JP2019094989A - 継手用キャップ、および継手 - Google Patents
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Abstract
Description
パイプ接続作業では、継手の開口部にパイプを差し込む際に、パイプの端部の径方向の内側への変形を防止するために、パイプの端部内に内筒体を挿入することがある。この場合、パイプを継手に接続する前においては、内筒体を紛失しないように、内筒体を継手内に保持しておくことが好ましい。
例えば下記特許文献1および下記特許文献2に記載された継手用キャップでは、継手用キャップの内側に内筒体が嵌め込まれることで、内筒体が継手用キャップに保持されている。
本発明に係る継手用キャップは、端部内に内筒体が挿入されたパイプが接続される継手に取付けられ、前記パイプが前記継手に接続される前の状態で、前記内筒体を保持しながら前記継手の開口部を閉塞する継手用キャップであって、前記開口部を覆うキャップ本体と、前記キャップ本体から、前記開口部の中心軸線に沿う軸方向に突出し、かつ前記継手内に配置される突起部と、を備え、前記突起部は、前記軸方向のうち、前記キャップ本体に対して、前記開口部が位置する一方側に向かうに従い漸次、前記中心軸線と直交する径方向の外側に向けて延びるとともに、前記継手内に配置される内筒体の内周面に当接して、前記内筒体を保持することを特徴とする。
この発明によれば、継手が継手用キャップを備えている。このため、継手の開口部内にパイプを挿入する前の状態において、開口部内に異物が侵入するのを防ぐことができる。また、継手が内筒体を備えている。このため、継手の開口部内にパイプを挿入する際に、内筒体が紛失することで別途準備することになるのを防ぎ、パイプを継手に接続する接続作業を効率的に行うことができる。
図1および図2に示すように、継手用キャップ1は、建物内の給水、給湯、あるいは空調機器用の配管の継手のうち、端部内に内筒体50が挿入されたパイプ60が接続される継手10に取付けられている。
また継手用キャップ1は、図1に示すように、パイプ60が継手10に接続される前に、内筒体50を保持しながら継手10の開口部10Aを閉塞する。継手用キャップ1は有頂筒状をなし、例えば合成樹脂材料により形成されている。継手用キャップ1の弾性力、もしくは係止構造によって、継手用キャップ1が継手10に固定される。継手10は、図1に示す状態で出荷される。すなわち、継手10は、継手用キャップ1と、内筒体50と、を備えている。
また、軸方向から見た平面視で、中心軸線Oと直交する方向を径方向といい、中心軸線O周りに周回する方向を周方向という。なお、以下の説明における上下の向きは、構成の説明の便宜のために用いるものであり、継手10および継手用キャップ1の姿勢を限定するものではない。
継手本体11の上端部における内周面には、径方向の外側に向けて窪む収容凹部11Dが形成されている。収容凹部11Dは、ブッシュ12の内周面に全周にわたって延びている。収容凹部11D内にはOリング20が配置されている。
ブッシュ12の下端部は、継手本体11の外フランジ部11Bに軸方向に当接している。
固定リング25は、例えば合成樹脂材料により形成されている。固定リング25は、抜け止め歯26をブッシュ12に対して固定している。また固定リング25は、収容凹部11D内のOリング20を、継手本体11に対して固定している。
抜け止め歯26は、例えばステンレス材料等の金属材料により形成されている。抜け止め歯26は、継手10の開口部10A内に挿入されたパイプ60の外周面に食い込むことで、パイプ60が継手10の開口部10Aから軸方向に抜けるのを抑止する。
キャップ本体30は有頂筒状をなし、キャップ本体30の頂壁部30Aが、継手10の開口部10Aを閉塞している。継手用キャップ1における、頂壁部30Aおよび周壁部30Bの外形は、継手10の外形に沿う形状をなしている。図示の例では、キャップ本体30の軸方向の大きさは、22.6mmとなっている。
図示の例では、突起部31は、中心軸線Oを径方向に挟む位置に一対配置されている。突起部31の周方向の大きさは、中心軸線Oを中心とする中心角が90°以下となっている。なお、突起部31の数量および大きさはこのような態様に限られず、任意に変更可能である。
円筒部35における下端部の外径L1は、内筒体50の内径L2よりも大きくなっている。図示の例では、円筒部35における下端部の外径L1は12.1mmであり、内筒体50の内径L2(図1参照)は11.9mmである。
また、円筒部35における上端部の外径L3は、内筒体50の内径L2よりも小さくなっている。図示の例では、突起部31における上端部の外径L3は11.8mmである。また、突起部31(円筒部35)の軸方向の大きさL4は5mmである。
変形例に係る突起部31Bでは、軸方向の長さが突起部31よりも大きくなっている。突起部31Bの軸方向の大きさは、キャップ本体30の軸方向の大きさの半分よりも大きくなっている。これにより、内筒体50の内周面に当接する突起部31Bの下端部の位置を、突起部31よりも下方に位置させることが可能になり、継手用キャップ1が、内筒体50を安定した状態で保持することができる。
また突起部31が、下方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向けて延びているので、内筒体50の内周面と、突起部31と、の径方向の寸法管理が容易になり、継手用キャップ1および内筒体50それぞれの寸法公差の範囲内で、確実に内筒体50を保持することができる。
また、突起部31が円弧状に延びているので、内筒体50の内周面に対して突起部31が当接する範囲を周方向に大きく確保することができる。これにより、突起部31により内筒体50をより一層強固に保持することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
また、本実施形態では、一対の突起部32同士における、下端部間の径方向の最大幅L5は、内筒体50の内径L2よりも大きくなっている。また、一対の突起部32同士における、上端部間の径方向の最大幅L6は、内筒体50の内径L2よりも小さくなっている。
次に、本発明の第3実施形態について、図6を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
このように、突起部34が保持筒部33の下端縁に配置されていることで、内筒体50の内周面に当接する突起部34の下端部の位置を下方に位置させながら、突起部34の軸方向の大きさを抑えることができる。これにより、継手用キャップ1により内筒体50を安定した状態で保持しながら、突起部34の耐久性を確保することができる。
次に、本発明の第4実施形態について、図7を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
一対の突起部36は、下方から見た平面視において、径方向のうちの互いに対向する方向と直交する方向に延びている。
また、本実施形態では、一対の突起部36同士における、下端部間の径方向の最大幅L5は、内筒体50の内径L2よりも大きくなっている。また、一対の突起部36同士における、上端部間の径方向の最大幅L6は、内筒体50の内径L2よりも小さくなっている。
また、上記各実施形態においては、突起部31が、下方から見た平面視で、周方向に間隔をあけて複数配置されている構成を示したが、このような態様に限られない。突起部31は、例えば下方に向かうに従い漸次、拡径する筒状をなしてもよい。
10 継手
10A 開口部
30 キャップ本体
31、32、34、36 突起部
35 円筒部
50 内筒体
60 パイプ
Claims (6)
- 端部内に内筒体が挿入されたパイプが接続される継手に取付けられ、
前記パイプが前記継手に接続される前の状態で、前記内筒体を保持しながら前記継手の開口部を閉塞する継手用キャップであって、
前記開口部を覆うキャップ本体と、
前記キャップ本体から、前記開口部の中心軸線に沿う軸方向に突出し、かつ前記継手内に配置される突起部と、を備え、
前記突起部は、前記軸方向のうち、前記キャップ本体に対して、前記開口部が位置する一方側に向かうに従い漸次、前記中心軸線と直交する径方向の外側に向けて延びるとともに、前記継手内に配置される内筒体の内周面に当接して、前記内筒体を保持することを特徴とする継手用キャップ。 - 前記突起部は、前記開口部側から見た平面視で、前記中心軸線周りに周回する周方向に間隔をあけて複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の継手用キャップ。
- 前記突起部は、前記中心軸線と同軸に配置された円弧状に延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の継手用キャップ。
- 前記突起部は、複数配置されることで、前記中心軸線と同軸に配置された円筒部を形成し、
前記円筒部における、前記軸方向の一方側の端部の外径は、前記内筒体の内径よりも大きく、
前記円筒部における、前記軸方向の他方側の端部の外径は、前記内筒体の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の継手用キャップ。 - 前記突起部は、前記中心軸線を前記径方向に挟む位置に各別に配置された一対の板状部材であり、
一対の前記突起部同士における、軸方向の一方側の端部間の前記径方向の最大幅は、前記内筒体の内径よりも大きく、
一対の前記突起部同士における、軸方向の他方側の端部間の前記径方向の最大幅は、前記内筒体の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の継手用キャップ。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の継手用キャップと、
前記突起部で保持された前記内筒体と、を備えることを特徴とする継手。
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CN111232428A (zh) * | 2020-03-12 | 2020-06-05 | 青岛豪德博尔实业有限公司 | 一种带法兰涂塑钢管的保护装置及其保护包装方法 |
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JP2005233350A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 樹脂パイプ用継手構造および樹脂パイプ用継手を用いた樹脂パイプ接続方法 |
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