JP4332595B1 - ビル内広帯域情報通信ネットワークシステム - Google Patents

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    • B66B1/3446Data transmission or communication within the control system
    • B66B1/3453Procedure or protocol for the data transmission or communication

Abstract

【課題】エレベータネットワークならびにビルフロアネットワークとの通信に光ファイバケーブルを用いることを可能にして、高層階にあっても携帯電話機等による情報通信が確実、明瞭にして容易になし得るようにする。
【解決手段】縦形情報通信システムおよび横形情報通信システムを備え、エレベータには、エレベータキャビンで消費される電力を供給する移動式の電力ケーブルが接続され、エレベータ広帯域情報通信ネットワークがエレベータ用無線通信およびエレベータ昇降路に設けたROF子局を介して光ファイバケーブルに無線接続され、フロア広帯域情報通信ネットワークがエレベータ昇降路に設けたROF子局を介して光ファイバケーブルに無線接続されて、移動式の電力ケーブルとエレベータ広帯域情報通信ネットワークおよびフロア広帯域情報通信ネットワークに接続された固定式の光ファイバケーブルとが分離して配設してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビル内広帯域情報通信ネットワークシステムに関する。
光ファイバケーブルに接続されたフロアネットワークによって情報通信網がビルの各フロアに展開され、外部の通信網、例えばインターネットに接続される。
また、エレベータのキャビン(エレベータかご)には、インターフォン、高精度監視カメラによる監視システム、デジタルサイネージおよび携帯電話機による外部との通信システムが組み合わされてエレベータネットワークが構成され、内部の通信網、例えばイントラネット、ならびに外部の通信網、例えばインターネットに接続される。
このようなビルのフロアネットワークあるいはエレベータネットワークが構成される場合に、ビルの上下階に連通する空間を無線通信の伝送路とすることが行われる。
特許文献1には、ビルネットワーク系とエレベータ制御系の間に中継器を接続することでビル内ネットワークに接続される任意のパソコンとエレベータとの情報伝達を行うことが記載されている。
特許文献2には、エレベータの昇降路内に第1の通信手段を、昇降路外に第2の通信手段を設けることが記載されている。
特許文献3には、エレベータ昇降路に配設されたエレベータかごの位置を測定するためのエレベータ位置測定システムが質問信号を発生するためのエレベータかごに配設されたトランスポンダを含んでいることが記載されている。
特許文献4には、移動体の移動経路に沿って複数のROF子局が設置されることが記載されている。
特開平11−100179号公報 特開2005−136533号公報 特開平9−110322号公報 特開2005−191905号公報
上述のように、ビルの上下階に連通する空間あるいはエレベータ昇降路を利用して伝送路を形成することが行われている。そして、特許文献3に示すように、エレベータ昇降路にトランスポンダを配設することが提案されている。
高層のビルが建築されるようになり、エレベータキャビンに直結されたエレベータケーブルを用いて消費される電力の供給、エレベータネットワークからの情報通信を行うことは通信情報量の増大と共に困難になって来ており、これを解決するために光ファイバケーブルを備えた広帯域情報通信システムを用いようとしても光ファイバケーブルをエレベータケーブル内に内蔵させてエレベータキャビンの上下動の移動させることは望ましいことではない。また、ビルの高層化に伴って発生している携帯電話機は高層化されたフロアからでは音声が届かない、接続できないなどの通信のしずらさの解消が求められる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものでエレベータネットワークならびにビルフロアネットワークとの通信に光ファイバケーブルを用いることを可能にして、高層階にあっても携帯電話機等による情報通信システムが容易に設備し得るようにして情報通信が確実、明瞭になし得るようにした。ビル内広帯域情報通信ネットワークシステムを提供することを目的とする。
本発明は、多数のフロアから構成され、エレベータ昇降路およびエレベータを備えたビルに設置されるビル内広帯域情報通信ネットワークシステムにおいて、
ROF子局がエレベータ昇降路にビル内の各フロアに対応して配置されて、エレベータ昇降路に固定して配設され、ROF親局に接続された光ファイバケーブルに接続され、エレベータ内に配設された諸機器がエレベータ広帯域情報通信手段を有して、エレベータの昇降位置で、最寄りのROF子局との間で情報通信がなされ、エレベータの昇降に伴い、エレベータ昇降路に配置したROF子局を介して広帯域情報通信形体が縦形に形成される縦形情報通信システムと、
他の光ファイバケーブルに接続されたフロア用無線中継器がビル内の各フロアに配置され、フロア内に配設され、ROF子局を備えたフロア広帯域情報通信ネットワークに接続されて、広帯域情報通信形体が横形に形成される横形情報通信システムと、を備え、
エレベータには、エレベータキャビンで消費される電力を供給する移動式の電力ケーブルが接続され、エレベータ広帯域情報通信手段がエレベータ昇降路に設けたROF子局を介して光ファイバケーブルに無線接続され、移動式の電力ケーブルとエレベータ広帯域情報通信手段に無線接続された固定式の光ファイバケーブルとが分離して配設され、
フロア広帯域情報通信ネットワークに接続されたフロア用無線中継器とエレベータ昇降路に配置したROF子局との間で情報通信がなされ、当該ROF子局とエレベータ広帯息情報通信手段との間でも情報通信がなされること
を特徴とするビル内広帯域情報通信ネットワークシステムを提供する。
本発明は、また、前記光ファイバケーブルが高層用光ファイバケーブルおよび低層用否仮ファイバで構成され、各光ファイバに前記ROF子局が設けられることを特徴とするビル内広帯域情報通信ネットワークシステムを提供する。
本発明は、上述したようにして電力ケーブルと光ファイバケーブルとを分離してビル内広帯域情報通信ネットワークシステムを構築しているので、エレベータ広帯域情報通信ネットワークならびにビルのフロア広帯域情報通信ネットワークとの通信にエレベータ昇降路に固定的に光ファイバケーブルを設置し、そして各フロアに対応してROF子局を設置して光ファイバケーブルによる集中した情報通信を可能にし、当該光ファイバケーブルおよびエレベータ昇降路に設けたROF子局を介して縦形情報システムと横形情報通信システムの有機的結合を可能にし、情報通信が固定式情報通信系統でなされ、消費電力の供給が移動式電力系統でなされるので、情報通信を確実に行って、高層階にあっても携帯電話機等による情報通信を明瞭にして容易になし得るようになる。
本発明の実施例の構成をブロックで示す図。 縦形情報通信システムの詳細を示す図。 図2の1部詳細図。 ケーブル類の詳細を示す図。 横形情報通信システムの詳細を示す図。 図5の1部詳細図。 電力ケーブルと光ファイバケーブルの分離関係を示す図。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明であるビル内広帯域情報通信ネットワークシステムの実施例を示すブロック図である。
図1において、ビル内の広帯域情報通信ネットワークシステム100は、ビル、すなわち建築物(ビル)内に設置される。このビルは、ビルの各フロア1、エレベータ昇降路2、このエレベータ昇降路2に設けられるエレベータ3を備える。エレベータ3はエレベータかごであるエレベータキャビン4およびエレベータケーブル5を備える。ビルの各フロア1にはエレベータホールを備えるが、ここではビルの各フロアとして扱う。ビルの外部には通常の情報通信網としての公衆インターネット10(以下、インターネットという。)があり、本実施例において活用される。
このように設備されたビル内にビル広帯域情報通信ネットワークシステム100は、縦形情報通信システム11、横形情報通信システム12および情報制御システム13を備え、エレベータ昇降路(具体的にはエレベータシャフト)2に配設した光ファイバケーブル14およびビルの各フロア1に配設した光ファイバケーブル15を備える。各フロア1の光ファイバケーブル15が上下階を結ぶように接続されてLAN、すなわちイントラネット16が構築される。
広帯域情報通信ネットワークシステム100は、ROF親局26並びに複数のROF子局を備える。ROF(Radio Oer Fiber)とは、光信号を無線信号(変調された搬送波)で強度変調して光ファイバ伝達する電気/光変換器(E/O)として知られている。ROFによって公共放送、携帯電話機、無線LAN、業務用無線等の無線信号をそのまま光伝送することができる。
光ファイバケーブル14に接続され、ビル内の各フロア1に対応してエレベータ昇降路2にはROF子局21が配設される。従って、ROF子局21はフロアの数だけ配設され、高層ビルにあっては高層を形成する多数のフロアの数だけ配設されることになる。
エレベータキャビン4内には、インターフォン、高精度監視カメラシステム、デジタルサイネージおよび携帯電話機通信システムとの諸機器がエレベータ広帯域情報通信手段17を具備し、エレベータキャビン4の外部にエレベータ用アンテナ22が設けてある。このアンテナ22は設けてなくてもよいが、設けることによって感度を向上することができる。デジタルサイネージとは、ディスプレイに映像や情報を表示する仕組みで、1つのコミュニケーションの仕組みである。この例では、エレベータ広帯域情報通信手段17にはエレベータ用アンテナ22を付随させている。エレベータ用アンテナ22はエレベータの外部、例えば天井外部に固定され、各ビルについてエレベータの数だけ配設される。
ビルの各フロアに配設された光ファイバケーブル15には光ファイバケーブル毎にフロア用ROF子局23が接続される。前述のROF子局と区別するためにフロア用ROF子局と称することにする。従って、フロア用ROF子局23は各フロアの天井あるいは画面上に固定され、各ビルについてフロアの数だけ配設される。このように構成されてLAN、すなわち無線LAN形式のフロア広帯域情報通信ネットワークシステム18が構築される。フロアのエレベータホールには、フロア広帯域情報通信ネットワーク18に接続されて無線中継器23Aが設けてある。無線中継器23AでROF変換してフロア広帯域情報通信ネットワーク18に設けたフロア用ROF子局23を介して広帯域情報通信ネットワークサービスがなされる。OFDN(直交周波数分割多重)の耐パルチパス特性と漏洩同軸ケーブルの組み合わせとしてもよい。また、他のケーブルシステムであってもよい。
光ファイバケーブル14は情報通信制御システム13に接続され、光ファイバケーブル14に接続された諸機器は情報通信制御システム13との間で情報の通信がなされる。
情報通信制御システム13は、サーバ機能を備えたパソコンで構成されて縦形情報通信システム・横形情報通信システムの連携制御装置24、および外部通信網と情報通信を行うROF親局26を備える。MDF(主配電盤)機能によって情報通信制御システム13はインターネット10に接続される。そして、この情報通信制御システム13は、業務用デジタル通信機能を備え、ベーストランシーバーステーション(Base Transceiver Station)となり、光ファイバマネジャー(Fiber Manager)としての機能を持つ。
図2はおよび図3は、縦形情報通信システム11の詳細を示す。
図3は図2の1部詳細を、そして図4は図2で使用されるケーブル類の詳細を示す。
図2において、エレベータ昇降路2には各フロア1に対応してROF子局21が配設され、エレベータ3の外部天井にはエレベータ用アンテナ22が配設される。光ファイバケーブル14は低層用光ファイバケーブル14Aと高層用光ファイバケーブル14Bから構成され、この図の場合、ROF子局21は低層用光ファイバケーブル14Aに接続されている。エレベータが高層フロアに位置する時にはROF子局21は高層用光ファイバケーブル14Bに接続されることになる。
図3において、上述したように、インターフォン(図示せず)、高精度監視カメラシステム35、デジタルサイネージ用ディスプレイ36および携帯電話機を用いた携帯電話機通信システムなどの諸機器はエレベータ広帯域情報通信手段17を具備する。エレベータ3の上部にはエレベータ用アンテナ22が設けてあり、エレベータ広帯域情報通信手段17と無線通信される。エレベータ昇降路2にはアンテナと組み合わされたROF子局21が上述したように設けてあり、エレベータ用アンテナ22との間で無線通信が可能とされている。
エレベータ3には電力ケーブル30が接続され、エレベータ3が消費する電力を供給している。従って、図1に示すエレベータケーブルは本実施例にあっては電力ケーブルとして構成される。
図4は、電力ケーブル30と光ファイバケーブル14との関係を示す。図4において、従来のエレベータケーブルは電力ケーブルおよび通信ケーブルが一体として構成され、エレベータケーブルとされ、エレベータ3に接続されている。通信ケーブルによって監視カメラによる監視情報およびインターフォンによる会話情報が通信される。今後のインテリジェントエレベータにあっては、インターフォンによる会話情報、高精度監視カメラシステム35による高精度監視情報、デジタルサイネージ用ディスプレイ36によるディスプレイ画面情報および携帯電話機による通信情報が通信され、情報量が極めて膨大のものとなる。このため、本実施例のエレベータにあっては、エレベータ内の諸機器にエレベータ広帯域情報通信手段17を持たせ、これらの情報通信はROF子局21,エレベータ用アンテナ22および光ファイバケーブル14を介して行い、エレベータで使用される照明、ドア駆動のために消費される電力は電力ケーブル30を介して供給される。
このように、ROF子局21がエレベータ昇降路2にビル内の各フロア1に対応して配置されて、エレベータ昇降路2に固定して配設された光ファイバケーブル14に接続され、エレベータ3内にエレベータ広帯域情報通信手段17が設けられ、エレベータ3の昇降位置で、最寄りのROF子局21との間で情報通信がなされ、エレベータ3の昇降に伴い、エレベータ昇降路2に配置したROF子局21を介して情報通信形体が縦形に形成された縦形情報通信システム11が形成される。
図5および図6は、横形情報通信システム12の詳細を示す。
図6は図5の1部詳細を示す。
これらの図において、ビルの各フロアには多くの場合、光ファイバケーブル15が敷設されている。敷設されていなければ敷設する。
光ファイバケーブル15に複数のフロア用ROF子局23を接続する。ROF子局21、フロア用ROF子局23が同一構成であって差しつかえない。各フロア1に光ファイバケーブル15を用いて、フロア広帯域情報通信ネットワーク18が構築される。
前述のように、エレベータの昇降路2には固定式の光ファイバケーブル14が敷設され、各フロア対応でROF子局21が接続してある。
エレベータホール1Aに設置される無線中継器23AによってROF子局21のアンテナから放射された通信情報が入力される。また、室内のフロア用ROF子局23は室内の携帯電話機31からの通信情報、高精度監視カメラ32からの高精度監視情報、IDシステム33からの画像データ、PC35からのコンピュータ情報およびデジタルサイネージ用ディスプレイ37によるディスプレイ画面情報を入力し、またこれらの機器に各種情報を出力する。このようにして、無線LAN形式によるフロア広帯域情報通信ネットワーク18が形成される。このフロア広帯域情報通信ネットワーク18はフロア毎に形成されるが、これらの形成されたネットワークを結合し、ビル全体としてのネットワークとしてもよい。
このようにして、光ファイバケーブル15に接続されたフロア用ROF子局23がビル内の各フロア1に配置され、フロア内に配設されたフロア広帯域情報通信ネットワーク18に接続されて、エレベータ昇降路2に配置された最寄りのROF子局21との間で無線中継器23Aを介して情報通信がなされ、この時の情報通信形体が横形に形成される横形情報通信システム12が形成される。
以上のように、縦形情報通信システム11および横形情報通信システム12が構成され、図7に示すように光ファイバケーブル14にはエレベータ広帯域情報通信ネットワーク17およびフロア広帯域情報通信ネットワーク18から各種の通信情報が出力され、また各種の通信情報が光ファイバケーブル14から入力される。情報通信制御システム13にエレベータアクセスポイント位置信号生成装置を設けて、エレベータ広帯域情報通信手段17、フロア広帯域情報通信ネットワーク18および/またはエレベータアクセスポイント位置信号生成装置自身のいずれから発せられた問合せ信号に基づいて、エレベータ3の位置信号を最寄りのROF子局が受信することによってエレベータのアクセスポイント位置が検知され、検知されたアクセスポイント位置信号が当該ROF子局から発信されるように構成してもよい。なお、エレベータ広帯域情報通信手段を構成するに当って、光ファイバケーブルを用いてエレベータ広帯域情報通信ネットワークを構築し、このネットワークにROF子局を設けるようにしてもよい。
図7に示すように、本実施例のビル内広帯域情報通信システム100にあっては、エレベータ3には、エレベータキャビン4で消費される電力を供給する移動式の電力ケーブル30が接続され、エレベータ広帯域情報通信手段17がエレベータ用アンテナ22およびエレベータ昇降路2に設けたROF子局21を介して光ファイバケーブル14に無線接続され、フロア広帯域情報通信ネットワーク18が無線中継器23Aおよびエレベータ昇降路2に設けたROF子局21を介して光ファイバケーブル14に無線接続されて、移動式の電力ケーブル30とエレベータ広帯域情報通信手段17およびフロア広帯域情報通信ネットワーク18に接続された固定式の光ファイバケーブル14とが分離して配設される。そして、光ファイバケーブルが広帯域情報通信の伝送路として集中して用いられる。
そして、フロア広帯域情報通信ネットワーク18に接続されたフロアROF子局23をエレベータ昇降路2に配置したROF子局との間で情報通信を行う。これらの通信情報は光ファイバケーブル14を介してROF親局26に伝送される。
以上のように、本実施例はフロア広帯域情報通信ネットワーク18に接続されたフロアROF子局23とエレベータ昇降路2に配置したROF子局21との間で情報通信を行うようにして、エレベータシャフトとエレベータキャビンにROF技術を利用した無線システムを配置し、エレベータキャビン内に高品質の情報とあらゆる情報サービスを提供するための広帯域ネットワークを提供するものである。また同様の技術を利用してビル内の各フロアにも広帯域ネットワークを容易に提供するものである。
従来技術にあっては下記のような問題点があったが、本実施例によって、これらの問題点が解決されることになる。
1.安全、安心が強く求められるエレベータキャビン内において、監視カメラ映像は不鮮明であり、かつ外部との通信手段はインターフォンに限られている。
2.ビルの高層化に伴い、エレベータに乗る時間は長くなっているものの、情報化時代にあっても、エレベータ内は外部情報から隔離されている。(携帯電話の広帯域化に伴い電波が届きにくい)
3.現行エレベータケーブルは電源用電力ケーブルとインターフォンならびに監視用カメラの通信ケーブルが収容される複合ケーブルであるが、エレベータケーブルはその可とう性、重量、機械的長期信頼性の点から、エレベータケーブル構造上、多くの機能を付加することが困難である。
4.さらに、エレベータシャフト内の駆動装置などから発生する電気ノイズ、エレベータケーブル内に収容されている電力ケーブルが発生するノイズにより、通信ケーブルに伝送される信号が著しく劣化し、広帯域化が困難である。
5.エレベータケーブルに光ファイバを収容するケーブル構造も提案されているが、光ファイバ接続部(コネクタ)を含めたその機械的長期信頼性に問題がある。また、ケーブル内でファイバが断線した場合、その保守、修理に多大な時間と費用がかかる。
6.各フロアへの情報ネットワーク展開において、エレベータシャフトを利用して光ケーブルを各フロアへ敷設する方法も考えられるが、エレベータシャフトから各フロアへの配管工事やケーブル接続箱などの設置を必要とする。これはビルオーナの同意やビル内の概観および接続箱設置スペースなどに留意を要する。
7.一般に、既設ビルにおいては縦系・横系配管パイプは満杯で、ケーブルの追加敷設は困難である。
すなわち、本実施例によれば次のような効果が得られる。
1.エレベータキャビン内に広帯域情報サービス(デジタルサイネージ、高精細監視カメラ、携帯電話)が提供できる。
2.エレベータケーブルは電力供給のみに限定でき、構造の簡素化と軽量化ならびに保守の容易化が図れる。
3.電力ケーブルとの分離ならびに光ファイバケーブルによる信号の伝送により、耐ノイズ特性が向上する。
4.エレベータシャフトを利用するため、既設ビルにおいても敷設が容易である。
5.各フロアへの展開においても、エレベータシャフトに取り付けられたROF子局を介して情報通信サービスの提供が受けられる。
6.天井裏に配置されるROF子局により情報通信が行われる為、たとえビル内の情報機器の配置換えがあっても、配線を新たに施す必要がない。
そして、携帯電話による緊急通報(110,118,119)は、基地局ならびにGPSにより発信地点を特定できるが、高層ビル内においては、その階数を特定することは困難である。本実施例によれば緊急通報の無線アクセスポイントを特定することによって、どの階より発信されたものかを特定することが可能となる。
1…ビルの各フロア、2…エレベータ昇降路(エレベータシャフト)、3…エレベータ、4…エレベータキャビン(エレベータかご)、5…エレベータケーブル、10…インターネット、11…縦形情報通信システム、12…横形情報通信システム、13…情報通信制御システム、14,15…光ファイバケーブル、17…エレベータ広帯域情報通信ネットワーク、18…フロア広帯域情報通信ネットワーク、21…ROF子局、22…エレベータ用アンテナ、23…フロア用ROF、23A…無線中継器、26…ROF親局、30…電力ケーブル、100…ビル内広帯域情報通信ネットワークシステム。

Claims (2)

  1. 多数のフロアから構成され、エレベータ昇降路およびエレベータを備えたビルに設置されるビル内広帯域情報通信ネットワークシステムにおいて、
    ROF子局がエレベータ昇降路にビル内の各フロアに対応して配置されて、エレベータ昇降路に固定して配設され、ROF親局に接続された光ファイバケーブルに接続され、エレベータ内に配設された諸機器がエレベータ広帯域情報通信手段を有して、エレベータの昇降位置で、最寄りのROF子局との間で情報通信がなされ、エレベータの昇降に伴い、エレベータ昇降路に配置したROF子局を介して広帯域情報通信形体が縦形に形成される縦形情報通信システムと、
    他の光ファイバケーブルに接続されたフロア用無線中継器がビル内の各フロアに配置され、フロア内に配設され、ROF子局を備えたフロア広帯域情報通信ネットワークに接続されて、広帯域情報通信形体が横形に形成される横形情報通信システムと、を備え、
    エレベータには、エレベータキャビンで消費される電力を供給する移動式の電力ケーブルが接続され、エレベータ広帯域情報通信手段がエレベータ昇降路に設けたROF子局を介して光ファイバケーブルに無線接続され、移動式の電力ケーブルとエレベータ広帯域情報通信手段に無線接続された固定式の光ファイバケーブルとが分離して配設され、
    フロア広帯域情報通信ネットワークに接続されたフロア用無線中継器とエレベータ昇降路に配置したROF子局との間で情報通信がなされ、当該ROF子局とエレベータ広帯域情報通信手段との間でも情報通信がなされること
    を特徴とするビル内広帯域情報通信ネットワークシステム。
  2. 請求項1において、前記光ファイバケーブルが高層用光ファイバケーブルおよび低層用光ファイバで構成され、各光ファイバに前記ROF子局が設けられることを特徴とするビル内広帯域情報通信ネットワークシステム。
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