳み部を有する角形紙製の容器の場合、フランジ部に段差を有することから、この段差部分で蓋材とフランジ部のヒートシール不良による漏れを生じやすい。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、蓋材を引き剥がしやすくするために設けられている内面半切り線から外面半切り線への液状内容物の滲み出しを防止できるようにすることを第1の目的とする。また、本発明は、蓋材の位置ずれによる外観の低下を防止しやすくすることを第2の目的とし、さらに四隅に折り畳み部を有する角形紙製の容器とした場合のフランジ部の段差に起因するヒートシール不良を防止できるようにすることを第3の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は、上記第1の目的を達成するために、紙製の容器の開口部周縁に形成されたフランジ部に、開封用舌片を有する紙製の蓋材の周縁部がヒートシールされており、しかもこの蓋材が、ヒートシール領域に沿って蓋材外面に形成された外面半切り線と、該外面半切り線より内側の蓋材内面に形成された内面半切り線とを有し、前記開封用舌片を引き上げることで、前記外面半切り線と内面半切り線間で蓋材を引き剥がし可能な蓋付紙容器において、前記蓋材の内面にイージーピールフィルムが積層されていると共に、前記内面半切り線が、前記容器のフランジ部と蓋材の周縁部との間のヒートシール領域内に位置していることを特徴とする蓋付紙容器を提供するものである。
【0010】
上記本発明の第1は、前記第2の目的をも同時に達成するために、前記蓋材の周縁が、前記容器のフランジ部の周縁より外方に突出していることをその好ましい態様として含むものである。
【0011】
また、本発明の第2は、前記第1の目的と第3の目的を同時に達成するために、四隅に折り畳み部を有する角形紙製の容器の開口部周縁に形成されたフランジ部に、開封用舌片を有する紙製の蓋材の周縁部がヒートシールされており、しかもこの蓋材が、ヒートシール領域に沿って蓋材外面に形成された外面半切り線と、該外面半切り線より内側の蓋材内面に形成された内面半切り線とを有し、前記開封用舌片を引き上げることで、前記外面半切り線と内面半切り線間で蓋材を引き剥がし可能な蓋付紙容器において、前記容器内およびフランジ部を覆ってヒートシール性の内容器が一体に接合されており、前記蓋材の周縁部が、前記容器のフランジ部を覆う、前記内容器のフランジ対応部を介して前記容器のフランジ部にヒートシールされており、しかも前記蓋材の内面にイージーピールフィルムが積層されていると共に、前記内面半切り線が、前記フランジ対応部が介在した、前記容器のフランジ部と蓋材の周縁部との間のヒートシール領域内に位置していることを特徴とする蓋付紙容器を提供するものである。
【0012】
上記本発明の第2は、内容器でフランジ部を確実に覆えるようにすると共に、この内容器を設けたことによる外観低下を防止できるようにする上で、前記内容器のフランジ対応部の周縁が前記フランジ部の周縁より外方に突出しており、しかも前記蓋材の周縁が前記フランジ部対応部の周縁より外方に突出していることをその好ましい態様として含むものである。
【0013】
更に上記本発明の第1と第2は、開封用舌片の基部の左右が蓋材を貫通する切り込み線で形成されており、この左右の切り込み線の末端に、内面半切り線と外面半切り線の端部がそれぞれ連なっていることをその好ましい態様として含むものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1〜図6に基づいて本発明の第1の例を説明する。
【0015】
図1および図2に示されるように、本例の蓋付紙容器は、開口部周縁にフランジ部1が形成された紙製の容器2と、開封用舌片3を有する紙製の蓋材4とから構成されている。
【0016】
ここで、本明細書において紙製とは、紙のみで構成されている場合だけでなく、基材としての紙と他の材料との複合材料で構成されている場合、例えば紙を基材としてその表裏面の一方または両方に合成樹脂を積層した複合材料や基材としての紙に合成樹脂を含浸させた複合材料で構成されている場合などをも含むものである。
【0017】
容器2は、図3に示される形状のブランクから組み立てられたもので、四方の側壁部5を底部6から折り立てると共に、四隅に位置する折り畳み部7を外側に逆三角形状に折り畳んで側壁部5の外面に接着し、各側壁部5上端のフランジ部1を外側略水平に折り倒すことで形成されたもので、角形をなすものとなっている。なお、図3における破線は、折り曲げ線を示すものである。
【0018】
図3に示されるブランクは、図2に示されるヒートシール層8が積層された材料を打ち抜いたもので、このブランクから組み立てられた容器2の内面およびフランジ部1の上面は、ヒートシール層8で覆われている。ヒートシール層8は、容器2への耐水性の付与とヒートシール性の付与とを兼ねたもので、蓋材4の周縁部は、ヒートシール層8を用いて、容器2のフランジ部1の全面に対してヒートシールされている。
【0019】
蓋材3は、図1および図2に示されるように、外面に形成された外面半切り線9と、内面に形成された内面半切り線10を有している。外面半切り線9は、蓋材4の外面から蓋材4を貫通しない深さで切り込まれた切り込み線で、内面半切り線10は、蓋材4の内面から蓋材4を貫通しない深さで切り込まれた切り込み線である。
【0020】
上記外面半切り線9は、開封用舌片3の一側から他側まで、蓋材4の外縁部と容器2のフランジ部1との間のヒートシール領域に沿って蓋材4の外縁部を巡っている。また、上記内面半切り線10も、開封用舌片3の一側から他側まで、蓋材4の外縁部と容器2のフランジ部1との間のヒートシール領域に沿って蓋材4の外縁部を巡っているが、この内面半切り線10は、上記外面半切り線9より内側で、しかも蓋材4の外縁部と容器2のフランジ部1との間のヒートシール領域内に位置している。すなわち、内面半切り線10は、外面半切り線9より容器2の中心側に位置しているが、容器2の開口縁11よりは外側に位置しており、内面半切り線10と容器2の開口縁11との間にヒートシール領域が介在している。このため、本発明の蓋付紙製容器においては、内面半切り線10がヒートシール領域によって守られ、内容物に直接触れることがなく、内容物が液状であっても、これが内面半切り線10から染み込んで、蓋材4を構成する紙を介して外面半切り線9から滲み出ることがない。
【0021】
図2に示されるように、蓋材4は、内面にイージーピールフィルム12が積層されたものとなっている。このイージーピールフィルム12は、蓋材4の周縁部と容器2のフランジ部1との間のヒートシール力を調整するための合成樹脂フィルムである。具体的には、ヒートシール層8を構成する合成樹脂との相溶性の悪い合成樹脂フィルムで、ヒートシール層8によるヒートシール力を、引き剥がしやすい範囲で、しかも外面半切り線9と内面半切り線10間の蓋材4の層間剥離力よりも強い密着力となるように調整しているものである。
【0022】
次に、上記蓋付紙容器の開封方法について説明する。
【0023】
開封は、図4に示されるように、開封用舌片3を摘んで上方に引き上げることで行われる。開封用舌片3を引き上げると、図2に破線で示すように、蓋材4を構成する紙を外面半切り線9と内面半切り線10間で層間剥離させることができ、さらに内面半切り線10より内側のヒートシール領域を引き剥がすことで、蓋材4を、周縁部を残して中央部分を容器2から引き剥がして取り去り、図5の状態とすることができる。開封後に容器2に残される蓋材4の周縁部は、図6に示す断面形状のもので、Aが層間剥離領域、Bが引き剥がされたヒートシール領域である。前記のように、ヒートシール層8によるヒートシール力が、イージーピールフィルム12により、引き剥がしやすい範囲で、しかも外面半切り線9と内面半切り線10間の蓋材4の層間剥離力よりも強い密着力に調整されていることから、上記層間剥離と、内面半切り線10より内側のヒートシール領域の引き剥がしをスムーズに行うことができる。
【0024】
蓋材4は、容器2のフランジ部1よりも大きいものとし、蓋材4の周縁をフランジ部1の周縁よりも外方に突出させておくことが好ましい。具体的には、容器2に正確に蓋材4を取り付けたときに、フランジ部1の周縁から蓋材2の周縁が2〜5mm程度突出するようにすることが好ましい。このようにすると、蓋材4の位置が多少ずれてもフランジ部1が露出することがなく、外観の低下を防止しやすくなる。
【0025】
外面半切り線9と内面半切り線10の切り込み深さは、不用意な開封防止と、両者間の層間剥離性付与の観点から、それぞれ蓋体4の全体厚みの1/4〜3/4の範囲で、両者の切り込み深さの合計が蓋体4の全体厚みより大きいことが好ましい。また、外面半切り線9と内面半切り線10間の間隔は、同様の観点から、2〜7mm程度であることが好ましい。
【0026】
外面半切り線9の位置は、蓋材4の外縁をフランジ1の外縁より外方に突出させた場合、内面半切り線10との間で安定して層間剥離させやすくする上で、フランジ部1の外縁上もしくはそれより内側とすることが好ましい。また、内面半切り線10と容器2の開口縁11間の間隔は、2〜7mm程度であることが好ましい。狭すぎると蓋材4の位置ずれによって容器2内に内面半切り線10が露出しやすくなり、広すぎると内面半切り線10より内側のヒートシール領域が広くなって開封作業が行いにくくなりやすい。
【0027】
次に、図3および図7〜図9に基づいて本発明の第2の例を説明する。なお、図7〜図9において、図1〜図6と同じ符号は同じ部材もしくは部位を示すものである。
【0028】
本例における容器2は、前述した図3に示されるようなブランクから形成された紙製角形をなすもので、この容器2の内面およびフランジ部1上を覆って、図8に示されるシーラント層13を介して内容器14が一体に接合されている。
【0029】
内容器14は、容器2への耐水性の付与とヒートシール性の付与とを兼ねたものである点は図1〜図6で説明した第1の例におけるヒートシール層8と同様であるが、容器2とは別に成形され、容器2に後から接合されたものとなっている。
【0030】
ところで、図3に示されるようなブランクから形成される、四隅に折り畳み部7を有する角形紙製の容器2は、直交するフランジ部1の端部が上下に重ねられるため、図7に示されるように、直交するフランジ部1間にフランジ部1の厚み分の段差を生じる。本例のように、容器2とは別に成形された内容器14を容器2に後から接合すると、特に容器2のフランジ部1上に被さる内容器14のフランジ対応部15の厚みによってこの段差を緩和することができ、蓋材4の周縁部を容器2のフランジ部2にヒートシールする際に、この段差によるヒートシール不良を防止しやすくなる。
【0031】
内容器14のフランジ対応部15は、容器2のフランジ部1全面を確実に覆うことができるよう、フランジ部1より大きくし、フランジ対応部15の外縁をフランジ部1の外縁より外方に突出させておくことが好ましい。加えて、このフランジ部1の外縁より外方に突出したフランジ対応部15の外縁を覆い隠して外観の低下を防止することができるよう、蓋材4をフランジ対応部15より大きいものとし、蓋材4の周縁をフランジ対応部15の周縁より外方に突出させておくことが好ましい。
【0032】
ところで、容器2と内容器14を一体化した後、フランジ部1とフランジ対応部15を同じ位置で切り揃えて体裁を整えることもできる。しかし、容器2と内容器14の積層体を切断するする場合に比して、内容器14単品の切断の方がはるかに容易で設備的にも簡便に済むことから、上記のように蓋材4で覆い隠して体裁を整えることが好ましい。
【0033】
本例における蓋材4は、第1の例と同様の外面半切り線9、内面半切り線10およびイージーピールフィルム12を有するもので、その周縁部が容器2のフランジ部1全面に対してヒートシールされている点も第1の例と同様である。また、本例の蓋付紙容器の開封は、第1の例と同様にして行われるもので、図8に破線で示すように、蓋材4を構成する紙を外面半切り線9と内面半切り線10間で層間剥離させ、さらに内面半切り線10より内側のヒートシール領域を引き剥がすことで、蓋材4を、周縁部を残して中央部分を容器2から引き剥がして取り去ることで行われるものである。開封後に容器2に残される蓋材4の周縁部は、図9に示す断面形状のもので、Aが層間剥離領域、Bが引き剥がされたヒートシール領域である。
【0034】
図10は、本発明に係る蓋付容器における開封用舌片周りの他の例を示す部分斜視図で、図示されるように、開封用舌片3の基部の左右が蓋材4を貫通する切り込み線16で形成されている。この左右の切り込み線16の末端は、それぞれ外面切り込み線9の端部方向に屈曲しており、左右の切り込み線16の末端にそれぞれ外面半切り線9の端部が連なっておる。また、内面半切り線10の端部は、それぞれ上記左右の切り込み線16の末端方向に屈曲しており、それぞれ上記左右の切り込み線16の末端に連なっている。
【0035】
このようにすると、開封用舌片3を引っ張って開封する時に、開封用舌片3の基部から開始される引き裂きを、大きな力を加えることなく確実に外面切り込み線9と内面半切り線10へと案内することができ、開封が容易となる共に、引き裂き方向のずれによる開封不良を防止しやすくなる。上記構成は、前述の本発明の第1の例にも第2の例にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したとおりのものであり、次の効果を奏するものである。
【0037】
(1)の内面半切り線10が蓋材4の外縁部と容器2のフランジ部1との間のヒートシール領域内に位置しており、内面半切り線10と容器2の開口縁11との間にヒートシール領域が介在しているため、内面半切り線10がヒートシール領域によって守られ、内容物に直接触れることがなく、内容物が液状であっても、これが内面半切り線10から染み込んで、蓋材4を構成する紙を介して外面半切り線9から滲み出ることがない。
【0038】
(2)蓋材4を容器2のフランジ部1よりも大きいものとし、蓋材4の周縁をフランジ部1の周縁よりも外方に突出させておくと、蓋材4の位置が多少ずれてもフランジ部1が露出することがなく、外観の低下を防止しやすくなる。
【0039】
(3)四隅に折り畳み部7を有する角形紙製の容器2であっても、容器2とは別に成形された内容器14を容器2に後から接合すると、容器2のフランジ部1上に被さる内容器14のフランジ対応部15の厚みによってこの段差を緩和することができ、蓋材4の周縁部を容器2のフランジ部2にヒートシールする際に、この段差によるヒートシール不良を防止しやすくなる。
【0040】
(4)内容器14のフランジ対応部15を容器2のフランジ部1より大きくし、フランジ対応部15の外縁をフランジ部1の外縁より外方に突出させておくと、容器2のフランジ部1全面をフランジ対応部15で確実に覆うことができ、ヒートシールの確実性を一層高めることができると共に、蓋材4をフランジ対応部15より大きいものとし、蓋材4の周縁をフランジ対応部15の周縁より外方に突出させておくと、フランジ部1の外縁より外方に突出したフランジ対応部15の外縁を覆い隠して外観の低下を防止することができる。
【0041】
(5)開封用舌片3の基部の左右を蓋材4を貫通する切り込み線16で形成し、この左右の切り込み線16の末端に、外面半切り線9内面半切り線10の端部をそれぞれ連ねておくと、開封用舌片3を引っ張って開封する時に、開封用舌片3の基部から開始される引き裂きを、大きな力を加えることなく確実に外面半切り線9と内面半切り線10へと案内することができ、開封が容易となる共に、引き裂き方向のずれによる開封不良を防止しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋付紙容器の第1の例を示す斜視図である。
【図2】図1に示される蓋付紙容器のフランジ部付近の縦断面図である。
【図3】図1に示される蓋付紙容器における容器のブランク形状を示す平面図である。
【図4】図1に示される蓋付紙容器の開封途中の状態を示す斜視図である。
【図5】図1に示される蓋付紙容器の開封完了後の状態を示す斜視図である。
【図6】図1に示される蓋付紙容器の開封完了後のフランジ部付近の縦断面図である。
【図7】本発明に係る蓋付紙容器の第2の例に用いる容器と内容器を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る蓋付紙容器の第2の例におけるフランジ部付近の縦断面図である。
【図9】本発明に係る蓋付紙容器の第2の例における開封完了後のフランジ部付近の縦断面図である。
【図10】本発明に係る蓋付容器における開封用舌片周りの他の例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 フランジ部
2 容器
3 開封用舌片
4 蓋材
5 側壁部
6 底部
7 折り畳み部
8 ヒートシール層
9 外面半切り線
10 内面半切り線
11 開口縁
12 イージーピールフィルム
13 シーラント層
14 内容器
15 フランジ対応部
16 切り込み線
A 層間剥離領域
B 引き剥がされたヒートシール領域

Claims (5)

  1. 紙製の容器の開口部周縁に形成されたフランジ部に、開封用舌片を有する紙製の蓋材の周縁部がヒートシールされており、しかもこの蓋材が、ヒートシール領域に沿って蓋材外面に形成された外面半切り線と、該外面半切り線より内側の蓋材内面に形成された内面半切り線とを有し、前記開封用舌片を引き上げることで、前記外面半切り線と内面半切り線間で蓋材を引き剥がし可能な蓋付紙容器において、
    前記蓋材の内面にイージーピールフィルムが積層されていると共に、前記内面半切り線が、前記容器のフランジ部と蓋材の周縁部との間のヒートシール領域内に位置していることを特徴とする蓋付紙容器。
  2. 前記蓋材の周縁が、前記容器のフランジ部の周縁より外方に突出していることを特徴とする請求項1に記載の蓋付紙容器。
  3. 四隅に折り畳み部を有する角形紙製の容器の開口部周縁に形成されたフランジ部に、開封用舌片を有する紙製の蓋材の周縁部がヒートシールされており、しかもこの蓋材が、ヒートシール領域に沿って蓋材外面に形成された外面半切り線と、該外面半切り線より内側の蓋材内面に形成された内面半切り線とを有し、前記開封用舌片を引き上げることで、前記外面半切り線と内面半切り線間で蓋材を引き剥がし可能な蓋付紙容器において、
    前記容器内およびフランジ部を覆ってヒートシール性の内容器が一体に接合されており、前記蓋材の周縁部が、前記容器のフランジ部を覆う、前記内容器のフランジ対応部を介して前記容器のフランジ部にヒートシールされており、しかも前記蓋材の内面にイージーピールフィルムが積層されていると共に、前記内面半切り線が、前記フランジ対応部が介在した、前記容器のフランジ部と蓋材の周縁部との間のヒートシール領域内に位置していることを特徴とする蓋付紙容器。
  4. 前記内容器のフランジ対応部の周縁が前記フランジ部の周縁より外方に突出しており、しかも前記蓋材の周縁が前記フランジ部対応部の周縁より外方に突出していることを特徴とする請求項3に記載の蓋付紙容器。
  5. 開封用舌片の基部の左右が蓋材を貫通する切り込み線で形成されており、この左右の切り込み線の末端に、内面半切り線と外面半切り線の端部がそれぞれ連なっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓋付紙容器。
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