JP5235566B2 - 露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路、液晶表示素子等を製造する際のフォトリソグラフィー工程で用いられる露光装置に関する。
半導体露光装置でプロセスウエハを流す際、オープンカセットエレベータ又はコータデベロッパなどを通して外部から搬入されたウエハは、搬送系の各ユニットで搬送され、ウエハ送り込みハンドによりウエハステージへ運ばれる。ウエハ送り込みハンドからウエハステージへウエハが渡される際に装置の振動やプロセスウエハの形状もしくは加工状態などの要因で、ウエハステージ上のウエハチャックとウエハとが許容量を超えてずれて吸着され、チャックの吸着面でウエハバキュームエラーが発生する場合がある。
この場合、従来例では当該ずれ量を装置が正確に認識することができず、装置を駆動するとウエハや装置を破損させる危険性があったため、手作業でウエハを回収していた。
また、特許文献1には、搬送アーム上に位置決めピンを設置し、基板搬送のエラーが発生すると、基板をこの位置決めピンに押し当てて所定の位置にアライメントすることにより、位置ずれを起こした基板を自動搬送可能な状態に戻すことが記載されている。
特開平11−124230号公報
しかし、上記従来例のように手作業でウエハを回収するためには、装置内にある他のユニットの隙間を縫ってウエハに触れる必要があり、手作業による回収は煩雑な作業である。また、ウエハの回収が露光装置内部で行われるため、空調された装置内部の環境を乱し、作業者によって装置内にパーティクルがもたらされる場合がある。
そこで、本発明は、例えば、チャックによる基板の吸着に異常が発生した場合に、基板回収するのに有利な露光装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の露光装置は、基板を露光する露光装置であって、
チャックを含み、前記チャックに前記基板を第1の真空吸着して移動する基板ステージであって、前記チャックに設けられた貫通孔を介して昇降し且つ前記チャックに対して上昇した状態で前記基板を第2の真空で吸着する昇降部を含む粗動ステージと、前記チャックを含み且つ前記粗動ステージに支持される微動ステージとを含む基板ステージと、
第1の真空の圧力の計測を介して前記チャック上における前記基板の吸着の異常を検出する第1の検出手段と、
前記第2の真空の圧力の計測を介して前記昇降部上における前記基板の吸着の異常を検出する第2の検出手段と、
前記チャックに対する前記基板の位置ずれ量を計測する計測手段と、
前記第1の検出手段が前記チャック上における前記基板の吸着の異常を検出した場合に前記第2の検出手段が前記昇降部上における前記基板の吸着の異常を検出しなかったならば、前記昇降部上に前記基板を吸着させた状態で前記基板ステージを移動させ、前記昇降部上に前記基板を吸着させた状態で移動した前記基板ステージ上の前記基板の位置ずれ量を前記計測手段計測させ制御手段と
を有することを特徴とする露光装置である
本発明によれば、例えば、チャックによる基板の吸着に異常が発生した場合に、基板回収するのに有利な露光装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
図1の全体構成図を参照して、本発明の実施例の走査露光装置を説明する。なお、本発明は、走査露光装置に限らず、ショット領域を走査せずに同時に露光する非走査型の露光装置にも適用可能である。
本発明の実施例の走査露光装置は、基板であるウエハ21を露光する装置で、エキシマレーザー等の光源部1aから出力された露光光1bは、第一コンデンサレンズ群2を経由してスリット4に達する。
スリット4は、露光光1bをZ方向に7mm程度の幅を有するスリット状のビームに絞り、さらに、Z軸方向に積分した照度がX軸方向の所定範囲内に亘って均一になるように調整する。マスキングブレード1は、原版ステージであるレチクルステージ5と基板ステージであるウエハステージ16とをスキャンさせて露光する際に、原版であるレチクル6のパターンの端に追従して移動する。ウエハステージ16は、図2に示されるチャック210を含み、チャック210にウエハ21を真空吸着して移動するステージである。
マスキングブレード1は、レチクル6のパターンの転写が終了してレチクルステージ5が減速している間に、レチクル6の光透過部に露光光1bが当たってウエハ21が露光されることを防止する。マスキングブレード1を通過した露光光1bは、第二コンデンサレンズ群3を経由してレチクルステージ5上のレチクル6に照射される。レチクル6のパターンを通過した露光光1bは、投影レンズ(投影光学系)11を通してウエハ21の表面近傍に該パターンの像を形成する。投影レンズ11内には、NA絞り(開口数を規定する絞り)12が設けられており、これにより投影光学系の開口数を変更することができる。
1次元方向に移動可能なTTLスコープ8は、TTLスコープ8の絶対位置基準を基準として、レチクル6上及びウエハ21又はウエハステージ16上の基準マーク19に形成されたアライメントマークのX、Y、Z軸方向の位置を計測する。リレーレンズ7は、TTLスコープ8のフォーカスを調整するために使用される。アライメントマークのフォーカスが最も合っている状態でのリレーレンズ7の位置を参照することにより、検出対象物のフォーカス(Z軸方向の位置)を計測することができる。
図1の実施例の露光装置では、作図の便宜上、2基のTTLスコープ8がY方向に沿って配置されているが、本実施例においては、これらからX方向にずれた位置にもさらに1基のTTLスコープが配置されている。この配置と、レチクルアライメントマークとウエハ21上又はウエハ基準マーク19との配置とにより、マークが形成された面のωx(x軸周りの回転角), ωy (y軸周りの回転角)それぞれを計測することができる。図1中に記載されたTTLスコープ8は、画角中心方向(Y軸方向)への駆動が可能である。
レチクルステージ5は、3つのレチクルレーザー干渉計10によりX、Y、ωz(z軸周りの回転角)方向に制御される。図1の本実施例では、1つのレチクルレーザー干渉計10のみが記載されているが、本実施例においては、Y軸用に2つ、X軸用に1つのレーザー干渉計10が配置されている。レチクルステージ5は、鏡筒定盤13上に設けられたガイドに沿ってX、Y、Z方向に移動可能である。レチクルステージ5は、Y軸に関しては、ウエハステージ16と同期して移動しながらスキャン露光を実行するために長ストロークにわたって移動可能であり、X、ωz軸に関しては、レチクルステージ5にレチクル6を吸着させた際の誤差を解消できれば十分なため、微少範囲内でのみ移動可能である。
本実施例の露光装置は、レチクルステージ5を駆動した際の反力が、ベースプレート18と剛に連結される不図示の反力吸収装置に逃がされる構造を有し、駆動の反動による鏡筒定盤13の揺れは十分に低減される。レチクルステージ5上にはレチクル基準プレート9が搭載されており、TTLスコープ8によって観察できるマークがレチクル基準プレート9上に描画されている。
フォーカス検出器14は、レーザーダイオードなどの発光素子と、受光部とを含む。発光素子から出射される計測光は、斜めに測定対象物に照射され、その反射光は、受光部の受光面上に反射光スポットを形成する。受光面上の反射光スポットの位置は、測定対象物のZ方向の位置に応じて変化する。すなわち、フォーカス検出器14は、ウエハ21に光を投影してウエハ21からの反射光を検出し、検出された反射光に基づいてウエハ21のエッジである縁における複数箇所の位置を求める。
よって、例えば、この受光スポットの重心位置を計測することで、ウエハ21の表面における投光箇所のZ方向の位置を求めることができる。計測手段であるフォーカス検出器14を用いて、ウエハ21のエッジ付近の複数箇所に投光し、各箇所からの受光量を元に所定の計算を行えば、チャック210に対するウエハ21のXY方向のずれ量を求めることができる。本実施例では、このフォーカス検出系14を用いてチャック210に対するウエハ21のXY方向の位置ずれ量を計測する。
フォーカス検出系14は、投影レンズ11を介することなく、ウエハステージ16上に搭載されたウエハ21又は基準マーク19の位置(Z、ωx、ωy 方向の位置)を高速に計測する。レチクルステージ5とウエハステージ16とを同期スキャンさせながら露光を行う際のフォーカスの検出には、このフォーカス検出器14が用いられる。フォーカス検出器14は、計測精度の長期安定性を保証するために、ウエハステージ16上の基準マーク19をTTLスコープ8によって計測した結果と、フォーカス計測器14で計測した結果とを比較することにより、キャリブレーション(校正)される。
オフアクシススコープ20は、一眼によるフォーカス計測機能とXY方向のアライメント誤差計測機能とを有する。通常の量産ジョブにおいてウエハ21をアライメントする際には、このオフアクシススコープ20においてグローバルチルト計測とグローバルアライメント計測を行う。グローバルチルト補正量とグローバルアライメント補正量とは、各露光エリア(ショット)の露光を開始する前に一括して計測される。
鏡筒定盤13は、本実施例の露光装置の高精度な計測器を取り付ける基台であり、床の上に直接置かれたベースプレート18に対し、微少量上方に浮上した状態で位置決めされている。フォーカス検出器14及びTTLスコープ8は、鏡筒定盤13に取り付けられているので、これらの計測器の計測値は結果的に鏡筒定盤13からの相対的な距離を計測していることになる。定盤間干渉計15は、鏡筒定盤13とステージ定盤17との相対的な位置関係を計測する。
本実施例では、定盤間干渉計15による計測結果とウエハステージ16に実装されている不図示の3軸のZセンサーによる計測結果の和が、上位シーケンスから指令される目標値に一致するように制御を行う。この制御により、ウエハステージ16上のウエハ21が、鏡筒定盤13に対して、フォーカス(Z)方向において上位シーケンスから指定される目標値に一致するように維持される。ウエハステージ干渉計22は、レチクルステージ5についての干渉計と同様に3つ配置され、ウエハステージ16のX、Y、方向の制御に用いられる。
ステージ定盤17は、ベースプレート18から、鏡筒定盤13と同様に、微少量浮上して位置決めされている。ステージ定盤17は、床からベースプレート18を経由してウエハステージ16に伝達される振動を取り除く機能と、ウエハステージ16を駆動したときの反力を緩衝してベースプレート18に逃がす機能を兼ねている。ウエハステージ16は、ステージ定盤17の上に微少距離浮上して搭載されている。
レチクルフォーカス計測器22は、レチクルステージ5に吸着保持されたレチクル6のパターン描画面のフォーカス方向の位置を計測する。レチクルフォーカス計測器22は、図1の紙面に対して垂直方向に複数の計測点を有するフォーカス計測センサーであり、計測方式としてはフォーカス計測器14と同様であり、反射光の重心位置計測によるものである。
レチクルステージ5がレーザー干渉計10で位置計測されるY方向に動くと、Y方向における任意の位置でのレチクル6のパターン描画面のフォーカス計測(Z軸方向における位置の計測)が可能となる。ここで計測されたレチクル6面のフォーカス計測情報は不図示の記憶装置に記憶され、ウエハ21の露光処理の際にスキャン動作するウエハステージ16のフォーカス・チルト(Z、ωX、ωY)方向における目標位置軌道を補正するのに用いられる。
次に、図2を参照して、本実施例の露光装置の搬送系におけるウエハ搬入シーケンスを説明する。
本実施例の露光装置の外部から搬入されるウエハ21は、例えば、コータデベロッパ201からインラインユニット203へ送られ、ウエハ搬入ハンド204により搬入される。または、ウエハ21は、オープンカセットエレベータ202からウエハ搬入ハンド204により搬入される。いずれの場合もウエハ搬入ハンド204によりウエハ21が搬入される。続いて、ウエハ搬入ハンド204からプリアライメントユニット205へウエハ21が搬送される。
プリアライメントユニット205は、ウエハ21を搭載する図示されないメカプリアライメントステージとウエハ21の位置を計測する図示されないセンサーとを有し、このセンサーによりウエハ21の位置計測を行う。計測結果を元にメカプリアライメントステージが補正駆動し、補正した位置でウエハ21をウエハ送り込みハンド206へ渡す。その後、ウエハ送り込みハンド206がウエハ21を搬入位置206aへ送り、そこで、ウエハステージ16の受渡しピン209へ渡す。その後、ウエハ21は受渡しピン209からチャック210へ渡され、バキューム吸着される。
チャック210によるウエハ21の吸着の異常(バキュームエラー)は、この時点で検出される。一方、チャック210で正常にバキューム吸着されたウエハ21は、粗いアライメント計測と精密なアライメント計測とが順に行われ、各ショットの露光のための高精度の位置決めが可能となる。
次に、図3を参照して、本実施例の露光装置の搬送系におけるウエハ搬出シーケンスを説明する。
回収手段であるウエハ回収ハンド208は、ウエハステージ16からウエハ21を回収する手段である。搬入位置206aに隣接して回収位置206bが位置し、回収位置206bは、ウエハ回収ハンド208によりウエハ21を回収できる位置である。ウエハステージ16上のウエハ21がチャック210から受渡しピン209へ渡され、ウエハステージ16が駆動して回収位置206bで待機する。回収位置206bで待機しているウエハ21をウエハ回収ハンド208が受け取る。
続いてウエハ回収ハンド208がウエハ21をウエハ回収ステーション207へ渡し、そこで、ウエハ搬入ハンド204がウエハ21を受け取る。その後、ウエハ搬入ハンド204がオープンカセットエレベータ202又はインラインユニット203へウエハ21を搬送する。
次に、図4を参照して、本実施例の露光装置を構成する基板ステージであるウエハステージ16を説明する。ウエハステージ16は、粗い位置決めのための粗動ステージ401と、粗動ステージ401の上にて微動する微動ステージ402と、微動ステージ402の上にてウエハ21を吸着するチャック210とを有する。粗動ステージ401は、チャック210に設けられた貫通孔を介して昇降し且つチャック21に対して上昇した状態でウエハ21を真空吸着する昇降部である受渡しピン209を含む。微動ステージ402は、チャック210を含み且つ粗動ステージ401に支持される。
粗動ステージ干渉計403は、粗動ステージ401の位置を計測し、微動ステージ干渉計404は、微動ステージ401の位置を計測し、それぞれ別々の目標値を設定し駆動することが可能である。チャック210の上端はウエハ21をバキューム吸着する吸着口210bを有し、吸着圧力はウエハバキューム圧力検出系405により計測する。ウエハバキュームの真空吸着の異常は第1の検出手段であるウエハバキュームセンサー406により検出する。制御手段30は、ウエハバキュームセンサー406が異常を検出した場合に、フォーカス検出器14に位置ずれ量を計測させ、計測された位置ずれ量に基づいて位置ずれ量が許容範囲内になるようにウエハステージ16の動作を制御する。
受渡しピン209は、ウエハ21を吸着してチャック210よりも突出しウエハ21をチャック210から浮かせ、あるいは、チャック210より引っ込みウエハ21をチャック219に吸着させるように上下動し、粗動ステージ401に設けられる。受渡しピン209は、チャック210から図2、図3に示される搬送系のウエハ回収ハンド208へウエハ21を受渡しする際に動作する。
受渡しピン209の上端はウエハ21をバキューム吸着する吸着口209aを有し、吸着圧力はピンバキューム圧力検出計407により計測する。ピンバキュームの異常は第2の検出手段であるピンバキュームセンサー408により検出する。ピンバキュームセンサー408は、受渡しピン209によるウエハ21の真空吸着の異常を検出する。
制御手段30は、上記構成要素の動作を制御する手段で、ウエハバキュームセンサー406が異常を検出した場合にピンバキュームセンサー408が異常を検出しなかったならば、フォーカス検出器14に位置ずれ量を計測させる。さらに、制御手段30は、受渡しピン209にウエハ21を真空吸着させた状態で、計測された位置ずれ量に基づいてウエハステージ16にウエハ21の位置決めを行わせ、位置決めされたウエハ21の回収をウエハ回収ハンド208に行わせる。
また、受渡しピン209と、微動ステージ402およびチャック210との間には隙間210aを有する。この隙間210aはチャック210上のウエハ21をZ方向に駆動し、芋虫のよう駆動するインチワーム駆動するためのものである。このインチワーム駆動においては、チャック210によるウエハ21の吸着が異常であった場合に、受渡しピン209でウエハ21を吸着した状態で、ウエハ21の位置情報を元にXY面内で粗動ステージ401を駆動する。
さらに、受渡しピン209をチャック210より引っ込めてウエハ21をチャック210に吸着させた状態で、ウエハ21および微動ステージ402をXY面内で駆動する。これら一連の動作(インチワーム駆動)を少なくとも1回行うことにより、ウエハ21とチャック210との相対的位置を補正する。その後、ウエハ回収ハンド208で回収位置206bへウエハ21を移動する。
このインチワーム駆動の機構は、上記の粗いアライメント計測により得られたωZ方向の位置誤差を補正するのにも利用できる。
次に、ウエハステージ16においてチャック210によるウエハ21の吸着にエラーが発生した場合に、回収位置206bへウエハ21を移動する動作を説明する。
まず、チャック210によるウエハ21の吸着の異常をウエハバキュームセンサー406により検出する。次に、受渡しピン209によるウエハ21の吸着の可否をピンバキューム圧力検出計407の吸着圧力で判断する。吸着圧力が予め定められた閾値以下である場合には、受渡しピン209で吸着した状態でウエハ21の搬送が可能である。ピンバキュームの吸着圧力が閾値を超える場合には、ウエハステージ16によりウエハ21の自動回収を行わず、手作業でウエハ21を回収する。
受渡しピン209によりウエハ21の吸着が可能な場合、フォーカス検出器14を用いて、チャック210に対するウエハ21の位置を計測する。フォーカス検出器14は、元々、ウエハ21表面のZ方向の位置を調べるものであるが、フォーカス検出器14を用いて、ウエハ21のエッジである縁の近傍の複数箇所からの反射光量を計測すれば、ウエハ21とチャック210との反射率の違いによる光量差に基づいて、ウエハ21の複数のエッジ箇所の位置を特定できる。
そして、特定された複数のエッジ箇所の位置に基づいて、チャック210に対するウエハ21の位置ずれ量を求めることができる。なお、当該位置ずれ量の計測には、本出願人による特許出願である特願2007−031516号公報に記載した方法を用いてもよい。ウエハ21のずれ量とウエハステージ16位置との基づき、ウエハ21のXY方向の位置を求めることができる。
次に、本実施例では、フォーカス検出器14を用いて求めたウエハ21の位置情報に基づき、ウエハステージ16の駆動量を決め、回収位置206bへウエハ21を移動する。
図5は、ウエハバキュームエラー発生時にウエハステージ16を駆動させる駆動方向503の一例を表している。ウエハ21をウエハ回収ハンド208で回収するために、ウエハステージ16を駆動方向503へ駆動してウエハ21を位置502へ移動する。位置502の中心座標は(X0, y0)である。
ウエハバキュームエラーが発生した場合、上述したように、フォーカス検出系14でウエハ21の位置計測を行う。当該計測の結果、ウエハバキュームエラー発生時のウエハ21の位置501が、ウエハ21の中心座標に関して(x1, y1)であれば、ウエハステージ16により、ウエハ21の中心座標が駆動目標座標(X0, y0)へ移動するように駆動することができる。これにより、ウエハ21がウエハ回収ハンド208で回収可能な位置へ移動する。
本実施例では、受渡しピン209のピンバキュームでウエハ21が吸着可能であることを前提条件としているため、ピンバキュームでウエハ21を吸着させた状態でウエハステージ16を低速で回収位置に移動させる。
以上のようにウエハステージ16の駆動によりウエハ21を移動することは可能であるが、ウエハ21とチャック210とのずれ方向やずれ量によって、ウエハ回収ハンド208でウエハ21を回収できない場合がある。
図6は、ウエハステージ16のチャック210とウエハ21とがずれて吸着されている一例を表している。チャック210上にウエハ21があり、チャック210のセンター902とウエハ21のセンター901とが一致せず、ずれ603が生じている。
図7は、チャック210とウエハ21とのずれ703により、ウエハ回収ハンド208でウエハを回収する際、受渡しピン209とウエハ回収ハンド208とが干渉する一例を表した図である。ウエハ回収ハンド208でウエハ21を受け取るには、ウエハ21とチャック210とのずれが無いときと比べて、ウエハステージ16を図7の下方向へずれ703の分だけ移動しなければならない。しかし、この場合、ウエハ回収ハンド208が位置701へ移動すると、ウエハ回収ハンド208と受渡しピン209とが干渉してしまう。
図8も、ウエハ21とチャック210とがずれて吸着されているためにウエハ21が回収できない一例を表している。
図8では、ウエハ21がチャック210に対して図8の右方向へずれ704を生じて吸着されている。そのため、ウエハ21をウエハ回収ハンド208で受け取るには、ウエハステージ16をさらに図8の左方向へずれ704分だけ駆動して、ウエハ21を図8の左方向へ移動させる必要がある。
しかし、ウエハステージ16が既にその移動ストロークの限界値(限界位置)702へ移動しているので、図8の左方向へ移動することができない。このような現象は、一般的には設計事例において装置の占有面積を小さくするために、正常時にウエハ回収を行うときのウエハステージ16の位置がストロークの限界値に設計されている場合に起こる。以上のようにウエハ21とチャック210とがずれて吸着されているためにウエハ回収ハンド208でウエハ21を回収できない場合がある。
これらの例から、ウエハチャック210に対してずれて吸着されたウエハ21を自動回収するためには回収時のウエハステージ16の位置を補正するだけでは不十分である。
そこで、チャック210とウエハ21との相対的位置をずらして補正することが有効となる。
チャック210とウエハ21との相対的位置を補正するためには、上述のX−Y面内におけるインチワーム駆動を行えばよい。
本実施例では、チャック210にウエハ21を保持させた状態で受渡しピン209(粗動ステージ401)に対する微動ステージ402のX−Y面内の位置を変化させる。図4で説明済みのように、粗動ステージ401は、粗動ステージ干渉計403により、微動ステージ402は、微動ステージ干渉計404により、各々異なる目標位置に設定し位置決めすることができる。
図9を参照して、図4に示されるウエハステージ16のXY面内におけるインチワーム駆動の動作について説明する。
図9(a)〜(e)は、インチワーム駆動のシーケンスを表しており、ウエハ21をチャック210に対して図9の右方向にずらす一例である。
図9(a)では、ウエハ21のセンター901がチャック210のセンター902に対して図9の左方向へずれた状態で、ウエハ21が受渡しピン209で吸着されている。図9(a)の状態から微動ステージ402をZ上方向へ駆動するとウエハ21はチャック210に渡され、図9(b)の状態になる。
図9(b)の状態から微動ステージ402を図9の右方向にシフトすると図9(c)の状態になる。図9(c)の状態から微動ステージ402をZ下方向に駆動すると、ウエハ21がチャック210から受渡しピン209に渡され、図9(d)の状態になる。図9(d)の状態から微動ステージ402を図9の左方向にシフトすると図9(e)の状態になる。
図9では、ウエハ21をチャック210に対して図の右方向にずらす方法を示したが、微動ステージ402をシフトする方向を変えて、XY面内の他の方向へウエハ21をずらしてもよい。
さらに、図9(a)〜(e)の動作を繰り返すことでウエハ21をずらす量を大きくすることができる。図9(a)〜(e)のシーケンス1回のインチワーム駆動でウエハ21を最大100μm程度ずらせるとすると、10〜15mmずらすには、100〜150回だけ図9(a)〜(e)の動作を繰り返せばよい。1回のインチワーム駆動時間は1秒程度であるので、ウエハ21を10〜15mmずらすためにかかる時間は100〜150秒程度である。手作業でウエハ21を回収する場合と比較して、装置の復旧に要する時間が大きく短縮され、安全性も向上する。
ウエハ回収ハンド208で自動回収可能にするためにインチワーム駆動でウエハ21をずらす量は、ウエハバキュームエラーの発生時にフォーカス検出器14を用いて求めたウエハ21の位置ずれ情報に基づいて自動的に決定する。
なお、インチワーム駆動の際にチャック210と受渡しピン209との間のウエハ21の受渡しが行われ、この時に、ウエハ21とチャック210との間に新たなずれが発生する可能性がある。新たなずれ量が予測可能ならば、インチワーム駆動する量に予め補正値を加えればよい。
しかし、新たなずれ量が予測不可能な場合、インチワーム駆動後に、チャック210に対するウエハ21の位置ずれ量を計測し、ウエハ回収ハンド208で回収可能な位置ずれ量になるまでインチワーム駆動を繰り返してもよい。その際、インチワーム駆動量を作業者が決定して制御装置30に入力し、インチワーム駆動をさせてもよい。チャック210に対するウエハ21の位置ずれ計測、インチワーム駆動量入力、インチワーム駆動の一連の流れは一回以上、ウエハ回収ハンド208で回収可能な位置ずれ量になるまで行う。
図10は、インチワーム駆動量を制御装置30に作業者が入力する場合の処理の流れを示す図である。
初めに、ステップ1001で、チャック210に対するウエハ21の位置ずれ計測を行い、表示手段(ディスプレイ)等を介して、その情報を作業者に提示する。ステップ1002で、インチワーム駆動の実行を作業者が指示したか否かを判断する。
インチワーム駆動の実行を作業者が指示したと判断した場合には、ステップ1003で、入力デバイスを介して作業者により指示されたインチワーム駆動量を入力して、ステップ1004で、インチワーム駆動を実行する。インチワーム駆動後、再度ステップ1001から処理を繰り返す。ステップ1002で、インチワーム駆動の実行を作業者が指示しなかったと判断した場合には、処理を終了する。
さらに、インチワーム駆動を行わずにウエハ21の中心とチャックの中心とのずれ量を許容範囲内に収めるための他の実施例を説明する。
すなわち、チャック210によるウエハ21の吸着をオフにした状態で、微動ステージ402をXY面内で駆動して、ウエハ21とチャック210との相対的位置を変化させる。
または、ウエハ21をチャック210上に搭載した状態でウエハバキュームをオフにして、ウエハステージ16をXY面内においてステップ駆動する。ステップ駆動をすると、ウエハ21には慣性力が働き、ウエハステージ16のステップ駆動の方向とは反対の方向に、チャック210に対してウエハ21の位置がずれる。
すなわち、制御手段30は、位置ずれ量が許容範囲内になるように、チャック210にウエハ21を保持した状態での微動ステージ402と粗動ステージ401との間の第1の相対移動と、受渡しピン209にウエハ21を保持した状態での第1の相対移動とは逆方向の微動ステージ402と粗動ステージ401との間の第2の相対移動とをウエハステージ16に行わせる。
図11は、ウエハステージ16がステップ駆動してウエハ21がずれる方向の一例を表している。
図11の左方向へステージがステップ駆動すると、ウエハ21には図11の右方向に慣性力が働き、ウエハ21がチャック210に対して右方向にずれる。ステップ駆動する際のウエハステージ16の加速度、駆動距離は、ウエハ21とチャック210との間の摩擦係数や、ウエハ21の質量に基づいて決める。すなわち、制御手段30は、真空吸着を解除した状態で、位置ずれ量が許容範囲内になるようにウエハステージ16に加速移動を行わせる。
さらに、チャック210に対してウエハ21をずらすには次の方法もある。
まず、ウエハ21がチャック210に吸着されている状態でウエハバキュームをオフにして、ウエハステージ16をZ下方向に駆動する。すると、ウエハ21がチャック210から浮き上がる。ウエハ21が浮いた状態でウエハステージ16をXY面内で駆動すると、チャック210に対するウエハ21の位置がずれる。
その後、重力によりウエハ21がチャック210上へ落ちる際、ウエハステージ16をZ下方向に駆動しながらウエハ21を受けることで、ウエハ21への衝撃を小さくする。
いずれの方法においても、チャック210に対するウエハ21のずれ量を許容範囲内にすることができる。
本実施例により回収位置206bへ移動したウエハ21は、図3を参照して説明した搬出シーケンスにしたがって装置外に搬出される。
すなわち、まず、ウエハ21は、ウエハ回収ハンド208が保持する。その後、ウエハ回収ハンド208がウエハ回収ステーション207に運び、ウエハ搬入ハンド204が保持する。ウエハ搬入ハンド204がオープンカセットエレベータ202又はインラインユニット203に搬送する。その後、ウエハ21は、外部に搬出される。
本実施例によれば、手作業によるウエハ回収の頻度を低減し、または、ウエハ回収に要する時間を低減することができる。
(デバイス製造方法の実施例)
デバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)は、前述のいずれかの実施例の露光装置を使用して、感光剤を塗布した基板(ウェハ、ガラスプレート等)を露光する工程と、露光された当該基板を現像する工程と、他の周知の工程と、を経ることにより製造される。他の周知の工程としては、例えば、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等を挙げることができる。
本発明の実施例の露光装置の全体構成図である。 本発明の実施例の露光装置のウエハの搬送系の構成図である。 本発明の実施例の露光装置のウエハの搬送系の構成図である。 本発明の実施例の露光装置を構成する基板ステージの詳細構成図である。 本発明の実施例の露光装置のウエハの搬送系によるウエハ回収シーケンスにおけるウエハステージの駆動方向を表す説明図である。 本発明の実施例の露光装置のウエハの搬送系によるウエハ回収シーケンスにおいてウエハとウエハチャックがずれて吸着された状態図である。 本発明の実施例の露光装置のウエハの搬送系によるウエハ回収シーケンスにおいて受渡しピンと回収ハンドが干渉する状態図である。 本発明の実施例の露光装置のウエハの搬送系によるウエハ回収シーケンスにおいてウエハステージがストロークの限界値まで移動した状態図である。 本発明の実施例の露光装置のウエハの搬送系によるウエハ回収シーケンスにおけるウエハステージのXY方向へのインチワーム駆動のシーケンス説明図である。 本発明の実施例の露光装置において作業者がインチワーム駆動を行う際の駆動決定フローチャートである。 本発明の実施例の露光装置においてステップ駆動によるウエハに働く慣性力を説明する説明図である。
符号の説明
14 フォーカス検出器
21 ウエハ
16 ウエハステージ
206 ウエハ送り込みハンド
208 ウエハ回収ハンド
209 受渡しピン
210 チャック
401 粗動ステージ
402 微動ステージ

Claims (9)

  1. 基板を露光する露光装置であって、
    チャックを含み、前記チャックに前記基板を第1の真空吸着して移動する基板ステージであって、前記チャックに設けられた貫通孔を介して前記チャックに対して昇降し且つ前記チャックに対して上昇した状態で前記基板を第2の真空で吸着する昇降部を含む粗動ステージと、前記チャックを含み且つ前記粗動ステージに支持される微動ステージとを含む基板ステージと、
    第1の真空の圧力の計測を介して前記チャック上における前記基板の吸着の異常を検出する第1の検出手段と、
    前記第2の真空の圧力の計測を介して前記昇降部上における前記基板の吸着の異常を検出する第2の検出手段と、
    前記チャックに対する前記基板の位置ずれ量を計測する計測手段と、
    前記第1の検出手段が前記チャック上における前記基板の吸着の異常を検出した場合に前記第2の検出手段が前記昇降部上における前記基板の吸着の異常を検出しなかったならば、前記昇降部上に前記基板を吸着させた状態で前記基板ステージを移動させ、前記昇降部上に前記基板を吸着させた状態で移動した前記基板ステージ上の前記基板の位置ずれ量を前記計測手段計測させ制御手段と、
    を有することを特徴とする露光装置。
  2. 記制御手段は、前記計測手段により計測された前記位置ずれ量に基づいて、前記基板ステージ上の前記基板の位置ずれ量が許容範囲内になるように前記昇降部に前記基板を吸着させた状態で前記微動ステージと前記粗動ステージとの間の第の相対移動前記ステージに行わせる、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記制御部は、前記計測手段により計測された前記位置ずれ量に基づいて、前記基板ステージ上の前記基板の位置ずれ量が許容範囲内になるように、さらに、前記チャック上に前記基板を有する状態での前記微動ステージと前記粗動ステージとの間の前記第1の相対移動とは逆方向の第2の相対移動を前記ステージに行わせ、さらに、前記昇降部上に前記基板を吸着させた状態での前記微動ステージと前記粗動ステージとの間の前記第1の相対移動とは同方向の第3の相対移動を前記ステージに行わせる、ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記制御手段は、前記計測手段により計測された前記位置ずれ量に基づいて、前記基板ステージ上の前記基板の位置ずれ量が許容範囲内になるように、前記チャック上に前記基板を吸着せずに有する状態で前記ステージに加速移動を行わせる、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  5. 前記計測手段は、前記基板に光を投影し検出され反射光に基づいて前記基板の縁における複数箇所の位置を求める、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 前記基板ステージから前記基板を回収する回収手段を有し、
    前記制御手段は、前記基板ステージ上の前記基板の位置ずれ量が許容範囲内にある前記基板を前記回収手段に回収させる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の露光装置。
  7. チャックを含み、前記チャック上に前記基板を第1の真空で吸着して移動する基板ステージであって、前記チャックに設けられた貫通孔を介して前記チャックに対して昇降し且つ前記チャックに対して上昇した状態で前記基板を第2の真空で吸着する昇降部を含む粗動ステージと、前記チャックを含み且つ前記粗動ステージに支持される微動ステージとを含む基板ステージに対する方法であって、
    前記第1の真空の圧力の計測を介して前記チャック上における前記基板の吸着の異常を検出する第1の検出工程と、
    前記第2の真空の圧力の計測を介して前記昇降部上における前記基板の吸着の異常を検出する第2の検出工程と、
    前記チャックに対する前記基板の位置ずれ量を計測する計測工程と、
    を有し、
    前記第1の検出工程において前記チャック上における前記基板の吸着の異常を検出した場合に前記第2の検出工程において前記昇降部上における前記基板の吸着の異常を検出しなかったならば、前記計測工程において、前記昇降部上に前記基板を吸着させた状態で前記基板ステージを移動させ、前記昇降部上に前記基板を吸着させた状態で移動した前記基板ステージ上の前記基板の位置ずれ量を計測する、
    ことを特徴とする方法。
  8. チャックを含み、前記チャック上に前記基板を第1の真空で吸着して移動する基板ステージであって、前記チャックに設けられた貫通孔を介して前記チャックに対して昇降し且つ前記チャックに対して上昇した状態で前記基板を第2の真空で吸着する昇降部を含む粗動ステージと、前記チャックを含み且つ前記粗動ステージに支持される微動ステージとを含む基板ステージと、
    前記第1の真空の圧力の計測を介して前記チャック上における前記基板の吸着の異常を検出する第1の検出手段と、
    前記第2の真空の圧力の計測を介して前記昇降部上における前記基板の吸着の異常を検出する第2の検出手段と、
    前記チャックに対する前記基板の位置ずれ量を計測する計測手段と、
    前記第1の検出手段が前記チャック上における前記基板の吸着の異常を検出した場合に前記第2の検出手段が前記昇降部上における前記基板の吸着の異常を検出しなかったならば、前記昇降部上に前記基板を吸着させた状態で前記基板ステージを移動させ、前記昇降部上に前記基板を吸着させた状態で移動した前記基板ステージ上の前記基板の位置ずれ量を前記計測手段に計測させる制御手段と、
    を有することを特徴とする装置。
  9. 請求項1乃至のいずれかに記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光された基板を現像する工程と、
    を有することを特徴とするデバイス製造方法。
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