JP4833600B2 - ラベル装着体 - Google Patents

ラベル装着体 Download PDF

Info

Publication number
JP4833600B2
JP4833600B2 JP2005199926A JP2005199926A JP4833600B2 JP 4833600 B2 JP4833600 B2 JP 4833600B2 JP 2005199926 A JP2005199926 A JP 2005199926A JP 2005199926 A JP2005199926 A JP 2005199926A JP 4833600 B2 JP4833600 B2 JP 4833600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
cut
cylindrical label
knob
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005199926A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007015732A (ja
Inventor
通洋 野島
泰二郎 海野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seal International Inc
Original Assignee
Fuji Seal International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seal International Inc filed Critical Fuji Seal International Inc
Priority to JP2005199926A priority Critical patent/JP4833600B2/ja
Publication of JP2007015732A publication Critical patent/JP2007015732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4833600B2 publication Critical patent/JP4833600B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Description

この発明は、PETボトル等の被装着体に装着される、シュリンクフィルムによって形成された筒状ラベルが装着されたラベル装着体に関する。
例えば、飲料用のPETボトル(ポリエチレンテレフタレート製ブロー成形ボトル)の胴部には、各種デザインや商品名、商標等が印刷されたシュリンクフィルムからなる筒状ラベルが装着されており、こういった筒状ラベルには、縦方向に破断することによって、装着したPETボトルから簡単に取り外すことができるように、センターシール部分を挟んでその両側に、上端から下端に至る2本のミシン目が形成されている。
従って、PETボトルに装着された筒状ラベルをPETボトルから取り外す際は、筒状ラベルの上端縁における2本のミシン目の間に爪先を引っかけ、ミシン目に沿って筒状ラベルを帯状に破断していくことになる。
特開2002−179029号公報
ところで、近年、こういったPETボトルは、図10(a)に示すように、軽量化に伴う強度の低下を補うために、全周にわたって径方向に窪ませた環状の横リブ61を胴部に形成しているものも多く、こういったPETボトル60では、筒状ラベル70の端縁が窪んだ横リブ61部分に食い込む位置に装着する場合があり、同図(b)に示すように、窪んだ横リブ61部分に指先を入れて、筒状ラベル70の端縁における2本のミシン目71の間に爪先を引っかけ、ミシン目71に沿って筒状ラベル70を破断しようとしても、容易に破断することができないといった問題がある。
また、こういった飲料用のPETボトルでは、アイキャッチ性の向上、表示面積の拡大等を図るために、筒状ラベルによるPETボトルの被覆面積が大きくなる傾向にあり、例えば、図11に示すように、筒状ラベル80がPETボトル60の小径の首部62近くまで被覆するようなロングラベルの場合、筒状ラベル80の上端部分は収縮率が極端に高くなるので、筒状ラベル80の上端部分は2本のミシン目81の間隔が小さくなると共にラベル自体の肉厚も増しており、筒状ラベル80の上端からはミシン目81に沿って筒状ラベル80を破断しにくいといった問題もある。
そこで、この発明の課題は、被装着体から容易に取り外すことができるラベル装着体を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、所定幅のシュリンクフィルムの幅方向の両端を重ね合わせて接着してなるセンターシール部を有する筒状ラベルが被装着体に装着されたラベル装着体であって、前記筒状ラベルには、前記被装着体から取り外すために、縦方向に破断する際のきっかけとなる連続的または断続的な切り込みが、前記センターシール部を跨ぐように、両端部分を除く中間部分に形成されており、前記筒状ラベルにおける前記切り込みの形成部分と前記被装着体との間に隙間が形成されていることを特徴とするラベル装着体を提供するものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明のラベル装着体において、前記切り込みによって、摘み部が形成されるようになっており、少なくとも、前記摘み部の先端縁に対応する部分連続的に切り込まれていることを特徴としている
また、上記の課題を解決するため、請求項係る発明は、所定幅のシュリンクフィルムの幅方向の両端を重ね合わせて接着してなるセンターシール部を有する筒状ラベルが被装着体に装着されたラベル装着体であって、前記筒状ラベルには、前記被装着体から取り外すために、縦方向に破断する際のきっかけとなる摘み部を形成する連続的または断続的な切り込みが、前記センターシール部を跨ぐように、両端部分を除く中間部分に形成されており、少なくとも、前記摘み部の先端縁に対応する部分は連続的に切り込まれており、前記切り込みによって形成される前記摘み部の先端側に向かって、前記被装着体の外径が小さくなっていることを特徴とするラベル装着体を提供するものである。
また、請求項係る発明は、請求項1、2または係る発明のラベル装着体において、前記筒状ラベルには、前記切り込みの両側に縦方向に延びる一対のミシン目を形成したことを特徴としている
以上のように、請求項1に係る発明のラベル装着体では、筒状ラベルを被装着体から取り外すために、縦方向に破断する際のきっかけとなる連続的または断続的な切り込みが、両端部分を除く中間部分に形成されているので、全周にわたって径方向に窪ませた環状の横リブを有する被装着体に、その横リブに端縁が食い込んだ状態で筒状ラベルが装着されている場合であっても、横リブに食い込んでいるために破断しにくくなっている端縁部分から筒状ラベルを破断する必要がなく、両端部分を除く中間部分に形成されている連続的または断続的な切り込みをきっかけとして、筒状ラベルを簡単に縦方向に破断することができる。
また、筒状ラベルが被装着体であるPETボトルの小径の首部近くまで被覆するようなロングラベルの場合であっても、収縮率が極端に高く、厚肉になっているために破断しにくい上端部分から筒状ラベルを破断する必要がなく、収縮率が低く、厚肉になり難い中間部分に形成されている連続的または断続的な切り込みをきっかけとして、筒状ラベルを簡単に縦方向に破断することができる。
また、ラベル装着体では、筒状ラベルにおける切り込みの形成部分と被装着体との間に隙間が形成されているので、切り込み部分から筒状ラベルを指で押し破ることができ、筒状ラベルの初期破断性が向上する
また、縦方向に破断する際のきっかけとなる連続的または断続的な切り込みが、筒状ラベルのセンターシール部を跨ぐように形成されているので、2枚重ねのセンターシール部分がティアテープ(フィルムの切断を補助するカットテープ)の役割を果たすことになり、良好な破断性能を確保することができる
また、請求項に係る発明のラベル装着体では、連続的または断続的な切り込みによって、摘み部が形成されるようになっており、その摘み部を摘んで破断することができるので、筒状ラベルの破断性がさらに向上する。また、断続的な切り込みを破断することによって、摘み部が形成される場合であっても、少なくとも、摘み部の先端縁に対応する部分が連続的に切り込まれているので、その断続的な切り込みを容易に破断して摘み部を形成することができる
また、請求項係る発明のラベル装着体では、連続的または断続的な切り込みによって、摘み部が形成されるようになっていると共に、少なくとも、その摘み部の先端縁に対応する部分が連続的に切り込まれており、しかも、切り込みによって形成される摘み部の先端側に向かって、被装着体の外径が小さくなっているので、被装着体に筒状ラベルが装着された状態では、少なくとも、摘み部の先端縁がその周囲から離反しており、連続的な切り込みによって摘み部が形成される場合は摘み部を摘みやすく、断続的な切り込みを破断することによって摘み部を形成する場合は切り込みの破断性が向上し、摘み部を形成しやすくなるという効果が得られる。
また、請求項係る発明のラベル装着体では、切り込みの両側に縦方向に延びる一対のミシン目が形成されているので、切り込みをきっかけとして破断し始めた筒状ラベルをミシン目に沿って確実にしかも簡単に破断することができる。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明のラベル装着体の一実施形態であるラベル付き容器1を示している。このラベル付き容器1は、シュリンクフィルムによって形成された筒状ラベル20を、PETボトル10の胴部に被嵌した後、加熱収縮させることによって装着したものであり、筒状ラベル20には、商品名、商標及び図柄等のデザインを表示する印刷が施されている。なお、シュリンクフィルムとしては、通常の熱収縮性の筒状ラベルに用いられるものが使用でき、実質的に横一軸延伸(例えば、横方向(筒状にしたときの周方向)に2〜6倍程度、縦方向に1〜1.5倍程度に延伸)され、90℃の温水に10秒間浸漬したとき、横方向の熱収縮率が30〜80%、縦方向の熱収縮率が−5〜15%のもので、代表的には、スチレンブタジエン共重合体等のポリスチレン系、ポリエチレンテレフタレートやその共重合体等のポリエステル系、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、環状ポリオレフィン系等の樹脂からなる単層や複層の厚さ20〜60μm程度のフィルムが使用される。
前記PETボトル10には、図1に示すように、強度を確保するために、胴部の上側及び下側に、全周にわたって径方向に窪ませた環状の横リブ11a、11b、11c、11d、11eがそれぞれ形成されており、上側の横リブ11bと下側の横リブ11cとの間には、径方向に窪ませた縦長のパネル部12が胴部の周方向に一定間隔で形成されている。
前記筒状ラベル20は、図1及び図2(a)に示すように、所定幅のシュリンクフィルムの幅方向両端を溶剤等を介して重ね合わせて接着(封筒張り)されたセンターシール部分CS(例えば、重ね合わせ幅2〜10mm、接着幅1〜5mm)を跨ぐように、上端から少し下がった中間位置に形成された断続的な切り込み21と、センターシール部分CSを挟んで上端から下端にわたって縦方向に延びる一対のミシン目22、22とを有しており、断続的な切り込み21に沿って破断することにより、筒状ラベル20を縦方向に破断するきっかけとなる摘み部が形成されるようになっている。ミシン目22、22は、断続的な切り込みや貫通孔により形成され、切り込み部の長さが0.3〜1.0mm、非切り込み部の長さが0.3〜4.0mm程度であり、フィルムの材質等により設計される。また、一対のミシン目22、22の間隔は8〜20mm程度に設定されており、トムソン刃や針状の刃、レーザーの断続照射等により形成される。また、各ミシン目22は、2〜3本のミシン目を並列的に形成した多重ミシンでもよい。
摘み部を形成する断続的な切り込み21は、摘み部の先端縁(上端縁)に相当する湾曲部が連続的に切り込まれており、摘み部の基端部に相当する両端部が一対のミシン目22、22にそれぞれ繋がっている。
また、筒状ラベル20は、図1に示すように、センターシール部分CSが、PETボトル10の胴部に形成された隣接するパネル部12間の窪んでいない部分に対応するように、周方向に位置決めされると共に、上端及び下端がPETボトル10の胴部に形成された最上位の横リブ11a及び下から2本目の横リブ11dにそれぞれ対応するように、上下方向に位置決めされた状態で、PETボトル10の胴部に装着されており、断続的な切り込み21のうち連続的に切り込まれている湾曲部は、図2(a)に示すように、上から2本目の横リブ11bに対応する位置にくるようになっている。
従って、PETボトル10の胴部に装着された筒状ラベル20は、その上端及び下端がPETボトル10の胴部に形成された横リブ11a、11dにそれぞれ食い込むように密着しており、他の横リブ11b、11cにもある程度沿って凹んでいるが、周囲から切り離された湾曲部の内側部分(摘み部の先端部分)HPは、図2(b)に示すように、窪んだ横リブ11bに沿うように熱収縮して凹むことがなく、横リブ11bに沿うように熱収縮した周囲から離反して立ち上がった状態になっている。
以上のような状態で筒状ラベル20が装着されたPETボトル10から筒状ラベル20を取り外す際は、図2(b)に示すように、PETボトル10の横リブ11bに対応する位置で立ち上がった切り込み21の湾曲部を爪先で引っかけて断続的な切り込み21を破断することにより摘み部を形成した後、この摘み部を摘んで下方へ引き下げると、一対のミシン目22、22に沿って、筒状ラベル20が帯状に破断され、上端部を残して筒状ラベル20が周方向に分断されるので、最後に、分断された筒状ラベル20の下端部を持って、周方向に繋がった上端部を引き裂けばよい。
以上のように、このラベル付き容器1では、PETボトル10の胴部に装着された筒状ラベル20の上端から少し下がった中間位置に、摘み部を形成するための断続的な切り込み21が形成されており、しかも、摘み部の先端縁(上端縁)に相当する湾曲部は連続的に切り込まれているので、その湾曲部から断続的な切り込み21を容易に破断して摘み部を形成することができ、その摘み部を摘んで、筒状ラベル20を簡単に縦方向に破断することができる。
特に、連続的に切り込まれている切り込み21の湾曲部が、横リブ11bに対応する位置にきており、筒状ラベル20を加熱収縮させる際、周囲から切り離された湾曲部の内側部分HPが窪んだ横リブ11bに沿うように熱収縮することがなく、横リブ11bに沿うように熱収縮した周囲から離反して立ち上がった状態になっているので、その立ち上がった内側部分HPから切り込み21を容易に破断して摘み部を形成することができる。
なお、上述した実施形態では、先端に湾曲部を有する断続的な切り込み21によって摘み部を形成するようにしたが、摘み部を形成する切り込みはこれに限定されるものではなく、図3(a)に示すように、先端に尖った屈曲部を有する逆V字状の断続的な切り込み21aを形成したり、同図(b)〜(d)に示すような形状の連続的な切り込み21b、21c、21dを形成することも可能である。ただし、断続的な切り込み21aを形成する場合は、上述した切り込み21の場合と同様に、尖った屈曲部から容易に破断することができるように、尖った屈曲部を連続的に切り込んでおくことが望ましいことは言うまでもない。また、連続的な切り込みによって摘み部を形成する場合は、ラベルの装着検査段階で、破れが発生していると誤判断されるおそれがあるので、断続的な切り込みを破断することによって摘み部を形成するようにしておくことが望ましい。なお、断続的な切り込み(ミシン目状等)を形成する場合の非切り込み部の長さは、容易に切断することができる0.2〜0.8mm程度がよい。
図4及び図5は他の実施形態であるラベル付き容器2を示している。このラベル付き容器2は、上述したラベル付き容器1と同様のPETボトルを使用しているので、PETボトルについては同一符号を付してその説明を省略し、異なる形態を有する筒状ラベル30について、詳細に説明する。
上述した図1の筒状ラベル20は、摘み部を形成する断続的な切り込み21を有しているが、この筒状ラベル30では、図4及び図5(a)に示すように、センターシール部分CSを跨ぐように、上端から少し下がった中間位置を横方向に延びる直線状の連続的な切り込み31を有しており、この切り込み31の両端部が、センターシール部分CSを挟んで上端から下端にわたって縦方向に延びる一対のミシン目32、32にそれぞれ繋がっている。
また、この筒状ラベル30は、上述した筒状ラベル20と同様に、上端及び下端がPETボトル10の胴部に形成された最上位の横リブ11a及び下から2本目の横リブ11dにそれぞれ対応するように、上下方向に位置決めされているが、センターシール部分CSは、図4に示すように、PETボトル10の胴部に形成された窪んだパネル部12部分に対応するように、周方向に位置決めされた状態で、PETボトル10の胴部に装着されており、筒状ラベル30における切り込み31の形成部分が窪んだパネル部12部分に位置している。従って、図5(b)に示すように、筒状ラベル30における切り込み31の形成部分とPETボトル10との間には隙間が形成されることになる。
以上のように、このラベル付き容器2では、PETボトル10の胴部に装着された筒状ラベル30の上端から少し下がった中間位置に、直線状の連続的な切り込み31が形成されているので、横リブ11a、11dに食い込んでいるために破断しにくくなっている端縁部分から筒状ラベル30を破断する必要がなく、両端部分を除く中間部分に形成されている連続的な切り込み31をきっかけとして、筒状ラベル30を簡単に縦方向に破断することができる。また、筒状ラベル30は、実質的に横一軸延伸フィルムであるため縦方向の収縮が少なく、横方向に形成された直線状の切り込み31がラベルの縦方向に開きにくいので、外観が損なわれることもない。
特に、このラベル付き容器2では、筒状ラベル30における切り込み31の形成部分とPETボトル10との間に隙間が形成されているので、切り込み31部分から筒状ラベル30を指で押し破ったり、爪先を押し入れて容易に摘むことができ、筒状ラベル30の良好な初期破断性を確保することができる。
なお、上述した実施形態では、筒状ラベル30を破断する際のきっかけとして、センターシール部分CSを跨ぐように、横方向に延びる直線状の連続的な切り込み31を形成しているが、筒状ラベルを破断する際のきっかけとなる切り込みは、これに限定されるものではなく、図6(a)に示すようなH字状の連続的な切り込み31aを形成したり、同図(b)に示すように、センターシール部分CSを斜めに跨ぐ直線状の連続的な切り込み31bを形成したり、同図(c)に示すような横Z字状の連続的な切り込み31cを形成したりすることも可能である。特に、切り込みの形成部分とPETボトルとの間に隙間が形成されている場合は、これらの切り込み31、31a、31b、31cを、短い接続部(非切り込み部の長さが、例えば、0.2〜0.8mm)が1〜数ヶ所あるような断続的な切り込みとすることも可能である。また、切り込み31は、PETボトル10の縦長のパネル部12に対応する部分に形成されているが、これに限定されるものではなく、筒状ラベル30とPETボトル10との間に隙間が形成される横リブ11bに対応する部分に形成してもよい。このように、横リブ11bに対応する部分に切り込み31を形成する場合は、筒状ラベルをPETボトル10の周方向に位置決めする必要がなくなる。
また、上述したラベル付き容器1では、筒状ラベル20の上端から少し下がった中間位置に、摘み部を形成するための断続的な切り込み21を形成するようにしているが、これに限定されるものではなく、図7に示すラベル付き容器3のように、筒状ラベル40の高さ方向の略中間位置に、上方側へ破断するための摘み部を形成する円弧状の連続的な切り込み41aと、下方側へ破断するための摘み部を形成するための円弧状の連続的な切り込み41bとを近接して形成するようにしてもよい。なお、この場合は、切り込み41a、41bの形成部分とPETボトル10との間に隙間が形成されるように、切り込み41a、41bの形成部分がPETボトル10の胴部に形成された窪んだパネル部12部分に対応するように、筒状ラベル40を周方向に位置決めしておくと、摘み部を摘みやすくすることができるという効果が得られる。また、この場合も、筒状ラベル40には、センターシール部分CSを挟んで上端から下端にわたって縦方向に延びる一対のミシン目42、42が形成されており、摘み部の基端部に相当する切り込み41a、41bの両端部が一対のミシン目42、42にそれぞれ繋がっている。
また、上述した各実施形態では、筒状ラベル20、30、40の上端及び下端がPETボトル10の胴部に形成された横リブ11a、11dにそれぞれ食い込むように密着した状態で装着されるラベル付き容器1、2、3について説明したが、本発明はこういったラベル付き容器に限定されるものではなく、筒状ラベルがPETボトルの小径の首部近くまで被覆するようなロングラベルの場合についても、破断する際のきっかけとなる上述した各種切り込みを、筒状ラベルの両端部分を除く中間部分に形成しておくことによって、収縮率が極端に高く、厚肉になっているために破断しにくい上端部分から筒状ラベルを破断する必要がなく、厚み変化の少ない中間部分に形成されている連続的または断続的な切り込みをきっかけとして、筒状ラベルを簡単に縦方向に破断することができる。
特に、図8に示すラベル付き容器4のように、筒状ラベル50における外径が徐々に小さくなっていくPETボトル10の肩部に対応する位置に、上述したラベル付き容器1の筒状ラベル20に形成されている切り込み21と同様の断続的な切り込み51を形成しておくと、図9に示すように、周囲から切り離された湾曲部の内側部分(摘み部の先端部分)HPは、熱収縮する際、PETボトル10の肩部に密着することはなく、熱収縮して肩部に密着している周囲から離反して立ち上がった状態になるので、その立ち上がった内側部分HPから切り込み51を容易に破断して摘み部を形成することができる。なお、この場合も、筒状ラベル50には、センターシール部分CSを挟んで上端から下端にわたって縦方向に延びる一対のミシン目52、52が形成されており、摘み部の基端部に相当する切り込み51の両端部が一対のミシン目52、52にそれぞれ繋がっている。
また、上述した各実施形態では、筒状ラベル20〜50のセンターシール部分CSを跨ぐように、連続的または断続的な切り込み21〜51を形成すると共に、センターシール部分CSを挟んで上端から下端にわたって縦方向に延びる一対のミシン目22〜52を形成しているので、筒状ラベル20〜50を一対のミシン目22〜52に沿って帯状に破断する際、2枚重ねのセンターシール部分CSがティアテープ(フィルムの切断を補助するカットテープ)の役割を果たすことになり、良好な破断性能を確保することができるが、これに限定されるものではなく、センターシール部分CS以外の部分に切り込み21〜51や一対のミシン目22〜52を形成することも可能である。
また、上述した各実施形態では、筒状ラベル20〜50に形成される連続的または断続的な切り込み21〜51の両端部が一対のミシン目22〜52に繋がっているが、これに限定されるものではなく、切り込みの一方または双方の端部がミシン目から離反していてもよく、ミシン目と交差するように、ミシン目の外側まで延びていてもよい。
また、上述した各実施形態では、筒状ラベル20〜50を帯状に破断するため、上端から下端にわたって縦方向に延びる一対のミシン目22〜52を形成しているが、ミシン目は必ずしも形成する必要はない。ただし、ミシン目を形成しない場合は、筒状ラベルを形成しているシュリンクフィルムに縦裂き性を付与しておくことが望ましい。
また、上述した各実施形態では、丸形のPETボトル10に筒状ラベル20〜50を装着したラベル付き容器1〜4について説明したが、PETボトルは角形でもよく、筒状ラベルを金属製ボトル等の種々の被装着体に装着する場合に、本発明を適用することができることは言うまでもない。
この発明にかかるラベル装着体の一実施形態であるラベル付き容器を示す側面図である。 (a)は同上のラベル付き容器における筒状ラベルの切り込みが形成された部分を示す拡大図、(b)は(a)のX−X線に沿った断面図である。 (a)〜(d)は切り込みの変形例を示す図である。 他の実施形態であるラベル付き容器を示す側面図である。 (a)は同上のラベル付き容器における筒状ラベルの切り込みが形成された部分を示す拡大図、(b)は(a)のY−Y線に沿った断面図である。 (a)〜(c)は切り込みの変形例を示す図である。 他の実施形態であるラベル付き容器を示す側面図である。 他の実施形態であるラベル付き容器を示す側面図である。 同上のラベル付き容器における筒状ラベルの切り込み部分を示す縦断面図である。 (a)は従来のラベル付き容器を示す側面図、(b)は同上のラベル付き容器における筒状ラベルの破断作業を説明するための説明図である。 従来の他のラベル付き容器を示す側面図である。
符号の説明
1、2、3、4 ラベル付き容器(ラベル装着体)
10 PETボトル
11a、11b、11c、11d、11e 横リブ
12 パネル部
20、30、40、50 筒状ラベル
21、21a、21b、21c、21d 切り込み
31、31a、31b、31c 切り込み
41a、41b、51 切り込み
22、32、42、52 ミシン目
CS センターシール部分

Claims (4)

  1. 所定幅のシュリンクフィルムの幅方向の両端を重ね合わせて接着してなるセンターシール部を有する筒状ラベルが被装着体に装着されたラベル装着体であって、
    前記筒状ラベルには、前記被装着体から取り外すために、縦方向に破断する際のきっかけとなる連続的または断続的な切り込みが、前記センターシール部を跨ぐように、両端部分を除く中間部分に形成されており、
    前記筒状ラベルにおける前記切り込みの形成部分と前記被装着体との間に隙間が形成されていることを特徴とするラベル装着体。
  2. 前記切り込みによって、摘み部が形成されるようになっており、
    少なくとも、前記摘み部の先端縁に対応する部分が連続的に切り込まれている請求項1に記載のラベル装着体
  3. 所定幅のシュリンクフィルムの幅方向の両端を重ね合わせて接着してなるセンターシール部を有する筒状ラベルが被装着体に装着されたラベル装着体であって、
    前記筒状ラベルには、前記被装着体から取り外すために、縦方向に破断する際のきっかけとなる摘み部を形成する連続的または断続的な切り込みが、前記センターシール部を跨ぐように、両端部分を除く中間部分に形成されており、
    少なくとも、前記摘み部の先端縁に対応する部分は連続的に切り込まれており、
    前記切り込みによって形成される前記摘み部の先端側に向かって、前記被装着体の外径が小さくなっていることを特徴とするラベル装着体。
  4. 前記筒状ラベルには、前記切り込みの両側に縦方向に延びる一対のミシン目が形成されている請求項1、2またはに記載のラベル装着体。
JP2005199926A 2005-07-08 2005-07-08 ラベル装着体 Expired - Fee Related JP4833600B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005199926A JP4833600B2 (ja) 2005-07-08 2005-07-08 ラベル装着体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005199926A JP4833600B2 (ja) 2005-07-08 2005-07-08 ラベル装着体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007015732A JP2007015732A (ja) 2007-01-25
JP4833600B2 true JP4833600B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=37753240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005199926A Expired - Fee Related JP4833600B2 (ja) 2005-07-08 2005-07-08 ラベル装着体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4833600B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5094228B2 (ja) * 2007-06-20 2012-12-12 ザ コカ・コーラ カンパニー プラスチックボトル
JP5051367B2 (ja) * 2007-09-10 2012-10-17 花王株式会社 フィルム付容器
JP2010013165A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器
JP5282243B2 (ja) * 2008-09-22 2013-09-04 株式会社フジシール シュリンクラベル付き容器
JP4838907B1 (ja) * 2011-05-11 2011-12-14 晴久 山下 ボトル型容器
JP6670655B2 (ja) * 2016-03-29 2020-03-25 株式会社フジシール 封緘容器
JP6994170B2 (ja) * 2017-10-12 2022-01-14 大日本印刷株式会社 複合プリフォーム、複合容器およびプラスチック製部材
JP6948592B2 (ja) * 2017-10-25 2021-10-13 大日本印刷株式会社 複合プリフォーム、複合容器およびプラスチック製部材
KR102363022B1 (ko) * 2020-03-16 2022-02-14 주선례 절취를 위한 파지 수단을 갖는 분리 수거형 페트병 라벨지와 상기 라벨지의 제조 방법 및 장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS649159A (en) * 1987-07-02 1989-01-12 Gunze Kk Containers covered with heat-shrinkable sleeve
JPH10305855A (ja) * 1997-05-01 1998-11-17 Takayuki Yamaguchi 容器外装カバーとキャップカバー
JP2003327239A (ja) * 2002-05-02 2003-11-19 Rengo Co Ltd 切裂帯付き段ボール箱及びその製造方法
JP3865687B2 (ja) * 2002-11-08 2007-01-10 麒麟麦酒株式会社 包装箱
JP2006096414A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Hiroyuki Takahashi 容器に対して取り外し可能なラベル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007015732A (ja) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4833600B2 (ja) ラベル装着体
JP5112902B2 (ja) 包装体
JP2010002458A (ja) シュリンクラベルおよびこれを装着した包装容器
JP4999558B2 (ja) キャップシール
JP2009128752A (ja) 熱収縮性筒状ラベル及びそれを用いた容器に充填された製品
JP4684820B2 (ja) 切目形成方法及び筒状ラベル
JP4787030B2 (ja) 熱収縮性筒状ラベル
JP2001019017A (ja) 包装体及び熱収縮性包装材
JP5648164B2 (ja) ラベル付き容器
JP4518394B2 (ja) 断熱容器
JP5552672B2 (ja) 包装体
JP2009204866A (ja) 熱収縮性筒状ラベル及びそれを用いた容器に充填された製品
JP2019164274A (ja) 熱収縮性筒状ラベル及び筒状ラベル付き容器
JP2007045425A (ja) 容器
JP2008285195A (ja) シュリンクラベルおよびそのラベル装着体
JP5105815B2 (ja) 包装体
JP6670655B2 (ja) 封緘容器
JP6591768B2 (ja) ラベル付き容器及び筒状ラベル
JPWO2020158553A1 (ja) 長尺筒状シュリンクラベル原反、包装体の製造方法、及び副ラベル付き筒状シュリンクラベル
JP5548883B2 (ja) ラベル付き容器
JP3898125B2 (ja) 易開封性薄膜フィルム巻着体
JP4828244B2 (ja) 熱収縮性筒状ラベル
JP2019147578A (ja) キャップシール付き容器
WO2014175411A1 (ja) キャップシール形成用基材、及びキャップシール包装体
JP5681862B2 (ja) 熱収縮性筒状ラベル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4833600

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees