JP2011162057A - 電気鉄道用電力変換装置の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電装置を効率的に運用することのできる電気鉄道用電力供給システムを提供することにある。
【解決手段】電力会社系統5から供給される交流電力を直流電力に変換するダイオード整流器1と、ダイオード整流器1から供給された直流電力を交流電力に変換して、交流き電システム6に供給し、交流き電システム6から供給された回生電力を直流電力に変換する単相インバータ2と、蓄電池4と、蓄電池4の充放電を制御するための双方向チョッパ回路3と、蓄電池4の充電量が充分な状態の場合、単相インバータ2の直流電圧Vdcを、ダイオード整流器1により維持される直流電圧よりも高い電圧に双方向チョッパ回路3を制御する双方向チョッパ制御装置11とを備えた電気鉄道用電力供給システム15。
【選択図】 図1
【解決手段】電力会社系統5から供給される交流電力を直流電力に変換するダイオード整流器1と、ダイオード整流器1から供給された直流電力を交流電力に変換して、交流き電システム6に供給し、交流き電システム6から供給された回生電力を直流電力に変換する単相インバータ2と、蓄電池4と、蓄電池4の充放電を制御するための双方向チョッパ回路3と、蓄電池4の充電量が充分な状態の場合、単相インバータ2の直流電圧Vdcを、ダイオード整流器1により維持される直流電圧よりも高い電圧に双方向チョッパ回路3を制御する双方向チョッパ制御装置11とを備えた電気鉄道用電力供給システム15。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電気鉄道に適用される電力変換装置の制御装置に関する。
一般に、電気鉄道用電力供給システムは、大きく分けて、主に在来線に適用される直流き電方式と、高速鉄道に多く適用される交流き電方式との2つの方式がある。交流き電方式では、電力会社系統から受電する際に、三相交流電力から単相交流電力に変換を行う必要がある。この電力変換には、スコット変圧器又は変形ウッドブリッジ変圧器などの変圧器が用いられる。スコット変圧器は、三相交流電力をM座及びT座の2つの単相母線に変換する。これら2つの単相母線は、それぞれき電線に接続される。M座とT座のそれぞれの出力電力が異なる運用では、電力会社系統の三相不平衡の問題がある。このため、一般には、三相交流側に補償装置が設置されている。変形ウッドブリッジ変圧器についても同様である。
近年、交流き電方式の電力供給システムにおいて、変形ウッドブリッジ変圧器の代わりに、三相交流電力を単相交流電力に変換するパワーエレクトロニクス機器を用いることがある。このパワーエレクトロニクス機器を用いたシステムでは、三相交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を単相交流電力に変換する。このシステムのメリットとしては、三相不平衡が解消されることや電圧変動が商用系統の母線に拡散しないことなどがある。
また、パワーエレクトロニクス機器を用いたシステムとしては、直流回路に電力貯蔵装置が設けられたシステムが提案されている。この電力貯蔵装置は、軽負荷時に電力を蓄える。一方、重負荷時には、電力貯蔵装置は、放電する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、先行技術文献に開示されているような蓄電装置(電力貯蔵装置)が設けられた電気鉄道用電力供給システムにおいて、このような蓄電装置を効率的に運用することについては考慮されていない。
そこで、本発明の目的は、蓄電装置を効率的に運用することのできる電気鉄道用電力供給システムを提供することにある。
本発明の観点に従った電気鉄道用電力供給システムは、交流電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、前記コンバータから供給された直流電力を交流電力に変換して電気鉄道用電力系統に供給し、前記電気鉄道用電力系統から供給された交流電力を直流電力に変換するインバータと、直流電力をエネルギーとして蓄える蓄電手段と、前記蓄電手段の直流電圧を変圧させた直流電圧を前記インバータの直流側に印加する直流電圧変圧手段と、前記蓄電手段の充電量が第1の所定値よりも多い場合、前記インバータの直流側に印加する直流電圧を、前記コンバータから出力される直流電圧よりも高い電圧に前記直流電圧変圧手段を制御する直流電圧制御手段とを備えている。
本発明によれば、蓄電装置を効率的に運用することのできる電気鉄道用電力供給システムを提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る電気鉄道用電力供給システム15の構成を示す構成図である。なお、以降の図における同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。以降の実施形態も同様にして重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気鉄道用電力供給システム15の構成を示す構成図である。なお、以降の図における同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。以降の実施形態も同様にして重複する説明を省略する。
電気鉄道用電力供給システム15は、ダイオード整流器1と、単相インバータ2と、双方向チョッパ回路3と、蓄電池4と、変圧器7,8と、コンデンサ9と、交流き電システム6と、単相インバータ制御装置10と、双方向チョッパ制御装置11と、直流電流検出器CD1,CD2と、直流電圧検出器PD1と、交流電流検出器C1と、交流電圧検出器P1,P2とを備えている。
電気鉄道用電力供給システム15は、電力会社系統5と接続されている。電力会社系統5は、商用電源を備えた電力会社等の電力系統である。
電気鉄道用電力供給システム15の主回路は、ダイオード整流器1と、単相インバータ2と、双方向チョッパ回路3と、蓄電池4とを含む回路である。
ダイオード整流器1の交流側は、変圧器7を介して、電力会社系統5と接続されている。ダイオード整流器1の直流側は、直流リンクLNにより、単相インバータ2の直流側と接続されている。ダイオード整流器1には、変圧器7を介して、電力会社系統5から三相交流電力が供給される。ダイオード整流器1は、複数のダイオードDIにより、供給された三相交流電力を直流電力に変換する電力変換装置(コンバータ)である。ダイオード整流器1は、変換した直流電力を単相インバータ2に供給する。
単相インバータ2には、ダイオード整流器1により変換された直流電力が供給される。単相インバータ2は、供給された直流電力を単相交流電力に変換する。単相インバータ2は、変換した単相交流電力を、変圧器8を介して、交流き電システム6に供給する。
交流き電システム6は、電気車を走行させる電力を供給するための電力系統システムである。交流き電システム6は、電気車等により発生した回線電力を単相インバータ2に供給する。
双方向チョッパ回路3は、直流リンクLNに接続されている。双方向チョッパ回路3は、蓄電池4を充電又は放電させるための回路である。双方向チョッパ回路3は、直流リンクLNの直流電圧を制御する。双方向チョッパ回路3は、蓄電池4から放電された電力を直流リンクLNに供給する。双方向チョッパ回路3は、直流リンクLNから供給された直流電力により、蓄電池4を充電する。双方向チョッパ回路3は、スイッチング素子T1,T2と、ダイオードD1,D2と、リアクトルL1とを備えている。双方向チョッパ回路3は、スイッチング素子T1,T2が駆動制御されることにより、電圧変換が制御される。
コンデンサ9は、直流リンクLNの正極と負極の間に接続されている。コンデンサ9は、直流リンクLNの直流電圧を平滑化する平滑コンデンサである。
交流電流検出器C1は、変圧器8と交流き電システム6とを接続する送電線に流れる交流電流Ifを検出する。交流電流検出器C1は、検出した交流電流Ifを単相インバータ制御装置10に送信する。
交流電圧検出器P1は、変圧器8と交流き電システム6とを接続する送電線の交流電圧Vfを検出する。交流電圧検出器P1は、検出した交流電圧Vfを単相インバータ制御装置10に送信する。
単相インバータ制御装置10は、交流電流If及び交流電圧Vfに基づいて、単相インバータ2にゲート信号SG1を出力する。これにより、単相インバータ制御装置10は、単相インバータ2を制御する。
交流電圧検出器P2は、電力会社系統5と変圧器7とを接続する送電線の交流電圧Vacを検出する。交流電圧検出器P2は、検出した交流電圧Vacを双方向チョッパ制御装置11に送信する。
直流電流検出器CD1は、単相インバータ2に流れ込むインバータ電流Iinvを検出する。直流電流検出器CD1は、検出したインバータ電流Iinvを双方向チョッパ制御装置11に送信する。
直流電流検出器CD2は、蓄電池4から出力される蓄電池電流(双方向チョッパ回路電流)Ibを検出する。直流電流検出器CD2は、検出した蓄電池電流Ibを双方向チョッパ制御装置11に送信する。
直流電圧検出器PD1は、直流リンクLNの直流電圧Vdcを検出する。直流電圧検出器PD1は、検出した直流電圧Vdcを双方向チョッパ制御装置11に送信する。
双方向チョッパ制御装置11は、交流電圧Vac、インバータ電流Iinv、蓄電池電流Ib、及び直流電圧Vdcに基づいて、双方向チョッパ回路3にゲート信号SG2を出力する。これにより、双方向チョッパ制御装置11は、双方向チョッパ回路3を制御する。
図2は、本実施形態に係る単相インバータ制御装置10の構成を示す構成図である。
単相インバータ制御装置10は、交流電圧制御部21と、交流電流制御部22と、インバータPWM回路23と、電流DQ変換回路24と、電圧DQ変換・位相検出回路25と、加算器AD21と、減算器SB21と、スイッチSW21とを備えている。
スイッチSW21は、蓄電池4が満充電の場合、オンされる。スイッチSW21がオンされると、加算器AD21に電圧加算値が入力される。スイッチSW21がオフの場合、加算器AD21には、何も入力されない(ゼロが入力される)。
加算器AD21には、電圧設定値とスイッチSW21からの出力値が入力される。加算器AD21は、スイッチSW21が押されている場合は、電圧設定値に電圧加算値を加算する。加算器AD21は、交流電圧制御部21に、電圧加算値を加算した電圧設定値を出力する。一方、加算器AD21は、スイッチSW21が押されていない場合は、交流電圧制御部21に、電圧設定値をそのまま出力する。
電圧DQ変換・位相検出回路25には、交流電圧検出器P1から交流電圧Vfが入力される。電圧DQ変換・位相検出回路25は、交流電圧VfをDQ変換する。DQ変換は、電圧又は電流の正弦波を実効値に変換し、D軸成分とQ軸成分にする。D軸成分及びQ軸成分は、大きさと位相の情報が含まれたベクトルで表される。電圧DQ変換・位相検出回路25は、交流電圧VfのDQ変換及び位相検出により、コサイン成分Vcos、サイン成分Vsin及び電圧絶対値Vabsを求める。電圧DQ変換・位相検出回路25は、求めた電圧絶対値Vabsを減算器SB21に出力する。電圧DQ変換・位相検出回路25は、求めた交流電圧Vfのコサイン成分Vcos及びサイン成分Vsinを交流電流制御部22に出力する。
減算器SB21には、加算器AD21からの電圧設定値及び電圧DQ変換・位相検出回路25からの電圧絶対値Vabsが入力される。減算器SB21は、電圧設定値から検出された交流電圧Vfの電圧絶対値Vabsを減算する。減算器SB21は、演算した値を交流電圧制御部21に出力する。
交流電圧制御部21は、交流電流制御部22による電流制御に対して、上位制御を行う。交流電圧制御部21は、減算器SB21から入力された値をゼロにするように、D軸電流指令値Idref及びQ軸電流指令値Iqrefを演算する。交流電圧制御部21は、演算したDQ軸電流指令値Idref,Iqrefを交流電流制御部22に出力する。
電流DQ変換回路24には、交流電流検出器C1から交流電流Ifが入力される。電流DQ変換回路24は、交流電流IfをDQ変換して、D軸電流Id及びQ軸電流Iqを求める。電流DQ変換回路24は、求めたD軸電流Id及びQ軸電流Iqを交流電流制御部22に出力する。
交流電流制御部22は、単相インバータ制御装置10における主制御を行う。交流電流制御部22には、交流電圧制御部21からのDQ軸電流指令値Idref,Iqref、電流DQ変換回路24からのDQ軸電流Id,Iq、及び電圧DQ変換・位相検出回路25からの交流電圧Vfのコサイン成分Vcos及びサイン成分Vsinが入力される。交流電流制御部22は、DQ変換されたDQ軸電流Id,IqとDQ軸電流指令値Idref,Iqrefとの突合せを行う。交流電流制御部22は、突合せによる演算結果と交流電圧Vfのコサイン成分Vcos及びサイン成分Vsinとに基づいて、単相インバータ2の運転点であるD軸電圧指令値Vdc及びQ軸電圧指令値Vqcを演算する。交流電流制御部22は、演算したDQ軸電圧指令値Vdc,VqcをインバータPWM回路23に出力する。
インバータPWM回路23は、単相インバータ2をPWM(Pulse Width Modulation)制御するための回路である。インバータPWM回路23は、交流電流制御部22から入力されたDQ軸電圧指令値Vdc,Vqcに基づいて、ゲート信号SG1を生成する。インバータPWM回路23は、生成したゲート信号SG1を単相インバータ2に出力する。
これにより、単相インバータ制御装置10は、検出した交流き電システム6との連系点電圧Vfに基づいて、電圧設定値に維持するように単相インバータ2を制御する。
図3は、本実施形態に係る双方向チョッパ制御装置11の構成を示す構成図である。
双方向チョッパ制御装置11は、直流電圧制御部31と、直流電流制御部32と、双方向チョッパ主制御ブロック33と、三角波比較回路34と、上位制御選択スイッチSL31とを備えている。
双方向チョッパ制御装置11は、上位制御として、直流電流制御部31による制御と直流電圧制御部32による制御とがある。
上位制御選択スイッチSL31は、蓄電池4の蓄電残量が充分にある場合(蓄電残量が設定値よりも多い場合)、接点Aを選択する。これにより、双方向チョッパ制御装置11は、直流電圧制御部32により、双方向チョッパ回路3を制御する。上位制御選択スイッチSL31は、蓄電池4の蓄電残量が少ない場合(蓄電残量が設定値よりも少ない場合又は蓄電池4の充電が必要な場合)、接点Bを選択する。これにより、双方向チョッパ制御装置11は、直流電流制御部31により、双方向チョッパ回路3を制御する。
双方向チョッパ主制御ブロック33は、上位制御選択スイッチSL31により選択された上位制御(直流電流制御部31又は直流電圧制御部32)の出力がゼロになるように、指令値(運転点)を演算する。双方向チョッパ主制御ブロック33は、演算した指令値を信号として、三角波比較回路34に出力する。
三角波比較回路34は、三角波送出部341と、比較回路342と、論理否定回路NT34とを備えている。
三角波比較回路34は、双方向チョッパ主制御ブロック33から入力された信号と、三角波送出部341により入力された三角波を比較する。三角波比較回路34は、比較結果の信号をゲート信号SG2として、双方向チョッパ回路3の1つのスイッチング素子T1に出力する。これにより、スイッチング素子T1は、駆動制御される。論理否定回路NTは、三角波比較回路34による比較結果の信号の論理否定を出力する。論理否定回路NTは、論理否定結果の信号をゲート信号SG2として、双方向チョッパ回路3のもう1つのスイッチング素子T2に出力する。これにより、スイッチング素子T2は、駆動制御される。
直流電流制御部31は、最小値選択部311と、除算器DV311,DV312と、減算器SB31とを備えている。
除算器DV311には、検出された単相インバータ2に流れ込むインバータ電流Iinvが入力される。除算器DV311は、インバータ電流Iinvをインバータ定格電流で除算することで、インバータ電流IinvのPU値を演算する。除算器DV311は、演算したインバータ電流IinvのPU値を最小値選択部311に出力する。
最小値選択部311は、除算器DV311から入力されたインバータ電流IinvのPU値と0.0puのうち小さい方の値を選択する。最小値選択部311は、選択した値を減算器SB31に出力する。
除算器DV312には、検出された蓄電池4から出力される蓄電池電流Ibが入力される。除算器DV312は、蓄電池電流Ibを双方向チョッパ定格電流で除算することで、蓄電池電流IbのPU値を演算する。除算器DV311は、演算した蓄電池電流IbのPU値を減算器SB31に出力する。
減算器SB31は、最小値選択部311から入力された値から蓄電池電流IbのPU値を減算する。減算器SB31は、減算した値を上位制御選択スイッチSL31の接点Bに出力する。
直流電圧制御部32は、実効値演算部321と、電圧マージン加算部322と、除算器DV321,DV322と、減算器SB32とを備えている。
除算器DV321には、検出された電力会社系統5と変圧器7とを接続する送電線の交流電圧Vacが入力される。除算器DV321は、交流電圧Vacを系統定格電圧で除算することで、交流電圧VacのPU値を演算する。除算器DV321は、演算した交流電圧VacのPU値を実効値演算部321に出力する。
実効値演算部321は、除算器DV321から入力された交流電圧VacのPU値の実効値を演算する。実効値演算部321は、演算した交流電圧VacのPU値の実効値を電圧マージン加算部322に出力する。
電圧マージン加算部322は、実効値演算部321から入力された交流電圧VacのPU値の実効値に、電圧マージンKmを加える。電圧マージン加算部322は、交流電圧VacのPU値の実効値に電圧マージンKmを加えた値を減算器SB32に出力する。
除算器DV322には、検出された直流リンクLNの直流電圧Vdcが入力される。除算器DV322は、直流電圧Vdcを直流定格電圧で除算することで、直流電圧VdcのPU値を演算する。除算器DV322は、演算した直流電圧VdcのPU値を減算器SB32に出力する。
減算器SB32は、電圧マージン加算部322から入力された値から直流電圧VdcのPU値を減算する。減算器SB32は、減算した値を上位制御選択スイッチSL31の接点Aに出力する。
次に、単相インバータ制御装置10の動作について説明する。
力行運転する電車が多い場合は電力消費が多くなるため、き電線電圧が低下する。き電線電圧が低下すると、単相インバータ制御装置10は、単相インバータ2の出力電圧を維持しようとすることにより、交流き電システム6へ電力供給を増やす方向に制御する。
一方、回生運転する電車が多い場合は、き電線電圧が上昇する。き電線電圧が上昇すると、単相インバータ制御装置10は、単相インバータ2の出力電圧を維持しようとすることにより、交流き電システム6へ電力供給を減らす方向に制御する。これにより、単相インバータ2は、逆向き電力となり、直流回路側へ電力を供給する運転になる。
このとき、ダイオード整流器1は、逆向き(直流回路側から電力会社系統5側)に電力を送れないため、双方向チョッパ回路3の制御により、単相インバータ2から直流回路側に供給された電力は、蓄電池4に充電される。
また、単相インバータ制御装置10には、蓄電池4が満充電になると(蓄電残量が設定値を超えると)、電圧設定値に電圧加算値が加算される電圧設定変更機能が設けられている。蓄電池4は、満充電になると電力を蓄えることができなくなる。蓄電池4が充電できない状況で、単相インバータ2が逆向き電力になると、単相インバータ2の直流側の電圧が上昇する。この直流電圧の上昇を防ぐために、蓄電池4の満充電時には、単相インバータ制御装置10は、単相インバータ2から出力させる交流電圧の電圧設定値を大きめにする。これにより、単相インバータ2は、逆向き電力に成り難い運転になる。
次に、双方向チョッパ制御装置11の動作について説明する。
蓄電池4の蓄電残量が充分な場合は、双方向チョッパ制御装置11は、直流電圧制御部32による直流電圧制御がされる。
双方向チョッパ回路3からの出力がない場合、直流電圧は電力会社系統5の電圧に依存する。これは、直流回路がダイオード整流器1を介して、電力会社系統5に接続されているためである。直流電圧制御部32は、電圧マージンKmにより、電力会社系統5の状態で決まる直流電圧に対し、やや高めになるように双方向チョッパ回路3を制御する。ダイオード整流器1は、直流電圧が低下すると、電圧維持のために、電力会社系統5から電力供給を行う。よって、高めの直流電圧が維持されている限り、ダイオード整流器1からの電力供給はされない。このため、高めの直流電圧が維持されている場合、蓄電池4から優先的に電力供給される。
単相インバータ2の逆向き電力運転により、直流回路へ電力供給された場合、余った電力により直流電圧が上昇する。このため、直流電圧制御部32で運転している双方向チョッパ回路3により、余った電力は、蓄電池4に充電される。これにより、直流電圧が維持される。よって、双方向チョッパ回路3が電圧高め運転をすることで、蓄電池4への電力の出し入れの制御がされる。即ち、電気鉄道用電力供給システム15は、交流き電システム6の負荷変動に応答する仕組みとなる(蓄電池優先の制御)。従って、蓄電池4の蓄電残量が充分な場合は、蓄電池4に蓄電されている電力がより活用される。
蓄電池4の蓄電残量が少なくなった場合は、双方向チョッパ制御装置11は、直流電流制御部31による直流電流制御がされる。
直流電流制御部31は、単相インバータ2のインバータ電流Iinvを取込む。直流電流制御部31は、直流回路内でインバータ電流Iinvを相殺するように、双方向チョッパ回路3の出力電流を制御する。但し、直流電流制御部31は、取込んだインバータ電流Iinvの値を零と比較し、最小値選択して制御している。そのため、双方向チョッパ回路3は、正の電流(蓄電池4から出力される方向の電流)の運転にはならない。よって、蓄電池4は、充電のみの運転となる。この運用を継続することで、蓄電池4の蓄電残量が少なくなっている状態は解消される。また、蓄電池4が放電運転をしないことにより、直流回路内は、電力不足となる。この不足分の電力は、ダイオード整流器1から供給される。これにより、直流回路の直流電圧は、維持される。
従って、蓄電池4の蓄電残量が少なくなった場合は、双方向チョッパ制御装置11は、単相インバータ2の直流電流を補うように、双方向チョッパ回路3の電流を制御する。このとき、蓄電池4は、放電運転が制限される。よって、蓄電池4は、充電運転のみが行なわれる。
図4から図8は、本実施形態に係る双方向チョッパ制御装置11の電圧制御による動作を示すグラフ図である。図9から図13は、本実施形態に係る双方向チョッパ制御装置11の電流制御による動作を示すグラフ図である。なお、電圧制御と電流制御は、同じ負荷条件下で行ったものである。
図4及び図9は、単相インバータ2から出力される負荷電力Pfの推移を示している。図5及び図10は、単相インバータ2の直流側を流れるインバータ電流Iinvの推移を示している。図6及び図11は、ダイオード整流器1から出力されるダイオード整流器電流Irの推移を示している。図7及び図12は、蓄電池4から出力される蓄電池電流Ibの推移を示している。図8及び図13は、直流回路(直流リンクLN)に印加される直流電圧Vdcの推移を示している。
図4から図13は、横軸を時間、縦軸を機器の状態量で示している。また、時刻t0から時刻tcまでの時間帯を力行負荷(正の電力)、時刻tc以降の時間帯を回生負荷(負の電力)とする。
図4から図8を参照して、電圧制御適用の場合について説明する。
電圧制御適用時は、蓄電池4の出力により、電圧高め運転が行われる。このとき、負荷電力Pfは、蓄電池4の放電で供給される。これにより、ダイオード整流器1からの供給がない状態となる。回生負荷(負の負荷電力Pf)となると、直流電圧Vdcが上昇を始める。これにより、電圧制御が働き、電力に追従して蓄電池電流Ibが反転する。よって、蓄電池4は、充電運転となる。
従って、電圧制御は、蓄電池4による電力制御が優先される制御である。これにより、電気鉄道用電力供給システム15は、買電しない運用となる。
図9から図13を参照して、電流制御適用の場合について説明する。
電流制御適用の場合、力行負荷(正の負荷電力Pf)では、蓄電池電流Ibが電流リミットに張り付く(ゼロ)。蓄電池4からは電力供給されないため、負荷電力Pfは、ダイオード整流器1から電力供給される。回生負荷(負荷電力Pfが反転)になると、インバータ電流Iinvも単相インバータ2から直流回路に出力する方向に反転する。これにより、双方向チョッパ回路3は、リミッタ(ゼロ)から離れて負の電流で運転する。蓄電池4が充電される。
従って、電流制御は、力行負荷Pfではダイオード整流器1が電力供給する。このため、蓄電池4は、放電をしない。また、回生負荷Pfでは、蓄電池4は、充電される。これにより、電気鉄道用電力供給システム15は、蓄電残量が少ない場合に有効な運用となる。
本実施形態によれば、単相インバータ制御装置10は、単相インバータ2の出力電圧を維持することにより、回生電力を蓄電池4に充電させることができる。また、単相インバータ制御装置10に設けられた電圧設定変更機能により、蓄電池4の満充電時は、単相インバータ2の出力電圧を高くする。これにより、単相インバータ制御装置10は、単相インバータ2の逆向き電力の運転を抑制することができる。従って、単相インバータ2の直流電圧の上昇を防止することができる。
また、双方向チョッパ制御装置11は、蓄電池4の蓄電残量に応じて、直流電流制御部31による直流電流制御と直流電圧制御部32による直流電圧制御とを切り替えることができる。これにより、電気鉄道用電力供給システム15は、蓄電池4の蓄電残量が充分な状態においては、蓄電池優先の電力供給をする運用をし、蓄電池4の蓄電残量が少ない状態においては、電力会社系統5から優先的に電力供給する運用をする、運用切り替えができる。
従って、電気鉄道用電力供給システム15は、蓄電池4の蓄電残量の状態に応じて、適した運用をすることができる。これにより、電気鉄道用電力供給システム15は、蓄電池4を効率的に運用することができる。
なお、本実施形態では、単相インバータ制御装置10は、単相インバータ2の出力電圧を電圧設定値に制御する電圧制御としたが、これに限らない。単相インバータ制御装置10は、単相インバータ2の出力電力を電力設定値に制御する電力制御としてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…ダイオード整流器、2…単相インバータ、3…双方向チョッパ回路、4…蓄電池、5…電力会社系統、6…交流き電システム、7,8…変圧器、9…コンデンサ、10…単相インバータ制御装置、11…双方向チョッパ制御装置、15…電気鉄道用電力供給システム、C1…交流電流検出器、CD1,CD2…直流電流検出器、P1,P2…交流電圧検出器、PD1…直流電圧検出器。
Claims (9)
- 交流電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、
前記コンバータから供給された直流電力を交流電力に変換して電気鉄道用電力系統に供給し、前記電気鉄道用電力系統から供給された交流電力を直流電力に変換するインバータと、
直流電力をエネルギーとして蓄える蓄電手段と、
前記蓄電手段の直流電圧を変圧させた直流電圧を前記インバータの直流側に印加する直流電圧変圧手段と、
前記蓄電手段の充電量が第1の所定値よりも多い場合、前記インバータの直流側に印加する直流電圧を、前記コンバータから出力される直流電圧よりも高い電圧に前記直流電圧変圧手段を制御する直流電圧制御手段と
を備えたことを特徴とする電気鉄道用電力供給システム。 - 前記蓄電手段の充電量が第2の所定値よりも少ない場合、前記直流電圧変圧手段を前記蓄電手段から前記インバータの直流側に流れる直流電流を抑制する制御をする直流電流制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気鉄道用電力供給システム。 - 前記蓄電手段の充電量が第3の所定値よりも多い場合、前記蓄電手段の充電量が前記第3の所定値よりも少ない場合と比較して、前記インバータから出力される交流電圧を高くする制御をする交流電圧制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気鉄道用電力供給システム。 - 交流電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、
前記コンバータから供給された直流電力を交流電力に変換して電気鉄道用電力系統に供給し、前記電気鉄道用電力系統から供給された交流電力を直流電力に変換するインバータと、
直流電力をエネルギーとして蓄える蓄電手段と、
前記蓄電手段の直流電圧を変圧させた直流電圧を前記インバータの直流側に印加する直流電圧変圧手段と、
前記蓄電手段の充電量が第2の所定値よりも少ない場合、前記直流電圧変圧手段を前記蓄電手段から前記インバータの直流側に流れる直流電流を抑制する制御をする直流電流制御手段と
を備えたことを特徴とする電気鉄道用電力供給システム。 - 前記蓄電手段の充電量が第3の所定値よりも多い場合、前記蓄電手段の充電量が前記第3の所定値よりも少ない場合と比較して、前記インバータから出力される交流電圧を高くする制御をする交流電圧制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の電気鉄道用電力供給システム。 - 交流電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、
前記コンバータから供給された直流電力を交流電力に変換して電気鉄道用電力系統に供給し、前記電気鉄道用電力系統から供給された交流電力を直流電力に変換するインバータと、
直流電力をエネルギーとして蓄える蓄電手段と、
前記蓄電手段の直流電圧を変圧させた直流電圧を前記インバータの直流側に印加する直流電圧変圧手段と、
前記蓄電手段の充電量が第3の所定値よりも多い場合、前記蓄電手段の充電量が前記第3の所定値よりも少ない場合と比較して、前記インバータから出力される交流電圧を高くする制御をする交流電圧制御手段と
を備えたことを特徴とする電気鉄道用電力供給システム。 - 交流電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、前記コンバータから供給された直流電力を交流電力に変換して電気鉄道用電力系統に供給し、前記電気鉄道用電力系統から供給された交流電力を直流電力に変換するインバータと、直流電力をエネルギーとして蓄える蓄電池と、前記蓄電池の直流電圧を変圧させた直流電圧を前記インバータの直流側に印加する直流チョッパとを備えた電気鉄道用電力供給システムに適用され、
前記蓄電池の充電量が第1の所定値よりも多い場合、前記インバータの直流側に印加する直流電圧を、前記コンバータから出力される直流電圧よりも高い電圧に前記直流チョッパを制御する制御手段
を備えたことを特徴とする直流チョッパ制御装置。 - 交流電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、前記コンバータから供給された直流電力を交流電力に変換して電気鉄道用電力系統に供給し、前記電気鉄道用電力系統から供給された交流電力を直流電力に変換するインバータと、直流電力をエネルギーとして蓄える蓄電池と、前記蓄電池の直流電圧を変圧させた直流電圧を前記インバータの直流側に印加する直流チョッパとを備えた電気鉄道用電力供給システムに適用され、
前記蓄電池の充電量が第2の所定値よりも少ない場合、前記直流チョッパを前記蓄電池から前記インバータの直流側に流れる直流電流を抑制する制御をする制御手段
を備えたことを特徴とする直流チョッパ制御装置。 - 交流電力系統から供給される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、前記コンバータから供給された直流電力を交流電力に変換して電気鉄道用電力系統に供給し、前記電気鉄道用電力系統から供給された交流電力を直流電力に変換するインバータと、直流電力をエネルギーとして蓄える蓄電池と、前記蓄電池の直流電圧を変圧させた直流電圧を前記インバータの直流側に印加する直流チョッパとを備えた電気鉄道用電力供給システムに適用され、
前記蓄電池の充電量が第3の所定値よりも多い場合、前記蓄電池の充電量が前記第3の所定値よりも少ない場合と比較して、前記インバータから出力される交流電圧を高くする制御をする制御手段
を備えたことを特徴とするインバータ制御装置。
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-
2010
- 2010-02-09 JP JP2010026866A patent/JP2011162057A/ja not_active Withdrawn
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