JP4639105B2 - 貫通用スリーブ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、鉄筋コンクリートの梁や柱、スラブ、壁等の構造体に配管や配線等を挿通させるための貫通孔を設けるために、コンクリート打設に先駆けて対向配置した一対の型枠間で両型枠に亘って取り付ける貫通用スリーブに関する。
従来の貫通用スリーブを用いた場合では、スリーブ本体の接続口部(第1接続口部)に鞘管を挿入させた後、接続口部の内周面と鞘管との間の隙間をパテ等の柔粘性のシール部材で閉塞し、鞘管を接続口部に固定していた。
しかしながら、従来の貫通用スリーブであると、パテ等の柔粘性シール部材を用いて、スリーブ本体の接続口部の内周面と鞘管との隙間を閉塞して固定するため、作業能率の面で不利であった。
更に、鞘管にはスリーブ本体の接続口部の開口形状よりも小径のものもあり、その場合、従来の貫通用スリーブだと大量の柔粘性シール部材を使用してスリーブ本体の接続口部の内周面と鞘管の外周面との間の隙間を閉塞しなければならず、作業能率が大幅に低下する問題があった。
また、柔粘性シール部材では、鞘管をスリーブ本体の接続口部に固定するのが困難であるため、鞘管がスリーブ本体の接続口部から脱落する恐れもあった。
これらの実情に鑑み、本発明の主たる課題は、合理的な改良をもって上記問題を効果的に解消する点にある。
本発明の第1特徴構成は、貫通用スリーブに係り、その特徴は、
構造体に貫通状態で固定される筒状のスリーブ本体の筒軸心方向両端部に、それの開口形状に対応する第1鞘管と、第1鞘管よりも小径の第2鞘管を嵌合可能な第2接続口部を備えたアダプターとが選択的に嵌合可能な第1接続口部が形成されているとともに、
前記第1接続口部の内周面に、前記第1鞘管の外周面に形成されている第1係合部と、前記アダプターの外周面に設けられている第2係合部とに選択的に係合可能な係止部が設けられている点にある。
この構成であれば、鞘管がスリーブ本体の開口に対応する第1鞘管である場合は、その第1鞘管をスリーブ本体の筒軸心方向両端部の第1接続口部に直接嵌合させることができ、鞘管が第1鞘管よりも小径の第2鞘管である場合は、第1接続口部に第2接続口部を備えたアダプターを嵌合させることで、アダプターを介して第2鞘管をスリーブ本体に嵌合させることができる。
また、第1接続口部の内周面に形成されている係止部を、第1鞘管の外周面に形成されている第1係合部、又は、アダプターの外周面に設けられている第2係合部に係合させることができるので、第1接続口部に第1鞘管を嵌合させた場合は、第1接続口部の係止部と第1鞘管の第1係合部とが係合して、パテ等の柔粘性シール部材を用いずに第1鞘管を第1接続口部に保持させることができ、また、第1接続口部にアダプターを嵌合させた場合は、第1接続口部の係止部とアダプターの第2係合部とが係合して、アダプターが第1接続口部から容易に外れないようにすることができる。
つまり、このように構成することで、第1鞘管をスリーブ本体に嵌合させる場合においては、第1鞘管を第1接続口部に固定するのに柔粘性シール部材を必要とせず、また、鞘管が第1鞘管よりも小径の第2鞘管である場合は、第2鞘管と嵌合可能な第2接続口部を備えたアダプターを介してスリーブ本体に嵌合させるため、第2鞘管の外周面と第2接続口部の内周面との間の隙間がほとんどなくなり、従来のように大量の柔粘性シール部材を使用する必要がなくなるので、従来の貫通用スリーブを使用するのに比べて作業能率を大きく向上させることできる。
なお、第2鞘管については、第1鞘管よりも小径であれば第1鞘管とは異形のものであってもよい。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成の実施において好適な構成であり、その特徴は、
前記第1接続口部又は前記第2接続口部又は第1及び第2接続口部それぞれの内周面に、スリーブ本体内において筒軸心方向中央側に向かって突出する鞘管挿入用のガイド部が形成されている点にある。
つまり、この構成であれば、第1接続口部に鞘管挿入用ガイド部が形成されている場合は、その鞘管挿入用ガイド部により、第1接続口部から挿入されて嵌合する第1鞘管を挿入案内することができるので、第1鞘管をスリーブ本体の一方側の開口から他方側の開口まで挿通させるときは、第1鞘管がスムーズにスリーブ本体内を挿通できるように案内し、スリーブ本体の両側開口それぞれから第1鞘管を挿入し第1接続口部において嵌合させて固定するときは、第1鞘管の開口端縁と第1鞘管内を挿通する配管や配線等の接当を抑制することができ、これによって、第1鞘管の開口端縁との擦れにより配管や配線に破損等の不具合が生じるのを効果的に防止することができる。
そしてまた、アダプターの第2接続口部に鞘管挿入用ガイド部が形成されている場合も同様に、その鞘管挿入用ガイド部が、第2鞘管をスリーブ本体の一方側の開口から他方側の開口まで挿通させるときは、第2鞘管がスムーズにスリーブ本体内を挿通できるように案内し、スリーブ本体の両側開口それぞれから第2鞘管を挿入し第2接続口部において嵌合させて固定するときは、第2鞘管の開口端縁と第2鞘管内を挿通する配管や配線等の接当を抑制することができ、これによって、第2鞘管の開口端縁との擦れにより配管や配線に破損等の不具合が生じるのを効果的に防止することができる。
なお、第1接続口部の鞘管挿入用ガイド部は、第1接続口部にアダプターを嵌合させた際に第1接続口部の鞘管挿入用ガイド部とアダプターとが互いに干渉しない位置に形成されている。
本発明の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成の実施において好適な構成であり、その特徴は、
前記係止部が、前記スリーブ本体の第1接続口部の内周面に形成された環状の取付け溝に、前記第1鞘管の第1係合部と前記アダプターの第2係合部とに選択的に係合可能な直径に付勢保持され、かつ、拡径側に弾性変形可能な環状又はほぼ環状の係止リングを装着して構成されている点にある。
この構成であれば、第1接続口部の内周面に環状に形成された取付け溝に装着した拡径側に弾性変形可能な係止リングにより、第1鞘管又はアダプターを第1接続口部に嵌入させたとき、係止リングが拡径側に弾性変形して第1鞘管又はアダプターの嵌入を許すことができるとともに、第1鞘管の第1係合部又はアダプターの第2係合部に対しては係止リングが縮径側に復帰してそれら第1係合部又は第2係合部と係合して、第1鞘管又はアダプターの第1接続口部からの抜け落ちを防止することができる。
そして、係止リングが拡径側に弾性変形するので、第1接続口部の係止部により第1鞘管又はアダプターの嵌合が困難になるといった問題を回避することができるとともに、このような簡単な構造でありながらも確実、迅速、かつ、容易に第1鞘管の第1係合部又はアダプターの第2係合部と係合させて嵌合することができて、作業能率の向上を図ることができる。
本発明の第4特徴構成は、第1又は第2特徴構成の実施において好適な構成であり、その特徴は、
前記係止部が、前記スリーブ本体の第1接続口部の内周面における周方向の複数箇所に一体形成された拡径側に弾性変形可能な複数の係止片から構成されている点にある。
この構成であれば、第1接続口部の内周面における周方向の複数箇所に一体形成された拡径側に弾性変形可能な複数の係止片により、第1鞘管又はアダプターを第1接続口部に嵌入させたとき、係止片が拡径側に弾性変形して第1鞘管又はアダプターの嵌入を許すことができるとともに、第1鞘管の第1係合部又はアダプターの第2係合部に対しては係止片が縮径側に復帰してそれら第1係合部又は第2係合部と係合して、第1鞘管又はアダプターの第1接続口部からの抜け落ちを防止することができる。
そして、係止片が拡径側に弾性変形するので、第1接続口部の係止部により第1鞘管又はアダプターの嵌合が困難になるといった問題を回避することができるとともに、確実、迅速、かつ、容易に第1鞘管の第1係合部又はアダプターの第2係合部と係合させて嵌合することができて、作業能率の向上を図ることができる。
更に、複数の係止片が第1接続口部の内周面に一体形成されているので、スリーブ本体を構成する部材数も少なくすることができ、これによって、スリーブ本体の製造工程全体として生産性の面において有利となる。
本発明の第5特徴構成は、第1〜第4特徴構成のいずれか1つの特徴構成の実施において好適な構成であり、その特徴は、
前記スリーブ本体が、筒軸心方向で伸縮自在に嵌合連結された内外の筒部材それぞれの外側端部に、前記構造体の型枠に対する取付け部及び前記第1接続口部を備えた鍔部材を固着して構成されている点にある。
つまり、この構成であれば、スリーブ本体を構成する内外の筒部材を筒軸心方向への伸縮が自在に嵌合連結してあるので、適宜伸縮させることで鉄筋コンクリートの梁や柱、スラブ、壁等の構造体における様々な幅の型枠に対応させて取り付けることができ汎用性が高く、そして、スリーブ本体が内外の筒部材と鍔部材との2部材から構成されているので、スリーブ本体の製造工程全体として生産性の面において有利となる。
本発明の第6特徴構成は、第1〜第4特徴構成のいずれか1つの特徴構成の実施において好適な構成であり、その特徴は、
前記スリーブ本体が、筒軸心方向で伸縮自在に嵌合連結された内外の筒部材それぞれの外側端部に、前記構造体の型枠に対する取付け部を備えた取付け部材と、前記第1接続口部を備えた接続部材とを固着して構成されている点にある。
つまり、この構成であれば、スリーブ本体を構成する内外の筒部材を筒軸心方向への伸縮が自在に嵌合連結してあるので、適宜伸縮させることで鉄筋コンクリートの梁や柱、スラブ、壁等の構造体における様々な幅の型枠に対応させて取り付けることができ汎用性が高く、そして、取付け部を備えた取付け部材と第1接続口部を備えた接続部材とが各別に形成されているので、複雑な製造工程が不要となり、容易に製造することができる。
本発明の第7特徴構成は、第5又は第6特徴構成の実施において好適な構成であり、その特徴は、
前記内筒部材の少なくとも一部が熱膨張性耐熱材から構成されている点にある。
つまり、この構成であれば、鉄筋コンクリートのスラブや壁等の構造体により隔てた左右空間の一方側において、火災が起きた際の熱によって熱膨張性耐熱材が、スリーブ本体が配設されている構造体の貫通孔内で膨張して貫通孔を閉塞することで、火災において発生した火炎や高温空気又は一酸化炭素や有毒ガス、煙などが貫通孔を通じて他方側の空間に噴出又は流入することを防止することができる。
また、内筒部材の少なくとも一部を熱膨張性耐熱材から構成することで、熱膨張性耐熱材を外筒部材に採用する構成に比べ、より迅速にスリーブ本体の内部を閉塞することができる。
〔第1実施形態〕
図1〜図13は、コンクリート打設により形成される壁Wに配線1A又は配管1Bを挿通させるための貫通孔2を形成するための本発明である貫通用スリーブの第1実施形態を示し、合成樹脂製のスリーブ本体Sは、貫通孔2を形成する筒部3とコンクリート打設前の壁Wの型枠Lに対して取り付けるための取付け部4aを備えた鍔部4とから構成されており、そのスリーブ本体Sを壁Wの型枠Lに取り付けた後に型枠L内にコンクリートを打設することで、壁Wにスリーブ本体Sを埋設した状態にして貫通孔2を設ける。
スリーブ本体Sの筒部3は、2本の筒体3A,3Bを筒軸心方向に伸縮自在に嵌合連結して形成されており、内筒体3Aの外周面に形成されたネジ溝5aに対して、外筒体3Bにおける筒軸心方向の内筒体側部分の内周面の一部に形成されているネジ部5bが螺合する形態となっていて、両筒体3A,3Bを筒軸心X周りで相対回転させることで筒部3を筒軸心方向で伸縮させる構造になっている。
筒部3を構成する2つの筒体3A,3Bのうち内筒体3Aは、高温雰囲気下において膨張し筒部3が形成する貫通孔2を閉塞する熱膨張性耐熱材から形成されていて、これにより、壁Wを挟んだ左右両側の空間6A,6Bのうち一方側空間6Aにおいて火災が発生した場合において、その貫通孔2を通じての火炎、高温空気、一酸化炭素、有毒ガス、煙等の他方側空間6Bへの噴出又は流入を抑制することができる。
スリーブ本体Sの貫通孔2を通過する配線1A又は配管1Bは、蛇腹状で鞘管7に保護された状態でスリーブ本体Sの筒軸心方向両端部の開口Mを挿通させてあり、筒部3の筒軸心方向両端部には、壁Wの型枠に対する取付け部4aとスリーブ本体Sの開口Mに対応する形状の第1鞘管7Aを嵌合させる第1接続口部4bとを備えた鍔部4が筒部3の両端部に対して内嵌固着されており、鍔部4の第1接続口部4bの内周面には、第1鞘管7Aの蛇腹溝8(第1係合部)に対して係合することで第1接続口部4b(換言すれば、筒部3の開口M)から第1鞘管7Aが脱落することを防止する係止部9が設けられている。
鍔部4の取付け部4aは、鍔部4の外周端縁から等間隔で3方向に延出して形成されており、それぞれの取付け部4aの外方端部には、壁Wの型枠Lに対して釘Nを打ち付けて固定するための釘孔4cが形成されている。
鍔部4の第1接続口部4bに設けられている係止部9は、第1接続口部4bの内周面における周方向の全周に亘り、第1接続口部4bの開口周縁部4mから筒軸心方向内方に向かって一体的に形成された多数の係止片10から構成されており、それら各係止片10の先端には先端側ほどその開口径が小径となるツメ部10aが形成されているとともに、第1鞘管7Aを第1接続口部4bに挿入する際にそれら係止片10が拡径側に弾性変形して第1鞘管7Aを挿入させた後、縮径側に復元して係止片10のツメ部10aが第1鞘管7Aの外周面の蛇腹溝8に入り込んで係合する構成になっている。
筒部3の外側端部に嵌入する鍔部4の内嵌部4dは、その外径が筒部3の内径とほぼ同径に形成されているとともに、内嵌部4dの外周面には、筒部3の両端部の内周面の周方向全周に形成されている突出部11aと嵌合する嵌合凹部11bが形成されていて、筒部3の両端部の突起部11aに対して鍔部4の嵌合凹部11bを無理嵌めすることで、筒部3に対して鍔部4を筒軸芯周りで回動自在に内嵌固着させている。
鍔部4の第1接続口部4bには、第1接続口部4bに嵌合する第1鞘管7Aよりも小径の第2鞘管7Bの形状に対応して嵌合可能な第2接続口部12aを備えたアダプター12を着脱自在に内嵌させることができ、第1接続口部4bの係止片10がアダプター12の嵌合部12bの外周面に形成されている係合溝12c(第2係合部)と係合することで、アダプター12が第1接続口部4bから容易に外れないようにすることができる。
そして、アダプター12の第2接続口部12aに嵌合させた第2鞘管7Bは、柔粘性シール部材であるパテPを使用して第2接続口部12aに固定させる。
つまり、このようにスリーブ本体Sの開口Mを挿通させる鞘管7の形状に対応して、スリーブ本体Sの開口Mの形状を選択することできる(つまり、アダプター12を嵌合装着するか否か)ので、鞘管7がスリーブ本体Sの開口Mに対応する第1鞘管7Aである場合は、その第1鞘管7Aをスリーブ本体Sの筒軸心方向両端部の第1接続口部4bに直接嵌合させることができ、鞘管7が第1鞘管7Aよりも小径の第2鞘管7Bである場合は、第1接続口部4bに第2接続口部12aを備えたアダプター12を嵌合装着させることで、アダプター12を介して第2鞘管7Bをスリーブ本体Sに嵌合させることができる。
また、第1接続口部4bの内周面に一体形成されている多数の係止片10を、蛇腹状の第1鞘管7Aの蛇腹溝8(第1係合部)、又は、アダプター12の外周面に設けられている係合溝12c(第2係合部)に係合させることができるので、第1接続口部4bに第1鞘管7Aを嵌合させた場合は、第1接続口部4bの係止片10と第1鞘管7Aの蛇腹溝8とが係合して、柔粘性シール部材を用いずに第1鞘管7Aを第1接続口部4bに保持させることができ、また、第1接続口部4bにアダプター12を嵌合装着させた場合は、第1接続口部4bの係止片10とアダプター12の係合溝12cとが係合して、アダプター12が第1接続口部4bから容易に外れないようにすることができる。
〔第2実施形態〕
図14及び図15は、本発明である貫通用スリーブの第2実施形態を示し、合成樹脂製のスリーブ本体は、貫通孔2を形成する筒部3とコンクリート打設前の壁Wの型枠Lに対して取り付けるための取付け部4aを備えた鍔部4とから構成され、筒部3の筒軸心方向両端部に対して内嵌固着する鍔部4は、スリーブ本体Sの開口Mに対応する形状の第1鞘管7Aを嵌合させる第1接続口部4bを備えており、その第1接続口部4bの内周面には、第1鞘管7Aの蛇腹溝8(第1係合部)に対して係合することで第1接続口部4b(換言すれば、筒部3の開口M)から第1鞘管7Aが脱落することを防止する係止部9が設けられている。
また、鍔部4の第1接続口部4bには、第1接続口部4bに嵌合する第1鞘管7Aよりも小径の第2鞘管7Bの形状に対応して嵌合可能な第2接続口部12aを備えたアダプター12を着脱自在に内嵌させることができ、第1接続口部4bの係止片10がアダプター12の嵌合部12bの外周面に形成されている係合溝12c(第2係合部)と係合することで、アダプター12が第1接続口部4bから容易に外れないようにすることができる。
そして、鍔部4の第1接続口部4bの内周面には、スリーブ本体S内において筒軸心方向中央側へ向かって突出する第1鞘管挿入用のガイド部13が形成されていて、これにより、第1鞘管7Aをスムーズに第1接続口部4bからスリーブ本体S内に挿入することができるとともに、第1接続口部4bに装着するアダプター12の第2接続口部12aの内周面には、スリーブ本体S内において筒軸心方向中央側へ向かって突出する第2鞘管挿入用のガイド部14が形成されており、これによって、アダプター12を装着した際には、第2鞘管挿入用ガイド部14が第1鞘管7Aよりも小径の第2鞘管7Bをアダプター12の第2接続口部からスリーブ本体S内にスムーズに挿入できるよう案内する。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第3実施形態〕
図7及び図16〜図18は、本発明である貫通用スリーブの第3実施形態を示し、合成樹脂製のスリーブ本体Sが、2本の筒体3A,3Bを筒軸心方向へ伸縮自在に嵌合連結した筒部3と、壁の型枠に対する取付け部21aを備えた取付け部材21と、配線1A又は配管1Bを保護する鞘管7のうち、スリーブ本体Sの筒軸心方向両端の開口Mに対応する蛇腹状の第1鞘管7Aを嵌合させる第1接続口部22aを備えた接続部材22とからなり、スリーブ本体Sは、筒部3の開口周縁部3mに対して接続部材22が内嵌する形態で、それら筒部3の開口周縁部3mと接続部材22との間に取付け部材21が挟持固定されて構成されている。
取付け部材21の取付け部21aは、取付け部材21の周縁部21bの外周端縁から等間隔で3方向に延出した形成されており、それぞれの取付け部21aの外方端部には、壁の型枠に対して釘を打ち付けて固定するための釘孔21cが形成されている。
接続部材22の第1接続口部22aには、第1鞘管7Aの蛇腹溝8(第1係合部)に対して係合する係止部9が設けられており、係止部9は第1接続口部22aの内周面に環状に形成された取付け溝23とその取付け溝23に装着した合成樹脂製の係止リング24とから構成され、係止リング24は、筒軸心方向の内方側ほどリング径が小径となるツメ部24aが形成されているとともに、それの周方向の一箇所が切断されてあることで拡径側への弾性変形可能な構造になっており、これによって、第1鞘管7Aを第1接続口部22aに挿入する際に係止リング24が拡径側に弾性変形して第1鞘管7Aを挿入させた後、縮径側に復元して第1鞘管7Aの外周面の蛇腹溝8に係合する構成になっている。
また、接続部材22の第1接続口部22aの内周面には、スリーブ本体S内において筒軸心方向中央側へ向かって突出する第1鞘管挿入用のガイド部25が形成されていて、これにより、第1鞘管7Aをスムーズに第1接続口部22aからスリーブ本体S内に挿入することができる。
そして、接続部材22の第1接続口部22aには、第1接続口部22aに嵌合する第1鞘管7Aよりも小径の第2鞘管7Bの形状に対応して嵌合可能な第2接続口部12aを備えたアダプター12を着脱自在に内嵌させることができ、第1接続口部22aの係止リング24がアダプター12の嵌合部12bの外周面に形成されている係合溝12c(第2係合部)と係合することで、アダプター12が第1接続口部22aから容易に外れないようにすることができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を列記する。
上記第1〜第3実施形態では、スリーブ本体Sを合成樹脂から製作しているが、これに限るものではなく天然樹脂や可撓性のある金属から製作してもよい。
上記第1〜第3実施形態では、スリーブ本体Sが筒軸心方向で伸縮可能に構成されているが、スリーブ本体Sは非伸縮の構成であってもよい。
また、スリーブ本体Sを筒軸心方向で伸縮可能にするためにスリーブ本体Sの筒部3を2つの筒体(内筒体3Aと外筒体3B)から構成していたが、筒部3を1又は3以上の筒体から構成してもよい。
上記第1〜第3実施形態では、スリーブ本体Sを構成する筒部3の内筒体3Aを熱膨張性耐熱樹脂で製作しているが、内筒体3Aだけでなく外筒体3Bも熱膨張性耐熱樹脂から製作してもよく、反対に内筒体3A及び外筒体3Bの両方を非熱膨張性耐熱樹脂から製作してもよい。
上記第1〜第3実施形態では、第1接続口部4bの内周面にのみ、第1鞘管7Aの蛇腹溝8(第1係合部)又はアダプター12の係合溝12c(第2係合部)と係合する係止部9が設けられているが、アダプター12の第2接続口部12aの内周面についても係止部を設けて、第2鞘管7Bを保持する構成にしてもよい。
上記第3実施形態では、接続部材22の第1接続口部22bの内周面のみに第1鞘管挿入用のガイド部25を形成したがこれに限るものではなく、アダプター12の第2接続口部又は接続部材22の第1接続口部22b及びアダプター12の第2接続口部12aそれぞれの内周面に鞘管挿入用のガイド部25,14を形成してもよく、また、接続部材22の第1接続口部22b及びアダプター12の第2接続口部12aのいずれにも鞘管挿入用のガイド部25,14を形成しない構造にしてもよい。
上記第1〜第3実施形態のいずれにおいても、アダプター12は鞘管7の開口の径や形状に合わせて、複数のものを用意することができる。
上記第1〜第3実施形態では、鞘管7として蛇腹状のものを採用したが、鞘管7の外周面に、第1鞘管7Aであれば第1係合部、第2鞘管7Bであれば第2係合部を備えたものであれば蛇腹状の鞘管に限るものではない。
上記第1及び第2実施形態では、鍔部4の第1接続口部4bに設けられた係止部9が第1接続口部4bの内周面における周方向の全周に亘って一体的に形成された多数の係止片10から構成され、上記第3実施形態では、接続部材22の第1接続口部22bに設けられた係止部9が第1接続口部22bの内周面に環状に形成された取付け溝23とその取付け溝23に装着した拡径側に弾性変形可能な合成樹脂製の係止リング24とから構成されているが、第1接続口部4b,22bに設けられた係止部9の構成はこれに限るものではなく、種々の構成のものを採用することができる。
また、第3実施形態における係止リング24については、合成樹脂製の係止リング24の周方向の一箇所を切断した形状にすることで拡径側への弾性変形を可能にしてあるが、係止リング24の形状はこれに限るものではなく、例えば、少なくとも内周側部分が弾性変形可能な構成になっているものであってもよく、リング形状であれば種々の構成を採用することができる。
本発明の貫通用スリーブの第1実施形態を示す断面図 第1実施形態の貫通用スリーブを伸長させた状態を示す断面図 第1実施形態の貫通用スリーブの端部の拡大断面図 第1実施形態の貫通用スリーブの側面図 第1実施形態の貫通用スリーブを型枠に取り付けた状態を示す断面図 第1実施形態の貫通用スリーブの使用状態を示す断面図 第1実施形態の貫通用スリーブの端部の使用状態を示す拡大断面図 第1実施形態の貫通用スリーブの使用状態を示す側面図 第1実施形態の貫通用スリーブに装着するアダプターの断面図 第1実施形態の貫通用スリーブにアダプターを装着するときの側面図 第1実施形態のアダプター装着時における貫通用スリーブの使用状態を示す断面図 第1実施形態のアダプター装着時における貫通用スリーブの端部の使用状態を示す拡大断面図 第1実施形態のアダプター装着時における貫通用スリーブの使用状態を示す側面図 本発明の貫通用スリーブの第2実施形態を示す断面図 第2実施形態のアダプター装着時における貫通用スリーブの使用状態を示す断面図 本発明の貫通用スリーブの第3実施形態を示す断面図 第3実施形態の貫通用スリーブの係止リングを示す図 第3実施形態のアダプター装着時における貫通用スリーブの使用状態を示す断面図
符号の説明
3A 筒部材
3B 筒部材
4 鍔部
4a 取付け部
4b 第1接続口部
7 鞘管
7A 第1鞘管
7B 第2鞘管
8 第1係合部
9 係止部
10 係止片
12 アダプター
12a 第2接続口部
12c 第2係合部
13 ガイド部
14 ガイド部
21 取付け部材
21a 取付け部
22 接続部材
22a 第1接続口部
23 取付け溝
24 係止リング
25 ガイド部
L 型枠
M 開口
S スリーブ本体
W 構造体

Claims (7)

  1. 構造体に貫通状態で固定される筒状のスリーブ本体の筒軸心方向両端部に、それの開口形状に対応する第1鞘管と、第1鞘管よりも小径の第2鞘管を嵌合可能な第2接続口部を備えたアダプターとが選択的に嵌合可能な第1接続口部が形成されているとともに、
    前記第1接続口部の内周面に、前記第1鞘管の外周面に形成されている第1係合部と、前記アダプターの外周面に設けられている第2係合部とに選択的に係合可能な係止部が設けられている貫通用スリーブ。
  2. 前記第1接続口部又は前記第2接続口部又は第1及び第2接続口部それぞれの内周面に、スリーブ本体内において筒軸心方向中央側に向かって突出する鞘管挿入用のガイド部が形成されている請求項1記載の貫通用スリーブ。
  3. 前記係止部が、前記スリーブ本体の第1接続口部の内周面に形成された環状の取付け溝に、前記第1鞘管の第1係合部と前記アダプターの第2係合部とに選択的に係合可能な直径に付勢保持され、かつ、拡径側に弾性変形可能な環状又はほぼ環状の係止リングを装着して構成されている請求項1又は2記載の貫通用スリーブ。
  4. 前記係止部が、前記スリーブ本体の第1接続口部の内周面における周方向の複数箇所に一体形成された拡径側に弾性変形可能な複数の係止片から構成されている請求項1又は2貫通用スリーブ。
  5. 前記スリーブ本体が、筒軸心方向で伸縮自在に嵌合連結された内外の筒部材それぞれの外側端部に、前記構造体の型枠に対する取付け部及び前記第1接続口部を備えた鍔部材を固着して構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の貫通用スリーブ。
  6. 前記スリーブ本体が、筒軸心方向で伸縮自在に嵌合連結された内外の筒部材それぞれの外側端部に、前記構造体の型枠に対する取付け部を備えた取付け部材と、前記第1接続口部を備えた接続部材とを固着して構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の貫通用スリーブ。
  7. 前記内筒部材の少なくとも一部が熱膨張性耐熱材から構成されている請求項5又は6記載の貫通用スリーブ。

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