JP4669173B2 - 振動型締固め車両における締固め度管理装置 - Google Patents

振動型締固め車両における締固め度管理装置 Download PDF

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    • E01C19/22Machines, tools or auxiliary devices for preparing or distributing paving materials, for working the placed materials, or for forming, consolidating, or finishing the paving for consolidating or finishing laid-down unset materials
    • E01C19/23Rollers therefor; Such rollers usable also for compacting soil
    • E01C19/28Vibrated rollers or rollers subjected to impacts, e.g. hammering blows
    • E01C19/288Vibrated rollers or rollers subjected to impacts, e.g. hammering blows adapted for monitoring characteristics of the material being compacted, e.g. indicating resonant frequency, measuring degree of compaction, by measuring values, detectable on the roller; using detected values to control operation of the roller, e.g. automatic adjustment of vibration responsive to such measurements

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動型締固め車両における締固め度管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
振動型締固め車両における締固め度管理装置の従来例として、ロールが地盤を打撃した際に発生するロールの上下方向の加速度を検出し、この加速度の値をもって地盤の締固め度を管理する装置が知られている。この加速度情報は例えば運転席回りの計器パネル等に表示される。しかし、当該装置はロール内に加速度センサ等を設ける構造となることから、装置が複雑になるという問題がある。またこの加速度情報を基に車両の走行速度を調整しようとした場合、熟練度の低いオペレータにとっては加速度情報の判断が困難となり、例えば最適な締固めを実現する車両の走行速度に対して、走行現在の車両の走行速度が一致しているのか、或いは速すぎるのか、遅過ぎるのか、またその程度はどの位であるのか、といった判断を瞬時に行えないという問題がある。
【0003】
この問題に対処した従来技術として、特表平11−514058号公報に開示された技術が挙げられる。当該装置の概略構成について図13を基に説明する。車両の走行速度を検知する速度検知装置71から得られる電気信号は移動距離変換器72を経て、単位時間当たりの車両の移動距離に対応する電気信号として振動衝撃量計算部73に出力される。また、ロールの振動数を検知する振動数検知装置74から得られる電気信号は振動衝撃数変換機75を経て、単位時間当たりの振動衝撃数(振動数)に対応する電気信号として振動衝撃量計算部73に出力される。振動衝撃量計算部73はこの2つの電気信号を演算し、車両の単位移動距離当たりの振動数に対応する電気信号を生成し、運転席回りに設けられた表示部76に出力する。
【0004】
表示部76には、車両の単位移動距離当たりの振動数に関する絶対値の目盛りが付されており、針76aが該目盛りを指し示すことで、オペレータは走行現在における車両の単位移動距離当たりの振動数を知ることができる。仮に表示部76には1フィート当たりの振動数の目盛りが付されているものとすると、例えば現場管理者がある地盤において最適な締固めを実現する1フィート当たりの振動数の値を「10」として決定した場合には、オペレータは針76aが「10」の目盛りの部位を指し示すようにして車両の走行速度を調整する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、当該装置においては以下に示す問題がある。先ず、速度検知装置71と振動数検知装置74とを要する構成、つまり2つのセンサ部を要する構成となることから装置が複雑になるという問題がある。また、表示部76に表示される値はあくまで車両の単位移動距離当たりの振動数であるので、熟練度の低いオペレータにとっては、地盤にとって最適な車両の走行速度に対する現在の車両の走行速度の関係が瞬時に把握できない。
【0006】
また、表示部76に表示される値は車両の単位移動距離当たりの振動数、つまり絶対値であるので、オペレータは常にこの絶対値を認知し続ける必要がある。
しかし、地盤の材質等の違いによって最適となる車両の単位移動距離当たりの振動数は異なるものであり、その都度オペレータがこの絶対値を把握することは面倒であり、作業中この数値を取り違えるといったミスも発生するおそれがある。特に、同一地盤での施工においても長期間の施工にわたる場合には複数のオペレータが交替で作業することも多く、決められた数値に関する連絡の不徹底により違った数値で作業を行うといった事態も考えられる。
【0007】
本発明は、以上のような問題を同時に解決するべく創作されたものであり、簡易な構成を実現でき、オペレータにとって、地盤に対する最適な車両の走行速度の把握が容易となる振動型締固め車両における締固め度管理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、ロールを振動させて地盤を締め固める振動型締固め車両において、車両の移動速度を検出する車速度検出手段と、単位時間当たりのロールの振動数を設定可能な振動数設定手段と、車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数を設定可能な基準振動数設定手段と、前記車速度検出手段と前記振動数設定手段と前記基準振動数設定手段とから出力される各電気信号を制御する制御手段と、前記制御手段から出力される電気信号に基づいて、設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数に対する現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数の大小関係を車速指標値として相対的に比較表示する表示手段と、を備える締固め度管理装置を構成した。
【0009】
また、制御手段として、前記車速度検出手段から出力される電気信号と前記振動数設定手段から出力される電気信号とを演算して、現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数を算出する振動数演算部と、前記振動数演算部にて算出された現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数と前記基準振動数設定手段により設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数とを比較演算する振動数比較部と、を備える構成とした。
【0010】
また、制御手段として、前記車速度検出手段から出力される電気信号を演算して現在の車速度を算出する車速度演算部と、前記振動数設定手段から出力される電気信号と前記基準振動数設定手段から出力される電気信号とを演算して、基準車速度を算出する基準車速度演算部と、前記車速度演算部にて算出された現在の車速度と前記基準車速度演算部にて算出された基準車速度とを比較演算する車速度比較部と、を備える構成とした。
【0011】
さらに、設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数を記憶する不揮発性メモリを備える構成とした。
【0012】
また、車両のエンジン回転数を直接的に或いは間接的に検出するエンジン回転数検出手段を備え、該エンジン回転数検出手段から出力される電気信号を前記制御手段にて制御する構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は振動型締固め車両の一例を示す側面説明図である。本図に示した振動型締固め車両Rは主に不整地等の締固め施工に多用される振動ローラである。本振動ローラは、タイヤTを左右一対に有した車体1と、車体1の前方側においてロール2を軸装する平面視四角形状の機枠3とを備えており、車体1と機枠3は連結部4によりアーティキュレート式に連結される。車体1の上部には運転席5が形成される。ロール2内には油圧モータ等により駆動する公知構造(例えば偏心重錘を取り付けた軸を回転させる構造等)の振動装置(図示せず)が収装されており、オペレータが運転席5回りの計器パネル6等に設けられたスイッチをON操作することで、当該振動装置が作動し、ロール2は振動しながら地盤を締め固める。
【0014】
本発明に係る締固め度管理装置7は、図2に示すように、車両の移動速度を検出する車速度検出手段8と、単位時間当たりのロール2の振動数を設定可能な振動数設定手段9と、車両の単位移動距離当たりにおけるロール2の基準振動数を設定可能な基準振動数設定手段10と、車速度検出手段8と振動数設定手段9と基準振動数設定手段10とから出力される各電気信号を制御する制御手段11と、制御手段11から出力される電気信号に基づいて、設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロール2の基準振動数に対する現在の(走行時の実際の)車両の単位移動距離当たりにおけるロール2の振動数の大小関係を車速指標値(車速情報)として相対的に比較表示する表示手段12と、を備える。
【0015】
本発明の好適な例として、主に制御手段11の違いによる2つの実施例を以下に示して詳細に説明する。
「第1実施例」
図3(a),図4,図5はそれぞれ第1実施例の構成ブロック図,システムブロック線図,システム回路ブロック図を示す。図3(a)において、締固め度管理装置7は、前記車速度検出手段8を構成するロール回転数検出器13と、前記振動数設定手段9を構成する振動数切替器14と、前記基準振動数設定手段10を構成する基準振動数設定器15と、前記制御手段11を構成する入出力・演算装置16と、前記表示手段12を構成するモニタ部17とを備える。
【0016】
「ロール回転数検出器13(車速度検出手段8)」
図9(a)はロール回転数検出器13の側面説明図,図9(b)は図9(a)におけるA−A断面図である。先ず、ロール2は中空円筒形状を呈し、その内周面には一対の円板形状の鏡板18(図9(b)では一方の鏡板18は省略)が固設されている。一対の鏡板18間には中空円筒形状を呈した起振機ケース19がロール2と同芯状に固設されていて、この起振機ケース19内に前記した図示しない振動装置が収装される。鏡板18の外面側には走行用油圧モータ20の出力部20aがボルト21により締結固定される。走行用油圧モータ20の固定部20bは支持プレート22にボルト23により締結固定される。支持プレート22は防振ゴム及びブラケット(共に図示せず)を介して機枠3の側面に固定される部材である。以上により、走行用油圧モータ20において固定部20bに対し出力部20aが回転することでロール2が走行回転する。
【0017】
ロール回転数検出器13は、被検出部材24と検出センサ25とから構成される。被検出部材24はリング形状を呈した部材であり、その外周側には複数の突部24aが等間隔で放射状に形成されている。被検出部材24は前記ボルト21により走行用油圧モータ20の出力部20aと共にロール2と同芯状となるように鏡板18に共締め固定される。一方、検出センサ25は、そのセンサ部25aが被検出部材24の突部24aに対し僅かな間隙をもって対向するように、ブラケット26を介し支持プレート22側に固定されている。なお、検出センサ25は光学式や磁気式等、特に限定されるものではない。以上の構成により、ロール2の回転に伴って被検出部材24が回転した際、検出センサ25が被検出部材24の突部24aの通過回数を検知することでロール2の回転数を検出しうるようになっている。
【0018】
「振動数切替器14(振動数設定手段9)」
図10に振動数切替器14の一例を示す。本実施例において振動数切替器14は運転席5回りの計器パネル6に設けられた手動式のロータリ式の切替スイッチであり、単位時間当たりのロール2の振動数として、毎分2500,3000,4000回の3段階の振動数(単位vpm)に切り替えが可能である。この振動数の切り替え機能は様々な地盤の材質に対し良好な締固めを行うために有効なものであり、振動数値の決定は施工対象となる地盤の材質等を考慮して適宜に選択されるものである。
【0019】
「基準振動数設定器15(基準振動数設定手段10)」
図11に基準振動数設定器15の一例を示す。本実施例において基準振動数設定器15は、後に詳述する制御手段11,モニタ部17(表示手段12),車速度表示手段27と共に、一つのケーシング28にユニットとして組み込まれる。図11はこのケーシング28の前面パネル28aを示す図である。ケーシング28は例えば前面パネル28aが運転席5の計器パネル6上にレイアウトされるように配設される。
【0020】
図11に示した基準振動数設定器15は手動式の押しボタン式のスイッチの場合を示すもので、指で押すごとに「1,2,3,4,…」というように設定値が順次切り替わるようになっている。この設定値はLEDセグメント等からなる車速度表示手段27にて表示される。具体的には、所望する設定値とした後、スイッチから指を離して例えば所定時間(たとえば5秒間程度)その設定値が表示された後自動的に消えるようになっている。スイッチを押し続けて設定値がMAX値に達すると再び設定値は「1」から始まるようになっている。
【0021】
設定値の単位は「車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数」であり、本実施例では1フィート当たりのロールの振動数としている。本明細書においては、当該基準振動数設定器15にて設定した値を明確化する意味で「車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数」というものとする。なお、設定値は施工対象となる地盤の材質、車両の軸重等を考慮して適宜に決定されるものである。
【0022】
図12は基準振動数設定器15の変形例を示し、ロータリ式のスイッチとした場合を示す。この場合、前面パネル28aには既に各設定値が付されているため、前記車速度表示手段27のように電気的に表示させる必要もなく、その分、経済的となる。
【0023】
「入出力・演算装置16(制御手段11)」
図3(a)において、ロール回転数検出器13はロール2の回転数に対応した所定の電気信号を出力する。また、振動数切替器14は設定した単位時間当たりのロールの振動数に対応した所定の電気信号を出力し、基準振動数設定器15は設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数に対応した所定の電気信号を出力する。入出力・演算装置16はこれら3つの電気信号を入力し、演算処理して所定の電気信号をモニタ部17(表示手段12)に出力する。
【0024】
図4及び図5を参照して演算処理の概略プロセスを説明する。図4においてロール回転数検出器13から出力された電気信号は車速度演算部29にて演算処理され、車速度Vmとして算出される。具体的には、図5に示すように、ロール回転数検出器13から出力された電気信号は波形整形回路32,計時回路33を経て車速度演算回路34にて演算処理される。算出された車速度Vm及び振動数切替器14にて設定された単位時間当たりのロールの振動数(これを振動数Fsという)は振動数演算部30により演算される。具体的には図5における除算回路35において、振動数Fsを車速度Vmで除算することにより、現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数(これを振動数Fpという)として算出される。
Fp=Fs/Vm …式(1)
つまり、振動数Fpは車両走行時の実際の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数を表している。
【0025】
振動数比較部31(図5における比較回路36)は前記振動数Fpと、基準振動数設定器15により設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数(これを基準振動数Foという)とを比較してその差を算出する。そしてこの差に対応する電気信号は図5に示すように表示駆動回路37を経てモニタ部17に出力される。
【0026】
「モニタ部17(表示手段12)」
モニタ部17は前記基準振動数Foに対する前記振動数Fpの大小関係を車速指標値(車速情報)として相対的に比較表示する部位である。図11にモニタ部17の一例を示す。ケーシング28の前面パネル28aの上部には、複数(本実施例では9個)のLEDランプが配列されている。具体的には、各ランプに左側から順にL1,L2,L3,…,L9と符号を付すと、中央のランプL5が最上部に位置するように各ランプは等間隔で円弧状に配列されている。前面パネル28aにおいてモニタ部17の下部には「SPEED」の文字が付され、モニタ部17が車両の走行速度に関する車速指標値を表すことを示唆している。また、左端のランプL1の近傍には「SLOW」の文字が、右端のランプL9の近傍には「FAST」の文字が付されている。これら「SPEED」,「FAST」,「SLOW」の文字は必ずしも必須ではないが、各ランプL1〜L9のいずれかが点灯した際、基準振動数Foに対して車両の現在の車速度が速いか遅いかを認識する有効な手助けとなる。場合によっては、前記式(1)からも判るように車速度Vmと逆数関係にある振動数Fpを示唆する文字,記号等を付しても良い。
【0027】
走行中、ランプL1〜L9はいずれか1つが点灯するようになっており、車両の走行速度が適正な場合、つまり基準振動数Foと振動数Fpがほぼ一致する場合には中央のランプL5が点灯する。この場合、基準振動数Foと振動数Fpの値は完全に同一である必要はなく、振動数Fpが基準振動数Foに対して所定の範囲内にあるとき、例えば振動数Fpの値が基準振動数Fo±1の範囲内にあるときランプL5を点灯させれば良い。具体例を挙げると、基準振動数Foの設定値を「12」(前記したように、単位は1フィート当たりのロールの振動数)とした場合において、走行中における振動数Fpが「11〜13」の範囲内にあるとき中央のランプL5を点灯させる。
【0028】
また、基準振動数Foに対し車両の走行速度が遅い場合、つまり車速度Vmの値が小さい場合には、前記式(1)から明らかなように振動数Fpの値は大きくなり(振動数Fsは振動数切替器14により設定された固定値である)、「SLOW」の文字側、つまりランプL1〜L4のいずれかが点灯する。勿論、左端のランプL1に向かうほど振動数Fpの値が大きく、車両の走行速度がより遅いことを示している。つまり、ランプL1〜L4は車両の適正な走行速度を示すランプL5に対し、車両の走行速度が遅い状態であることを相対的に比較表示する部位となる。これらランプL1〜L4のいずれかが点灯している状態は、基準振動数設定器15にて設定した基準振動数Foの設定値よりもロール2が地盤を余計回数分、打撃している状態に他ならない。このようにランプL1〜L4のいずれかが点灯した場合、運転席上のオペレータは車両の走行速度が遅過ぎる状態であることを即座に認知でき、中央のランプL5が点灯するまで車両の走行速度を上げれば良い。
【0029】
逆に、基準振動数Foに対し車両の走行速度が速い場合、つまり車速度Vmの値が大きい場合には、前記式(1)から明らかなように振動数Fpの値は小さくなり、「FAST」の文字側、つまりランプL6〜L9のいずれかが点灯する。右端のランプL9に向かうほど振動数Fpの値が小さく、車両の走行速度がより速いことを示している。つまり、ランプL6〜L9は車両の適正な走行速度を示すランプL5に対し、車両の走行速度が速い状態であることを相対的に比較表示する部位となる。これらランプL6〜L9のいずれかが点灯している状態は、車両の走行速度が速過ぎて、基準振動数設定器15にて設定した基準振動数Foの設定値よりもロール2の打撃回数が少ない状態である。このようにランプL6〜L9のいずれかが点灯した場合、オペレータは車両の走行速度が速過ぎる状態であることを即座に認知でき、中央のランプL5が点灯する状態となるまで車両の走行速度を下げれば良い。
【0030】
本実施例において各ランプL1〜L9は色分け表示される。中央側に位置する3つのランプL4〜L6は、車両の走行速度が適正である、或いは適正値に近い走行速度であるということから緑色発光のランプとなっている。「SLOW」側のランプL1〜L3は、車両の走行速度が遅い結果、施工時間が長くなるという問題を有するものの、地盤の締固め品質に関して振動回数が多くなる分にはそれ程の悪影響は受けないことから、オペレータに軽度の注意を促す意味で黄色発光のランプとなっている。また、「FAST」側のランプL7〜L9は、単位移動距離当たりの振動回数が少ないと地盤の締固め品質に悪影響を及ぼすおそれがあることから、重度の注意を促す意味で赤色発光のランプとなっている。
【0031】
「車速度表示手段27」
本発明において車速度表示手段27はその有無が選択的な構成要素であるが、オペレータが車両の走行速度(絶対値)を把握できるので有効である。図11を参照して、車速度表示手段27はケーシング28の前面パネル28aにおいてモニタ部17の下部にレイアウトされる。本図はLEDセグメントからなるデジタル表示メータとした場合を示す。前記したように、当該車速度表示手段27では基準振動数設定器15にて設定した設定値も表示される態様としてあるが、通常時は車両の走行速度をリアルタイムで表示する。図5に示すように、車速度演算回路34にて算出した車速度Vmに関する電気信号は表示駆動回路38を経て車速度表示手段27に出力されるものである。
【0032】
以上に説明したように、車両の移動速度を検出する車速度検出手段8と、単位時間当たりのロール2の振動数(振動数Fs)を設定可能な振動数設定手段9と、車両の単位移動距離当たりにおけるロール2の基準振動数(基準振動数Fo)を設定可能な基準振動数設定手段10と、車速度検出手段8と振動数設定手段9と基準振動数設定手段10とから出力される各電気信号を制御する制御手段11と、制御手段11から出力される電気信号に基づいて、設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロール2の基準振動数(基準振動数Fo)に対する現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロール2の振動数(振動数Fp)の大小関係を車速指標値(車速情報)として相対的に比較表示する表示手段12と、を備える構成とすれば次のような効果が奏される。
【0033】
例えば、ある施工現場において、現場管理者等が作業前に締固め対象となる地盤の材質や作業条件等を考慮して最適となる基準振動数Foを一旦設定すれば、従来のように、車両のオペレータはこの基準振動数Foの具体的な数値を覚えておく必要がなく、表示手段において相対的に比較表示される車速情報に基づき、走行速度が最適となる表示位置まで車両の走行速度を容易に調整できるようになる。つまり従来にあっては、車両の走行速度を調整するに当たり、ある地盤における最適な基準振動数Foの値が「10」である場合にはオペレータは作業中常にこの「10」の値を認知し続ける必要があり、別の地盤における最適な基準振動数Foの値が「12」である場合にはオペレータは作業中常にこの「12」の値を認知し続ける必要がある。これに対し、基準振動数Foをいかなる値に設定した場合であっても、本発明に係る表示手段には最適車速に対する車速情報が相対的に比較表示されるので、熟練度の低いオペレータでも容易に車両の走行速度を調整できるようになる。
【0034】
また、従来のようにロールの振動数を検出する振動数検出装置(振動用油圧モータの回転数を検出する検出センサ等)が不用な構成となるため、組み付け工数の低減が図れ、簡易な締固め度管理装置を構築できる。
【0035】
また、図2に示すように、設定した基準振動数Foを記憶する不揮発性メモリ39を備える構成とすれば、ある施工現場で施工日数が何日間にもわたる際、日ごと作業開始前に基準振動数Foを設定し直す必要もなく、有効である。
【0036】
さらに、図4に示したように、車速度検出手段8から出力される電気信号と振動数設定手段9から出力される電気信号とを演算して、現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数(振動数Fp)を算出する振動数演算部30と、この振動数演算部30にて算出された振動数Fpと基準振動数設定手段10により設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数Foとを比較演算する振動数比較部31と、を備える構成とすれば、制御手段11を簡易な構成とすることができる。
【0037】
さて、以上に説明した締固め度管理装置7において、振動数切替器14(振動数設定手段9)にて設定する振動数Fs(2500,3000,4000vpm)の発生は、車両のエンジン回転数を一定回転数(通常は最大回転数)に設定することを条件としている。エンジン回転数の調整は通常、運転席回りに配設された傾倒式のスロットルレバー(図示せず)を操作することで行われるが、場合によってはオペレータが最大回転数まで上げ忘れるということもあり得、この場合には振動数切替器14にて設定した振動数Fsと、ロールに実際に発生する振動数Fsとの値が異なることから、表示手段12に表示される車速情報に誤差が生じるおそれもある。
【0038】
そこで、エンジン回転数を直接的或いは間接的に検出するエンジン回転数検出手段40を設け、エンジン回転数に関する情報を加味させることで、あらゆるエンジン回転数域の状態において、誤差の無い正確な車速情報を表示手段12に表示させることができる。図3(b)は、エンジン回転数検出手段40をエンジンスロットル開度センサ41から構成した場合であり、前記スロットルレバーの開度(傾倒度)を検出することで間接的にエンジン回転数に対応する電気信号を取り出すことができる。そして、この電気信号を入出力・演算装置16に出力して振動数Fsに関する電気信号に誤差修正をかけることで、ロールに実際に発生している振動数Fsを求めることができる。また、図3(c)は、エンジン回転数検出手段40をエンジン回転数センサ42とした場合であり、このエンジン回転数センサ42から得られる電気信号を入出力・演算装置16に出力して振動数Fsに関する電気信号に誤差修正をかけることで、ロールに実際に発生している振動数Fsを求めることができる。
【0039】
「第2実施例」
次いで第2実施例について説明する。本実施例は第1実施例に対して制御手段11の構成を変えたものであり、他の手段構成については共通であるため、以下では制御手段11について説明し、他の手段構成については第1実施例に準ずるものとしその説明は省略する。図6(a),図7,図8はそれぞれ第2実施例の構成ブロック図,システムブロック線図,システム回路ブロック図を示す。
【0040】
図6(a)において、制御手段11は、ロール回転数検出器13(車速度検出手段8)から出力される電気信号を演算して現在の車速度を算出する車速度演算部29と、振動数切替器14(振動数設定手段9)から出力される電気信号と基準振動数設定器15(基準振動数設定手段10)から出力される電気信号とを演算して基準車速度を算出する基準車速度演算部43と、車速度演算部29にて算出された現在の車速度と基準車速度演算部43にて算出された基準車速度とを比較演算する車速度比較部44と、を備える。なお、車速度演算部29は第1実施例の場合と同一構成である。
【0041】
図7及び図8を参照して演算処理の概略プロセスを説明する。図7においてロール回転数検出器13から出力された電気信号は車速度演算部29にて演算処理され、車速度Vmとして算出される。具体的には、図8に示すようにロール回転数検出器13から出力された電気信号は波形整形回路32,計時回路33を経て車速度演算回路34にて演算処理される。一方、振動数切替器14にて設定された単位時間当たりのロールの振動数(振動数Fs)に対応する電気信号と、基準振動数設定器15にて設定された車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数(基準振動数Fo)に対応する電気信号は、図8に示すように除算回路45において演算される。つまり、振動数Fsを基準振動数Foで除算することにより基準車速度Voが算出される。
Vo=Fs/Fo …式(2)
【0042】
図7における車速度比較部44(図8における比較回路46)は車速度演算部29により算出された現在の車速度Vmと前記基準車速度Voとを比較してその差を算出する。そしてこの差に対応する電気信号は図8に示すように表示駆動回路47を経てモニタ部17に出力される。
【0043】
つまり、第1実施例においては振動数Fpと基準振動数Foとを比較してその差に対応する電気信号をモニタ部17に出力する構成であるのに対し、本実施例は現在の車速度Vmと基準車速度Vとを比較してその差に対応する電気信号をモニタ部17に出力する構成であり、当該構成により制御手段11を簡易な構成とすることができる。
【0044】
なお、本実施例においても、エンジン回転数を直接的或いは間接的に検出するエンジン回転数検出手段40を設け、エンジン回転数に関する情報を加味させることで、あらゆるエンジン回転数域の状態において、誤差の無い正確な車速情報を表示手段12に表示させることができる。図6(b)は、エンジン回転数検出手段40をエンジンスロットル開度センサ41から構成した場合であり、その電気信号を基準車速度演算部43に出力して振動数Fsに関する電気信号に誤差修正をかけることで、ロールに実際に発生している振動数Fsを求めることができる。また、図6(c)は、エンジン回転数検出手段40をエンジン回転数センサ42とした場合であり、このエンジン回転数センサ42から得られる電気信号を基準車速度演算部43に出力して振動数Fsに関する電気信号に誤差修正をかけることで、ロールに実際に発生している振動数Fsを求めることができる。
【0045】
以上、本発明について好適な実施形態を説明した。説明した実施形態では締固め車両をタイヤを備えたタイプの振動ローラとしたが、本発明は他の形式の振動型締固め車両にも適用可能である。その他、本発明は説明した形態に限られることなく、各構成要素の形状やレイアウト等についてその趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば次のような効果が奏される。
1)車両の移動速度を検出する車速度検出手段と、単位時間当たりのロールの振動数を設定可能な振動数設定手段と、車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数を設定可能な基準振動数設定手段と、車速度検出手段と振動数設定手段と基準振動数設定手段とから出力される各電気信号を制御する制御手段と、制御手段から出力される電気信号に基づいて、設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数に対する現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数の大小関係を車速指標値として相対的に比較表示する表示手段と、を備える構成とすれば、オペレータは基準振動数の具体的数値を認知する必要もなく、車両の走行速度を容易に調整できるようになる。
また、従来のようにロールの振動数を検出する振動数検出装置が不用な構成となるため、組み付け工数の低減が図れ、簡易な締固め度管理装置を構築できる。
2)制御手段として、車速度検出手段から出力される電気信号と振動数設定手段から出力される電気信号とを演算して、現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数を算出する振動数演算部と、この振動数演算部にて算出された振動数と基準振動数設定手段により設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数とを比較演算する振動数比較部とを備える構成とすれば、或いは、車速度検出手段から出力される電気信号を演算して現在の車速度を算出する車速度演算部と、振動数設定手段から出力される電気信号と基準振動数設定手段から出力される電気信号とを演算して基準車速度を算出する基準車速度演算部と、車速度演算部にて算出された現在の車速度と基準車速度演算部にて算出された基準車速度とを比較演算する車速度比較部とを備える構成とすれば、制御手段11を簡易に構成でき、経済的な締固め度管理装置を構築できる。
3)設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数を記憶する不揮発性メモリを備える構成とすれば、作業開始ごとに基準振動数を設定し直す必要もなくなる。
4)車両のエンジン回転数を直接的に或いは間接的に検出するエンジン回転数検出手段を備え、該エンジン回転数検出手段から出力される電気信号を前記制御手段にて制御する構成とすれば、あらゆるエンジン回転数域の状態において、誤差の無い正確な車速情報を表示手段に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動型締固め車両の一例を示す側面説明図である。
【図2】本発明に係る締固め度管理装置を示す構成ブロック図である。
【図3】本発明に係る締固め度管理装置の第1実施例を示す構成ブロック図である。
【図4】本発明に係る締固め度管理装置の第1実施例を示すシステムブロック線図である。
【図5】本発明に係る締固め度管理装置の第1実施例を示すシステム回路ブロック図である。
【図6】本発明に係る締固め度管理装置の第2実施例を示す構成ブロック図である。
【図7】本発明に係る締固め度管理装置の第2実施例を示すシステムブロック線図である。
【図8】本発明に係る締固め度管理装置の第2実施例を示すシステム回路ブロック図である。
【図9】(a)はロール回転数検出器の側面説明図,図9(b)は図9(a)におけるA−A断面図である。
【図10】振動数切替器の一例を示す説明図である。
【図11】基準振動数設定器,モニタ部,車速度表示手段を示す説明図である。
【図12】基準振動数設定器の変形例を示す説明図である。
【図13】従来の締固め度管理装置を示す構成ブロック図である。
【符号の説明】
R 振動型締固め車両
1 車体
2 ロール
7 締固め度管理装置
8 車速度検出手段
9 振動数設定手段
10 基準振動数設定手段
11 制御手段
12 表示手段
13 ロール回転数検出器
14 振動数切替器
15 基準振動数設定器
16 入出力・演算装置
17 モニタ部
29 車速度演算部
30 振動数演算部
31 振動数比較部
39 不揮発性メモリ
40 エンジン回転数検出手段
43 基準車速度演算部
44 車速度比較部

Claims (5)

  1. ロールを振動させて地盤を締め固める振動型締固め車両において、
    車両の移動速度を検出する車速度検出手段と、
    単位時間当たりのロールの振動数を設定可能な振動数設定手段と、
    車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数を設定可能な基準振動数設定手段と、
    前記車速度検出手段と前記振動数設定手段と前記基準振動数設定手段とから出力される各電気信号を制御する制御手段と、
    前記制御手段から出力される電気信号に基づいて、設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数に対する現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数の大小関係を車速指標値として相対的に比較表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする振動型締固め車両における締固め度管理装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記車速度検出手段から出力される電気信号と前記振動数設定手段から出力される電気信号とを演算して、現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数を算出する振動数演算部と、
    前記振動数演算部にて算出された現在の車両の単位移動距離当たりにおけるロールの振動数と前記基準振動数設定手段により設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数とを比較演算する振動数比較部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の振動型締固め車両における締固め度管理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記車速度検出手段から出力される電気信号を演算して現在の車速度を算出する車速度演算部と、
    前記振動数設定手段から出力される電気信号と前記基準振動数設定手段から出力される電気信号とを演算して、基準車速度を算出する基準車速度演算部と、
    前記車速度演算部にて算出された現在の車速度と前記基準車速度演算部にて算出された基準車速度とを比較演算する車速度比較部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の振動型締固め車両における締固め度管理装置。
  4. 設定した車両の単位移動距離当たりにおけるロールの基準振動数を記憶する不揮発性メモリを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の振動型締固め車両における締固め度管理装置。
  5. 車両のエンジン回転数を直接的に或いは間接的に検出するエンジン回転数検出手段を備え、該エンジン回転数検出手段から出力される電気信号を前記制御手段にて制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の振動型締固め車両における締固め度管理装置。
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