JP2020172954A - 防塵キャップ、防塵キャップ取付構造及び防塵キャップ取付方法 - Google Patents

防塵キャップ、防塵キャップ取付構造及び防塵キャップ取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020172954A
JP2020172954A JP2019073967A JP2019073967A JP2020172954A JP 2020172954 A JP2020172954 A JP 2020172954A JP 2019073967 A JP2019073967 A JP 2019073967A JP 2019073967 A JP2019073967 A JP 2019073967A JP 2020172954 A JP2020172954 A JP 2020172954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
main body
dustproof cap
male screw
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019073967A
Other languages
English (en)
Inventor
継雄 塚越
Tsuguo Tsukakoshi
継雄 塚越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Flowtech Corp
Original Assignee
Bridgestone Flowtech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Flowtech Corp filed Critical Bridgestone Flowtech Corp
Priority to JP2019073967A priority Critical patent/JP2020172954A/ja
Publication of JP2020172954A publication Critical patent/JP2020172954A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

【課題】継手への取付時の作業性の向上と、継手からの難離脱性とを両立させることができる防塵キャップを得る。【解決手段】防塵キャップ10は、一端側に他の管体を接続するための雌ねじ部70が設けられた筒状の継手60に取り付けられる防塵キャップであって、筒状の本体部12と、本体部12の外周面に形成され、本体部12の一端部12Aの側から雌ねじ部70に締結される雄ねじ部14と、本体部12の一端部12Aから雄ねじ部14を含む位置に設けられ、本体部12の軸方向に沿って形成されたスリット18と、本体部12の他端部12Bに形成され、継手60の内部を塞ぐ蓋部16と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、防塵キャップ、防塵キャップ取付構造及び防塵キャップ取付方法に関する。
下記特許文献1には、平面部から突出する環状突起部を備えたキャップ体を備え、継手本体の円筒コア部と環状凸部との間に、キャップ体の環状突起部を押し込んで嵌合させることで、キャップ体を継手本体に取り付ける構造が開示されている。
下記特許文献2には、平面部から突出する円形状の栓体を備えたキャップ本体を備え、継手本体の端部の内面に栓体を装着することで、キャップ本体を継手本体に取り付ける構造が開示されている。
特開2012−117555号公報 特開2017−133676号公報
特許文献1に記載の構造では、継手本体の円筒コア部と環状凸部との間に、キャップ体の環状突起部を軸方向に押し込んで嵌合させるため、キャップ体に外力が加わると、環状突起部が継手本体の円筒コア部と環状凸部との間から外れやすい。
また、特許文献2に記載の構造では、継手本体の端部の内面にキャップ本体の栓体を軸方向に装着するため、キャップ本体に外力が加わると、栓体が継手本体の端部の内面から外れやすい。
一方、継手の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が形成されたキャップ体を備え、キャップ体の雄ねじ部を継手の雌ねじ部に締結する(すなわち、螺合させる)ことで、キャップ体を継手に取り付ける構造も考えられる。しかし、この構造では、キャップ体の雄ねじ部を継手の雌ねじ部に締結するために、キャップ体を周方向に回転させる必要があるため、キャップ体を継手に取り付ける際の作業性が低下する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、継手への取付時の作業性の向上と、継手からの難離脱性(すなわち、外れにくさ)とを両立させることができる防塵キャップを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1の発明に係る防塵キャップは、一端側に他の管体を接続するための雌ねじ部が設けられた筒状の継手に取り付けられる防塵キャップであって、筒状の本体部と、前記本体部の外周面に形成され、前記本体部の一端部の側から前記雌ねじ部に締結される雄ねじ部と、前記本体部の前記一端部から前記雄ねじ部を含む位置に設けられ、前記本体部の軸方向に沿って形成されたスリットと、前記本体部の他端部に形成され、前記継手の内部を塞ぐ蓋部と、を有する。
請求項1に記載の防塵キャップによれば、筒状の本体部の外周面に、本体部の一端部の側から継手の雌ねじ部に締結される雄ねじ部が形成されている。本体部の一端部から雄ねじ部を含む位置には、本体部の軸方向に沿ってスリットが形成されている。防塵キャップを継手に取り付けるときは、本体部を一端部の側から継手の一端側に軸方向に圧入する。これにより、スリットにより本体部の雄ねじ部が縮径し、本体部の雄ねじ部が継手の中間部側に押し込まれる。さらに、本体部の継手の中間部側への圧入が完了すると、本体部が拡径することで、本体部の雄ねじ部と継手の雌ねじ部とが締結された状態(すなわち、嵌合された状態)となる。これにより、防塵キャップを取り付ける際には、防塵キャップの本体部を継手に圧入すればよいので、防塵キャップの継手への取付時の作業性が向上する。また、防塵キャップの取付完了時に本体部の雄ねじ部と継手の雌ねじ部とが締結された状態となるため、防塵キャップを周方向に回転させなければ、本体部の雄ねじ部を継手の雌ねじ部から外すことができない。このため、防塵キャップが継手から外れにくい。
請求項2の発明に係る防塵キャップは、請求項1に記載の防塵キャップにおいて、前記スリットは、前記本体部の周方向に間隔をおいて複数設けられている。
請求項2に記載の防塵キャップによれば、スリットは、本体部の周方向に間隔をおいて複数設けられているので、本体部を一端部の側から継手の一端側に圧入したときに、本体部の雄ねじ部が縮径しやすい。このため、本体部の雄ねじ部を継手に圧入しやすくなり、防塵キャップの継手への取付時の作業性がより確実に向上する。
請求項3の発明に係る防塵キャップは、請求項1又は請求項2に記載の防塵キャップにおいて、前記スリットの幅は、前記他端部の側から前記一端部の側に向かって徐々に又は段階的に大きくなる。
請求項3に記載の防塵キャップによれば、スリットの幅は、本体部の他端部の側から一端部の側に向かって徐々に又は段階的に大きくなるので、本体部に線状の切れ込みを入れる構成と比較して、本体部を一端部の側から継手の一端側に圧入したときに、本体部の雄ねじ部が縮径しやすい。このため、本体部の雄ねじ部を継手に圧入しやすくなり、防塵キャップの継手への取付時の作業性がさらに確実に向上する。
請求項4の発明に係る防塵キャップは、請求項1又は請求項2に記載の防塵キャップにおいて、前記スリットの幅は、前記他端部の側から前記一端部の側に向かって徐々に大きくなり、前記本体部の側面視にて前記スリットの開口の角度が2°以上90°以下に設定されている。
請求項4に記載の防塵キャップによれば、本体部の側面視にてスリットの開口の角度が2°以上90°以下に設定されている。これにより、スリットの開口の角度が2°より小さい構成と比較して、本体部を雄ねじ部の側から継手の一端側に圧入したときに、本体部の雄ねじ部が縮径しやすい。このため、本体部の雄ねじ部を継手に圧入しやすくなり、防塵キャップの継手への取付時の作業性がよりいっそう向上する。また、スリットの開口の角度が90°より大きい構成と比較して、本体部の剛性の低下が抑制される。
請求項5の発明に係る防塵キャップ取付構造は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の防塵キャップを備え、前記継手の他端側にはホースが接続されており、前記雄ねじ部が前記継手の前記雌ねじ部に締結され、前記蓋部によって前記継手の一端側の内部が塞がれている。
請求項5に記載の防塵キャップ取付構造によれば、継手の他端側にはホースが接続されており、防塵キャップの雄ねじ部が継手の雌ねじ部に締結され、蓋部によって継手の一端側の内部が塞がれている。このため、防塵キャップの本体部を継手に圧入することで、防塵キャップが継手に取り付けられるので、防塵キャップの継手への取付時の作業性が向上する。また、防塵キャップの取付完了時に本体部の雄ねじ部と継手の雌ねじ部とが締結されているので、防塵キャップを周方向に回転させなければ、本体部の雄ねじ部を継手の雌ねじ部から外すことができず、防塵キャップが継手から外れにくい。
請求項6の発明に係る防塵キャップ取付方法は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の防塵キャップを前記本体部の前記一端部の側から前記継手の前記雌ねじ部の側に軸方向に圧入することで、前記雄ねじ部を縮径させて前記継手の中間部側に押し込み、前記雄ねじ部が拡径することより前記雄ねじ部が前記雌ねじ部に締結された状態とする。
請求項6に記載の防塵キャップ取付方法によれば、防塵キャップの本体部を継手に軸方向に圧入することで、防塵キャップが継手に取り付けられるので、防塵キャップの継手への取付時の作業性が向上する。また、防塵キャップの取付完了時に本体部の雄ねじ部と継手の雌ねじ部とが締結されているので、防塵キャップを周方向に回転させなければ、本体部の雄ねじ部を継手の雌ねじ部から外すことができず、防塵キャップが継手から外れにくい。
本願発明によれば、継手への取付時の作業性の向上と、継手からの難離脱性(すなわち、外れにくさ)とを両立させることができる。
一実施形態に係る防塵キャップが継手に取り付けられた防塵キャップ取付構造の一例を示す側面図である。 一実施形態に係る防塵キャップを示す斜視図である。 一実施形態に係る防塵キャップを示す側面図である。 一実施形態に係る防塵キャップが継手に取り付けられる前の状態を示す半裁断面図である。 一実施形態に係る防塵キャップが継手に取り付けられた状態を示す半裁断面図である。 比較例に係る防塵キャップが継手に取り付けられる工程を説明する側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、一実施形態に係る防塵キャップが継手に取り付けられた防塵キャップ取付構造S50が側面図にて示されている。図1に示されるように、防塵キャップ取付構造S50は、継手60にホース80が接続されたホースアセンブリ52と、継手60に取り付けられた防塵キャップ10と、を備えている。
図1に示されるように、継手60は、筒状の継手本体62と、継手本体62の軸方向の一端側に設けられた接続部64と、継手本体62の軸方向の他端側に設けられた金属製のスリーブ66と、を備えている(図4参照)。スリーブ66は、ホース80を継手本体62に固定する機能を有する。より具体的には、スリーブ66の半径方向内側には、継手本体62の芯部(図示省略)が設けられており、スリーブ66の軸方向の端部(接続部64側の端部)は、継手本体62に係止されている。ホース80の継手60への組付け時には、スリーブ66と継手本体62の芯部との間にホース80の端部が挿入され、外側からスリーブ66が加締られることで、スリーブ66によってホース80が芯部に押圧され、ホース80が継手60に接続される。
図4に示されるように、継手本体62は、略円筒状に形成されており、内部に流体(例えば液体)が通る流路63が形成されている。継手本体62の軸方向の一端側には、外周面62Aから半径方向外側に突出する突起62Bが設けられている。継手本体62の軸方向の中間部(スリーブ66よりも中間部側)には、半径方向外側に突出する略六角形状の大径部62Cが設けられている。大径部62Cにスパナを掛けて継手本体62を固定することで、他の配管を接続部64の雌ねじ部70に容易に螺合しやすくなる。
接続部64は、継手本体62に他の管体(図示省略)を接続する機能を有する。図4に示されるように、接続部64は、継手本体62に対して周方向に回転可能とされている。接続部64の一端側には、略円筒状の筒部64Aが設けられており、筒部64Aの内面には、他の管体(図示省略)を接続するための雌ねじ部70が形成されている。接続部64の他端側には、筒部64Aから延びた延出部64Bと、延出部64Bの他端部(筒部64Aと反対側の端部)から半径方向内側に突出する突起部64Cとが設けられている。突起部64Cの内径は、継手本体62の突起62Bの外径よりも小さい。また、突起部64Cの内径は、継手本体62の大径部62Cの外径よりも小さい。すなわち、突起部64Cは、継手本体62の突起62Bと大径部62Cとの間に配置されている。
突起部64Cが継手本体62の突起62Bに係止されることで、接続部64が継手本体62から抜けない構成とされている。突起部64Cの内面と継手本体62の外周面62Aとの間には、隙間が形成されており、接続部64と継手本体62とが相対的に周方向に回転可能とされている。
図1に示されるように、防塵キャップ10は、継手60の接続部64に取り付けられることで、継手60の内部(すなわち、接続部64から継手本体62の内部)にゴミ、埃、塵などが入り込むことを阻止する機能を有する。図2及び図3に示されるように、防塵キャップ10は、筒状の本体部12と、本体部12の外周面の一端部12A側から他端部12B側に向かって形成された雄ねじ部14と、本体部12の他端部12Bに形成された蓋部16と、を備えている。本体部12の一端部12Aから雄ねじ部14を含む位置には、本体部12の軸方向に沿って複数(本実施形態では、4本)のスリット18が形成されている。
防塵キャップ10は、本体部12の一端部12Aから雄ねじ部14を含む部位に複数のスリット18が形成されていることで、本体部12の雄ねじ部14を含む部位が外力により縮径するように弾性変形可能とされている。さらに、防塵キャップ10は、外力が解除されると元の外径状態に弾性復帰可能に構成されている。防塵キャップ10は、本体部12の雄ねじ部14を含む部位が半径方向に弾性変形可能な材料で形成されている。本実施形態では、防塵キャップ10は、合成樹脂で形成されている。
本体部12は、略円筒状とされており、本体部12の外径は、接続部64の筒部64Aの内径よりも僅かに小さい。これにより、本体部12の一端部12Aの末端が接続部64の筒部64Aの内部に挿入可能となる。
雄ねじ部14は、本体部12の外周面の一端部12Aと他端部12Bとの間の中間部付近に形成されている。本実施形態では、本体部12の一端部12Aの末端付近には、雄ねじ部14が形成されていない。雄ねじ部14は、一端部12A側から接続部64の雌ねじ部70に締結可能に構成されている。より詳細には、雄ねじ部14は、本体部12の雄ねじ部14を含む部位が縮径しない状態で、接続部64の雌ねじ部70に締結可能(すなわち、嵌合可能)な寸法に設定されている。雄ねじ部14のねじ山の肉厚は、例えば、1.6〜2.6mmに設定されている。また、雄ねじ部14のねじ山の直径は、例えば、φ27〜32mmに設定されている。本実施形態では、雄ねじ部14のねじ山の肉厚は、2.1mmに設定されており、雄ねじ部14のねじ山の直径は、φ29.2mmに設定されている。
蓋部16は、略円形状の板状部で構成されており、筒状の本体部12の他端部12Bを塞ぐように、本体部12の軸方向に対して略直交する方向に配置されている。蓋部16の外径は、本体部12及び雄ねじ部14の外径よりも大きく、蓋部16の周縁部16Aは、本体部12から半径方向外側に鍔状に突出している。また、蓋部16の外径は、接続部64の最大部分の外径よりも小さい。さらに、防塵キャップ10の雄ねじ部14が接続部64の雌ねじ部70に締結された状態で、蓋部16の周縁部16Aは、蓋部16に隣接する接続部64の外周面から半径方向外側に突出しない形状とされている(図5参照)。
また、防塵キャップ10の雄ねじ部14が接続部64の雌ねじ部70に締結された状態で、蓋部16は、継手60の内部(接続部64及び継手本体62の内部)を塞ぐ構成とされている(図5参照)。
スリット18は、本体部12の一端部12Aの端面から雄ねじ部14を超える範囲に本体部12の軸方向に沿って形成されている。スリット18は、本体部12の周方向に間隔をおいて複数(本実施形態では、4本)設けられている。本実施形態では、スリット18は、4本形成されている。スリット18は、周方向に幅を有することが好ましい。本実施形態では、スリット18の幅(周方向の幅)は、本体部12の他端部12Bの側から一端部12Aの側に向かって徐々に大きくなる構成とされている。すなわち、スリット18は、本体部12の側面視にて、頂角が小さく設定された細長い三角形状に形成されている。
図3に示す本体部12の側面視にて、スリット18の開口の角度θ(すなわち、頂角の角度)は、2°以上90°以下に設定されていることが好ましく、3°以上60°以下に設定されていることがより好ましく、4°以上30°以下に設定されていることがさらに好ましい。本実施形態では、スリット18の開口の角度θは、約5°に設定されている。スリット18の開口の角度θを上記のように設定することで、本体部12の一端部12A側が縮径する方向に変形しやすくなる。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
まず、継手60の接続部64に防塵キャップ10を取り付ける方法(防塵キャップ取付方法)について説明する。
図4に示されるように、継手60の接続部64に防塵キャップ10を取り付けるときは、継手60の接続部64の内部に防塵キャップ10の本体部12を一端部12Aの側から軸方向(矢印A方向)に圧入する。すなわち、防塵キャップ10を周方向に回転させずに、本体部12を接続部64の内部に軸方向に圧入する。このとき、防塵キャップ10の本体部12に形成された複数のスリット18の幅(周方向の幅)が狭まり、本体部12の雄ねじ部14が縮径することで、本体部12の雄ねじ部14が接続部64の中間部側に押し込まれる。
そして、図5に示されるように、防塵キャップ10の本体部12の接続部64の中間部側への圧入が完了すると、本体部12の雄ねじ部14が拡径することで、本体部12の雄ねじ部14と接続部64の雌ねじ部70とが締結された状態(嵌合された状態)となる。これにより、継手60の接続部64に防塵キャップ10が取り付けられ、防塵キャップ取付構造S50が完成する。本実施形態では、本体部12の雄ねじ部14の直径は、元の寸法(雄ねじ部14の圧入前の寸法)には戻らず、スリット18の幅(周方向の幅)は元のスリット18の幅より僅かに狭くなり、雄ねじ部14には軽微な縮径が発生している。このような防塵キャップ取付構造S50では、防塵キャップ10の蓋部16により、継手60の接続部64及び継手本体62の内部が塞がれるので、接続部64から継手60の内部に、ゴミ、埃、塵などが入り込むことが阻止される。
上記の防塵キャップ10では、継手60の接続部64に防塵キャップ10を取り付ける際には、防塵キャップ10の本体部12を継手60の接続部64に軸方向に圧入すればよいので、防塵キャップ10の継手60の接続部64への取付時の作業性が向上する。また、防塵キャップ10の取付完了時には、本体部12の雄ねじ部14と接続部64の雌ねじ部70とが締結された状態(すなわち、嵌合された状態)となるため、防塵キャップ10を周方向に回転させなければ、本体部12の雄ねじ部14を接続部64の雌ねじ部70から外すことができない。このため、防塵キャップ10が継手60の接続部64から外れにくい。
したがって、上記の防塵キャップ10では、継手60の接続部64への取付時の作業性の向上と、継手60の接続部64からの難離脱性(すなわち、外れにくさ)とを両立させることができる。
また、上記の防塵キャップ10では、スリット18は、本体部12の周方向に間隔をおいて複数設けられている。これにより、本体部12を一端部12Aの側から継手60の接続部64の内部に圧入したときに、本体部12の雄ねじ部14が縮径しやすい。このため、本体部12の雄ねじ部14を継手60の接続部64に圧入しやすくなり、防塵キャップ10の継手60の接続部64への取付時の作業性がより確実に向上する。
また、上記の防塵キャップ10では、スリット18の幅は、本体部12の他端部12Bの側から一端部12Aの側に向かって徐々に大きくなる。これにより、本体部のスリットが切れ込み状でほとんど開口幅がない構成と比べて、防塵キャップ10の本体部12を一端部12Aの側から継手60の接続部64に圧入したときに、本体部12の雄ねじ部14が縮径しやすい。このため、本体部12の雄ねじ部14を継手60の接続部64の内部に圧入しやすくなり、防塵キャップ10の継手60の接続部64への取付時の作業性がさらに確実に向上する。
また、上記の防塵キャップ10では、本体部12の側面視にてスリット18の開口の角度θが2°以上90°以下に設定されている。これにより、スリットの開口の角度が2°より小さい構成と比較して、本体部12を一端部12Aの側から継手60の接続部64の内部に圧入したときに、本体部12の雄ねじ部14が縮径しやすい。このため、本体部12の雄ねじ部14を継手60の接続部64に圧入しやすくなり、防塵キャップ10の継手60の接続部64への取付時の作業性がよりいっそう向上する。また、スリットの開口の角度が90°より大きい構成と比較して、本体部12の剛性の低下が抑制される。
また、防塵キャップ取付構造S50では、継手60の他端側にはホース80が接続され、継手60の接続部64の雌ねじ部70に防塵キャップ10の雄ねじ部14が締結された状態(すなわち、嵌合された状態)で、蓋部16によって継手60の内部が塞がれている。この防塵キャップ取付構造S50では、防塵キャップ10の本体部12を継手60の接続部64の内部に圧入することで、防塵キャップ10が接続部64に取り付けられるので、防塵キャップ10の継手60の接続部64への取付時の作業性が向上する。また、防塵キャップ取付構造S50では、本体部12の雄ねじ部14と接続部64の雌ねじ部70とが締結された状態であるので、防塵キャップ10を周方向に回転させなければ、本体部12の雄ねじ部14を接続部64の雌ねじ部70から外すことができない。このため、防塵キャップ10が継手60の接続部64から外れにくい。
また、上記の防塵キャップ取付方法によれば、防塵キャップ10を一端部12Aの側から継手60の接続部64の内部に軸方向に圧入することで、本体部12の雄ねじ部14を縮径させて接続部64の中間部側に押し込む。そして、防塵キャップ10の押し込みが完了すると、本体部12の雄ねじ部14が拡径することにより雄ねじ部14が雌ねじ部70に締結された状態(嵌合された状態)となる。これにより、防塵キャップ10の本体部12を接続部64の内部に圧入するのみで、防塵キャップ10が継手60の接続部64に取り付けられるので、防塵キャップ10の継手60の接続部64への取付時の作業性が向上する。また、防塵キャップ10の取付完了時には、本体部12の雄ねじ部14と接続部64の雌ねじ部70とが締結されているので、防塵キャップ10を周方向に回転させなければ、本体部12の雄ねじ部14を接続部64の雌ねじ部70から外すことができない。このため、防塵キャップ10が継手60の接続部64から外れにくい。
図6には、比較例の防塵キャップ100を継手60の接続部64に取り付ける方法が示されている。
図6に示されるように、防塵キャップ100は、本体部12と、雄ねじ部14と、蓋部16と、を備えている。本体部12には、本実施形態のようなスリットは設けられていない。このため、本体部12を縮径方向に変形させることはできない。
防塵キャップ100を継手60の接続部64に取り付ける際には、防塵キャップ100を矢印Bに示すように周方向に回転させることで、防塵キャップ100の雄ねじ部14を接続部64の雌ねじ部70に締結させる(螺合させる)。このとき、防塵キャップ100を止まるまで回転させることで、外力による防塵キャップ100の接続部64からの緩みや外れなどが抑制される。
比較例の防塵キャップ100では、継手60の接続部64に取り付ける際に、人力(手作業)により防塵キャップ100を回転させる必要がある。また、人力での対応であるため、工数がかかり、また、複数の防塵キャップ100を複数の継手60にそれぞれ締結するため、指への負荷が大きい。
これに対して、本実施形態の防塵キャップ10では、防塵キャップ10を一端部12Aの側から継手60の接続部64の内部に軸方向に圧入するのみで、防塵キャップ10が継手60の接続部64に取り付けられる。このため、防塵キャップ10の継手60の接続部64への取付時の作業性が向上する。
なお、上記実施形態において、スリット18の数は4本であるが、スリット18の数や形状は変更可能である。例えば、スリットの数は3本以上に変更してもよい。また、スリットの数は、1本でもよいし、2本でもよい。防塵キャップの本体部の雄ねじ部を含む部位を外力により縮径させることを考慮すると、スリットの数は3本以上であることがより好ましい。また、スリットの幅(周方向の幅)は、例えば、本体部の他端部の側から一端部の側に向かって段階的に大きくなる構成でもよい。
また、上記実施形態において、本体部12の形状や厚さ、雄ねじ部14の位置や軸方向の寸法などは変更が可能である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
10 防塵キャップ
12 本体部
12A 一端部
12B 他端部
14 雄ねじ部
16 蓋部
18 スリット
60 継手
80 ホース
64 接続部(一端側)
70 雌ねじ部
80 ホース
S50 防塵キャップ取付構造

Claims (6)

  1. 一端側に他の管体を接続するための雌ねじ部が設けられた筒状の継手に取り付けられる防塵キャップであって、
    筒状の本体部と、
    前記本体部の外周面に形成され、前記本体部の一端部の側から前記雌ねじ部に締結される雄ねじ部と、
    前記本体部の前記一端部から前記雄ねじ部を含む位置に設けられ、前記本体部の軸方向に沿って形成されたスリットと、
    前記本体部の他端部に形成され、前記継手の内部を塞ぐ蓋部と、
    を有する防塵キャップ。
  2. 前記スリットは、前記本体部の周方向に間隔をおいて複数設けられている請求項1に記載の防塵キャップ。
  3. 前記スリットの幅は、前記他端部の側から前記一端部の側に向かって徐々に又は段階的に大きくなる請求項1又は請求項2に記載の防塵キャップ。
  4. 前記スリットの幅は、前記他端部の側から前記一端部の側に向かって徐々に大きくなり、
    前記本体部の側面視にて前記スリットの開口の角度が2°以上90°以下に設定されている請求項1又は請求項2に記載の防塵キャップ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の防塵キャップを備え、
    前記継手の他端側にはホースが接続されており、
    前記雄ねじ部が前記継手の前記雌ねじ部に締結され、前記蓋部によって前記継手の一端側の内部が塞がれている防塵キャップ取付構造。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の防塵キャップを前記本体部の前記一端部の側から前記継手の前記雌ねじ部の側に軸方向に圧入することで、前記雄ねじ部を縮径させて前記継手の中間部側に押し込み、前記雄ねじ部が拡径することより前記雄ねじ部が前記雌ねじ部に締結された状態とする防塵キャップ取付方法。
JP2019073967A 2019-04-09 2019-04-09 防塵キャップ、防塵キャップ取付構造及び防塵キャップ取付方法 Pending JP2020172954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019073967A JP2020172954A (ja) 2019-04-09 2019-04-09 防塵キャップ、防塵キャップ取付構造及び防塵キャップ取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019073967A JP2020172954A (ja) 2019-04-09 2019-04-09 防塵キャップ、防塵キャップ取付構造及び防塵キャップ取付方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020172954A true JP2020172954A (ja) 2020-10-22

Family

ID=72830960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019073967A Pending JP2020172954A (ja) 2019-04-09 2019-04-09 防塵キャップ、防塵キャップ取付構造及び防塵キャップ取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020172954A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112978204A (zh) * 2021-02-24 2021-06-18 襄阳和同利输送设备有限公司 一种易拆装的落煤管及其使用方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52170159U (ja) * 1976-06-18 1977-12-23
JPS5540297U (ja) * 1978-09-08 1980-03-14
JPS579753U (ja) * 1980-06-19 1982-01-19
JPH0173523U (ja) * 1987-07-04 1989-05-18
EP0325898A1 (en) * 1987-12-23 1989-08-02 Antonio Montanari A temporary plug for hydraulic and fluid ducts
JPH0727264A (ja) * 1993-05-14 1995-01-27 Michizou Nishimura 圧縮管継手
JP2003097787A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Sowa:Kk 管用キャップ
JP3943120B1 (ja) * 2006-04-25 2007-07-11 ゼルワ−ク株式会社 ラッキングカバーのキャップ
JP2008155961A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Lion Corp ヒンジキャップ付き容器の構造
JP2015031342A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社タブチ 継手

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52170159U (ja) * 1976-06-18 1977-12-23
JPS5540297U (ja) * 1978-09-08 1980-03-14
JPS579753U (ja) * 1980-06-19 1982-01-19
JPH0173523U (ja) * 1987-07-04 1989-05-18
EP0325898A1 (en) * 1987-12-23 1989-08-02 Antonio Montanari A temporary plug for hydraulic and fluid ducts
JPH0727264A (ja) * 1993-05-14 1995-01-27 Michizou Nishimura 圧縮管継手
JP2003097787A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Sowa:Kk 管用キャップ
JP3943120B1 (ja) * 2006-04-25 2007-07-11 ゼルワ−ク株式会社 ラッキングカバーのキャップ
JP2008155961A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Lion Corp ヒンジキャップ付き容器の構造
JP2015031342A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社タブチ 継手

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112978204A (zh) * 2021-02-24 2021-06-18 襄阳和同利输送设备有限公司 一种易拆装的落煤管及其使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9556980B2 (en) Fluid coupling and retainer for fluid coupling
WO2014181686A1 (ja) 合成樹脂製管継手
JP5518408B2 (ja) 配管用継手
WO2017086142A1 (ja) ダストカバー及び密封構造
JP2008025615A (ja) 管継手
US11371635B2 (en) Connector and assembly method for connector
JP2020120568A (ja) ケーブルグランド
US6773040B2 (en) Spacer-less type pipe joint and packing ring used for the same
JP2020172954A (ja) 防塵キャップ、防塵キャップ取付構造及び防塵キャップ取付方法
JP2018152941A (ja) ケーブルクランプ
US7699357B2 (en) Coupling for tubes
JP5818855B2 (ja) 管継手
JP2020092515A (ja) ケーブルグランド
JP4066397B2 (ja) 管体接続方法
JP2008240865A (ja) ダストカバーの固定構造
JP7020879B2 (ja) 継手用キャップ、および継手
JP4205607B2 (ja) グロメット
JP2007263347A (ja) 防振ブッシュ
US20230025594A1 (en) Locking fitting for a fluid coupling
US12012990B2 (en) Bushing assembly
JP2000074274A (ja) 管体接続構造
US11422013B2 (en) Sensor housing
JP4568630B2 (ja) 管継手
JP3057718U (ja) ガスコック
KR20160052355A (ko) 조인트

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230801