JP2004339786A - ボイド装置 - Google Patents

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Abstract

【技術課題】仮枠の幅に合わせて長さ調整が可能で、コンクリート打設時にずれたり外れたりせず、確実、簡単に仮枠内に固定することができ、更にモルタルレス及び防火措置を同時に行うことができるボイド装置を提供する。
【解決手段】ボイド本体1は、外筒2と内筒3で構成する。施工は、先ず外筒2を先に仮枠20に固定し、次にボイド取付バー14を前記外筒2の透穴7から内筒3内に挿入し、内筒3を回転して伸長させることにより仮枠20、20aの幅に合わせる。次に取付バー14の軸頭17を叩いて釘12を仮枠20aに打ちつけて内筒3を仮枠20aに固定する。この結果、コンクリート打設時に動かない。又、配筋が多い場合でも簡単に取り付けができる。又、ボイド本体1の埋め殺しにより、スリーブ兼用となる。又、ボイド本体1を熱膨張性部材で形成することにより防火措置具兼用となる。又、舌片27aによりモルタルレス施工が可能である。
【選択図】 図 1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート壁あるいは梁等に貫通穴を形成するために、コンクリート打設用仮枠内に取り付けて用いられるボイドであって、更に詳しくは、現場の状況に応じて長さ調整が可能であると共に仮枠に対するセットが簡単で、壁等の仮枠が組み立てられた後で外からセットすることができ、更に場合によってはスリーブあるいは防火措置具としての機能を併せ持つボイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のボイド(管)は、通常紙管製であることから、コンクリートの打設と養生が終った後は仮枠の撤去に併せてボイドも一緒に撤去しており、また、紙管製のボイドの場合、仮枠内に取り付ける場合には、先ず仮枠の巾に合わせてその長さをカットしたあと、鉄筋に針金等を用いて縛り付けて固定する方法がとられている。このため、ボイドの寸法が仮枠より少し長いとボイドが変形あるいは傾いたりする欠点がある。一方、ボイドが短くカットされていたり、カット面が斜めであると、ボイドと仮枠との接触部の隙間からボイド内にコンクリートが入り込む等の欠点がある。
また、壁の下部や梁の下部等のように、配筋が多い場合には、この配筋が邪魔してボイドを所定の位置まで正しく挿入したり、縛りつけるのが困難になることがある。また、コンクリートを流し込むとき、通常は上から棒状のもので突き込むため、及びコンクリートの重力によりボイドが傾いたり変形したりする欠点がある。
【0003】
そこで、このような紙製ボイドの問題点を解決するため、特開2002−317556号公報には、中折れ防止スリーブ1にスライドボイド外側2及びスライドボイド内側3と、スライドボイド内側の中折れ防止リング4よりなり、内外のスライドボイドを中折防止スリーブ内に摺動伸縮可能に収容し、縮めた状態で梁筋内に挿入し、仮枠幅に伸長し、両端に差しこまれたキャップ5、6に貼付した両面テープで仮止め後、釘で固定する方式の伸縮型のボイドが提案されている。
【0004】
しかし、この伸縮型のボイドの場合、上記した紙管製ボイドと同様に仮枠内において所定の位置に取り付けるのが困難であったり、配筋が多いと取り付けに手間がかかると云う欠点がある。更に、中折れ防止スリーブ1を中間に介在させているため、仮枠を外したときに、両側のスライドボイド2と3は撤去することは可能であるが、中折れ防止スリーブ1はコンクリートが固まってしまっていることから撤去できなくなる。また、キャップ5、6を両面テープで仮枠に接着固定するため、接着強度が弱く、特にコンクリートの打設時にはコンクリートが良く流れ込むように配筋の上から棒で突き込むため、外れたり、ずれたりする欠点がある。
【0005】
次に、特開平8−135184号公報には、ボイド管2の両端にキャップ1を被せて内部を閉塞することが可能なボイドの提案がある。
しかし、このボイドは、キャップ1を取り付けることで内部に対するコンクリートの侵入は防止できるが、上記した特開2002−317556号に掲載のボイドと同様に、仮枠内において所定の位置に取り付けるのが困難であったり、配筋が多いと取り付けに手間がかかると云う欠点があり、更に、コンクリート打設時には傾いたりすると云う欠点がある。
【0006】
このように、従来のボイドの場合、ずれたり変形することから、壁等に形成された貫通穴は不正確となり、鉄管等をと通す場合に位置ずれが生じ、補修工事を余儀なくされることが多い。また、樹脂管用の貫通穴は、通常仮設用ボイドで形成され、この仮設用ボイドで形成された穴内にスリーブを後から挿入したり、防火措置が必要な場合には防火措置具をあとから装着したりしており、何れにおいても工事に手間がかかる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は斯る点に鑑みて提案されるものであって、その第1の目的は、仮枠の幅に合わせて長さ調整が可能であると共にコンクリート打設時にずれたり外れたり、変形したりせず、どのような場所においても手軽に、そして確実に仮枠内に固定することのできるボイド装置を提供することである。
更に、第2の目的は、仮枠工事において手で簡単にこの仮枠内に固定することができるボイド装置を提供することである。
更に、第3の目的は、スリーブ兼用となるボイド装置を提供することである。
更に、第4の目的は、防火措置具兼用となるボイド装置を提供することである。
更に、第5の目的は、モルタルレスで貫通穴内に配管等を通すことができるボイド装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記1〜5の目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、ボイド装置において、止め具付の壁で一端を閉塞し、更にこの壁の中心に透穴を形成して成る外筒と、止め具付の壁で一端を閉塞し、かつ前記外筒内に伸縮自在に挿入することができる内筒で構成されるボイド本体と、軸部の先端を前記外筒の透穴を経由してボイド本体内に挿入して内筒を仮枠幅に伸長させることによりボイドの長さ調整を行ない、且つ前記内筒側の止め具を仮枠に固定するために用いられるボイド取付バーと、から成ることを特徴とするものである。
この発明によると、仮枠に合わせてボイドの長さを調整したり、仮枠内に確実に固定することができると共にコンクリートを流し込むときにずれたりしない。
【0009】
更に、請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、外筒及び内筒の壁は着脱自在のキャップで構成されていることを特徴とするものである。
この発明によると、キャップ又は蓋を先に仮枠に固定し、仮枠完成後ボイド本体を取り付けたりすることができるため、ボイドの取付作業が楽になる。
【0010】
更に、請求項3に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、外筒と内筒は、嵌合方式又はねじ接合方式により伸縮自在に組み合わされていることを特徴とするものである。
【0011】
更に、請求項4に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、ボイド取付バーの軸部には目盛が記されていて、ボイド本体の内筒を伸長したときに、あらかじめ調べた仮枠の間隔通りに内筒が伸長し、仮枠に当接していることを確認することが出来る伸長状況確認手段が設けられていることを特徴とするものである。
この発明によると、ボイドが仮枠間において十分に伸長していないのに止め具を打ち付けて固定したりすることがなくなる。
【0012】
更に、請求項5に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、ボイド本体は、コンクリート打設後はそのまま埋め殺してスリーブ兼用となることを特徴とするものである。
【0013】
更に、請求項6に記載の発明においては、請求項5に記載の発明において、ボイド本体の外筒と内筒は、熱膨張性部材で形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
更に、請求項7に記載の発明においては、請求項5に記載の発明において、ボイド本体内に熱膨張性部材を装着して成ることを特徴とするものである。
【0015】
更に、請求項8に記載の発明においては、請求項6又は7において、ボイド本体又は熱膨張性部材の内側に舌片が形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
【実施例1】
本実施例1は請求項1〜5に対応するもので、その構成と施工例を図1〜図8に基づいて詳細に説明する。先ず、図1は、ボイド装置の分解斜視図、図2は組み立てた状態の断面図、図3はA−A´線断面図、図4はB−B´線断面図、図5(A)、(B)はキャップ止め具の説明図、図6(A)〜(D)は施工例の説明図、図7(A)は仮枠内にコンクリートを打設した状態の説明図、(B)は仮枠を撤去し、ボイド本体を埋め殺しとした状態の説明図である。
【0017】
上記各図において、1はボイド本体であって、このボイド本体1は、外筒2と内筒3から成り、外筒2の先端側の内周面2aには、端から雌ねじ4が設けられていると共にこの雌ねじ4の反対の入口には、外筒キャップ5が取り付けられている。7は前記キャップ5の中心に設けられた透穴、8、8aはこの透穴7を挟むようにして、外向きに取り付けられた止め具の一例としての固定釘である。なお、この固定釘8の数は2本以上ならば任意である。又、固定釘ではなく、ボルトを外筒キャップ5の一部から突設し、ナットを用いて仮枠に固定するようにしてもよい。
【0018】
9は前記内筒3の外周面3aに設けられた雄ねじであって、この雄ねじ9は前記雌ねじ4内に螺入自在である。10はこの雄ねじ9の反対側の入口に着脱自在に取り付けられた内筒キャップであって、この内筒キャップ10の中心には、内側に少し突き刺した状態の内筒固定手段としての固定釘12が取り付けられており、この固定釘12は図5(A)に示すように多角形状又は(B)に示すような頭部にマイナス又はプラスドライバー係合用の溝13を形成したもの、あるいは頭部12aを、四角又は5角又は6角形状等に形成した構成のものを用いることができ、この固定釘12の頭部12aの形状は、内筒2の回転及び固定釘12の打ち込みが可能な形状のものとする。
【0019】
14はボイド取付バーであって、このバー14の軸部15の先端には前記固定釘12の頭部12aに嵌着してこの固定釘12ごと内筒3を回転したり、頭部12a(固定釘12)を打ち込むための係合部16が形成されていると共にこの係合部16の反対側には回転及び打撃用の頭部(握り)17が形成されている。
18は軸部15に記された当接状況確認手段であって、この手段18には仮枠20、20aの間隔が目盛ってあり、この目盛り18と仮枠20、20aの間隔の数字が仮枠26の外面で一致したとき、内筒3は確実に仮枠20aの内面に当接したものと判断する。
【0020】
上記構成のボイド装置の施工例を図6(A)〜(D)に基づいて説明すると、先ず(A)に示すように、仮枠20の施工後、外筒2側の外筒キャップ5を外筒2から取り外し、これを固定釘8を用いて仮枠20に打ち付けたのち、ボイド本体1を(B)に示すように外筒キャップ5に嵌合して片持ち状態に取り付ける。
【0021】
次に(C)に示すように、もう一方の仮枠20aを施工したのち、ボイド取付バー14の先端側を仮枠20に設けた穴21の外から外筒キャップ5の透穴7を経由して内筒3内に挿入し、係合部16を固定釘12の頭部12aに嵌合し、係合部16(頭部17)を右方向に回転すると、内筒3が一緒に右回転し、右ねじ方式で螺合されている内筒3は雌ねじ4、雄ねじ9の作用で伸長し、仮枠20aに内筒キャップ10が当接して止る。この時、実際に内筒キャップ10が仮枠20aに当接したことを確認するために、取付けバー14の軸部15に記された目盛り18が仮枠20と20aの幅(間隔)に一致していることを確認する。
【0022】
次に、(D)に示すように、ハンマー22を用いてボイド取付バー14の頭部17を打撃し、固定釘12を仮枠20aに打ちつけることにより、内筒3側を仮枠20aに固定する。
以上でボイド装置の取り付けを終り、ボイド取付バー14を抜いた状態を示したのが図7(A)の状態であり、この状態で仮枠20、20a内にコンクリート23を打設する。
なお、ボイド取付バー14はボイド本体と1:1となるのではなく、複数のボイド本体1に対して1本の組み合わせとなる製品構成としても良い。
【0023】
次に、コンクリート23の固化、養生の後、仮枠20、20aを取り外し、図7(B)に示すようにボイド本体1はそのまま埋め殺しにする。このようにして埋め殺しをすることにより、ボイド本体1は貫通穴のスリーブとしても機能する。次に、スリーブとして機能するボイド本体1内に配管aを通す。
上記実施例においては、内筒3側をボイド取付バー14であとから固定する方式としているが、内筒3側を先に仮枠20aに固定し、外筒2側をあとで仮枠20に固定する方式としても良い。この時、キャップ部分の構造は外筒2側と内筒3側が逆の構成となる。
【0024】
なお、本実施例1の場合、ボイド本体1は金属製であるが、樹脂製としても良い。また、外筒2と内筒3の伸縮はねじ方式としているが、スライド方式としてもよい。このスライド方式の場合は、内筒3を回転する必要がないので、ボイド取付バー1の先端は固定釘12を打ち付けるだけの構成とする。また、外筒キャップ5、内筒キャップ10は、実施例1のように嵌合方式ではなく、ねじ式で外筒2、内筒3に取り付けることができるようにしても良い。
【0025】
【実施例2】
本実施例2は、請求項7に対応するもので、ボイド本体1を埋め殺しとせず、仮枠20、20aを撤去するときに、ボイド本体1も撤去してしまう例であって、図8に示すように、ボイド本体1を撤去した後のコンクリート壁24には、ボイド本体1の外形に沿った貫通穴25が形成される。なお、ボイド本体1をコンクリート壁24から抜きとるために、あらかじめボイド本体1の外表面には抜き勾配を形成し、且つ外表面にはコンクリート剥離剤を塗布しておく。
【0026】
この図8において、27は貫通穴25内を防火措置するために貫通穴25内に装着された熱膨張性部材であり、この熱膨張性部材27には、穴の入口に直接舌片27aが形成されていて、熱膨張性部材27と配管26間の隙間28を隠し、虫等の侵入を防ぎ、併せて配管等を熱膨張性部材の中心に保持する工夫がされている。
なお、舌片27aは、図9に示すように、ボイド本体1とは別の単体で形成し、これをボイド本体1内に嵌合するようにしても良い。また、貫通穴25には外筒2と内筒3間の段差25aが形成されているため、熱膨張性部材27を穴内に押し込んだときに、この段差25aで熱膨張性部材27は所定の位置に収まる。
【0027】
【実施例3】
本実施例3は、請求項6に対応するもので、ボイド本体1又は外筒2又は内筒3を熱膨張性部材で直接形成することにより、ボイド装置は、ボイド及びスリーブ及び防火措置具としての3役をこなすことができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明に係るボイド装置は以上の如き構成を有し、かつ施工されるため、次の効果を奏する。
1.ボイド装置は、硬質の金属や樹脂で形成し、且つ外筒と内筒間を伸縮自在に構成したことにより、仮枠の幅に確実に合わせてその両端を仮枠に密着することができると共にコンクリート打設時に外れたり、変形したりする心配がない(請求項1〜4)。
2.ボイド装置の外筒及び内筒は、キャップの部分が仮枠に密着しているため、コンクリート打設時にボイド内にコンクリートが侵入する心配がない(請求項1〜4)。
3.ボイド装置の内筒(又は外筒)は、仮枠の外からボイド取付けバーを用いて固定することができるため、狭い仮枠の間での作業がしやすい(請求項1〜4)。
4.ボイド本体は、埋め殺してスリーブとしても利用できる(請求項5)。
5.ボイド本体を熱膨張性部材で製作することにより、ボイド本体は本来のボイドとしての機能に併せて、スリーブ及び防火措置具としても機能させることができる(請求項6)。
6.ボイド本体内に熱膨張性部材を装着することにより、防火措置を施すことが簡単になる(請求項7)。
7.ボイド本体又は熱膨張性部材に舌片を形成しておくことにより、配管等との間に形成された隙間を隠し、且つ虫の侵入を防ぐことができるため、モルタルレスでの施工が可能になる(請求項8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボイド装置の説明図。
【図2】本発明に係るボイド装置の組立図。
【図3】A−A´線断面図。
【図4】B−B´線断面図。
【図5】(A)(B)固定釘の説明図。
【図6】(A)〜(D)本発明に係るボイド装置の施工例の説明図。
【図7】(A)は本発明に係るボイド装置の取付例の説明図。(B)は配管をボイド本体内に通した例の説明図。
【図8】ボイド本体をコンクリート壁から取り外し、貫通穴内に熱膨張性部材を装着した状態の説明図。
【図9】舌片形成例の説明図。
【符号の説明】
1 ボイド本体
2 外筒
3 内筒
4 雌ねじ
5 外筒キャップ
7 透穴
8 固定釘
9 雄ねじ
10 内筒キャップ
12 固定釘
13 溝
14 ボイド取付バー
15 軸部
16 係合部
17 頭部
18 当接状況確認手段
20、20a 仮枠
21 穴
22 ハンマー
23 コンクリート
24 壁
25 貫通穴
26 配管
27 防火措置具
27a 舌片
28 隙間

Claims (8)

  1. 止め具付の壁で一端を閉塞し、更にこの壁の中心に透穴を形成して成る外筒と、止め具付の壁で一端を閉塞し、かつ前記外筒内に伸縮自在に挿入することができる内筒で構成されるボイド本体と、軸部の先端を前記外筒の透穴を経由してボイド本体内に挿入して内筒を仮枠幅に伸長させることによりボイドの長さ調整を行ない、且つ前記内筒側の止め具を仮枠に固定するために用いられるボイド取付バーと、から成るボイド装置。
  2. 外筒及び内筒の壁は着脱自在のキャップで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のボイド装置。
  3. 外筒と内筒は、嵌合方式又はねじ接合方式により伸縮自在に組み合わされていることを特徴とする請求項1に記載のボイド装置。
  4. ボイド取付バーの軸部には目盛が記されていて、ボイド本体の内筒を伸長したときに、あらかじめ調べた仮枠の間隔通りに内筒が伸長し、仮枠に当接していることを確認することが出来る伸長状況確認手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のボイド装置。
  5. ボイド本体は、コンクリート打設後はそのまま埋め殺してスリーブ兼用となることを特徴とする請求項1に記載のボイド装置。
  6. ボイド本体の外筒と内筒は、熱膨張性部材で形成されていることを特徴とする請求項5に記載のボイド装置。
  7. ボイド本体内に熱膨張性部材を装着して成ることを特徴とする請求項5に記載のボイド装置。
  8. ボイド本体又は熱膨張性部材の内側に舌片が形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載のボイド装置。
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