JP2014099986A - 複合蓄電システム - Google Patents

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健太郎 鈴木
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克久 稲垣
Tamotsu Endo
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Abstract

【課題】充放電量が系統連系双方向AC/DC変換器の処理能力を超えた場合でも、直流バス電圧を安定に制御し、太陽電池の発電量を最大限に利用することが可能となるシステムを提供する。
【解決手段】実施形態に係る複合蓄電システムは、交流電源系統3と直流バス42の間に設けられ、直流バス電圧を第1の直流電圧指令値に制御するよう動作する双方向電力変換器1と、前記直流バス42と蓄電池7の間に設けられ、前記蓄電池7の充放電を直流電圧指令値に基づいて制御する第1のDC/DC変換器5と、前記直流バス42と太陽電池10の間に設けられ、前記太陽電池10の発電量を直流電圧指令値に基づいて制御する第2のDC/DC変換器8と、を備え、放電運転される前記蓄電池7に接続される前記第1のDC/DC変換器5の直流電圧指令値が、前記双方向電力変換器1の前記第1の電圧指令値より高い第2の電圧指令値に設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池と太陽電池を組み合わせた複合蓄電システムに関する。
蓄電池と太陽電池を組み合わせた複合蓄電システムにおいて、蓄電池と太陽電池のそれぞれがDC/DC変換器を介して直流バスに接続され、同じく直流バスに接続された系統連系双方向AC/DC変換器により、電力系統に接続されるシステムがある。
このような複合蓄電システムは、蓄電池および太陽電池から、電力系統に対して電力を出力することが可能である。また、電力系統から電力を入力し、蓄電池に充電することが可能である。さらに、太陽電池が発電した電力を蓄電池に充電することも可能である。
特開2002−369406号公報
上記のようなシステムにおいて、系統連系AC/DC変換器の処理能力以上の電力が蓄電池および太陽電池から充放電された場合には、系統連系AC/DC変換器は直流バス電圧を指令値通りに制御することができなくなり、直流バス電圧が変動してしまう。特に放電量が過大となる場合には直流バス電圧が装置耐圧を超え、システムの破損につながる恐れがある。一般に、直流バス電圧が保護電圧レベルを超えた場合には、蓄電池および太陽電池用の両DC/DC変換器のゲート信号を遮断し、放電動作を停止することが行われるが、このとき、太陽電池が発電していた場合には、太陽電池の発電分が無効になってしまうことになる。
そこで本発明の目的は、充放電量が系統連系双方向AC/DC変換器の処理能力を超えた場合でも、直流バス電圧を安定に制御し、太陽電池の発電量を最大限に利用することが可能となるシステムを提供することにある。
実施形態に係る複合蓄電システムは、交流電源系統と直流バスの間に設けられ、直流バス電圧を第1の直流電圧指令値に制御するよう動作する双方向電力変換器と、前記直流バスと蓄電池の間に設けられ、前記蓄電池の充放電を直流電圧指令値に基づいて制御する第1のDC/DC変換器と、前記直流バスと太陽電池の間に設けられ、前記太陽電池の発電量を直流電圧指令値に基づいて制御する第2のDC/DC変換器と、を備え、放電運転される前記蓄電池に接続される前記第1のDC/DC変換器の直流電圧指令値が、前記双方向電力変換器の前記第1の電圧指令値より高い第2の電圧指令値に設定されている。
実施形態に係る複合蓄電システムの構成を示す図である。 双方向電力変換器1の詳細構成を説明するための図である。 双方向電力変換器1のパルス幅変調制御動作を説明するための波形である。 第1のDC/DC変換器5の詳細構成を説明するための図である。 第1のDC/DC変換器5のパルス幅変調制御動作を説明するための波形である。 蓄電池7が放電を行っている場合の直流電圧制御ブロックおよびリミット回路の動作を説明するブロック図である。 蓄電池7が充電を行っている場合の直流電圧制御ブロックおよびリミット回路の動作を説明するブロック図である。 第2のDC/DC変換器8の詳細構成を説明するための図である。 直流電圧制御部38およびリミット回路31の詳細構成を示すブロック図である。
以下、実施形態に係る複合蓄電システムについて、図面を参照して説明する。
図1は実施形態に係る複合蓄電システムの構成を示す図である。
系統連系双方向電力変換器(AC/DC)1(以下、双方向電力変換器1という)は、その交流出力側がインダクタンス2を介して、交流系統3に接続される。インダクタンス2と交流系統3の間には、負荷41が接続されている。双方向電力変換器1の直流バス42側には直流平滑コンデンサ4が並列に接続される。
第1のDC/DC変換器5は昇降圧チョッパであって、一方の側が直流バス42に接続され、もう一方の側はリアクトル6を介して蓄電池7に接続される。第2のDC/DC変換器8は昇降圧チョッパであって、一方の側が直流バス42に接続され、もう一方の側はリアクトル9を介して太陽電池(ソーラパネル)10に接続される。尚、ここでは、双方向電力変換器1、第1のDC/DC変換器5および、第2のDC/DC変換器8はそれぞれ単一である例を示したが、それぞれ複数であっても構わない。
制御部40は、双方向電力変換器1、第1のDC/DC変換器5、第2のDC/DC変換器8を総合的に制御する。制御部40は設定部40aを有し、この設定部は双方向電力変換器1、第1のDC/DC変換器5、第2のDC/DC変換器8のそれぞれに対する直流電圧指令値(後述される)などの設定値が予め格納されている。これら設定値はキーボード等を用いて変更可能である。また制御部40は、第1のDC/DC変換器5に充放電を指令する。例えば制御部40は、スケジュール表(外部からユーザにより予め設定されている)に基づき、内臓タイマを参照し充電動作開始/停止(停止は充電完了した時の停止が優先する)を第1のDC/DC変換器5に指令する。これにより、例えば電気料金の安い夜間に、蓄電池を充電させることができる。また制御部40は、直流バス42の電圧Vdcが過電圧となり、太陽電池10が発電をしている場合、第2のDC/DC変換器により発電動作を抑制あるいは停止する。
図2は双方向電力変換器1の詳細構成を説明するための図である。双方向電力変換器1は、例えば三相電圧形電力変換器11を主要部として含む。三相電圧形電力変換器11は、一般的にパルス幅変調制御により半導体素子をスイッチングし、直流電圧を三相交流電圧に変換、あるいは三相交流電圧を直流電圧に変換する。
パルス幅変調制御の一例を図3のパルス幅変調制御波形により説明する。図2の三相電圧形電力変換器11は、各相毎に直流平滑コンデンサ4の正側端子に接続されるIGBT等の自己消弧形半導体素子Q1とダイオードD1の並列接続回路と、直流平滑コンデンサ4の負側端子に接続されるIGBT等の自己消弧形半導体素子Q2とダイオードD2の並列接続回路とを含み、各並列接続回路の交流出力点は相互接続される。
ここで、3相のうちのU相に着目し、正側自己消弧形半導体素子にゲート信号として与えられるスイッチング信号Guと、負側自己消弧形半導体素子にゲート信号として与えられるスイッチング信号Gxの生成方法について図3により説明する。U相の交流出力電圧指令である変調波SINと、三相共通の搬送波であるTRを逐次比較することにより、
SIN > TR
である期間には、Gu=1、Gx=0のスイッチング信号を生成する。ここでスイッチング信号が1である場合には、対応する自己消弧形半導体素子を導通状態とするゲート信号が与えられ、スイッチング信号が0である場合には、対応する自己消弧形半導体素子を非導通状態とするゲート信号が与えられる。
SIN < TR
である期間には、Gu=0、Gx=1のスイッチング信号を生成する。パルス幅変調制御は三相毎に実行され、例えば直流電圧が三相交流電圧に変換される。
上記のパルス幅変調制御はPWM制御ブロック12により実行される。PWM制御ブロック12には、変調波SINとして、電圧指令値V*が入力される。電圧指令値V*は電流制御ブロック13により生成される。電流制御ブロック13では、有効電流指令値IP*と有効電流検出値IPの偏差および、無効電流指令値IQ*と無効電流検出値IQの偏差を元に、比例積分制御等の手段により電圧指令値V*を生成する。有効電流検出値IPおよび無効電流検出値IQは、有効無効電流演算ブロック14によって演算される。有効無効電流演算ブロック14には、電流検出ブロック15よって検出される交流電流と、電源位相演算ブロック16によって演算される電源位相θが入力され、三相/dq変換等により、直流の有効電流検出値および無効電流検出値が演算される。電源位相演算ブロック16には、電圧検出ブロック17によって検出される交流電圧が入力され、PLL制御等により、電源位相θが演算される。無効電流指令値IQ*は設定値として与えられ、例えば力率1とする場合には、
IQ* = 0
が設定される。有効電流指令値IP*は、直流電圧制御ブロック18により生成される。
直流電圧制御ブロック18では、直流電圧指令値Vdc1*と直流電圧検出値Vdcの偏差を元に、比例積分制御等の手段により有効電流指令値IP*を生成する。直流電圧指令値Vdc1*は直流バス電圧Vdcの指令値であり、例えば制御部40により設定部40aに格納されている値が設定される。直流電圧指令値Vdc1*は一例として300Vに設定される。直流電圧検出値は、直流電圧検出ブロック19により検出される直流バス電圧Vdcすなわち直流平滑コンデンサ電圧である。
以上の構成により、双方向電力変換器1は、直流バス電圧Vdcが直流電圧指令値Vdc1*となるように、電力変換を行う。例えば直流バス電圧Vdcが直流電圧指令値Vdc1*より低い時、AC/DC変換を行い、直流バス電圧Vdcが直流電圧指令値Vdc1*より高い時、DC/AC変換を行う。
図4は第1のDC/DC変換器5の詳細構成を説明するための図である。DC/DC変換器5は、チョッパ20を主要要素として含む。チョッパ20は、一般的にパルス幅変調制御により半導体素子をスイッチングし、直流電圧を別の直流電圧に変換する昇降圧チョッパである。
パルス幅変調制御の一例を図5のパルス幅変調制御波形により説明する。図4のチョッパ20は、直流平滑コンデンサ4の正側端子に接続されるIGBT等の自己消弧形半導体素子Q3とダイオードD3の並列接続回路と、直流平滑コンデンサ4の負側端子に接続されるIGBT等の自己消弧形半導体素子Q4とダイオードD4の並列接続回路との相互接続点がリアクトル6を介して蓄電池7に接続される。
ここで、正側自己消弧形半導体素子Q3にゲート信号として与えられるスイッチング信号Gpと、負側自己消弧形半導体素子Q4にゲート信号として与えられるスイッチング信号Gnの生成方法について図5により説明する。電圧指令である変調波V*と、搬送波であるTRを逐次比較することにより、
V* > TR
である期間には、Gp=1、Gn=0のスイッチング信号を生成する。ここでスイッチング信号が1である場合には、対応する自己消弧形半導体素子を導通状態とするゲート信号が与えられ、スイッチング信号が0である場合には、対応する自己消弧形半導体素子を非導通状態とするゲート信号が与えられる。
V* < TR
である期間には、Gp=0、Gn=1のスイッチング信号を生成する。パルス幅変調制御により、直流電圧が別の直流電圧に変換される。
上記のパルス幅変調制御はPWM制御ブロック22により実行される。PWM制御ブロック22には、変調波として、電圧指令値V*が入力される。電圧指令値V*は電流制御ブロック23により生成される。電流制御ブロック23では、電流指令値Idc**と電流検出値Idcの偏差を元に、比例積分制御等の手段により電圧指令値V*を生成する。電流検出値Idcは電流検出ブロック25により検出される蓄電池側の電流が与えられる。電流指令値Idc**は、リミット回路21により生成される。リミット回路21では、電流指令値Idc*と電流リミット値Idclim*より、電流指令値Idc**を生成する。電流指令値Idc*は直流電圧制御ブロック28により生成される。直流電圧制御ブロック28では、直流電圧指令値Vdc2*と直流電圧検出値Vdcの偏差を元に、比例積分制御等の手段により電流指令値Idc*を生成する。直流電圧指令値Vdc2*は直流バス電圧Vdcの上限あるいは下限の指令値であり、例えば制御部40によって設定される。直流電圧検出値は、直流電圧検出ブロック19により検出される直流バス電圧すなわち直流平滑コンデンサ電圧である。
図6は蓄電池7が放電を行っている場合の直流電圧制御ブロック28およびリミット回路21の動作を説明するブロック図である。ここでは放電の場合の電流極性を正としている。放電時、直流電圧指令値Vdc2*として、直流バス電圧Vdcの上限値Vdc2a*(例えば310V)、及びリミット回路21の放電電流リミット値Idclim1*が制御部40により設定される。この上限値Vdc2a*は、双方向電力変換器1の直流電圧指令値Vdc1*より大きな値である。
減算器43は、直流電圧指令値Vdc2a*から直流バス電圧Vdcを減算する。減算結果はPI処理部44によりPI(比例積分)処理され、電流指令値Idc*が生成される。リミット回路21は電流指令値Idc*に上限及び下限を設定することで電流指令値Idc*を制限し、電流指令値Idc**を出力する。放電電流リミット値Idclim1*は正の値が設定され、Idc*に対して上限値として作用する。通常(直流バス電圧Vdcが電圧指令値Vdc2a*より低い時)は、蓄電池の放電量はIdclim1*に従って制御されることになる。放電電流がリミット値Idclim1*に制限されている場合には、比例積分制御のうちの積分動作を停止させて、積分値が過大になることを防いでいる。
ここで、例えば太陽電池の発電量の増加等の理由で、直流バス電圧Vdcが直流電圧指令値Vdc2aより大きくなった場合、減算器43の値は負となり、PI制御部44の出力が減少し、リミット回路21の出力も減少する。この状態が続くと、電流指令値Idc**が負の値となり、チョッパ20の動作が放電から充電に切り替わる。充電電流の下限値は負の最大値−Idc_maxが設定される。充電電流がリミット値−Idc_maxに制限されている場合には、比例積分制御のうちの積分動作を停止させて、積分値が過大になることを防いでいる。
以上のようにして、直流バス電圧Vdcは、直流電圧指令値の上限値Vdc2a*近傍以下の値となるように制御される。
図7は蓄電池7が充電を行っている場合の直流電圧制御ブロック28およびリミット回路21の動作を説明するブロック図である。ここでは充電の場合の電流極性を負としている。充電時、直流電圧指令値Vdc2*として直流バス電圧Vdcの下限値Vdc2b*(例えば290V)、及びリミット回路21の充電電流リミット値Idclim2*が制御部40により設定される。この下限値Vdc2b*は、双方向電力変換器1の直流電圧指令値Vdc1*より小さな値である。リミット回路の電流リミット値Idclim2*は負の値が設定され、Idc*に対して下限値として作用する。
通常(直流バス電圧Vdcが電圧指令値Vdc2b*より高い時)は、蓄電池の充電量はIdclim2*に従って制御されることになる。充電電流がリミット値Idclim2*に制限されている場合には、比例積分制御のうちの積分動作を停止させて、積分値が過大になることを防いでいる。
ここで、例えば負荷41の負荷量の増加等の理由で、直流バス電圧Vdcが直流電圧指令値Vdc2bより低くなった場合、減算器43の値は正、PI制御部44の出力が増加し、リミット回路21の出力も増加する。この状態が続くと、電流指令値Idc**が正の値となり、チョッパ20の動作が充電から放電に切り替わる。放電電流の上限値は正の最大値Idc_maxが設定される。放電電流がリミット値Idc_maxに制限されている場合には、比例積分制御のうちの積分動作を停止させて、積分値が過大になることを防いでいる。
以上のようにして、直流バス電圧Vdcは、直流電圧指令値の下限値Vdc2b*近傍以上の値となるように制御される。
図8は第2のDC/DC変換器8の詳細構成を説明するための図である。図4の構成とは蓄電池が太陽電池となっている点が異なるが、制御ブロック構成については同様である。しかしDC/DC変換器8では、図4の蓄電池と異なり太陽電池には充電動作が無く、直流バスに対する電力供給動作のみである。
図9は直流電圧制御部38およびリミット回路31の詳細構成を示すブロック図である。ここでは発電の場合の電流極性を正としている。直流電圧指令値Vdc3*は、図6の蓄電池用の直流電圧指令値の上限値Vdc2a*より大きな値(例えば320V)が設定されている。リミット回路31の電流リミット値Idclim3*は正の値が設定され、Idc*に対して上限値として作用する。また下限値はゼロが設定される点が図6とは異なる。通常(直流バス電圧が直流電圧指令値Vdc3*より低い場合)は、太陽電池の発電量はIdclim3*に従って制御されることになる。
ここで、例えば負荷41の負荷量の減少等の理由により、直流バス電圧Vdcが電圧指令値vdc3*より高くなると、減算器45の出力が負となり、PI制御部45の出力が減少し、リミット回路31の出力も減少する。すなわち、電流指令値Idc**が減少し、さらには0となり、太陽電池10の発電が制限され、直流バス電圧Vdcの更なる上昇が抑制される。
以上のように本実施形態によれば、双方向電力変換器1の直流電圧指令値Vdc1*が、DC/DC変換器5の直流電圧指令値Vdc2a*、DC/DC変換器8の直流電圧指令値Vdc3*よりも小さい値に設定される。これにより、蓄電池7の放電量及び/又は太陽電池10の発電量が双方向電力変換器1の処理能力を超えた場合でも、直流バス電圧を規定値以下に制御して、過電圧を防止することが可能となる。
通常は双方向電力変換器1の直流電圧指令値Vdc1*に従って直流バス電圧は制御されている。蓄電池7の放電量及び/又は太陽電池10の発電量が、双方向電力変換器1の処理能力を超えた場合には、直流バス電圧は上昇する。しかし、双方向電力変換器1の直流電圧指令値Vdc1*よりも大きい値に設定された直流電圧指令値に従って、DC/DC変換器5は蓄電池の放電量を制御し、DC/DC変換器8は太陽電池の発電量を制御するので、直流バス電圧は規定値以下に制御される。また、系統事故時等により、双方向電力変換器1が正常に動作出来なくなる場合にも、上記動作により、直流バス電圧を規定値以下の値に制御し、過電圧を防止することが可能である。
また本実施形態によれば、太陽電池10に接続されるDC/DC変換器8の直流電圧指令値Vdc3*が、蓄電池7に接続されるDC/DC変換器5の直流電圧指令値Vdc2a*よりも大きな値に設定される。蓄電池7が放電し、太陽電池10が発電している場合、直流バス電圧Vdcが蓄電池7のDC/DC変換器8の直流電圧指令値Vdc2a*(例えば310V)を超えると、蓄電池7は放電から充電に動作を切り換えるが、太陽電池10の発電は維持される。これにより、蓄電池7の放電量及び/又は太陽電池10の発電量が双方向電力変換器1の処理能力を超えた場合でも、太陽電池の発電電力は系統あるいは蓄電池7に供給されるので、有効に利用することが可能となる。
通常は双方向電力変換器1の直流電圧指令値Vdc1*に従って直流バス電圧Vdcは制御されている。放電量が双方向電力変換器1の処理能力を超えた場合には、直流バス電圧は上昇する。しかし、双方向電力変換器1の直流電圧指令値Vdc1*よりも大きい値に設定された蓄電池のDC/DC変換器5の直流電圧指令値Vdc2a*に従って、DC/DC変換器5は蓄電池7の放電量を制御し、直流バス電圧Vdcを規定値以下の値になるように制御する。このとき、蓄電池7のDC/DC変換器5の直流電圧指令値Vdc2a*よりも大きな直流電圧指令値Vdc3*が設定された太陽電池10のDC/DC変換器8は、電流電圧指令値Vdc3*に従って動作するので、太陽電池10の発電量を有効に利用することが可能となる。
また本実施形態によれば、双方向電力変換器1の直流電圧指令値Vdc1*が、充電運転される蓄電池7に接続されるDC/DC変換器5の直流電圧指令値Vdc2b*よりも大きい値に設定される。充電量が双方向電力変換器1の処理能力を超え、直流バス電圧Vdcが直流電圧指令値Vdc2b*(例えば290V)より低下する場合、DC/DC変換器5は充電量を抑制し、やがて動作を充電から放電に切り替える。従って、直流バス電圧Vdcを規定値以上の値に制御することが可能となる。
通常は双方向電力変換器1の直流電圧指令値Vdc1*に従って直流バス電圧Vdcは制御されている。充電量が双方向電力変換器1の処理能力を超えた場合には、直流バス電圧は下降する。このとき、双方向電力変換器1の直流電圧指令値Vdc1*よりも小さい値に設定された蓄電池のDC/DC変換器の直流電圧指令値Vdc2b*に従って、DC/DC変換器5は蓄電池7の充電量を抑制し、やがて動作を充電から放電に切り替え、直流バス電圧Vdcを規定値以上の値に制御する。また、系統事故時等により、双方向電力変換器1が正常に動作出来なくなる場合にも、上記動作により、直流バス電圧Vdcを規定値以上の値に制御することが可能である。
また、双方向電力変換器1および各DC/DC変換器の電圧制御に用いられる直流バスの電圧検出を、共通の電圧検出ブロック19により行うことにより、電圧検出値のばらつきを無くすことが可能となる。この効果により、これまで述べた、双方向電力変換器1、蓄電池7および太陽電池10の各DC/DC変換器5、8に設定される各直流電圧指令値の分解能を上げることが可能となり、結果として、直流バス電圧の変動幅を小さくすることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…双方向電力変換器1、2…インダクタンス、3…交流系統、4…直流平滑コンデンサ、5、8…DC/DC変換器、6、9…リアクトル、7…蓄電池、10…太陽電池、11…三相電圧形インバータ、12…PWM制御ブロック、13…電流制御ブロック、14…有効無効電流演算ブロック、15…電流検出ブロック、16…電源位相演算ブロック、17…電圧検出ブロック、18…直流電圧制御制御ブロック、19…直流電圧検出ブロック、20…チョッパ、21…リミット回路。

Claims (7)

  1. 交流電源系統と直流バスの間に設けられ、直流バス電圧を第1の直流電圧指令値に制御するよう動作する双方向電力変換器と、
    前記直流バスと蓄電池の間に設けられ、前記蓄電池の充放電を直流電圧指令値に基づいて制御する第1のDC/DC変換器と、
    前記直流バスと太陽電池の間に設けられ、前記太陽電池の発電量を直流電圧指令値に基づいて制御する第2のDC/DC変換器と、を備え、
    放電運転される前記蓄電池に接続される前記第1のDC/DC変換器の直流電圧指令値が、前記双方向電力変換器の前記第1の電圧指令値より大きい第2の電圧指令値に設定されていることを特徴とする複合蓄電システム。
  2. 前記第1及び第2のDC/DC変換器はそれぞれ、出力電流を外部から可変できるリミット値に制限するリミット手段を具備することを特徴とする請求項1記載の複合蓄電システム。
  3. 前記太陽電池に接続される前記第2のDC/DC変換器の直流電圧指令値が、前記蓄電池に接続される前記第1のDC/DC変換器の前記第2の直流電圧指令値よりも大きな値に設定されることを特徴とする請求項1記載の複合蓄電システム。
  4. 充電運転される前記蓄電池に接続される前記第2のDC/DC変換器の直流電圧指令値が、前記双方向電力変換器の前記第1の直流電圧指令値より小さい値に設定されることを特徴とする請求項1記載の複合蓄電システム。
  5. 前記双方向電力変換器および各DC/DC変換器の電圧制御に用いられる直流バスの電圧検出値が、共通の電圧検出手段から与えられることを特徴とする請求項1記載の複合蓄電システム。
  6. 交流電源系統と直流バスの間に設けられ、直流バス電圧を第1の直流電圧指令値に制御するよう動作する双方向電力変換器と、前記直流バスと蓄電池の間に設けられ、前記蓄電池の充放電を直流電圧指令値に基づいて制御する第1のDC/DC変換器と、前記直流バスと太陽電池の間に設けられ、前記太陽電池の発電量を直流電圧指令値に基づいて制御する第2のDC/DC変換器と、を備えるシステムにおける前記第1のDC/DC変換器であって、
    前記直流バスと前記蓄電池の間に接続された昇降圧チョッパと、
    前記蓄電池の充放電電流と、前記直流バス電圧と、前記直流バスの直流電圧指令値に基づいて、前記昇降圧チョッパを制御する制御手段と、を具備し、
    前記蓄電池が放電運転される場合の直流電圧指令値が第2の直流電圧指令値として設定され、前記第2の直流電圧指令値が前記双方向電力変換器の前記第1の電圧指令値より大きいことを特徴とするDC/DC変換器。
  7. 交流電源系統と直流バスの間に設けられ、直流バス電圧を第1の直流電圧指令値に制御するよう動作する双方向電力変換器と、前記直流バスと蓄電池の間に設けられ、前記蓄電池の充放電を直流電圧指令値に基づいて制御する第1のDC/DC変換器と、前記直流バスと太陽電池の間に設けられ、前記太陽電池の発電量を直流電圧指令値に基づいて制御する第2のDC/DC変換器と、を備えるシステムにおける前記第2のDC/DC変換器であって、
    前記直流バスと前記太陽電池の間に接続された昇降圧チョッパと、
    前記太陽電池の出力電流と、前記直流バス電圧と、前記直流バスの直流電圧指令値に基づいて、前記昇降圧チョッパを制御する制御手段と、を具備し、
    前記直流バスの直流電圧指令値が、放電運転される前記蓄電池に接続される前記第1のDC/DC変換器の電圧指令値より大きな値に設定されることを特徴とするDC/DC変換器。
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