JP2003169005A - 垂直方向に敷設した漏洩ケーブルによる電波の供給システム - Google Patents
垂直方向に敷設した漏洩ケーブルによる電波の供給システムInfo
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Abstract
する。 【解決手段】 電波を周囲に放出する漏洩ケーブルを、
高層ビルに垂直方向に敷設する。敷設位置としては、ビ
ルの中央部付近よりも周縁部が好ましく、より好ましく
は、周縁部に加えて、中央部にも適宜、敷設することが
望ましい。漏洩ケーブルは構造上の理由から、それほど
柔軟ではないために、ケーブルの敷設は必ずしも容易で
はないが、垂直方向に敷設すればケーブルをほとんど曲
げずに敷設することができるので、容易に敷設すること
ができ、延いては電波障害対策を簡便に行うことができ
る。高層ビルには、排水管や通気管などを通すために、
通常、縦方向の通路が設けられているので、漏洩ケーブ
ルをかかる通路内に敷設すれば、より簡便にケーブルを
敷設することが可能となる。
Description
に電波を供給する技術に関し、詳しくは、漏洩ケーブル
を利用して各階に電波を供給することにより、該建築物
内での電波の受信状態を改善する技術に関する。
じ易い傾向がある。例えば、高層建築物の内部では外部
からの電波が届き難い領域が発生することがあり、この
様な領域では良好な受信状態を得ることができず電波障
害が発生する。
電波を拾い易いために、却って電波障害が生じる場合も
ある。これを、携帯情報端末を例にとって説明する。携
帯情報端末は、近くの無線基地局との間で電波を送受信
することによって無線回線を接続している。1つの基地
局で接続可能な回線数には限りがあるので、無線基地局
は複数設けられている。また、これら無線基地局を区別
するために、各無線基地局には少しずつ異なった周波数
の電波が割り当てられている。もとより、基地局に割り
当てることのできる周波数には限りがあるので、遠方の
基地局には同じ周波数の電波を割り当てることにより、
所定周波数帯の電波を繰り返し使用している。この様
に、同じ周波数の電波を使用する無線基地局が複数存在
していても、電波が届く距離よりも遠方であれば、この
ことによる問題は生じない。ところが、高層建築物では
周囲に電波を遮るものがないので電波が届き易く、その
ため遠方の無線基地局からの電波を受信して、いわゆる
混信が生じ易くなっている。加えて、高層建築物が存在
する都市部では携帯情報端末の利用者が多いので無線基
地局も密集して設けられており、いきおい、さほど遠方
ではない地域に同じ周波数の電波が割り当てられてしま
い勝ちで、その分だけこうした電波の混信が生じ易くな
ってる。
して、高層建築物の各階に漏洩ケーブルを敷設すること
が行われている。漏洩ケーブルとは、トンネル内など電
波の届かないところに電波を供給するためのケーブルで
あり、周囲に向かって、ちょうどアンテナの様に電波を
放出する機能を有している。漏洩ケーブルを用いた電波
障害対策の概要は次のようなものである。先ず、予め高
層建築物の各階に漏洩ケーブルを敷設しておく。次い
で、有線通信網などを利用して高層建築物まで電波を送
信した後、漏洩ケーブルを用いて各階に電波を供給す
る。こうして供給された電波は、遠方からの電波に比べ
て充分に強いので、正しい電波だけを、電波障害を起こ
すことなく良好に受信することができる。
各階に漏洩ケーブルを敷設する作業はたいへんに手間が
かかるという問題があった。特に近年の高層建築物に
は、天井裏も床下も防火区画で区切られていることが多
く、防火区画を乗り越えて漏洩ケーブルを敷設する作業
は容易な作業ではない。従って、たとえ建築物を建造し
ながらケーブルを敷設する場合であっても、建築物の各
階に漏洩ケーブルを敷設する作業は労力を要するものと
なる。また、既存の高層建築物に漏洩ケーブルを敷設す
る場合には、漏洩ケーブルはそれほど柔軟に屈曲するも
のではないという事情が更に加わって、既に設置されて
いる機器や配線、配管を避けながらケーブルを敷設する
作業は更に困難な作業となる。
題を解決するためになされたものであり、漏洩ケーブル
を容易に敷設することができ、延いては簡便に電波障害
対策を行うことを可能とする技術の提供を目的とする。
述の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の
電波の供給システムは次の構成を採用した。すなわち、
複数階を有する建築物の各階に、漏洩ケーブルを用いて
電波を供給する供給システムにおいて、前記電波によっ
て供給すべきデータを受信する受信手段と、前記受信し
たデータを電波に変換し、前記漏洩ケーブルを介して前
記建築物の各階に供給する電波供給手段とを備え、前記
漏洩ケーブルが、前記建築物の各階をまたいで敷設され
ていることを特徴とする。
る本発明の電波の供給方法は、複数階を有する建築物の
各階に、漏洩ケーブルを用いて電波を供給する供給方法
において、前記電波によって供給すべきデータを受信
し、前記受信したデータを電波に変換した後、前記変換
された電波を、前記建築物の各階をまたいで敷設されて
いる前記漏洩ケーブルを介して前記建築物の各階に供給
することを特徴とする。
として把握することもできる。すなわち、上記の電波の
供給システム、あるいは供給方法に対応する本発明の敷
設方法は、複数階を有する建築物の各階に、電波を供給
するための漏洩ケーブルを敷設する方法において、前記
電波によって供給すべきデータを受信して該電波に変換
する変換部を設置し、前記変換部で変換された電波を前
記建築物の各階に供給するための前記漏洩ケーブルを、
該建築物の各階をまたいで敷設することを特徴とする。
供給方法においては、建築物の各階に電波を供給するに
際して、各階をまたいで敷設された漏洩ケーブルを介し
て電波を供給する。また、本発明の漏洩ケーブルの敷設
方法においては、漏洩ケーブルを、建築物の各階をまた
いで敷設する。通常、漏洩ケーブルはさほど柔軟ではな
いため、各階毎にケーブルを敷設することは容易ではな
いが、こうして階をまたいで敷設すれば漏洩ケーブルを
ほとんど曲げずに敷設することができるので、容易に敷
設することができる。従って、建築物の建築時に電波障
害対策を行う場合、あるいは既存の建築物に電波障害対
策を行う場合のいずれであっても容易に電波障害対策を
行うことが可能となる。
方法においては、前記建築物の複数箇所に漏洩ケーブル
を敷設することとしても良い。複数箇所に漏洩ケーブル
を敷設すれば、より広い範囲に電波を供給することがで
きるので、電波障害対策をより確実に行うことが可能と
なる。
ブルに供給する電波供給手段を複数設け、受信手段か
ら、これら電波供給手段に受信したデータを供給して、
各漏洩ケーブルに電波を出力することとしても良い。デ
ータは電波とは異なり、ほとんどエネルギを損失するこ
となく送信することができる。従って、1つの電波供給
手段から複数の漏洩ケーブルに一度に電波を出力する場
合に比べて、複数の電波供給手段でデータを電波に変換
してから、各々の漏洩ケーブルに電波を出力する方がエ
ネルギの損失を抑制することができ、効率よく電波を供
給することが可能となるので好ましい。
は、建築物の周縁部に敷設することが好ましい。これ
は、建築物の内部でも、外側に近い周縁部では外部から
の電波を拾い易いために電波障害が生じ易い。従って、
このような周縁部に漏洩ケーブルを敷設して電波を供給
すれば、効果的に電波障害対策を行うことが可能とな
る。
ーブルとしては、電波の漏洩方向に指向性を有するケー
ブルを用いて、該電波の漏洩方向が前記建築物の内側を
向くように敷設することとしてもよい。こうすれば、漏
洩ケーブルから建築物の外側に放出される電波を抑制す
ることができ、建築物の内部に効率よく電波を供給する
ことができるので好ましい。
向に指向性を持たない漏洩ケーブルを併せて敷設するこ
ととしても良い。このように、漏洩ケーブルを敷設する
位置に応じて指向性の異なるケーブルを適切に使い分け
て敷設すれば、建築物の各階に万遍なく電波を供給する
ことが可能となるので好適である。
通すために、通常、各階を貫くようにして伸びる縦通路
が予め設けられている。そこで、この縦通路内に漏洩ケ
ーブルを敷設することとしてもよい。既存の縦通路内に
漏洩ケーブルを敷設すれば、漏洩ケーブルをたいへん簡
便に敷設することができる。加えて、こうして漏洩ケー
ブルを簡便に敷設することができれば、電波障害対策を
容易に行うことが可能となるので好ましい。
説明するために、本発明の実施例について説明する。
システムを高層ビルに適用した様子を概念的に示した説
明図である。図1では、高層ビル10は細線で示されて
いる。以下では、高層ビル10内の携帯情報端末にビル
の外部から電話回線を接続する場合を例にとって、高層
ビル10の各階に電波を供給する様子について説明す
る。
けると、呼び出し信号が電話回線網に出力され、電話回
線網の交換機を介して屋内携帯情報端末装置130に送
信される。屋内携帯情報端末装置130は、同時に複数
の携帯情報端末と情報をやり取りして、それぞれの携帯
情報端末を電話回線網に接続する機能を有している。電
話回線網の交換機と屋内携帯情報端末装置130との間
は光通信ケーブル140で接続されており、同時に多数
の複数の携帯情報端末の通話信号を送受信することがで
きる。
ケーブル120を介して、複数の光−電気変換器110
に接続されている。図1に示されているように、各々の
光−電気変換器110には漏洩ケーブル100が接続さ
れており、各々の漏洩ケーブル100は、高層ビル10
の各階を貫くようにして縦方向に敷設されている。
らの呼び出し信号を受信すると、光通信ケーブル120
を介して、光−電気変換器110に供給する。各変換器
は、受け取った信号を所定周波数の電波に変換した後、
それぞれの漏洩ケーブル100に出力する。尚、図1で
は、それぞれの光−電気変換器110には1本ずつ漏洩
ケーブル110が接続され、それぞれのケーブルに電波
を出力するものとしているが、もちろん、1つの光−電
気変換器110から複数本の漏洩ケーブル100に電波
を出力することもできる。もっとも、複数本の漏洩ケー
ブル100に電波を出力すれば、それだけ高出力の光−
電気変換器110が必要となることから、図示するよう
に、1つの光−電気変換器110から電力を出力する漏
洩ケーブル100は1,2本程度としておき、その代わ
りに光−電気変換器110を多数設けることが好まし
い。こうすれば、低出力で小型の変換器を用いることが
可能となる。
ほとんどエネルギの損失無く信号を伝えることができ
る。従って、複数の光−電気変換器110まで光通信ケ
ーブル120で信号を伝達し、各変換器で電波に変換し
て漏洩ケーブル100に出力すれば、高出力の光−電気
変換器110からそれぞれの漏洩ケーブルに一度に電波
を出力する場合よりも、効率よく電波を供給することが
できる。
0から出力された電波は、漏洩ケーブル100内をケー
ブルの他端に向かって伝搬していくとともに、漏洩ケー
ブル100からは、周囲に向かって少しずつ電波が放出
される。高層ビル10内の携帯情報端末は、このように
漏洩ケーブル100から周囲に放出された電波を受信す
ると所定の着信音を鳴らし、着信音に応えて携帯情報端
末の所有者が所定の操作を行うと、携帯情報端末から応
答信号が電波に載って出力される。出力された応答信号
は漏洩ケーブル100を経由して、光−電気変換器11
0で光信号に変換され、光通信ケーブル120、屋内携
帯情報端末装置130を介して電話回線網に接続され
る。こうして、高層ビル10内の携帯情報端末とビル外
の電話機との間で一旦、電話回線が接続されると、以降
は、ビル外の電話機あるいは携帯情報端末のいずれかが
回線を切断するまで通話可能に回線が維持される。
ている電波供給システムを、高層ビル10に適用した様
子を図2に示している。図1と同様に、高層ビル10は
細線で示している。一般的な電波供給システムでは、漏
洩ケーブルは各階の天井裏に敷設されている。より詳し
くは、各階の天井裏に光−電気変換器110が設けら
れ、それぞれの変換器は光通信ケーブル120によって
屋内携帯情報端末装置130と接続されている。屋内携
帯情報端末装置130から送信された信号は、光通信ケ
ーブル120を介してそれぞれの光−電気変換器110
に伝達され、光−電気変換器110で電波に変換され
て、漏洩ケーブル100に出力される。高層ビル10内
の携帯情報端末は、各階の天井裏に敷設された漏洩ケー
ブル100から放出される電波を受信するとともに、漏
洩ケーブル100に向かって電波を出力して回線を接続
する。尚、漏洩ケーブル100を天井裏ではなく床下に
敷設することも物理的には可能であるが、法律上の問題
から、漏洩ケーブル100を床下に敷設することは通常
は行われていない。
に、高層ビル10の各階を貫いて漏洩ケーブル100を
敷設すれば、各階の天井裏に敷設する場合よりも、電波
の供給システム全体を簡素な構造とすることができる。
また、漏洩ケーブル100は、通常、数cmから10c
m程度の直径を有する中空の導体管である。こうした構
造に起因して、漏洩ケーブル100はそれほど柔軟性に
富んでいるわけではなく、ケーブルを天井裏に敷設する
ことは必ずしも容易なことではない。これを図3を参照
しながら説明する。
地面と水平な面で切断した様子を模式的に示した断面図
である。図3(a)は、図1に示した本実施例の電波供
給システムを示し、図3(b)は、比較のために図2に
示した通常の電波供給システムを示している。ビルの外
部から来る電波の影響は窓側がもっとも受け易いので、
本来ならば、漏洩ケーブル100はできるだけ窓側に寄
せて敷設することが望ましい。ところが、漏洩ケーブル
100は、それほど柔軟性に富んではいないためビルの
窓側に寄せて敷設することは容易ではなく、図3(b)
の白抜きの矢印で示したように、ビルの角部にケーブル
を敷設できない部分が発生してしまう。
向に敷設する本実施例の電波供給システムでは、図3
(a)に示すように、ケーブルを大きく曲げることなく
高層ビル10の窓側に寄せて敷設することができるの
で、ケーブルを容易に敷設することができる。
電波の減衰を抑えるために漏洩ケーブル100をできる
だけ天井裏に近づけて敷設することが望ましい。しか
し、天井裏は必ずしも平坦ではなく段差や凹凸などがあ
るために、さほど柔軟性のない漏洩ケーブル100を敷
設しようとすると、どうしても天井裏と漏洩ケーブル1
00との間に隙間が生じてしまう。
ムのように漏洩ケーブル100を縦方向に敷設すれば、
このような問題が生じることはない。特に、高層ビルに
は、排水管などを通すために、縦方向に伸びる通路が予
め複数本設けられている。このような通路は、シャフト
150と呼ばれることがある。図3(a)に示すよう
に、こうしたシャフト150内に漏洩ケーブル100を
敷設すれば、ケーブルの敷設作業はたいへん容易なもの
となる。
実施例の電波供給システムでは、次のような利点もあ
る。高層ビル10の内部は、通常、防火壁によって複数
の防火区画に区切られており、仮にある区画で火災が発
生しても他の区画は延焼しないような構造となってい
る。図3に示した破線は、こうした防火壁160を模式
的に示したものである。防火壁160は天井裏にも設け
られているので、電波障害対策として天井裏に漏洩ケー
ブル100を敷設するためには、防火壁160に穴を空
けてケーブルを敷設しなければならない。図3(b)中
では、防火壁160に穴を設けた箇所を斜線付きの矢印
で示している。いざ火災が発生した時に、こうした箇所
から火が回ったのでは防火壁160を設けた意味が無く
なるので、防火壁160に穴を空けた箇所には、きちん
と防火対策を施しておく必要がある。このことから明ら
かなように、天井裏に漏洩ケーブル100を敷設するた
めには、防火壁160に穴を空ける作業が必要になるだ
けでなく、空けた穴に防火対策を施すための作業も必要
となるので、ケーブルの敷設作業はたいへんに手間のか
かる作業となってしまう。
向に敷設する本実施例の電波供給システムでは、図3
(a)に示すように、防火壁160に穴を空けることな
くケーブルを敷設することができるので、たいへんに簡
便に漏洩ケーブル100を敷設することができる。
取って、ある階での室内の様子を概念的に示した説明図
である。図4(a)は、本実施例の電波供給システムを
適用した場合を示し、図4(b)は、従来の一般的な電
波供給システムを適用した場合を示している。図中で
は、漏洩ケーブル100は斜線を付して表示されてい
る。また、漏洩ケーブル100から出ている矢印は、ケ
ーブルから放出される電波を模式的に示したものであ
る。図4(b)に示すように、一般的な電波供給システ
ムでは電波は天井裏から放出されるので、床面に近づく
に従って電波は減衰してしまう。すなわち、室内では高
さ方向に電波の強度が不均一に分布していることにな
る。
ムでは、漏洩ケーブル100はシャフト150の内を縦
方向に設けられているので、電波の強度が高さ方向の不
均一になることがなく、均一な電波強度を得ることがで
きるという利点もある。尚、図4(b)では、図示が煩
雑となることを避けるために、シャフトの表示を省略し
ている。
0に漏洩ケーブル100を敷設して電波障害対策を行う
ものとして説明したが、既存の高層ビル10の電波障害
対策を施す場合にも、ケーブルを縦方向の敷設する本実
施例の電波供給システムによれば容易に対策を行うこと
ができる。すなわち、本実施例の電波供給システムによ
れば、漏洩ケーブル100を縦方向に敷設するので、防
火壁160に穴を空けることなく敷設することができ
る。また、高層ビルには通常、シャフトと呼ばれる縦穴
が複数設けられているので、シャフト内に縦方向の漏洩
ケーブル100を敷設することで、極めて容易に敷設作
業を行うことができる。
ルや百貨店などのように、室内の美観を重視するような
ビルにも好適に適用することができる。すなわち、天井
裏に漏洩ケーブルを敷設するシステムでは、電波状況の
悪い部分には室内アンテナを取り付けて電波を供給する
必要がある。これは、前述したように漏洩ケーブル10
0がそれほど柔軟なものではないために、天井裏に自由
に敷設することができず、いきおい電波強度の低い部分
が発生し易いためである。
るシャフト150に漏洩ケーブル100を敷設すること
とすれば、各階のフロアに万遍なく電波を供給すること
ができるので、室内アンテナを取り付ける必要が無い。
従って、天井に取り付けられた室内アンテナによって美
観を損なうおそれがないので好ましい。また、シャフト
150内に漏洩ケーブル100を縦に敷設するシステム
では、室内の改修を行う場合にも、漏洩ケーブルを敷設
し直したり、室内アンテナの設置位置を変更する必要が
ないという利点も得られる。
システムには種々の変形例が存在する。以下、これら変
形例について説明する。
形例の電波供給システムを概念的に示した説明図であ
る。前述した実施例では、漏洩ケーブル100は、外部
からの電波が届き易い窓側に敷設するものとして説明し
たが、もちろん図5に示すように、高層ビル10の内側
にも、必要に応じて漏洩ケーブル100を敷設すること
としても良い。例えば、エレベータの通路に漏洩ケーブ
ル100を縦に敷設すれば、エレベータの中でも確実に
電波を送受信して、快適に通話を行うことができる。
0に加えて、ビルの内側にもケーブルを敷設する場合、
窓側に敷設する漏洩ケーブル100と、内側に敷設する
漏洩ケーブル100とで、指向性の異なるケーブルを使
い分けることとしても良い。図6は、高層ビル10を、
地面と水平な面で切断したときの断面図である。図6
(a)に示すように、ビルの角部には、周囲の約1/4
の範囲に電波を放出する漏洩ケーブル100aを敷設
し、ビルの壁面には周囲の約半分に電波を放出する漏洩
ケーブル100bを、エレベータ通路のようなビルの内
側には、周囲の全周に電波を放出する漏洩ケーブル10
0cを敷設することとしても良い。もちろん、図6
(b)に示すように、複数の漏洩ケーブル100bを適
切な指向性が得られるように組み合わせて、ビルの中央
部付近に敷設しても構わない。このように、漏洩ケーブ
ル100を敷設する場所に応じて適切な指向性の漏洩ケ
ーブルを使い分けてやれば、ビル内に万遍なく且つ効率
よく電波を供給することが可能となる。
形例の電波供給システムを概念的に示した説明図であ
る。前述した実施例では、高層ビル10の最上階から最
下階まで1本の漏洩ケーブル100を敷設していたが、
1本のケーブルで上から下まで全階を貫く必要はなく、
図7に示すように、複数に分割してケーブルを敷設する
こととしても良い。例えば、最下階から途中階までは1
本の漏洩ケーブルを敷設して電波を供給し、途中階に光
−電気変換器110を設けて、途中階からから最上階ま
では別のケーブルを敷設することとしても良い。ビルが
高層になるほど漏洩ケーブル100も長くなるので、最
上階から最下階までを1本の漏洩ケーブル100で電波
を供給するためには高出力の光−電気変換器110が必
要となる。
の漏洩ケーブル100に分割して電波を供給してやれ
ば、小型で低出力の光−電気変換器110を用いて電波
を供給することが可能となるので好適である。
ル100を縦方向に敷設するとともに、必要に応じて天
井裏にも漏洩ケーブル100を敷設することとしても良
い。図8は、この様な第3の変形例の電波供給システム
を概念的に示した説明図である。高層ビル10中で、特
定の領域だけ電波の受信状態を特に改善したい場合、あ
るいは何らかの理由で特に電波の届き難い領域がある場
合などには、縦方向に敷設した漏洩ケーブル100の途
中に分配器170を設け、電波を供給したい領域の天井
裏に分配器170から漏洩ケーブル100を水平に敷設
することとしても良い。必要に応じて一部領域に敷設す
るのであれば、漏洩ケーブルを水平方向に敷設しても防
火壁160に穴を空けずに敷設することが可能であり、
通常の漏洩ケーブルの敷設作業に比べて簡単に敷設する
ことができる。こうして、縦方向に敷設する漏洩ケーブ
ル100と、横方向に敷設する漏洩ケーブル100とを
適宜組み合わせれば、高層ビル10の一部の階のみに電
波を供給する場合にも、簡便に供給することが可能とな
る。
例はいずれも、高層ビル10までは、光通信ケーブル1
40などの有線通信によって信号あるいはデータが送ら
れてくるものとして説明したが、これに限らず、無線通
信によって信号あるいはデータを送信することとしても
よい。図9は、このような第4の変形例の電波供給シス
テムを概念的に示した説明図である。高層ビル10の屋
上に無線通信の電波を受けるための専用アンテナ200
を設けておき、電波障害の発生し難い周波数の電波、例
えば通信衛星からの電波や、テレビ放送の電波などを受
信すれば、電波障害を起こすことなく確実に電波を受信
することができる。次いで、こうして受信した電波を、
光信号あるいは電気信号に変換して、通信ケーブル19
0を介して電気変換器180に供給する。電気変換器1
80は、光信号あるいは電気信号を電波に変換した後、
電気変換器180にそれぞれ接続された漏洩ケーブル1
00に出力する。
によれば、高層ビル10までを無線通信によって信号あ
るいはデータを伝達することができ、光通信ケーブル1
40などの専用ケーブルを敷設する必要がない。専用ア
ンテナ200でテレビ放送の電波を受信して、漏洩ケー
ブル100で各階に電波を供給すれば、室内アンテナを
用いても充分に良好なテレビ画像を得ることができるの
で、テレビ信号用のケーブルを敷設する作業を廃止する
ことも可能となる。
が、本発明は上記すべての実施例に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実
施することができる。
ステムは、地上の構造物に限らず、地下の構造物や、例
えば大型客船などの海上の構造物にも好適に適用するこ
とができる。これら地上の構造物、地下の構造物、海上
の構造物が、建造中の構造物であっても既存の構造物で
あっても、上述した各種実施例の電波供給システムは好
適に適用することができる。
の内部の携帯情報端末との間で、双方向に電波を送受信
する場合を例にとって説明したが、もちろん、本実施例
の電波供給システムは、双方向通信に限定されるもので
はない。例えば、テレビ放送のような単方向通信の信号
を、無線通信あるいは有線通信を問わずに受信してビル
内に供給する場合にも好適に適用することができる。
示した説明図である。
テムの構成を概念的に示した説明図である。
切断したときの断面図である。
室内の様子を概念的に示した説明図である。
的に示した説明図である。
を有するケーブルを使い分けている様子を示す説明図で
ある。
的に示した説明図である。
的に示した説明図である。
的に示した説明図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 複数階を有する建築物の各階に、漏洩ケ
ーブルを用いて電波を供給する供給システムにおいて、 前記電波によって供給すべきデータを受信する受信手段
と、 前記受信したデータを電波に変換し、前記漏洩ケーブル
を介して前記建築物の各階に供給する電波供給手段とを
備え、 前記漏洩ケーブルが、前記建築物の各階をまたいで敷設
されていることを特徴とする供給システム。 - 【請求項2】 請求項1記載の電波の供給システムであ
って、 前記漏洩ケーブルが、前記建築物の複数箇所に敷設され
ていることを特徴とする供給システム。 - 【請求項3】 請求項2記載の電波の供給システムであ
って、 前記電波供給手段を複数備えるとともに、 前記受信手段は、前記受信したデータを前記複数の電波
供給手段に分配する手段である供給システム。 - 【請求項4】 前記複数の漏洩ケーブルが、前記建築物
の周縁部に敷設されている請求項2記載の電波の供給シ
ステム。 - 【請求項5】 請求項4記載の電波の供給システムであ
って、 前記複数の漏洩ケーブルは、電波の漏洩方向に指向性を
有するケーブルであるとともに、該電波の漏洩方向が前
記建築物の内側を向くように敷設されていることを特徴
とする供給システム。 - 【請求項6】 請求項5記載の電波の供給システムであ
って、 電波の漏洩方向に指向性を持たない漏洩ケーブルが、前
記建築物の内部に敷設されていることを特徴とする供給
システム。 - 【請求項7】 請求項1記載の電波の供給システムであ
って、 前記漏洩ケーブルは、前記建築物の各階を貫いて予め設
けられている縦通路の内部に敷設されたことを特徴とす
る供給システム。 - 【請求項8】 複数階を有する建築物の各階に、漏洩ケ
ーブルを用いて電波を供給する供給方法において、 前記電波によって供給すべきデータを受信し、 前記受信したデータを電波に変換した後、 前記変換された電波を、前記建築物の各階をまたいで敷
設されている前記漏洩ケーブルを介して前記建築物の各
階に供給することを特徴とする電波の供給方法。 - 【請求項9】 複数階を有する建築物の各階に、電波を
供給するための漏洩ケーブルを敷設する方法において、 前記電波によって供給すべきデータを受信して該電波に
変換する変換部を設置し、 前記変換部で変換された電波を前記建築物の各階に供給
するための前記漏洩ケーブルを、該建築物の各階をまた
いで敷設することを特徴とする敷設方法。 - 【請求項10】 複数の前記漏洩ケーブルを、前記建築
物の周縁部に敷設する請求項9記載の敷設方法。 - 【請求項11】 請求項10記載の敷設方法であって、 前記複数の漏洩ケーブルを敷設するに際しては、電波の
漏洩方向に指向性を有する漏洩ケーブルを用いるととも
に、該電波の漏洩方向が前記建築物の内側を向くように
して敷設することを特徴とする敷設方法。 - 【請求項12】 請求項9記載の敷設方法であって、 前記漏洩ケーブルを敷設するに際しては、前記建築物の
各階を貫いて予め設けられている縦通路の内部に敷設す
ることを特徴とする敷設方法。
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JP2001370200A JP3813082B2 (ja) | 2001-12-04 | 2001-12-04 | 垂直方向に敷設した漏洩ケーブルによる電波の供給システム |
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-
2001
- 2001-12-04 JP JP2001370200A patent/JP3813082B2/ja not_active Expired - Lifetime
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