JP2008155961A - ヒンジキャップ付き容器の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体にヒンジキャップを回転させずに押し込みによって容易且つ迅速に取付けることができ生産性を向上できると共に、ユーザが容器本体からヒンジキャップを回転によって容易に取りはずして容器本体に残った内容物を容器本体から出せるヒンジキャップ付き容器の構造を提供する。
【解決手段】ヒンジキャップ10が嵌合する容器本体12の口元部22の外側面にネジ部24を有し、前記口元部22にそれを覆うように取り付けられるヒンジキャップ内側筒部26は、前記口元部22のネジ部24と螺合するネジ部28を内側面に有すると共に、容器本体12に押し込んで嵌合させる場合に外側に撓むことができるように複数箇所のスリット30を軸方向に沿って形成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を収容する容器本体に取り外し可能に取り付けられると共に内容物の注出口が形成されているキャップ本体と、このキャップ本体に連接して前記注出口を開閉可能な蓋体とを有するヒンジキャップを容器本体に取付けたヒンジキャップ付き容器の構造に関する。
従来、注出キャップを備えたチューブや、ボトル本体容器を押圧し、本体容器に収容された内容物を注出するキャップの形態として、一般的に「(3点)ヒンジキャップ」、「SPキャップ」、および「スクリューキャップ」が存在する。
近年、使用性の点から「ヒンジキャップ」や「SPキャップ」が多く使用されている。
(1)「ヒンジキャップ」は例えば特開平08−244821号(特許文献1)に記載されるように、複数箇所のヒンジ部によって上蓋がキャップ本体に開閉可能に連結され、その上蓋がキャップ本体の上部に嵌まって閉じる構造である。
「ヒンジキャップ」の容器本体への取付けにおいては、キャップと容器本体口元を軸合わせし、それらのアンダーカット同士を押圧によって係合させるいわゆる打ち込み式によってキャップを容器本体に固定する。内容物の注出の際、キャップの注出口はヒンジ部分を介して開閉できるので、繰り替えしての使用が可能である。「ヒンジキャップ」は、上記打ち込み式取付けのため、生産性が高い一方、廃棄時等にキャップを本体容器から分離するのが困難なタイプである。
(2)「SPキャップ」は、実開昭58−174460号公報およびその全文明細書(特許文献2)に記載のように、上下方向の直線操作によってキャップを容器から脱着させるようにしたものである。
「SPキャップ」も、上述の「ヒンジキャップ」と同様、キャップを本体容器に取り付けるのにそれらのアンダーカット同士を押圧によって係合させる打ち込み式を採用するものである。したがって、「SPキャップ」は、上記ヒンジキャップと同様、生産性の高い形態である。
一方、「SPキャップ」は上記「ヒンジキャップ」と異なりキャップそのものが本体容器から着脱可能である。内容物の注出に際してはキャップの開放端部側をスクイズしてキャップを取り外すことで容器注出口が得られる開状態になり、逆に、キャップを容器注出口に向けて押し込むことでキャップが閉状態となる。
(3)ここで、「スクリューキャップ」の場合は、一般的な歯磨き容器製品に見られるように、スクリューキャップを容器の注出口付近の口元に螺合して取付けるものである。このスクリューキャップにおいては、正回転させて容器注出口を取付けおよび閉鎖させ、一方、逆回転により、スクリューキャップを口元から外して注出口を開く。
(4)近年、ヒンジキャップの採用範囲が拡大している。
歯磨き製品用の容器(歯磨き向け容器)に、使用性の点からヒンジキャップが採用される場合がある。
前述のSPキャップは容器使用時に取り付け取り外しに両手を用いる必要があり、しかも容器本体を握って操作するので、力の入れ方によってはSPキャップを外したときに注出口から内容物が不用意に出る欠点がある。
これに対して、ヒンジキャップは容器使用時に容器本体から外さずに片手で容易に蓋を開けて注出口から注出できる利点がある。
しかしながら、歯磨き向け容器は、使用に際して本体容器のチューブを押圧して内容物を注出するため、内容物がチューブ内に残量し易い。当該容器において、その内容物を最後まで使い切るには、チューブの肩部を強く押圧して絞り出さなければならず、特に、上記のヒンジキャップはキャップを取り外すことが困難またはできないため、多大な労力を要するものであった。
また、消費者によってはチューブを切り開いて歯ブラシですくい取ることが行われるが、取り扱いいかんで手指に傷が生じる可能性があり、好ましくない。
このようなヒンジキャップを本体容器に使用する場合に、特開平6−26573号(特許文献3)に記載されるように、ヒンジキャップをスクリューによって本体容器にネジ込んで取付けることが考えられる。この種のヒンジキャップでは、スクリュー方式による着脱自在な形態のため内容量が少なくなったときにキャップを外してチューブから直接歯ブラシに中身を出せる。
しかしながら、生産ラインにおいて、このようなヒンジキャップをねじ込みによって本体容器に取付けるには、ヒンジキャップを2回転ほど回転させなければ容器に取付けることができない。そのため、キャップの回転中心を容器の注出口のネジ中心に合わせるのが難しいので生産性が低いと共に、そのような動作をする回転ハンドリングの機構が複雑になりやすく生産装置が複雑化して故障しやすい等、種々の問題を有する。
ここで、上記の「SPキャップ」では、真っ直ぐに容器口元に押し込んで嵌め付けるので、ハンドリングや芯出がし易い。しかしながら、ヒンジキャップを同様に押し込んで嵌め付けようとすると、ヒンジキャップはヒンジや蓋などの成形が複雑で、それ自体が構造上SPキャップよりも硬いので、無理押しで容器に嵌め付けると割れや狂いが生じやすく、生産性の向上どころか不良発生によって歩留まりの低下を招く問題点を有する。
なお、本発明の先行技術としてキャップを容器に自動的に取付けるキャッピング装置が開示されている(特開2005−162233号:特許文献4)。このキャッピング装置では、キャップをロールオン成形により容器口部に装着してキャッピングする際に、大きな打栓圧を必要とすることなく、キャップのコーナー部を所定の形状で内方に変形させてライナーによる密封性を十分に確保できることを目的としており、キャップのコーナー部を内方に変形させる際に、コーナー部の上部付近と下部付近を、それぞれ別個の成形用部品により別々に内方に変形させている。
しかしながら、このキャッピング装置では、基本的にネジ未成形の金属製キャップを容器口部に被せて、容器口部のネジ部に合わせて、金属製キャップにロールオン成形によってネジ部を形成するものであるから、上述のような樹脂成形キャップであってねじ込みタイプや打ち込みタイプものと基本的に異なり、しかも、このキャッピング装置はロールオン成形する装置構成が本来複雑であってヒンジキャップ等とは技術分野が全く異なる。
特開平08−244821号公報 実開昭58−174460号公報およびその全文明細書 特開平6−26573号公報 特開2005−162233号公報
本発明は、前述の問題点を解消するものであって、容器本体にヒンジキャップを回転させずに押し込みによって容易且つ迅速に取付けることができ生産性を向上できると共に、ユーザが容器本体からヒンジキャップを回転によって容易に取りはずして容器本体に残った内容物を容易に容器本体から取り出すことができるヒンジキャップ付き容器の構造を提供するものである。
本発明はヒンジキャップ付き容器の構造に係るものである。
本発明は、内容物を収容する容器本体に取り外し可能に取り付けられると共に内容物の注出口が形成されているキャップ本体と、このキャップ本体に連接して前記注出口を開閉可能な蓋体とを有するヒンジキャップを容器本体に取付けたヒンジキャップ付き容器の構造であって、
ヒンジキャップが嵌合する容器本体の口元部の外側面にネジ部を有し、
前記口元部にそれを覆うように取り付けられるヒンジキャップ内側筒部は、前記口元部のネジ部と螺合するネジ部を内側面に有すると共に、容器本体に押し込んで嵌合させる場合に外側に撓むことができるように少なくとも1つのスリットを軸方向に沿って形成したことを特徴とするヒンジキャップ付き容器の構造である。
本発明においては、容器本体にヒンジキャップが嵌合している状態において、容器本体とヒンジキャップとの当接位置に互いに嵌合する凹凸部分を設けることが好適である。
本発明においては、容器本体の口元部に設けたネジ部は、先端側よりも基端側が開く傘型のネジ構造とし、または、内側筒部の内側面のネジ部は、開口側よりも注出口側が開く傘型のネジ構造としたことが好適である。
本発明においては、ヒンジキャップには、内側筒部を外側から取り囲む外周壁部を一体形成したことが好適である。
本発明のヒンジキャップ付き容器の構造によれば、ヒンジキャップが嵌合する容器本体の口元部の外側面にネジ部を有し、前記口元部にそれを覆うように取り付けられるヒンジキャップ内側筒部は、前記口元部のネジ部と螺合するネジ部を内側面に有すると共に、容器本体に押し込んで嵌合させる場合に外側に撓むことができるように少なくとも1つのスリットを軸方向に沿って形成したので、ヒンジキャップを容器本体の口元部に押し込めばスリットから内側筒部が開きネジ部同士が容易に乗り越えて容器本体口元部に前記内側筒部を外嵌めすることできる。したがって、キャッピング装置等のヒンジキャップ付き容器の製造装置において、ヒンジキャップを回転させることなく打ち込み式で取り付けることができ、回転させる場合に比べて容易かつ高速にヒンジキャップを取り付けることができ、生産性を向上させることができる。
また、ヒンジキャップであるので、容器本体からキャップを外して中味を絞り出すこととなく使用が可能である。
また、容器本体口元部にネジ部をもうけ、ヒンジキャップの内側筒部の内側面にネジ部を有するので、口元部のヒンジキャップを回転させることよって容易に外すことができる。容器本体に残った内容物を絞り出す際にヒンジキャップを容易に外して、容器本体肩部内に残量内容物を容易に絞り出すことができる等の優れた作用効果を奏する。
なお、本発明において、容器本体にヒンジキャップが嵌合している状態において、容器本体とヒンジキャップとの当接位置に互いに嵌合する凹凸部分を設ければ、互いの凹凸部分の嵌合によってヒンジキャップが容器本体に対して回る等、ヒンジキャップと容器本体が相対移動することを阻止することができ、ヒンジキャップが不用意に容器本体に対して外れるのを確実に防止できる。
また、本発明において、容器本体の口元部に設けたネジ部は、先端側よりも基端側が開く傘型のネジ構造とすれば、容器本体に対してヒンジキャップを押し込む際にヒンジキャップ内側筒部のネジ部が上記口元部に設けたネジ部を乗り越えやすく、ネジ部の損傷が少なく、スムーズにヒンジキャップを容器本体に容易に嵌合させることができる。また、内側筒部の内側面のネジ部が、開口側よりも注出口側が開く傘型のネジ構造としても同様にネジ部の損傷が少ない等の作用効果を奏する。
また、本発明において、ヒンジキャップには、内側筒部を外側から取り囲む外周壁部を一体形成したものにすれば、内側筒部にスリットを設けていてもこの一体形成した外周壁部が強度部材になるため、嵌合時や使用時にヒンジキャップが変形して外れやすくなることを確実に防止することができる。また、外周壁部が内側筒部を外観上覆うものにできるため外観上の一体感を与え外観品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図7は発明に係るヒンジキャップ付き容器を実施する形態の一例(実施形態)であって、図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。図1(a)〜(c)は容器本体12とそれに取付けるヒンジキャップ10の説明図、図2は容器本体12にヒンジキャップ10を被せる途中状態の説明図、図3はヒンジキャップ10の詳細断面説明図、図4はヒンジキャップ10の半断面説明図、図5(a)、(b)、(c)は蓋を開いた状態のヒンジキャップ10の平面図、底面図、縦断面図、図6はヒンジキャップ10の詳細縦断面図、図7(a)〜(f)はヒンジキャップ10の容器本体12への装着状態と変形例1の説明図である。図8は実施形態の変形例2に係る容器本体12およびヒンジキャップ10の説明図である。
実施形態に係る容器本体12へのヒンジキャップ10取付け構造は、図1〜図4に示すように、内容物を収容する容器本体12に取り外し可能に取り付けられると共に内容物の注出口14が形成されているキャップ本体16と、このキャップ本体16に板状に連接部18によって連接して前記注出口14を開閉可能な蓋体20とを有する。
容器本体12は規定の販売量等一定量の内容物を収容するチューブ体12aであって口元部22の径よりも大径の略円筒状のチューブ体12aが延び、このチューブ体12aの尾端部12bが溶着によって封止されている容器である。チューブ体12aの肩部12cの径はヒンジキャップ10と同様外径を有しており、ヒンジキャップ10を嵌めた状態でヒンジキャップ10とチューブ体12aは一体感のある外観形状を呈している。
そして、ヒンジキャップ10が嵌合する容器本体12の口元部22の外側面にネジ部24を有する。実施形態では、このネジ部24は、筒状の口元部22外周面にリブ状凸部が螺旋状に1または複数状突出形成されている。
前記口元部22にそれを覆うように取り付けられるヒンジキャップ内側筒部26は、前記口元部22のネジ部24と螺合するネジ部28を内側面に有すると共に、容器本体12に押し込んで嵌合させる場合に外側に撓むことができるように複数箇所(少なくとも1つの例)のスリット30を軸方向に沿って形成したものである。
内側筒部26において、下開きの中空筒状を呈した筒壁部26aには、内周面にリブ状凸部が螺旋状に1または複数状突出形成されたネジ部28が形成され、このネジ部28と合わせて筒壁部26aには下端から途中部まで軸方向に沿ってスリット30が切りこまれている。なお、筒壁部26aの外壁面は平坦に形成されており、間隔をおいて外周面には後述する外周壁部32が対向して取り巻いている。
実施形態のヒンジキャップ10では、図5、図6に示すように、内側筒部26が容器本体12側に開放しており、その反対の上底部16a上面部には上方に先細ノズル状に突出して注出口14が形成されている。また上底部16aの下面部には、下方に筒状に突出して上記注出口14に内容液を誘導する誘導筒部16bが形成されている。
蓋体20には、平坦な上壁部の周囲から筒状側壁が下方に延びた略椀状を呈しており、上壁部の下面から、前記ヒンジキャップ本体16の注出口14を開放・閉鎖する栓部20aが下方に突出すると共に、その栓部20aを取り囲んで、栓部20aによって注出口14を閉鎖しているときにその注出口14を外周から取り囲む筒状内壁部20bが下方に向けて突出形成されている。
なお、蓋体20の連接部18反対側端には蓋体20を開ける際に指を引っかけるように舌状部20cが側方に突出するように、窪み20dが形成されている。
容器本体12の口元部22に設けたネジ部24または内側筒部26に設けたネジ部28の少なくとも一方は、各種のねじ山形状(各ネジ、三角ネジ等)を呈することができる。両ネジ部24,28のうちの一方または双方を、図6(b)に示すように、口元部22先端側よりも基端側が開くように傘型のネジ構造(片ネジ山)としたことが好適である。また、図示しないが、口元部22自体が先すぼまりを呈すると共に、内側筒部26が下開きとした、いわゆるテーパネジ形状を呈することができる。
また、ヒンジキャップ10には、内側筒部26を外側から取り囲む外周壁部32を一体形成している。
なお、実施形態においては、ヒンジキャップ10の材質はPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、容器本体12の材質はPP、PE、PET、EVOH(エチレン酢酸ビニル)、PA(ポリアミド)およびアルミニウム等の金属膜あるいは蒸着膜加工した多層構造とすることが好適である。
次に、上記した実施形態の作用を説明する。
実施形態の容器(容器本体12)へのヒンジキャップ10取付け構造においては、ヒンジキャップが嵌合する容器本体12の口元部22の外側面にネジ部24を有し、前記口元部22にそれを覆うように取り付けられるヒンジキャップ内側筒部26は、前記口元部22のネジ部24と螺合するネジ部28を内側面に有すると共に、容器本体12に押し込んで嵌合させる場合に外側に撓むことができるように少なくとも1つのスリット30を軸方向に沿って形成している。
この構造によって、ヒンジキャップ10を容器口元22に押し込む際には、まず、図7に(a)に示すように、図示しないキャッピング装置において、容器本体12とヒンジキャップ10の軸および回転方向の位置合わせをする。この位置合わせは、容器本体12については、容器本体12の印刷部を光電管等のセンサによって検出して一定位置とする。また、ヒンジキャップ10については、ヒンジキャップ10の形状の一部(例えば蓋体20の舌状部20c)を検知して一定位置とすることが可能である。
次いで、同(b)で示すようにキャッピング装置の押圧力によってヒンジキャップ10を容器口元22外周に押し込んでいき、同(c)で示すように、ネジ部24,28同士を乗り越えさせる。この際スリット30が内側筒部26に形成されているので、スリット30から内側筒部26が開いて軽い押圧力でネジ部24,28のネジ山に破損を生じることなく、嵌り込んでいく。最後に(d)に示すように、ヒンジキャップ10を容器本体12の口元部22に押し込み終えることによって、ネジ部24,28同士が容易に乗り越えて容器本体口元部22に前記内側筒部26を外嵌めすることできる。
したがって、キャッピング装置においては、ヒンジキャップ10を回転させることなく打ち込み式で容器本体12に取り付けることができ、回転させる場合に比べて容易かつ高速にヒンジキャップ10を取り付けることができ、生産性を向上させることができる。
また、ヒンジキャップ10であるので、容器本体12からそのキャップ10を外して中味を絞り出すこととなく使用が可能である。
また、容器本体口元部22にネジ部24を設け、ヒンジキャップ10の内側筒部26の内側面にネジ部28を有するので、口元部22のヒンジキャップ10を回転させることよって容易に外すことができる。したがって、容器本体12に残った内容物を絞り出す際にヒンジキャップ10を容易に外して、容器本体肩部12c内の残量内容物を容易に絞り出すことができる。
また、容器本体12の口元部22に設けたネジ部24は、図6に示すように、先端側よりも基端側が開く傘型のネジ構造とすれば、容器本体12に対してヒンジキャップ10を押し込む際にヒンジキャップ内側筒部26のネジ部28が上記口元部22に設けたネジ部24を乗り越えやすく、スムーズにヒンジキャップ10を容器本体12に嵌合させることができる。なお、内側筒部26の内側面のネジ部28を、開口側よりも注出口側が開く傘型のネジ構造として、同様にネジ部28が上記口元部22に設けたネジ部24を乗り越えやすくなる。上記のネジ部24および28の双方または一方を傘型のネジ構造をしても乗り越え易いという作用効果を奏する。
また、ヒンジキャップ10には、内側筒部26を外側から取り囲む外周壁部32を一体形成したものにすれば、内側筒部26にスリット30を設けていてもこの一体形成した外周壁部32が強度部材になるため、嵌合時や使用時にヒンジキャップ10が変形して外れやすくなることを確実に防止することができる。また、外周壁部32が内側筒部26を外観上覆うものにできるため外観上の一体感を与え外観品質を向上させることができる。
なお、本発明のヒンジキャップ10は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、本実施形態の変形例1では、図7(d)〜(f)に示すように、容器本体12にヒンジキャップ10の内側筒部26が嵌合している状態において、容器本体12とヒンジキャップ10との当接する位置(実施形態では、下端部)で内側筒部26の下端部には、容器本体側の凸部34aが嵌り込む凹部34bを設けている。
具体的には、容器本体12側の凸部34aは先端の幅がR1であってその先端から基端側への開き角度がθ1である。そして、ヒンジキャップ10側の凹部34bは、上記凸部34aの中心と一致した先端の幅がR2(R1≦R2)、先端側から拡開した角度θ2(θ1≦θ2)に形成する。この凸部34aおよび凹部34bの位置合わせで、ヒンジキャップ10が容器本体12に対してややずれた位置に角度でセットされたとしても、容器本体の凸部34aがヒンジキャップ10の凹部34bに向けてスムーズに位置合わせ嵌合される。
これら凸部34aと凹部34bとで、取付けに際して、ヒンジキャップ10と容器本体12との回転方向の位置合わせを確実にする。
したがって、容器本体12とヒンジキャップ10をと正確に位置あわせするには、容器本体側とヒンジキャップ10とを閉状態で違いに嵌合することができる凹凸を設けることが好ましい。
この変形例1によれば、ヒンジキャップ10を口元部22に押し込んで嵌合した際にそれらに設けた凹凸部(凸部34aと凹部34b)同士が嵌り込んで相対移動を規制し、ヒンジキャップ10への押込み後に位置決めして、使用時や持ち運び時に力や振動を加えても外れることがないと共に容器本体に対するヒンジキャップの回転方向位置が変化せず次の使用時に使いやすい。また、容器本体12の内容物を使い切ってヒンジキャップ10を取り外そうとする時にユーザが一定以上の力で回転させればヒンジキャップ10が回転して互いのネジ部24,28によって簡単かつ楽に容器本体12からヒンジキャップ10を外すことができる。
本実施形態では、その他、変形例2の構成とすることが好ましい。変形例2では、図6または図8に示すように、容器本体12とヒンジキャップ10との当接する位置(実施形態では、下端部)で内側筒部26の下端部には、環状の内側凸部34a’を形成して、口元部22下端外周にその内側凸部34a’が嵌り込む環状の凹部34b’を設けている。この変形例2では、内側凸部34a’が凹部34b’に全周で嵌り込んで、ヒンジキャップ10の回転を阻止して口元部22からヒンジキャップ10を変形例1よりも強固に抜けにくくできる。また、内側凸部34a’と凹部34b’が全周に亘るため構成が単純になり金型も単純になる。
以上のように、容器本体12にヒンジキャップ10が嵌合している状態において、容器本体12とヒンジキャップとの当接位置に互いに嵌合する凹凸部分を設けることによって、互いの凹凸部分(変形例1の凸部34aと凹部34b、変形例2の内側凸部34a’と凹部34b’)同士の嵌合によってヒンジキャップ10が容器本体12に対して回る等、ヒンジキャップ10と容器本体12が相対移動することを阻止することができ、ヒンジキャップ10が不用意に容器本体12に対して外れるのを確実に防止できる。
変形例1,2のその他の作用効果は実施形態と同様である。
本発明を実施する形態の一例(実施形態)であって、(a)、(b)は容器本体とそれに取付けるヒンジキャップの軸方向視、側面視の各説明図、(c)は容器本体説明図である。 容器本体にヒンジキャップを被せる途中状態の説明図である。 ヒンジキャップおよび容器本体口元部の詳細断面説明図である。 ヒンジキャップおよび容器本体口元部の部分断面説明図である。 (a)、(b)、(c)は蓋を開いた状態のヒンジキャップの平面図、底面図、縦断面図である。 (a)は容器口元に取付け状態のヒンジキャップの詳細縦断面図、(b)は螺合部分断面図である。 (a)〜(e)はヒンジキャップの容器本体への装着工程の各説明図および変形例1の説明図、(f)は凹部、凸部の説明図である。 実施形態の変形例2に係る容器本体の説明図である。
符号の説明
10 ヒンジキャップ
12 容器本体
12a チューブ体
12b 尾端部
12c 肩部
14 注出口
16 ヒンジキャップのキャップ本体
16a 上底部
16b 誘導筒部
18 ヒンジキャップの連接部
20 ヒンジキャップの蓋体
20a 栓部
20b 筒状内壁部
20c 舌状部
22 口元部
24 口元部外周のネジ部
26 ヒンジキャップの内側筒部
26a 筒壁部
28 内側筒部内周のネジ部
30 スリット
32 外周壁部
34a 凸部
34b 凹部
34a’ 内側凸部
34b’ 凹部

Claims (4)

  1. 内容物を収容する容器本体に取り外し可能に取り付けられると共に内容物の注出口が形成されているキャップ本体と、このキャップ本体に連接して前記注出口を開閉可能な蓋体とを有するヒンジキャップを容器本体に取付けたヒンジキャップ付き容器の構造であって、
    ヒンジキャップが嵌合する容器本体の口元部の外側面にネジ部を有し、
    前記口元部にそれを覆うように取り付けられるヒンジキャップ内側筒部は、前記口元部のネジ部と螺合するネジ部を内側面に有すると共に、容器本体に押し込んで嵌合させる場合に外側に撓むことができるように少なくとも1つのスリットを軸方向に沿って形成したことを特徴とするヒンジキャップ付き容器の構造。
  2. 容器本体にヒンジキャップが嵌合している状態において、容器本体とヒンジキャップとの当接位置に互いに嵌合する凹凸部分を設けることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ付き容器の構造。
  3. 容器本体の口元部に設けたネジ部は、先端側よりも基端側が開く傘型のネジ構造とし、または、内側筒部の内側面のネジ部は、開口側よりも注出口側が開く傘型のネジ構造としたことを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ付き容器の構造。
  4. ヒンジキャップには、内側筒部を外側から取り囲む外周壁部を一体形成したことを特徴とする請求項1から3のうちの1項に記載のヒンジキャップ付き容器の構造。
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