JP2004088862A - 自励式電力変換装置 - Google Patents

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木村 一秋
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Abstract

【課題】直流き電システムにおいて、力行/回生運転がスムースに行えるような自励式電力変換装置を提供する。
【解決手段】自励式電力変換装置に使用されるコンバータ装置22の電圧制御を行う制御回路200の電圧基準を以下のように力行、回生の運転モードに応じて切換える。
回生時直流電圧基準210の値を、力行時直流電圧基準211の値より大きく設定する。直流電流検出器27Bで検出された直流電流検出信号の極性を判別し、正であれば力行運転と見做し、負であれば回生運転と見做す。この結果により、切換え器212によって力行時直流電圧基準211と回生時直流電圧基準210を選択的に切換える。また、切換えをスムースに行うため、1次遅れ回路213を制御ループに挿入する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流電力を直流電力に変換する直流き電システムに1台若しくは複数台並列に用いられる自励式電力変換装置に関し、特に、直流電圧制御の特性を改良した自励式電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
直流が使用される電気鉄道の変電所では、交流電力を直流電力に変換するため、ダイオード整流器やサイリスタ素子を用いた他励式電力変換装置が採用されてきたが、近年になって、自己消弧素子を用いた自励式変換装置の採用も考慮されるようになってきた。自励式電力変換装置を用いると、力行、回生の運転モードに依らず、直流電圧を制御することが可能となるばかりでなく、入力高調波を低減したり、入力力率を改善することができる等の利点がある。
【0003】
図6は、従来の自励式電力変換装置を用いた直流き電システムの構成図である。変電所内に設置された自励式電力変換装置2は、高電圧の交流入力を受け、電車駆動用の直流電圧を出力する。自励式電力変換装置2の主回路は、交流電圧を所定の電圧に変圧する入力変圧器21、この入力変圧器21の出力を受け、これを直流に変換するコンバータ装置22、このコンバータ装置22の出力を平滑するための直流コンデンサ23、及び、短絡電流を限流するための直流リアクトル24から構成されている。尚、コンバータ装置22は、回生モードで運転される場合は、直流から交流に電力を逆変換するインバータ装置として動作することは周知のとおりである。自励式電力変換装置2の出力は、き電線1の短絡時の短絡電流を遮断するための直流遮断器25A及び25Bを介して、き電線に給電される。
【0004】
また、自励式電力変換装置3は、隣接する変電所内に設けられ、前記自励式電力変換装置2と並列運転するものである。ここで、31乃至34、35A及び35Bは夫々上述の21乃至24、25A及び25Bに対応する同一の機器を示しているのでその説明を省略する。
【0005】
今、図6において、自励式電力変換装置2が、単独で運転している場合を考える。自励式電力変換装置2が所掌するき電区間に力行電車があると直流コンデンサ23から力行電車に電流が流れ、直流コンデンサ23の電圧は減少するので、自励式変換器22は交流から直流に電力を供給し、直流コンデンサ23の電圧を一定に保つように動作する。逆に、き電区間に回生電車がある場合には車両から直流コンデンサ23に電流が流れ込み、直流コンデンサ23の電圧が上昇するので、自励式変換器22は直流コンデンサ23の電圧を一定に保つように直流から交流に電力を回生する。このようにして自励式変換器22は直流コンデンサ23の電圧を一定に保つように制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上の説明のように、自励式電力変換装置2または、自励式電力変換装置3が、単独で動作している場合は、これらの制御は問題なく行われ、スムースな力行運転及び回生運転が可能となる。また、自励式電力変換装置2及び自励式電力変換装置3が共に力行運転または回生運転を行う場合も、協調して並列運転を行うことができる。
【0007】
ところが、自励式電力変換装置2と自励式電力変換装置3の運転モードが異なる場合には注意が必要となる。
【0008】
今、自励式電力変換装置2が力行運転、自励式電力変換装置3が回生運転を行っている場合を考える。この場合、自励式電力変換装置2の電圧基準が、自励式電力変換装置3の電圧基準より小さければ、協調運転に特に問題は生じない。しかし、この逆に自励式電力変換装置2の電圧基準が、自励式電力変換装置3の電圧基準より大きいと、力行運転している自励式電力変換装置2から回生運転している自励式電力変換装置3に向かって有効電流が流れ、いわゆる電力の回り込みを生じる恐れがある。
【0009】
この電力の回り込みが生じると、自励式電力変換装置2及び3の扱い電力すなわち変換容量が不当に大きくなるばかりでなく、循環電流が近隣の電子機器にとって有害なノイズ源となる恐れもある。また、力行運転と回生運転の切換をスムースに行わないと、循環電流が運転中常時流れたり、あるいは大きな電流が過渡的に流れたりする不具合が生じることが考えられる。
【0010】
従来の自励式電力変換装置2及び3は、力行運転時の電圧基準と回生運転時の電圧基準は同一としていたので、図6に示した直流き電システムにこれらを適用した場合、スムースな力行運転と回生運転の切換えが困難な場合があった。
【0011】
従って、本発明は、スムースな力行運転と回生運転の切換えが可能で、直流き電システムに使用するのに適した自励式電力変換装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の自励式電力変換装置は、入力トランスを介し、交流電力を直流電力に変換するコンバータ装置と、このコンバータ装置からの直流出力を平滑するための直流コンデンサと、前記コンバータ装置の出力電圧を制御する制御回路より構成され、前記制御回路は、力行時の電圧基準と、力行時の電圧基準より大きい値の回生時の電圧基準の2つの電圧基準を有すると共に、前記コンバータ装置が力行運転モードにあるか、または回生運転モードにあるかを検出する検出手段を有し、この検出手段の出力に応じて前記2つの電圧基準を選択的に切換えるようにしたことを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、スムースな力行運転と回生運転の切換が可能で、直流き電システムに使用するのに適した自励式電力変換装置を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下に、本発明による自励式電力変換装置の第1の実施の形態を図1を参照して説明する。図1は、本発明の自励式電力変換装置のブロック構成図である。
【0015】
高電圧の交流入力は、入力変圧器21を介し、コンバータ装置22に給電される。コンバータ装置22は、詳細を後述する制御回路200の制御により、交流を所望の直流電圧に変換し、直流コンデンサ23、直流リアクトル24を介してき電線給電用の直流出力を得ている。また、交流入力部には交流電流検出器27A、直流出力部には直流電流検出器27B及び直流電圧検出器26Bが夫々取り付けられている。
【0016】
次に制御回路200の構成につき説明する。制御回路200は、電圧基準切換制御回路201の出力とコンバータ装置22の出力電圧を比較器202で比較し、この誤差信号をAVR(電圧増幅回路)203で増幅し、入力電流基準を作る。この入力電流基準と、交流電流検出器27Aで検出されたフィードバック入力電流を比較器204で比較し、この誤差出力をACR(電流増幅回路)205で増幅し、これを、PWM制御回路206でコンバータ装置22の自己消弧素子用のパルス信号に変換し、コンバータ装置22の出力電圧を制御している。
【0017】
前述した電圧基準切換制御回路201の構成を説明する。電圧基準切換制御回路201は、力行時直流電圧基準210及び回生時直流電圧基準211の2つの電圧基準を有する。これらの電圧基準を選択的に切換えるための切換え回路212は、力行/回生基準設定器215で設定された設定値と、直流電流検出器27Bの出力である直流電流検出信号とを入力とする力行/回生判定器214の出力により動作する構成となっている。切換え回路212の出力は、直流電圧切換え時の急変による動揺を防止するための1次遅れ回路213を経由して比較器202の入力となる。
【0018】
以下、上記構成における電圧基準切換制御回路201を備える自励式電力変換装置の動作について説明する。直流電流検出器27Bからの直流電流検出信号を力行/回生判定器214に入力する。今、直流電流検出信号の検出極性を力行で正、回生で負の極性で検出している場合を考える。力行/回生基準設定器215の設定値を0に設定すれば、力行/回生判定器214が、直流電流検出信号の正負の極性によって、コンバータ装置22が力行運転モードにあるかまたは回生運転モードにあるかを判定し、切換え回路212の切換え信号を得る。切換え回路212は、この切換え信号により力行時直流電圧基準210と回生時直流電圧基準211を選択的に切換える。切換え時の直流電圧基準のステップ変化による動揺を防止するため1次遅れ回路213を挿入し、最終の直流電圧基準を得ている。
【0019】
この結果、比較器202の入力となる直流電圧基準は、力行または回生の運転モードに応じた値となり、回生時直流電圧基準211の値を力行時直流電圧基準210より若干大きい値に設定しておけば、隣接する自励式電力変換装置と干渉を起こさない直流電圧制御が可能となる。尚、上記の力行時直流電圧基準210と回生時直流電圧基準211は、隣接する自励式電力変換装置についても、これらと同一の値に設定しておく。
【0020】
上記のようにして得られた直流電圧基準と直流電圧検出器26Bによって検出された直流電圧検出信号とが比較器202で比較され、この誤差出力をなくすようにコンバータ装置22の出力電圧が制御される。これにより自励式電力変換装置が担当する車両の運転状態を自動的に検出し、力行運転時と回生運転時の直流電圧を選択的に切換えるようにした直流電圧制御を行うことが可能となる。
【0021】
尚、変電所のき電区間に走行する車両が無い時、直流電流検出値が0近傍でふらつく場合があるが、その場合は力行/回生設定器215の判定値を若干回生側または力行側の値にバイアス設定して安定した動作を得るようにすれば良い。
【0022】
以上説明したように、直流電流検出信号を運転モード判別信号とし、これを電圧基準切換制御回路と組み合わせることにより、スムースな力行運転と回生運転の切換が可能で、直流き電システムに使用するのに適した自励式電力変換装置を提供することができる。
【0023】
(第2の実施の形態)
以下に、本発明による自励式電力変換装置の第2の実施の形態を図1及び図2を参照して説明する。
【0024】
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る自励式電力変換装置の電圧基準切換制御回路のブロック構成図である。図1の第1の実施の形態に係る自励式電力変換装置の電圧基準切換制御回路201を図2の電圧基準切換制御回路201Aに置き換えれたものが、第2の実施の形態である。図2において、電圧基準切換制御回路201Aは、直流電流検出信号の符号を反転させる反転回路225、この出力と力行/回生基準設定器226で設定された値とを比較する比較器227、この出力を受けGAIN(増幅器)22Bを経由した信号と上限リミット設定器221の値を加算する加算器229、及びこの出力信号を受け、直流電圧基準を出力するリミッタ付き1次遅れ回路223により構成されている。また、リミッタ付き1次遅れ回路223は上限リミット設定器220及び上記下限リミット設定器221の2つのリミット値の設定器を有している。
【0025】
直流電流検出信号の検出極性を力行で正、回生で負の極性で検出する場合を考える。リミッタ付き1次遅れ回路223の上限リミット設定器220の設定値を回生時直流電圧基準となるようにし、下限リミット設定器221の設定値をこれより小さい値の力行時直流電圧基準となるようにする。リミッタ付き1次遅れ回路223の入力は、力行時直流電圧基準に相当する下限リミット設定器221の設定値とGAIN228の出力信号を加算器229で加えた値となる。ここで直流電流検出信号を反転回路225で極性を反転し、GAIN228で信号を増幅することにより、力行運転時は、リミッタ付き1次遅れ回路223の出力は下限リミッタにかかり、下限リミット設定器221の設定値である力行時直流電圧基準を出力する。また、この逆に回生運転の直流電流が流れることにより、リミッタ付き1次遅れ回路223は上限リミッタにかかり、上限リミット設定器220の設定値である回生時直流電圧基準を出力する。このようにして、リミッタ付き1次遅れ回路223の下限及び上限のリミット値を夫々力行及び回生の直流電圧基準に設定すれば、力行あるいは回生の運転モードに応じて直流電圧基準を切換えることが可能になる。
【0026】
変電所のき電区間に走行する車両が無い時、直流電流検出の値が0近傍でふらつく場合があるが、力行/回生基準設定器226の設定値を若干回生側または力行側の値に設定する対策が考えられることは前記第1の実施の形態の場合と同様である。また、直流電流検出信号の極性によっては、反転回路225は省略することもできる。
【0027】
尚、この第2の実施の形態の、リミッタ付1次遅れ回路223を使用した自励式電力変換装置は、後述する第3乃至第6の実施の形態の自励式電力変換装置にも適用可能である。
【0028】
以上のように、リミッタ付き1次遅れ回路223を用いることにより、スムースな力行/回生運転の移行が可能な自励式電力変換装置を提供することが可能となる。
【0029】
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る自励式電力変換装置のブロック構成図である。この第3の実施の形態の各部について、図1の第1の実施の形態の自励式電力変換装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この第3の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点は、図1では、直流電流検出器27Bから得られる直流電流検出信号を運転モード判別信号として、力行/回生判定器214の入力としていたのに対し、図3では、直流電流検出器27Bと直流電圧検出器26Bの信号をDCP(直流電力演算器)28Bで演算し、直流電力検出信号を作り、これを運転モード判別信号として、力行/回生判定器214の入力とするようにしたことである。
【0030】
このように直流電力検出信号を運転モード判別信号としても、スムースな力行運転と回生運転の切換が可能で、直流き電システムに使用するのに適した自励式電力変換装置を提供することができる。
【0031】
(第4の実施の形態)
図4は、本発明の第4の実施の形態に係る自励式電力変換装置のブロック構成図である。この第4の実施の形態の各部について、図1の第1の実施の形態の自励式電力変換装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この第4の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点は、図1では、直流電流検出器27Bから得られる直流電流検出信号を運転モード判別信号として、力行/回生判定器214の入力としていたのに対し、図4では、交流電流検出器27Aと交流電圧検出器26Aの信号をACI(交流有効電流演算器)29で演算し、交流有効電流検出信号を作り、この信号を運転モード判別信号として、力行/回生判定器214の入力とするようにしたことである。
【0032】
このように交流有効電流検出信号を運転モード判別信号としても、スムースな力行運転と回生運転の切換が可能で、直流き電システムに使用するのに適した自励式電力変換装置を提供することができる。
【0033】
(第5の実施の形態)
図5は、本発明の第5の実施の形態に係る自励式電力変換装置のブロック構成図である。この第5の実施の形態の各部について、図1の第1の実施の形態の自励式電力変換装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この第5の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点は、図1では、直流電流検出器27Bから得られる直流電流検出信号を運転モード判別信号として、力行/回生判定器214の入力としていたのに対し、図5では、交流電流検出器27Aと交流電圧検出器26Aの信号をACP(交流有効電力演算器)28Aで演算し、交流有効電力検出信号を作り、これを運転モード判別信号として、力行/回生判定器214の入力とするようにしたことである。
【0034】
このように交流有効電力検出信号を運転モード判別信号としても、スムースな力行運転と回生運転の切換が可能で、直流き電システムに使用するのに適した自励式電力変換装置を提供することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明よれば、スムースな力行運転と回生運転の切換が可能で、直流き電システムに使用するのに適した自励式電力変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る自励式電力変換装置のブロック構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る自励式電力変換装置の電圧基準切換制御回路のブロック構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る自励式電力変換装置のブロック構成図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る自励式電力変換装置のブロック構成図。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る自励式電力変換装置のブロック構成図。
【図6】従来の自励式電力変換装置を用いた直流き電システムの構成図。
【符号の説明】
1・・・き電線
2、3・・・自励式電力変換装置
21、31・・・入力変圧器
22、32・・・コンバータ装置
23、33・・・直流コンデンサ
24、34・・・直流リアクトル
25A、35A・・・直流遮断器
25B、35B・・・直流遮断器
26A・・・交流電圧検出器
26B・・・直流電圧検出器
27A・・・交流電流検出器
27B・・・直流電流検出器
28A・・・ACP(交流有効電力演算器)
28B・・・DCP(直流電力演算器)
29・・・ACI(交流有効電流演算器)
200・・・制御回路
201・・・電圧基準切換制御回路
202・・・比較器
203・・・AVR(電圧増幅回路)
204・・・比較器
205・・・ACR(電流増幅回路)
210・・・回生時直流電圧基準
211・・・力行時直流電圧基準
212・・・切換え回路
213・・・1次遅れ回路
214・・・力行/回生判定器
215・・・力行/回生基準設定器
220・・・上限リミット設定器
221・・・下限リミット設定器
223・・・リミッタ付き1次遅れ回路
225・・・反転回路
226・・・力行/回生基準設定器
227・・・比較器
228・・・GAIN(増幅器)
229・・・加算器

Claims (7)

  1. 入力トランスを介し、交流電力を直流電力に変換するコンバータ装置と、
    このコンバータ装置からの直流出力を平滑するための直流コンデンサと、
    前記コンバータ装置の出力電圧を制御する制御回路
    より構成され、
    前記制御回路は、力行時の電圧基準と、力行時の電圧基準より大きい値の回生時の電圧基準の2つの電圧基準を有すると共に、
    前記コンバータ装置が力行運転モードにあるか、または回生運転モードにあるかを検出する検出手段を有し、
    この検出手段の出力に応じて前記2つの電圧基準を選択的に切換えるようにしたことを特徴とする自励式電力変換装置。
  2. 前記検出手段は、直流電流の極性に依ることを特徴とする請求項1記載の自励式電力変換装置。
  3. 前記検出手段は、直流電力の極性に依ることを特徴とする請求項1記載の自励式電力変換装置。
  4. 前記検出手段は、交流有効電流の極性に依ることを特徴とする請求項1記載の自励式電力変換装置。
  5. 前記検出手段は、交流有効電力の極性に依ることを特徴とする請求項1記載の自励式電力変換装置。
  6. 前記検出手段の入力となる信号を、上下限リミット付増幅器で増幅し、この上限及び下限のリミット値を夫々回生時及び力行時の電圧基準とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の自励式電力変換装置。
  7. 前記制御回路に1次遅れ回路を挿入したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の自励式電力変換装置。
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