JP4656440B2 - 基板位置検出装置及びその撮像手段位置調整方法 - Google Patents

基板位置検出装置及びその撮像手段位置調整方法 Download PDF

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Description

本発明は,基板位置検出装置及びその撮像手段位置調整方法に関する。
一般に,半導体集積回路の製造工程においては,被処理基板例えば半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」とも称する)に成膜処理,エッチング処理,熱処理などの各種のプロセス処理を繰り返し行うことによってウエハ上に集積回路を形成していく。また,上記各プロセス処理が施されたウエハには,所定の後処理が行われる場合もある。後処理としては,例えばウエハの洗浄のための処理(例えばウエハに付着した付着物の除去処理など),プロセス処理の結果を測定する処理(例えば膜厚測定処理,パーティクル測定処理など)が挙げられる。
このようなウエハの処理は,例えばプラズマ処理,測定処理など所定の処理を実行可能に構成された処理室を備える基板処理装置によって行われる。基板処理装置は,例えばウエハを搬送する搬送アームを旋回,進退自在に設けた搬送ロボットを備え,この搬送アームによってウエハが処理室に搬送される。一般に,処理室内にはウエハを載置する載置台が設けられ,この載置台と上記搬送アームとの間でウエハの受け渡しが行われる。
このように,載置台上に受け渡されたウエハに対して適切な処理を施すためには,ウエハを水平方向(XY方向)の位置ずれがないように正確に載置台上に載置する必要がある。そのためには先ずウエハの位置を検出した上で,位置ずれがあった場合にはそれを補正して,ウエハを位置決めする必要がある。
近年では,このようなウエハの位置をより正確に検出するため,CCDカメラなどの撮像手段によってウエハの周縁を撮像して得られた画像データに基づいてウエハの位置ずれを検出するものもある(例えば特許文献1参照)。このように撮像手段によって得られた画像データに基づいてウエハWの位置ずれを検出する場合には,予め基準座標(XY座標)上に撮像手段の座標位置を正確に設定しておく必要がある。従来は,このような基準座標のX軸方向,Y軸方向,原点位置は,設計上の撮像手段などの位置によって決定していた。
特開2002−280287号公報 特開2003−50106号公報
しかしながら,実際には撮像手段の取付誤差などによって,設計上の基準座標の原点に対する撮像手段の位置は,実際の撮像手段の位置と一致しない場合がある。このように,基準座標上の撮像手段の位置と,実際の撮像手段の位置とにずれが生じていると,その位置ずれの程度によっては,基準座標の原点に対するウエハの中心位置の位置ずれを高精度に検出することができない。
また,撮像手段の取付誤差などによって,基準座標の原点のみならず,基準座標のX軸方向,Y軸方向についても実際のX軸補正方向,Y軸補正方向とそれぞれ一致しない場合がある。これでは,たとえ基準座標の原点に対するウエハの中心位置の位置ずれを高精度に検出できたとしても,そのウエハの位置をX軸方向,Y軸方向に補正する場合に高精度に補正することができない。このため,予め撮像手段の座標位置の調整を高精度に行っておくことが望まれる。
この点,特許文献2には,回転可能なテーブル自体をXY方向にも移動可能とする装置を用いて,テーブル上に付けられたマークを検出することによって,撮像手段の座標位置を調整するものもある。しかしながら,このような装置では,XY方向に移動させるとテーブルの回転中心の位置も移動してしまい,またテーブルを回転させるとXY方向もずれてしまうので,撮像手段の座標位置を校正するためには複雑な方法が必要となる。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,撮像手段の座標位置をより簡単な方法で調整することができ,これにより基板の位置を高精度に検出することができる基板検出装置及びその撮像手段位置調整方法を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,撮像手段で基板の周縁を撮像した画像データに基づいて前記基板の位置を検出する基板位置検出装置において,前記基板を撮像する面における前記撮像手段の撮像領域の座標位置を調整する撮像手段位置調整方法であって,前記基板位置検出装置は,前記基板を載置して回転可能な載置台と,前記載置台とは別個に設けられ前記載置台に対して前記基板の受渡しを行う支持ピンを水平方向にも駆動可能に構成した基板受渡し装置との近傍に配置され,前記基板の周縁位置にマークが付けられたマーク付基板が前記基板受渡し装置の支持ピンで支持され,前記載置台よりも上側の所定高さに持上げられた状態で,前記マーク付基板のマークを前記撮像手段の撮像領域内に入れて,前記支持ピンを水平方向に駆動させることによって前記撮像領域内で前記マークを水平方向の一方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置の方向に基づいて前記座標の軸方向を校正する工程と,前記マーク付基板が高さ調整用治具で前記載置台上の前記所定高さに固定された状態で,前記マーク付基板のマークを前記撮像手段の撮像領域内に入れて,前記載置台を回転させることによって前記撮像領域内でマークを所定角度ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置に基づいて算出される回転中心に基づいて前記座標の原点位置を校正する工程とにより,前記撮像手段の撮像領域の座標位置を調整することを特徴とする基板位置検出装置の撮像手段位置調整方法が提供される。
このような本発明によれば,基板を回転可能な載置台と,これに独立して設けられ,基板を水平方向に移動可能な基板受け渡し装置とを用いることにより,基準座標の軸方向の校正と原点位置の校正とをそれぞれ別々に行うことができるので,撮像手段の取付誤差があっても撮像手段を取付直すことなく,しかも極めて簡単に高い精度で撮像手段の撮像領域の座標位置を調整することができる。これにより,基板の位置を高精度に検出することができる。
また,上記基板受渡し装置は,支持ピンをX方向とY方向に駆動可能に構成され,前記座標の軸方向を校正する工程は,例えば前記支持ピンをX方向に駆動させることによって前記撮像領域内で前記マークをX方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらのX方向に並ぶマーク位置の方向に前記座標のX軸方向を校正する工程と,前記支持ピンをY方向に駆動させることによって前記撮像領域内で前記マークをY方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらのY方向に並ぶマーク位置の方向に前記座標のY軸方向を校正する工程とを有する。これによれば,基準座標のX軸方向とY軸方向の校正を別々に行うことができるので,どちらを先に校正してもよく,またX軸方向とY軸方向を同時に校正する場合に比してより簡単に高い精度で基準座標のXY軸方向の校正を行うことができる。
また,上記撮像手段が前記基板の周縁上の位置に離間して複数設けられる場合には,前記マーク付基板は,前記撮像手段の数と少なくとも同数のマークを有し,これらのマークはそれぞれ前記各撮像手段の撮像領域に同時に入る位置に形成することが好ましい。これにより,各撮像手段の軸方向のマーク位置を同時に検出することができるので,基準座標の軸方向の校正工程の作業効率を向上させることができ,作業時間を短くすることができる。
また,上記撮像手段が前記基板の周縁上の位置に離間して複数設けられる場合には,前記マーク付基板の1つのマークを前記座標の原点位置校正用マークとし,前記座標の原点位置を校正する工程は,前記撮像手段ごとに順番に前記各撮像手段の撮像領域内でそれぞれ同じ原点位置校正用マークを所定角度回転させながら複数のマーク位置を検出し,そのマーク位置に基づいて前記各撮像手段の座標の原点を校正することが好ましい。これにより,各撮像手段の撮像領域に別のマークを入れてマーク位置を検出する場合に比して,マーク付基板のマーク形成位置のばらつきによる回転中心位置のずれが生じないようにすることができる。
また,上記前記マーク付基板は,少なくとも前記座標の軸方向校正用の複数のマークを有し,これらのマークのうちの1つをさらに前記座標の原点位置校正用のマークとして使用するようにしてもよい。
また,上記高さ調整用治具は,複数の貫通孔を設け,その各貫通孔の下方にそれぞれ前記載置台に配置した複数のピンが挿入されて前記載置台に固定されるとともに,その各貫通孔の上方にそれぞれ前記マーク付基板を貫通する複数のピンが挿入されて前記マーク付基板を固定するようにしてもよい。これにより,同じ貫通孔を用いて載置台とマーク付基板の両方の位置決めを行うことができるので,載置台の中心位置とマーク付基板の中心位置とをより正確に一致させることができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,撮像手段で基板の周縁を撮像した画像データに基づいて前記基板の位置を検出する基板位置検出装置であって,前記基板位置検出装置は,前記基板を載置して回転可能な載置台と,前記載置台とは別個に設けられ前記載置台に対して前記基板の受渡しを行う支持ピンをXY方向にも駆動可能に構成した基板受渡し装置との近傍に配置され,前記基板の周縁位置にマークが付けられたマーク付基板が前記基板受渡し装置の支持ピンで支持された状態で,前記支持ピンをX方向に駆動させることによって前記撮像手段の撮像領域内で前記マーク付基板のマークをX方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,前記支持ピンをY方向に駆動させることによって前記撮像手段の撮像領域内で前記マーク付基板のマークをY方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置に基づいて前記座標のX軸方向及びY軸方向を校正する工程と,前記マーク付基板が前記載置台上に固定された状態で,前記載置台を回転させることによって前記撮像領域内でマークを所定角度ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置に基づいて前記座標の原点を校正する工程とにより,前記基板を撮像する面における前記撮像手段の撮像領域の座標位置を調整したことを特徴とする基板位置検出装置が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,撮像手段で基板の周縁を撮像した画像データに基づいて前記基板の位置を検出する基板位置検出装置において,前記基板を撮像する面における前記撮像手段の撮像領域の座標位置を調整する撮像手段位置調整方法であって,前記基板位置検出装置は,前記基板を載置して回転可能な載置台と,前記載置台とは別個に設けられ前記載置台に対して前記基板の受渡しを行う支持ピンをXY方向にも駆動可能に構成した基板受渡し装置との近傍に配置され,前記基板の周縁位置にマークが付けられたマーク付基板を前記基板受渡し装置の支持ピンで支持した状態で,前記支持ピンをX方向に駆動させることによって前記撮像手段の撮像領域内で前記マーク付基板のマークをX方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出するとともに,前記支持ピンをY方向に駆動させることによって前記撮像手段の撮像領域内で前記マーク付基板のマークをY方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置に基づいて前記座標のX軸方向及びY軸方向を校正する工程と,前記マーク付基板を前記載置台上に固定した状態で,前記載置台を回転させることによって前記撮像領域内でマークを所定角度ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置に基づいて前記座標の原点を校正する工程とにより,前記撮像手段の撮像領域の座標位置を調整することを特徴とする基板位置検出装置の撮像手段位置調整方法が提供される。
本発明によれば,撮像手段の取付誤差があっても撮像手段を取付直すことなく,しかも極めて簡単に高い精度で撮像手段の撮像領域の座標位置を調整することができ,これにより,基板の位置を高精度に検出することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(装置構成例)
まず,本発明を実施可能な装置についての実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は各装置の設置例を説明するための斜視図であり,図2は図1に示す各装置の側面を示す図である。図1,図2に示すように,基板例えば半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」とも称する)Wを載置する回転可能な載置台112を備える載置台ユニット110の近傍には,図示しない搬送アームと載置台112との間でウエハWを受け渡しする基板受け渡し装置130が配設されるとともに,ウエハWの水平方向(XY方向)の位置を検出するための基板位置検出装置150が配設されている。この基板受け渡し装置130はウエハWを上下に移動可能であるとともに,ウエハWの水平方向(XY方向)にも移動可能に構成されている。このような基板受け渡し装置130の具体的構成の詳細については後述する。
載置台112は,例えば図1に示すようにウエハWの径よりも小さい円板状に形成されている。ウエハWは載置台112の上側の載置面に載置される。載置台112は,支持軸114によって例えば処理室内の底面にボルトなどの締結部材で取り付けられている。また,支持軸114の内部には載置台112を回転するステッピングモータ(図示しない)が設けられている。なお,載置台112には,その載置面上のウエハWを例えばバキュームチャック機能によって吸着保持するようにしてもよい。これによって,載置台112が高速回転しても,載置台112からのウエハWの脱落を防止できる。載置台ユニット110は,図2に示すように制御部200に接続されており,この制御部200からの制御信号に基づいて載置台112が回転制御されるようになっている。
(基板受け渡し装置)
ここで,基板受け渡し装置130の具体的な構成について図1,図3を参照しながら詳細に説明する。図3は,図1から基板受け渡し装置のみを取り出して図示したものである。なお,図3では基板受け渡し装置の構成を分りやすくするため,載置台112を省略して載置台112の支持軸114のみを2点鎖線で示している。
図3に示すように,基板受け渡し装置130は,図示しない搬送アームと載置台112との間でウエハWの受け渡しする際に,ウエハWを支持する複数(例えば3つ)の支持ピン(リフタピン)132(132A〜132C)を備える。これらの支持ピン132A〜132Cは図3に示すように載置台112の支持軸114周りに離間して配設される。支持ピン132A〜132Cは例えばウエハWを安定して支持できるように支持軸114周りに等間隔で配置することが好ましい。また,支持ピン132の数は,3つに限られるものではないが,ウエハを安定して支持できるように少なくとも3つ以上であることが好ましい。
支持ピン132A〜132Cは,基台(リフタベース)134に立設され,この基台134を介してすべての支持ピン132A〜132Cを一斉に上下方向又は水平方向に移動できるようになっている。基台134は,例えば図3に示すように略リング形状に形成された取付板135と,取付板135を支持する支持板136によって構成される。取付板135にはその上部にリング形状に沿って所定の間隔(例えば等間隔)で各支持ピン132A〜132Cが取り付けられ,支持板136は後述する支持ピン駆動機構138のX方向駆動手段138Xを構成するステージに取り付けられている。
なお,取付板135のリング状の一部には,支持軸114の側面から取付板135を挿入できる程度の開口部が設けられている。これにより,支持軸114が処理室の底面に固定した後でも,取付板135をその開口部から支持軸114に挿入させて支持軸114周りに支持ピン132A〜132Cが配置するように基板受け渡し装置130を設置することができる。
基台134は,支持ピン132A〜132Cを上下方向のみならず,水平方向にも駆動可能な支持ピン駆動機構138に取り付けられている。具体的には例えば支持ピン駆動機構138は,基台134を介して支持ピン132A〜132CをX方向に駆動させることができるX方向駆動手段138Xと,Y方向に駆動させることができるY方向駆動手段138Yを備える。X方向駆動手段138Xは例えばX方向にリニア駆動可能なステージで構成し,Y方向駆動手段138Yは例えばX方向とは垂直のY方向にX方向駆動手段をリニア駆動可能なステージで構成するようにしてもよい。なお,これらX方向駆動手段138X及びY方向駆動手段138Yは,水平方向(XY方向)駆動手段を構成する。
また,支持ピン駆動機構138は,基台134を介して支持ピン132A〜132CをZ方向(上下方向)に駆動可能な上下方向駆動手段としてのZ方向駆動手段138Zを備える。Z方向駆動手段138ZはX方向駆動手段138X及びY方向駆動手段138Yを例えばリニア駆動可能なステージで上下駆動させるように構成してもよい。
これら各駆動手段138X,138Y,138Zのアクチュエータとしては,例えばリニアアクチュエータを用いることが好ましい。リニアアクチュエータを採用すれば,数μmまたはそれ以下の繰り返し位置決め精度が得られ,かつ高速に各ステージを推進することができる。なお,リニアアクチュエータ以外にも,例えばボールネジとステッピングモータの組み合わせ機構によって各ステージを駆動するように構成してもよい。なお,基板受け渡し装置130は,図2に示すように制御部200に接続されており,この制御部200からの制御信号に基づいて各駆動手段138X,138Y,138Zが駆動制御されるようになっている。
このような支持ピン駆動機構138によれば,Z方向駆動手段138Zで支持ピン132A〜132Cを基台134を介して上下駆動させることにより,搬送アーム又は載置台112に対するウエハWの上げ下ろしを行うことができる。また,X方向駆動手段138X及びY方向駆動手段138Yにより,支持ピン132A〜132Cを基台134を介して水平方向(XY方向)に駆動させて,支持ピン132A〜132Cの上にウエハWを載せたまま,水平方向の位置を調整することができる。
これにより,搬送アームからウエハWを支持ピン132A〜132Cで受け取った後は,搬送アームや搬送ロボットを使わずに,支持ピン132A〜132Cの上にウエハWを載せたまま水平方向に動かすだけでウエハWの位置ずれを補正することができ,結果としてウエハ処理のスループットを向上させることができる。
なお,図1に示すような比較的大きな径の載置台112でウエハWの受け渡しを行う場合には,各支持ピン132A〜132Cを載置台112の径よりも内側に配設する。そして,載置台112に形成された貫通孔を通して載置台112の載置面から各支持ピン132A〜132Cの先端が突没するように構成する。例えば図1に示すように載置台112に支持ピン132A〜132Cをそれぞれ通す貫通孔113A〜113Cを形成する。
これによれば,Z方向駆動手段138Zにより支持ピン132A〜132Cを上下駆動することによって,各支持ピン132A〜132Cの先端が貫通孔113A〜113Cを突没可能に昇降させることができる。またX方向駆動手段138X及びY方向駆動手段138Yにより支持ピン132A〜132Cを水平駆動(XY駆動)することによって,各支持ピン132A〜132Cの先端が各貫通孔113A〜113C内を通して載置台112の載置面から突き出したまま,各貫通孔113A〜113C内を水平移動(XY移動)させることができる。
このような構成によればウエハWの中心寄りのポイントを各支持ピン132A〜132Cで支持することができるので,例えば載置台112上のウエハWの端部に処理(例えば後述する洗浄処理)を施す場合に,その処理の対象となる部位からできるだけ離れたポイントでウエハを支持することができる。
また,このような各貫通孔113A〜113Cの開口径は,例えば支持ピン132A〜132Cの径と水平方向への移動量(例えば水平方向の位置決め可能範囲)に応じて設定することが好ましい。各貫通孔113A〜113Cは,例えば直径10〜20mmで形成される。
そして,載置台112を回転させるときには,支持ピン132A〜132Cの先端を載置台112の底面よりも下側に下げることにより,載置台112を回転するときに貫通孔113A〜113Cと支持ピン132A〜132Cとが衝突しないようにすることができる。
また,本実施形態では,載置台の各貫通孔に支持ピンを1つずつ挿入するようにした場合について説明したが,必ずしもこれに限定されるものではなく,支持ピンの数を多くする場合には,載置台の複数の貫通孔に複数の支持ピンをそれぞれ挿入するようにしてもよい。
このような基板受け渡し装置130では,支持ピン132A〜132Cを水平方向(XY方向)に移動可能に構成したことにより,例えば搬送アームからウエハWを支持ピン132A〜132Cで受け取った後は,搬送アームを使わずに,支持ピン132A〜132CでウエハWを支持したまま水平方向に駆動させることができる。これにより,ウエハWの位置ずれを素早く補正することができる。また,搬送アームは支持ピン132A〜132CにウエハWを渡した後はすぐに他の作業(例えば他のウエハの搬送動作)を行うことができる。したがって,ウエハ処理のスループットを向上させることができる。
また,本実施形態にかかる基板受け渡し装置130は,載置台ユニット110とは別体で構成しているので,簡単な構成にすることができる。また,処理室内への設置の自由度も高くなるので,様々な処理室に適用可能となる。さらに,載置台112が回転する場合には,載置台ユニット110と基板受け渡し装置130を別体にすることにより,載置台112を高速回転させることができる。また,基板受け渡し装置130についても,X方向駆動手段138XとY方向駆動手段138Yで支持ピン132A〜132Cを水平方向に駆動する構成を採ることができるので,高精度でウエハWの位置補正を行うことができる。
さらに,本実施形態にかかる基板受け渡し装置130は,載置台を水平方向に駆動させて位置ずれを補正するのではなく,支持ピン132A〜132Cを水平方向に駆動させて位置ずれを補正するようにしたので,例えばウエハWの位置ずれが大きくて基板位置検出装置150で検出できない場合でも,支持ピン132A〜132CでウエハWを持ち上げたまま,基板位置検出装置150で検出できる位置まで支持ピン132A〜132CでウエハWを水平方向に移動させることができる。これにより,ウエハWが大きく位置ずれしている場合でも,ウエハWの位置を検出して位置ずれを素早く補正することができる。
(基板位置検出装置)
次に,基板位置検出装置150について図1,図4を参照しながら詳細に説明する。図4は基板位置検出装置の構成を説明するための斜視図である。図4では,基板位置検出装置の構成を説明し易くするために,図1に示す取付台156や載置台ユニット110を省略している。
基板位置検出装置150は,ウエハWの水平方向の位置を検出するための基板位置検出手段を備える。基板位置検出手段は,例えば図4に示すようにウエハWの周縁部を検出する複数(ここでは3つ)の撮像手段(第1〜第3撮像手段)152A〜152Cと,これら撮像手段152A〜152Cにそれぞれ対向して配置される照明用光源154A〜154Cにより構成される。
撮像手段152A〜152Cは,ウエハWの周縁部を撮影したときの画像出力に基づいてウエハWの周縁部の有無と形状,ウエハWの有無を検出する。ウエハWの周縁部の形状は,例えばその周縁部形状からウエハWの中心を求めることによってウエハWの位置を検出するのに使用される。また,ウエハWの周縁部の有無は,例えばウエハWの周縁部を検出できるか否かを判断するのに使用される。ウエハWの有無は,例えばウエハWの周縁部を検出できる位置まで位置ずれを調整するのに使用される。
本実施形態では,このような各撮像手段152A〜152CをCCDカメラ(撮像装置)により構成した場合を例に挙げる。各CCDカメラはそれぞれ,例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ,焦点調整用のレンズなどを備える。また,各照明用光源154A〜154Cは例えばLEDユニットにより構成する。なお,照明用光源154A〜154Cは光の放出面に拡散板を備えており,これによって光の放出面全体にわたり光の強度を均一化できるようになっている。
基板位置検出手段を構成する撮像手段152A〜152C及び照明用光源154A〜154Cは例えば図1に示すような起立した取付台156に取り付けられる。取付台156には,その上部から水平に張り出したブラケット157と,このブラケット157の下方に水平に張り出したブラケット158を備える。上方のブラケット157には撮像手段152A〜152Cが取り付けられ,下方のブラケット158には照明用光源154A〜154Cが取り付けられる。こうして,撮像手段152A〜152Cと照明用光源154A〜154Cとは,ウエハWの上下にウエハWの周縁部を挟むように配設される。
図4に示すように,各照明用光源154A〜154Cの光軸はそれぞれ,各撮像手段152A〜152Cの受光面に向かうように調整される。また,支持ピン132A〜132Cを載置台112の載置面よりも上側に上昇させて,搬送アームからウエハWを受取ったときのウエハWの高さを受け取り高さとし,ウエハWの中心と載置台112の中心とが一致するときのウエハWの位置(図4に示す2点鎖線で示すウエハ位置)を水平方向の基準位置Wstとすれば,各撮像手段152A〜152Cはそれぞれ,受け取り高さにある基準位置Wstのウエハ周縁部に焦点が合うように調整される。さらに基準位置WstにあるウエハWの周縁部を検出できる部位が各撮像手段152A〜152Cの撮像領域としての測定視野(第1〜第3測定視野)153A〜153Cに入るように調整される。なお,本実施形態におけるこれらの調整は,後述する撮像手段位置調整方法によって行われる。
具体的には,図5に示すように各撮像手段152A〜152Cの測定視野153A〜153Cは,基準位置Wstにあるウエハの周縁部に沿って等間隔に並ぶようになっている。例えば基準位置Wstにあるウエハの中心から見た角度を考え,測定視野153Aから153Bまでの角度と測定視野153Bから153Cまでの角度をそれぞれdとし,測定視野153Aから153Cまでの角度をDとすると,ここでは例えばdが45度(deg),Dが90度(deg)となるようにする。このような測定視野153A〜153Cの角度は,上記のものに限られるものではなく,各撮像手段152A〜152Cの取付位置を調整することによって自由に変えることができる。また,この角度は図5に示すXY座標軸上では,X軸を0度として時計回りを正として考える。
各撮像手段152A〜152Cは,図2に示すように制御部200に接続されており,各撮像手段152A〜152Cで撮像された測定視野の出力画像データは,基板受け渡し装置130などの各部を制御する制御部200に送信される。制御部200は,この測定視野153A〜153Cの出力画像データに基づいてウエハWの周縁部を検出するようになっている。
例えば測定視野153AにウエハWの周縁部が入ると,測定視野153Aのうち,ウエハWが存在する領域は,照明用光源154Aからの光が遮られて暗くなり,それ以外の部分は明るくなる。これにより,測定視野153AでウエハWの周縁部の有無を簡単に検出することができる。従って,この状態を周縁部有り状態(グレー状態)として,後述する測定視野のすべてが明るい状態(白状態),測定視野のすべてが暗い状態(黒状態)と区別する。
また,上述の例で測定視野153Aにおける明るい領域と暗い領域の境界がウエハWの周縁部の形状(例えば本実施形態のような円板状のウエハの場合には円弧形状)になるので,測定視野153Aの出力画像からウエハWの周縁部の形状を検出することができる。
こうして検出されたウエハWの周縁部の形状に基づいて,制御部200はウエハWの中心位置を算出する。そして,載置台112の回転中心からのウエハWの水平方向の位置ずれ量および位置ずれ方向を求める。この位置ずれ量および位置ずれ方向に応じてX方向駆動手段138X及びY方向駆動手段138Yを駆動して支持ピン132A〜132Cを水平方向に駆動させることによって,ウエハWの水平方向の位置を調整することができる。
ところで,このように各撮像手段152A〜152Cによって得られた画像データに基づいて載置台112の回転中心に対するウエハWの位置ずれを検出するには,予め載置台112の回転中心を原点S0とする基準座標(XY座標)上に各撮像手段152A〜152Cの各測定視野153A〜153Cの位置を正確に設定しておく必要がある。
このような基準座標のX軸方向,Y軸方向,原点位置は通常,設計上の各装置の位置によって決定される。例えば上述したように基準座標の原点は設計上の載置台112の回転中心の位置とし,基準座標のX軸は基板受け渡し装置130におけるX方向駆動手段138Xの設計上の駆動方向とし,基準座標のY軸は基板受け渡し装置130におけるY方向駆動手段138Yの設計上の駆動方向とする。
また,基準座標の原点に対する各測定視野153A〜153Cの位置についても,設計上の基板位置検出装置150の位置,すなわち各撮像手段152A〜152Cの取付位置に基づいて,載置台112の回転中心に対する各測定視野153A〜153Cの位置として基準座標上に設定される。
ところが,各撮像手段152A〜152Cに取付誤差などによって,図6に示すように設計上の基準座標の原点S0は実際の載置台112の中心位置S1と一致しない場合がある。このように,設計上の基準座標の原点S0と実際の載置台112の中心位置S1とにずれが生じていると,その分実際の載置台112の中心位置S1に対する各測定視野153A〜153Cの位置にもずれが生じる。このような各測定視野153A〜153Cの位置ずれの程度によっては,載置台112の中心位置S1に対するウエハWの中心位置の位置ずれを高精度に検出することができない。
また,各撮像手段152A〜152Cの取付誤差などによって,基準座標の原点のみならず,X軸方向,Y軸方向についてもそれぞれ,X方向駆動手段138X,Y方向駆動手段138Yの駆動方向と一致しない場合がある。これでは,たとえ載置台112の中心位置S1に対するウエハWの中心位置の位置ずれを高精度に検出できたとしても,そのウエハWの位置をX軸方向,Y軸方向に補正する場合に高精度に補正することができない。このため,予め各撮像手段152A〜152Cの測定視野153A〜153Cの座標位置の調整を高精度で行っておく必要がある。
そこで,本発明では,各撮像手段152A〜152Cの各測定視野153A〜153Cについての基準座標(X軸方向,Y軸方向,原点位置)を設定する際に,ウエハWとは別に用意したマーク付ウエハWdを用いてマーク付ウエハWdのウエハ周縁部に設けられたマークを検出することによって検出結果に基づいてX軸方向,Y軸方向,原点位置を校正することによって,各測定視野153A〜153Cの基準座標上の座標位置を調整するものである。これにより,撮像手段の取付誤差があっても,載置台112の回転中心に対するウエハWの中心位置を正確に検出できるとともに,ウエハWのXY方向の位置を正確に補正することができる。
なお,従来のように回転可能なテーブル自体をXY方向にも移動可能とする装置を用いて,テーブル上に付けられたマークを検出することによって,撮像手段の座標位置を校正するものもある。しかしながら,このような装置では,XY方向に移動させるとテーブルの回転中心の位置も移動してしまい,またテーブルを回転させるとXY方向もずれてしまうので,撮像手段の座標位置を校正するためには複雑な方法が必要となる。
これに対して,本発明では,ウエハを回転可能な載置台112とは別個に構成した前記基板受渡し装置130により,載置台112の回転とは独立してウエハWを支持ピン132A〜132CでXY方向に移動できるので,基準座標のXY軸方向の校正と,原点位置の校正とをそれぞれ別々に行うことができる。これにより,極めて簡単な方法で撮像手段153A〜153Cの座標位置を調整することができる。
具体的には,上記基準座標のXY方向の校正は,マーク付ウエハWdを基板受渡し装置130の支持ピン132A〜132C上にセットして,マーク付ウエハWdを実際にXY方向に移動させながらマーク位置を検出して行う。また,原点位置の校正は,マーク付ウエハWdを載置台112上に後述する高さ調整治具300を介してセットして,マーク付ウエハWdを実際に回転させながらマーク位置を検出して行う。これらのマーク位置に基づいて基準座標のX軸方向,Y軸方向,原点位置を校正することによって,各撮像手段152A〜152Cの各測定視野153A〜153Cの座標位置を調整する。
(マーク付ウエハ)
ここで,上記マーク付ウエハWdの具体例について図面を参照しながら説明する。図7は,マーク付ウエハWdの構成例を示す図である。図7に示すようにマーク付ウエハWdは実際のウエハよりも大きな外径であり,実際のウエハの周縁部と同じ径の位置(ウエハWm)に複数のマークmA〜mDが形成されている。
このマークmA〜mDは例えばウエハWdを貫通する貫通孔である。マークmA〜mDを貫通孔で構成することによって,この貫通孔を各照明用光源154A〜154Cが透過する。これにより,マークmA〜mDの貫通孔が各撮像手段152A〜152Cの測定視野153A〜153Cに入っていれば,貫通孔の部分だけ明るくなるので,その明るい部分の重心を求め,その重心位置をマークmA〜mDの位置として検出することができる。なお,マークmA〜mDは,必ずしも貫通孔で構成する場合に限られるものではなく,例えばマークmA〜mDの部分だけ色を変えるようにしてもよい。
これらマークmA〜mDのうちのマークmA〜mCは後述する各撮像手段152A〜152Cの各測定視野153A〜153Cについての基準座標のX軸方向及びY軸方向を校正するための軸方向校正用マークである。マークmA〜mCの位置はそれぞれ測定視野153A〜153Cに対応している。すなわち,各測定視野153A〜153CでそれぞれのマークmA〜mCが一度に検出できる位置に配置されている。これにより,各測定視野153A〜153Cにおける基準座標のX軸方向及びY軸方向が一度に校正できる。なお,軸方向校正マークmA〜mCを用いた基準座標の軸方向を校正する方法についての詳細は後述する。
また,マークmDは各撮像手段152A〜152Cについての上記基準座標の原点を校正するための原点位置校正用マークである。なお,原点位置校正用マークmDを用いた基準座標の原点位置を校正する方法についての詳細は後述する。さらに,マーク付ウエハWdには,基準座標の原点位置を校正する際に,載置台112上に後述する高さ調整用治具300を用いて載置台112の回転中心とマーク付ウエハWdの中心とが一致するように正確に位置決めして固定するための複数(例えば2つ)の位置決め孔Hが設けられている。なお,高さ調整用治具300を用いてマーク付ウエハWdを載置台112上に固定する具体的な方法は後述する。
(撮像手段位置調整方法)
次に,本実施形態にかかる撮像手段の位置調整方法について図面を参照しながら詳細に説明する。この撮像手段位置調整方法では,上述した基板受け渡し装置130,載置台ユニット110を用いて,基準座標(XY座標)上に設定された基板位置検出装置150の各撮像手段152A〜152Cの測定視野153A〜153Cの位置を調整する。図8は,本実施形態にかかる撮像手段の位置調整方法の流れを示す図である。
本実施形態による撮像手段位置調整方法は,上述したように,基板受け渡し装置130によってマーク付ウエハWdを水平方向(XY方向)に移動させて基準座標の軸方向(X軸方向,Y軸方向)の校正を行う工程(ステップS100)と,載置台112によってマーク付ウエハWdを回転させて基準座標の原点位置の校正を行う工程(ステップS200)とに大別できるので,以下,これらの各工程について順番に説明する。
(基準座標の軸方向の校正)
先ず,基準座標の軸方向校正工程(ステップS100)について図面を参照しながら説明する。軸方向校正工程は例えば図9に示すように行われる。図9に示すように,ステップS110にて基板受け渡し装置130の支持ピン132A〜132C上にセットしたマーク付ウエハWdを水平方向(XY方向)に移動させて,マーク付ウエハWdの各マークmA〜mCをそれぞれ各測定視野153A〜153Cに入れる。
具体的には先ず図10に示すようにマーク付ウエハWdを基板受け渡し装置130の支持ピン132A〜132C上にセット(載置)する。このとき,支持ピン132A〜132Cは,Z方向駆動手段138Zにより,実際のウエハWの位置を検出する際の高さに調整しておく。そして,X方向駆動手段138XとY方向駆動手段138Yとを駆動してマーク付ウエハWdをXY方向に移動させることによって,図11に示すようにマーク付ウエハWdの各マークmA〜mCがそれぞれ各測定視野153A〜153Cに入るようにする。なお,この状態で,各マークmA〜mCを用いて各撮像手段152A〜152Cの焦点を調整しておく。
次いで,ステップS120にてマーク付ウエハWdをX方向に移動させて各測定視野153A〜153CでそれぞれのマークmA〜mCを複数点分(ここでは3点分)検出する。具体的には例えば図12に示すように各測定視野153A〜153Cに各マークmA〜mCが入っている状態で,各測定視野153A〜153Cでそれぞれ1点目のマーク位置を検出する。
そして,X方向駆動手段138Xを駆動してマーク付ウエハWdをX軸のマイナス方向に所定距離移動させて各測定視野153A〜153Cでそれぞれ2点目のマーク位置を検出し,次いでマーク付ウエハWdをX軸のプラス方向に所定距離移動させて各測定視野153A〜153Cでそれぞれ3点目のマーク位置を検出してメモリなどに記憶する。
なお,このようなX軸方向の各マーク位置の検出順序は,上記の場合に限られるものではなく,例えばマーク付ウエハWdをX軸の一方向(プラス方向又はマイナス方向)に所定距離ずつ移動させながら,複数点分のマーク位置を検出するようにしてもよい。
続いて,ステップS130にてマーク付ウエハWdをY方向に移動させて各測定視野153A〜153CでそれぞれのマークmA〜mCを複数点分(ここでは3点分)検出してメモリなどに記憶する。具体的には例えば図13に示すように各測定視野153A〜153Cに各マークmA〜mCが入っている状態で,各測定視野153A〜153Cでそれぞれ1点目のマーク位置を検出する。
そして,Y方向駆動手段138Yを駆動してマーク付ウエハWdをY軸のマイナス方向に所定距離移動して各測定視野153A〜153Cでそれぞれ2点目のマーク位置を検出し,次いでマーク付ウエハWdをY軸のプラス方向に所定距離移動して各測定視野153A〜153Cでそれぞれ3点目のマーク位置を検出する。
これにより,各測定視野153A〜153CのXY方向のマーク位置を同時に検出することができるので,基準座標の軸方向校正工程の作業効率を向上させることができ,作業時間を短くすることができる。
なお,このようなY軸方向の各マーク位置の検出順序は,上記の場合に限られるものではなく,例えばマーク付ウエハWdをY軸の一方向(プラス方向又はマイナス方向)に所定距離ずつ移動しながら,複数点分のマーク位置を検出するようにしてもよい。また,図9に示す例ではX軸方向のマーク位置検出を行ってから,Y軸方向のマーク位置検出を行う場合を説明したが,これに限られるものではなく,Y軸方向のマーク位置検出を行ってから,X軸方向のマーク位置検出を行うようにしてもよい。
次いで,ステップS140にて各測定視野153A〜153Cで検出したマーク位置に基づいて各撮像手段152A〜152Cについて基準座標の軸方向を校正する。具体的には基準座標のX軸方向は各測定視野153A〜153Cで検出したX軸方向に並ぶマーク位置の方向になるようにし,基準座標のY軸方向は各測定視野153A〜153Cで検出したY軸方向に並ぶマーク位置の方向になるようにする。さらに,各測定視野153A〜153CにおけるX軸方向とY軸方向に並ぶ各マーク位置の距離をそれぞれ測定し,実際のX軸方向駆動手段138XとY軸方向駆動手段138Yの移動距離と各測定視野153A〜153C上でのX軸方向とY軸方向の移動距離との関係(倍率)を求める。
このように,基準座標の軸方向校正工程(ステップS100)では,X軸方向校正工程とY軸方向校正工程とを別々に行うことにより,より簡単に高い精度で基準座標の軸方向の校正を行うことができる。なお,基準座標のX軸方向の校正とY軸方向の校正は同時に行うようにしてもよい。例えばX軸方向駆動手段138XとY軸方向駆動手段138Yをそれぞれ同時に所定距離ずつ移動させることにより,各測定視野153A〜153C内でマーク付ウエハWdのマークmA〜mCのマーク位置を検出し,これに基づいてX軸方向,Y軸方向を校正するようにしてもよい。
(基準座標の原点位置の校正)
次に,基準座標の原点位置校正工程(ステップS200)について図面を参照しながら説明する。原点位置校正工程は例えば図14に示すように行われる。図14に示すように,ステップS210にて載置台112上にセットしたマーク付ウエハWdを回転させて1つのマークmDを第1測定視野153Aに入れる。具体的には先ず載置台112上にマーク付ウエハWdを載置台112の回転中心とマーク付ウエハWdとの中心とが正確に一致するようにセットする。
ここで,マーク付ウエハWdを載置台112の所定位置に正確にセットする方法の具体例について説明する。図15はマーク付ウエハWdを高さ調整用治具300を介して載置台112上にセットする方法を説明するための斜視図であり,図16は載置台112上にマーク付ウエハWdがセットされた状態を示す断面図である。
先ず,図15,図16に示すように載置台112に形成された複数(ここでは2つ)の位置決め孔115Hにそれぞれ,高さ調整用治具300を載置台112に位置決めするための治具位置決めピン312Hを挿入する。上記各位置決めピン312Hの頭部が高さ調整用治具300に形成された貫通孔310Hにそれぞれ挿入されることにより,高さ調整用治具300は載置台112上の所定位置に位置決めされた状態で固定される。
次いで,高さ調整用治具300の各貫通孔310Hとマーク付ウエハWdの各位置決め孔Hが一致するように,高さ調整用治具300上にマーク付ウエハWdを載置し,これらの孔に止めピン314Hをそれぞれ挿入して高さ調整用治具300上にマーク付ウエハWdを固定する。
すなわち,高さ調整用治具300は,その各貫通孔310Hの下方にそれぞれ載置台112に配置した複数の治具位置決めピン312Hが挿入されることによって載置台112に固定されるとともに,その各貫通孔310Hの上方にそれぞれマーク付ウエハWdを貫通する複数の止めピン314Hが挿入されることによりマーク付ウエハWdが固定される。このように,同じ貫通孔310Hを用いて載置台112とマーク付ウエハWdの両方の位置決めを行うことができるので,載置台112の中心位置とマーク付ウエハWdの中心位置とをより正確に一致させることができる。こうして,マーク付ウエハWdはそのウエハ中心と載置台112の回転中心とが正確に一致するように載置台112上にセットされる。
なお,高さ調整用治具300の高さhは,図16に示すように高さ調整用治具300上のマーク付ウエハWdが撮像手段152A〜152Cによって実際のウエハの周縁を検出する高さになるように決定される。本実施形態では,支持ピン132A〜132Cで持上げた状態でウエハの周縁を検出するので,高さ調整用治具300上のマーク付ウエハWdがその高さになるように高さ調整用治具300の高さhが決定される。
また,上述した基準座標の軸方向校正工程(ステップS100)により,マーク付ウエハWdが上記の高さにあるときの撮像手段152A〜152Cの焦点合わせが既に終了しているため,ここで再度撮像手段152A〜152Cの焦点合わせを行う必要はない。
このように載置台112上に高さ調整用治具300を介してマーク付ウエハWdがセットされた状態で,図17に示すように載置台112を回転することによってマーク付ウエハWdを回転させて,図18に示すようにマーク付ウエハWdの1つのマークmDを第1測定視野153Aに入れる。
次に,ステップS220にてマーク付ウエハWdを所定角度回転させて第1測定視野153A内で複数点分(ここでは3点分)のマークmDの位置を検出する。ここでは,マークmDのあるマーク位置を中心として±0.5度(deg)回転させ位置でマークmDを検出する。
例えば図19に示すように第1測定視野153Aに各マークmDが入っている状態で,1点目のマーク位置を検出する。そして,マーク付ウエハWdを例えばθのマイナス方向に所定角度(0.5度)回転させて第1測定視野153Aで2点目のマーク位置を検出し,次いでマーク付ウエハWdをθのプラス方向に所定角度(0.5度)回転させて第1測定視野153Aで3点目のマーク位置を検出し,これら3点分のマーク位置をメモリなどに記憶する。
なお,このような各マーク位置の検出順序は,上記の場合に限られるものではなく,例えばマーク付ウエハWdをθの一方向(プラス方向又はマイナス方向)に所定角度ずつ回転させながら,複数点分のマーク位置を検出するようにしてもよい。
次いで,ステップS230にて載置台112を回転することによってマーク付ウエハWdを回転させてマーク付ウエハWdの同じマークmDを第2測定視野153Bに入れる。そして,第1測定視野153AでのマークmDの位置検出と同様の方法(ステップS2220)で,ステップS240にてマーク付ウエハWdを所定角度回転させて第2測定視野153B内で複数点分(ここでは3点分)のマークmDの位置を検出する。
さらに,ステップS250にて載置台112を回転することによってマーク付ウエハWdを回転させてマーク付ウエハWdの同じマークmDを第3測定視野153Cに入れる。そして,第1測定視野153AでのマークmDの位置検出と同様の方法(ステップS220)で,ステップS260にてマーク付ウエハWdを所定角度回転させて第3測定視野153C内で複数点分(ここでは3点分)のマークmDの位置を検出する。
このように,上述した基準座標の原点位置校正工程では,上記軸方向校正工程の場合と異なり,1つのマークmDのみを用いることにより,各撮像手段152A〜152Cの測定視野153A〜153Cに別のマークを入れてマーク位置を検出する場合に比して,マーク付ウエハWdのマーク形成位置のばらつきによる回転中心位置のずれが生じないようにすることができる。
なお,基準座標の原点位置校正工程で用いるマーク付ウエハWdのマークは,必ずしもマークmDである必要はなく,マーク付ウエハWdに付されたマークmA〜mCのうちの1つであってもよい。
次に,ステップS270にて各測定視野153A〜153Cで検出されたマーク位置に基づいて各測定視野153A〜153Cと回転中心(実際の載置台112の回転中心に相当)S1とのベクトルを算出する。
ここで,各測定視野153A〜153Cと回転中心S1とのベクトルの算出方法の具体例を第1測定視野153Aを代表して図20を参照しながら説明する。図20に示すように第1測定視野153A内で検出されたマークmDについての3点のマーク位置のうち,中央のマーク位置をmD(C),このmD(C)の右側のマーク位置をmD(R),左側のマーク位置をmD(L)とし,これら3点のマーク位置に基づいてmD(C)を始点として回転中心S1を終点とするベクトルVAを求める。
mD(L)とmD(R)との距離をD1,mD(R)と回転中心S1との距離をR1とすると,R1は回転中心S1を中心として3点のマーク位置mD(C),mD(R),mD(L)を含む円周とする円の半径に相当する。従って,mD(L)とmD(R)と回転中心S1を頂点とする三角形は,θ1を挟角とする二等辺三角形になるので,例えばD1/2=R1・SIN(θ1/2)の関係が成立する。θ1は1度(deg)であるので,D1を求めることによって,上記関係式によりR1を求めることができる。次いで,mD(C)から回転中心S1に向う方向の単位ベクトルを求め,この単位ベクトルに上記で求めた半径R1をかけ算することにより,第1測定視野153AについてのベクトルVAを求めることができる。上記と同様にして,図21に示すように他の第2,第3測定視野153B,153CについてのベクトルVB,VCを求める。
次に,ステップS280にて各ベクトルに基づき各撮像手段152A〜152Cの基準座標の原点S0の位置を校正して,各測定視野153A〜153Cの位置を決定する。例えば図21に示す回転中心S1が基準座標の原点となるように基準座標の原点の位置を校正することによって,各測定視野153A〜153Cの位置が調整される。こうして,校正された基準座標の例を図22に示す。これにより,各測定視野153A〜153Cの位置は,X軸方向,Y軸方向,原点が校正された新しい基準座標の原点を始点とし,向きを逆にした各ベクトルVA,VB,VCの終点位置に調整される。
こうして,各撮像手段152A〜152Cの各測定視野153A〜153Cの位置は,載置台112の回転中心を原点とする同一の基準座標上に設定される。これにより,各撮像手段152A〜152Cの取付誤差などによる各撮像手段152A〜152Cの位置ずれがなくなるように,基準座標上の各撮像手段152A〜152Cの位置を調整することができる。
以上説明したように,本実施形態によれば,ウエハWを回転可能な載置台112と,これに独立して設けられ,ウエハWをXY方向に移動可能な基板受け渡し装置130とを用いることにより,基準座標の軸方向(XY軸方向)の校正と原点位置の校正とをそれぞれ別々に行うことができるので,各撮像手段152A〜152Cの取付誤差があってもこれら撮像手段152A〜152Cを取付直すことなく,また極めて簡単に高い精度で,各撮像手段152A〜152Cの各測定視野153A〜153Cの座標位置を調整することができる。これにより,ウエハWの位置を高精度に検出することができるようになる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,基板位置検出装置及びその撮像手段位置調整方法に適用可能である。
本発明を適用可能な基板受け渡し装置,基板位置検出装置,及び載置台ユニットの構成を説明するための斜視図である。 図1に示す各装置の側面を示す図である。 図1に示す基板受け渡し装置の構成を示す斜視図である。 図1に示す基板位置検出装置の構成を説明するための斜視図である。 同実施形態にかかる各撮像手段の測定視野と設計上の基準座標を説明するための図である。 基準座標上の測定視野の位置がずれている場合を説明するための図である。 本実施形態におけるマーク付ウエハの構成例を示す図である。 本実施形態にかかる撮像手段の位置調整方法を示す流れ図である。 図8に示す基準座標の軸方向校正工程の具体例を示す流れ図である。 基板受け渡し装置の支持ピン上にマーク付ウエハをセットした状態を説明するための斜視図である。 マーク付ウエハの軸方向校正用マークが各測定視野に入った状態を説明するための図である。 マーク付ウエハの移動方向と各測定視野の軸方向校正用マークの移動方向を説明するための図であって,マーク付ウエハをX方向に移動した場合を示す図である。 マーク付ウエハの移動方向と各測定視野の軸方向校正用マークの移動方向を説明するための図であって,マーク付ウエハをY方向に移動した場合を示す図である。 図8に示す基準座標の原点位置校正工程の具体例を示す流れ図である。 マーク付ウエハを高さ調整用治具を介して載置台上にセットする方法の具体例を説明するための斜視図。 高さ調整用治具を介して載置台上にマーク付ウエハがセットされた状態を示す断面図である。 載置台上にマーク付ウエハをセットした状態を説明するための斜視図である。 マーク付ウエハの原点位置校正用マークが第1測定視野に入った状態を説明するための図である。 マーク付ウエハの回転方向と第1測定視野の原点位置校正用マークの移動方向を説明するための図である。 第1測定視野で検出されたマーク位置から回転中心S1までのベクトルを求めるための方法を説明するための図である。 各測定視野で求められたベクトルを説明するための図である。 各測定視野の位置が調整された後の状態を説明するための図である。
符号の説明
110 載置台ユニット
112 載置台
113A〜113C 貫通孔
114 支持軸
115H 位置決め孔
130 基板受渡し装置
132A〜132C 支持ピン
134 基台
135 取付板
136 支持板
138 支持ピン駆動機構
138X X方向駆動手段
138Y Y方向駆動手段
138Z Z方向駆動手段
150 基板位置検出装置
152A〜152C 第1〜第3撮像手段
153A〜153C 第1〜第3測定視野(撮像領域)
154A〜154C 照明用光源
156 取付台
157,158 ブラケット
200 制御部
300 高さ調整治具
310H 貫通孔
312H 治具位置決めピン
314H 止めピン
H 位置決め孔
Wd マーク付ウエハ
mA〜mC 軸方向校正用マーク
mD 原点位置校正用マーク
W ウエハ

Claims (8)

  1. 撮像手段で基板の周縁を撮像した画像データに基づいて前記基板の位置を検出する基板位置検出装置において,前記基板を撮像する面における前記撮像手段の撮像領域の座標位置を調整する撮像手段位置調整方法であって,
    記基板を載置して回転可能な載置台と,前記載置台とは別個に設けられ前記載置台に対して前記基板の受渡しを行う支持ピンを水平方向にも駆動可能に構成した基板受渡し装置とを用い
    前記基板の周縁位置にマークが付けられたマーク付基板が前記基板受渡し装置の支持ピンで支持され,前記載置台よりも上側の所定高さに持上げられた状態で,前記マーク付基板のマークを前記撮像手段の撮像領域内に入れて,前記支持ピンを水平方向に駆動させることによって前記撮像領域内で前記マークを水平方向の一方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置の方向に基づいて前記座標の軸方向を校正する工程と,
    前記マーク付基板が高さ調整用治具で前記載置台上の前記所定高さに固定された状態で,前記マーク付基板のマークを前記撮像手段の撮像領域内に入れて,前記載置台を回転させることによって前記撮像領域内でマークを所定角度ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置に基づいて算出される回転中心に基づいて前記座標の原点位置を校正する工程とにより,前記撮像手段の撮像領域の座標位置を調整することを特徴とする基板位置検出装置の撮像手段位置調整方法。
  2. 前記基板受渡し装置は,前記支持ピンをX方向とY方向に駆動可能に構成され,
    前記座標の軸方向を校正する工程は,前記支持ピンをX方向に駆動させることによって前記撮像領域内で前記マークをX方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらのX方向に並ぶマーク位置の方向に前記座標のX軸方向を校正する工程と,
    前記支持ピンをY方向に駆動させることによって前記撮像領域内で前記マークをY方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらのY方向に並ぶマーク位置の方向に前記座標のY軸方向を校正する工程とを有することを特徴とする請求項1に記載の基板位置検出装置の撮像手段位置調整方法。
  3. 前記撮像手段は,前記基板の周縁上の位置に離間して複数設けられ,
    前記マーク付基板は,前記撮像手段の数と少なくとも同数のマークを有し,これらのマークはそれぞれ前記各撮像手段の撮像領域に同時に入る位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載の基板位置検出装置の撮像手段位置調整方法。
  4. 前記撮像手段は,前記基板の周縁上の位置に離間して複数設けられ,
    前記マーク付基板の1つのマークを前記座標の原点位置校正用マークとし,
    前記座標の原点位置を校正する工程は,前記撮像手段ごとに順番に前記各撮像手段の撮像領域内でそれぞれ同じ原点位置校正用マークを所定角度回転させながら複数のマーク位置を検出し,そのマーク位置に基づいて前記各撮像手段の座標の原点を校正することを特徴とする請求項1に記載の基板位置検出装置の撮像手段位置調整方法。
  5. 前記マーク付基板は,少なくとも前記座標の軸方向校正用の複数のマークを有し,これらのマークのうちの1つをさらに前記座標の原点位置校正用のマークとして使用することを特徴とする請求項3に記載の基板位置検出装置の撮像手段位置調整方法。
  6. 前記高さ調整用治具は,複数の貫通孔を設け,その各貫通孔の下方にそれぞれ前記載置台に配置した複数のピンが挿入されて前記載置台に固定されるとともに,その各貫通孔の上方にそれぞれ前記マーク付基板を貫通する複数のピンが挿入されて前記マーク付基板を固定することを特徴とする請求項1に記載の基板位置検出装置の撮像手段位置調整方法。
  7. 撮像手段で基板の周縁を撮像した画像データに基づいて前記基板の位置を検出する基板位置検出装置であって,
    記基板を載置して回転可能な載置台と,前記載置台とは別個に設けられ前記載置台に対して前記基板の受渡しを行う支持ピンをXY方向にも駆動可能に構成した基板受渡し装置とを用い
    前記基板の周縁位置にマークが付けられたマーク付基板が前記基板受渡し装置の支持ピンで支持された状態で,前記支持ピンをX方向に駆動させることによって前記撮像手段の撮像領域内で前記マーク付基板のマークをX方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,前記支持ピンをY方向に駆動させることによって前記撮像手段の撮像領域内で前記マーク付基板のマークをY方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置に基づいて前記座標のX軸方向及びY軸方向を校正する工程と,前記マーク付基板が前記載置台上に固定された状態で,前記載置台を回転させることによって前記撮像領域内でマークを所定角度ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置に基づいて前記座標の原点を校正する工程とにより,前記基板を撮像する面における前記撮像手段の撮像領域の座標位置を調整したことを特徴とする基板位置検出装置。
  8. 撮像手段で基板の周縁を撮像した画像データに基づいて前記基板の位置を検出する基板位置検出装置において,前記基板を撮像する面における前記撮像手段の撮像領域の座標位置を調整する撮像手段位置調整方法であって,
    記基板を載置して回転可能な載置台と,前記載置台とは別個に設けられ前記載置台に対して前記基板の受渡しを行う支持ピンをXY方向にも駆動可能に構成した基板受渡し装置とを用い
    前記基板の周縁位置にマークが付けられたマーク付基板を前記基板受渡し装置の支持ピンで支持した状態で,前記支持ピンをX方向に駆動させることによって前記撮像手段の撮像領域内で前記マーク付基板のマークをX方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出するとともに,前記支持ピンをY方向に駆動させることによって前記撮像手段の撮像領域内で前記マーク付基板のマークをY方向に所定距離ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置に基づいて前記座標のX軸方向及びY軸方向を校正する工程と,
    前記マーク付基板を前記載置台上に固定した状態で,前記載置台を回転させることによって前記撮像領域内でマークを所定角度ずつ移動させながら複数のマーク位置を検出し,これらマーク位置に基づいて前記座標の原点を校正する工程とにより,前記撮像手段の撮像領域の座標位置を調整することを特徴とする基板位置検出装置の撮像手段位置調整方法。
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