JP2012134639A - 無線通信システムの通信経路選定方法 - Google Patents

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【課題】建物内に親局と子局及び中継局を設置して無線通信経路を選定する作業が容易かつ安価に行える無線通信システムの通信経路選定方法を提供すること。
【解決手段】親局3と、消費電力量等の状態量を計測するセンサ(例えばパルス発信付メータ4)に接続された子局1と、子局1と親局3間の無線通信を中継する中継局2とを同じ建物6内に設置して、前記センサの計測値が子局1から親局3へ送信されるようにした無線通信システムにおいて、中継局2を建物6内の適宜場所に仮設したうえで、親局3と子局1及び中継局2のうちの1台の局から送信して残余の局で受信する試験通信を全ての局が順次送信局となるように実施して、受信状態の適否を示すデータを含む試験通信の結果を一覧表8にして表示させる。そして、この一覧表8に基づき、子局1と親局3間の最適な無線通信経路を選定するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、ビル等の建物内に親局と子局と中継局を相互通信が行えるように配置して構成される無線通信システムの通信経路選定方法に関する。
無線通信システムの通信経路を選定する方法として、変電所などの広い場所に無線ネットワークを構築する際に、仮構築した無線ネットワークにおける複数のセンサ端末間の接続状態を表示するようにした先行技術が特許文献1に開示されている。この従来技術では、無線通信機能や受信電界強度計測機能等を有するセンサ端末を予め監視対象エリア内に複数設置して無線ネットワークを仮構築し、これらセンサ端末間の相互通信時における受信電界強度や通信成功率に関する計測データを収集したうえで、各センサ端末間の接続状態を示すネットワーク構成図を作成するため、多ルートの無線通信経路を把握できるようになっている。
特開2010−45701号公報
前述した従来技術は、多ルートの無線通信経路を必要とする複雑な無線ネットワークを構築する際には有効であるが、ビル等の建物内に親局と子局と中継局を配置して構成される比較的単純な無線通信システムに適用する場合、コスト面で甚だ不利になるという問題があった。すなわち、このように比較的単純な無線通信システムに前述した従来技術を適用した場合、好適な無線通信経路をネットワーク構成図から探し出して確定させるまでに煩雑な作業を余儀なくされるのみならず、子局と親局間の無線通信を中継する中継局を数多く設置しなければならないため、部品コストや設置コストや保守点検コストが嵩むことになり、結局、無線通信システムが不所望に高コストなものになってしまう。
本発明は、前述した従来技術における実状に鑑みてなされたもので、その目的は、建物内に親局と子局と中継局を設置して無線通信経路を選定する作業が容易かつ安価に行える無線通信システムの通信経路選定方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、それぞれが無線通信機能を有する少なくとも1台の親局と複数台の子局を同じ建物内に設置し、前記子局に前記建物内の状態量を個別に計測するセンサを接続して該センサの計測値が前記親局へ送信されるようにした無線通信システムの通信経路選定方法において、前記子局と前記親局間の無線通信を中継する中継局を前記建物内の適宜場所に仮設したうえで、前記親局と前記子局及び前記中継局のうちの1台の局から送信して残余の局で受信する試験通信を全ての局が順次送信局となるように実施して、受信状態の適否を示すデータを含む前記試験通信の結果を一覧表にして表示させることにより、前記子局と前記親局間の無線通信が良好に行える通信経路を選定するようにした。
このように構成された無線通信システムの通信経路選定方法では、親局と子局及び仮設の中継局が順次送信局となるように設定して行われる試験通信の結果が一覧表(例えばマトリックス表)に表示されるため、子局と親局間、子局と中継局間、及び中継局と親局間のそれぞれについて無線通信が良好に行えるか否かを瞬時に判定でき、それゆえ子局と親局間の最適な無線通信経路を的確に把握できる。すなわち、試験通信の結果に基づいて、子局と親局間の無線通信が中継局を介さずに良好に行えるか否かを瞬時に判定できるのみならず、中継局を介在させる必要がある場合には、どの中継局を利用すれば良いのかを容易に判定できる。したがって、無線通信システムの通信経路を選定する際に、建物内に必要最小限の中継局を効率良く配置させることができて煩雑な作業も不要となる。
また、上記の構成において、中継局を建物内に存するエレベータの昇降路近傍と親局の鉛直方向近傍の少なくともいずれか一方に仮設しておけば、親局との無線通信が妨害されにくい場所に中継局が仮設されることになるため、通信経路を選定する際の作業効率が向上する。
また、上記の構成において、高低2種類設定した送信出力でそれぞれ試験通信を行うようにすると、選択すべき送信出力が把握しやすくなる。
また、上記の構成において、親局と子局及び中継局に設けられる無線通信用のアンテナの向きを、互いに直交する2方向(例えば鉛直方向と水平方向)に設定した場合でそれぞれ試験通信を行うようにすると、選択すべきアンテナの向きが把握しやすくなる。
本発明による無線通信システムの通信経路選定方法は、同じ建物内に配置された親局と子局及び仮設の中継局が順次送信局となるように設定して試験通信を実施し、受信状態の適否を示すデータを含む試験通信の結果を一覧表にして表示させるため、子局と親局間、子局と中継局間、及び中継局と親局間のそれぞれについて無線通信が良好に行えるか否かを瞬時に判定できる。それゆえ、子局と親局間の無線通信に中継局を介在させる必要があるか否かや、中継局を介在させる必要がある場合にはどの中継局を利用すれば良いのかなどを容易に判定でき、子局と親局間の最適な無線通信経路を的確に把握できるようになる。したがって、無線通信システムの通信経路を選定する際に、建物内に必要最小限の中継局を効率良く配置させることができて煩雑な作業も不要となり、高信頼性の無線通信システムを安価に実現できるようになる。
本発明の実施形態における無線通信システムの概略構成を示すブロック図である。 本実施形態における通信経路選定方法を説明するためのフローチャートである。 本実施形態における親局と子局及び中継局の建物内での配置例を示す説明図である。 本実施形態における試験通信の結果の一例をマトリックス表示した画像を示す説明図である。
以下、本発明に係る無線通信システムの通信経路選定方法の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態における無線通信システムの概略構成を示すブロック図である。同図に示す無線通信システムは、同じ建物内に設置された親局3と複数台の子局1及び複数台の中継局2とで構成されており、これら親局3と子局1及び中継局2は全て無線通信機能を有している。子局1は前記建物内の消費電力量等の状態量の計測値を親局3へ送信し、中継局2は子局1と親局3間の無線通信を中継する。親局3は、子局1から直接、あるいは子局1から中継局2を介して送信された状態量を積算して記憶する。
子局1の構成について詳しく説明すると、この子局1は、消費電力量や使用水量や使用ガス量等の状態量を個別に計測するセンサに接続されており、該センサの計測データが入力される計測データ入力部を備えている。図1では、該センサとして消費電力量を計測するパルス発信付メータ4が図示されており、該計測データ入力部としてはパルス発信付メータ4から出力されたパルスが入力されるパルス入力部1aが図示されている。子局1には、計測データ入力部(例えばパルス入力部1a)のほかに、各種データの入出力が可能なパソコン5を着脱可能に接続するための外部インターフェイス1bと、アンテナ1fを介して無線通信を可能にすると共に信号受信時の受信電力を検出する無線処理部1dと、センサから入力された計測データ(例えばパルス)に基づいて状態量(例えば消費電力量)を積算値として演算する等の処理を行う制御部1cと、アンテナ1fを介して受信した信号データや前記受信電力の検出データや前記積算値の演算データ等を記憶する記憶部1eとが備えられている。また、制御部1cは、各種データを記憶部1eに格納させる処理や、該データを記憶部1eから取り出して無線処理部1dから送信させたりパソコン5に出力させる等の処理も行う。
中継局2は、センサに接続されないためパルス入力部1aのような計測データ入力部を備えていないが、該計測データ入力部を除けば子局1とほぼ同様の構成となっている。すなわち、中継局2には、各種データの入出力が可能なパソコン5を着脱可能に接続するための外部インターフェイス2bと、アンテナ2fを介して無線通信を可能にすると共に信号受信時の受信電力を検出する無線処理部2dと、アンテナ2fを介して受信した信号データや受信電力の検出データ等を記憶する記憶部2eと、これらのデータを記憶部2eに格納させる処理や、該データを記憶部2eから取り出して無線処理部2dから送信させたりパソコン5に出力させる等の処理を行う制御部2cとが備えられている。
親局3は、図示せぬ監視センタと通信回線を介して遠隔的に接続するための通信インターフェイス3aを備えているが、それ以外の構成は中継局2とほぼ同様である。すなわち、親局3には、通信インターフェイス3aの他に、各種データの入出力が可能なパソコン5を着脱可能に接続するための外部インターフェイス3bと、アンテナ3fを介して無線通信を可能にすると共に信号受信時の受信電力を検出する無線処理部3dと、アンテナ3fを介して受信した信号データや受信電力の検出データ等を記憶する記憶部3eと、これらのデータを記憶部3eに格納させる処理や、該データを記憶部3eから取り出して無線処理部3dから送信させたりパソコン5に出力させる等の処理を行う制御部3cとが備えられている。
なお、子局1と中継局2及び親局3は、その外部インターフェイス1b,2b,3bに必要時にパソコン5が接続されて、後述する試験通信を実施する際の各種設定(試験開始時刻の設定や送信出力の強弱設定など)や試験通信実施後の受信結果の取得が行われる。
次に、子局1と中継局2及び親局3とで構成される無線通信システムにおいて、子局1と親局3間の通信経路を選定する方法について説明する。いま、図3に示すように、同じ建物6内の各所に、1台の親局3と、3台の子局1(1A,1B,1C)と、5台の中継局2(2A,2B,2C,2D,2E)とが配置されているものとする。すなわち、3階建ての建物6内の1階に親局3と子局1C及び中継局2Cが配置され、2階に子局1Bと中継局2B,2Eが配置され、3階に子局1Aと中継局2A,2Dが配置されている。親局3は1階の壁面近傍に設置されており、2階と3階には親局3の真上近傍にそれぞれ中継局2Eと中継局2Dが仮設されている。子局1A,1B,1Cは、それぞれ各階(3階と2階と1階)に据え付けられている前記パルス発信付メータ等のセンサの近傍に設置されている。また、中継局2A,2B,2Cは、それぞれ各階(3階と2階と1階)において、建物6内に存するエレベータの昇降路7aの近傍に仮設されている。ただし、昇降路7aの上方に存する機械室7やその他の適宜場所に中継局2を仮設しても良い。
以下、子局1と親局3間の通信経路を選定する際の具体的な手順を、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS1において、前述したように計測点である各階のセンサの近傍に子局1A,1B,1Cを設置して、当初はアンテナ1fを鉛直方向に向けておく。
次に、ステップS2において、前述したように親局3を1階の壁面近傍に設置して、当初はアンテナ3fを鉛直方向に向けておく。
次に、ステップS3において、中継局2を仮設する階床が親局3と同じ1階であるか否かを判定し、仮設階床が1階ではない(つまり2階または3階の)場合はステップS4−1へ進み、仮設階床が1階の場合はステップS4−2へ進む。前述したように、親局3が設置されている1階では昇降路7aの近傍だけに中継局2を仮設する(ステップS4−2)が、2階と3階では昇降路7a近傍と親局3の真上近傍にそれぞれ中継局2を仮設する(ステップS4−1)。また、これらの中継局2は全て、当初はアンテナ2fを鉛直方向に向けておく。
次に、ステップS5において、メンテナンス用のパソコン5を順次、親局3と子局1A〜1Cと中継局2A〜2Eの外部インターフェイス3b,1b,2bに接続して、それぞれ、自局番号や試験モード、試験開始時刻、送信許可番号、自局以外の使用局数等を登録する。
次に、ステップS6において、親局3の外部インターフェイス3bにパソコン5を接続して試験モードを開始させる。その際、連続試験モードを開始させる場合は、親局3、子局1A〜1C、中継局2A〜2Eの順に、予め登録した開始時刻にそれぞれの局を送信局とする試験通信が自動的に実施されることになる。また、連続試験モードでない個別の試験モードを開始させる場合は、パソコン5を親局3、子局1A〜1C、中継局2A〜2Eの順に接続して、それぞれの局を送信局とする試験通信を実施させることになる。
また、こうして試験モードが開始されると、次なるステップS7において、送信局となる局の送信許可番号が更新される。例えば、最初は親局3を送信局とする試験通信が実施されるため、親局3の送信許可番号が更新され、以後同様に、試験通信の送信局に選択された局の送信許可番号が更新される。なお、本実施形態では、かかる試験通信を高低2種類設定した送信出力でそれぞれ行う。すなわち、各局(親局3と子局1A〜1C及び中継局2A〜2E)のいずれが送信局に選択された場合にも、送信出力を電波法規定の範囲内で高出力(例えば10mW)と低出力(例えば8mW)に切り替えて2回行うものとする。
次に、ステップS8において、親局3と子局1A〜1C及び中継局2A〜2Eの全ての局が自局を送信局とする試験通信を完了させているか否かを判定し、未完(判定がNo)の場合はステップS9へ進む。このステップS9では、自局が送信局であるか受信局であるかを判定し、送信局である場合はステップS10へ進んで、予め設定された開始時刻に試験通信の送信処理を行う。また、ステップS9で自局が受信局である場合はステップS11へ進む。例えば、親局3を送信局とする試験通信が実施されるとき、各子局1と各中継局2は受信待ち状態となり、通信不能な状態でなければ親局3(送信局)から送信された信号をアンテナ1f,2fを介して無線処理部1d,2dが受信するようになっている。
自局が受信局で前記ステップS9からステップS11へ進んだ場合は、予め設定された受信待機時間(例えば5分間)内に受信処理を行う。そして、受信待機時間が終了したか否かが次なるステップS12で判定され、受信待機時間が終了するとステップS13へ進んで受信結果が格納される。例えば、各子局1と各中継局2が受信局である場合は、このステップS13において、制御部1c,2cが正常受信(通信成功)と判定すると、試験回数と正常受信のフラグと送信局のアドレスと受信時の受信感度とが記憶部1e,2eに格納されるようになっている。また、制御部1c,2cが通信失敗と判定すると、試験回数と通信失敗のフラグとが記憶部1e,2eに格納されるようになっている。
このようにして親局3、子局1A〜1C、中継局2A〜2Eの順に自局を送信局とする試験通信を実施し、これを全て完了させると、ステップS8の判定が「Yes」となるためステップS14へ進む。このステップS14では、親局3と各子局1及び各中継局2のアンテナ3f,1f,2fを、鉛直方向に向けた場合の試験通信と、壁面に垂直な方向(略水平方向)に向けた場合の試験通信とが、いずれも完了しているか否かが判定される。本実施形態では、当初アンテナ3f,1f,2fが全て鉛直方向に向けてあるので、これまでの手順でステップS14へ進んだ場合は判定が「No」となってステップS15へ進む。
このステップS15では、パソコン5を親局3と各子局1及び各中継局2に順次接続して、前記送信許可番号を初期化すると共に、アンテナ3f,1f,2fを全て壁面に垂直な方向(略水平方向)に向ける設定を行う。そして、再び、親局3、子局1A〜1C、中継局2A〜2Eの順に、自局を送信局とする試験通信を実施させるために、ステップS9へ戻って前述した各手順を繰り返す。
こうしてアンテナ3f,1f,2fの向きを変更した試験通信が全て完了すると、ステップS14での判定が「Yes」となるためステップS16へ進み、このステップS16において、親局3と各子局1及び各中継局2の制御部3c,1c,2cが前記試験モードを解除する。
次に、ステップS17へ進んで、パソコン5を親局3と各子局1及び各中継局2の外部インターフェイス3b,1b,2bに順次接続し、記憶部3e,1e,2eに格納されている送信出力とアンテナ向きごとの受信状態及び受信感度を順次収集する。
そして、次なるステップS18において、収集した全ての受信結果を集計処理する操作をパソコン5にて行い、このパソコン5の図示せぬディスプレイに図4に示すような通信試験結果表8を表示させる。この通信試験結果表8は、送信局と受信局の組み合わせごとの受信結果を示すマトリックス表であり、アンテナの向き及び送信出力の高低に応じた受信状態(◎○△×)と受信感度(dBm)とが表記されている。なお、図4において、受信状態は、極めて良好が「◎」、良好が「○」、良好でないものの受信可能が「△」、受信不能が「×」として表記されている。
このように本実施形態によれば、親局3と子局1A〜1C及び中継局2A〜2Eのそれぞれが自局を送信局とする試験通信を行い、その結果を一覧表(通信試験結果表8)としてパソコン5のディスプレイにマトリックス表示させることができるため、建物6内の所定位置に設置した子局1A〜1Cと親局3との間の最適な無線通信経路を的確に把握することができる。
例えば、通信試験結果表8を見ると、子局1Aと親局3間のダイレクトな無線通信は受信状態が「×」なため困難であるが、子局1Aと中継局2A間は送信出力が高い場合の受信状態が「○」であり、かつ、中継局2Aと親局3間は送信出力が高くてアンテナの向きが鉛直方向の場合に受信状態が「◎」であることがわかる。したがって、中継局2Aを介在させる通信経路を選択すれば、子局1Aと親局3間の無線通信が良好に行えることが判明する。また、図4では図示省略されているが、子局1B,1Cと親局3間の最適な通信経路も同様にして容易に判定できる。つまり、通信試験結果表8に基づいて、各子局1と親局3間の無線通信が中継局2を介さずに良好に行えるか否かを瞬時に判定できるのみならず、中継局2を介在させる必要がある場合にはどの中継局2を利用すれば良いのかを容易に判定できる。それゆえ、無線通信システムの通信経路を選定する際に、建物6内に必要最小限の中継局2を効率良く配置させることができて煩雑な作業も不要となる。
また、本実施形態によれば、試験通信を行う際に中継局2(2A〜2E)をエレベータの昇降路7aの近傍や親局3の鉛直方向近傍に仮設するため、親局3との無線通信が妨害されにくい場所に各中継局2を仮設した状態で試験通信を行うことができる。それゆえ、通信経路を選定する際の作業効率が向上する。
また、本実施形態によれば、高低2種類設定した送信出力でそれぞれ試験通信を行うため、選択すべき送信出力が把握しやすくなる。
また、本実施形態によれば、親局3と子局1A〜1C及び中継局2A〜2Eのアンテナ3f,1f,2fの向きを、互いに直交する2方向(鉛直方向と略水平方向)に設定した場合でそれぞれ試験通信を行うため、選択すべきアンテナの向きが把握しやすくなる。
なお、特定の子局1と親局3間の無線通信に中継局2を介在させるよりも別の子局1を介在させたほうが好ましいというデータが通信試験結果表8から読み取れる場合には、この別の子局1を中継局として兼用させることも可能である。
また、本実施形態では、親局3と各子局1及び各中継局2のアンテナ3f,1f,2fを全て同じ向きに設定して試験通信を行っているが、送信局のアンテナについては直交する2方向(例えば鉛直方向と水平方向)に設定し、それぞれの場合で試験通信を行うようにしても良い。こうすることによって、送信局と受信局のアンテナの向きが異なる場合の受信結果を取得できるため、最適な通信経路が一層選定しやすくなる。
1,1A,1B,1C 子局
1a パルス入力部(計測データ入力部)
1b,2b,3b 外部インターフェイス
1c,2c,3c 制御部
1d,2d,3d 無線処理部
1e,2e,3e 記憶部
1f,2f,3f アンテナ
2,2A,2B,2C,2D,2E 中継局
3 親局
3a 通信インターフェイス
4 パルス発信付メータ(センサ)
5 パソコン
6 建物
7a 昇降路
8 通信試験結果表(一覧表)

Claims (4)

  1. それぞれが無線通信機能を有する少なくとも1台の親局と複数台の子局を同じ建物内に設置し、前記子局に前記建物内の状態量を個別に計測するセンサを接続して該センサの計測値が前記親局へ送信されるようにした無線通信システムの通信経路選定方法において、
    前記子局と前記親局間の無線通信を中継する中継局を前記建物内の適宜場所に仮設したうえで、前記親局と前記子局及び前記中継局のうちの1台の局から送信して残余の局で受信する試験通信を全ての局が順次送信局となるように実施して、受信状態の適否を示すデータを含む前記試験通信の結果を一覧表にして表示させることにより、前記子局と前記親局間の無線通信が良好に行える通信経路を選定するようにしたことを特徴とする無線通信システムの通信経路選定方法。
  2. 請求項1の記載において、前記中継局を前記建物内に存するエレベータの昇降路近傍と前記親局の鉛直方向近傍の少なくともいずれか一方に仮設したことを特徴とする無線通信システムの通信経路選定方法。
  3. 請求項1または2の記載において、高低2種類設定した送信出力でそれぞれ前記試験通信を行うことを特徴とする無線通信システムの通信経路選定方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記親局と前記子局及び前記中継局に設けられる無線通信用のアンテナの向きを、互いに直交する2方向に設定した場合でそれぞれ前記試験通信を行うことを特徴とする無線通信システムの通信経路選定方法。
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