JP2006173670A - 建物内移動体通信中継システム - Google Patents

建物内移動体通信中継システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006173670A
JP2006173670A JP2004359022A JP2004359022A JP2006173670A JP 2006173670 A JP2006173670 A JP 2006173670A JP 2004359022 A JP2004359022 A JP 2004359022A JP 2004359022 A JP2004359022 A JP 2004359022A JP 2006173670 A JP2006173670 A JP 2006173670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
mobile communication
floor
relay system
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004359022A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4235166B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Tsuji
弘之 辻
Satoru Sugiura
了 杉浦
Shigeru Shibuya
茂 渋谷
Hiroyasu Tabata
広泰 田畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP2004359022A priority Critical patent/JP4235166B2/ja
Publication of JP2006173670A publication Critical patent/JP2006173670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4235166B2 publication Critical patent/JP4235166B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】複数階を有する建物内における移動体通信中継システムを提供することである。
【解決手段】建物内移動体通信中継システム20は、移動体通信基地局10から建物12内に引き込まれる専用引込み線22と、専用引込み線22を建物の各階用の支線群26に分配する建物内変換器24と、建物内変換器24からエレベータ16の昇降路18の中に縦敷設され各階14に向かう各支線30と、各支線30の先の中継無線子機及びアンテナを含む。アンテナは、各階のエレベータ乗場において、乗場操作盤に隠されて設置される。ユーザ42は、各階のエレベータ乗場付近で、移動体通信端末44の交信を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は建物内移動体通信中継システムに係り、特に複数階の建物の各階に移動体通信用の中継無線子機を設ける建物内移動体通信中継システムに関する。
近年、携帯電話あるいは無線通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)又は無線通信機能を有する携帯型コンピュータ等を用い、移動体通信が利用されるようになってきている。そして、移動体通信が可能な範囲の拡大のために地上基地局の増設の他、駅や大型ビル等の人が集まる場所や店舗をホットスポットとして、無線交信が可能な中継子機を設けることが行われる。例えば、特許文献1には、ホットスポットを用いたビジネス方法として、客がホットスポットに入店してからインターネットに接続可能なまでの時間や使用料の精算処理に関する時間を少なくすることなどが開示される。
したがって、既に建築されているビルにおいても、例えば多くのオフィスや店舗が入っている大型ビル、あるいは高層ビル等においても、移動体通信が可能な設備を備えることが望まれてきている。この場合、各階に移動体通信の中継子機を設けるには、建物の縦方向に通信回線を通す必要がある。通常、複数階の建物には、電気配線等のための各階を貫通するEPS(Electric Pipe Space)が設けられているので、EPSのスペースに余裕があるときはそれを用い、通信基地局からその建物内に専用通信線を引き込み、これを建物の各階用の支線に分配して、EPSの中を建物の縦方向敷設することが出来る。
専用通信線の容量が大きい等の理由でEPSのスペースに入りきらないときは、有線支線を用いて中継子機を十分に設けることが出来ず、移動体通信端末の交信感度に制約が生じ、あるいは全く移動体通信が出来ない階が生じることがある。これを避けるため、建物の各階の床に貫通穴を設ける工事が行われる。この工事は、各階の床に既に敷設されている各種配線、各種配管等を避ける必要があるので、事前の調査等を行い、建物の運営に配慮して行われ、こうして敷設された各階支線の先に移動体通信用の中継無線子機を設けて、各階において移動体通信の交信を可能にすることが出来る。
特開2002−315058号公報
ところで、複数階の建物、特に中層以上の建物には通常エレベータが設けられる。このエレベータの昇降路は、建物を縦方向に貫通する空間であるので、火災等を考慮し、防火壁で囲まれている。そして、従来は、エレベータに関する配線、配管のみが敷設出来るように法規制が行われていた。しかし、法規制の問題を除けば、この昇降路は、防火壁に囲まれ防災上、防犯上安全度の高い領域であり、また、既に建物内を縦に貫通しているので、通信回線を縦敷設することに都合がよい。
本発明の目的は、かかるエレベータの昇降路の特性に着目し、新しい方式で複数階を有する建物内における移動体通信中継システムを提供することにある。
本発明に係る建物内移動体通信中継システムは、移動体通信基地局から建物内に引き込まれる専用引込み線と、専用引込み線を建物の各階用の支線に分配する建物内変換器と、エレベータの昇降路の中に敷設され建物内変換器から各階の中継無線子機にそれぞれ接続される各階用の縦支線と、昇降路各階の中継無線子機から昇降路各階の乗場操作盤へ通ずる防火穴を介し建物各階の中継用アンテナに接続される各階引き出し線と、を備えることを特徴とする。
また、中継用アンテナは、各階乗場操作盤に設けられることが好ましい。
また、本発明に係る建物内移動体通信中継システムにおいて、専用引込み線及び各階用縦支線は光ケーブルであることが好ましい。
また、中継無線子機は、光信号と無線信号との間の変換を行うメディアコンバータであることが好ましい。
また、本発明に係る建物内移動体通信中継システムは、移動体通信基地局から建物内に引き込まれる専用引込み線と、専用引込み線から建物内の信号配線に変換する建物内変換器と、建物内変換器からエレベータの昇降路の中に縦敷設され、各階の移動体通信端末との間の無線交信を行うための漏洩同軸ケーブルと、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る建物内移動体通信中継システムは、移動体通信基地局から建物内に引き込まれる専用引込み線と、専用引込み線から建物内の信号配線に変換する建物内変換器と、エレベータの昇降路の中に設置され、各階の移動体通信端末との間の無線交信を行うための集中無線子機と、建物内変換器から集中無線子機とを接続し、エレベータの昇降路の中に縦敷設される縦信号線と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る建物内移動体通信中継システムは、移動体通信基地局から建物内に引き込まれる専用引込み線と、専用引込み線から建物内の信号配線に変換する建物内変換器と、エレベータの昇降路の中に設置され、各階の移動体通信端末との間の無線交信を行うための集中無線子機と、を備えることを特徴とする。
上記構成により、移動体通信基地局から建物内に引き込まれる専用引込み線は各階用の支線に分配されたのち、各階用支線はエレベータの昇降路の中に縦敷設されて各階用の中継無線子機に接続され、アンテナは中継無線子機から昇降路の防火穴を介して建物各階の中継場所に配置される。したがって、通信回線の縦敷設のための新たな工事等を特に要することなく、新しい方式で複数階を有する建物内において移動体通信を中継することが出来る。
また、中継用アンテナは、各階乗場操作盤に設けられるので、アンテナの設置が目立つことなく、移動体通信を中継することが出来る。
また、専用引込み線及び各階用縦支線は光ケーブルであるので、高速高容量の移動体通信の交信を中継することが可能になる。
また、中継無線子機は、光信号と無線信号との間の変換を行うメディアコンバータであるので、中継場所の中継無線子機のところまで高速高容量の通信伝送が可能となる。
また、移動体通信基地局から専用引込み線で建物内に引き込まれた後、エレベータの昇降路の中に漏洩同軸ケーブルが縦敷設される。この漏洩同軸ケーブルは、例えば、エレベータの各階乗場の開閉扉付近の隙間によって、各階の移動体通信端末と信号の授受を行うことができる。したがって、通信回線の縦敷設のための新たな工事等を特に要することなく、新しい方式で複数階を有する建物内において移動体通信を中継することが出来る。
また、移動体通信基地局から専用引込み線で建物内に引き込まれた後、エレベータの昇降路の中に信号線が縦敷設され、その先に集中無線子機が昇降路内に設けられる。この集中無線子機は、例えば、エレベータの各階乗場の開閉扉付近の隙間によって、各階の移動体通信端末と信号の授受を行うことができる。したがって、通信回線の縦敷設のための新たな工事等を特に要することなく、新しい方式で複数階を有する建物内において移動体通信を中継することが出来る。
また、移動体通信基地局から専用引込み線で建物内に引き込まれた後、エレベータの昇降路内に集中無線子機が設けられる。この集中無線子機は、例えば、エレベータの各階乗場の開閉扉付近の隙間によって、各階の移動体通信端末と信号の授受を行うことができる。したがって、通信回線の縦敷設のための新たな工事等を特に要することなく、新しい方式で複数階を有する建物内において移動体通信を中継することが出来る。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下の説明では、移動体通信基地局から建物には光ケーブルで専用回線が引き込まれ、さらに各階の中継無線子機までの支線も光ケーブルを用いるものとしたが、これらは導電体による通信線、すなわち電気通信線を用いてもよい。また、移動体通信基地局から建物に専用回線を引き込むのは、地下を通り、エレベータ昇降路のピットに近いところで建物に導入されるものとしたが、建物の構造に合わせた他の導入場所としてもよい。例えば、建物の最上階にエレベータの機械室が設けられる場合等でそれに近いところで建物に専用回線を導入することが適している場合等には、建物の最上階から専用回線を建物内に導入するものと出来る。また、以下では、建物には1つのエレベータ昇降路があるものとして説明するが、複数の昇降路があってもよく、また、各階への支線の分配は1箇所で行うものとして説明するが、建物の構造によっては支線分配の容易な複数の場所に分配器を設けてもよい。
また、以下では、建物は既に建設済みで、建物内に移動体通信用の通信回線が敷設されていない既設ビルであるものとし、これに新しく各階に移動体通信用中継無線子機を設置するリニューアルを行うものとするが、もちろん、これから新しく建設する建物に、最初からこの実施の形態に係る建物内移動体通信中継システムを設けることが出来る。
図1は、建物内移動体通信中継システム20が適用される建物12と移動体通信基地局10の周辺の構成を示す図である。建物12は、複数階、例えば8階の階層を有し、既に建設済みで、従来は建物内に移動体通信用の通信回線が敷設されていない既設ビルであって、今回、建物内移動体通信中継システム20を適用し、各階に移動体通信用中継無線子機を設置するリニューアルが行われて、図1の構造となったものである。この建物12には、各階14に昇降が可能なエレベータ16のための昇降路18が建物12の縦方向を貫通して設けられている。
建物内移動体通信中継システム20は、移動体通信基地局10から建物12内に引き込まれる専用引込み線22と、専用引込み線22を建物の各階用の支線群26に分配する建物内変換器24と、建物内変換器24からエレベータ16の昇降路18の中に縦敷設され各階14に向かう各支線30と、各支線30の先の中継無線子機及びアンテナを含む。なお、図1には、各階14にいるユーザ42とその移動体通信端末44が各支線30の先のアンテナを介して交信する様子が示されている。
専用引込み線22は、移動体通信基地局10から、建物ごとに専用に敷設される光ケーブルである。専用引込み線22は、移動体通信基地局10から地下の光ケーブル敷設管の中に配置され、建物12の地下部分に設けられる建物内変換器24に接続される。かかる専用引込み線22は、建物12の階層数や移動体通信の想定される頻度に基づく必要通信容量に適した芯線数の光ファイバを被覆材で覆ったもので構成することができる。
建物内変換器24は、専用引込み線22から建物内の通信配線に変換する機能を有する機器で、建物内配線に接続される各種通信機器の制御等を行うほか、図1の場合は、専用引込み線22の通信容量を建物の各階用の支線30にそれぞれ分配する機能を有する。例えば、各階の移動体通信の必要容量が等しいと想定されるときは、各階ごとに同じ通信容量を有する支線ケーブルが用いられ、上記の例では、8階分の8系列の支線30に専用引込み線22の通信容量が分配される。この場合は、各支線30は、各1本ずつで構成することが好ましい。このようにすることで、建物の構造によらず、各支線30の構成を同一にでき、予め工場で各支線30の集合である支線群26を製作して準備できる。もちろん、各支線30の通信容量の合計が専用引込み線22の通信容量を超えなければ、他の分配方法でもよい。例えば、将来の増設支線を考慮して、専用引込み線22の通信容量の半分を各支線30に均等に分配してもよく、各階の移動体通信必要容量が異なるときは、それに応じた分配比で専用引込み線22の通信容量を分配してもよい。
建物内変換器24は、建物の地下部分で、昇降路18の最下部のピットと呼ばれるところの近傍に設けられることが好ましい。エレベータ16のピットには、昇降用電動機やエレベータ制御盤等が配置され、通常はそのピットの近くに、ピットに向けての電気配線等をまとめるためのMDF(Main Distribution Frame)コーナと呼ばれる室空間が設けられ、MDFコーナからピットに向けて昇降路18の防火壁を貫く防火穴が電気配線等を通すために設けられる。したがって、建物内変換器24は、好ましくはMDFコーナ内に設けることがよい。このようにすることで、既設の建物内空間及び防火穴を用いて、建物内変換器24を設置でき、防火穴を通して各階用の支線30を昇降路18内に導入することができる。
かかる建物内変換器24は、光ハブと呼ばれる装置、例えば一定の通信容量を共有するPON(Passive Optical Network)技術、あるいは通信容量を設定して分配する光帯域制御技術等を用いる装置で構成することが出来る。
支線群26は、各階の支線30の集合であり、上記の例では、8系列の各階支線30の集合である。支線群26は、建物内変換器24の出口では8系列の各階支線30が1つの被覆で保護され、エレベータ16の昇降路18を最下部から上方に向かって敷設される。そして、1階まで延ばされたところで1階用の支線30が分岐し、次に2階まで延ばされたところで2階用の支線30がさらに分岐し、これを繰り返し、最上階の8回では8階用の支線30のみが延ばされる。各支線30は、専用引込み線22と同様の構成で、通信容量の小さいものを用いることができる。
図2は、図1における各支線30の先の部分40についての詳細な拡大図で、図2(a)はエレベータ乗場付近の側面断面図、(b)はその平面断面図である。この部分40は、各階14のエレベータ乗場50近傍の部分である。エレベータ乗場50には、エレベータ16の籠17が停止したときに、乗降出来るように乗場開口が防火壁52を破って設けられ、その部分に乗降のための開閉扉54が設置される。開閉扉54は、エレベータ乗場50側に設けられる他、さらにエレベータ16の籠17側に設けられることもある。そして、開閉扉54の周囲における防火壁52のエレベータ乗場50側の表面に、エレベータ16をその階に呼ぶ等のための乗場操作盤56が取り付けられる。
乗場操作盤56の裏側の防火壁52には、乗場操作盤56と、図示されていないエレベータ制御盤との間の信号線等を通すための防火穴58が設けられる。防火穴58は、防火壁52の開口であるので、これを通って火災が広がらないようにする構造を有している。図3に防火穴58周りの構造を示す。防火穴58には、両側から難燃性材料からなるアダプタ70がはめ込まれる。アダプタ70は、信号線72を通すための細い貫通穴が設けられる鍔付きブッシュであり、その細い貫通穴には、信号線72を通した後、難燃性の熱膨張性樹脂材料74が詰められる。熱膨張性樹脂材料74は、加熱することで膨脹し、万一火災等により加熱されると、膨脹して貫通穴の隙間をふさぎ、火災の広がりを阻止することができる。熱膨張樹脂は、細い貫通穴の部分以外の隙間にも必要に応じ詰めてよい。
再び図2に戻り、各階用の支線30が乗場操作盤56のところに至る経路について説明する。各階用の支線30は、エレベータ16の昇降路18に縦方向に配置されるガイドバー19又はガイドワイヤに適当な支持材で適宜止められ、上記のように、昇降路18を上方に向かって延び、各階のところで支線群26から1本づつ分けられる。各階のところでは、昇降路18の内側の適当なところに中継無線子機60が取り付けられ、各階支線30はこの中継無線子機60の入力端子に接続される。中継無線子機60の出力端は、電気信号線である各階引出し線62の一方端が接続され、各階引出し線62の他方端は、防火穴58を通り、乗場操作盤56の裏側に出て、そこでアンテナ64を形成する。
中継無線子機60は、光ケーブルである各階用支線30によって伝送される光信号と、各階引出し線62により伝送される電気信号との間の変換を行う機能を有する装置である。かかる中継無線子機60は、光断続信号から電気断続信号へ、及び電気断続信号から光断続信号への双方向変換を行うことが出来るもので、いわゆるメディアコンバータとして市販されているものを用いることが出来る。
アンテナ64は、各階のエレベータ乗場50を中継場所として、その領域内の無線携帯機器と無線交信するための無線アンテナで、例えば、導体線をループ形状にしたループアンテナ、又は棒状のアンテナ等を用いることができる。アンテナ64の配置は、乗場操作盤56の操作面側から視覚的に見えないようにすることが望ましい。ループアンテナの場合は、乗場操作盤56の外形周囲に沿って這わせてもよい。また、予め乗場操作盤56に埋め込み、その端子を引出し、これを上記の各階引出し線62としてその一方端を中継無線子機60の出力端に接続するものとしてもよい。
図4は、エレベータの開閉扉54が設けられるエレベータ乗場50付近を中継場所として、その領域にいるユーザ42が、その移動体通信端末44である携帯電話で、乗場操作盤56に隠されたアンテナ64と交信する様子を示す図である。このように、人が多く通過する領域であるエレベータ乗場50付近に、建物内移動体通信の中継用アンテナ64を設けることでユーザに利用しやすくなり、アンテナ64を乗場操作盤で隠すように配置することで、建物美観を損なうことがない。
かかる構造の建物内移動体通信中継システム20の設置方法を説明する。既設の建物12に新たに移動体通信用中継点を各階に設けるリニューアルをするには、まず既存のMDFコーナに建物内変換器24を設置する。そして、予め工場で製作した各階用支線群26を建物12のエレベータ昇降路18の中に持ち込み、その一方端、すなわち各階用支線30が分岐していない側を、エレベータ昇降路18からMDFコーナに至る既存の防火穴を通し、MDFコーナ内の建物内変換器24の出力側に接続する。
次に、各階用支線群26をガイドバー19に沿って適当な支持材を用いて昇降路18の上方に向けて延ばしながら縦敷設する。1階の開閉扉54付近まで延ばすと、その周辺の防火壁52に1階用の中継無線子機60を取り付け、その入力端に1階用支線30を接続する。中継無線子機60は、予め工場で支線群26に取り付けられるものとしてもよい。その場合には、その中継無線子機60付き支線群26を昇降路18に縦敷設し、各階の中継無線子機取り付け位置に至ればそこで中継無線子機60を取り付けるだけでよい。このようにして、各階用の中継無線子機60を取り付けながら各階支線30をそれぞれ接続する。
一方、各階のエレベータ乗場50においては、乗場操作盤56を一旦取外し、各階引出し線付きアンテナ64の一方端側を既設の防火穴58に通す。この際、既設のアダプタでは各階引き出し線62を通すことができないときは、新しく適したアダプタ70を用い、必要な箇所に熱膨張性樹脂材料74を詰めてコーキングする。その後乗場操作盤56を再び取り付ける。このようにして、エレベータ乗場50においては、アンテナ64を乗場操作盤56に隠して設け、外観上は以前と全く変わらないようにできる。
こうして昇降路18内にそれぞれ各階引出し線62が引き出されるので、この一方端をそれぞれ各階用の中継無線子機60の出力端に接続する。その後、建物外の移動体通信基地局10から専用引込み線22を地下配管によって建物12に向かって敷設し、建物12に既設されている適当な導入口から建物12内に導入し、MDFコーナの建物内変換器24の入力側に接続する。これで一連のリニューアル工事が終了する。
このように、既設の導入口、防火穴、MDFコーナ、昇降路、ガイドレール、乗場操作盤等を利用するので、建物12に対する新たな工事を最小限に抑えることができ、リニューアル工期を短期間とし、コストも抑制することができる。また、昇降路の防火性、防犯性の面から、通信回線の保護が十分に行われる。さらに、通信回線周りのメンテナンスも、昇降路を用いることができ、作業性がよい。
図5は、エレベータの昇降路18を利用する建物内移動体通信中継システムの他の構成例を示す図である。図1、図2と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。この建物内移動体通信中継システム80は、専用引込み線22が建物12内に引き込まれて建物内変換器24に接続され、その先は、エレベータ16の昇降路18の中に上方に向かって漏洩同軸ケーブル82が縦敷設される。
建物内変換器24は、上記のように専用引込み線22から建物内配線に変換する機能を有するが、図5の構成においては、専用引込み線22から漏洩同軸ケーブル82に変換する機能を有する。
漏洩同軸ケーブル82は、LCX(Leakage Co−aXial cable)と呼ばれ、電磁シールドの目的の同軸ケーブルとは逆の発想で、同軸ケーブルのシールドにわずかなスリット(隙間)を設けることで電波を漏洩させることができるケーブルである。したがって、このスリットを介し、外部の移動体通信端末と交信することができ、例えば移動車両内の無線機器との通信等に用いられている。
図5の構成では、各階14のエレベータ16の開閉扉54には隙間が多少ともあるので、各階の移動体通信端末44の電波はこの隙間を通って昇降路18に入る。この電波は、昇降路18内の漏洩同軸ケーブル82を介して受信される。同様にこの隙間を通っての送信もできる。このようにして各階の移動体通信端末44についての通信の中継を行うことができる。
このような構成をとることで、図1の構成のように各階ごとに支線を縦配線する代わりに、昇降路18内に1本の漏洩同軸ケーブル82を縦配線し、コストを削減して同様の効果を得ることが可能である。また、特に、図5の構成では、エレベータ16の籠17内のユーザ42にとってその移動体通信機器44の利用が可能となる。さらに、移動体通信中継のため以外の目的、例えば、各階に固定通信機器用のLAN(Local Area Network)を敷設するために、図1と同様な縦支線を行うことがあれば、この縦支線の敷設に合わせて、同じ縦敷設工事で漏洩同軸ケーブル82を敷設することができ、同じ工事で固定通信機器用のLAN敷設と移動体通信中継敷設が行え、便利である。
図6は、エレベータの昇降路18を利用する建物内移動体通信中継システムのさらなる他の構成例を示す図である。図1、図2と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。この建物内移動体通信中継システム90は、専用引込み線22が建物12内に引き込まれて建物内変換器24に接続され、その先は、エレベータ16の昇降路18の中に上方に向かって通信線92が縦敷設される。そして、昇降路18内の上部に設けられた集中無線子機94に通信線92の先が接続される。
建物内変換器24は、上記のように専用引込み線22から建物内配線に変換する機能を有するが、図6の構成においては、専用引込み線22から集中無線子機94用の通信線92に変換する機能を有する。通信線94は、光ケーブルでもよく、電気通信線でもよい。専用引込み線22が光ケーブルであって通信線94が電気通信線であるときは、図2の中継無線子機60のように、メディアコンバータを建物内変換器24に用いることができる。
集中無線子機94は、アンテナを有し、移動体通信機器44と無線交信できる機能を有する機器である。したがって、通信線92が光ケーブルの場合は、図2の中継無線子機60のように、メディアコンバータを建物内変換器24に用いることができる。集中無線子機94は、昇降路18の最上部に設けられてもよく、また、電波の交信範囲を考慮して、昇降路18内の適当な高さ位置に配置してもよい。また、建物12の階層に応じ、複数の集中無線子機94を昇降路18内の高さ位置を変えて配置してもよい。
図6の構成では、図5の場合と同様、各階14のエレベータ16の開閉扉54には隙間が多少ともあるので、各階の移動体通信端末44の電波はこの隙間を通って昇降路18に入る。この電波は、昇降路18内の集中無線子機94のアンテナを介して受信される。同様にこの隙間を通っての送信もできる。このようにして各階の移動体通信端末44についての通信の中継を行うことができる。
このような構成をとることで、図1の構成のように各階ごとに支線を縦配線する代わりに、昇降路18内に通信線92を縦配線しその先に集中無線子機94を設けることで、コストを削減して同様の効果を得ることができる。また、図5の構成と同様に、エレベータ16の籠17内のユーザ42にとってその移動体通信機器44の利用が可能となる。
図7は、上記の変形である建物内移動体通信中継システム100を示す図で、ここでは、集中無線子機94が、昇降路18の最下層に設けられる。この場合でも、図6と同様に各階の移動体通信端末44についての通信の中継を行うことができる。
本発明に係る実施の形態の建物内移動体通信中継システムが適用される建物と移動体通信基地局周辺の構成を示す図である。 図1における各支線の先の部分についての詳細な拡大図である。 防火穴周りの構造を示す図である。 本発明に係る実施の形態の建物内移動体通信中継システムにおいて、エレベータ乗場付近の様子を示す図である。 他の実施の形態における構成を示す図である。 さらに他の実施の形態における構成を示す図である。 図6の変形実施の形態の構成を示す図である。
符号の説明
10 移動体通信基地局、12 建物、14 各階、16 エレベータ、17 籠、18 昇降路、19 ガイドバー、20,80,90,100 建物内移動体通信中継システム、22 専用引込み線、24 建物内変換器、26 支線群、30 支線、42 ユーザ、44 移動体通信端末、50 エレベータ乗場、52 防火壁、54 開閉扉、56 乗場操作盤、58 防火穴、60 中継無線子機、62 引出し線、64 アンテナ、70 アダプタ、72 信号線、74 熱膨張性樹脂材料、82 漏洩同軸ケーブル、92 通信線、94 集中無線子機。

Claims (7)

  1. 移動体通信基地局から建物内に引き込まれる専用引込み線と、
    専用引込み線を建物の各階用の支線に分配する建物内変換器と、
    エレベータの昇降路の中に敷設され建物内変換器から各階の中継無線子機にそれぞれ接続される各階用の縦支線と、
    昇降路各階の中継無線子機から昇降路各階の乗場操作盤へ通ずる防火穴を介し建物各階の中継用アンテナに接続される各階引き出し線と、
    を備えることを特徴とする建物内移動体通信中継システム。
  2. 請求項1に記載の建物内移動体通信中継システムにおいて、
    中継用アンテナは、各階乗場操作盤に設けられることを特徴とする建物内移動体通信中継システム。
  3. 請求項1に記載の建物内移動体通信中継システムにおいて、
    専用引込み線及び各階用縦支線は光ケーブルであることを特徴とする建物内移動体通信中継システム。
  4. 請求項1に記載の建物内移動体通信中継システムにおいて、
    中継無線子機は、光信号と無線信号との間の変換を行うメディアコンバータであることを特徴とする建物内移動体通信中継システム。
  5. 移動体通信基地局から建物内に引き込まれる専用引込み線と、
    専用引込み線から建物内の信号配線に変換する建物内変換器と、
    建物内変換器からエレベータの昇降路の中に縦敷設され、各階の移動体通信端末との間の無線交信を行うための漏洩同軸ケーブルと、
    を備えることを特徴とする建物内移動体通信中継システム。
  6. 移動体通信基地局から建物内に引き込まれる専用引込み線と、
    専用引込み線から建物内の信号配線に変換する建物内変換器と、
    エレベータの昇降路の中に設置され、各階の移動体通信端末との間の無線交信を行うための集中無線子機と、
    建物内変換器から集中無線子機とを接続し、エレベータの昇降路の中に縦敷設される縦信号線と、
    を備えることを特徴とする建物内移動体通信中継システム。
  7. 移動体通信基地局から建物内に引き込まれる専用引込み線と、
    専用引込み線から建物内の信号配線に変換する建物内変換器と、
    エレベータの昇降路の中に設置され、各階の移動体通信端末との間の無線交信を行うための集中無線子機と、
    を備えることを特徴とする建物内移動体通信中継システム。
JP2004359022A 2004-12-10 2004-12-10 建物内移動体通信中継システム Expired - Fee Related JP4235166B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004359022A JP4235166B2 (ja) 2004-12-10 2004-12-10 建物内移動体通信中継システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004359022A JP4235166B2 (ja) 2004-12-10 2004-12-10 建物内移動体通信中継システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006173670A true JP2006173670A (ja) 2006-06-29
JP4235166B2 JP4235166B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=36673992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004359022A Expired - Fee Related JP4235166B2 (ja) 2004-12-10 2004-12-10 建物内移動体通信中継システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4235166B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193316A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Toshiba Tec Corp 無線通信システム及び無線キャリア伝送システム
CN102561744A (zh) * 2012-01-09 2012-07-11 浙江瑞能通信科技有限公司 免登高一键式维护一体化基站
JP2012134639A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Hitachi Building Systems Co Ltd 無線通信システムの通信経路選定方法
CN112349228A (zh) * 2020-11-09 2021-02-09 成都中科大旗软件股份有限公司 基于5g的景区导游导览系统

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0522199A (ja) * 1991-07-09 1993-01-29 Mitsubishi Electric Corp エレベータ無線通信装置
JPH05175890A (ja) * 1991-12-24 1993-07-13 Ohbayashi Corp 建物における情報伝送方法
JPH05227073A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Akinori Muroi マンホールアンテナ装置および情報通信システム
JPH05306080A (ja) * 1992-05-06 1993-11-19 Mitsubishi Electric Corp エレベータのケーブル接続装置
JPH06255917A (ja) * 1991-02-05 1994-09-13 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk エレベータの小電力無線機器装置
JPH0870483A (ja) * 1994-06-20 1996-03-12 Toshiba Corp 移動通信システム
JPH08316720A (ja) * 1995-05-15 1996-11-29 Hitachi Ltd エレベータの無線機器装置
JPH11127100A (ja) * 1997-10-20 1999-05-11 Nec Corp マンホール型基地局及びこれを備えた移動通信システム並びに該移動通信システムにおけるハンドオフ制御方法
JP2000068912A (ja) * 1998-08-17 2000-03-03 Nec Corp 移動通信システムと無線中継器
JP2001123563A (ja) * 1999-10-26 2001-05-08 Tosetz Co Ltd 防火区画貫通穴形成用打込み型枠及びこの施工法
JP2002167131A (ja) * 2000-09-25 2002-06-11 Mitsubishi Electric Corp 移動体システム及びその情報供給方法
JP2002540663A (ja) * 1999-03-24 2002-11-26 デイアトル ネットコム コンサルタンツ アクチボラゲット 移動電話システム内の送信機および受信機ユニットにおける方法および装置
JP2003169005A (ja) * 2001-12-04 2003-06-13 J-Phone Co Ltd 垂直方向に敷設した漏洩ケーブルによる電波の供給システム
JP2004201252A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Hitachi Kokusai Electric Inc 光伝送システム

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06255917A (ja) * 1991-02-05 1994-09-13 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk エレベータの小電力無線機器装置
JPH0522199A (ja) * 1991-07-09 1993-01-29 Mitsubishi Electric Corp エレベータ無線通信装置
JPH05175890A (ja) * 1991-12-24 1993-07-13 Ohbayashi Corp 建物における情報伝送方法
JPH05227073A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Akinori Muroi マンホールアンテナ装置および情報通信システム
JPH05306080A (ja) * 1992-05-06 1993-11-19 Mitsubishi Electric Corp エレベータのケーブル接続装置
JPH0870483A (ja) * 1994-06-20 1996-03-12 Toshiba Corp 移動通信システム
JPH08316720A (ja) * 1995-05-15 1996-11-29 Hitachi Ltd エレベータの無線機器装置
JPH11127100A (ja) * 1997-10-20 1999-05-11 Nec Corp マンホール型基地局及びこれを備えた移動通信システム並びに該移動通信システムにおけるハンドオフ制御方法
JP2000068912A (ja) * 1998-08-17 2000-03-03 Nec Corp 移動通信システムと無線中継器
JP2002540663A (ja) * 1999-03-24 2002-11-26 デイアトル ネットコム コンサルタンツ アクチボラゲット 移動電話システム内の送信機および受信機ユニットにおける方法および装置
JP2001123563A (ja) * 1999-10-26 2001-05-08 Tosetz Co Ltd 防火区画貫通穴形成用打込み型枠及びこの施工法
JP2002167131A (ja) * 2000-09-25 2002-06-11 Mitsubishi Electric Corp 移動体システム及びその情報供給方法
JP2003169005A (ja) * 2001-12-04 2003-06-13 J-Phone Co Ltd 垂直方向に敷設した漏洩ケーブルによる電波の供給システム
JP2004201252A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Hitachi Kokusai Electric Inc 光伝送システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193316A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Toshiba Tec Corp 無線通信システム及び無線キャリア伝送システム
JP4493668B2 (ja) * 2007-02-02 2010-06-30 東芝テック株式会社 無線通信システム及び無線キャリア伝送システム
JP2012134639A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Hitachi Building Systems Co Ltd 無線通信システムの通信経路選定方法
CN102561744A (zh) * 2012-01-09 2012-07-11 浙江瑞能通信科技有限公司 免登高一键式维护一体化基站
CN102561744B (zh) * 2012-01-09 2014-01-22 浙江瑞能通信科技股份有限公司 免登高一键式维护一体化基站
CN112349228A (zh) * 2020-11-09 2021-02-09 成都中科大旗软件股份有限公司 基于5g的景区导游导览系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4235166B2 (ja) 2009-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11431372B2 (en) Enhanced elevator radio signal coverage
JP4235166B2 (ja) 建物内移動体通信中継システム
US6801753B1 (en) Method and device at a transmitter and receiver unit in a mobile telephone system
CN108418608A (zh) 用于电梯信号覆盖的通信系统
JP4332595B1 (ja) ビル内広帯域情報通信ネットワークシステム
JP4682016B2 (ja) 建屋内外部通信伝送路及び総合信号伝送システム
JP2006173669A (ja) 建物内光伝送路
JP3813082B2 (ja) 垂直方向に敷設した漏洩ケーブルによる電波の供給システム
CN103024355A (zh) 用于高层建筑施工的视频监控及无线对讲讯号覆盖系统
JP2010056633A (ja) 分波装置及びこれを用いた集合建築物用の通信システム
JP4294666B2 (ja) 建物内光伝送路の敷設方法
JP2665406B2 (ja) エレベータの小電力無線機器装置
JP4669771B2 (ja) 建屋内外部通信伝送路
JP2007206357A (ja) 建物内光伝送路
JP2017005399A (ja) 無線通信システム
JP3757455B2 (ja) 複数建物の昇降機の監視制御システム
KR200359120Y1 (ko) 아파트 방송 제어시스템
JP2008058758A (ja) 建物内光伝送路
JP4673722B2 (ja) 建屋内外部通信伝送路
JP2009194625A (ja) 通信システム及び建築物
JP4091597B2 (ja) 建物内lan利用管理システム
SizE location
JP2006174520A (ja) 建物内光伝送路
JP2003274543A (ja) 住戸の配線構造
JP4001888B2 (ja) 建物内lan利用管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees