JP4664699B2 - 電力変換器の並列運転制御装置 - Google Patents

電力変換器の並列運転制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、電力変換器の並列運転制御装置に関する。
従来の電車用静止型補助電源装置(以下、「SIV」と呼ぶ。)は、1編成内に複数台搭載される場合でも各々の出力は接続されておらず、各々が独立に動作し、各々が受け持つ負荷に電力の供給を行っていた。しかし、パンタグラフ離線による電源喪失時や装置故障時などにも、負荷に連続して電力の供給を行うために、並列冗長システムの構築が望まれている。
一方、無停電電源装置(以下、「UPS」と呼ぶ。)では、以前から並列運転による冗長システムの構築が行われていたが、並列運転を行う複数の電力変換器の間で同期をとり負荷分担を均等化するため、多数の信号線のやりとりを必要としていた。
このような問題点を解消するべく、SIVを念頭においた、同期・負荷分担ための同期線を1本のみとした方式が特開平11−215602号公報(特許文献1)で提案されており、また起動方式についても同期線を用いなくても安定に起動できる方式が記載されている。
しかし、上述のような電源装置の運転方式では、起動時において一時的に1台の電力変換器が全負荷を負担することになり、運転状態によっては、過電流/過負荷で装置停止→起動不能となるおそれがある。また、同期線を必ず1本は必要とするため、制御装置とのインターフェイスが複雑になり信頼度が低下するなどの問題点がある。
また、特開2001−112261号公報(特許文献2)では、並列運転のための信号線を全く用いない方式が提案されている。この方式では、1台の電力変換器が負荷電圧を制御し、残りの電力変換器はそこに電流制御で連系するという方式を採っているが、このような交流電源装置の運転方式では、原理的に負荷分担が均等化されない上、電流制御と電圧制御と2つの運転モードをもつためモード間の遷移が複雑であり、調整が難しいという問題がある。
特開平11−215602号公報 特開2001−112261号公報
本発明は上述したような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、同期・負荷分担のための同期線を全く用いずに、安定に並列運転を継続することができる電力変換器の並列運転制御装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明の電力変換器の並列運転制御装置は、複数台の電力変換器を交流出力端で並列に接続して、負荷への電力を分担して供給する電源システムにおける電力変換器の並列運転制御装置であって、各電力変換器の出力電圧指令を与える出力電圧指令生成手段と、各電力変換器の出力電流振幅を検出する出力電流振幅検出手段と、各電力変換器の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、各電力変換器の出力電圧を一定振幅に制御する出力電圧振幅制御手段と、各電力変換器の出力電流振幅を所定の電流制限設定値と比較し、前記出力電流振幅の超過量を積分し、積分値に応じて前記出力電圧指令の値を引き下げ、かつ、前記積分値の下限値をゼロに設定して前記出力電圧指令の過度の引き上げを防止する出力電圧指令制御手段と、前記出力電圧検出手段の出力電圧検出値と前記出力電圧指令制御手段の引き下げた出力電圧指令値との差に基づき各電力変換器の出力電圧を制御する電圧制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2の発明の電力変換器の並列運転制御装置は、複数台の電力変換器を交流出力端で並列に接続して、負荷への電力を分担して供給する、電源システムにおける電力変換器の並列運転制御装置であって、各電力変換器の出力電圧指令を与える出力電圧指令生成手段と、各電力変換器の出力電流の振幅を検出する出力電流振幅検出手段と、各電力変換器の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、各電力変換器の出力電圧を一定振幅に制御する出力電圧振幅制御手段と、各電力変換器の起動時に前記出力電圧指令を一定変化率で立ち上げる出力電圧指令立ち上げ手段と、各電力変換器の起動時に出力電流振幅がある設定値を超過した際に、前記出力電圧指令を一定変化率で立ち上げる前記出力電圧指令立ち上げ手段を停止させる出力電圧指令停止手段と、各電力変換器の起動時には前記出力電圧検出値と前記出力電圧指令立ち上げ手段の出力電圧指令値との差に基づき、各電力変換器の定常時には前記出力電圧検出手段の出力電圧検出値と前記出力電圧指令生成手段の電圧指令との差に基づき、各電力変換器の出力電圧を制御する電圧制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項3の発明の電力変換器の並列運転制御装置は、複数台の電力変換器を交流出力端で並列に接続して、負荷への電力を分担して供給する、電源システムにおける電力変換器の並列運転制御装置であって、各電力変換器の出力電圧指令を与える出力電圧指令生成手段と、各電力変換器の出力電流の振幅を検出する出力電流振幅検出手段と、各電力変換器の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、各電力変換器の出力電圧を一定振幅に制御する出力電圧振幅制御手段と、各電力変換器の起動時に前記出力電圧指令を一定変化率で立ち上げる出力電圧指令立ち上げ手段と、各電力変換器の起動時に出力電流の振幅がある設定値を超過した際に、前記出力電圧の検出値と出力電圧指令の差分に応じて当該出力電圧指令の変化率を変化させる出力電圧指令制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載の電力変換器の並列運転制御装置において、前記出力電圧の検出値と出力電圧指令との差分に応じて当該出力電圧指令の変化率を変化させる前記出力電圧指令制御手段は、前記出力電圧の検出値と出力電圧指令との大小関係のみに応じて当該出力電圧指令の変化率を変化させることを特徴するものである。
請求項5の発明は、請求項3に記載の電力変換器の並列運転制御装置において、電力変換器変調率指令を設定する電力変換器変調率指令設定手段を備え、前記出力電圧指令制御手段は、前記出力電圧の検出値の代わりに前記電力変換器変調率指令を用いることを特徴とするものである。
請求項6の電力変換器の並列運転制御装置は、複数台の電力変換器を交流出力端で並列に接続して、負荷への電力を分担して供給する電源システムにおける電力変換器の並列運転制御装置であって、各電力変換器の出力電圧指令を与える出力電圧指令生成手段と、各電力変換器の出力電流振幅を検出する出力電流振幅検出手段と、各電力変換器の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、各電力変換器の出力電圧を一定振幅に制御する出力電圧振幅制御手段と、各電力変換器の出力電流振幅が設定値を超過した際に、その超過量に応じて前記出力電圧指令の値を引き下げる出力電圧指令制御手段と、前記出力電圧検出手段の出力電圧検出値と前記出力電圧指令制御手段の引き下げた出力電圧指令値との差に基づき各電力変換器の出力電圧を制御する電圧制御手段と、各電力変換器の出力電流指令を与える出力電流指令生成手段と、出力電流制限設定値を与える出力電流制限設定手段と、前記出力電流振幅検出手段の出力電流振幅検出値を前記出力電流指令生成手段の出力電流指令に一致するように制御する電流制御手段と、前記出力電流振幅検出手段の出力電流振幅検出値を前記出力電流制限設定値と比較し、出力電流振幅検出値が出力電流制限設定値を超過した際に前記電圧制御手段による出力電圧制御から前記電流制御手段による出力電流制御に切り替える切替手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、全電力変換器一斉に同時起動可能であり、何らかの要因で負荷分担が不均等になった場合にも、各電力変換器の出力を予め定められた過負荷定格以内に抑えることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
(第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態の電力変換器の並列運転制御装置の構成を示すブロック図である。図1ではa〜cのユニット3台が並列に設置されている場合が示してあるが、ユニットの並列台数は2台以上の任意の台数でよい。以下の説明では、電力変換器各ユニットを示す添字a〜cは省略して説明を行う。
本実施の形態の電力変換器の並列運転制御装置は、直流電源1と、電力変換器2と、リアクトル3と、コンデンサ4と、変圧器5と、遮断器6と、負荷母線8と、負荷9と、電力変換器の制御器10と、変換器電流検出器11と、出力電圧検出器12及び出力電流検出器13とから構成されている。
直流電源1により供給された電力は、電力変換器2により交流に変換され、リアクトル3とコンデンサ4によるLCフィルタでスイッチング周波数成分が除去される。各電力変換器2は、負荷9側を直流的に絶縁するための変圧器5、及び当該電力変換器2側と負荷9側を電気的に切り離すための遮断器6を介して負荷母線8に対して並列に接続され、分担して負荷9に電力を供給する。
直流電源1は、例えばSIVなどの鉄道車両に搭載される電源装置の場合には、架線からパンタグラフを経て供給される電力を、交流給電の場合には整流器+フィルタリアクトルなど、直流給電の場合には限流リアクトル+逆流阻止ダイオードなどを平滑コンデンサと組み合わせることによって実現される。また、直流電源1がUPSなどの電源装置の場合には、鉛蓄電池などの二次電池が使用され、充電のための回路が別途設置されるが、本実施の形態では省略している。また、直流電源1には、燃料電池などの電気エネルギーを発生する一次電池を用いることも可能である。変圧器5は、リアクトルで代用されたり省略されたりする場合もある。遮断器6は、電力変換器2の通常動作中は常時投入されている。
電力変換器2の制御器10は、変換器電流検出器11、出力電圧検出器12、出力電流検出器13の信号を元に当該電力変換器2の出力電圧を制御する。本実施の形態では出力電圧検出器12は、遮断器6の負荷側に接続されているが、変圧器5と遮断器6の中間、もしくは変圧器5の電力変換器2側に接続される場合もある。
図2は制御器10の詳しい内部構成を示すブロック図である。制御器10は、電圧指令生成部20と、電圧振幅調整部21と、周波数制御部22と、電圧制御部23と、PWM制御部24及び瞬時電力演算部25とから構成されている。
制御器10の内部では、電圧指令生成部20にて出力電圧の振幅指令値を決定する。この出力電圧の振幅指令値は、電圧振幅調整部21にて瞬時無効電力に応じて振幅が調整された後に、周波数制御部22にて瞬時有効電力に応じた所望の周波数の交流信号にされ、電圧制御部23へ基準信号として与えられる。電圧制御部23は、上述した基準信号と出力電圧検出器12からの信号をもとに電力変換器2への変調率指令を演算する。この変調率指令は、PWM制御部24にて電力変換器2のゲート信号に変換される。瞬時無効電力及び瞬時有効電力は、瞬時電力演算部25にて出力電圧検出器12及び出力電流検出器13からの信号をもとに演算される。瞬時有効電力/瞬時無効電力の代わりに、出力電流の有効分/無効分が用いられる場合もある。
電圧制御部23は、通常、基準信号と検出信号との誤差に対して比例積分を行うものが用いられる場合が多い。図には示していないが、フィルタコンデンサ4の電流をフィードバックし、共振抑制・安定化を図る場合もある。また、PWM制御部24では三角波比較方式が一般的に用いられるが、例えばヒステリシスコンパレータ方式など、それ以外の手法を用いても良い。また本実施の形態では、電圧制御部23は静止座標上(3相交流)にて制御を行っているが、静止座標→回転座標の座標変換を行った上で、出力電圧に同期した回転座標上にて直流量として制御を行うことも可能である。その場合、周波数制御部22は電圧制御部23の後段に配置され、出力電圧検出器12の出力を回転座標上の値に変換する機能は電圧制御部23に内蔵される。
図3は上記制御器10内の電圧指令生成部20の詳しい内部構成を示すブロック図である。電圧振幅指令生成部20は、定格時電圧振幅指令設定部26と、瞬時振幅演算部27と、電流制限指令設定部28及び積分要素29とから構成されている。
通常運転時には、定格時電圧振幅指令設定部26により設定された定格電圧指令の値がそのまま次段の電圧振幅調整部21に出力される。過負荷時には、出力電流の瞬時振幅演算部27の出力が予め設定された電流制限指令設定部28での設定値を超過した分を積分要素29により積分し、その出力を前述の定格電圧指令から減算することによって、出力電圧振幅指令を減少させ、電圧振幅調整部21に出力する。積分要素29の下限はゼロでリミットすることにより、軽負荷時の無用な電圧上昇を避ける。積分要素29は比例要素と組み合わせて用いてもよいし、比例要素のみとしてもよい。本実施の形態では、出力電流の瞬時振幅を用いているが、瞬時出力電力の皮相分を用いることも可能である。また、本機能が動作している間は、相互干渉を避けるために、電圧振幅調整部21をスキップさせるようにすることも可能である。
このようにして、本実施の形態によれば、複数台の電力変換器2の間で横流が発生しても、電力変換器2の出力電圧を低下させることによって、その出力電流の定格超過分を過負荷定格以内に抑えることが可能となる。
(第2の実施の形態)第1の実施の形態における電圧指令生成部20は、定常時・起動時の双方に使用可能であるが、第2の実施の形態における電圧指令生成部20は起動時にソフトスタートを行うことを特徴とする。図4は本発明の第2の実施の形態において採用される電圧指令生成部20の構成を示すブロック図である。尚、図3と同様の装置には同様の符号を用いている。本実施の形態における電圧指令生成部20は、定格時電圧振幅指令設定部26と、瞬時振幅演算部27と、電流制限指令設定部28と、ソフトスタート時変化率指令設定部30と、積分要素31及び比較器32とから構成されている。
電力変換器2の始動時には、出力側に接続された変圧器5への励磁突入電流を防止するため、ソフトスタート機能が用いられる。ソフトスタート機能は、電圧振幅変化率指令設定部30により設定される値を積分要素31へ入力し、積分上限を電圧振幅指令設定部26の出力によりリミットすることにより得るようにしている。
本実施の形態における電圧指令生成部20では、出力電流の瞬時振幅演算部27の出力及び電流制限指令設定部28での設定値を比較器32で比較し、前者の値が後者の値を超過した場合には、積分要素31の動作を停止させ(もしくは入力をゼロとし)、電圧指令の上昇を停止させる。このようにして起動直後においては電圧上昇速度を制限することにより、電力変換器2の出力電流の定格超過分をその過負荷定格以内に抑えることが可能となる。
尚、本実施の形態における電圧指令生成部20による電圧指令生成の方式は第1の実施の形態における方式と併用することが可能である。その場合には、図2の電圧指令生成部20の部分を、起動中は図4、定常時は図3のブロックに切り替えることで実現できる。また、図3の定格時電圧振幅指令設定部26を図4に示した内容と置き換えることよって、常時、両者を併用することも可能である。相互干渉を避けるため、本機能が動作中には、電圧振幅調整部21をスキップさせることが可能な点も第1の実施の形態と同様である。
(第3の実施の形態)第3の実施の形態の電力変換器の並列運転制御装置について説明する。第3の実施の形態は電圧指令生成部20に特徴を有し、他の構成要素は第1、第2の実施の形態と同じである。第1の実施の形態及び第2の実施の形態で述べた横流抑制方式では電圧を絞ることにより電流を絞ることを前提条件としてきた。しかし、並列運転を行っている場合、他機の運転状態によっては、電圧を上昇させた方が電流を絞ることが可能になる場合がある。この判別を行った場合の電圧指令生成部20の構成を図5に示す。尚、図3又は図4と同一の装置には同一の符号を用いている。本実施の形態における電圧指令生成部20は、定格時電圧振幅指令設定部26と、瞬時振幅演算部27と、電流制限指令設定部28と、ソフトスタート時変化率指令設定部30と、積分要素31と、比較器32と、切換器33と、瞬時振幅演算部34と、比較器35と、切換器36及び比例要素37とから構成されている。
本実施の形態では、出力電流が設定値を超過した場合には、切換器33の入力を1側にして、ソフトスタート時の電圧指令変化率を通常時と変化させる。出力電圧の瞬時振幅演算部34の出力と定格時電圧振幅指令設定部26の設定値を比較器35にて比較し、前者が後者よりも大きい場合には切換器36の入力を1側として、積分要素31に0を入力して、電圧指令値の上昇を停止することにより、積分を停止させた場合と同じ効果を得る。上記前者が後者よりも小さい場合には、切換器36の入力を0側とし、電圧振幅変化率指令設定部30により設定される値に比例要素37にて定数倍を乗算したものを積分要素31へ入力する。この例では、切換器36の入力が1側とされた場合には0が入力されるようになっているが、0以外の任意の定数でも可能である。
本実施の形態における電圧指令設定の方式も、第2の実施の形態と同様の手法で第1の実施の形態と併用することが可能である。
(第4の実施の形態)第4の実施の形態の電力変換器の並列運転制御装置について説明する。第4の実施の形態は電圧指令生成部20に特徴を有し、他の構成要素は第1乃至第3の実施の形態と同じである。第3の実施の形態では、電圧振幅指令と出力電圧の瞬時振幅の大小関係のみによって、ソフトスタート時の電圧上昇速度を二値的に変化させたが、連続的に変化させることも可能である。この場合の電圧指令生成部20の構成を図6に示す。尚、図3、図4又は図5と同一の装置には同一の符号を用いている。本実施の形態における電圧指令生成部20は、定格時電圧振幅指令設定部26と、瞬時振幅演算部27と、電流制限指令設定部28と、ソフトスタート時変化率指令設定部30と、積分要素31と、比較器32と、切換器33と、瞬時振幅演算部34と、比例要素38及び乗算器39とから構成されている。
本実施の形態における電圧指令生成部20は、出力電流が設定値を超過し、切換器33の入力が1側になった場合、定格時電圧振幅指令設定部26の設定値から出力電圧瞬時振幅演算部34の出力を減じ、この値に対して比例要素38で定数を乗じ、さらに乗算器39にてソフトスタート時電圧振幅変化率指令設定部30の出力をに乗じ、そしてこの結果を、積分要素31の入力とすることで電圧指令の上昇速度を調整する。比例要素38の定数は正の値だけでなく負の値をとることも考えられる。また、この例では単に比例定数のみとしたが、二乗比例や比例+積分などの任意の関数でも可能である。
本実施の形態では、電圧指令生成部20が電圧振幅指令と出力電圧検出値の瞬時振幅の大小関係から、ソフトスタート時の電圧上昇速度を変化させているが、出力電圧瞬時振幅の代わりに、電力変器への変調率指令を用いてもよい。その場合、出力電圧検出値の瞬時振幅演算部34への入力は、出力電圧検出器13の出力の代わりに、図2の電圧制御部23の出力を用いる。電力変換器2の変調率指令が、電圧振幅指令を上回った場合には電圧指令上昇率を増加させ、下回った場合には減少させることが基本動作となる。
本実施の形態では、ソフトスタート時に負荷電圧の上昇速度を判定して、電力変換器間での横流を抑えることが可能となる。尚、本実施の形態でも、第2の実施の形態又は第3の実施の形態と同様の手法で第1の実施の形態と併用することが可能である。
(第5の実施の形態)第5の実施の形態の電力変換器の並列運転制御装置について説明する。第5の実施の形態は電圧指令生成部20に特徴を有し、他の構成要素は第1乃至第4の実施の形態と同じである。第1の実施の形態乃至第4の実施の形態にて述べてきた制御方式では、電圧制御を行ったままその指令値を変化させることによって電力変換器の電流を装置定格近傍以下に抑えることを考えてきたが、本実施の形態では、装置定格を超える電流が流れた場合には、電流制御に切り換えることにより電力変換器間の横流を抑制することを特徴とする。
図7は本発明の第5の実施の形態の電力変換器の並列運転制御装置における制御器10の構成を示すブロック図である。尚、図2、図3、図4及び図5と同一の装置には同一の符号を用いている。制御器10は、電圧指令生成部20と、電圧振幅調整部21と、周波数制御部22と、電圧制御部23と、PWM制御部24と瞬時電力演算部25と、瞬時振幅演算部27と、電流制限指令設定部28と、比較器32と、切換器33と、電指令生成部40及び電流制御部41とから構成されている。
電力変換器2の出力電流瞬時振幅演算部27の出力が、出力電流制限設定部28にて設定された値を超過した場合、切換器33によりPWM制御部24への入力を電圧制御部23の出力から電流制御部41の出力へ切り換える。指令値を生成する電流指令生成部40は、定格電流/定格力率相当の固定値としてもよく、過負荷となる直前の電流振幅/力率値としてもよい。
本実施の形態における制御器10では、周波数制御部22はPWM制御部24の前段に接続され、電圧制御部23及び電流制御部41は、負荷電圧周波数に同期した回転座標上で直流量の制御を行う。このため、電圧制御部23及び電流制御部41は、出力電圧検出器12の出力及び出力電流検出器11の出力を3相から回転座標上の値に変換する機能を有する。しかし、第1の実施の形態乃至第の実施の形態と同様、電圧制御部23及び電流制御部31を静止座標上にて実現することも可能である。その場合には、周波数制御部22は、第1の実施の形態乃至第の実施の形態と同様、電圧制御部23及び電流制御部41の前段に配置される。また、本実施の形態の制御器10では、出力電流検出器11の出力を瞬時振幅の演算部27へ入力し、比較器32の入力としているが、第1の実施の形態乃至第の実施の形態と同様に、出力電流検出器13の出力を用いることも可能である。
本実施の形態によれば、過負荷時には電力変換器2の電流を直接制御することにより、変換器電流をあらかじめ設定された範囲内に抑制することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態の電力変換器の並列運転制御装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施の形態における制御器の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施の形態における制御器内の電圧指令生成部の構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施の形態における電圧指令生成部の構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態における電圧指令生成部の構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施の形態における電圧指令生成部の構成を示すブロック図。 本発明の第5の実施の形態における制御器の構成を示すブロック図。
符号の説明
a、b、c ユニット
1、1a〜1c 直流電源
2、2a〜2c 電力変換器
3、3a〜3c フィルタリアクトル
4、4a〜4c フィルタコンデンサ
5、5a〜5c 変圧器
6、6a〜6c 遮断器
8 負荷母線
9 負荷
10、10a〜10c 制御器
11、11a〜11c 変換器電流検出器
12、12a〜12c 出力電圧検出器
13、13a〜13c 出力電流検出器
20 電圧指令生成部
21 電圧振幅調整部
22 周波数制御部
23 電圧制御部
24 PWM制御部
25 電力演算部
26 定格時電圧振幅指令設定部
27 電流瞬時振幅演算部
28 電流制限指令設定部
30 起動時電圧変化率指令設定部
34 電圧瞬時振幅演算部
40 電流指令生成部
41 電流制御部

Claims (6)

  1. 複数台の電力変換器を交流出力端で並列に接続して、負荷への電力を分担して供給する電源システムにおける電力変換器の並列運転制御装置であって、
    各電力変換器の出力電圧指令を与える出力電圧指令生成手段と、
    各電力変換器の出力電流振幅を検出する出力電流振幅検出手段と、
    各電力変換器の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
    各電力変換器の出力電圧を一定振幅に制御する出力電圧振幅制御手段と、
    各電力変換器の出力電流振幅を所定の電流制限設定値と比較し、前記出力電流振幅の超過量を積分し、積分値に応じて前記出力電圧指令の値を引き下げ、かつ、前記積分値の下限値をゼロに設定して前記出力電圧指令の過度の引き上げを防止する出力電圧指令制御手段と
    前記出力電圧検出手段の出力電圧検出値と前記出力電圧指令制御手段の引き下げた出力電圧指令値との差に基づき各電力変換器の出力電圧を制御する電圧制御手段とを備えたことを特徴とする電力変換器の並列運転制御装置。
  2. 複数台の電力変換器を交流出力端で並列に接続して、負荷への電力を分担して供給する、電源システムにおける電力変換器の並列運転制御装置であって、
    各電力変換器の出力電圧指令を与える出力電圧指令生成手段と、
    各電力変換器の出力電流の振幅を検出する出力電流振幅検出手段と、
    各電力変換器の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
    各電力変換器の出力電圧を一定振幅に制御する出力電圧振幅制御手段と、
    各電力変換器の起動時に前記出力電圧指令を一定変化率で立ち上げる出力電圧指令立ち上げ手段と、
    各電力変換器の起動時に出力電流振幅がある設定値を超過した際に、前記出力電圧指令を一定変化率で立ち上げる前記出力電圧指令立ち上げ手段を停止させる出力電圧指令停止手段と
    各電力変換器の起動時には前記出力電圧検出値と前記出力電圧指令立ち上げ手段の出力電圧指令値との差に基づき、各電力変換器の定常時には前記出力電圧検出手段の出力電圧検出値と前記出力電圧指令生成手段の電圧指令との差に基づき、各電力変換器の出力電圧を制御する電圧制御手段とを備えたことを特徴とする電力変換器の並列運転制御装置。
  3. 複数台の電力変換器を交流出力端で並列に接続して、負荷への電力を分担して供給する、電源システムにおける電力変換器の並列運転制御装置であって、
    各電力変換器の出力電圧指令を与える出力電圧指令生成手段と、
    各電力変換器の出力電流の振幅を検出する出力電流振幅検出手段と、
    各電力変換器の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
    各電力変換器の出力電圧を一定振幅に制御する出力電圧振幅制御手段と、
    各電力変換器の起動時に前記出力電圧指令を一定変化率で立ち上げる出力電圧指令立ち上げ手段と、
    各電力変換器の起動時に出力電流の振幅がある設定値を超過した際に、前記出力電圧の検出値と出力電圧指令の差分に応じて当該出力電圧指令の変化率を変化させる出力電圧指令制御手段とを備えたことを特徴とする電力変換器の並列運転制御装置。
  4. 前記出力電圧の検出値と出力電圧指令との差分に応じて当該出力電圧指令の変化率を変化させる前記出力電圧指令制御手段は、前記出力電圧の検出値と出力電圧指令との大小関係のみに応じて当該出力電圧指令の変化率を変化させることを特徴する請求項3に記載の電力変換器の並列運転制御装置。
  5. 電力変換器変調率指令を設定する電力変換器変調率指令設定手段を備え、前記出力電圧指令制御手段は、前記出力電圧の検出値の代わりに前記電力変換器変調率指令を用いることを特徴とする請求項3に記載の電力変換器の並列運転制御装置。
  6. 複数台の電力変換器を交流出力端で並列に接続して、負荷への電力を分担して供給する電源システムにおける電力変換器の並列運転制御装置であって、
    各電力変換器の出力電圧指令を与える出力電圧指令生成手段と、
    各電力変換器の出力電流振幅を検出する出力電流振幅検出手段と、
    各電力変換器の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
    各電力変換器の出力電圧を一定振幅に制御する出力電圧振幅制御手段と、
    各電力変換器の出力電流振幅が設定値を超過した際に、その超過量に応じて前記出力電圧指令の値を引き下げる出力電圧指令制御手段と
    前記出力電圧検出手段の出力電圧検出値と前記出力電圧指令制御手段の引き下げた出力電圧指令値との差に基づき各電力変換器の出力電圧を制御する電圧制御手段と、
    各電力変換器の出力電流指令を与える出力電流指令生成手段と、
    出力電流制限設定値を与える出力電流制限設定手段と、
    前記出力電流振幅検出手段の出力電流振幅検出値を前記出力電流指令生成手段の出力電流指令に一致するように制御する電流制御手段と、
    前記出力電流振幅検出手段の出力電流振幅検出値を前記出力電流制限設定値と比較し、出力電流振幅検出値が出力電流制限設定値を超過した際に前記電圧制御手段による出力電圧制御から前記電流制御手段による出力電流制御に切り替える制御切替手段とを備えたことを特徴とする電力変換器の並列運転制御装置。
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