JP3381026B2 - 走行作業機械の速度表示装置 - Google Patents

走行作業機械の速度表示装置

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俊司 大野
肇 山本
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、走行作業機械の速
度表示装置、さらに詳しくは、設定速度での走行作業が
要求される走行作業機械に好適に用いられる速度表示装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】走行作業機械、例えば、道路の舗装施工
を行うアスファルトフィニッシャは、一定の走行速度で
施工することが肝要である。そのために、走行負荷、作
業負荷などに影響されることなく、設定された速度で走
行することができるように速度調整装置が搭載されてい
る。 【0003】速度調整装置は、例えば走行装置が油圧ポ
ンプおよび走行駆動輪に接続する油圧モータで構成され
る場合、油圧ポンプの吐出油量と油圧モータの回転速度
との関係を制御するコントローラを備えている。速度調
整装置は油圧モータの実際の回転速度を検出しコントロ
ーラにフィードバックし、油圧モータの回転速度すなわ
ち走行作業機械の実際の走行速度が設定された走行速度
になるようにコントローラにより油圧ポンプの吐出油量
を制御する。 【0004】この走行作業機械は、オペレータから見や
すい所に設定速度および実際速度の双方を表示する速度
表示装置を備えている。オペレータは施工操作を行いな
がら設定速度および実際速度双方の表示を監視し、速度
調整装置の作動状況をチェックする。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述したとおりの形態
の従来の速度表示装置には、次のとおりの解決すべき問
題がある。 (1)オペレータは、設定速度と実際速度の双方を監視
しながら種々の操縦装置を用いて作業機械の施工操作を
行うため、受ける負担が多い。 (2)速度表示装置は、設定速度と実際速度の2個の速
度表示部を備えるので、作業機械には余分な製造コスト
および余分な設置スペースが必要になる。 (3)1個の速度表示部で表示内容を切換スイッチで切
換える速度表示装置が提案されているが、設定速度の設
定操作時には設定速度を表示させ、設定が終わると実際
速度に切換え、施工作業中には状況により両者の表示を
切換える、など操作が面倒である。 【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、走行作業機械の設定速度および
実際速度の表示を、1個の表示部において設定速度また
は実際速度を自動的に切換え表示する、速度表示装置を
提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
技術的課題を解決する速度表示装置として、実際速度す
なわち実際の走行速度を設定速度すなわち設定された走
行速度になるように制御する速度調整装置を備える走行
作業機械の速度表示装置において、該速度表示装置は
際速度または設定速度の一方を選択的に表示すると共
に実際速度の表示に優先して設定速度の表示を指令する
設定速度表示指令手段を備え、該設定速度表示指令手段
は自動復帰式のオン・オフスイッチを備え、該速度表示
装置は、該スイッチをオフ状態にした後も所定の時間実
際速度に優先して設定速度を表示する、ことを特徴とす
る速度表示装置が提供される。 【0008】本発明の速度表示装置においては、設定速
度の表示の必要なときには自動復帰式のオン・オフスイ
ッチのオンにより、さらにオフ後の所定の時間、実際速
度に優先して設定速度を表示させることができる。つま
り、必要なときにスイッチのオン操作のみで設定速度を
表示できスイッチの切換操作の必要もない。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
速度表示装置の好適実施形態を図示している添付図面を
参照して、さらに詳細に説明する。 【0018】図1および図2を参照して説明すると、全
体を番号2で示す道路の舗装施工を行う走行作業機械で
あるアスファルトフィニッシャは、操縦操作盤4に速度
表示装置6を備えている。そして、アスファルトフィニ
ッシャ2は、速度表示装置6とともに速度調整装置8を
備えている。 【0019】先ず速度調整装置8を説明すると、アスフ
ァルトフィニッシャ2は、油圧ポンプ10、および走行
駆動輪12に接続する油圧モータ14で構成される走行
装置を備えている。速度調整装置8は、油圧ポンプ10
の吐出油量と油圧モータ14の回転速度との関係を制御
するコントローラ8a、走行速度を設定する調整ダイヤ
ルを有し設定速度信号をコントローラ8aに出力する速
度設定器8b、および油圧モータ14の出力軸の実際の
回転速度を検出する回転速度検出器8cを備えている。
回転速度検出器8cで検出された実際の回転速度はコン
トローラ8aにフィードバックされる。コントローラ8
aは、油圧モータ14の出力軸の回転速度すなわちアス
ファルトフィニッシャ2の実際の走行速度である「実際
速度」が、設定された走行速度すなわち「設定速度」に
なるように油圧ポンプ10に制御信号を出力し吐出油量
を制御する。速度設定器8bには、調整ダイヤル式の他
に、レバー式、ノブ式、スイッチ式などが適宜に用いら
れる。 【0020】速度表示装置は、デジタル表示手段6aお
よび設定速度表示指令手段6bとを備えている。デジタ
ル表示手段6aは、少なくとも2桁の、数字あるいはア
ルファベットまたはその組合わせを表示する。そして、
速度調整装置8のコントローラ8aからの出力信号に基
づいて「実際速度」または「設定速度」あるいは「エラ
ーコード」(エラーコードについては後で詳述する)を
表示する。速度表示装置6は、アスファルトフィニッシ
ャ2の稼働中は、アスファルトフィニッシャ2が停止し
ているときの「速度零」を含む「実際速度」を表示し、
別途指令があると「設定速度」を切換表示する(表示切
換えについては後に詳述する)。速度表示は例えば図3
に示す「3.0」のように表示され、その単位は表示枠
外に予め「m/min」のように表示されている。ま
た、「設定速度」は文字が点滅して表示される。 【0021】設定速度表示指令手段6bは手動操作の自
動復帰式のオン・オフスイッチである押しボタンスイッ
チで構成され、速度調整装置8のコントローラ8aに接
続されている。指令手段6bのスイッチを押している間
はスイッチは「オン」状態になり、コントローラ8aは
デジタル表示手段6aの「実際速度」の表示に優先して
「設定速度」を表示するように「設定速度」の信号を出
力する。スイッチを押すのを止めるとスイッチは自動的
に「オフ」状態になり、コントローラ8aはデジタル表
示手段6aが通常の「実際速度」を表示するように信号
を出力する。 【0022】図2とともに図4を参照して説明を続ける
と、コントローラ8aは表示手段6aに常時は回転速度
検出器8cからのフィードバックに基づいて演算した
「実際速度」信号を出力する。そして、走行速度を設定
するために速度設定器8bのダイヤルが操作されると、
コントローラ8aは、速度設定器8bの設定操作中およ
び操作終了後の所定の時間Δt2の間「実際速度」に優
先して「設定速度」を表示するように表示手段6aに信
号を出力する。また、設定速度表示指令手段6bのスイ
ッチを「オン」状態に操作した場合は、コントローラ8
aはデジタル表示手段6aが「設定速度」を表示するよ
うに信号を出力するとともに、表示指令手段6bのスイ
ッチを「オフ」状態にした後もΔt1の時間の間その
「設定速度」を表示するように信号を出力する。 【0023】デジタル表示手段6aは、前述の「実際速
度」および「設定速度」の表示に優先して、速度調整装
置8の不具合をコントローラ8aからの出力信号により
エラーコード、例えば、4桁表示の場合では、図5に示
す「E001」のように表示することができる。 【0024】図1〜図5を参照して上述したとおりの速
度表示装置6の作用を説明する。 【0025】(1)速度表示装置6は、デジタル表示手
段6aに通常は「実際速度」を表示する。そして、速度
設定器8bにより速度設定操作中のときには「設定速
度」が自動的に切り換え表示され、また速度表示指令手
段6bを「オン」にするとその指令により「設定速度」
が表示される。つまり、必要なときにのみ「設定速度」
が表示され通常は切換操作の必要がない。したがって、
オペレータは、「設定速度」と「実際速度」の二つの表
示を見比べて監視したり、切換スイッチを切換操作する
ことなしに、操縦装置を操作して走行作業機械の施工操
作に専念できるので、作業が容易になり、負担が減り、
疲労も軽減される。 【0026】(2)速度表示装置6の表示手段は、デジ
タル表示手段6a1個でよいから、走行作業機械の操縦
操作盤4のスペースが省略でき、コンパクトにすること
ができる。また、コスト的にも改善することができる。
したがって、余分な設置スペースおよび余分な設置コス
トが必要なくなる。 【0027】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内においてさまざまな変形
あるいは修正ができるものである。 【0028】(1)本発明の実施の形態においては、速
度表示装置6はデジタル表示手段6aを備えているが、
代わりに指針による表示、バーグラフなどのグラフによ
る表示など、アナログ表示手段を用いることもできる。 【0029】(2)速度表示装置6の表示項目として
は、「実際速度」、「設定速度」および「エラーコー
ド」を表示したが、他の機能数値設定時にその値を表示
させてマルチ表示機能を持たせることもできる。 【0030】(3)デジタル表示手段6aの速度単位は
「m/min」で表示されているが、走行作業機械が
「高速/低速」の切り換えを行う場合なども考慮して
「km/h」としてもよい。そしてこれに合わせて表示
値の変更も行うようにする。 【0031】(4)また、設定速度表示指令手段6bの
オン・オフスイッチとして自動復帰式の押しボタンスイ
ッチが用いられているが、これを例えばスナップスイッ
チなど他の適宜のスイッチにすることもできる。 【0032】(5)さらに、「設定速度」の文字を点滅
表示したが、これを文字の色やバックの色の変化、また
はこれらの組み合わせによって表示することもできる。 【0033】 【発明の効果】本発明に従って構成された速度表示装置
によれば、走行作業機械の設定速度および実際速度の表
示を、1個の表示部において設定速度または実際速度を
自動的に切換え表示する、速度表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の速度表示装置を備える典型的な走行作
業機械であるアスファルトフィニッシャの側面図。 【図2】本発明に従って構成された速度表示装置を、速
度調整装置との関係とともに示した説明ブロック図。 【図3】デジタル表示手段による速度表示の一例を示す
図。 【図4】「実際速度」と「設定速度」の表示の優先関係
を示す説明図。 【図5】デジタル表示手段によるエラーコード表示の一
例を示す図。 【符号の説明】 2:アスファルトフィニッシャ(走行作業機械) 6:速度表示装置 6a:デジタル表示手段 6b:設定速度表示指令手段 8:速度調整装置 8a:コントローラ 8b:速度設定器 8c:回転速度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−161506(JP,A) 特開 平4−165259(JP,A) 特開 平10−142001(JP,A) 特開 平6−11184(JP,A) 特開 平9−257520(JP,A) 実開 昭57−37950(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 7/00 G01P 1/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 実際速度すなわち実際の走行速度を設定
    速度すなわち設定された走行速度になるように制御する
    速度調整装置を備える走行作業機械の速度表示装置にお
    いて、 該速度表示装置は、実際速度または設定速度の一方を選
    択的に表示すると共に実際速度の表示に優先して設定速
    度の表示を指令する設定速度表示指令手段を備え、該設
    定速度表示指令手段は自動復帰式のオン・オフスイッチ
    を備え、 該速度表示装置は、該スイッチをオフ状態にした後も所
    定の時間実際速度に優先して設定速度を表示する 、こと
    を特徴とする速度表示装置。
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