JP2019164274A - 熱収縮性筒状ラベル及び筒状ラベル付き容器 - Google Patents

熱収縮性筒状ラベル及び筒状ラベル付き容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 横ミシン目線に沿って破断して上方領域を容易に除去でき、上方領域を除去した後に下方領域の上端部に摘み部を生じさせることができる熱収縮性筒状ラベルを提供する。【解決手段】 本発明の熱収縮性筒状ラベル11は、周方向に熱収縮可能な筒状フィルム2と、前記筒状フィルム2の面内に設けられ、且つ周方向に断続的に形成された複数の貫通孔からなる横ミシン目線3と、前記筒状フィルム2の面内に設けられ且つ縦方向に延びる縦長貫通孔4と、を有し、前記縦長貫通孔4が、前記横ミシン目線3に交差するように配置されており、前記縦長貫通孔4を囲むフィルム縁部が、前記横ミシン目線3の貫通孔を囲むフィルム縁部に比して厚肉状に形成されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、容器の蓋部及び胴部を含んで装着される熱収縮性筒状ラベルなどに関する。
飲料、ヨーグルトなどの乳製品、調味料などの食品、医薬品、化粧品などが充填される容器に熱収縮性筒状ラベルを装着することが広く行われている。熱収縮性筒状ラベルは、蓋部の保護、悪戯開封防止目的、容器の装飾などで、容器に装着されている。
熱収縮性筒状ラベルは、容器の蓋部を含む容器本体に外嵌し、加熱により熱収縮させることによって、蓋部から胴部にかけて装着される。
熱収縮性筒状ラベルは、例えば、蓋部から胴部までを全体的に装着する形態(フルシュリンクタイプとも呼ばれる)、或いは、蓋部から胴部の上方部までに装着する形態(ハーフシュリンクタイプとも呼ばれる)などが知られている。
このような胴部及び蓋部にかけて装着される熱収縮性筒状ラベルには、蓋部を開封するべく、ラベルの上方領域を容易に除去するため、周方向に延びる横ミシン目線が設けられている。
例えば、特許文献1には、容器の蓋部の下端に対応する位置に、周方向に延びる横ミシン目線(開封用横補助線)が形成され、横ミシン目線の上方領域に、縦方向に対して傾斜して延びる第1乃至第3切取用補助線が形成されている熱収縮性筒状ラベル(キャップシール)が開示されている。
特許文献1の熱収縮性筒状ラベルが装着された容器は、第1乃至第3切取用補助線を利用して、筒状フィルムの上方領域を縦方向に分断した後、横ミシン目線に沿って周方向に破断することにより、上方領域を容易に除去して蓋部を開放できる。
上方領域を除去した後の容器は、熱収縮性筒状ラベルの下方領域が胴部に装着された状態で使用され、最終的に内容物が無くなった後に廃棄される。
特開2008−296994号公報
前記容器を廃棄する際には、ラベルと容器の分別回収のため、容器に残存している熱収縮性筒状ラベルの下方領域を除去することが望ましい。
しかしながら、下方領域は、容器の外面に密着しているので、下方領域の端部を指で摘んで下方領域を除去することは困難である。このため、通常、ハサミやカッターなどの切断具を用いて下方領域を分断し除去している。
この点、熱収縮性筒状ラベルの下方領域に、前記横ミシン目線に交差し且つ縦方向に延びるミシン目線を形成しておくことも考えられる。
しかしながら、横ミシン目線に交差するように縦ミシン目線を形成しておくと、横ミシン目線に沿って破断する際にその破断が縦ミシン目線の方へ逸れ、下方領域が分断されるおそれがある。
本発明の目的は、横ミシン目線に沿って破断して上方領域を容易に除去でき、上方領域を除去した後に下方領域の上端部に摘み部を生じさせることができる熱収縮性筒状ラベル及び筒状ラベル付き容器を提供することである。
本発明の熱収縮性筒状ラベルは、周方向に熱収縮可能な筒状フィルムと、前記筒状フィルムの面内に設けられ、且つ周方向に断続的に形成された複数の貫通孔からなる横ミシン目線と、前記筒状フィルムの面内に設けられ且つ縦方向に延びる縦長貫通孔と、を有し、前記縦長貫通孔が、前記横ミシン目線に交差するように配置されており、前記縦長貫通孔を囲むフィルム縁部が、前記横ミシン目線の貫通孔を囲むフィルム縁部に比して厚肉状に形成されている。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、前記縦長貫通孔が、周方向に間隔を開けて一対設けられている。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、前記縦長貫通孔の下方延長線上に、縦方向に断続的に形成された複数の貫通孔からなる縦ミシン目線が形成されている。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、前記縦長貫通孔が、前記横ミシン目線の貫通孔を縦断している。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、前記縦長貫通孔の縦長が、前記縦ミシン目線の貫通孔の縦長よりも大きい。
本発明の別の局面によれば、筒状ラベル付き容器を提供する。
本発明の筒状ラベル付き容器は、上記いずれかの熱収縮性筒状ラベルと、胴部及び前記胴部の上方に設けられた蓋部を有する容器と、を有し、前記熱収縮性筒状ラベルが、前記横ミシン目線を前記容器の蓋部の下端又は下端の近傍に対応させて、前記蓋部及び胴部を含んで容器に熱収縮装着されている。
本発明の熱収縮性筒状ラベル及び筒状ラベル付き容器は、横ミシン目線に沿って破断して上方領域を容易に除去でき、上方領域を除去した後に下方領域の上端部に摘み部を生じさせることができる。この摘み部を利用して熱収縮性筒状ラベルの下方領域を分断し、容器から容易に除去できる。
第1実施形態に係る熱収縮性筒状ラベルを筒状に開き、それを正面上側から見た斜視図。 同熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の左側面図。 同右側面図。 図2のA−B部分拡大図。A−B部分拡大図とは、図2のAA’及びBB’で区切られた部分の拡大図である(以下、他の部分拡大図も同義)。 図4のV−V線で切断した断面図。 図4のVI−VI線で切断した断面図。 図4のVII−VII線で切断した断面図。 容器の正面図。 第1実施形態に係る筒状ラベル付き容器の正面図。 同筒状ラベル付き容器の上面図。 図9のC−D部分拡大図。 筒状ラベル付き容器の横ミシン目線に沿って熱収縮性筒状ラベルを破断させる際の拡大図。 上方領域を除去した後の筒状ラベル付き容器の正面図。 図13のE−F部分拡大図。 第2実施形態に係る熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の左側面図。 図15のG−H部分拡大図。 図16のXVII−XVII線で切断した断面図。 第2実施形態に係る筒状ラベル付き容器の正面図。 図18のI−J部分拡大図。 他の実施形態に係る熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の左側面図。 更なる他の実施形態に係る熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の左側面図。 更なる他の実施形態に係る熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の左側面図。 更なる他の実施形態に係る熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の左側面図。 更なる他の実施形態に係る熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の左側面図。 更なる他の実施形態に係る熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の左側面図。 更なる他の実施形態に係る熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の左側面図。
以下、本発明について、図面を参照しつつ説明する。
本明細書において、熱収縮性筒状ラベルの縦方向は、それを円筒状に開いた状態で、その円筒の全ての中心を通る線方向を意味し、熱収縮性筒状ラベルの周方向は、その円筒の周方向である。前記周方向は、熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだときには二次元の方向になり、前記縦方向と直交する方向(横方向)となる。また、縦長は、縦方向における長さを指し、横長は、周方向(横方向)における長さを指す。
上方領域は、筒状フィルムのうち横ミシン目線よりも上側の部分を意味し、下方領域は、筒状フィルムのうち横ミシン目線よりも下側の部分を意味する。
本明細書において、「下限値W〜上限値Z」で表される数値範囲は、下限値W以上上限値Z以下を意味する。前記数値範囲が別個に複数記載されている場合、任意の下限値と任意の上限値を選択し、「任意の下限値〜任意の上限値」を設定できるものとする。
各図に示される構造部の厚み及び形状は、実際のものとは異なっている場合があることに留意されたい。
[第1実施形態]
<熱収縮性筒状ラベル>
図1乃至図3において、本発明の熱収縮性筒状ラベル11は、熱収縮可能なフィルムを筒状に形成した筒状フィルム2を有する。
熱収縮性筒状ラベル11は、それ自身を熱収縮させることによって容器に装着される。
容器に熱収縮装着される前の熱収縮性筒状ラベル11は、図1に示すように、円筒状に開くことができる。なお、<熱収縮性筒状ラベル>の欄では、熱収縮性筒状ラベルは、熱収縮させる前の状態(容器に装着する前の状態)を指し、<筒状ラベル付き容器>の欄では、熱収縮性筒状ラベルは、熱収縮前であることを意図する場合を除いて、熱収縮させた後の状態を意味することに留意されたい。
熱収縮性筒状ラベル11は、容器に装着する際には筒状に開かれるが、運搬及び保管時には、図2及び図3に示すように、扁平状に折り畳まれている。
なお、現実的な製造工程では、熱収縮性筒状ラベルは、その複数が連続的に繋がった連続体であって扁平状に折り畳まれた連続体の形態で提供される。この連続体を適宜切断することにより、図2及び図3に示すような扁平状の熱収縮性筒状ラベル11が得られる。
熱収縮性筒状ラベル11を構成する筒状フィルム2は、熱収縮性フィルムが筒状に形成されたものである。
前記熱収縮性フィルムは、熱収縮温度に加熱されると、熱収縮方向に収縮するフィルムである。前記熱収縮温度は、例えば、60℃〜120℃が例示され、好ましくは80℃〜110℃である。
前記熱収縮性フィルムとしては、熱収縮性を有する合成樹脂フィルム、不織布、発泡樹脂フィルム、これらの積層フィルムなどが挙げられる。なお、前記積層フィルムは、その積層物全体として熱収縮性を有することを条件として、熱収縮性を有さない層と熱収縮性を有する層の積層物であってもよい。好ましくは、熱収縮性フィルムとして、合成樹脂フィルム又は合成樹脂積層フィルムが用いられ、より好ましくは、合成樹脂フィルム、又は、不織布などの繊維含有シートを含まない合成樹脂積層フィルム(この積層フィルムには金属蒸着合成樹脂を有するフィルムも含まれる)が用いられる。
前記合成樹脂フィルム又は合成樹脂積層フィルムの材質は、特に限定されず、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのポリエステル系樹脂;ポリプロピレン、環状オレフィンなどのオレフィン系樹脂;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体などのポリスチレン系樹脂;ポリアミド系樹脂;塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂から選ばれる1種、又は2種以上の混合物などが挙げられる。前記熱収縮性を有する合成樹脂フィルムは、1つの樹脂層で構成されていてもよく、又、異種若しくは同種の異なる複数の樹脂層から構成されていてもよい。比較的軟らかく且つ周方向に裂けやすいことから、ポリスチレン系樹脂層を含むフィルムを用いることが好ましく、さらに、ポリスチレン系樹脂フィルム、或いは、ポリスチレン系樹脂層とポリエステル系樹脂層が積層された積層フィルムを用いることがより好ましい。
熱収縮性フィルムは、透明又は非透明の何れでもよいが、好ましくは、透明な熱収縮性フィルムが用いられる。
前記熱収縮性フィルムの厚みは、特に限定されないが、例えば8μm〜100μm、更に、20μm〜80μm程度のものを用いることができる。
前記熱収縮性フィルムとしては、少なくとも第1方向に主として熱収縮するフィルムが用いられ、第2方向に若干熱収縮又は熱伸長するフィルムを用いてもよい。前記第1方向は、フィルムの面内における1つの方向を意味し、第2方向は、前記面内において前記第1方向と直交する方向である。かかる熱収縮性フィルムとしては、第1方向に主として延伸された1軸延伸又は2軸延伸フィルムを用いることができる。かかる延伸フィルムは、少なくとも第1方向に配向されており、第1方向に裂け易い性質(引裂き性)を有する。
前記熱収縮性フィルムの第1方向(熱収縮方向)における熱収縮率は、特に限定されないが、好ましくは20%以上であり、より好ましくは、30%以上であり、さらに好ましくは40%以上である。なお、前記第1方向における熱収縮率は、大きいほど好ましいが、それにも自ずと限界があるため、前記第1方向における熱収縮率は、理論上、100%未満である。前記熱収縮性フィルムが第2方向に熱変化するフィルムである場合、その第2方向における熱収縮率は、例えば、−3〜15%であり、好ましくは0〜10%である。前記熱収縮率のマイナスは、熱伸長を意味する。
ただし、前記熱収縮率は、加熱前(23℃標準気圧に24時間保管)のフィルムの長さ(元の長さ)と、85℃の温水中に10秒間浸漬した後のフィルムの長さ(浸漬後の長さ)と、の割合であり、下記式から求められる。
前記熱収縮率(%)=[{(第1方向(又は第2方向)の元の長さ)−(第1方向(又は第2方向)の浸漬後の長さ)}/(第1方向(又は第2方向)の元の長さ)]×100。
前記熱収縮性フィルムの第1方向(熱収縮方向)が周方向となるように、そのフィルムを筒状に丸め、第1側端部を第2側端部に重ね合わせて接着してシール部29を形成することにより、熱収縮性筒状ラベル11が構成されている。前記重ね合わせた部分は、全体的に接着されていてもよく、重ね合わせ部分のうち周方向の少しの部分が非接着とされ且つ残る大部分が接着されていてもよい。この第1側端部と第2側端部の重ね合わせ幅(シール部29の横長)は、例えば、2mm〜15mmであり、好ましくは、3mm〜10mmである。シール部29は、熱収縮性筒状ラベル11の縦方向に帯状に延びている。
前記第1側端部と第2側端部の接着方法は、特に限定されず、溶剤を用いた溶着、接着剤を用いた接着などが挙げられる。
熱収縮性筒状ラベル11の周長は、例えば、容器の被装着部位の最大周長×1倍を超え同×1.5倍以下であり、好ましくは同×1.01倍〜同×1.3倍であり、より好ましくは同×1.02倍〜同×1.15倍である。
熱収縮性フィルムには、必要に応じて、所望の文字や絵柄などを表したデザイン印刷層が設けられていてもよい(デザイン印刷層は不図示)。デザイン印刷層を熱収縮性フィルムの裏面側(熱収縮性フィルムの裏面は、それが熱収縮性筒状ラベル11とされた際に内面となる)に設ける場合には、透明な熱収縮性フィルムが用いられる。本明細書において、透明(無色透明又は有色透明)は、全光線透過率が70%以上であり、好ましくは80%以上であり、より好ましくは90%以上である場合をいう。ただし、全光線透過率は、JIS K 7361(プラスチック−透明材料の全光線透過率の試験方法)に準拠した測定法によって測定される値をいう。
さらに、熱収縮性フィルムには、必要に応じて、任意の機能層が設けられていてもよい。前記機能層としては、表面保護層、滑り層などが挙げられる。
前記デザイン印刷層及び機能層などは、熱収縮性筒状ラベルの構成要素として従来公知であり、本発明においても公知の構成を採用できる。
図4も参照して、前記筒状フィルム2の面内には、周方向に延びる横ミシン目線3と、縦方向に延びる縦長貫通孔4と、が設けられている。縦長貫通孔4は、横ミシン目線3に交差するように配置されている。縦長貫通孔4は、1つでもよいが、好ましくは、周方向に間隔を開けて一対設けられ、一対の縦長貫通孔4は、いずれも横ミシン目線3に交差するように配置されている。
一対の縦長貫通孔4,4の間隔は、筒状フィルムの全周のうちの長い方と短い方の二つがあるが、ここでは短い方を意味する。
なお、本発明の熱収縮性筒状ラベル11は、前記横ミシン目線3及び縦長貫通孔4のほか、他のミシン目線、貫通孔及び/又は切込みなどが筒状フィルム2に形成されていてもよい。
ここで、本明細書において、貫通孔とは、筒状フィルムの厚み方向に貫通する孔部をいう。ミシン目線とは、断続的に形成された複数の貫通孔からなる線である。つまり、ミシン目線は、貫通孔と不切り部(非貫通部)が交互に連なって1つの方向に延びた線状のものであり、概念的には、複数の貫通孔を結んだ1つの線と言える。
横ミシン目線3は、周方向に断続的に形成された複数の貫通孔39からなる。横ミシン目線3は、筒状フィルム2の周方向全体に亘って形成されている。
横ミシン目線3は、1本でもよく、縦方向に僅かな間隔を開けて2本或いは3本形成されていてもよい。
図示例では、縦方向に僅かな間隔を開けて、2本の横ミシン目線3が形成されている。以下、2本の横ミシン目線3を区別する必要があるときには、その一方を「上横ミシン目線3」、他方を「下横ミシン目線」という。
上横ミシン目線31と下横ミシン目線32の縦方向の間隔は、特に限定されないが、余りに小さいと、実質的に1本の横ミシン目線となり、余りに大きいと、開封時に横ミシン目線に沿って綺麗に破断できないおそれがある。かかる観点から、上横ミシン目線31と下横ミシン目線32の縦方向の間隔は、0.5mm〜3mmであり、好ましくは、0.7mm〜2mmであり、より好ましくは、0.8mm〜1.5mmである。なお、前記縦方向の間隔は、3本の横ミシン目線が形成される場合でも同様である。
横ミシン目線3の貫通孔39の平面視形状は、細長い線状、略円形状又は略楕円形状、V字状、Y字状などが挙げられる。横ミシン目線3に沿った破断跡(後述する下方領域の上端)が綺麗な略直線状になることから、横ミシン目線3の貫通孔39の平面視形状は、細長い線状、略円形状又は略楕円形状であることが好ましく、細長い線状であることが好ましい。細長い線状の貫通孔は、その長軸を周方向に略平行とされる。以下、横ミシン目線の貫通孔を「横貫通孔」という場合がある。
横貫通孔39の横長は、例えば、0.3mm〜2mmであり、好ましくは0.5mm〜1.5mmである。横ミシン目線3の不切り部の横長(不切り部の横長は、隣接する貫通孔の間隔に等しい)は、例えば、0.3mm〜2mmであり、好ましくは0.5mm〜1.5mmである。横ミシン目線3の複数の貫通孔39及び複数の不切り部は、その横長が異なっていてもよいが、図示例のように、横ミシン目線3の複数の貫通孔39が同長で且つ複数の不切り部が同長であることが好ましい。
横ミシン目線3の線状の貫通孔39の目開き幅Xは、例えば、0.2mm以下であり、好ましくは、限りなく零に近く且つ0.15mm以下である。横ミシン目線3の貫通孔39の目開き幅Xは、図4に示すように、貫通孔を囲む縁であって、縦方向に向かい合った縁間の間隔をいう。
上横ミシン目線31の貫通孔39と下横ミシン目線32の貫通孔39は、千鳥状に配置されている。換言すると、上横ミシン目線31の貫通孔39の下側に下横ミシン目線32の不切り部が位置し且つ上横ミシン目線31の不切り部の下側に下横ミシン目線32の貫通孔39が位置するように、上横ミシン目線31と下横ミシン目線32は横ずれして形成されている。特に、上横ミシン目線31の貫通孔39の下側に下横ミシン目線32の不切り部が位置し、且つ、上横ミシン目線31の貫通孔39の両端部の下側に下横ミシン目線32の貫通孔39の一方端部及び不切り部を挟んで隣接する貫通孔39の他方端部が位置するように、上横ミシン目線31と下横ミシン目線32が形成されていることが好ましい。
上横ミシン目線31の貫通孔39と下横ミシン目線32の貫通孔39を千鳥状に配置することにより、横ミシン目線3に沿って破断しやすくなるとともに、横貫通孔39を縦断する縦長貫通孔4を容易に形成できる。
なお、上横ミシン目線31の貫通孔39と下横ミシン目線32の貫通孔39が、縦方向に並ぶように配置されていてもよい(図示せず)。換言すると、上横ミシン目線31の貫通孔39の下側に下横ミシン目線32の貫通孔39が位置するように、上横ミシン目線31と下横ミシン目線32が形成されていてもよい。
一対の縦長貫通孔4は、縦方向と略平行に延びる細長い線状であるが、縦方向に対して少し傾斜した線状であってもよい。細長い線状の縦長貫通孔4は、その長軸を縦方向に略平行とされる。一対の縦長貫通孔4は、周方向に延びる横ミシン目線3に対して直交する方向に延びている。
一対の縦長貫通孔4は、好ましくはシール部29を挟んで配置されていることが好ましい。
以下、一対の縦長貫通孔を区別する必要があるときには、その一方を「左縦長貫通孔」、他方を「右縦長貫通孔」という。
図4を参照して、左縦長貫通孔4は、シール部29の左端29aから周方向に1mm〜20mm離れた範囲に形成され、好ましくは、2mm〜10mm離れた範囲に形成される。右縦長貫通孔4は、シール部29の右端29bから周方向に1mm〜20mm離れた範囲に形成され、好ましくは、2mm〜10mm離れた範囲に形成される。また、左縦長貫通孔4と右縦長貫通孔4の周方向における形成間隔(左縦長貫通孔4と右縦長貫通孔4の間の領域の横長)は、例えば、3mm〜50mmであり、好ましくは10mm〜30mmである。
縦長貫通孔4は、横ミシン目線3に交差するように配置されている。交差するとは、1つの線として観念される横ミシン目線3に、縦長貫通孔4が交わっていることをいう。
なお、2本又は3本の横ミシン目線3が形成されている場合には、縦長貫通孔4は、少なくともいずれか1本の横ミシン目線3に交差されていればよい。
図示例では、縦長貫通孔4は、上横ミシン目線31及び下横ミシン目線32のいずれにも交差するように配置されている。
詳しくは、左縦長貫通孔4及び右縦長貫通孔4は、それぞれ上横ミシン目線31の貫通孔39を縦断し且つ下横ミシン目線32の不切り部を縦断して形成されている。
なお、図示例では、左縦長貫通孔4と右縦長貫通孔4は、シール部29を挟んで線対称的に配置されているが、非対称であってもよい。また、左縦長貫通孔4が上横ミシン目線31の不切り部を縦断し且つ下横ミシン目線32の貫通孔39を縦断するように形成されていてもよく(図示せず)、及び/又は、右縦長貫通孔4が上横ミシン目線31の不切り部を縦断し且つ下横ミシン目線32の貫通孔39を縦断するように形成されていてもよい(図示せず)。さらに、左縦長貫通孔4及び/又は右縦長貫通孔4が、上横ミシン目線31及び下横ミシン目線32の各貫通孔を縦断するように形成されていてもよい(図示せず)。
なお、互いの貫通孔が縦方向に並ぶように上横ミシン目線31及び下横ミシン目線32が形成されている場合には、左縦長貫通孔4及び/又は右縦長貫通孔4が、上横ミシン目線31及び下横ミシン目線32の各貫通孔を縦断するように形成されていてもよく、或いは、上横ミシン目線31及び下横ミシン目線32の各不切り部を縦断するように形成されていてもよい(図示せず)。
また、縦長貫通孔4は、その縦方向中間点よりも上側で横ミシン目線3に交差していることが好ましい。図示例では、縦長貫通孔4は、縦方向において、上端から中間点の間で上横ミシン目線31及び下横ミシン目線32に交差しており、好ましくは、上端部で上横ミシン目線31に交差している。
縦長貫通孔4の縦長は、特に限定されないが、余りに小さいと、良好な摘み部を生じさせることができないおそれがあり、余りに大きいと、熱収縮性筒状ラベル11に大きな開口穴が形成され過ぎる。かかる観点から、縦長貫通孔4の縦長は、1mm〜10mmであり、好ましくは1.5mm〜8mmであり、より好ましくは3mm〜6mmであり、さらに好ましくは3.5mm〜5mmである。
縦長貫通孔4の目開き幅Yは、例えば、0.05mm〜1mmであり、好ましくは、0.15mm〜0.7mmである。縦長貫通孔4の目開き幅Yは、図4に示すように、縦長貫通孔を囲む縁であって、横方向に向かい合った縁間の間隔をいう。
図5乃至図7を参照して、縦長貫通孔4を囲むフィルム縁部4aは、横貫通孔39を囲むフィルム縁部3aに比して厚肉状に形成されている。
縦長貫通孔4を囲むフィルム縁部4aは、全体的に厚肉状に形成されている。縦長貫通孔4は、厚肉のフィルム縁部4aで囲われた孔部である。縦長貫通孔4を囲むフィルム縁部4aの最大厚みは、例えば、筒状フィルム2を構成する熱収縮性フィルムの厚みの1.1倍〜5倍であり、好ましくは1.2倍〜3倍であり、より好ましくは、1.3倍〜2倍である。
なお、縦長貫通孔4を囲むフィルム縁部4aのうち縦方向両端縁部の厚みは、幅方向両側縁部の厚みよりも薄くなっている。
一方、横貫通孔39を囲むフィルム縁部3aは、熱収縮性フィルムの厚みに略等しい。
筒状フィルム2の面内には、縦ミシン目線5が形成されている。
縦ミシン目線5は、縦長貫通孔4の下方延長線上に形成されている。この縦ミシン目線5は、左縦長貫通孔4及び右縦長貫通孔4のいずれか一方の下方延長線上に形成されていてもよいが、図示例では、左縦長貫通孔4及び右縦長貫通孔4のそれぞれに縦ミシン目線5が形成されている。
なお、縦長貫通孔4の上方延長線上及びその延長線を基準にした周方向近傍領域には、縦方向に延びるミシン目線が形成されていない、換言すると、筒状フィルム2の上方領域のうち、縦長貫通孔4の上方延長線上及びその上方延長線を基準にしたその周方向近傍領域は、貫通孔や切れ目などのフィルム欠損部を有さない。
また、縦長貫通孔4に対して周方向に位置ずれして、縦ミシン目線61が形成されている。この縦ミシン目線61は、1本でもよいが、図示例では、左縦長貫通孔4及び右縦長貫通孔4のそれぞれに対して周方向に位置ずれした縦ミシン目線61が形成されている。
以下、縦長貫通孔の延長線上の縦ミシン目線を「延長縦ミシン目線」といい、特に、左縦長貫通孔の延長線上の縦ミシン目線を「左延長縦ミシン目線」といい、右縦長貫通孔の延長線上の縦ミシン目線を「右延長縦ミシン目線」という。また、縦長貫通孔に対して周方向に位置ずれした縦ミシン目線を「補助縦ミシン目線」といい、特に、左縦長貫通孔に対して周方向に位置ずれした縦ミシン目線を「左補助縦ミシン目線」といい、右縦長貫通孔に対して周方向に位置ずれした縦ミシン目線を「右補助縦ミシン目線」という。
延長縦ミシン目線5は、筒状フィルム2の下方領域に形成されている。延長縦ミシン目線5は、筒状フィルム2の下端に至るまで形成されていてもよいが、図示例では、筒状フィルム2の縦方向中途部まで形成されている。
延長縦ミシン目線5の貫通孔59の平面視形状は、細長い線状、略円形状又は略楕円形状、V字状、Y字状などが挙げられる。熱収縮性筒状ラベル11を熱収縮させた際に、不定形な穴が生じ難いことから、延長縦ミシン目線5の貫通孔59の平面視形状は、細長い線状、略円形状又は略楕円形状であることが好ましく、細長い線状であることが好ましい。細長い線状の貫通孔59は、その長軸を縦方向に略平行とされる。
延長縦ミシン目線5の貫通孔59の縦長は、縦長貫通孔4の縦長よりも小さい。例えば、縦長貫通孔4の縦長は、延長縦ミシン目線5の貫通孔59の縦長の1.5倍〜15倍であり、好ましくは、2倍〜10倍である。
延長縦ミシン目線5の貫通孔59の縦長は、例えば、0.2mm〜2mmであり、好ましくは0.3mm〜1.8mmである。延長縦ミシン目線5の不切り部の縦長は、例えば、0.3mm〜2mmであり、好ましくは0.5mm〜1.5mmである。延長縦ミシン目線5の複数の貫通孔59及び複数の不切り部は、その縦長が異なっていてもよいが、図示例のように、延長縦ミシン目線5の複数の貫通孔59が同長で且つ複数の不切り部が同長であることが好ましい。
延長縦ミシン目線5の線状の貫通孔59の目開き幅は、例えば、1mm以下であり、好ましくは、0.15mm〜0.7mmである。
左延長縦ミシン目線5は、左縦長貫通孔4の延長線上であって左縦長貫通孔4の下方に配置されている。左延長縦ミシン目線5の貫通孔59と左縦長貫通孔4の間は、不切り部程度の間隔が開けられている。
右延長縦ミシン目線5は、右縦長貫通孔4の延長線上であって右縦長貫通孔4の下方に配置されている。右延長縦ミシン目線5の貫通孔59と右縦長貫通孔4の間は、不切り部程度の間隔が開けられている。
左延長縦ミシン目線5と右延長縦ミシン目線5は、シール部29を挟んで線対称的に配置されているが、非対称であってもよい。また、図示例では、左延長縦ミシン目線5の貫通孔59及び不切り部と右延長縦ミシン目線5の貫通孔59及び不切り部が、同長且つ同数であるが、左延長縦ミシン目線5の貫通孔59と右延長縦ミシン目線5の貫通孔59が、異なる縦長及び/又は異なる個数であってもよく、左延長縦ミシン目線5の不切り部と右延長縦ミシン目線5の不切り部が、異なる縦長及び/又は異なる個数であってもよい(図示せず)。
なお、延長縦ミシン目線5は、縦長貫通孔4と同一直線状に形成されていてもよいし、少し位置ずれして形成されていてもよいし、縦方向に対して少し傾斜して形成されていてもよい。
補助縦ミシン目線61は、筒状フィルム2の上端から縦方向中途部まで、或いは、筒状フィルム2の縦方向中途部から下端まで、或いは筒状フィルム2の縦方向の中間領域のみに形成されていてもよい。補助縦ミシン目線61は、少なくとも下方領域に形成されていることが好ましく、さらに、縦長貫通孔4の下端と筒状フィルム2の下端の間の領域に少なくとも形成されていることがより好ましい。図示例では、補助縦ミシン目線61は、筒状フィルム2の上端から下端に亘って形成されている。
補助縦ミシン目線61の貫通孔の平面視形状は、特に限定されないが、補助的に形成されるものなので、可及的に小さいことが好ましい。例えば、補助縦ミシン目線61の貫通孔は、平面視略円形状又は略楕円形状に形成される。
補助縦ミシン目線61の貫通孔の縦長は、例えば、0.05mm〜0.7mmであり、好ましくは0.1mm〜0.5mmである。補助縦ミシン目線61の不切り部の縦長は、例えば、0.05mm〜1.5mmであり、好ましくは0.5mm〜1.5mmである。
左補助縦ミシン目線61は、好ましくは、左縦長貫通孔4の周方向近傍に配置される。前記周方向近傍は、左縦長貫通孔4を基準にして、周方向左側に5mm〜周方向右側に5mmの範囲を含み、好ましくは、周方向左側に3mm〜周方向右側に3mmの範囲を含む。
図示例では、左補助縦ミシン目線61は、左縦長貫通孔4を基準にして、その周方向右側に1mm〜3mm離れた範囲に形成されている。別の観点では、左補助縦ミシン目線61は、縦長貫通孔4とシール部29の左端29aの間の領域に形成されている。
右補助縦ミシン目線61は、好ましくは、右縦長貫通孔4の周方向近傍に配置される。前記周方向近傍は、右縦長貫通孔4を基準にして、周方向左側に5mm〜周方向右側に5mmの範囲を含み、好ましくは、周方向左側に3mm〜周方向右側に3mmの範囲を含む。
図示例では、右補助縦ミシン目線61は、右縦長貫通孔4を基準にして、その周方向左側に1mm〜3mm離れた範囲に形成されている。別の観点では、右補助縦ミシン目線61は、縦長貫通孔4とシール部29の右端29bの間の領域に形成されている。
図5乃至図7を参照して、延長縦ミシン目線5の貫通孔59を囲むフィルム縁部5aは、横貫通孔39を囲むフィルム縁部3aに比して厚肉状に形成されている。もっとも、貫通孔59を囲むフィルム縁部5aが熱収縮性フィルムの厚みに略等しくなるように形成されていてもよい。
また、補助縦ミシン目線61の貫通孔を囲むフィルム縁部は、熱収縮性フィルムの厚みに略等しい。
なお、筒状フィルム2の上方領域には、開封起点となる縦ミシン目線62が形成されている。以下、この縦ミシン目線を「開封縦ミシン目線」という。
開封縦ミシン目線62は、例えば、筒状フィルム2の上端から横ミシン目線3まで縦方向に延びて形成されている。開封縦ミシン目線62は、1本でもよいが、好ましくは、周方向に間隔を開けて一対設けられる。開封縦ミシン目線62は、縦方向と略平行に形成されていてもよく、図示のように、縦方向に対して少し傾斜して形成されていてもよい。
上記熱収縮性筒状ラベル11は、従来公知の方法で製造できる。
例えば、長尺帯状の熱収縮性フィルムの面内の所定位置に、縦長貫通孔4、延長縦ミシン目線5、横ミシン目線3、補助縦ミシン目線61及び開封縦ミシン目線62を形成する。これらの形成順序は、特に限定されず、それぞれを順次に形成してもよく、幾つかを纏めて形成した後、残りを順次又は纏めて形成してもよい。
例えば、補助縦ミシン目線61を形成し、縦長貫通孔4及び延長縦ミシン目線5を纏めて形成した後、横ミシン目線3及び開封縦ミシン目線62を纏めて形成する場合などが挙げられる。なお、幾つかを形成した熱収縮性フィルムを一旦ロール状に巻き取り、その後、そのロールから熱収縮性フィルムを引き出して残りを形成してもよい。
例えば、補助縦ミシン目線61、縦長貫通孔4及び延長縦ミシン目線5を形成した熱収縮性フィルムを一旦ロール状に巻き取り、その後、そのロールから熱収縮性フィルムを引き出して横ミシン目線3及び開封縦ミシン目線62を形成してもよい。
具体例では、長尺帯状の熱収縮性フィルムの面内の所定位置に、補助縦ミシン目線61を縦方向に連続的に形成し、縦方向に一定間隔を開けて縦長貫通孔4及び延長縦ミシン目線5を形成し、縦方向に一定間隔を開けて横ミシン目線3及び開封縦ミシン目線62を形成する。
縦長貫通孔4や各ミシン目線の貫通孔の形成方法としては、ロールカッターや突き刺し針などの切断具などの機械的加工方法、レーザー光線などを用いた熱的加工方法などが挙げられる。
横ミシン目線3は、機械的加工方法によって形成され、一度に形成できることから、補助縦ミシン目線61、横ミシン目線3及び開封縦ミシン目線62は、いずれも機械的加工方法によって形成されることが好ましい。機械的加工方法によって貫通孔を形成することにより、熱収縮性フィルムと略同じ厚みのフィルム縁部を有する貫通孔を形成できる。従って、少なくとも横ミシン目線3を機械的加工方法によって形成することにより、熱収縮性フィルムと略同じ厚みのフィルム縁部3aを有する横貫通孔39を形成できる。
また、縦長貫通孔4は、レーザー光線などの熱的加工方法によって形成され、一度に形成できることから、縦長貫通孔4及び延長縦ミシン目線5は、いずれも熱的加工方法によって形成されることが好ましい。熱的加工方法によって貫通孔を形成することにより、厚肉状に盛り上がったフィルム縁部を有する貫通孔を形成できる。従って、少なくとも縦長貫通孔4を熱的加工方法によって形成することにより、熱収縮性フィルムよりも分厚いフィルム縁部4aを有する縦長貫通孔4を形成できる。
縦長貫通孔4などを形成した長尺帯状の熱収縮性フィルムの第1側端部と第2側端部を重ね合わせて接着することにより、熱収縮性筒状ラベルが連続的に繋がった連続体が得られる。
<筒状ラベル付き容器>
本発明の筒状ラベル付き容器は、上記熱収縮性筒状ラベル11が容器に熱収縮装着されたものである。
容器は、特に限定されず、本発明の熱収縮性筒状ラベル11は従来公知の様々な容器に装着されて使用される。
例えば、容器9は、図8に示すように、胴部91及び注出部(不図示)を有する容器本体と、前記注出部を塞ぐように容器本体に取り付けられた蓋部92であって人力で取り外すことができる蓋部92と、を有する。
容器本体は、端部に注出部が開口された中空状の胴部91と、胴部91の下方に形成され且つ胴部91の底面を閉塞する底部93と、を有する。胴部91の外形は、特に限定されず、略円筒状、略楕円筒状、略四角筒状などの略多角筒状、略瓢箪状などの任意である。胴部91の下方部には、内側に凹んだ周凹部94が形成されている。
注出部は、胴部91の上端部に形成されている。注出部は、容器本体内に内容物を出し入れする部分である。
蓋部92は、前記注出部を塞ぐ閉塞部と、蓋部92を容器本体に取り付けるための取付け部と、を有する。
蓋部92は、従来公知の構造のものを用いることができ、例えば、ネジ作用によって容器本体に着脱可能に取り付けられるタイプ、閉塞部が嵌着によって容器本体に着脱可能に取り付けられるタイプ、閉塞部がヒンジにて取付け部に連結され且つヒンジにて閉塞部を開閉するタイプなどが挙げられる。図8では、ヒンジにて閉塞部を開閉するタイプの蓋部92を例示している。
熱収縮性筒状ラベル11を筒状に開き、横ミシン目線3が容器9の蓋部92の下端又は下端の近傍(蓋部92の下端の上側近傍若しくは下側近傍)に一致するように位置合わせして、その熱収縮性筒状ラベル11を容器9の胴部91及び蓋部92の外側に嵌め入れた後、加熱することにより、熱収縮性筒状ラベル11が熱収縮して容器9に密着し、図9及び図10に示すような筒状ラベル付き容器が得られる。
なお、筒状ラベル付き容器を示す全ての図において、容器のうち、熱収縮性筒状ラベルに覆われている部分を二点鎖線で示している。
本発明の筒状ラベル付き容器10は、図9及び図10に示すように、胴部91及び蓋部92を有する容器9と、前記蓋部92及び胴部91を含んで容器9に熱収縮装着された熱収縮性筒状ラベル12と、を備える。
なお、熱収縮前の熱収縮性筒状ラベルと熱収縮後の熱収縮性筒状ラベルを区別するため、後者に符号12を付している。
装着された熱収縮性筒状ラベル12には、容器9の蓋部92の下端又は下端の近傍(蓋部92の下端の上側近傍若しくは下側近傍)に対応して横ミシン目線3が形成されており、横ミシン目線3に交差して縦方向に延びる縦長貫通孔4に対応する開口穴7が形成されている。さらに、熱収縮性筒状ラベル12には、前記開口穴7(縦長貫通孔4)に連続してその下方延長線上に延長縦ミシン目線5が形成されていると共に、筒状フィルム2の上端から下端にまで補助縦ミシン目線61が形成され、さらに、筒状フィルム2の上方領域に開封縦ミシン目線62が形成されている。
熱収縮性筒状ラベル12の上方部は、図10に示すように、蓋部92の周縁部に沿って折れ曲がり、前記周縁部に密着されている。また、熱収縮性筒状ラベル12の下方部は、胴部91に形成された周凹部94に入り込んで密着されている。このような熱収縮性筒状ラベル12の装着形態は、胴部91の一部分を熱収縮性筒状ラベル12で被覆しないハーフシュリンクタイプであるが、胴部91の全体を覆うフルシュリンクタイプにしてもよい。
熱収縮性筒状ラベル12は、周方向に大きく熱収縮するので、収縮前の熱収縮性筒状ラベル11に形成されていた縦長貫通孔4は、周方向に引っ張られることにより、目開き幅が増し、図11に示すように、略楕円形状(或いは略菱形状又は略円形状)に変形する。変形した縦長貫通孔4を、<筒状ラベル付き容器>の欄では、開口穴7と記す。縦長貫通孔4が開口穴7に変化したときの、開口穴7の目開き幅は、熱収縮性筒状ラベルの収縮率などによって影響を受けるが、例えば、縦長貫通孔4の目開き幅の2倍〜20倍であり、好ましくは、3倍〜15倍である。
なお、縦方向に線状に延びる延長縦ミシン目線5の貫通孔59も同様に、目開き幅が増し、略楕円形状(或いは略菱形状又は略円形状)に変形する。前記延長縦ミシン目線5の貫通孔59の目開き幅の変化は、熱収縮性筒状ラベルの収縮率などによって影響を受けるが、例えば、熱収縮後の貫通孔59の目開き幅は、収縮前の貫通孔59の目開き幅の1.5倍〜6倍であり、好ましくは、2倍〜5倍である。
また、周方向に線状に延びる横貫通孔39は、周方向に引っ張られても目開き幅は殆ど変わらず、また、補助縦ミシン目線61及び開封縦ミシン目線62の各貫通孔は非常に小さい開口なので、収縮前後で殆ど変わらない。
縦長貫通孔4が周方向に拡がることにより(目開き幅が増すことにより)、図11に示すように、筒状フィルム2の面内に、横ミシン目線3に交差して大きな開口穴7が形成される。
上述のように、縦長貫通孔4が、上横ミシン目線31の貫通孔39を縦断し且つ下横ミシン目線32の不切り部を縦断するように形成されているので、前記開口穴7は、縦長貫通孔4と上横ミシン目線31の1つの貫通孔39が拡がったものである。従って、前記開口穴7を囲むフィルム縁部7aは、縦長貫通孔4を囲むフィルム縁部4aと横貫通孔39を囲うフィルム縁部3aとから構成されている。熱収縮後のフィルム縁部3a及び4aの厚みは、熱収縮前のフィルム縁部3a及び4aの厚みよりも増すが、いずれの縁部も同程度の割合で厚みが増すので、熱収縮前の縦長貫通孔4を囲むフィルム縁部4aが、熱収縮前の横貫通孔39を囲うフィルム縁部3aに比して厚肉であるという関係は変わらない。このため、開口穴7を囲むフィルム縁部7aは、厚肉状のフィルム縁部(厚みを増したフィルム縁部4aに相当する)とそれよりも厚みの小さいフィルム縁部(同程度の割合で厚みを増したフィルム縁部3aに相当する)とから構成される。なお、図11及び図12において、開口穴7を囲むフィルム縁部7aを判り易くするために、便宜上、厚肉状のフィルム縁部(縦長貫通孔4のフィルム縁部4aに相当)に網掛けを付し、それよりも薄肉状のフィルム縁部(横貫通孔39のフィルム縁部3aに相当)に無数のドットを付している。
横貫通孔39を縦断するように縦長貫通孔4を形成することにより、熱収縮後の熱収縮性筒状ラベル12の面内に、厚肉状のフィルム縁部と薄肉状のフィルム縁部で囲われた開口穴7を生じさせることができる。
また、横ミシン目線3の不切り部を縦断するように縦長貫通孔4を形成することにより、熱収縮後の熱収縮性筒状ラベル12の面内に、隣接する横貫通孔39に極めて近くなった開口穴7を生じさせることができる(換言すると、開口穴7とその開口穴7の横に隣接する横貫通孔39との距離が可及的に小さくなった近接部位37が形成される)。
つまり、厚肉状のフィルム縁4aで囲われた縦長貫通孔4を、横ミシン目線3に交差するように形成することにより、容器9に装着された熱収縮性筒状ラベル12の面内に、厚肉状のフィルム縁部と薄肉状のフィルム縁部で囲われた開口穴7及び/又は近接部位37を介して横貫通孔39の接近した部位37を有する開口穴7を形成できる。
上記筒状ラベル付き容器10は、使用に際して、熱収縮性筒状ラベル12の上方領域が除去される。
通常、開封縦ミシン目線62を利用して上方領域を左右に分断した後、横ミシン目線3を利用して破断させ、上方領域を切り取っていく。
図12は、横ミシン目線3に沿って熱収縮性筒状ラベル12を破断させている途中の、縦長貫通孔4付近の拡大図である(図11と同じ箇所を拡大)。また、図12では、紙面右側から左側に向かって破断が進行する場合を表している。
横ミシン目線3に沿って切り取っていくと、開口穴7(右縦長貫通孔4に相当)の右側のフィルム縁部7aが破断し、次に、開口穴7の左側のフィルム縁部7aに引き裂き力が加わる。上述のように、開口穴7を囲むフィルム縁部7aは、厚み差を有するので、薄肉状のフィルム縁部で亀裂が生じる(図12の矢印i参照)。或いは、開口穴7は近接部位37にて最も横貫通孔39に近くなっているので、近接部位37で亀裂が生じる(図12の矢印ii参照)。左縦長貫通孔4に相当する開口穴7も同様である。
このため、上方領域を切り取る際に、破断が開口穴7において逸れ難く、横ミシン目線3に沿って破断を進行させて綺麗に上方領域を除去できる。
上方領域が除去された後には、図13に示すように、容器9の蓋部92が露出すると共に、胴部91に下方領域が残ったままとなる。この下方領域の上端部には、図14にも示すように、開口穴7(縦長貫通孔4に相当)に起因して刻み目71が生じ、この刻み目71で挟まれた部分が摘み部8となる。
筒状ラベル付き容器10を使用し終わった際には、前記摘み部8を摘んで引き出すことにより、下方領域を分断して容器9から容易に取り外すことができる。
特に、延長縦ミシン目線5及び補助縦ミシン目線61が形成されている場合には、摘み部8を摘んで引き出すと、延長縦ミシン目線5及び/又は補助縦ミシン目線61に沿って縦方向に破断し易くなるので、下方領域を容易に除去できる。
また、一対の縦長貫通孔4がシール部29を挟んで形成されているので、シール部29がガイドとなり下方領域を容易に除去でき、特に、一対の延長縦ミシン目線5及び補助縦ミシン目線61がシール部29を挟んで形成されているので、下方領域をより容易に除去できる。
なお、熱収縮前の筒状フィルムの面内に予め逆U字状の切込みを形成し、熱収縮させた後にその逆U字状で区画される範囲を摘み部として利用することも考えられる。しかし、このように予め摘み部の輪郭を成す逆U字状の切込みを筒状フィルムに形成しておくと、熱収縮させた後には逆U字状で区画される範囲が大きく収縮し、硬く且つ変形した摘み部となってしまう。
この点、本発明によれば、熱収縮性筒状ラベルを熱収縮させた際に、縦長貫通孔4で挟まれた部分が過度に収縮しないので、摘み易い摘み部8を形成できる。
以下、本発明の別の実施形態を説明するが、その説明に於いては、主として上述の実施形態と異なる構成及び効果について説明し、同様の構成などについては、用語又は符号をそのまま援用し、その構成の説明を省略する場合がある。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、縦長貫通孔4が延長縦ミシン目線5の貫通孔59の縦長よりも大きいが、第2実施形態では、縦長貫通孔4の縦長が、延長縦ミシン目線5の貫通孔59の縦長と同じ又は少し小さい。
具体的には、図15及び図16に示すように、一対の縦長貫通孔4は、縦方向と略平行に延びる細長い線状である。細長い線状の縦長貫通孔4は、その長軸を縦方向に略平行とされる。一対の縦長貫通孔4は、横ミシン目線3に交差するように配置されている。
縦長貫通孔4は、上横ミシン目線31及び下横ミシン目線32のいずれにも交差するように配置されていてもよく、或いは、上横ミシン目線31及び下横ミシン目線32のいずれか一方のみに交差するように配置されていてもよい。
図示例では、縦長貫通孔4は、下横ミシン目線32のみに交差するように配置されている。
縦長貫通孔4は、横ミシン目線3の貫通孔39を縦断するように形成されていてもよく、或いは、横ミシン目線3の不切り部を縦断して形成されていてもよい。
図示例では、下横ミシン目線32の不切り部を縦断するように、縦長貫通孔4が形成されている。
また、縦長貫通孔4は、その縦方向中間点よりも上側で横ミシン目線3に交差していることが好ましい。図示例では、縦長貫通孔4は、縦方向において、上端から中間点の間で下横ミシン目線32に交差しており、好ましくは、上端部で上横ミシン目線31に交差している。
図17に示すように、縦長貫通孔4を囲むフィルム縁部4aは、横貫通孔39を囲むフィルム縁部3aに比して厚肉状に形成されている。
縦長貫通孔4の縦長は、特に限定されないが、本実施形態では、1mm〜2mmであることが好ましい。
縦長貫通孔4の下方延長線上には、延長縦ミシン目線5が形成されている。図示例では、延長縦ミシン目線5の貫通孔59の縦長は、縦長貫通孔4の縦長と同じである。
なお、特に図示しないが、延長縦ミシン目線5の貫通孔59の縦長が、縦長貫通孔4の縦長よりも大きくてもよい。
なお、縦長貫通孔4の上方延長線上には、縦長貫通孔4と同じ構成の予備的貫通孔51が形成されている。この予備的貫通孔51は、横ミシン目線3に交差しておらず、概念的には、縦長貫通孔ではない。もちろん、このような予備的貫通孔は形成されていなくてもよい。
その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態の熱収縮性筒状ラベル11は、上記第1実施形態で説明したような製法で得ることができる。
縦長貫通孔4の縦長と延長縦ミシン目線5の縦長が同じである熱収縮性筒状ラベル11は、縦長貫通孔4と延長縦ミシン目線5を形成する際に、一定間隔でレーザー光線を照射すればよいという利点がある。
本実施形態の熱収縮性筒状ラベル11も上記第1実施形態と同様にして容器9に装着して使用される。
図18及び図19は、本実施形態の筒状ラベル付き容器を示す。
収縮前の熱収縮性筒状ラベル11に形成されていた縦長貫通孔4は、周方向に引っ張られることにより、目開き幅が増し、図19に示すように、略楕円形状(或いは略菱形状又は略円形状)に変形する。なお、縦方向に線状に延びる延長縦ミシン目線5の貫通孔59も同様に、目開き幅が増し、略楕円形状(或いは略菱形状又は略円形状)に変形する。
縦長貫通孔4が周方向に拡がることにより、筒状フィルム2の面内に、横ミシン目線3に交差して大きな開口穴7が形成される。
なお、縦長貫通孔4は横ミシン目線3の不切り部(両側に横貫通孔39が位置する部分)を縦断して形成されているので、縦長貫通孔4の目開き幅の増加割合は、延長縦ミシン目線5の貫通孔59の目開き幅の増加割合よりも大きくなる。このため、縦長貫通孔4に対応して比較的大きな開口穴7が形成される。
上述のように、縦長貫通孔4が、下横ミシン目線32の不切り部を縦断するように形成されているので、熱収縮後の熱収縮性筒状ラベル12の面内に、隣接する横貫通孔39に極めて近くなった開口穴7が生じる。つまり、容器9に装着された熱収縮性筒状ラベル12の面内には、厚肉状のフィルム縁部で囲われた開口穴であって横ミシン目線3に貫通孔の横に配置された開口穴7が形成される。
本実施形態の筒状ラベル付き容器10も、上方領域を横ミシン目線3に沿って切り取っていくと、開口穴7のフィルム縁部に引き裂き力が加わるが、開口穴7は近接部位37にて最も横貫通孔39に近くなっているので、その近接部位37で亀裂が生じ、横ミシン目線3に沿って破断を進行させて綺麗に上方領域を除去できる。
[その他の実施形態]
上記各実施形態で図示した熱収縮性筒状ラベル11にあっては、補助縦ミシン目線61が、縦長貫通孔4とシール部29の間に形成されているが、例えば、図20に示すように、補助縦ミシン目線61が、シール部29とは反対側に形成されていてもよい。
また、上記各実施形態で図示した熱収縮性筒状ラベル11にあっては、補助縦ミシン目線61が左右一対設けられているが、図21に示すように、補助縦ミシン目線61が1本だけ形成されていてもよい。
なお、図21では、1本の補助縦ミシン目線61が、縦長貫通孔4とシール部29の間に形成されている場合を例示したが、例えば、図22に示すように、1本の補助縦ミシン目線61が、右縦長貫通孔4を基準にしてシール部29とは反対側に形成されていてもよい。また、図22では、1本の横ミシン目線3が形成されている熱収縮性筒状ラベル11を例示している。
また、上記各実施形態では、補助縦ミシン目線61が縦長貫通孔4から離れて形成されているが、例えば、図23に示すように、縦長貫通孔4の上方延長線及び下方延長線上に、補助縦ミシン目線61が形成されていてもよい。このような形態の熱収縮性筒状ラベル11は、熱収縮性フィルムの面内に補助縦ミシン目線61を形成した後、その補助縦ミシン目線61に重なるように、縦長貫通孔4(及び延長縦ミシン目線5)を形成することによって製造できる。
なお、図23では、一方の縦長貫通孔4にのみ補助縦ミシン目線61が形成されているが、双方の縦長貫通孔4の延長線上に補助縦ミシン目線61を形成してもよい。
さらに、上記各実施形態では、一対の縦長貫通孔4は、シール部29を挟んで形成されているが、例えば、図24に示すように、一対の縦長貫通孔4がシール部を有しない領域で、周方向に間隔を開けて配置されていてもよい。なお、上述のように、この場合の一対の縦長貫通孔4,4の間隔も、全周の短い方である。換言すると、一対の縦長貫通孔4,4の間は、筒状フィルムの全周のうち長い方と短い方があるが、長い方にシール部29が存在する。この場合、前記一対の貫通孔4,4の間(短い方)に、少なくとも1本の補助縦ミシン目線61を形成しておくことが好ましい。
また、上記各実施形態で図示した熱収縮性筒状ラベル11にあっては、延長縦ミシン目線5が設けられているが、図25に示すように、延長縦ミシン目線が形成されていない熱収縮性筒状ラベル11であってもよい。
さらに、上記各実施形態で図示した熱収縮性筒状ラベル11にあっては、縦長貫通孔4が左右一対設けられているが、図26に示すように、1つの縦長貫通孔4が設けられているだけでもよい。この場合、少なくとも縦長貫通孔4の反対側に(シール部29を挟んで反対側に)補助縦ミシン目線61を形成しておくことが好ましい。
上記様々な実施形態から選ばれる2つ以上の構成を適宜組み合わせてもよく、或いは、上記様々な実施形態から選ばれる1つ又は2つ以上の構成を、それ以外の実施形態に置換してもよい。
10 筒状ラベル付き容器
11,12 熱収縮性筒状ラベル
2 筒状フィルム
3 横ミシン目線
39 横ミシン目線の貫通孔
3a 横ミシン目線の貫通孔を囲むフィルム縁部
4 縦長貫通孔
4a 縦長貫通孔を囲むフィルム縁部
5 縦長貫通孔の延長線上の縦ミシン目線(延長縦ミシン目線)
59 延長縦ミシン目線の貫通孔
9 容器
91 容器の胴部
92 容器の蓋部

Claims (6)

  1. 周方向に熱収縮可能な筒状フィルムと、
    前記筒状フィルムの面内に設けられ、且つ周方向に断続的に形成された複数の貫通孔からなる横ミシン目線と、
    前記筒状フィルムの面内に設けられ且つ縦方向に延びる縦長貫通孔と、を有し、
    前記縦長貫通孔が、前記横ミシン目線に交差するように配置されており、
    前記縦長貫通孔を囲むフィルム縁部が、前記横ミシン目線の貫通孔を囲むフィルム縁部に比して厚肉状に形成されている、熱収縮性筒状ラベル。
  2. 前記縦長貫通孔が、周方向に間隔を開けて一対設けられている、請求項1に記載の熱収縮性筒状ラベル。
  3. 前記縦長貫通孔の下方延長線上に、縦方向に断続的に形成された複数の貫通孔からなる縦ミシン目線が形成されている、請求項1または2に記載の熱収縮性筒状ラベル。
  4. 前記縦長貫通孔の縦長が、前記縦ミシン目線の貫通孔の縦長よりも大きい、請求項3に記載の熱収縮性筒状ラベル。
  5. 前記縦長貫通孔が、前記横ミシン目線の貫通孔を縦断している、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の熱収縮性筒状ラベル。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の熱収縮性筒状ラベルと、胴部及び前記胴部の上方に設けられた蓋部を有する容器と、を有し、
    前記熱収縮性筒状ラベルが、前記横ミシン目線を前記容器の蓋部の下端又は下端の近傍に対応させて、前記蓋部及び胴部を含んで容器に熱収縮装着されている、筒状ラベル付き容器。
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