JP3807340B2 - マルチレベルインバータの制御方法 - Google Patents

マルチレベルインバータの制御方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータの出力電圧レベルが一相当たりN(Nは3以上の自然数)個存在するマルチレベルインバータの制御方法に関し、特に、インバータの出力周波数が高い状態において、PWM制御されている運転モード(以下、必要に応じてPWM運転モードという)から1パルス運転モード(インバータ出力周波数とスイッチング素子の最大スイッチング周波数とが同一である運転モード)への移行時、またはその逆方向への移行時におけるスイッチングパターンの決定方法に特徴を有するマルチレベルインバータの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ここではマルチレベルインバータの例として、一相当たりの出力電圧レベルが9である9レベルインバータについて説明する。
図5は、9レベルインバータの構成例を示している。図において、100は三相配電系統からR,S,T相の各相につき4組の三相交流電圧を出力する入力トランス、201R,202Rは、入力トランス100のR相の4組の三相交流電圧のうちそれぞれ2組の三相交流電圧が入力され、整流器直列回路と、コンデンサ直列回路と、2つの単相3レベルインバータセルの直列回路とからなるR相インバータユニットである。同様にして、201S,202SはS相インバータユニット、201T,202TはT相インバータユニットであり、前段の各ユニット201R,201S,201Tの各相出力端子は一括接続されて出力端中性点となり、後段の各ユニット202R,202S,202Tの各相出力端子はそれぞれR相、S相、T相の出力端子として負荷としての三相電動機300に接続されている。
【0003】
図6(1)は、図5の9レベルインバータにおけるPWMパルスの演算に用いる搬送波とR相電圧指令(変調率指令(振幅指令)をλとする)との関係を示し、図6(2),(3),(4)はR相電圧、S相電圧、R−S相線間電圧VRSをそれぞれ示している。
9レベルインバータでは、各相出力電圧が9レベルをとり、R相電圧、S相電圧、R−S相線間電圧VRSにおける階段状の電圧波形の1ステップは、図5における各インバータユニットの直流リンク電圧をEとすれば、E/2となる。
【0004】
なお、この種のマルチレベルインバータのPWMパルス発生方法は、平成12年電気学会産業応用部門全国大会 p.759や、本出願人による特開2002−58257(特願2000−240339)に係る「多重電力変換器の制御装置」等により公知であるため、ここでは簡単に概略を説明する。
【0005】
通常のインバータでは、搬送波と出力電圧指令との大小関係を比較してPWMパルスを得ているが、マルチレベルインバータでは、搬送波に直流分を重畳することによりマルチレベルインバータのレベル数に応じた数の搬送波群を作成する。
例えば、9レベルインバータでは、E/2づつ直流レベルの異なる搬送波を図6(1)の如く8つ用意し(2E=1.0とする)、各搬送波と出力電圧指令との大小関係を比較して対応する相の2つのインバータユニット(例えばR相では201R,202R)内の半導体スイッチング素子に対するPWMパルスパターンを決定する。
【0006】
この結果、R相、S相からは図6(2),(3)のような相電圧波形V,Vが得られ、その結果、R−S相線間電圧VRSは高調波の少ない正弦波状の電圧波形となる。
【0007】
ここで、各スイッチング素子のスイッチング周波数は、搬送波の周波数に依存する。搬送波の周波数はインバータの出力周波数より高く設定する必要があるので、インバータの出力周波数が高い場合にはスイッチング素子のスイッチング周波数も高くなる。このようにスイッチング周波数が高い場合、スイッチング素子のスイッチング損失等が増加するため、効率が悪化する。また、場合によっては損失増加によりスイッチング素子が異常発熱し、最悪時には破損するおそれもある。このため、インバータの出力周波数を高くする際に制約があった。
【0008】
そこで、IEEE Trans. On IA, Vol 32, No.3, 1996, p509に記載されている如く、インバータの出力周波数とスイッチング素子のスイッチング周波数とが同一になるように制御する方式(1パルス運転:インバータ出力電圧の半周期内のスイッチング素子の駆動パルス数を1とする)が提案されている。この1パルス運転方式によれば、スイッチング素子の損失を抑えることができ、高周波出力が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
インバータ出力電圧の半周期内に複数のパルスを発生させてスイッチング素子を駆動する従来のPWM運転モードから1パルス運転モードに移行する際に、基本波出力電圧の大きさ及び位相が一致していないと、パルス切替え時に、インバータの出力電圧が不連続になるのでインバータの出力電流が急変する。この電流跳躍は、インバータの過電流トリップ機能を働かせてしまったり、インバータの負荷が電動機の場合にトルクリプルを発生させるという問題がある。
そこで本発明は、複数パルスによるPWM運転モードと1パルス運転モードとの切替を円滑に行わせてインバータ出力電圧の不連続状態を解消し、出力電流の急変や負荷のトルクリプル等を引き起こすことのないマルチレベルインバータの制御方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、一相当たりの出力電圧レベルがN(Nは3以上の自然数)個存在するマルチレベルインバータの制御方法であって、搬送波とインバータの出力電圧指令とを比較してその大小関係からインバータの半導体スイッチング素子に対するPWMパルスを作成するマルチレベルインバータの制御方法において、
異なる直流レベルをもつ(N−1)個のしきい値をそれぞれ重畳させた(N−1)個の搬送波を作成し、これらの搬送波とインバータの出力電圧指令とをそれぞれ比較してPWMパルスを作成すると共に、インバータの出力電圧の半周期に複数のPWMパルスを発生させるPWM運転モードから前記半周期に1個のパルスを発生させる1パルス運転モードに移行する期間に、出力周波数または出力電圧の増加につれて搬送波の振幅または周波数を徐々に小さくするものである。
【0011】
請求項2記載の発明は、異なる直流レベルをもつ(N−1)個のしきい値をそれぞれ重畳させた(N−1)個の搬送波を作成し、これらの搬送波とインバータの出力電圧指令とをそれぞれ比較してPWMパルスを作成すると共に、インバータの出力電圧の半周期に1個のパルスを発生させる1パルス運転モードから前記半周期に複数のPWMパルスを発生させるPWM運転モードに移行する期間に、出力周波数または出力電圧の減少につれて搬送波の振幅または周波数を徐々に大きくするものである。
【0012】
以下に、本発明の作用を説明する。
まず、図3は9レベル(N=9)インバータにおける1パルス運転時のパルスパターンの発生原理を示す図であり、上からR相電圧V、S相電圧V、R−S相線間電圧VRSをそれぞれ示している。
本発明では、インバータの出力電圧指令に対し、E/2ごとに、(−7/4)E〜(7/4)Eまでの8個(つまりN−1)の異なるしきい値を用意し、これらのしきい値を搬送波に重畳すると共に、後述する如く1パルス運転時には実質的に搬送波が前記しきい値のみになるようにした。なお、Eは図5に示した各インバータユニットにおける直流リンク電圧である。
【0013】
このように1パルス運転時には、搬送波をしきい値に等しくして出力電圧指令との大小関係を比較することにより、対応するスイッチング素子のスイッチングパターンを決定する。この結果、インバータ出力電圧は図3に示すように方形波パルスを積み重ねた波形となる。
【0014】
ここで本発明では、複数パルスによるPWM運転モードから1パルス運転モードへ移行する際に出力電圧が不連続にならないようにするため、この移行期間では、
(a)搬送波の振幅を、インバータの出力周波数または出力電圧が高くなるにつれて徐々に小さくし、最終的にゼロにする、
または、
(b)搬送波の周波数を、インバータの出力周波数または出力電圧が高くなるにつれて徐々に小さくし、最終的にゼロにする、
という2つの方法を採ることとした。
1パルス運転モードからPWM運転モードに移行する際は上記と逆に、その移行期間において、搬送波の振幅または周波数を、インバータの出力周波数または出力電圧が小さくなるにつれて徐々に大きくし、最終的に最大値になるようにした。
【0015】
図4は、PWM運転モード及び1パルス運転モードの期間と両モードの移行期間におけるインバータ出力周波数または出力電圧、搬送波振幅、搬送波周波数の様子を示している。前述した如く、本発明では、PWM運転モードと1パルス運転モードとを切り替える際の移行期間に、(a)では搬送波の振幅を徐々に変化させ、(b)では搬送波の周波数を徐々に変化させる。
なお、搬送波の振幅または周波数がゼロの状態は、図3において各しきい値と電圧指令とを比較する状態に相当しており、移行期間内に搬送波振幅または搬送波周波数を徐々に小さくして最終的にゼロにすることにより、複数パルスによるPWM運転モードから1パルス運転モードへのスムーズな切替を実現することができる。
【0016】
また、請求項3記載の発明は、一相当たりの出力電圧レベルがN(Nは3以上の自然数)個存在するマルチレベルインバータの制御方法であって、搬送波とインバータの出力電圧指令とを比較してその大小関係から前記インバータの半導体スイッチング素子に対するPWMパルスを作成するマルチレベルインバータの制御方法において、
異なる直流レベルをもつ(N−1)個のしきい値を作成し、前記インバータの出力電圧指令に搬送波を重畳させた信号と(N−1)個のしきい値とをそれぞれ比較して前記PWMパルスを作成すると共に、前記インバータの出力電圧の半周期に複数のPWMパルスを発生させるPWM運転モードから前記半周期に1個のパルスを発生させる1パルス運転モードに移行する期間に、前記インバータの出力周波数または出力電圧の増加につれて前記搬送波の振幅または周波数を徐々に小さくするものである。
【0017】
請求項4記載の発明は、異なる直流レベルをもつ(N−1)個のしきい値を作成し、インバータの出力電圧指令に搬送波を重畳させた信号と(N−1)個のしきい値とをそれぞれ比較してPWMパルスを作成すると共に、インバータの出力電圧の半周期に1個のパルスを発生させる1パルス運転モードから前記半周期に複数のPWMパルスを発生させるPWM運転モードに移行する期間に、インバータの出力周波数または出力電圧の減少につれて搬送波の振幅または周波数を徐々に大きくするものである。
【0018】
これらの請求項3,4記載の発明では、出力電圧指令に搬送波を重畳させた信号と(N−1)個のしきい値とを比較することによってPWMパルスを作成し、PWM運転モードと1パルス運転モードとの移行期間では前記同様に搬送波の振幅または周波数を徐々に変化させることにより、両モード間の移行を円滑に行わせる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
まず、図1は本発明の第1実施形態におけるPWMパルス発生部の構成図であり、本実施形態は請求項1,2の発明に相当する。図1は一相分(例えばR相)のパルス発生部を示しており、実際には、マルチレベルインバータの出力相数に応じた数のパルス発生部が設けられる。本発明はPWM制御されるマルチレベルインバータのパルスパターンの決定方法を要旨としているため、マルチレベルインバータの主回路構成は、例えば図5に何ら限定されるものではない。
【0020】
以下では、一相当たりの出力電圧レベルがN(Nは3以上の自然数)個存在するマルチレベルインバータであってN=9の場合、すなわち9レベルインバータを例にとって実施形態を説明する。
【0021】
図1に示すパルス発生部は、周波数指令に従って搬送波(周波数成分)を発生する搬送波発生器10と、この発生器10から出力される周波数成分に振幅を乗算したものを搬送波として出力する乗算器20と、この乗算器20から出力される搬送波に直流分を重畳するため、搬送波と8個(すなわちN−1個)のしきい値(しきい値1〜8とする)とをそれぞれ加算する8個の加算器A1〜A8と、出力電圧指令(例えばR相出力電圧指令)と加算器A1〜A81の出力との大小関係を比較してPWMパルスを得る8個の比較器C1〜C8と、これらの比較器C1〜C8の出力信号の論理を反転させる反転回路I1〜I8とから構成されている。そして、比較器C1〜C8の出力信号及び反転回路I1〜I8の出力信号が、例えば図5のR相のインバータユニット201R,202R内の合計16個の半導体スイッチング素子を駆動するPWMパルスとなる。
なお、搬送波の波形としては、高調波低減の観点から三角波が一般的であるが、のこぎり波や正弦波を使用してもよい。
【0022】
インバータユニットの直流リンク電圧を1とすれば(図5のような構成例では2E=1.0)、Nレベルインバータでは、搬送波振幅は1/(N−1)となり、M個(M=N−1)のしきい値(しきい値1〜しきい値m)は、下記の数式により求めたものを用意する。
しきい値=1−{2/(N−1)}×M+(1/N−1)
(なお、M=1,2,……,N−1)
【0023】
よって、9レベルインバータでは、搬送波振幅は0.125、8個のしきい値1〜しきい値8は、それぞれ、−0.875,−0.625,−0.375,−0.125,0.125,0.375,0.625,0.875となる。
【0024】
上記構成において、PWM運転モードから1パルス運転モードに移行する場合には、図4(a)または(b)のように、出力周波数または出力電圧が増加するにつれて搬送波振幅または搬送波周波数を徐々に小さくしていき、最終的にゼロにする。また、1パルス運転モードからPWM運転モードに移行する場合には、出力周波数または出力電圧が減少するにつれて搬送波振幅または搬送波周波数を徐々に大きくしていき、最終的に最大値にする。
これにより、PWM運転モードから1パルス運転モードへの移行、あるいはその逆方向の移行を円滑に行なうことができ、インバータ出力電圧の不連続状態や出力電流の急変、負荷のトルクリプル等の発生を防止することができる。
【0025】
次に、図2は本発明の第2実施形態を示しており、請求項3,4に記載した発明の実施形態に相当する。以下では、図1の第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態では、出力電圧指令と搬送波とを加算器Aにより加算すると共に、加算器Aの出力と各しきい値1〜8とを比較器C1〜C8によりそれぞれ比較し、これらの比較器C1〜C8及び反転回路I1〜I8の出力からPWMパルスを得る。
各しきい値1〜8の大きさや搬送波振幅、波形等は第1実施形態と同様である。
【0026】
この実施形態においても、搬送波振幅または搬送波周波数を図4(a)または(b)のように出力周波数または出力電圧に応じて変化させることで、両運転モード間の円滑な移行を実現することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、複数パルスによるPWM運転モードから1パルス運転モード、またはその逆に円滑に移行させることができ、移行期間におけるインバータ出力電圧の不連続状態や出力電流の急変、負荷のトルクリプル等の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるパルス発生部の構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態におけるパルス発生部の構成図である。
【図3】9レベルインバータにおける1パルス発生原理の説明図である。
【図4】出力周波数または出力電圧と搬送波振幅、搬送波周波数との関係を示す図である。
【図5】9レベルインバータの主回路構成図である。
【図6】図5の9レベルインバータの動作を示す波形図である。
【符号の説明】
10 搬送波発生器
20 乗算器
A,A1〜A8 加算器
C1〜C8 比較器
I1〜I8 反転回路

Claims (4)

  1. 一相当たりの出力電圧レベルがN(Nは3以上の自然数)個存在するマルチレベルインバータの制御方法であって、搬送波とインバータの出力電圧指令とを比較してその大小関係から前記インバータの半導体スイッチング素子に対するPWMパルスを作成するマルチレベルインバータの制御方法において、
    異なる直流レベルをもつ(N−1)個のしきい値をそれぞれ重畳させた(N−1)個の搬送波を作成し、これらの搬送波と前記インバータの出力電圧指令とをそれぞれ比較して前記PWMパルスを作成すると共に、前記インバータの出力電圧の半周期に複数のPWMパルスを発生させるPWM運転モードから前記半周期に1個のパルスを発生させる1パルス運転モードに移行する期間に、出力周波数または出力電圧の増加につれて前記搬送波の振幅または周波数を徐々に小さくすることを特徴とするマルチレベルインバータの制御方法。
  2. 一相当たりの出力電圧レベルがN(Nは3以上の自然数)個存在するマルチレベルインバータの制御方法であって、搬送波とインバータの出力電圧指令とを比較してその大小関係から前記インバータの半導体スイッチング素子に対するPWMパルスを作成するマルチレベルインバータの制御方法において、
    異なる直流レベルをもつ(N−1)個のしきい値をそれぞれ重畳させた(N−1)個の搬送波を作成し、これらの搬送波と前記インバータの出力電圧指令とをそれぞれ比較して前記PWMパルスを作成すると共に、前記インバータの出力電圧の半周期に1個のパルスを発生させる1パルス運転モードから前記半周期に複数のPWMパルスを発生させるPWM運転モードに移行する期間に、出力周波数または出力電圧の減少につれて前記搬送波の振幅または周波数を徐々に大きくすることを特徴とするマルチレベルインバータの制御方法。
  3. 一相当たりの出力電圧レベルがN(Nは3以上の自然数)個存在するマルチレベルインバータの制御方法であって、搬送波とインバータの出力電圧指令とを比較してその大小関係から前記インバータの半導体スイッチング素子に対するPWMパルスを作成するマルチレベルインバータの制御方法において、
    異なる直流レベルをもつ(N−1)個のしきい値を作成し、前記インバータの出力電圧指令に搬送波を重畳させた信号と(N−1)個のしきい値とをそれぞれ比較して前記PWMパルスを作成すると共に、前記インバータの出力電圧の半周期に複数のPWMパルスを発生させるPWM運転モードから前記半周期に1個のパルスを発生させる1パルス運転モードに移行する期間に、前記インバータの出力周波数または出力電圧の増加につれて前記搬送波の振幅または周波数を徐々に小さくすることを特徴とするマルチレベルインバータの制御方法。
  4. 一相当たりの出力電圧レベルがN(Nは3以上の自然数)個存在するマルチレベルインバータの制御方法であって、搬送波とインバータの出力電圧指令とを比較してその大小関係から前記インバータの半導体スイッチング素子に対するPWMパルスを作成するマルチレベルインバータの制御方法において、
    異なる直流レベルをもつ(N−1)個のしきい値を作成し、前記インバータの出力電圧指令に搬送波を重畳させた信号と(N−1)個のしきい値とをそれぞれ比較して前記PWMパルスを作成すると共に、前記インバータの出力電圧の半周期に1個のパルスを発生させる1パルス運転モードから前記半周期に複数のPWMパルスを発生させるPWM運転モードに移行する期間に、前記インバータの出力周波数または出力電圧の減少につれて前記搬送波の振幅または周波数を徐々に大きくすることを特徴とするマルチレベルインバータの制御方法。
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