JP3057718U - ガスコック - Google Patents

ガスコック

Info

Publication number
JP3057718U
JP3057718U JP1998007148U JP714898U JP3057718U JP 3057718 U JP3057718 U JP 3057718U JP 1998007148 U JP1998007148 U JP 1998007148U JP 714898 U JP714898 U JP 714898U JP 3057718 U JP3057718 U JP 3057718U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
connection
main body
cylinder
cylindrical portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998007148U
Other languages
English (en)
Inventor
博之 永野
Original Assignee
株式会社藤井合金製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社藤井合金製作所 filed Critical 株式会社藤井合金製作所
Priority to JP1998007148U priority Critical patent/JP3057718U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3057718U publication Critical patent/JP3057718U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Taps Or Cocks (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスコックの破損を抑えること。 【解決手段】 ガス通路(100) 開閉用の開閉機構(3) を
装備した本体部(1) と、本体部(1) に於けるガス通路(1
00) のガス入口及びガス出口に連結された配管接続用の
接続筒(2a)(2b)と、を具備するガスコックにおいて、接
続筒(2a)(2b)の少なくとも一方がガス入口又はガス出口
に対して回動自在に連結されていること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、ガスコック、特に、ガス通路開閉用の開閉機構を装備した本体部 と、この本体部に設けられて前記ガス通路に連通する配管接続用の接続筒と、を 具備するガスコックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来のガスコックの断面図である。 同図に示す従来のガスコックは、前記した本体部(90)及び接続筒(91)(92)が一 体成形された構成となっており、接続筒(91)(92)は、本体部(90)から相互に反対 方向に突出している。
【0003】 そして、本体部(90)に装備されたガス通路開閉用の開閉機構(9a)は、前記開閉 の為の閉子(93)と、これを本体部(90)の外部から回動操作する為の操作つまみ(9 4)と、を具備する構成となっている。 又、接続筒(91)には、例えば、同図に示すように、ガス器具のガス取入口(7) に設けられたネジ筒部(71)が螺合接続される。又、接続筒(92)及びこれに挿入螺 合される係合筒(95)は、フレキ管継手の雌具及び雄具となっており、係合筒(95) を介してフレキ管(8) が接続筒(92)に接続される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このものでは、一般に、接続される配管の種類や大きさ等に応じて複数の異な る仕様の接続筒(91)(92)が必要であり、又、本体部(90)もその大きさや検査プラ グの有無等に応じて複数種類の仕様のものが必要である。これによって、このガ スコックの種類が大幅に多くなる。
【0005】 従って、このガスコックの生産に際して、出荷状況の変化に対応して生産種類 を頻繁に変えると、その都度、生産ラインを大幅に変更しなければならない。又 、出荷状況の変化に拘らず出荷数を確保しようとするとこのガスコックの在庫が 過多となり易い。 この不都合を解消する為、本体部(90)と接続筒(91)(92)とを別体に形成し、本 体部(90)に於けるガス通路のガス入口及びガス出口に対して、接続筒(91)(92)を 螺合等により連結したものが考えられる。
【0006】 このものでは、本体部(90)と接続筒(91)(92)とを別々に製造し且つ別々に在庫 できるから、出荷状況の変化に対応して必要種類の本体部と各接続筒とを組み付 けることによって、前記必要種類が頻繁に変わっても生産ラインを殆ど変更しな くて済む。又、このガスコックの完成状態での在庫を抑えられる。 ところが、本体部(90)と接続筒(91)(92)とに捩り力が作用すると、これら両者 に生じる捩り応力によって、連結部やその他の部分が破損したり劣化し易い。
【0007】 本考案は、破損や劣化を抑えることを課題とする。 [1項]
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために講じた本考案の解決手段は、『ガス通路開閉用 の開閉機構を装備した本体部と、前記本体部に於ける前記ガス通路のガス入口及 びガス出口に連結された配管接続用の接続筒と、を具備するガスコックにおいて 、 前記接続筒の少なくとも一方が前記ガス入口又は前記ガス出口に対して回動自 在に連結されていることを特徴とする』ものである。
【0009】 このものでは、接続筒の少なくとも一方が本体部のガス入口又はガス出口に対 して回動自在に連結されているから、これら本体部と接続筒とに捩り力が作用し ても、この捩り力は、前記回動により吸収される。 尚、本体部と各接続筒とは、例えば、これら各部が直線状に並ぶものや、L字 状に並ぶものを含む。
【0010】 又、開閉機構としては、例えば、閉子を用いたものや、スライド栓を用いたも のを含む。
【0011】
【考案の効果】
本考案では、以上説明したように、このガスコックの本体部と接続筒とに捩り 応力が残りにくいから、このガスコックの破損や前記応力による劣化が抑えられ る。 [2項] 上記1項に於いて、『前記本体部は、前記ガス入口と前記ガス出口とが同軸線 上にある』ものでは、接続筒への配管接続時に、これら接続筒の各々に対してこ れらを相対回動させる方向の外力が加わり易いが、この場合であっても、上記1 項の場合と同様にしてガスコックの破損が抑えられる。
【0012】 [3項] 上記2項に於いて、『前記接続筒の一方は、前記ガス入口及び前記ガス出口の 一方に前記回動自在に連結され、前記接続筒の他方は、前記ガス入口及び前記ガ ス出口の他方に螺合した』ものでは、配管接続時に、接続筒の各々に前記螺合を 緩める方向の外力が加わっても、接続筒の一方がガス入口及びガス出口の一方に 回動自在に連結されていることから、前記外力が前記回転により吸収されて、前 記螺合が緩まない。従って、この点でも、ガスコックの破損が抑えられる。
【0013】 [4項] 上記3項に於いて、『前記開閉機構は、前記ガス通路開閉の為の閉子を備え、 前記ガス入口及び前記ガス出口は、前記本体部に於ける前記閉子を周方向に包囲 する筒状周壁から突出する円筒部であり、前記各接続筒の外周部には、前記配管 接続時に用いられる多角形断面の工具対向部が形成された』ものでは、各接続筒 の外周部に形成された工具対応部をスパナ等の締付工具で保持した状態で各接続 筒に配管が接続される。
【0014】 このとき、接続筒が連結されたガス入口及びガス出口は、本体部の筒状周壁か ら突出する円筒部であるから、この円筒部が接続筒の外部に露出していても、こ の円筒部をスパナ等の締付工具で保持できず、又、筒状周壁もスパナ等の締付工 具で保持できない。 従って、前記接続に際して、本体部と接続筒との螺合を不用意に緩めてしまう ことがなく、この点でも、ガスコックの破損が抑えられる。
【0015】 尚、接続筒の一方が円筒部の一方に対して内挿状態に回動自在に連結されるも のや、外嵌状態に回動自在に連結されるものを含む。同様に、接続筒の他方が円 筒部の他方に対して挿入状態に螺合するものや、外嵌状態に螺合するものを含む 。 [5項] 上記4項に於いて、『前記螺合部での前記円筒部への前記接続筒の締込トルク は、手動操作で締め込まれる程度の大きさに設定され、前記螺合部での前記円筒 部と前記接続筒との間に接着剤が介在される』ものでは、円筒部への接続筒の締 込トルクは、手動操作で締め込まれる程度の大きさに設定されており比較的小さ いが、これら円筒部と接続筒との間には、接着剤が介在されるから、これら円筒 部と接続筒との結合強度が確保される。
【0016】 このものでは、円筒部及び接続筒の螺合面の少なくとも一方に接着剤を塗布し た状態で、円筒部に対して接続筒を手動操作により締め込むと、これら両者が結 合されたものとなる。従って、前記結合の為の作業が簡単となる。 このものでは、接続筒の一方が本体部に回動自在に連結されていることから、 上記した相対回動方向の外力が加わっても、接続筒の他方と本体部との接着状態 が破れない。従って、これら両者の緩み防止の効果が特に顕著となる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の実施の形態を、図面に基づいて説明する。 図1は、本願考案の実施の形態に於けるガスコックの組立て斜視図であり、図 2は、図1のガスコックの組立て完成状態でのIIーII断面図である。 この実施の形態のガスコックは、図1及び図2に示すように、既述した本体部 (1) と第1接続筒(2a)及び第2接続筒(2b)とが直線状に並ぶように連結された構 成となっており、本体部(1) に装備されたガス通路(100) 開閉用の開閉機構(3) は、閉子(31)を用いた構成となっている。
【0018】 [各部の構成について] *本体部(1) * 本体部(1) は、図1及び図2に示すように、開閉機構(3) の閉子(31)を周方向 に包囲する筒状周壁(10)と、この筒状周壁(10)から相互に反対方向に突出する第 1円筒部(11)及び第2円筒部(12)と、を具備する構成となっており、筒状周壁(1 0)の軸方向の一端は、底壁(13)により閉塞されている。
【0019】 図2に示すように、筒状周壁(10)の内周面は、底壁(13)に向って直径縮小する テーパ面となっており、この筒状周壁(10)内には、前記内周面に一致する逆円錐 台形状の閉子(31)が収容されている。 そして、第1円筒部(11)及び第2円筒部(12)は、筒状周壁(10)内に連通してお り、第1円筒部(11)がこの本体部(1) のガス通路(100) のガス出口、第2円筒部 (12)がガス入口となっている。又、これら第1円筒部(11)及び第2円筒部(12)は 、同軸上に配置されている。
【0020】 第1円筒部(11)は、基端側の大径部(111) と先端側の小径部(112) とから構成 されており、大径部(111) には、後述の第1接続筒(2a)が外嵌した状態で第1接 続筒(2a)との間の気密を確保する為のOリング(14)が外嵌装着されている。 小径部(112) には、第1接続筒(2a)を第1円筒部(11)に対して抜止め状態に維 持する為の抜止め部材(4) を止着させる止着部(15)が形成されており、このもの では、止着部(15)を周方向に亙って延びる環状溝としている。又、抜止め部材(4 ) は、止着部(15)に止着された状態で小径部(112) よりも外周側に突出する構成 となっており、このものでは、前記環状溝(止着部(15))に嵌め込まれる止めリ ングとしている。
【0021】 第2円筒部(12)の先端側部分の内周面は、基端側部分の内周面よりも大径に設 定された雌ネジ部(121) となっており、雌ネジ部(121) と前記基端側部分の内周 面との間の境界端面(101) は、後述のネジ筒部(25)の先端面と対向している。 *開閉機構(3) * 上記した開閉機構(3) は、図2に示すように、上記した閉子(31)と、この閉子 (31)から底壁(13)とは反対方向に延びる軸部(32)と、この軸部(32)に固定され且 つ本体部(1) の外部に位置した操作つまみ(33)と、を備えており、この操作つま み(33)を回動操作して閉子(31)を回動させることによりガス通路(100) が開閉さ れる構成となっている。
【0022】 そして、この開閉機構(3) は、筒状周壁(10)の内周面と閉子(31)との密な接触 状態を確保する為に閉子(31)を底壁(13)側に付勢する為のバネ(35)と、このバネ (35)を受けるように軸部(32)に対して回止め状態に嵌合するバネ受け部材(34)と 、このバネ受け部材(34)の筒状周壁(10)からの脱出を阻止するように筒状周壁(1 0)に嵌着された止めリング(36)と、この止めリング(36)とバネ受け部材(34)との 間に介在されてこれら両者の相対回動をスムーズにする為の滑動部材(37)と、を 備えている。
【0023】 *第1接続筒(2a)* 上記した第1接続筒(2a)は、図2に示すように、その一方側部分が本体部(1) の第1円筒部(11)の全体(大径部(111) 及び小径部(112) )に外嵌する構成とな っており、前記一方側部分の内の大径部(111) との対応部分は、Oリング(14)に 対して回動自在に摺動する大きさに形成されている。これによって、第1接続筒 (2a)は、本体部(1) (第1円筒部(11))に対して回動自在となっている。
【0024】 又、小径部(112) との対応部分には、その内周面から突出する係合片部(21)が 形成されている。この係合片部(21)は、大径部(111) と小径部(112) との境界端 面から離れる方向に於いて上記止着状態の抜止め部材(4) に対して係合する構成 となっており、このものでは、環状片となっている。従って、第1接続筒(2a)が 本体部(1) (第1円筒部(11))に対して回動自在に連結されたものとなる。
【0025】 更に、第1接続筒(2a)の他方側部分の内周面は、配管接続用の雌ネジ部(22)と なっており、この第1接続筒(2a)の外周部全体は、前記配管接続時に用いられる 多角形断面の工具対応部(20a) となっている。 *第2接続筒(2b)* 上記した第2接続筒(2b)には、図2に示すように、その主体部から軸方向に突 出するネジ筒部(25)が備えられており、このネジ筒部(25)は、第2円筒部(12)の 雌ネジ部(121) に螺合する構成となっている。この螺合によって、第2接続筒(2 b)が本体部(1) (第2円筒部(12))に連結されたものとなる。
【0026】 ネジ筒部(25)の先端面には、その周方向に延びる溝部に嵌め込まれるようにO リング(26)が装着されている。このOリング(26)は、ネジ筒部(25)が第2円筒部 (12)に締め込まれた状態で境界端面(101) に押し付けられて、ネジ筒部(25)と境 界端面(101) との間の気密を確保するようになっている。 この第2接続筒(2b)の主体部には、フレキ管(8) に対し外嵌状態に係合する係 合筒(2c)が挿入状態に螺合するようになっており、これら第2接続筒(2b)及び係 合筒(2c)がフレキ管継手の雌具及び雄具となっている。尚、係合筒(2c)は、その 挿入側部分にある複数の爪片部(28)がフレキ管(8) の谷部に入り込む構成となっ ており、第2接続筒(2b)への螺合状態では、第2接続筒(2b)により爪片部(28)の 拡大、つまり、爪片部(28)の前記谷部からの脱出、が阻止されている。
【0027】 そして、第2接続筒(2b)の主体部の外周部は、フレキ管接続時に用いられる多 角形断面の工具対応部(20b) となっており、係合筒(2c)に於いて第2接続筒(2b) に対する非挿入部分の外周部は、フレキ管接続時に用いられる多角形断面の工具 対応部(20c) となっている。 又、この第2接続筒(2b)の主体部には、フレキ管(8) との間の気密を確保する 為のOリング(27)が内挿状態に装着されている。
【0028】 [ガスコックの組立及び配管接続について] このガスコックの組立に際しては、本体部(1) の第1円筒部(11)に第1接続筒 (2a)を外嵌させた後に、抜止め部材(4) を雌ネジ部(22)側から第1接続筒(2a)内 に挿入して第1円筒部(11)の止着部(15)に止着する。 この止着状態では、上記したように、抜止め部材(4) と係合片部(21)とが第1 接続筒(2a)の軸方向に係合し且つ第1接続筒(2a)がOリング(14)に対して回動自 在に摺動することから、この第1接続筒(2a)が本体部(1) (第1円筒部(11))に 対して回動自在に連結されたものとなる。
【0029】 又、本体部(1) の第2円筒部(12)の雌ネジ部(121) に第2接続筒(2b)のネジ筒 部(25)を締め込むと、これら第2円筒部(12)と第2接続筒(2b)とが螺合状態に連 結されたものとなる。このとき、雌ネジ部(121) 及びネジ筒部(25)のネジ部の少 なくとも一方に接着剤を塗布した状態で、第2円筒部(12)に対してネジ筒部(25) を手動操作により締め込むようにしている。
【0030】 従って、第2円筒部(12)への第2接続筒(2b)の締込トルクは、手動操作で締め 込まれる大きさであり比較的小さいが、これら相互間に介在された接着剤によっ て、これら相互の結合強度が確保されている。 又、雌ネジ部(121) 及びネジ筒部(25)のネジ部の少なくとも一方に接着剤を塗 布した状態で、第2円筒部(12)に対してネジ筒部(25)を手動操作により締め込む と、これら両者が結合されたものとなるから、前記結合の為の作業が簡単となる 。
【0031】 このガスコックの設置に際しては、第1接続筒(2a)の雌ネジ部(22)に、例えば 、図2に示すように、ガス器具のガス取入口(7) に設けられたネジ筒部(71)が螺 合接続される。この接続時には、第1接続筒(2a)の工具対応部(20a) をスパナ等 の締付工具で保持した状態で第1接続筒(2a)にネジ筒部(71)が締め込まれる。 又、第2接続筒(2b)には、上記したように、係合筒(2c)を介してフレキ管(8) が接続される。このとき、第2接続筒(2b)の工具対応部(20b) と係合筒(2c)の工 具対応部(20c) とをスパナ等の締付工具で保持した状態で第2接続筒(2b)に係合 筒(2c)が締め込まれる。
【0032】 このものでは、第1接続筒(2a)がその軸線を中心にして第1円筒部(11)に対し て回動自在となっているから、本体部(1) と第1接続筒(2a)とに捩り力が作用し ても、この捩り力は、前記回動により吸収されて、これら各部に捩り応力が残り にくい。従って、このガスコックの破損や劣化が抑えられる。 又、第1接続筒(2a)や第2接続筒(2b)への配管接続時に、これら第1接続筒(2 a)及び第2接続筒(2b)に対してこれらを相対回動させる方向の外力が加わり易い が、この場合であっても、第1接続筒(2a)が第1円筒部(11)に対して回動自在と なっていることから、前記と同様にしてこのガスコックの破損が抑えられる。
【0033】 更に、前記配管接続時に、第1接続筒(2a)及び第2接続筒(2b)に対して第2接 続筒(2b)と第2円筒部(12)との螺合を緩める方向の外力が加わっても、第1接続 筒(2a)と第1円筒部(11)との回転によって前記外力が吸収されることから、前記 螺合が緩まない。従って、この点でも、ガスコックの破損が抑えられる。 このものでは、本体部(1) に於ける第1接続筒(2a)及び第2接続筒(2b)との接 続部分は、本体部(1) の筒状周壁(10)から突出する第1円筒部(11)及び第2円筒 部(12)であり、第1円筒部(11)は、第1接続筒(2a)により包囲されているが、第 2円筒部(12)は、第2接続筒(2b)から露出している。
【0034】 ところが、この露出した第2円筒部(12)をスパナ等の締付工具で保持できず、 又、筒状周壁(10)もスパナ等の締付工具で保持できない。従って、配管接続時に 、本体部(1) と第2接続筒(2b)との螺合を不用意に緩めてしまうことがなく、こ の点でも、ガスコックの破損が抑えられる。 このものでは、第1接続筒(2a)が本体部(1) に回動自在に連結されていること から、上記した相対回動方向の外力が加わっても、第2接続筒(2b)と本体部(1) (第2円筒部(12))との接着状態が破れない。従って、これら両者の緩み防止の 効果が特に顕著となる。 [他の実施の形態] .図3は、本願考案の他の実施の形態のガスコックの断面図である。
【0035】 上記の実施の形態では、本体部(1) と第1接続筒(2a)及び第2接続筒(2b)とが 直線状に並ぶ構成としたが、これを、同図に示すように、L字状に並ぶ構成とし てもよい。 同図に示すものでは、第1円筒部(11)は、本体部(1) の筒状周壁(10)から半径 方向に突出しており、この第1円筒部(11)内は、筒状周壁(10)内に連通している 。又、第2円筒部(12)は、本体部(1) の底壁(13)から突出しており、この第2円 筒部(12)内は、筒状周壁(10)内に連通している。更に、この第2円筒部(12)の軸 線は、筒状周壁(10)(閉子(31))の軸線に一致すると共に、第1円筒部(11)の軸 線と直交している。
【0036】 又、閉子(31)に形成されるガス挿通用の孔部は、第1円筒部(11)及び第2円筒 部(12)に連通可能となるようにL字状に形成されている。尚、他の構成は、上記 の実施の形態と同じである。 このものでは、上記の実施の形態と同様、第1接続筒(2a)が第1円筒部(11)に 対して回動自在となっているから、これら両者に捩り力が作用しても、この捩り 力は、前記回動により吸収されて、これら各部に捩り応力が残りにくい。従って 、このガスコックの破損や劣化が抑えられる。
【0037】 .上記の実施の形態では、開閉機構(3) として、閉子(31)を用いた構成を採 用したが、この他、例えば、スライド栓を用いた構成を採用してもよい。 .上記の実施の形態では、第1円筒部(11)に対して第1接続筒(2a)が外嵌状 態にて回動自在に連結される構成としたが、これを、第1円筒部(11)に対して第 1接続筒(2a)が内挿状態にて回動自在に連結される構成としてもよい。
【0038】 又、上記の実施の形態では、第2円筒部(12)に対して第2接続筒(2b)が内挿状 態に螺合する構成としたが、これを、第2円筒部(12)に対して第2接続筒(2b)が 外嵌状態に螺合する構成としてもよい。 何れの場合でも、本体部(1) に於いて第1接続筒(2a)及び第2接続筒(2b)が接 続される部分が第1円筒部(11)及び第2円筒部(12)であるから、これら第1円筒 部(11)及び第2円筒部(12)が第1接続筒(2a)及び第2接続筒(2b)から外部に露出 する構成であっても、これら第1円筒部(11)及び第2円筒部(12)をスパナ等の締 付工具で保持できない。
【0039】 .上記の実施の形態では、本体部(1) に対して第2接続筒(2b)を手動操作に より締め込んだが、これを、締込機械を用いて締め込むようにしてもよい。この 場合、締込トルクを手動操作の場合よりも大幅に大きくできるから、第2接続筒 (2b)と第2円筒部(12)との間に接着剤を介在させなくてもよい。 .上記の実施の形態では、本体部(1) に対して第1接続筒(2a)のみが回動自 在に連結される構成としたが、これを、第2接続筒(2b)も回動自在に連結される 構成としてもよい。
【0040】 .上記の実施の形態では、第1円筒部(11)をガス出口、第2円筒部(12)をガ ス入口としたが、これを、逆にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施の形態に於けるガスコックの組
立て斜視図
【図2】図1のガスコックの組立て完成状態でのIIー
II断面図
【図3】本願考案の他の実施の形態のガスコックの断面
【図4】従来のガスコックの断面図
【符号の説明】
(1) ・・・本体部 (11)・・・第1円筒部 (12)・・・第2円筒部 (2a)・・・第1接続筒 (2b)・・・第2接続筒 (25)・・・ネジ筒部 (4) ・・・抜止め部材 (21)・・・係合片部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス通路開閉用の開閉機構を装備した本
    体部と、前記本体部に於ける前記ガス通路のガス入口及
    びガス出口に連結された配管接続用の接続筒と、を具備
    するガスコックにおいて、 前記接続筒の少なくとも一方が前記ガス入口又は前記ガ
    ス出口に対して回動自在に連結されていることを特徴と
    するガスコック。
  2. 【請求項2】 前記本体部は、前記ガス入口と前記ガス
    出口とが同軸線上にある請求項1に記載のガスコック。
  3. 【請求項3】 前記接続筒の一方は、前記ガス入口及び
    前記ガス出口の一方に前記回動自在に連結され、前記接
    続筒の他方は、前記ガス入口及び前記ガス出口の他方に
    螺合した請求項2に記載のガスコック。
  4. 【請求項4】 前記開閉機構は、前記ガス通路開閉の為
    の閉子を備え、前記ガス入口及び前記ガス出口は、前記
    本体部に於ける前記閉子を周方向に包囲する筒状周壁か
    ら突出する円筒部であり、前記各接続筒の外周部には、
    前記配管接続時に用いられる多角形断面の工具対向部が
    形成された請求項3に記載のガスコック。
  5. 【請求項5】 前記螺合部での前記円筒部への前記接続
    筒の締込トルクは、手動操作で締め込まれる程度の大き
    さに設定され、前記螺合部での前記円筒部と前記接続筒
    との間に接着剤が介在される請求項4に記載のガスコッ
    ク。
JP1998007148U 1998-09-14 1998-09-14 ガスコック Expired - Lifetime JP3057718U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998007148U JP3057718U (ja) 1998-09-14 1998-09-14 ガスコック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998007148U JP3057718U (ja) 1998-09-14 1998-09-14 ガスコック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3057718U true JP3057718U (ja) 1999-06-02

Family

ID=43191647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998007148U Expired - Lifetime JP3057718U (ja) 1998-09-14 1998-09-14 ガスコック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3057718U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001082836A (ja) * 1999-09-10 2001-03-30 Nippon Light Metal Co Ltd 受液器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001082836A (ja) * 1999-09-10 2001-03-30 Nippon Light Metal Co Ltd 受液器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4830473B2 (ja) 管継手ロック装置
US6598908B1 (en) Hydraulic fitting
US5511830A (en) Quick connect tube couplings
AU2005248347A1 (en) Banjo fitting
US20080048440A1 (en) Direct port connection for tubes
US7527300B2 (en) Flexible tubing connector
CN213018176U (zh) 一种防拆连接件及防拆连接件组件
KR20170002509U (ko) 풀림방지 구조를 갖는 배관밸브용 결합체
JP3057718U (ja) ガスコック
PL204872B1 (pl) Złączka hydrauliczna węża i sposób wytwarzania złączki hydraulicznej węża
WO2021037571A1 (en) Nipple for screw to connect coupling, coupling, and method for connecting the nipple
JP2000120947A (ja) 段付同期ねじを持つ流体継手
JP7385384B2 (ja) キャップとバルブ並びに固定治具
KR200346582Y1 (ko) 유체 이송 관체용 접속구조
JP2021131099A (ja) 火無し継手における気密試験用プラグ取付構造、火無し継手、及び気密試験用プラグ
JP2020172954A (ja) 防塵キャップ、防塵キャップ取付構造及び防塵キャップ取付方法
US6536808B1 (en) Soft tube coupling with expanding internal sleeve
JP4810267B2 (ja) 管継手
JPH0239113Y2 (ja)
WO2021249209A1 (zh) 防拆连接件、防拆连接组件及空调设备
KR200337739Y1 (ko) 파이프의 결합 구조
KR200210909Y1 (ko) 호스 연결구
KR200427245Y1 (ko) 호스 연결 구조물
JP2518399Y2 (ja) 簡易スイベルホース継手及び継手付ホース
JPH0237036Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term