JP2001123563A - 防火区画貫通穴形成用打込み型枠及びこの施工法 - Google Patents

防火区画貫通穴形成用打込み型枠及びこの施工法

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JP2001123563A
JP2001123563A JP30407399A JP30407399A JP2001123563A JP 2001123563 A JP2001123563 A JP 2001123563A JP 30407399 A JP30407399 A JP 30407399A JP 30407399 A JP30407399 A JP 30407399A JP 2001123563 A JP2001123563 A JP 2001123563A
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Hideji Ito
秀二 伊東
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Tosetz Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 防火区画貫通穴の施工とその防火措置に
おいて、双方の機能を併せ持つ貫通穴形成用型枠とその
施工法を提供する。 【解決手段】 型枠本体2自体に熱膨張材4を装填して
成る貫通穴用形成用型枠1を防火区画形成用型枠5,5
a内の所定の位置にセットし、その上で防火区画形成用
型枠5,5a内にコンクリートを打設する。そして、防
火区画形成用型枠5,5aを取り外し、貫通穴形成用型
枠1内に配管7を通し、この配管7と型枠本体2間の隙
間にモルタルなどの充填材8を詰め込んで措置する。こ
のように本発明では、防火区画貫通穴を形成するための
型枠と防火措置用熱膨張材を装填する型枠(ケース)と
を兼ねるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火区画壁、床、
天井、梁等を貫通する防火区画貫通穴形成用型枠及びこ
の施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一定規模以上の建物の壁、床、天井に
は、延焼を防ぐための防火区画が設けられ、その区画を
貫通する配管とかケーブル等にも、火災等が発生した際
にその延焼を止めるための措置を施すことが義務化され
ている。
【0003】従来におけるこの種措置方法としては、C
字状の弾性金属ケ−ス内に熱膨張材を装填した防火区画
貫通部材を貫通穴内に取り付ける方法(特開平10−8
9545号)あるいは貫通穴に熱膨張パテを充填する方
法等が公知である。図13(A)(B)(C)は防火区
画貫通部材及び熱膨張パテ使用時の施工例であって、先
ず、何れの場合も、図13(A)に示すように、防火区
画100を施工する前に貫通穴形成用型枠101をセッ
トし、その上でコンクリートを打設して防火区画100
を形成し、次に、貫通部材103を使用する場合には、
図13(B)に示すように、前記型枠101を取り外
し、次に熱膨張材104をケース103に装填した防火
区画貫通部材106内に配管等102を通し、これを貫
通穴内に位置させ、その他の隙間にはモルタル105を
充填することにより措置している。又、熱膨張パテ10
7を使用する場合には、図13(C)に示すように、配
管等102を貫通穴内に通し、その他の隙間には熱膨張
パテ107を充填することにより措置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の防
火区画貫通部の措置方法においては、防火区画100に
貫通穴形成用型枠101をあらかじめ施工していること
から、次のような問題がある。 1.型枠101をセットして防火区画を形成した後、そ
の型枠101を取り外し、貫通穴内に防火区画貫通部材
106又は熱膨張パテ107をセットするため、施工に
手数がかかる。特に、大きな建物においては、数百個の
防火区画貫通部材102を設置するため、施工に際して
の手数の増大は、人件費ばかりでなく、工事時間の増大
を招き、更に建物の建築費の増大を招いている。 2.型枠101は資材コストがかかり、かつ再生される
ことなく廃材として処分され、ゴミ処理問題の一因とな
っている。 3.型枠の径は使用される材質によって、同じ呼び径に
よっても実寸が異なり、貫通できる配管及びケーブル等
を特定することに手間がかかる。
【0005】本発明の第1の目的は、防火区画貫通穴の
措置において、建物建築の防火区画形成時に貫通穴形成
用型枠を単独で用いないで済む防火区画貫通穴形成用型
枠とこの施工法を提供することである。更に、第2の目
的は、防火区画の厚さに対応してその長さを簡単にアジ
ャストできる防火区画貫通穴形成用型枠を提供すること
である。更に、第3の目的は、汎用性を持った防火区画
貫通穴形成用型枠を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、防火区画貫通穴
形成用型枠において、防火区画貫通穴形成用型枠自体に
熱膨張材を装填して防火区画施工時に防火区画貫通穴の
形成に併せて貫通穴の防火措置を行うことができるよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0007】更に、請求項2に記載の発明においては、
防火区画貫通穴形成用型枠において、防火区画貫通穴形
成用型枠を左右2個に分割し、この2個の型枠要素を伸
縮自在に接合し、夫々の型枠要素自体に熱膨張材を装填
し、防火区画施工時に防火区画貫通穴の形成に併せて貫
通穴の防火措置を行うことができるように構成したこと
を特徴とするものである。
【0008】更に、請求項3に記載の発明においては、
請求項1又は2に記載の発明において、防火区画貫通穴
形成用型枠の内側に熱膨張材を装填したことを特徴とす
るものである。
【0009】更に、請求項4に記載の発明においては、
請求項1又は2に記載の発明において、防火区画貫通穴
形成用型枠の外側に熱膨張材を装填したことを特徴とす
るものである。
【0010】更に、請求項5に記載の発明においては、
請求項1又は2又は3又は4に記載の発明において、防
火区画貫通穴形成用型枠及び型枠要素が断面円形又は楕
円形、又は多角形から成ることを特徴とするものであ
る。
【0011】更に、請求項6に記載の発明においては、
請求項3に記載の発明において、防火区画貫通穴形成用
型枠又は型枠要素間に装填した熱膨張材がリング状又は
貫通材が複数の場合には、この貫通材が個別に通る独立
した穴で構成されていることを特徴とするものである。
【0012】更に、請求項7に記載の発明においては、
防火区画貫通穴形成用型枠の施工法において、防火区画
貫通穴形成用型枠自体に熱膨張材を装填して成る防火区
画貫通穴形成用型枠を防火区画形成用型枠内の所定の位
置にセットする、前記防火区画貫通穴形成用型枠を直接
埋め込むようにして防火区画形成用型枠内にコンクリー
トを打設する、前記防火区画貫通穴形成用型枠内に貫通
材を通し、この貫通材と型枠間の隙間に充填材を詰め込
んで措置する、工程から成ることを特徴とするものであ
る。
【0013】更に、請求項8に記載の発明においては、
請求項7に記載の発明において、防火区画の幅に対して
防火区画貫通穴形成用型枠の幅が長い場合には、防火区
画の幅に合わせて防火区画貫通穴形成用型枠の端をカッ
トして防火区画と面一に施工することを特徴とするもの
である。
【0014】更に、請求項9に記載の発明においては、
防火区画貫通穴形成用型枠の施工法において、2個の型
枠要素を伸縮自在に接合し、夫々の型枠要素自体に熱膨
張材を装填して成る防火区画貫通穴形成用型枠を防火区
画形成用型枠内の所定の位置にセットする、前記防火区
画貫通穴形成用型枠を直接埋め込むようにして防火区画
形成用型枠内にコンクリートを打設する、前記防火区画
貫通穴形成用型枠内に貫通材を通し、この貫通材と型枠
要素間の隙間に充填材を詰め込んで措置する、工程から
成ることを特徴とするものである。
【0015】更に、請求項10に記載の発明において
は、請求項7又は8又は9に記載の発明において、防火
区画貫通穴形成用型枠の施工対象がコンクリート壁又は
コンクリート床又はコンクリート梁等の建築構造を形成
するための防火区画であることを特徴とするものであ
る。
【0016】更に、請求項11に記載の発明において
は、請求項7又は8又は9又は10に記載の発明におい
て、防火区画貫通穴形成用型枠が金属製など変形しにく
い材料の場合には、型枠の内側に熱膨張材を装填した防
火区画貫通穴形成用型枠を用い、型枠が樹脂など溶融す
る材料の場合には、型枠の内側又は外側に熱膨張材を装
填した防火区画貫通穴形成用型枠を用いることを特徴と
するものである。
【0017】本発明において、防火区画貫通穴形成用型
枠の断面形状は、円形、楕円形、多角形等任意であり、
又、この型枠は上下又は左右に2分割できる構造のもの
であってもよい。
【0018】また、防火区画貫通穴形成用型枠内に装填
する熱膨張材は、1ケ所又は2ケ所であってもよく、こ
の熱膨張材の断面形状は円形、楕円形、多角形でもよ
い。又、その外形も型枠形状に合わせて円形、楕円形、
多角形等となり、施工現場や貫通材によりこの形状は任
意に決定される。
【0019】
【作用】火災が発生し、熱膨張材の膨張温度以上になる
と、熱膨張材が熱膨張して防火区画貫通穴形成用型枠に
より形成された貫通穴を閉塞する。このとき、樹脂管等
軟かい配管については、これを膨張圧で押し潰し、ケ−
ブル等の場合には隅々まで熱膨張材が入り込んで隙間を
無くし、火炎や有毒ガス等が防火区画を越えて隣室に拡
大、あるいは拡散しないようにする。また、防火区画貫
通穴形成用型枠が溶融する材質であって、この型枠の外
側に熱膨張材を装填した場合には、型枠ごと押し潰して
貫通穴全体を閉塞する。
【0020】
【実施例1】図1に基づいて、請求項1,3に記載した
発明に対応する防火区画貫通穴形成用型枠(以下「貫通
穴形成用型枠」と称す)の実施例を詳述する。図1にお
いて、(A)は請求項1に記載の貫通穴形成用型枠の斜
視図、(B)は中央縦断正面図、(C)はA−A′線断
面図であって、この貫通穴形成用型枠1は、金属製又は
樹脂製の型枠本体2の一部において内、外径を拡大して
熱膨張材装填部(以下「装填部」という)3を形成し、
この装填部3内にリング状の熱膨張材4を装填した構造
である。
【0021】なお、装填部3は、図2(A)(B)
(C)に示すように、型枠本体2を装填部3において左
右に分離できる構造としてもよい。あるいは、図3に示
すように、ストレートの型枠本体2内に装填リブ3a、
押えリング3bを形成し、この間に熱膨張材4を装填す
るように形成してもよい。なお、熱膨張材4の内径P
は、型枠本体2の内径P1よりも僅かに大きい。表1
に、熱膨張材(熱膨張ゴム)4の組成の一例を示す。
【0022】
【表1】
【0023】上記実施例1では、熱膨張材4は型枠本体
2において、1ケ所であるが、防火区画の厚さ等に関係
して、型枠本体2内の左右の2ケ所に装填してもよい。
【0024】
【実施例2】図3に示した貫通穴形成用型枠1を用いて
行う請求項7に記載の防火区画貫通穴形成用型枠の施工
法の実施例を図4〜図7に基づいて説明する。図4は、
防火区画を施工する状態であって、防火区画形成用型枠
5,5aを建て付け、この防火区画形成用型枠5,5a
間に水平に貫通穴形成用型枠1を固定する。この際、貫
通穴形成用型枠1は防火区画の幅(厚さ)に合わせてカ
ットし(請求項8)、コンクリートが中に入らないよう
両端には蓋5a′,5b′をする。なお、この蓋は5
a′,5b′はコンクリートが中に入らない構造なら
ば、どのような構造のものであってもよい。
【0025】次に、図5に示すように、防火区画形成用
型枠5,5a内にコンクリートを打設して防火区画6を
施工し、貫通穴形成用型枠1はこの防火区画6内に直接
埋め込んでしまう。次に、図6に示すように、防火区画
形成用型枠5,5a及び蓋5a′,5b′を取り外す。
【0026】次に、図7に示すように、型枠本体2(貫
通穴形成用型枠1)内に配管7を挿入し、防火区画6の
両端において型枠本体2の内径と配管7の外径の間の隙
間にモルタルなどの充填材8を充填し、すべての措置を
終える。
【0027】
【実施例3】本実施例は、請求項2,9に記載の発明に
対応しており、図8(A)は、貫通穴形成用型枠1にお
いて、型枠本体2は、型枠要素A2aと型枠要素B2b
とから成り、互いに接合口2a′,2b′において挿し
込んで連結が可能で、ここでの挿し込み量で型枠本体2
の長さを任意に調節することができる。図8(B)は施
工状態を示すもので、この実施例の貫通穴形成用型枠1
によると、防火区画6の厚さが変わった場合でも、1ケ
の貫通穴形成用型枠1で対応することができる。
【0028】
【実施例4】本実施例は、請求項4に記載の発明に対応
しており、図9(A)(B)(C)に示すように、型枠
本体2の外側に装填リブ2a″,2b″を形成し、この
間に熱膨張材4を装填したものである。
【0029】
【実施例5】本実施例は、請求項6に記載の発明に対応
しており、図10〜図12に示すように、型枠本体2内
に3本の配管7を一緒に通した場合である。この場合、
熱膨張材4は、図11に示すように、リング状を呈して
いる場合と、図12に示すように、配管7ごとに穴4
a,4b,4cが設けてある場合がある。なお、実施例
は3本の配管の例であるが、2本又は4本の場合も、熱
膨張材4は図11又は図12の形態となる。以上に説明
した実施例1〜5は、配管7を型枠本体2内に通す例で
あるが、ケーブル等の場合もすべて同様に施工される。
又、熱膨張材4の断面形状は、実施例1〜5の場合すべ
て楕円形状であり、2ケ並べて用いているが、四角形等
の多角形であってもよく(請求項5)、又、1ケだけを
装填するようにしてもよい。
【0030】以上の実施例において、貫通穴形成用型枠
1の施工対象はコンクリート壁、床、天井、梁等であ
り、型枠本体2は金属等変形しにくい材料の場合には貫
通穴形成用型枠1の内側に熱膨張材4を装填し、溶融し
たりする材料の場合には貫通穴形成用型枠1の内側又は
外側に熱膨張材4を装填することにより、何れの貫通穴
形成用型枠1の場合でも火災等が発生したときに、貫通
穴形成用型枠1により形成された貫通穴を閉塞する(請
求項10,11)。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように、防火区画施工時
に防火措置を兼ねた貫通穴形成用型枠を直接埋め込んで
施工するように構成したことにより、次の効果を奏す
る。1.従来のように単独で貫通穴形成用型枠を用いて
貫通穴を形成しないので、貫通穴の施工を簡略化でき
る。この結果、施工手数の削減と工期の短縮及び施工コ
スト、廃材の低減が可能である。2.従来の貫通穴形成
用型枠が不要になった分、資材コストの低減が可能であ
る。3.貫通穴形成用型枠を伸縮自在としたことによ
り、防火区画の厚さが違った場合でも1ケで対応でき
る。4.配管及びケーブルを複数本通す場合、熱膨張材
に個別に穴を設けることにより、従来の製品に比べ、同
じ穴の径において、より多く配管やケーブル等を通すこ
とが可能となる。5.従来の防火区画貫通部材では、貫
通穴形成用型枠の実径を考慮する必要があったが、本発
明ではその必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る貫通穴形成用型枠の説明図。
【図2】実施例1に係る貫通穴形成用型枠の断面図。
【図3】実施例1において、装填リブにより熱膨張材を
型枠本体内に装填するように構成した貫通穴形成用型枠
の説明図。
【図4】実施例2に係る貫通穴形成用型枠の施工例の説
明図。
【図5】実施例2に係る貫通穴形成用型枠の施工例の説
明図。
【図6】実施例2に係る貫通穴形成用型枠の施工例の説
明図。
【図7】実施例2に係る貫通穴形成用型枠の施工例の説
明図。
【図8】実施例3に係る貫通穴形成用型枠とこの施工例
の説明図。
【図9】実施例4に係る貫通穴形成用型枠の説明図。
【図10】実施例5に係る貫通穴形成用型枠とこの施工
例の説明図。
【図11】実施例5に係る貫通穴形成用型枠とこの施工
例の説明図。
【図12】実施例5に係る貫通穴形成用型枠とこの施工
例の説明図。
【図13】従来における貫通穴の施工例と、貫通穴形成
用型枠及び熱膨張パテ使用時に係る防火区画貫通穴の措
置例の説明図。
【符号の説明】
1 貫通穴形成用型枠 2 型枠本体 3 装填部 4 熱膨張材 5,5a 防火区画形成用型枠 6 防火区画 7 配管 8 モルタルなどの充填材
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月5日(1999.11.
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 防火区画貫通穴形成用打込み型枠及
びこの施工法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火区画壁、床、
天井、梁等を貫通する防火区画貫通穴形成用打込み型枠
及びこの施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一定規模以上の建物の壁、床、天井に
は、延焼を防ぐための防火区画が設けられ、その区画を
貫通する配管とかケーブル等にも、火災等が発生した際
にその延焼を止めるための措置を施すことが義務化され
ている。
【0003】従来におけるこの種措置方法としては、C
字状の弾性金属ケ−ス内に熱膨張材を装填した防火区画
貫通部材を貫通穴内に取り付ける方法(特開平10−8
9545号)あるいは貫通穴に熱膨張パテを充填する方
法等が公知である。図13(A)(B)(C)は防火区
画貫通部材及び熱膨張パテ使用時の施工例であって、先
ず、何れの場合も、図13(A)に示すように、防火区
画100を施工する前に貫通穴形成用型枠101をセッ
トし、その上でコンクリートを打設して防火区画100
を形成し、次に、貫通部材103を使用する場合には、
図13(B)に示すように、前記型枠101を取り外
し、次に熱膨張材104をケース103に装填した防火
区画貫通部材106内に配管等102を通し、これを貫
通穴内に位置させ、その他の隙間にはモルタル105を
充填することにより措置している。又、熱膨張パテ10
7を使用する場合には、図13(C)に示すように、配
管等102を貫通穴内に通し、その他の隙間には熱膨張
パテ107を充填することにより措置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の防
火区画貫通部の措置方法においては、防火区画100に
貫通穴形成用型枠101をあらかじめ施工していること
から、次のような問題がある。 1.型枠101をセットして防火区画を形成した後、そ
の型枠101を取り外し、貫通穴内に防火区画貫通部材
106又は熱膨張パテ107をセットするため、施工に
手数がかかる。特に、大きな建物においては、数百個の
防火区画貫通部材102を設置するため、施工に際して
の手数の増大は、人件費ばかりでなく、工事時間の増大
を招き、更に建物の建築費の増大を招いている。 2.型枠101は資材コストがかかり、かつ再生される
ことなく廃材として処分され、ゴミ処理問題の一因とな
っている。 3.型枠101の径は使用される材質によって、同じ呼
び径によっても実寸が異なり、貫通できる配管及びケー
ブル等を特定することに手間がかかる。
【0005】本発明の第1の目的は、防火区画貫通穴の
措置において、建物建築の防火区画形成時に貫通穴形成
用型枠を仮設で用いないで済む防火区画貫通穴形成用
込み型枠とこの施工法を提供することである。更に、第
2の目的は、防火区画の厚さに対応してその長さを簡単
にアジャストできる防火区画貫通穴形成用打込み型枠を
提供することである。更に、第3の目的は、汎用性を持
った防火区画貫通穴形成用打込み型枠を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、防火区画貫通穴
形成用打込み型枠において、防火区画貫通穴形成用打込
型枠自体に熱膨張材を装填して防火区画施工時に防火
区画貫通穴の形成に併せて貫通穴の防火措置を行うこと
ができるように構成したことを特徴とするものである。
【0007】更に、請求項2に記載の発明においては、
防火区画貫通穴形成用打込み型枠において、防火区画貫
通穴形成用打込み型枠を左右2個に分割し、この2個の
型枠要素を伸縮自在に接合し、夫々の型枠要素自体に熱
膨張材を装填し、防火区画施工時に防火区画貫通穴の形
成に併せて貫通穴の防火措置を行うことができるように
構成したことを特徴とするものである。
【0008】更に、請求項3に記載の発明においては、
請求項1又は2に記載の発明において、防火区画貫通穴
形成用打込み型枠の内側に熱膨張材を装填したことを特
徴とするものである。
【0009】更に、請求項4に記載の発明においては、
請求項1又は2に記載の発明において、防火区画貫通穴
形成用打込み型枠の外側に熱膨張材を装填したことを特
徴とするものである。
【0010】更に、請求項5に記載の発明においては、
請求項1又は2又は3又は4に記載の発明において、防
火区画貫通穴形成用打込み型枠及び型枠要素が断面円形
又は楕円形、又は多角形から成ることを特徴とするもの
である。
【0011】更に、請求項6に記載の発明においては、
請求項3に記載の発明において、防火区画貫通穴形成用
打込み型枠又は型枠要素間に装填した熱膨張材がリング
状又は貫通材が複数の場合には、この貫通材が個別に通
る独立した穴で構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0012】更に、請求項7に記載の発明においては、
防火区画貫通穴形成用打込み型枠の施工法において、防
火区画貫通穴形成用打込み型枠自体に熱膨張材を装填し
て成る防火区画貫通穴形成用打込み型枠を防火区画形成
用型枠内の所定の位置にセットする、前記防火区画貫通
穴形成用打込み型枠を直接埋め込むようにして防火区画
形成用型枠内にコンクリートを打設する、前記防火区画
貫通穴形成用打込み型枠内に貫通材を通し、この貫通材
と型枠間の隙間に充填材を詰め込んで措置する、工程か
ら成ることを特徴とするものである。
【0013】更に、請求項8に記載の発明においては、
請求項7に記載の発明において、防火区画の幅に対して
防火区画貫通穴形成用打込み型枠の幅が長い場合には、
防火区画の幅に合わせて防火区画貫通穴形成用打込み
枠の端をカットして防火区画と面一に施工することを特
徴とするものである。
【0014】更に、請求項9に記載の発明においては、
防火区画貫通穴形成用打込み型枠の施工法において、2
個の打込み型枠要素を伸縮自在に接合し、夫々の打込み
型枠要素自体に熱膨張材を装填して成る防火区画貫通穴
形成用打込み型枠を防火区画形成用型枠内の所定の位置
にセットする、前記防火区画貫通穴形成用打込み型枠を
直接埋め込むようにして防火区画形成用型枠内にコンク
リートを打設する、前記防火区画貫通穴形成用打込み
枠内に貫通材を通し、この貫通材と打込み型枠要素間の
隙間に充填材を詰め込んで措置する、工程から成ること
を特徴とするものである。
【0015】更に、請求項10に記載の発明において
は、請求項7又は8又は9に記載の発明において、防火
区画貫通穴形成用打込み型枠の施工対象がコンクリート
壁又はコンクリート床又はコンクリート梁等の建築構造
を形成するための防火区画であることを特徴とするもの
である。
【0016】更に、請求項11に記載の発明において
は、請求項7又は8又は9又は10に記載の発明におい
て、防火区画貫通穴形成用打込み型枠が金属製など変形
しにくい材料の場合には、打込み型枠の内側に熱膨張材
を装填した防火区画貫通穴形成用打込み型枠を用い、
込み型枠が樹脂など溶融する材料の場合には、打込み
枠の内側又は外側に熱膨張材を装填した防火区画貫通穴
形成用打込み型枠を用いることを特徴とするものであ
る。
【0017】本発明において、防火区画貫通穴形成用
込み型枠の断面形状は、円形、楕円形、多角形等任意で
あり、又、この型枠は上下又は左右に2分割できる構造
のものであってもよい。
【0018】また、防火区画貫通穴形成用打込み型枠内
に装填する熱膨張材は、1ケ所又は2ケ所であってもよ
く、この熱膨張材の断面形状は円形、楕円形、多角形で
もよい。又、その外形も打込み型枠形状に合わせて円
形、楕円形、多角形等となり、施工現場や貫通材により
この形状は任意に決定される。
【0019】
【作用】火災が発生し、熱膨張材の膨張温度以上になる
と、熱膨張材が熱膨張して防火区画貫通穴形成用打込み
型枠により形成された貫通穴を閉塞する。このとき、樹
脂管等軟かい配管については、これを膨張圧で押し潰
し、ケ−ブル等の場合には隅々まで熱膨張材が入り込ん
で隙間を無くし、火炎や有毒ガス等が防火区画を越えて
隣室に拡大、あるいは拡散しないようにする。また、防
火区画貫通穴形成用打込み型枠が溶融する材質であっ
て、この打込み型枠の外側に熱膨張材を装填した場合に
は、打込み型枠ごと押し潰して貫通穴全体を閉塞する。
【0020】
【実施例1】図1に基づいて、請求項1,3に記載した
発明に対応する防火区画貫通穴形成用打込み型枠(以下
「貫通穴形成用打込み型枠」と称す)の実施例を詳述す
る。図1において、(A)は請求項1に記載の貫通穴形
成用打込み型枠の斜視図、(B)は中央縦断正面図、
(C)はA−A′線断面図であって、この貫通穴形成用
打込み型枠1は、金属製又は樹脂製の打込み型枠本体2
の一部において内、外径を拡大して熱膨張材装填部(以
下「装填部」という)3を形成し、この装填部3内にリ
ング状の熱膨張材4を装填した構造である。
【0021】なお、装填部3は、図2(A)(B)
(C)に示すように、打込み型枠本体2を装填部3にお
いて左右に分離できる構造としてもよい。あるいは、図
3に示すように、ストレートの打込み型枠本体2内に装
填リブ3a、押えリング3bを形成し、この間に熱膨張
材4を装填するように形成してもよい。なお、熱膨張材
4の内径Pは、打込み型枠本体2の内径P1よりも僅か
に大きい。表1に、熱膨張材(熱膨張ゴム)4の組成の
一例を示す。
【0022】
【表1】
【0023】上記実施例1では、熱膨張材4は打込み
枠本体2において、1ケ所であるが、防火区画の厚さ等
に関係して、打込み型枠本体2内の左右の2ケ所に装填
してもよい。
【0024】
【実施例2】図3に示した貫通穴形成用打込み型枠1を
用いて行う請求項7に記載の防火区画貫通穴形成用打込
型枠1の施工法の実施例を図4〜図7に基づいて説明
する。図4は、防火区画を施工する状態であって、防火
区画形成用型枠5,5aを建て付け、この防火区画形成
用型枠5,5a間に水平に貫通穴形成用打込み型枠1を
固定する。この際、貫通穴形成用打込み型枠1は防火区
画の幅(厚さ)に合わせてカットし(請求項8)、コン
クリートが中に入らないよう両端には蓋5a′,5b′
をする。なお、この蓋は5a′,5b′はコンクリート
が中に入らない構造ならば、どのような構造のものであ
ってもよい。
【0025】次に、図5に示すように、防火区画形成用
型枠5,5a内にコンクリートを打設して防火区画6を
施工し、貫通穴形成用打込み型枠1はこの防火区画6内
に直接埋め込んでしまう。次に、図6に示すように、防
火区画形成用型枠5,5a及び蓋5a′,5b′を取り
外す。
【0026】次に、図7に示すように、打込み型枠本体
2(貫通穴形成用打込み型枠1)内に配管7を挿入し、
防火区画6の両端において打込み型枠本体2の内径と配
管7の外径の間の隙間にモルタルなどの充填材8を充填
し、すべての措置を終える。
【0027】
【実施例3】本実施例は、請求項2,9に記載の発明に
対応しており、図8(A)は、貫通穴形成用打込み型枠
1において、打込み型枠本体2は、打込み型枠要素A2
aと打込み型枠要素B2bとから成り、互いに接合口2
a′,2b′において挿し込んで連結が可能で、ここで
の挿し込み量で打込み型枠本体2の長さを任意に調節す
ることができる。図8(B)は施工状態を示すもので、
この実施例の貫通穴形成用打込み型枠1によると、防火
区画6の厚さが変わった場合でも、1ケの貫通穴形成用
打込み型枠1で対応することができる。
【0028】
【実施例4】本実施例は、請求項4に記載の発明に対応
しており、図9(A)(B)(C)に示すように、打込
型枠本体2の外側に装填リブ2a″,2b″を形成
し、この間に熱膨張材4を装填したものである。
【0029】
【実施例5】本実施例は、請求項6に記載の発明に対応
しており、図10〜図12に示すように、打込み型枠本
体2内に3本の配管7を一緒に通した場合である。この
場合、熱膨張材4は、図11に示すように、リング状を
呈している場合と、図12に示すように、配管7ごとに
穴4a,4b,4cが設けてある場合がある。なお、実
施例は3本の配管の例であるが、2本又は4本の場合
も、熱膨張材4は図11又は図12の形態となる。以上
に説明した実施例1〜5は、配管7を打込み型枠本体2
内に通す例であるが、ケーブル等の場合もすべて同様に
施工される。又、熱膨張材4の断面形状は、実施例1〜
5の場合すべて楕円形状であり、2ケ並べて用いている
が、四角形等の多角形であってもよく(請求項5)、
又、1ケだけを装填するようにしてもよい。
【0030】以上の実施例において、貫通穴形成用打込
型枠1の施工対象はコンクリート壁、床、天井、梁等
であり、打込み型枠本体2は金属等変形しにくい材料の
場合には貫通穴形成用打込み型枠1の内側に熱膨張材4
を装填し、溶融したりする材料の場合には貫通穴形成用
打込み型枠1の内側又は外側に熱膨張材4を装填するこ
とにより、何れの貫通穴形成用打込み型枠1の場合でも
火災等が発生したときに、貫通穴形成用打込み型枠1に
より形成された貫通穴を閉塞する(請求項10,1
1)。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように、防火区画施工時
に防火措置を兼ねた貫通穴形成用打込み型枠を直接埋め
込んで施工するように構成したことにより、次の効果を
奏する。 1.従来のように仮設で貫通穴形成用型枠を用いて貫通
穴を形成しないので、貫通穴の施工を簡略化できる。こ
の結果、施工手数の削減と工期の短縮及び施工コスト、
廃材の低減が可能である。 2.従来の貫通穴形成用型枠が不要になった分、資材コ
ストの低減が可能である。 3.貫通穴形成用打込み型枠を伸縮自在としたことによ
り、防火区画の厚さが違った場合でも1ケで対応でき
る。 4.配管及びケーブルを複数本通す場合、熱膨張材に個
別に穴を設けることにより、従来の製品に比べ、同じ穴
の径において、より多く配管やケーブル等を通すことが
可能となる。 5.従来の防火区画貫通部材では、貫通穴形成用型枠の
実径を考慮する必要があったが、本発明ではその必要が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る貫通穴形成用打込み型枠の説明
図。
【図2】実施例1に係る貫通穴形成用打込み型枠の断面
図。
【図3】実施例1において、装填リブにより熱膨張材を
打込み型枠本体内に装填するように構成した貫通穴形成
打込み型枠の説明図。
【図4】実施例2に係る貫通穴形成用打込み型枠の施工
例の説明図。
【図5】実施例2に係る貫通穴形成用打込み型枠の施工
例の説明図。
【図6】実施例2に係る貫通穴形成用打込み型枠の施工
例の説明図。
【図7】実施例2に係る貫通穴形成用打込み型枠の施工
例の説明図。
【図8】実施例3に係る貫通穴形成用打込み型枠とこの
施工例の説明図。
【図9】実施例4に係る貫通穴形成用打込み型枠の説明
図。
【図10】実施例5に係る貫通穴形成用打込み型枠とこ
の施工例の説明図。
【図11】実施例5に係る貫通穴形成用打込み型枠とこ
の施工例の説明図。
【図12】実施例5に係る貫通穴形成用打込み型枠とこ
の施工例の説明図。
【図13】従来における貫通穴の施工例と、貫通穴形成
用型枠及び熱膨張パテ使用時に係る防火区画貫通穴の措
置例の説明図。
【符号の説明】 1 貫通穴形成用打込み型枠 2 打込み型枠本体 3 装填部 4 熱膨張材 5,5a 防火区画形成用型枠 6 防火区画 7 配管 8 モルタルなどの充填材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防火区画貫通穴形成用型枠自体に熱膨張
    材を装填して防火区画施工時に防火区画貫通穴の形成に
    併せて貫通穴の防火措置を行うことができるように構成
    して成る防火区画貫通穴形成用型枠。
  2. 【請求項2】 防火区画貫通穴形成用型枠を左右2個に
    分割し、この2個の型枠要素を伸縮自在に接合し、夫々
    の型枠要素自体に熱膨張材を装填し、防火区画施工時に
    防火区画貫通穴の形成に併せて貫通穴の防火措置を行う
    ことができるように構成して成る防火区画貫通穴形成用
    型枠。
  3. 【請求項3】 防火区画貫通穴形成用型枠の内側に熱膨
    張材を装填して成る請求項1又は2記載の防火区画貫通
    穴形成用型枠。
  4. 【請求項4】 防火区画貫通穴形成用型枠の外側に熱膨
    張材を装填して成る請求項1又は2記載の防火区画貫通
    穴形成用型枠。
  5. 【請求項5】 防火区画貫通穴形成用型枠及び型枠要素
    が断面円形又は楕円形、又は多角形から成る請求項1又
    は2又は3又は4記載の防火区画貫通穴形成用型枠。
  6. 【請求項6】 防火区画貫通穴形成用型枠又は型枠要素
    間に装填した熱膨張材がリング状又は貫通材が複数の場
    合には、この貫通材が個別に通る独立した穴で構成され
    ている請求項3記載の防火区画貫通穴形成用型枠。
  7. 【請求項7】 防火区画貫通穴形成用型枠自体に熱膨張
    材を装填して成る防火区画貫通穴形成用型枠を防火区画
    形成用型枠内の所定の位置にセットする、 前記防火区画貫通穴形成用型枠を直接埋め込むようにし
    て防火区画形成用型枠内にコンクリートを打設する、 前記防火区画貫通穴形成用型枠内に貫通材を通し、この
    貫通材と型枠間の隙間に充填材を詰め込んで措置する、 工程から成る防火区画貫通穴形成用型枠の施工法。
  8. 【請求項8】 防火区画の幅に対して防火区画貫通穴形
    成用型枠の幅が長い場合には、防火区画の幅に合わせて
    防火区画貫通穴形成用型枠の端をカットして防火区画と
    面一に施工する請求項7記載の防火区画貫通穴形成用型
    枠の施工法。
  9. 【請求項9】 2個の型枠要素を伸縮自在に接合し、夫
    々の型枠要素自体に熱膨張材を装填して成る防火区画貫
    通穴形成用型枠を防火区画形成用型枠内の所定の位置に
    セットする、 前記防火区画貫通穴形成用型枠を直接埋め込むようにし
    て防火区画形成用型枠内にコンクリートを打設する、 前記防火区画貫通穴形成用型枠内に貫通材を通し、この
    貫通材と型枠要素間の隙間に充填材を詰め込んで措置す
    る、 工程から成る防火区画貫通穴形成用型枠の施工法。
  10. 【請求項10】 防火区画貫通穴形成用型枠の施工対象
    がコンクリート壁又はコンクリート床又はコンクリート
    梁等の建築構造を形成するための防火区画であることを
    特徴とする請求項7又は8又は9記載の防火区画貫通穴
    形成用型枠の施工法。
  11. 【請求項11】 防火区画貫通穴形成用型枠が金属製な
    ど変形しにくい材料の場合には、型枠の内側に熱膨張材
    を装填した防火区画貫通穴形成用型枠を用い、型枠が樹
    脂など溶融する材料の場合には、型枠の内側又は外側に
    熱膨張材を装填した防火区画貫通穴形成用型枠を用いる
    請求項7又は8又は9又は10記載の防火区画貫通穴形
    成用型枠の施工法。
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