JP2004364351A - 連系インバータ並列システムの制御方法 - Google Patents

連系インバータ並列システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電力系統と連系インバータとの間の絶縁用のトランスを除去して並列システム全体の小形化、低コスト化を図る。
【解決手段】電力系統に連系され、かつ、互いに並列接続された複数台の三相インバータ70〜70からなる連系インバータ並列システムの制御方法に関する。系統電圧の一周期を3n個(nは自然数)の区間に分割し、各区間の間、すべてのインバータの一相分の上アームの素子をONまたはOFFに固定すると共に下アームの素子を上アームの素子とは逆論理に固定して当該一相を固定相とし、かつ、すべてのインバータの残り二相ではPWM変調によるスイッチングによって二相変調動作を行わせ、二相変調動作させる各相では、前記固定相を基準とした線間電圧を出力しつつ相電流に対して電流制御を行ない、系統との間にトランスを設置せずに各インバータ間の横流を抑制する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力系統に連系され、かつ、互いに並列に接続された複数台の三相インバータからなる連系インバータ並列システムの制御方法に関し、特に、各インバータ間に流れる横流を抑制するようにした制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
連系インバータは、電力系統の商用交流電源と種々の直流電源とを結ぶ電力変換器として使用されており、代表的な例としては、系統から電力供給を受けてバッテリーに充電するUPS(無停電電源装置)用PWM整流器や、太陽電池の発電電力を系統に出力する太陽電池用インバータ等が知られている。
この種の装置では、電力変換器の装置容量を増大させるために、複数台のインバータを並列に接続して連系インバータ並列システムを構成することがしばしば行われている。
【0003】
図7は、従来のこの種の連系インバータ並列システムを示している。
図7において、10は電力系統の三相交流電源(各相電圧をV,V,Vとする)、20は系統のインピーダンス(インダクタンス)、30〜30はトランス、40〜40,60〜60はリアクトル、50〜50はコンデンサ、70〜70は連系インバータ、71は各連系インバータを構成する半導体スイッチング素子、80はバッテリーや太陽電池等の直流電源(全体の電圧をEとする)である。ここで、前記リアクトル40〜40,60〜60及びコンデンサ50〜50は交流電圧・電流を平滑するLCフィルタを構成している。
【0004】
上記並列システムの特徴としては、各インバータ70〜70が三相インバータにより構成されている点、直流電源80を共用している点、三相交流電源10に対しトランス30〜30によってそれぞれ絶縁されている点、等を挙げることができる。
【0005】
図8は、この並列システムにおける制御ブロック図である。
各インバータ70〜70は、系統電圧(対向電圧)V,Vとリアクトル印加電圧ΔV,ΔVとの和の電圧を出力し、前記リアクトル印加電圧を変化させることで出力電流を制御している。
前記リアクトル印加電圧ΔV,ΔVは、図8における電流調節器(比例調節器)105,106の出力として与えられ、これらと系統電圧指令V,Vとが加算器107,108によりそれぞれ加算されてR相,T相出力電圧指令が生成される。
【0006】
電流調節器105,106は、加算器103,104から出力される電流指令値I ,I と電流検出値I,Iとのそれぞれの偏差がゼロになるように調節動作する。なお、101,102は基準正弦波sinωt,sinωtと電流振幅指令値|I|とを乗算して電流指令値I ,I を出力する乗算器である。
【0007】
三相インバータでは、二相(図8ではR相、T相)について上記の制御方法により出力電圧指令を決め、残り一相(同じくS相)については、二相の出力電圧指令を元にして三相の和がゼロになるように加算器109により出力電圧指令を演算している。
これらの各相出力電圧指令はPWM回路110〜112に入力され、それぞれ搬送波と比較することにより各インバータ70〜70のスイッチング素子71に対するゲート信号が生成される。なお、図7に示すように、例えばインバータ70において、各相上アームのスイッチング素子71をU,V,W、下アームのスイッチング素子71をX,Y,Zとし、下アームのスイッチング素子には、図7の反転回路113〜115により上アームとは逆論理のゲート信号を与えている。
【0008】
このような従来の連系インバータ並列システムは、交流等価回路により示すと図9のようになり、各インバータ70〜70は三相交流電源90〜90によって等価的に表される。
ここで、各インバータ70〜70の直流部分は直流電源80により共通であるため、等価的には、図9に示す如く三相交流電源90〜90の中性点が接続されていることになる。
【0009】
なお、この種の連系インバータ並列システムは、例えば特許文献1に記載されている。
【0010】
【特許文献1】
特開平6−311752号公報(図3)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図7に記載された連系インバータ並列システムでは、三相交流電源10と各インバータ70〜70との間にトランス30〜30が接続されているため、システム全体が大型化し、コストも高くなる。
これらのトランス30〜30を除去して、各インバータ70〜70の交流出力側を絶縁せずに三相交流電源10と接続すると、各インバータ70〜70の電流制御していない一相(前記の例ではS相)の相互間で直流回路部を介して横流が流れる。この横流によってシステムの電流分担がアンバランスとなり、効率の低下や装置の故障を引き起こすといった問題がある。
【0012】
そこで本発明は、インバータを系統に連系するためのトランスを除去した場合にも各インバータ間に横流が流れないようにしてシステム全体の小型化、低価格化を図った連系インバータ並列システムの制御方法を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の制御方法は、複数台のインバータの交流出力側をトランスなしで系統に連系した時に横流が流れないようにするものであり、以下では、この制御方法を二相変調電流制御方法と呼ぶこととする。
【0014】
この制御方法の概略は以下の通りである。
まず、系統電圧の一周期を3n(nは自然数)個の区間に分割し、その一区間では、すべてのインバータの上アームスイッチング素子をONまたはOFFに固定すると共に下アームスイッチング素子を上アームスイッチング素子とは逆論理(OFFまたはON)に固定する(この一相を、ここでは固定相と呼ぶ)。また、残りの二相については、従来通りPWM制御によるON,OFFのスイッチング動作を行うことにより、いわゆる二相変調を行い、これらの二相については、固定相を基準とした線間電圧を出力しつつ、相電流に対して電流制御を行う。
上記の処理を、分割した各区間ごとに固定相を切り換えて実行する。
【0015】
本発明の二相変調電流制御方法による横流抑制の原理を、等価回路を用いて説明する。
図3は本発明を適用した場合の連系インバータ並列システムの交流等価回路であり、この例では、分割されたある一区間において、各インバータのT相を固定相としてその下アームのスイッチング素子をONに固定している。そして、各インバータのR相及びS相でON,OFFのスイッチング動作を行うことにより、T相を基準としたR相−T相間、S相−T相間の線間電圧を制御し、かつ、R相及びS相電流を制御している。
【0016】
このように二相変調を行っている各インバータは、図3に示すようにT相を基準としてV結線した三相交流電源91〜91と等価になる。このとき、R相及びS相は電流制御しているため各インバータ間で横流は流れない。また、固定相であるT相の電流分担は、インバータに接続されたLCフィルタのインピーダンスによって決まる。よって、各フィルタのインピーダンスに大きな相違がない限り電流は等分に分担されるので、各インバータ間に過大な横流は流れることはないものである。
【0017】
すなわち、請求項1に記載した発明は、電力系統に連系され、かつ、互いに並列に接続された複数台の三相インバータからなる連系インバータ並列システムの制御方法において、
系統電圧の一周期を3n(nは自然数)個の区間に分割し、
分割された前記区間の間、すべてのインバータの一相分の上アームスイッチング素子をONまたはOFFに固定すると共に下アームスイッチング素子を上アームスイッチング素子とは逆論理に固定して当該一相を固定相とし、かつ、すべてのインバータの残り二相ではPWM変調によるスイッチングによって二相変調動作を行わせ、
二相変調動作させる各相では、前記固定相を基準とした線間電圧を出力しつつ相電流に対して電流制御を行うことにより、
各インバータ間に流れる横流を抑制するものである。
【0018】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した連系インバータ並列システムの制御方法において、
分割された区間ごとの各相出力電圧指令と固定相に対するON指令またはOFF指令とをインバータに与える手段と、インバータの各相出力電流を制御する電流制御手段とを備え、
二相変調動作させる各相に対しては、前記各相出力電圧指令を前記電流制御手段の出力に加算して最終的な各相出力電圧指令を生成し、
前記固定相に対しては、前記電流制御手段の出力に関わらず前記ON指令またはOFF指令を与えるものである。
【0019】
なお、前記区間の分割に当たっては、請求項3または4に記載するように、系統電圧の一周期を60°ごとの6区間、もしくは120°ごとの3区間に分割し、これらの分割された各区間ごとに固定相を切り替えると良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
まず、図1〜図5に従って本発明の第1実施形態につき述べる。この実施形態は、系統電圧(基本波)の一周期を60°ごとの6区間に分割し、各区間ごとに固定相を切り替える例である。
【0021】
図1は本実施形態が適用される連系インバータ並列システムの回路構成を示しており、図7と同一の構成要素には同一の参照符号を付してある。この実施形態では、図7におけるトランス30〜30が除去されており、各インバータ70〜70の交流出力側が、LCフィルタを構成するリアクトル40〜40,60〜60及びコンデンサ50〜50を介して系統の三相交流電源10にそれぞれ接続されている。
【0022】
図2は、この並列システムの制御ブロック図である。
図8の制御ブロック図と異なる点は、系統のR,S,T相すべてについてそれぞれ調節器を含む同一構成の電流制御系を備え、かつ、各相の調節器の出力にフィードフォワード電圧指令テーブル220からの各相出力電圧指令VUX,VVY,VWZ(ON指令/OFF指令を含む)を加算して最終的なR,S,T相の出力電圧指令を生成する点である。
【0023】
なお、図2において、201〜203は電流振幅指令値|I|と基準正弦波sinωt,sinωt,sinωtとをそれぞれ乗算して各相電流指令値I ,I ,I を出力する乗算器、204〜206は各相電流指令値I ,I ,I と電流検出値I,I,Iとの偏差をそれぞれ求める加算器、207〜209はこれらの偏差をゼロにするように調節動作する比例調節器等の調節器、210〜212は各相出力電圧指令VUX,VVY,VWZと調節器207〜209の出力であるリアクトル印加電圧ΔV,ΔV,ΔVとをそれぞれ加算して最終的なR,S,T相出力電圧指令を出力する加算器、213〜215はこれらの出力電圧指令に基づいてゲート信号を発生するPWM回路、216〜218は各相上下アームのゲート信号の論理を反転させるための反転回路である。
ここで、乗算器201〜203、加算器204〜206、調節器207〜209は、請求項における電流制御手段を構成している。
【0024】
また、フィードフォワード電圧指令テーブル220には、系統の線間電圧VRS,VST,VTRと、直流電圧E/2と、すべてのインバータ70〜70の固定相の上アームスイッチング素子また下アームスイッチング素子をONまたはOFF状態で固定するための全ON/全OFF指令とが入力されており、下記の表1のように、系統電圧一周期の分割された区間1〜区間6に応じて、R相出力電圧指令VUX、S相出力電圧指令VVY、T相出力電圧指令VWZを出力するようになっている。
【0025】
【表1】
Figure 2004364351
【0026】
なお、表1において、ON指令、OFF指令と記載されている相が固定相であり、上アームを基準としてON/OFFを表記している。例えば、表1の区間1におけるOFF指令は、図1における各インバータ70〜70のS相を固定相とし、その上アームスイッチング素子VがOFF、下アームスイッチング素子YがONで固定されている状態を示す。
【0027】
次に、図4は、各相系統電圧V,V,V、R相,S相,T相出力電圧指令、及び、各インバータ70〜70のスイッチング素子U,V,W,X,Y,Zのパルスパターンを図示したものである。
ここで、図2のフィードフォワード電圧指令テーブル220から出力される各相出力電圧指令VUX,VVY,VWZは、各調節器207〜209からのリアクトル印加電圧ΔV,ΔV,ΔVに比べてそれぞれ十分大きい値に設定されているため、上記各相出力電圧指令VUX,VVY,VWZが図4に示すR相,S相,T相出力電圧指令として図2のPWM回路213〜215にそれぞれ入力されると考えて良い。
【0028】
図4の例においては、区間1ではS相が固定相、区間2ではR相が固定相、区間3ではT相が固定相、……というように、固定相が60°ごとに順次切り替わっていく。なお、図4において、各相出力電圧指令の波形は何れも同一であり、理解を容易にするために、R相出力電圧指令の波形を太線で表してある。
【0029】
次いで、各相出力電圧指令からスイッチング素子のパルスパターンを得るための動作を、図5を参照しつつ以下に詳述する。
図5は、R相出力電圧指令を例にとり、図2のPWM回路213において出力電圧指令と三角波キャリアとを比較することにより、図1のインバータ70〜70におけるR相の上アームスイッチング素子U及び下アームスイッチング素子Xのパルスパターンを生成する様子を示している。
なお、本発明におけるPWM方式は、必ずしも三角波比較方式に限定されるものではない。
【0030】
図5において、キャリアの振幅は±E/2に設定されており、前記表1の区間2や区間5のようにR相を固定相としてON指令やOFF指令が与えられる時には、R相出力電圧指令がキャリアの振幅より正または負側に十分大きくなるように設定される。ここで、図5は、区間2においてR相にON指令が与えられ、R相出力電圧指令がキャリアの振幅E/2を超えている期間を中心に示してある。
【0031】
前述した如く、R相出力電圧指令(PWM回路213の入力信号)は、フィードフォワード電圧指令テーブル220からの出力電圧指令VUXと調節器207からのリアクトル印加電圧ΔVとの和として生成されるものであり、このR相出力電圧指令は、リアクトル印加電圧ΔVによって若干増減する。
このため、出力電圧指令VUXは、ΔVによるR相出力電圧指令の若干の増減を見込んで、R相出力電圧指令がキャリアの振幅E/2を十分超えるような値に余裕をもって設定される。
【0032】
このように出力電圧指令VUXを設定することにより、R相を固定相とするときには、リアクトル印加電圧ΔVを加算してもR相出力電圧指令が確実にキャリアの振幅±E/2を超えるようになっており、ΔVの値がR相のON状態またはOFF状態での固定に影響しないように考慮されている。
つまり、図2における調節器207等を含む電流制御手段の出力に関わらず、R相に対するON指令またはOFF指令を確実に生成するものである。
【0033】
以上のように、本実施形態では、系統電圧の基本波一周期を60°ごとの6区間に分割し、それらの各区間において、並列接続された連系インバータの一相を固定相とし、残りの二相をPWM制御によりスイッチングして上記固定相を基準とした線間電圧を制御しつつ当該二相の相電流を制御するものであって、この動作を、固定相を各区間ごとに順次切り替えて制御するものである。
これにより、図3に示したように各インバータを二相変調することができ、その際に電流制御される二相には各インバータ間で横流が流れず、また、固定相の電流分担については、インバータに接続されたLCフィルタのインピーダンスを等しくすれば等分に分担されるので、各インバータ間に横流が流れるのを抑制することができる。
【0034】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態は、系統電圧の一周期を120°ごとの3区間に分割し、各区間ごとに固定相を切り替える例である。なお、連系インバータ並列システム及び制御ブロックの回路構成は図1,図2と同一であるため、説明を省略する。
【0035】
図6は、この実施形態における各相系統電圧V,V,V、R相,S相,T相出力電圧指令、及び、各インバータ70〜70のスイッチング素子U,V,W,X,Y,Zのパルスパターンを図示したものである。図6において、各相出力電圧指令の波形は何れも同一であり、理解を容易にするためにR相出力電圧指令の波形を太線で表してある。
また、表2は、フィードフォワード電圧指令テーブル220の内容を示している。
【0036】
【表2】
Figure 2004364351
【0037】
この例では、固定相が、区間1:S相→区間2:T相→区間3:R相というように順に切り替わっていく。表2において、OFF指令と書かれているところが固定相であり、本実施形態の固定相では、常に上アームスイッチング素子をOFF、下アームスイッチング素子をONとする。
本実施形態においても、二相変調を行う相では固定相を基準とした線間電圧を出力するように各相出力電圧指令を与え、これに調節器からのリアクトル印加電圧ΔVを加算してインバータ70〜70の各相出力電圧指令を得る。
また、固定相に対してフィードフォワード電圧指令テーブル220からOFF指令が与えられる場合には、第1実施形態と同様に上記ΔVがインバータの出力電圧に影響せず、OFF状態で固定されるものとする。
【0038】
上記のように、本実施形態においても二相変調電流制御方法によって等価的に図3の回路を実現することができ、各インバータ間に横流が流れるのを抑制可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電力系統と連系インバータとの間に絶縁用のトランスを設置しなくても横流を抑制できるため、トランスの除去によって連系インバータ並列システムの小型化及び低コスト化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が適用される連系インバータ並列システムの回路図である。
【図2】本発明の実施形態が適用される制御ブロック図である。
【図3】本発明に係る二相変調電流制御方法を適用した場合の交流等価回路図である。
【図4】本発明の第1実施形態における各相系統電圧、各相出力電圧指令、及び各スイッチング素子のパルスパターンを示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態においてR相のスイッチング素子に対するパルスパターンを生成する様子を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態における各相系統電圧、各相出力電圧指令、及び各スイッチング素子のパルスパターンを示す図である。
【図7】従来技術における連系インバータ並列システムの回路図である。
【図8】従来技術における制御ブロック図である。
【図9】従来技術の交流等価回路図である。
【符号の説明】
10,90〜90,91〜91:三相交流電源
20:系統のインピーダンス
40〜40,60〜60:リアクトル
50〜50:コンデンサ
70〜70:連系インバータ
71:半導体スイッチング素子
80:直流電源
201〜203:乗算器
204〜206,210〜212:加算器
207〜209:調節器
213〜215:PWM回路
216〜218:反転回路
220:フィードフォワード電圧指令テーブル

Claims (4)

  1. 電力系統に連系され、かつ、互いに並列に接続された複数台の三相インバータからなる連系インバータ並列システムの制御方法において、
    系統電圧の一周期を3n(nは自然数)個の区間に分割し、
    分割された前記区間の間、すべてのインバータの一相分の上アームスイッチング素子をONまたはOFFに固定すると共に下アームスイッチング素子を上アームスイッチング素子とは逆論理に固定して当該一相を固定相とし、かつ、すべてのインバータの残り二相ではPWM変調によるスイッチングによって二相変調動作を行わせ、
    二相変調動作させる各相では、前記固定相を基準とした線間電圧を出力しつつ相電流に対して電流制御を行うことにより、
    各インバータ間に流れる横流を抑制することを特徴とする連系インバータ並列システムの制御方法。
  2. 請求項1に記載した連系インバータ並列システムの制御方法において、
    分割された区間ごとの各相出力電圧指令と固定相に対するON指令またはOFF指令とをインバータに与える手段と、
    インバータの各相出力電流を制御する電流制御手段とを備え、
    二相変調動作させる各相に対しては、前記各相出力電圧指令を前記電流制御手段の出力に加算して最終的な各相出力電圧指令を生成し、
    前記固定相に対しては、前記電流制御手段の出力に関わらず前記ON指令またはOFF指令を与えることを特徴とする連系インバータ並列システムの制御方法。
  3. 請求項1または2に記載した連系インバータ並列システムの制御方法において、
    系統電圧の一周期を60°ごとの6区間に分割し、
    分割された各区間ごとに固定相を切り替えることを特徴とする連系インバータ並列システムの制御方法。
  4. 請求項1または2に記載した連系インバータ並列システムの制御方法において、
    系統電圧の一周期を120°ごとの3区間に分割し、
    分割された各区間ごとに固定相を切り替えることを特徴とする連系インバータ並列システムの制御方法。
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