JP5051367B2 - フィルム付容器 - Google Patents

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本発明は、フィルムが巻着されているフィルム付容器に関する。
一般に、PETボトル等の容器本体の胴部には、製品名、内容物、メーカー名等を記載したシュリンクフィルムやストレッチフィルムが巻着されている。
これらの容器本体に巻着されたフィルムには、容器の廃棄時に、リサイクル上、容器本体からの分別の要請が強い。そこで、従来より、容器本体に巻着されたシュリンクフィルムを手で容易に引き剥がせるようにするため、シュリンク前の熱収縮性フィルムを予め線状に加熱溶融し、冷却固化しておくことにより、シュリンクフィルムに易切断線を形成すること(特許文献1)、シュリンクフィルムに特定方向のミシン目からなる帯状部分を設けること(特許文献2、特許文献3)等が提案されており、容器本体に巻着されたストレッチフィルムにもミシン目が設けられている。
特開2007-17491号公報 特開2006-306431号公報 特開2006-276515号公報
しかしながら、容器本体に巻着されたフィルムの引き剥がしを容易にするための従来の方法は、いずれも引き剥がしを開始する易切断線やミシン目の端部が視認されにくい。さらに、引き剥がしを開始する部分が手で摘みにくいため、フィルムの引き裂きに上手く力をかけることが難しい。
これに対し、本発明は、シュリンクフィルムやストレッチフィルムが巻着されているフィルム付容器において、フィルムの引き剥がしを開始する部分を視認し易くし、かつその部分を容易に手で摘めるようにしてフィルムの引き剥がしを容易にすることを目的とする。
本発明者は、フィルムに、その周面から突出したフィルム接合部を容器の上下方向に設けると、その接合部は容易に視認することができ、かつフィルムの引き剥がしを開始する摘みとなることを見出した。
即ち、本発明は、容器本体にフィルムが巻着されてなるフィルム付容器であって、フィルムの周面から突出したフィルム接合部が、容器本体の上下方向に形成されているフィルム付容器を提供する。
本発明によれば、フィルムの周面からフィルム接合部が突出しているので、それを指で摘んでフィルムを引き裂くことにより、容易にフィルムを剥がすことができる。
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図1Aは、本発明の一態様のフィルム付容器1Aの斜視図であり、図1Bはその断面図である。このフィルム付容器1Aは、茶等の飲料を収容する容器で、円柱状のペットボトルを容器本体2とし、その上端開口部にはキャップ3が取り付けられており、また容器本体2の胴部にはシュリンクフィルム10が巻着されている。
シュリンクフィルム10には、その周面から突出した帯状の接合部11が、シュリンクフィルム10の上周縁12aから下周縁12bにかけて、容器本体2の上下方向に形成されている。この接合部11は、このシュリンクフィルム10の山折部分が、その山折の縁辺13から所定の距離をあけて帯状に接着されたものとなっている。図中、符号14は、この接着領域である。したがって、接合部11は、シュリンクフィルム10の周面から起立した状態となり、フィルム付容器1Aの外観において容易に視認され、また、シュリンクフィルム10を容器本体10から引き剥がす際には指で容易に摘める部分となる。よって、このフィルム付容器1Aによれば、シュリンクフィルム10を容易に引き剥がすことが可能となる。
接合部11の突出幅Lは、短すぎると摘みにくく、長すぎるとフィルム付容器1Aの取り扱い性が劣ることから、2〜15mmとすることが好ましい。
接合部11の左右両側には、ミシン目15が設けられている。これにより、一層、シュリンクフィルムの引き剥がしが容易となる。なお、ミシン目の形成態様に特に制限はなく、多重線状にしてもよく、個々のミシン目をハ字型に形成してもよい。
なお、このフィルム付容器1Aでは、シュリンクフィルム10を筒状に成形するために、その形成材料となる矩形の熱収縮性フィルムの縁辺同士を接合した部分16は、上述の周面から突出した接合部11とは別個に存在する。
フィルム付容器1Aの製造方法としては、図2に示したように、予め、シュリンク前の熱収縮性フィルム20を2つ折りにし、その折山部分の縁辺13から所定の距離をあけて、熱シール、超音波シール、接着剤、溶剤等で帯状に接着領域(ドットで塗りつぶした部分)14を形成し、それと共に帯状の接着領域14と平行にミシン目15を形成し、また、熱収縮性フィルム20を筒状に成形するための縁辺同士を接合(接合部分16)し、熱収縮性フィルムのロール21を得る。このロール21は、フィルム付容器1Aにおいて周面から突出した接合部11となる接着領域14が厚くなってロール21が歪むことはなく、接着領域14の形成されていない従前のロール21と同様に取り扱うことができる。
その後、ロール21から所定の長さずつ熱収縮性フィルム20を切り取り、容器本体2に被せ、常法により熱収縮させ、図1Aのフィルム付容器1Aを得る。
なお、熱収縮性フィルム20自体としては、特に制限はなく、延伸ポリスチレンフィルム(OPS)、延伸ポリプロピレン(OPP)、延伸ポリエチレンテレフタレート(OPET)等を使用することができる。
また、熱収縮性フィルムを被せる容器本体が角型ボトルの場合、図3に示すフィルム付容器1Bのように、その角隅部上に接合部11を配置することが好ましい。これにより、図5に示すように、フィルム付容器1Bの複数本を箱30に梱包して流通に載せる場合に、複数本のフィルム付容器1Bの角隅部が集まる空隙31に接合部11が位置するので、不用意に接合部11からシュリンクフィルム10が引き裂かれる事が無い。また、接合部11が嵩張ることにより、梱包に支障がきたされることもない。
容器本体が円柱状ボトルのフィルム付容器1Aの場合には、角型ボトルのような角隅部は存在しないが、図4に示すように、箱30に梱包する際には、容器同士で形成される空隙31に接合部11を配置することが好ましい。
本発明のフィルム付容器は、接合部11を種々の形態に構成することができる。例えば、図6に示すように、突出している接合部11全体について、山折で対向するフィルム同士を接着してもよい。
図7に示すように、シュリンクフィルム10を筒状に成形するための接合部分16を、接合部11の基部に形成してもよく、図8に示すように、シュリンクフィルム10を筒状に成形するための接合部分16を、接合部11の接着領域14と重ねて形成してもよい。
図9に示すように、シュリンクフィルム10を筒状に成形するための接合部分16において、シュリンクフィルム10の裏面同士を対向させて接着し、この接合部分16が、シュリンクフィルム10の周面から突出した接合部11を形成する接着領域14を兼ねるようにしてもよい。この場合、図10に示すように、対向するフィルムシュリンク10の先端側は接着せず、枚葉状態としてもよい。このようにシュリンクフィルム10を筒状に成形するための接合部分16が、シュリンクフィルム10の周面から突出した接合部11を形成するようにすると、従前のシュリンクフィルムの製造方法に対するコストアップがゼロとなるか、極めて微小となるため好ましい。
また、以上のいずれの態様においても、接合部11は、必ずしもシュリンクフィルム10の上周縁12aから下周縁12bの全長にかけて形成する必要はない。例えば、図11のフィルム付容器1Cのように、シュリンクフィルム10を容器本体2の肩部以下に巻着する場合には、周面がやや上方を向いている肩部4のみで接合部11を突出させ、周面が水平方向を向いている胴部では接合部を突出させなくてもよい。これにより、流通過程において、容器本体2の胴部同士が接触して擦れた場合に、接合部11からシュリンクフィルム10が不用意に引きは剥がされることを防止できる。
上述したシュリンクフィルムに関する接合部11の形成態様や形成方法は、ストレッチフィルムを容器本体に巻着する場合も同様である。但し、ストレッチフィルムを容器に巻着させる場合、原材料のフィルムとして、伸縮性のあるフィルム、具体的には、例えばLDPE(低密度ポリエチレン)などを使用する。
また、ストレッチフィルムを用いたフィルム付容器を製造する場合、フィルムを巻着させる容器本体2としては、好ましくは、図12Aに示すように、フィルムの巻着領域5が、細径になっているものとし、フィルムの巻着後のずれを防止する。
容器本体2にストレッチフィルムを巻着させる方法は、シュリンクフィルムを巻着させる場合と同様に、予め収縮性フィルムに接合部11となる接着領域を有する筒状のフィルムを作製し、それを常法により引き伸ばして図12Bのフィルム付容器1Dのように、容器本体2にストレッチフィルム10を装着する。
本発明は、容器の廃棄時にシュリンクフィルムの分別が必要とされる、飲料、食用油、洗剤等のフィルム付容器において有用となる。
フィルム付容器の斜視図である。 フィルム付容器の断面図である。 熱収縮性フィルムのロール21の斜視図である。 フィルム付容器の斜視図である。 容器本体が円柱状のフィルム付容器の梱包方法の説明図である。 容器本体が角型のフィルム付容器の梱包方法の説明図である。 接合部分の断面図である。 接合部分の断面図である。 接合部分の断面図である。 接合部分の断面図である。 接合部分の断面図である。 フィルム付容器の斜視図である。 ストレッチフィルムを巻着させる容器本体の斜視図である。 ストレッチフィルムを巻着させたフィルム付容器の斜視図である。
符号の説明
1A、1B、1C、1D フィルム付容器
2 容器本体
3 キャップ
4 肩部
5 ストレッチフィルムの巻着領域
10 シュリンクフィルム又はストレッチフィルム
11 接合部
12a 上周縁
12b 下周縁
13 山折の縁辺
14 接着領域
15 ミシン目
16 縁辺同士の接合部分
20 熱収縮性フィルム
21 ロール
30 箱
31 空隙

Claims (6)

  1. 容器本体にフィルムが巻着されてなるフィルム付容器であって、
    容器本体に巻着される前のフィルムの折山部分の接合部であるフィルム接合部がフィルムの周面から突出し、該フィルム接合部が容器本体の上下方向に形成されているフィルム付容器。
  2. フィルム接合部が、フィルムの上周縁から下周縁にかけて形成されている請求項1記載のフィルム付容器。
  3. フィルム接合部の両側にミシン目が形成されている請求項1又は2に記載のフィルム付容器。
  4. 容器本体が角型ボトルで、フィルム接合部が、角型ボトルの角隅部上に設けられている請求項1〜のいずれかに記載のフィルム付容器。
  5. 容器本体に巻着されてなるフィルムが、シュリンクフィルムである請求項1〜のいずれかに記載のフィルム付容器。
  6. 容器本体に巻着されてなるフィルムが、ストレッチフィルムである請求項1〜のいずれかに記載のフィルム付容器。
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