JP3535001B2 - 電源装置およびその起動方法 - Google Patents

電源装置およびその起動方法

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JP3535001B2
JP3535001B2 JP01051898A JP1051898A JP3535001B2 JP 3535001 B2 JP3535001 B2 JP 3535001B2 JP 01051898 A JP01051898 A JP 01051898A JP 1051898 A JP1051898 A JP 1051898A JP 3535001 B2 JP3535001 B2 JP 3535001B2
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば架線から
の高圧入力電源の電力を所定の交流電力に変換する複数
ユニットの電力変換器を備え、各車両に低圧の交流電源
を供給する車両用補助電源装置等の電源装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図20は例えば富士時報Vol.62、
No.8、1989、P.536〜540に記載された
従来の車両用補助電源装置を搭載した車両編成システム
を示す図である。図において、1は車両で、ここでは3
両1編成で例示している。2は架線、3は集電装置、4
は後述する補助電源装置、5は補助電源装置4の出力配
線、6は各車両の負荷機器、7は出力配線5からの電力
を各負荷機器6に供給する電源配線、8は補助電源装置
4の電源供給範囲を区分する接触器、9は隣接する車両
1の電源配線7を接続する配線である。
【0003】図では車両3両の3ユニット構成の補助電
源装置システムを示しているが、これは車両の編成両
数、車両の負荷によって異なっており、また、1台の補
助電源装置の電源供給範囲も1両〜数両とまちまちであ
る。
【0004】図21は図20の補助電源装置4の内部構
成を示す図である。図において、10はPWMインバー
タ等によるスイッチング素子で構成された電力変換器
で、入力電源である架線2が直流の場合はインバータや
チョッパ+インバータ等で構成され、架線2が交流の場
合は、整流器+インバータ等で構成される。11は高調
波成分を吸収するフィルタ、12は電力変換器10の出
力の出力配線5への入り切りを行う接触器、13は電力
変換器10の出力電圧を検出する電圧検出器、14はフ
ィードバック制御により電圧制御信号を出力する電圧コ
ントローラ、15は電力変換器10にスイッチング信号
を送出する制御回路である。
【0005】次に動作について説明する。電力変換器1
0は架線2からの入力電源の電力を所定の交流電力に変
換し、その出力はフィルタ11により高調波成分が除去
され所定の商用周波数の交流となる。電圧コントローラ
14は電圧検出器13からの出力電圧検出値が電圧指令
値と一致するよう電圧制御信号を出力し、制御回路15
はその電圧制御信号に基づきパルス幅変調(PWM)に
よるスイッチング信号を電力変換器10のスイッチング
素子へ送出する。
【0006】補助電源装置4から出力される交流電力は
出力配線5、更に車両1の電源配線7を経て蛍光灯、ク
ーラー、ブロアー等の負荷機器6にその電源として供給
される。これら1台の補助電源装置4および負荷機器6
等により1ユニットを構成することになる。そして、各
ユニットの補助電源装置4はそれぞれ独立に制御動作を
行っているので、通常の状態では接触器8(図20)は
開放している。
【0007】ところで、補助電源装置4が故障した場
合、当該ユニットの負荷機器6への電源供給ができなく
なる。従って、この無給電となることを防ぐため、補助
電源装置4が故障した場合、通常開放状態としている接
触器8を投入して隣接ユニットの補助電源装置4から延
長給電することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の補助電源装置は
以上のように構成されているので、隣接ユニットの故障
を考慮した延長給電時の容量で補助電源装置の定格を決
定する必要がある。従って、延長給電時も健全時と同一
の負荷とすると、定格容量は通常健全時の容量の2倍の
容量が必要となって設備容量が増大するという問題点が
あった。
【0009】また、隣接するユニットの補助電源装置が
健全運転中にもかかわらず接触器8が誤って投入される
と、位相、電圧が互いに異なる電源が接続されることに
なるので、大きな短絡電流が流れて補助電源装置が破損
する可能性がある。また、延長給電を既に実施している
ときに更に延長給電を行うと許容値を越える過負荷とな
る可能性がある。従って、これらの誤操作を防止するた
め、各ユニットの電源有無の確認、補助電源装置の故障
信号、また、通常運転であることを確認するための信号
等を接触器8の投入回路に出力して複雑なインターロッ
ク回路構成が必要になるという問題点もあった。
【0010】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、装置故障時を考慮した場合の定
格容量を小さくすることができるとともに、延長給電時
を考慮した電源区分用の接触器やその投入回路の複雑な
インターロック構成を削減することができる電源装置を
得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電源装置
は、入力電源の電力を所定の交流電力に変換して負荷に
供給する複数ユニットの電力変換器を備えた電源装置に
おいて、上記各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し
上記負荷母線を介して上記負荷に交流電力を供給するよ
うにし、上記電力変換器の出力電圧の位相のユニット間
の偏差を抑制する位相偏差抑制手段、および上記電力変
換器の出力電流のユニット間の偏差を抑制する出力電流
偏差抑制手段を備え、上記位相偏差抑制手段は位相基準
信号を発生する位相指令回路を備え、各電力変換器では
上記位相基準信号に基づき当該ユニットの電力変換器の
出力電圧の位相を制御することにより、上記電力変換器
の出力電圧の位相のユニット間の偏差を抑制するように
したものである。
【0012】また、請求項に係る電源装置は、入力電
源の電力を所定の交流電力に変換して負荷に供給する複
数ユニットの電力変換器を備えた電源装置において、上
記各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し上記負荷母
線を介して上記負荷に交流電力を供給するようにし、上
記電力変換器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を抑
制する位相偏差抑制手段、および上記電力変換器の出力
電流のユニット間の偏差を抑制する出力電流偏差抑制手
段を備え、その各電力変換器毎に、自己ユニットの出力
電流と隣接ユニットの電力変換器の出力電流との偏差を
検出する出力電流偏差検出回路、および上記電力変換器
の出力電圧に対し負荷母線の力率により定まる電流基準
位相と90度ずれた、上記出力電流偏差検出値の無効成
分を検出する出力電流偏差無効成分検出回路を備え、各
電力変換器では上記出力電流偏差無効成分検出値が零と
なるよう当該ユニットの電力変換器の出力電圧の位相を
制御することにより、上記電力変換器の出力電圧の位相
のユニット間の偏差を抑制するようにしたものである。
【0013】また、請求項に係る電源装置は、入力電
源の電力を所定の交流電力に変換して負荷に供給する複
数ユニットの電力変換器を備えた電源装置において、上
記各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し上記負荷母
線を介して上記負荷に交流電力を供給するようにし、上
記電力変換器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を抑
制する位相偏差抑制手段、および上記電力変換器の出力
電流のユニット間の偏差を抑制する出力電流偏差抑制手
段を備え、その各電力変換器の出力側を、所定力率のイ
ンピーダンス特性を有する模擬母線で相互に接続すると
ともに、上記各電力変換器毎に、上記模擬母線に流れる
模擬母線電流信号を検出する模擬母線電流検出回路、お
よび上記電力変換器の出力電圧に対し上記模擬母線の力
率により定まる模擬電流基準位相と90度ずれた、上記
模擬母線電流検出値の無効成分を検出する模擬母線電流
無効成分検出回路を備え、各電力変換器では上記模擬母
線電流無効成分検出値が零となるよう当該ユニットの電
力変換器の出力電圧の位相を制御することにより、上記
電力変換器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を抑制
するようにしたものである。
【0014】また、請求項に係る電源装置は、請求項
1ないしのいずれかにおいて、その各電力変換器の出
力電流を検出し、この出力電流検出値の増減に応じて当
該電力変換器の出力電圧を減増調整する出力電圧調整回
路を設けて電流垂下特性をもたせることにより、上記電
力変換器の出力電流のユニット間の偏差を抑制するよう
にしたものである。
【0015】また、請求項に係る電源装置は、請求項
1ないしのいずれかにおいて、その各電力変換器の出
力側に所定のインピーダンス値を有するインピーダンス
要素を挿入して電流垂下特性をもたせることにより、上
記電力変換器の出力電流のユニット間の偏差を抑制する
ようにしたものである。
【0016】また、請求項に係る電源装置は、請求項
1ないしのいずれかにおいて、その各電力変換器毎
に、自己ユニットの出力電流と隣接ユニットの電力変換
器の出力電流との偏差を検出する出力電流偏差検出回
路、および上記電力変換器の出力電圧に対し負荷母線の
力率により定まる電流基準位相と同相の、上記出力電流
偏差検出値の有効成分を検出する出力電流偏差有効成分
検出回路を備え、各電力変換器では上記出力電流偏差有
効成分検出値が零となるよう当該ユニットの電力変換器
の出力電圧の大きさを制御することにより、上記電力変
換器の出力電流のユニット間の偏差を抑制するようにし
たものである。
【0017】また、請求項に係る電源装置は、請求項
1ないしのいずれかにおいて、その各電力変換器の出
力側を、所定力率のインピーダンス特性を有する模擬母
線で相互に接続するとともに、上記各電力変換器毎に上
記模擬母線に流れる模擬母線電流信号を検出する模擬母
線電流検出回路、および上記電力変換器の出力電圧に対
し上記模擬母線の力率により定まる模擬電流基準位相と
同相の、上記模擬母線電流検出値の有効成分を検出する
模擬母線電流有効成分検出回路を備え、各電力変換器で
は上記模擬母線電流有効成分検出値が零となるよう当該
ユニットの電力変換器の出力電圧の大きさを制御するこ
とにより、上記電力変換器の出力電流のユニット間の偏
差を抑制するようにしたものである。
【0018】請求項に係る電源装置の起動方法は、入
力電源の電力を所定の交流電力に変換して負荷に供給す
る複数ユニットの電力変換器を備え、上記各電力変換器
の出力側を負荷母線に接続し上記負荷母線を介して上記
負荷に交流電力を供給する電源装置の起動方法におい
て、上記負荷母線の電圧を検出する負荷母線電圧検出手
段を備え、先ず、上記複数の電力変換器の内1台を単独
起動させ上記負荷母線に出力電圧を供給し、しかる後、
他の残りの電力変換器を、上記負荷母線電圧検出値の位
相情報に基づき出力電圧を制御して起動するようにした
ものである。
【0019】請求項に係る電源装置の起動方法は、入
力電源の電力を所定の交流電力に変換して負荷に供給す
る複数ユニットの電力変換器を備え、上記各電力変換器
の出力側を負荷母線に接続し上記負荷母線を介して上記
負荷に交流電力を供給する電源装置の起動方法におい
て、各電力変換器毎に、起動開始後電圧出力準備完了時
点を検出する電圧出力準備完了検出手段および出力電圧
の位相制御基準となる位相基準信号を発生する位相指令
回路を備え、上記各電圧出力準備完了検出手段の内、最
後に動作するものの検出タイミングで上記各位相指令回
路の位相基準信号をリセットして互いに位相を一致さ
せ、その後、上記各電力変換器の出力電圧を上記負荷母
線に供給するようにしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1における車両用補助電源
装置を搭載した車両編成システムを示す図である。図に
おいて、1は車両で、ここでは3両1編成で例示してい
る。2は入力電源としての架線で、ここでは20〜30
KVの交流電圧が印加されている。3は架線2の電源を
車両1に取り入れる集電装置、16はこの発明の主要部
である補助電源装置であるが、詳しくは後述する。5は
補助電源装置16の出力配線、6は蛍光灯やクーラー、
ブロアー等の車両1の負荷機器、7は補助電源装置16
からの交流電力を出力配線5を経て各負荷機器6へ供給
する電源配線で、編成内で引き通しされている。17は
編成内各ユニットの補助電源装置16にわたって引き通
された信号引き通し線で、詳しくは後述する。
【0021】図2は図1の補助電源装置16の内部構成
を示す図である。図において、10は架線2からの交流
電力を所定の電圧、周波数の交流電力に変換する電力変
換器で、その構成を図3に示す。図3において、18は
架線2からの電圧を降圧する変圧器、19は変圧器18
の2次巻線の電圧を直流に変換する混合ブリッジ構成の
コンバータ、20はコンバータ19の直流出力電圧によ
って充電されるコンデンサ、21はコンデンサ20の電
圧を入力電圧として所定の3相の交流電力を出力するイ
ンバータである。
【0022】図2に戻り、11は電力変換器10の出力
の高調波成分を除去するローパスフィルタで、例えば、
インバータ21の出力側に接続されたフィルタ用コンデ
ンサと変圧器のL分とで構成される。12は電力変換器
10の出力の出力配線5への入り切りを行う接触器であ
る。13はフィルタ11の出力側で電力変換器10の出
力電圧を検出する電圧検出器、22は電力変換器10の
出力電流を検出する電流検出器、23は電圧検出器13
からの出力電圧信号Vと電流検出器22からの出力電流
信号Iとから電圧制御信号V2を作成する電圧コントロ
ーラで、その内部構成を図4に示す。
【0023】図4において、24は出力電圧指令信号V
を発生する電圧指令器、25は出力電圧指令信号V
と電圧検出器13からの出力電圧信号Vとの偏差を演算
する減算器、26は減算器25からの偏差信号を入力と
して比例積分演算を行い、信号V1を出力するPI演算
器、27はPI演算器26からの出力信号V1から後述
する垂下量発生器28の垂下量Vaを減算し電圧制御信
号V2として出力する減算器である。
【0024】垂下量発生器28は電流垂下特性を作成す
るためのもので、図5(a)に示すように、電流検出器
22からの出力電流信号Iに比例して垂下量Vaを出力
する。これによって、同図(b)に示すように、補助電
源装置16はその出力電流が増大するに従って出力電圧
が低減するいわゆる電流垂下特性を示すことになる。
【0025】再び図2に戻り、29は各ユニットの補助
電源装置16の起動の指令と出力電圧の位相を一致させ
る(同期をとる)ための正弦波形の位相基準信号P1を
発生する位相指令回路で、この位相基準信号P1は信号
引き通し線17を経て他のユニットの補助電源装置16
にも供給される。なお、位相指令回路29は編成に1台
設置するのみでよく、1台の補助電源装置16内に収容
するようにしてもよいが、補助電源装置16とは別に設
置する構成としてもよい。
【0026】30は位相指令回路29からの位相基準信
号P1と電圧コントローラ23からの電圧制御信号V2
とに基づき電力変換器10のインバータ21のスイッチ
ング素子にスイッチング信号S1を送出する制御回路
で、その内部構成を図6に示す。図6において、31は
位相指令回路29からの位相基準信号P1に電圧コント
ローラ23からの電圧制御信号V2を乗算して変調信号
M1を出力する乗算器、32は位相基準信号P1の周波
数より十分高い周波数の三角波の搬送波C1を発生する
三角波発生器、33は乗算器31からの変調信号M1と
三角波発生器32からの搬送波C1とを比較してPWM
によるタイミング信号T1を作成するコンパレータ、3
4はコンパレータ33からのタイミング信号T1に基づ
き電力変換器10へスイッチング信号S1を供給するド
ライブ回路である。
【0027】次に動作について説明する。先ず、起動の
動作について説明する。電力変換器10を起動する場合
(図3参照)、先ず、変圧器18の2次回路を投入して
コンバータ19をソフトスタートで立上がらせコンデン
サ20を規定の電圧まで充電する。これらの準備動作が
終了した後、位相指令回路29から位相基準信号P1を
各ユニットの補助電源装置16へ供給する。この位相基
準信号P1の入力のタイミングで各ユニットの補助電源
装置16では、その制御回路30がスイッチング信号S
1を出力して電力変換器10のインバータ21の出力電
圧が立上がる。
【0028】この場合、図6から判るように、各ユニッ
トの制御回路30は共通の位相基準信号P1から作成さ
れた変調信号M1を基にPWM制御でスイッチング信号
S1を作成しているので、当然ながら、各ユニットの電
力変換器10の出力電圧の位相は一致することになる。
従って、接触器12を投入して各ユニットの電力変換器
10を電源配線7に接続しても位相のずれによる短絡電
流発生等の現象は生じない。なお、接触器12は、イン
バータ21の出力電圧が確立した後投入するシーケンス
としてもよいが、インバータ21の出力電圧零の状態で
接触器12を投入し、しかる後、インバータ21の出力
電圧を一斉に立上がらせるようにしてもよい。
【0029】次に、各ユニットの補助電源装置16の並
列運転時の動作について説明する。各ユニットの電力変
換器10の出力電圧の位相については、既述した通り、
各制御回路30は共通の位相基準信号P1の基に制御を
続けているので、各出力電圧の位相にずれは生じない。
各ユニットの出力電流のバラツキについては、先に図4
で説明したように、電流垂下特性をもたせているので、
バラツキが自然に一定の範囲内に収まる。即ち、今、何
らかの要因で特定のユニットの電力変換器10の出力電
流が、他のユニットのそれより大きいとすると、図4で
垂下量発生器28の出力する垂下量Vaが他のユニット
のそれより大きくなる。従って、減算器27から出力さ
れる電圧制御信号V2が減少して当該ユニットの制御回
路30はその電力変換器10の出力電圧を減少させるよ
うに動作する。この傾向は、当該ユニットがその出力電
圧の低下に伴って出力電流が減少し、他のユニットの出
力電流に近い値になることで停止する。
【0030】このように、この発明の実施の形態1にお
いては、各ユニットでは、共通の位相基準信号P1に基
づきその出力電圧の位相を制御し、かつ電流垂下特性を
もたせたので、各ユニットの電力変換器10の出力電圧
の位相が同一となり、かつ出力電流のバラツキが一定の
範囲内に収まるので、各ユニットの補助電源装置16の
出力を電源配線7に並列に接続し、この電源配線7を介
して負荷機器6に電源を供給することができる訳であ
る。
【0031】従って、編成内の複数の補助電源装置16
の内、万一、その1台が故障停止しても編成内の残りの
補助電源装置16により負荷機器6に電源を供給するこ
とができる。例えば、編成で5台の補助電源装置16を
搭載しているとし、健全時の負荷が100KVAで故障
時にも負荷軽減しないものとすれば、従来装置では、隣
接ユニットの装置が故障した場合の負荷容量を考慮して
その1台の容量は、 100KVA(自ユニット負荷)+100KVA(隣接
故障ユニット負荷)=200KVA となり、編成当たりでは、 200KVA×5台=1000KVA の定格容量が必要である。
【0032】これに対し、この発明の5台並列運転の場
合は、1台故障時は他の健全装置全体で不足分を供給す
ればよいので、その1台の容量は、 100KVA×5台/(5−1)台=125KVA となり、従って、編成当たりでは、 125KVA×5台=625KVA の定格容量で済む。この定格容量低減効果は編成当たり
の補助電源装置の台数が増えるほど顕著となる。
【0033】また、すべての補助電源装置16の並列運
転が可能であるので、電源配線7は編成引き通しとな
り、電源供給を各ユニット毎に区分する必要がなく、こ
の電源供給区分のための接触器8が不要となり、従っ
て、その投入回路のための複雑なインターロックも不要
となる。
【0034】なお、以上の制御回路30(図6)では、
位相指令回路29からの正弦波位相基準信号P1をその
まま使用して変調信号M1を作成するようにしたが、位
相指令回路29からの位相基準信号P1を例えば60H
zのパルス信号とし、各ユニットではこのパルス信号P
1の立上がり(または立下がり)のタイミングを検出
し、このタイミングで各ユニット個別に発生する正弦波
信号をリセットして位相修正を行い、当該正弦波信号か
ら変調信号M1を作成する構成としてもよい。
【0035】また、以上では、電流検出器22からの出
力電流信号Iを垂下量発生器28により垂下量Vaに変
換し、この垂下量Vaによって電圧制御信号V2を調整
することで電流垂下特性をもたせるようにしたが、この
ような制御回路構成ではなく、各ユニットの電力変換器
10の出力側に所定のインピーダンス値を有するインピ
ーダンス要素を挿入する、いわば主回路構成により電流
垂下特性をもたせるようにしてもよく、この場合も、出
力電流のユニット間偏差を抑制する効果を有する。
【0036】実施の形態2. 先の実施の形態1では、主として図4で説明した電流垂
下特性をもたせることにより、各ユニットの出力電流の
大きさのバラツキを抑制し、また、位相基準信号P1を
発生する位相指令回路29を設け、各ユニットではこの
共通の位相基準信号P1を基に出力電圧の位相を制御し
て各ユニット間の位相のバラツキをなくすようにした
が、この実施の形態2においては、隣接ユニットとの出
力電流の偏差を検出し、この出力電流偏差に基づき、出
力電流のユニット間の偏差を抑制するとともに出力電圧
の位相のユニット間の偏差を抑制するものである。以
下、図に基づき、形態1と異なる部分を中心に詳細に説
明する。
【0037】図7はこの発明の実施の形態2における補
助電源装置16Aの内部構成を示す図である。図におい
て、35は自己ユニットの出力電流信号と隣接ユニット
の出力電流信号との偏差を検出する出力電流偏差検出回
路である。No.2ユニットを例にとり、出力電流の偏
差を検出する要領を示す。即ち、No.2ユニットで
は、その電流検出器22からの出力電流信号IとN
o.1ユニットの電流検出器22からの出力電流信号I
との偏差を出力電流偏差検出回路である減算器35で
演算して電流偏差検出値ΔI21を出力する。なお、こ
れら各電流信号I、I、ΔI21はいずれもベクト
ル量として扱っている。
【0038】図7に戻り、36は出力電流偏差検出回路
35からの電流偏差検出値ΔIと電圧検出器13からの
出力電圧信号Vとから出力電流偏差有効成分ΔIPおよ
び出力電流偏差無効成分ΔIQを演算する有効無効成分
検出回路である。図9に有効無効成分検出回路36の内
部構成を示す。図9において、37は出力電圧信号Vか
ら反転信号RCPおよびRCQを作成する反転信号作成
回路、38は反転信号RCPのオンオフによって電流偏
差検出値ΔIを所定期間極性反転して信号ΔIを出力
する極性反転回路、39は反転信号RCQのオンオフに
よって電流偏差検出値ΔIを所定期間極性反転して信号
ΔIを出力する極性反転回路、40および41はそれ
ぞれ極性反転回路38および39からの出力を平均化し
て出力電流偏差有効成分ΔIPおよび出力電流偏差無効
成分ΔIQを出力する平均化回路である。
【0039】図7に戻り、23Aは電圧検出器13から
の出力電圧信号Vと有効無効成分検出回路36からの出
力電流偏差有効成分ΔIPとから電圧制御信号V2を作
成する電圧コントローラで、図10にその内部構成を示
す。図4の電圧コントローラ23と異なるのは、出力電
流偏差有効成分ΔIPを取り込みこれを減算器25Aの
加算入力に加えた点のみである。
【0040】図7の30Aは電圧検出器42によって検
出する電源配線7の電圧信号VLと電圧コントローラ2
3Aからの電圧制御信号V2と有効無効成分検出回路3
6からの出力電流偏差無効成分ΔIQとからスイッチン
グ信号S1を作成する制御回路で、その内部構成を図1
1に示す。図11において、図6と同一符号はそれぞれ
同一のもので個々の説明は省略する。43は正弦波の位
相信号P2を発生する位相信号発生回路、44は出力電
流偏差無効成分ΔIQの大きさに応じて位相信号発生回
路43からの位相信号P2の位相をずらす移相回路で、
その出力信号が乗算器31に送出される。
【0041】次に動作について説明する。起動動作につ
いては、先ず、1台のユニット、例えば、No.1ユニ
ットの補助電源装置16Aが強制起動を行い、所定の出
力電圧に立上げ、接触器12を投入して電源配線7に出
力電圧を印加する。他のユニットはこの電源配線7の電
圧を電圧検出器42で検出し、その電圧信号VLの零点
のタイミングで位相信号発生回路43が位相信号P2を
発生し、PWMの制御を開始して出力電圧を立上げ、接
触器12を投入して並列運転に入る。
【0042】次に、並列運転下における出力電流のユニ
ット間偏差、および出力電圧の位相のユニット間偏差を
それぞれ抑制する制御の動作について説明する。ここで
は、図8で示したNo.2ユニットを例にとりその動作
を説明する。即ち、No.1ユニットとNo.2ユニッ
トとの間の上記偏差の抑制を行う動作について説明す
る。同様の動作を他のユニット間についても行うことに
より、すべてのユニットの出力電流、電圧位相が揃う訳
である。
【0043】図12は、その基本原理を説明するもの
で、同図(a)は両ユニットの出力電圧(ベクトル)V
とVとが同一位相でその大きさのみが異なる場合の
ベクトル図を示す。この場合、電圧差(V−V)は
電圧Vと同一位相であるので、電流偏差ΔI21は電
源配線7の力率角をψとすると電圧Vからψ遅れたベ
クトルとなる。そして、この図12(a)に示す電圧差
が存在するときは、出力電流に差が生じることになる。
従って、電圧Vからψ遅れた位相を電流基準位相と定
義すると、実際に検出された電流偏差ΔI21の、上記
電流基準位相と同相の成分(以下、有効成分という)を
求めると、この有効成分が出力電流の偏差分に対応する
ものとなる。換言すると、この電流偏差検出値の有効成
分を求め、この有効成分が零となるよう電力変換器10
の出力電圧を制御すれば両ユニットの出力電流が等しく
なる訳である。
【0044】次に、図12(b)は、両ユニットの電圧
、Vの大きさは等しく、その位相にずれがある場
合のベクトル図である。この場合、電圧差(V
)は電圧Vから90゜遅れるので、電流偏差ΔI
21は電圧Vから(ψ+90゜)遅れたベクトル、従
って、図12(a)で定義した電流基準位相から90゜
遅れたベクトルとなる。従って、実際に検出された電流
偏差ΔI21の、上記電流基準位相と90゜ずれた成分
(以下、無効成分という)を求めると、この無効成分が
出力電圧位相の偏差分に対応するものとなる。換言する
と、この電流偏差検出値の無効成分を求め、この無効成
分が零となるよう、電力変換器10の出力電圧の位相を
制御すれば両ユニットの出力電圧位相が一致する訳であ
る。
【0045】以下、図12で説明した基本原理に基づい
て構成された回路の動作について説明する。図9はその
出力電流偏差有効成分ΔIP、出力電流偏差無効成分Δ
IQを演算するもので、その動作を図13のタイミング
チャートを参照して説明する。図13(a)の電圧(ベ
クトル)信号Vは反転信号作成回路37(図9)の入
力信号Vに相当し、図13(b)の電流偏差(ベクト
ル)信号ΔV21は極性反転回路38、39の入力信号
ΔIに相当する。反転信号作成回路37は入力信号V
(V)に基づき、その零点のタイミングから電源配線
7の力率角ψ分だけ遅れて立上がり180゜幅のオンオ
フを繰り返す反転信号RCP、およびこの反転信号RC
Pから90゜遅れ同様にオンオフを繰り返す反転信号R
CQを作成する(図13(c)(e))。
【0046】極性反転回路38は反転信号RCPがオン
の期間ではその入力信号ΔI(ΔI21)をそのまま、
そして反転信号RCPがオフの期間ではその入力信号を
極性反転することにより信号ΔIを出力する(図13
(d))。同様の要領で極性反転回路39は信号ΔI
を出力する(図13(f))。そして、平均化回路40
および41はそれぞれ信号ΔIおよびΔIの平均値
である出力電流偏差有効成分ΔIPおよび出力電流偏差
無効成分ΔIQを出力する(図13(d)(f))。
【0047】この内、出力電流偏差有効成分ΔIPは図
10に示す電圧コントローラ23Aの減算器25Aへの
加算信号となる。これによって、例えば、出力電流I
がIより小さい場合は、出力電流偏差有効成分ΔIP
がプラスに作用して電圧コントローラ23Aは出力電圧
を増大させる方向に動作する。また、逆に、出力電
流IがIより大きい場合は、出力電流偏差有効成分
ΔIPがマイナスに作用して電圧コントローラ23Aは
出力電圧Vを減少させる方向に動作する。結果とし
て、両ユニットの出力電流I、Iがバランスするこ
とになる。
【0048】一方、出力電流偏差無効成分ΔIQは図1
1に示す制御回路30Aの移相回路44の制御入力信号
となる。これによって、例えば、出力電圧Vの位相が
の位相より遅れている場合は、出力電流偏差無効成
分ΔIQがプラスに作用して移相回路44は位相信号発
生回路43からの位相信号P2の位相を進める方向に動
作する。これに伴い、PWMの変調信号M1もその位相
が進み出力電圧Vの位相も進むことになる。また、逆
に、出力電圧Vの位相がVの位相より進んでいる場
合は、出力電流偏差無効成分ΔIQがマイナスに作用し
て移相回路44は位相信号P2の位相を遅らせる方向に
動作し、これに伴い出力電圧Vの位相が遅れる。結果
として両ユニットの出力電圧V、Vの位相のずれが
解消することになる。
【0049】実施の形態3. 図14はこの発明の実施の形態3における補助電源装置
16Bの内部構成を示す図である。先の形態2の図7の
補助電源装置16Aと異なるのは、各ユニットの電力変
換器10の出力側を所定力率のインピーダンス特性を有
する模擬母線45で相互に接続し、この模擬母線45に
流れる電流を検出してその有効成分および無効成分が零
となるよう各ユニットの出力電圧の大きさおよびその位
相を制御する点である。
【0050】この模擬母線45は、図15にも例示する
ように、例えば一定の高抵抗値の抵抗体46を各ユニッ
トに対応して挿入したもので、この場合は、模擬母線4
5は正確に力率1とみなせることになる。47は各ユニ
ット毎に模擬母線45に流れる電流を検出するもので、
その検出値である模擬母線電流信号IBは、各ユニット
の平均値からのずれに相当するものとなる。従って、形
態2(図7、図9)で説明した有効無効成分検出回路3
6の入力として、偏差電流信号ΔIに替わって上記模擬
母線電流信号IBを入力することにより、全く同様の制
御動作で、出力電流の各ユニット間偏差および出力電圧
の位相の各ユニット間偏差を抑制することが可能とな
る。
【0051】この場合、負荷電流が現実に流れる電源配
線7と違って、信号のみを扱う模擬母線45を採用して
出力電流の偏差分を検出するので、その有効、無効成分
の分解時に必要となる力率角ψの設定が容易、正確(上
述の模擬母線45の例では力率1、即ちψ=0゜)とな
り、結果として偏差抑制の制御の精度が向上する。
【0052】なお、起動時は、主回路の接触器12を投
入する前に装置を起動し、先ず、模擬母線45に挿入さ
れた模擬母線スイッチ48を投入することにより、既述
した出力電圧の位相の各ユニット間偏差を零にする同期
調整を行う。そして、同期完了後、主回路の接触器12
を投入することにより、各ユニットを一斉に起動するこ
とができる。形態2で説明した順次投入では、初号機起
動時に、一旦、全負荷が初号機に接続されるため、編成
内の他のユニットが併入するまでの短時間は過負荷運転
を見込む必要があるが、本実施の形態3では、編成内の
全ユニットが一斉に起動できる為、以上の過負荷容量を
見込む必要が無く、その分、経済性、コンパクト性に優
れた装置を得ることができる利点がある。
【0053】実施の形態4. 図16はこの発明の実施の形態4における補助電源装置
16Cの内部構成を示す図である。先の形態3(図1
4)と異なるところは、主として、その起動動作に係る
部分のみであるので、以下、この関係部分を中心に説明
する。図16において、49は一端が編成内に設けられ
た制御電源50に接続された一斉起動リレー(この動作
条件は後述する)であり、この一斉起動リレー49の他
端は起動信号線51により他ユニットのそれと接続され
るとともに、自ユニットの制御回路30Cに接続されて
いる。
【0054】図17はこの制御回路30Cの内部構成を
示す図である。図において、先の制御回路30A(図1
1)と異なるのは位相信号発生回路43の起動ないしリ
セットに係る構成のみである。即ち、一斉起動リレー4
9の他端、従って起動信号線51に抵抗負担52が接続
されており、更にこの抵抗負担52の電圧で動作する電
圧リレー53が設けられている。そして、起動動作が開
始された後、電圧リレー53の電圧検出出力の立下がり
のトリガーにして位相信号発生回路43が位相信号P2
を発生する。
【0055】次に、一斉起動の動作を図18、19を参
照して説明する。先ず、図18は、No.1〜No.3
ユニットにおける制御電源50および各一斉起動リレー
49、電圧リレー53の接続状態を示す図である。図1
9は起動の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。起動にあたって先ず、制御電源50が立上がる
(図19(a))。具体的には図示しない制御電源50
の回路の接触器が投入される。次に、入力電源、具体的
には、図3で説明した変圧器18の2次側の接触器が投
入される(図19(b))。
【0056】一斉起動リレー49はこの「制御電源入」
と「入力電源入」とのAND条件で閉路するよう構成さ
れている。従って、各ユニットの一斉起動リレー49は
一斉に閉路状態となる(図19(c)〜(e))。各ユ
ニットの電力変換器10では、上記条件が成立した後、
コンバータ19のスイッチング素子の位相制御を進めて
その出力電圧をソフトスタートで立上がらせ、コンデン
サ20を規定電圧まで充電する。このコンデンサ20の
電圧が規定値に達すると、インバータ21の運転が可能
となる。一斉起動リレー49は、このコンデンサ20の
電圧が規定値に達したことを条件に開路するよう構成さ
れている。
【0057】ところで、このコンデンサ20の電圧の立
上がり速度は、各ユニットの変圧器18、コンバータ1
9およびコンデンサ20の特性差や更には立上げ制御動
作のバラツキ等によりユニット間で必ずしも同一とはな
らず、結果として、一斉起動リレー49の開路タイミン
グにバラツキが存在する(図19(c)〜(e))。
しかるに、一斉起動リレー49の他端(図18のA点)
は起動信号線51により引き通しされているので、この
A点の電位は、すべてのユニットの一斉起動リレー49
が開路したタイミング、言い換えれば、最後に動作する
一斉起動リレー49の開路のタイミングで制御電源50
と切り離され零に立下がる(図19(f))。
【0058】従って、各ユニットの制御回路30Cに設
けられた電圧リレー53はこの電圧立下がりのタイミン
グを検出してその信号を位相信号発生回路43に送出す
る。各ユニットの位相信号発生回路43は電圧リレー5
3からの信号をトリガーに同一位相の位相信号P2を発
生する。実際には、接触器12の投入のための時間等を
考慮して、A点電位の電圧立下がりのタイミングから一
定時間T経過後位相信号P2を出力するようにしてい
るが、各ユニットが同一位相で起動可能なことは変わり
はない。
【0059】以上のように、この実施の形態4では、起
動のための特別の指令センターを設ける必要がなく、し
かも、そのときどきの編成を構成する各ユニットの特性
(コンデンサ20の立上げ時間特性等)に合致した必要
最少限の時間で起動動作を完了させることができる。な
お、以上の図16〜18では、リレーを使用したが、A
ND、OR等の論理回路を使用して同様の動作を行わせ
るようにしてもよい。
【0060】また、上記各実施の形態における、出力電
流のユニット間偏差の抑制制御および出力電圧の位相の
ユニット間偏差の抑制制御の構成は、必ずしも各実施の
形態で説明した組合せのものとする必要はなく、個々の
具体的な条件等を勘案して任意に組み合わせることがで
きる。例えば、実施の形態2では、出力電流の偏差の抑
制制御として、出力電流偏差有効成分を零とする方式を
採用したが、これを実施の形態1で説明した電流垂下特
性を利用した方式に置き換えてもよい。
【0061】また、上記各実施の形態の電力変換器は、
交流の入力電源を一旦直流に変換しこの直流電力を所定
の交流電力に変換して負荷に供給する方式としたが、こ
の発明はこれに限らず、例えば直流の入力電源を直接、
所定の交流電力に変換して負荷に供給する方式等、他の
種類の方式のもの、更には、車両に搭載する構成でない
ものに適用してもよく同等の効果を奏する。
【0062】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る電源装置
は、各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し上記負荷
母線を介して負荷に交流電力を供給するようにし、電力
変換器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を抑制する
位相偏差抑制手段、および上記電力変換器の出力電流の
ユニット間の偏差を抑制する出力電流偏差抑制手段を備
、上記位相偏差抑制手段は位相基準信号を発生する位
相指令回路を備え、各電力変換器では上記位相基準信号
に基づき当該ユニットの電力変換器の出力電圧の位相を
制御することにより、上記電力変換器の出力電圧の位相
のユニット間の偏差を抑制するようにしたので、簡単な
構成で出力電圧の位相のユニット間偏差を抑制して各電
力変換器の並列運転を確実に実現することができる。
【0063】また、請求項に係る電源装置は、入力電
源の電力を所定の交流電力に変換して負荷に供給する複
数ユニットの電力変換器を備えた電源装置において、上
記各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し上記負荷母
線を介して上記負荷に交流電力を供給するようにし、上
記電力変換器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を抑
制する位相偏差抑制手段、および上記電力変換器の出力
電流のユニット間の偏差を抑制する出力電流偏差抑制手
段を備え、その各電力変換器毎に、自己ユニットの出力
電流と隣接ユニットの電力変換器の出力電流との偏差を
検出する出力電流偏差検出回路、および上記電力変換器
の出力電圧に対し負荷母線の力率により定まる電流基準
位相と90度ずれた、上記出力電流偏差検出値の無効成
分を検出する出力電流偏差無効成分検出回路を備え、各
電力変換器では上記出力電流偏差無効成分検出値が零と
なるよう当該ユニットの電力変換器の出力電圧の位相を
制御することにより、上記電力変換器の出力電圧の位相
のユニット間の偏差を抑制するようにしたので、簡単な
構成で出力電圧の位相のユニット間偏差を抑制して各電
力変換器の並列運転を確実に実現することができる。
【0064】また、請求項に係る電源装置は、入力電
源の電力を所定の交流電力に変換して負荷に供給する複
数ユニットの電力変換器を備えた電源装置において、上
記各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し上記負荷母
線を介して上記負荷に交流電力を供給するようにし、上
記電力変換器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を抑
制する位相偏差抑制手段、および上記電力変換器の出力
電流のユニット間の偏差を抑制する出力電流偏差抑制手
段を備え、その各電力変換器の出力側を、所定力率のイ
ンピーダンス特性を有する模擬母線で相互に接続すると
ともに、上記各電力変換器毎に、上記模擬母線に流れる
模擬母線電流信号を検出する模擬母線電流検出回路、お
よび上記電力変換器の出力電圧に対し上記模擬母線の力
率により定まる模擬電流基準位相と90度ずれた、上記
模擬母線電流検出値の無効成分を検出する模擬母線電流
無効成分検出回路を備え、各電力変換器では上記模擬母
線電流無効成分検出値が零となるよう当該ユニットの電
力変換器の出力電圧の位相を制御することにより、上記
電力変換器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を抑制
するようにしたので、簡単な構成で出力電圧の位相のユ
ニット間偏差を抑制して各電力変換器の並列運転を確実
に実現することができる。
【0065】また、請求項に係る電源装置は、その各
電力変換器の出力電流を検出し、この出力電流検出値の
増減に応じて当該電力変換器の出力電圧を減増調整する
出力電圧調整回路を設けて電流垂下特性をもたせること
により、上記電力変換器の出力電流のユニット間の偏差
を抑制するようにしたので、簡単な構成で、出力電流の
ユニット間偏差を抑制して各電力変換器の並列運転を確
実に実現することができる。
【0066】また、請求項に係る電源装置は、その各
電力変換器の出力側に所定のインピーダンス値を有する
インピーダンス要素を挿入して電流垂下特性をもたせる
ことにより、上記電力変換器の出力電流のユニット間の
偏差を抑制するようにしたので、簡単な構成で、出力電
流のユニット間偏差を抑制して各電力変換器の並列運転
を確実に実現することができる。
【0067】また、請求項に係る電源装置は、その各
電力変換器毎に、自己ユニットの出力電流と隣接ユニッ
トの電力変換器の出力電流との偏差を検出する出力電流
偏差検出回路、および上記電力変換器の出力電圧に対し
負荷母線の力率により定まる電流基準位相と同相の、上
記出力電流偏差検出値の有効成分を検出する出力電流偏
差有効成分検出回路を備え、各電力変換器では上記出力
電流偏差有効成分検出値が零となるよう当該ユニットの
電力変換器の出力電圧の大きさを制御することにより、
上記電力変換器の出力電流のユニット間の偏差を抑制す
るようにしたので、簡単な構成で、出力電流のユニット
間偏差を抑制して各電力変換器の並列運転を確実に実現
することができる。
【0068】また、請求項に係る電源装置は、その各
電力変換器の出力側を、所定力率のインピーダンス特性
を有する模擬母線で相互に接続するとともに、上記各電
力変換器毎に上記模擬母線に流れる模擬母線電流信号を
検出する模擬母線電流検出回路、および上記電力変換器
の出力電圧に対し上記模擬母線の力率により定まる模擬
電流基準位相と同相の、上記模擬母線電流検出値の有効
成分を検出する模擬母線電流有効成分検出回路を備え、
各電力変換器では上記模擬母線電流有効成分検出値が零
となるよう当該ユニットの電力変換器の出力電圧の大き
さを制御することにより、上記電力変換器の出力電流の
ユニット間の偏差を抑制するようにしたので、簡単な構
成で、出力電流のユニット間偏差を抑制して各電力変換
器の並列運転を確実に実現することができる。
【0069】請求項に係る電源装置の起動方法は、負
荷母線の電圧を検出する負荷母線電圧検出手段を備え、
先ず、複数の電力変換器の内1台を単独起動させ上記負
荷母線に出力電圧を供給し、しかる後、他の残りの電力
変換器を、上記負荷母線電圧検出値の位相情報に基づき
出力電圧を制御して起動するようにしたので、簡単な構
成で、複数ユニットの電力変換器を円滑に起動させるこ
とができる。
【0070】請求項に係る電源装置の起動方法は、各
電力変換器毎に、起動開始後電圧出力準備完了時点を検
出する電圧出力準備完了検出手段および出力電圧の位相
制御基準となる位相基準信号を発生する位相指令回路を
備え、上記各電圧出力準備完了検出手段の内、最後に動
作するものの検出タイミングで上記各位相指令回路の位
相基準信号をリセットして互いに位相を一致させ、その
後、上記各電力変換器の出力電圧を上記負荷母線に供給
するようにしたので、必要最少限の時間で、複数ユニッ
トの電力変換器の一斉起動を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における車両用補助
電源装置を搭載した車両編成システムを示す図である。
【図2】 図1の補助電源装置16の内部構成を示す図
である。
【図3】 図2の電力変換器10の内部構成を示す図で
ある。
【図4】 図2の電圧コントローラ23の内部構成を示
す図である。
【図5】 電流垂下特性を説明するための図である。
【図6】 図2の制御回路30の内部構成を示す図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2における補助電源装
置16Aの構成を示す図である。
【図8】 出力電流の偏差を検出する要領を示す図であ
る。
【図9】 図7の有効無効成分検出回路36の内部構成
を示す図である。
【図10】 図7の電圧コントローラ23Aの内部構成
を示す図である。
【図11】 図7の制御回路30Aの内部構成を示す図
である。
【図12】 図7の補助電源装置16Aの制御動作の基
本原理を説明するためのベクトル図である。
【図13】 有効無効成分検出回路36の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態3における補助電源
装置16Bの構成を示す図である。
【図15】 図14の模擬母線45の構成を示す図であ
る。
【図16】 この発明の実施の形態4における補助電源
装置16Cの構成を示す図である。
【図17】 図16の制御回路30Cの内部構成を示す
図である。
【図18】 実施の形態4における各ユニット間の接続
状態を示す図である。
【図19】 実施の形態4における起動の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図20】 従来の車両用補助電源装置を搭載した車両
編成システムを示す図である。
【図21】 図20の補助電源装置4の内部構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 車両、2 架線、5 出力配線、6 負荷機器、7
電源配線、10 電力変換器、13 電圧検出器、1
6,16A,16B,16C 補電源装置、17 信号
引き通し線、22 電流検出器、23,23A 電圧コ
ントローラ、25,25A 減算器、27 減算器、2
8 垂下量発生器、29 位相指令回路、30,30
A,30B,30C 制御回路、35 出力電流偏差検
出回路、36 有効無効成分検出回路、37 反転信号
作成回路、38,39 極性反転回路、40,41 平
均化回路、43 位相信号発生回路、44 移相回路、
45 模擬母線、47 電流検出器、49 一斉起動リ
レー、50 制御電源、51 起動信号線、52 抵抗
負担、53 電圧リレー、P1 位相基準信号、V 出
力電圧信号、I 出力電流信号、V2 電圧制御信号、
S1 スイッチング信号、Va 垂下量、V 出力電
圧指令信号、ΔI 出力電流偏差信号、ΔIP 出力電
流偏差有効成分、ΔIQ 出力電流偏差無効成分、ψ
力率角。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電源の電力を所定の交流電力に変換
    して負荷に供給する複数ユニットの電力変換器を備えた
    電源装置において、 上記各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し上記負荷
    母線を介して上記負荷に交流電力を供給するようにし、
    上記電力変換器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を
    抑制する位相偏差抑制手段、および上記電力変換器の出
    力電流のユニット間の偏差を抑制する出力電流偏差抑制
    手段を備え、上記位相偏差抑制手段は位相基準信号を発
    生する位相指令回路を備え、各電力変換器では上記位相
    基準信号に基づき当該ユニットの電力変換器の出力電圧
    の位相を制御することにより、上記電力変換器の出力電
    圧の位相のユニット間の偏差を抑制するようにしたこと
    を特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 入力電源の電力を所定の交流電力に変換
    して負荷に供給する複数ユニットの電力変換器を備えた
    電源装置において、 上記各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し上記負荷
    母線を介して上記負荷に交流電力を供給するようにし、
    上記電力変換器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を
    抑制する位相偏差抑制手段、および上記電力変換器の出
    力電流のユニット間の偏差を抑制する出力電流偏差抑制
    手段を備え、上記各電力変換器毎に、自己ユニットの出
    力電流と隣接ユニットの電力変換器の出力電流との偏差
    を検出する出力電流偏差検出回路、および上記電力変換
    器の出力電圧に対し負荷母線の力率により定まる電流基
    準位相と90度ずれた、上記出力電流偏差検出値の無効
    成分を検出する出力電流偏差無効成分検出回路を備え、
    各電力変換器では上記出力電流偏差無効成分検出値が零
    となるよう当該ユニットの電力変換器の出力電圧の位相
    を制御することにより、上記電力変換器の出力電圧の位
    相のユニット間の偏差を抑制するようにした ことを特徴
    とする電源装置。
  3. 【請求項3】 入力電源の電力を所定の交流電力に変換
    して負荷に供給する複数ユニットの電力変換器を備えた
    電源装置において、 上記各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し上記負荷
    母線を介して上記負荷に交流電力を供給するようにし、
    上記電力変換器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を
    抑制する位相偏差抑制手段、および上記電力変換器の出
    力電流のユニット間の偏差を抑制する出力電流偏差抑制
    手段を備え、上記各電力変換器の出力側を、所定力率の
    インピーダンス特性を有する模擬母線で相互に接続する
    とともに、 上記各電力変換器毎に、上記模擬母線に流れる模擬母線
    電流信号を検出する模擬母線電流検出回路、および上記
    電力変換器の出力電圧に対し上記模擬母線の力率により
    定まる模擬電流基準位相と90度ずれた、上記模擬母線
    電流検出値の無効成分を検出する模擬母線電流無効成分
    検出回路を備え、各電力変換器では上記模擬母線電流無
    効成分検出値が零となるよう当該ユニットの電力変換器
    の出力電圧の位相を制御することにより、上記電力変換
    器の出力電圧の位相のユニット間の偏差を抑制するよう
    にした ことを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】 各電力変換器の出力電流を検出し、この
    出力電流検出値の増減に応じて当該電力変換器の出力電
    圧を減増調整する出力電圧調整回路を設けて電流垂下特
    性をもたせることにより、上記電力変換器の出力電流の
    ユニット間の偏差を抑制するようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 各電力変換器の出力側に所定のインピー
    ダンス値を有するインピーダンス要素を挿入して電流垂
    下特性をもたせることにより、上記電力変換器の出力電
    流のユニット間の偏差を抑制するようにしたことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 各電力変換器毎に、自己ユニットの出力
    電流と隣接ユニットの電力変換器の出力電流との偏差を
    検出する出力電流偏差検出回路、および上記電力変換器
    の出力電圧に対し負荷母線の力率により定まる電流基準
    位相と同相の、上記出力電流偏差検出値の有効成分を検
    出する出力電流偏差有効成分検出回路を備え、各電力変
    換器では上記出力 電流偏差有効成分検出値が零となるよ
    う当該ユニットの電力変換器の出力電圧の大きさを制御
    することにより、上記電力変換器の出力電流のユニット
    間の偏差を抑制するようにしたことを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 各電力変換器の出力側を、所定力率のイ
    ンピーダンス特性を有する模擬母線で相互に接続すると
    ともに、 上記各電力変換器毎に上記模擬母線に流れる模擬母線電
    流信号を検出する模擬母線電流検出回路、および上記電
    力変換器の出力電圧に対し上記模擬母線の力率により定
    まる模擬電流基準位相と同相の、上記模擬母線電流検出
    値の有効成分を検出する模擬母線電流有効成分検出回路
    を備え、各電力変換器では上記模擬母線電流有効成分検
    出値が零となるよう当該ユニットの電力変換器の出力電
    圧の大きさを制御することにより、上記電力変換器の出
    力電流のユニット間の偏差を抑制するようにしたことを
    特徴とする請求項1ないし3 のいずれかに記載の電源装
    置。
  8. 【請求項8】 入力電源の電力を所定の交流電力に変換
    して負荷に供給する複数ユニットの電力変換器を備え、
    上記各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し上記負荷
    母線を介して上記負荷に交流電力を供給する電源装置の
    起動方法において、 上記負荷母線の電圧を検出する負荷母線電圧検出手段を
    備え、先ず、上記複数の電力変換器の内1台を単独起動
    させ上記負荷母線に出力電圧を供給し、しかる後、他の
    残りの電力変換器を、上記負荷母線電圧検出値の位相情
    報に基づき出力電圧を制御して起動するようにしたこと
    を特徴とする電源装置の起動方法。
  9. 【請求項9】 入力電源の電力を所定の交流電力に変換
    して負荷に供給する複数ユニットの電力変換器を備え、
    上記各電力変換器の出力側を負荷母線に接続し上記負荷
    母線を介して上記負荷に交流電力を供給する電源装置の
    起動方法において、 各電力変換器毎に、起動開始後電圧出力準備完了時点を
    検出する電圧出力準備完了検出手段および出力電圧の位
    相制御基準となる位相基準信号を発生する位相指令回路
    を備え、上記各電圧出力準備完了検出手段の内、最後に
    動作するものの検出タイミングで上記各位相指令回路の
    位相基準信号をリセットして互いに位相を一致させ、そ
    の後、上記各電力変換器の出力電圧を上記負荷母線に供
    給するようにした ことを特徴とする電源装置の起動方
    法。
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