JPH0583582U - 配管コネクタの抜け止めリング - Google Patents

配管コネクタの抜け止めリング

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JPH0583582U
JPH0583582U JP3344292U JP3344292U JPH0583582U JP H0583582 U JPH0583582 U JP H0583582U JP 3344292 U JP3344292 U JP 3344292U JP 3344292 U JP3344292 U JP 3344292U JP H0583582 U JPH0583582 U JP H0583582U
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JP
Japan
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retaining ring
piping
flexible tube
connector
box
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Pending
Application number
JP3344292U
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English (en)
Inventor
晴直 池田
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Takenaka Corp
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Takenaka Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管ボックスに装着される各種サイズの配管
コネクタのコスト低減と、配管ボックスの設計ならびに
製作の容易化、更に、配管ボックスに対する各種サイズ
の配管コネクタの任意箇所への取り付けと、配管コネク
タの配置替えの対応性の向上を図ること。 【構成】 配管ボックス2に取り付けられる第1及び第
2筒体5,6に係止保持される配管コネクタ3の抜け止
めリング7を、挿通対象の可撓管1の環状凸部eを係止
する半径方向に撓み変形可能な係止部材10と、当該係止
部材10の外方に連設され且つ第1及び第2筒体によって
係止保持されるフランジ部材12から構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、火災感知器や防犯用の赤外線感知器等の電気機器を収容したり、そ の他、電線や電話線の中継に用いられる配管ボックス用の配管コネクタにおける 抜け止めリングの改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記の配管コネクタは、例えば天井コンクリートに打ち込まれる配管ボックス に取り付けられ、かつ、電線や電話線を挿通させる可撓管を抜け止め係止するも ので、従来の配管コネクタは、図7に示すように、配管ボックス2に形成された 孔9に挿通される第1筒体5と、当該第1筒体5を配管ボックス2に止着させる フランジa付きの筒体8と、前記第1筒体5に螺着される第2筒体6と、可撓管 1の環状凸部eを係止して当該可撓管1の抜け止めを司る断面V字状の抜け止め リング4とによって構成されており、電線や電話線の太さや挿通本数によって決 定される可撓管1の直径と本数とに合わせて、例えば呼び径が16mmや22m m、28mmといったオーダーのものが選択され、このコネクタ3の大きさと個 数とに対応する複数個のコネクタ取り付け孔9を配管ボックス2に開設する形態 がとられている。
【0003】 尚、前記V字状の抜け止めリング4は、挿通対象の可撓管1の挿通方向下流側 ほど小径になるテーパー状の係止部材10を筒部分11の一端側内面に連設すると共 に、当該係止部材10に8ヵ所の切欠cを45度おきに形成して半径方向に撓み変 形可能とし、環状の凹凸部d,eを軸芯方向に連ねた可撓管1の前記環状凸部e の通過を弾性変形により許容し且つ弾性復元により環状凸部eに係止して、前記 可撓管1を抜け出し不能の状態で係止保持するように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、かゝる従来の構成においては、挿通対象である可撓管1の直径や本 数に合わせて直径の異なる複数種の配管コネクタ3を用意する必要がある上に、 配管の取り出し方向を考慮して直径の異なる複数個のコネクタ取り付け孔9を配 管ボックス2に開設しなければならず、設計ならびに製作が困難であるばかりか 、現場での都合で配管方向を変更するような場合の配管コネクタ3の配置替えに 対応し切れない問題があった。 本考案は、かゝる実情に鑑みて成されたものであって、極めて合理的な改良に よって上記の不都合を一挙に解消できる技術を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、配管コネクタにおける抜け止めリングを、挿通対象の可撓管 の環状凸部を係止する半径方向に撓み変形可能な係止部材と、当該係止部材の外 方に連設され且つ第1及び第2筒体によって係止保持されるフランジ部材とから 構成した点に特徴がある。
【0006】
【作用】
上記の特徴構成によれば、呼び径が最大である可撓管を対象にした第1及び第 2筒体を用意して、この第1及び第2筒体に保持される直径のフランジ部材を、 挿通対象の可撓管の直径に合わせた各種直径の係止部材に連設させるリング形態 をとることで、例えば従来の最大直径の配管コネクタにおける第1及び第2筒体 をそのまま用いて、かつ、配管ボックスに同じ直径のコネクタ取り付け孔を開設 させながら、異なる複数種の可撓管を配管コネクタに係止保持させることができ る。 あるいは、最大直径の可撓管に対しては、従来通りV字状の抜け止めリングを 備えた配管コネクタをそのまま使用し、それ以下の直径の可撓管を対象にする場 合には、第1及び第2筒体をそのまま用いて、これに上記したフランジ付きリン グを実施する形態をとっても、配管ボックスに同じ直径のコネクタ取り付け孔を 開設させながら、異なる複数種の可撓管を配管コネクタに係止保持させることが できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は直径の異なる複数種 の可撓管1を配管ボックス2に挿通保持させた配管コネクタ3の取り付け説明図 を示し、最大サイズの可撓管1についてはV字状の抜け止めリング4を備えた従 来構成の配管コネクタ3をそのまま使用しており、それ以下の直径の可撓管1に ついては、上記の配管コネクタ3における第1及び第2筒体5,6をそのまま用 いて、これに本考案による抜け止めリング7を備えさせている。 何れにしても、抜け止めリング4,7は、フランジa付きの筒体8によって配 管ボックス2に形成された孔9に取り付けられる第1筒体5と、当該第1筒体5 に螺着される第2筒体6とによって保持され、かつ、前記第2筒体6を通して挿 通される可撓管1を係止保持するものであって、前記フランジa付きの筒体8と 第1及び第2筒体5,6は全て共通のものであり、従来の最大サイズの配管コネ クタ3における筒体5,6,8をそのまま流用しているのである。
【0008】 最大サイズ以下の可撓管1を挿通対象にした本考案による配管コネクタ3の抜 け止めリング7は、図2に示すように、挿通対象の可撓管1の挿通方向下流側ほ ど小径になるテーパー状の係止部材10を筒部分11の一端側内面に連設すると共に 、前記第1及び第2筒体5,6のリング保持部bに係止保持されるフランジ部材 12を前記筒部分11の他端側外面に連設して成るもので、当該フランジ部材12の外 径を前記V字状の抜け止めリング4の外径に一致させている。 そして、前記係止部材10については、90度おきに4ヵ所の切欠cを形成して 半径方向に撓み変形可能とし、環状の凹凸部d,eを軸芯方向に連ねた可撓管1 の前記環状凸部eの通過を弾性変形により許容し且つ弾性復元により環状凸部e に係止して、前記可撓管1を抜け出し不能の状態で係止保持するように構成され ている。
【0009】 従って上記の構成によれば、最大サイズの可撓管1に対応する形態のV字状の 抜け止めリング4を備えた配管コネクタ3と、最大サイズ以下の可撓管1に対応 する形態の抜け止めリング7を備えた配管コネクタ3とにおいて、前記フランジ a付きの筒体8と第1及び第2筒体5,6を共用しているので、配管コネクタ3 の製作コストを低減でき、かつ、配管ボックス2には同径のコネクタ取り付け孔 9を開設すればよいので当該配管ボックス2の設計ならびに製作も容易となる。 更に、コネクタ取り付け孔9が同径であるから、異なる形態の抜け止めリング 4,7を備えた配管コネクタ3を任意の箇所に取り付けることができ、あるいは 、配管コネクタ3の取り付け位置の変更も容易に達成され、更には、異なる形態 の抜け止めリング4,7のみの交換も容易に可能であり、ひいては、現場での都 合で配管方向を変更するような場合の配管コネクタ3の配置替えの対応が達成さ れる。
【0010】 尚、上記の実施例では、最大サイズの可撓管1についてはV字状の抜け止めリ ング4を備えた従来構成の配管コネクタ3をそのまま使用し、それ以下の直径の 可撓管1については、上記の配管コネクタ3における第1及び第2筒体5,6を そのまま用いて、これに本考案による抜け止めリング7を備えさせているが、最 大サイズの可撓管1に対する抜け止めリングについても、これを係止部材10とフ ランジ部材12とから構成して、このフランジ部材12の外径と、最大サイズ以下の 可撓管1に対する抜け止めリング7のフランジ部材12の外径とを一致させるよう にした上で、これらのフランジ部材12を係止保持させるように、前記第1及び第 2筒体5,6を別途構成する配管コネクタ3の形態をとるようにしてもよい。 即ち、可撓管1のサイスに拘わらず、配管コネクタ3を全て同じ形態にして実 施可能である。
【0011】 抜け止めリング7の第1別実施例の構成を図3及び図4に示す。この実施例に おいては、挿通対象の可撓管1の挿通方向下流側ほど小径になるテーパー状の係 止部材10の大径部にフランジ部材12を連設する一方、当該フランジ部材12の外周 部に筒状部材13を連設して、この筒状部材13を介して前記フランジ部材12を第1 及び第2筒体5,6のリング保持部bに係止保持させるように構成し、かつ、筒 状部材13の外径を前記V字状の抜け止めリング4の外径に一致させるようにして いる。 そして、前記係止部材10については、60度おきに6ヵ所の切欠cを形成して 半径方向に撓み変形可能とし、この内の1個の切欠cに連ねる状態で、前記フラ ンジ部材12と筒状部材13のそれぞれに切断部fを形成して、抜け止めリング7自 体を半径方向に撓み変形可能としている。
【0012】 抜け止めリング7の第2別実施例の構成を図5及び図6に示す。この実施例に おいては、第1別実施例の構成に加えて更に、筒状部材13の端部に折り返し筒部 14を連設して、この筒部14を介してフランジ部材12を第1及び第2筒体5,6の リング保持部bに係止保持させるように構成し、この折り返し筒部14の外径をV 字状の抜け止めリング4の外径に一致させている。 そして、前記係止部材10については、90度おきに4ヵ所の切欠cを形成する と共に、この内の1個の切欠cに連ねる状態で、フランジ部材12と筒状部材13お よび筒部14のそれぞれに切断部fを形成して、抜け止めリング7自体を半径方向 に撓み変形可能としている。これら第1及び第2別実施例の何れの構成において も、図2に示したフランジ部材12のみを備えさせる抜け止めリング7に比べて、 フランジ部材12外縁側における軸芯方向での厚みが厚くなり、軸芯方向でのガタ ツキ量を小にして第1及び第2筒体5,6のリング保持部bに係止保持させ得る 点に特徴がある。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案による抜け止めリングを用いるようにすれば、サイ ズの異なる可撓管を連結対象にする場合において、第1及び第2筒体を共用でき ることから配管コネクタのコスト低減が達成され、しかも、配管ボックスに開設 させるコネクタ取り付け孔が同じ大きさのものになることから、当該配管ボック スの設計ならびに製作も容易となり、かつ、各種サイズの配管コネクタを任意箇 所の孔に取り付けることが可能となり、従って配管コネクタの取り付け位置も容 易に変更でき、あるいは更に、異なる形態の抜け止めリングのみの交換も容易に 可能であり、ひいては、現場での都合で配管方向を変更するような場合のコネク タの配置替えの対応性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】配管ボックスに対する配管コネクタの取り付け
説明図である。
【図2】抜け止めリングの斜視図である。
【図3】第1別実施例の抜け止めリングを示す斜視図で
ある。
【図4】上記別実施例の抜け止めリングの断面図であ
る。
【図5】第2別実施例の抜け止めリングを示す斜視図で
ある。
【図6】上記別実施例の抜け止めリングの断面図であ
る。
【図7】従来例の配管コネクタの配管ボックスに対する
取り付け説明図である。
【符号の説明】
1…可撓管、2…配管ボックス、3…配管コネクタ、5
…第1筒体、6…第2筒体、7…抜け止めリング、9…
コネクタ取り付け孔、10…係止部材、12…フランジ部
材、e…環状凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管ボックスに形成された孔に挿通され
    る第1筒体と、当該第1筒体に螺着される第2筒体とに
    よって保持されると共に、前記第2筒体を通して挿通さ
    れる可撓管を抜け止め係止する配管コネクタの抜け止め
    リングであって、挿通対象の可撓管の環状凸部を係止す
    る半径方向に撓み変形可能な係止部材と、当該係止部材
    の外方に連設され且つ第1及び第2筒体によって係止保
    持されるフランジ部材とから成ることを特徴とする配管
    コネクタの抜け止めリング。
JP3344292U 1992-04-20 1992-04-20 配管コネクタの抜け止めリング Pending JPH0583582U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006274643A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Haseko Corp 貫通用スリーブ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006274643A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Haseko Corp 貫通用スリーブ
JP4639105B2 (ja) * 2005-03-29 2011-02-23 株式会社長谷工コーポレーション 貫通用スリーブ

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