JPWO2009116615A1 - 止め輪 - Google Patents

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Abstract

内側部材の外周に嵌合される外側部材を装着位置に保持でき、かつ簡単に着脱できる止め輪を提供する。環状に成形され、半径方向の外方に膨らむ部分と半径方向の内方に膨らむ部分とが周方向に連続して設けられた波付き線バネ3からなり、前記波付き線バネ3が、内側部材1と内側部材1に嵌め込まれる管状の外側部材2との間の隙間に取り付けられ、波付き線バネ3の弾性摩擦力で外側部材2を内側部材1に着脱可能に保持する。

Description

本発明は、止め輪に係り、より詳細には、内側部材とこれに嵌め込まれる外側部材との間に装着され、外側部材を容易に着脱でき、また、外側部材を内側部材に保持しておくことも可能な波付き線バネからなる止め輪に関する。
止め輪は、軸の外周面や穴の内周面を一周するように形成された溝に嵌め込まれ、軸や穴に嵌め込まれた部材の抜け止めを行うもので、CリングやEリングが知られる。特許文献1には、板状部材を使用し、C字形に成形され、軸方向に伸びる山と谷からなる波型ワッシャーの止め輪が示されている。この止め輪は、軸に装着された歯車を固定しかつ歯車が抜け出ないように、軸の外周に設けられた溝に歯車と接触して装着される。一度、止め輪が装着されると、歯車は、止め輪を特殊な工具で拡径して外さない限り取り出せない。
特許文献2には、内側に複数の突起が設けられたC字形の止め輪が示されている。内管の外周に溝が設けられ、外管の外周に一部が内部に貫通する溝が設けられる。内管に外管が嵌め込まれ、止め輪の突起が、外管を貫通して内管の溝に入るように装着される。一度、止め輪が装着されると、止め輪を特殊な工具で拡径して外さない限り、内管と外管は分離できない。
従来においては、図3に示すような管状の内側部材1を延長するような場合、リテーナ付き産業用軸継ぎ手10が、管状の内側部材1の一端に取り付けられる。リテーナ付き産業用軸継ぎ手10を管状の内側部材1の一端に挿入する場合、リテーナ付き産業用軸継ぎ手10の内径は、管状の内側部材1の外径より大きく隙間がある。そのため、符号3で示すような保持手段がないとした場合、管状の内側部材1を下向きすると、リテーナ付き産業用軸継ぎ手10は外れて落下する。そのため着脱が自在であって、下向きに装着しても落下しない程度に保持され、作業性もよいリテーナ付き産業用軸継ぎ手10が求められていた。
登録実用新案 第3023136号公報 特開2006−336764号公報
本発明の目的は、内側部材及び内側部材の外周に嵌合される外側部材を相互に保持することができ、かつ特殊な工具なしでも着脱が容易な止め輪を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明による請求項1記載の発明の止め輪は、環状に成形され、半径方向の外方に膨らむ部分と半径方向の内方に膨らむ部分とが周方向に連続して設けられた波付き線バネからなり、前記波付き線バネが、内側部材と、前記内側部材の外周に嵌め込まれる外側部材との間の隙間に取り付けられ、前記波付き線バネの弾性摩擦力で前記外側部材を前記内側部材に着脱可能に保持することを特徴とする。
請求項2記載の発明の止め輪は、環状に成形され、半径方向の外方に膨らむ部分と半径方向の内方に膨らむ部分とが周方向に連続して設けられた波付き線バネからなり、前記波付き線バネが内側部材と内側部材の外周に嵌め込まれる外側部材とに係合され、当該係合によって前記外側部材及び前記内側部材が相互に着脱可能に保持されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の止め輪であって、前記内側部材又は外側部材の少なくとも一方側に溝が設けられ、前記波付き線バネが前記溝に配置されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の止め輪であって、前記内側部材又は外側部材における他方側に、前記溝と対向した位置にサブ溝が形成され、前記波付き線バネがサブ溝に係止されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の止め輪であって、前記波付き線バネは、線材が一重の環状に形成されたものであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の止め輪であって、前記波付き線バネは、線材が複数回、環状に巻回されたコイル形状となっていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、半径方向の外方に膨らむ部分と半径方向の内方に膨らむ部分とが周方向に連続して設けた波付き線バネとしたので、内側部材と外側部材がバネ力で半径方向に互いに押し付けられ、外側部材を挿入された位置に保持できる。バネの弾性摩擦力で保持しているだけなので、簡単に外側部材を着脱できる。外側部材の着脱に特殊な工具は必要ない。
請求項2記載の発明によれば、半径方向の外方に膨らむ部分と半径方向の内方に膨らむ部分とが周方向に連続して設けた波付き線バネとしたので、内側部材及び外側部材の双方に良好に係合することができ、当該係合によって内側部材及び外側部材が相互に着脱自在に保持される。従って、着脱が容易であり、しかも着脱に際して特殊な工具が不要となる。
請求項3記載の発明によれば、内側部材又は外側部材のいずれか一方に設けた溝に波付き線バネをあらかじめ取り付けることができる。このため、外側部材を内側部材に挿入する操作及び止め輪を装着する操作の2つの操作が、外側部材を内側部材に挿入する操作1つで済む。止め輪は、弾性変形によって環状の径が縮小したり、拡大することができるため、内側部材又は外側部材の溝に容易に装着できる。
請求項4記載の発明によれば、サブ溝に波付き線バネを係止させて波付き線バネを固定することができる。従って、サブ溝を形成することにより、波付き線バネの装着位置をコントロールでき、内側部材及び外側部材の装着位置をコントロールすることができる。
請求項5及び6記載の発明によれば、線材を環状に加工することによって波付き線バネを形成することができる。
本発明の第1実施形態による止め輪の正面図(A)と側面図(B)である。 本発明の第1実施形態による止め輪が管状の内側部材と管状の外側部材との間に装着された図である。(A)は、(B)のA−A断面図であり、(B)は、係合された内側部材と外側部材の一部断面を含む側面図である。 リテーナ付き産業用軸継ぎ手が、スリーブ管に着脱される場合を示す斜視図である。(A)はリテーナ付き産業用軸継ぎ手がスリーブ管である内側部材に装着される場合を示す。(B)はリテーナ付き産業用軸継ぎ手がスリーブ管である内側部材から取り外される場合を示す。 本発明の第2実施形態の断面図である。 本発明の第3実施形態の断面図である。 本発明の第4実施形態の断面図である。 本発明の第5実施形態の断面図である。 本発明の第6実施形態の断面図である。 本発明の第7実施形態の断面図である。 本発明の第8実施形態の断面図である。 止め輪の別の形態を示す側面図及び正面図である。 止め輪のさらに別の形態を示す側面図及び正面図である。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して本発明による止め輪を説明する。
図1は本発明の第1実施形態による止め輪の正面図(A)と側面図(B)である。止め輪3は、有端の線材が一重の環状に成形されたものである。そして、半径方向の外方に膨らむ部分3Aと半径方向の内方に膨らむ部分3Bとが周方向に連続して設けられた波付き線バネである。外方に膨らむ部分3Aは、外周d2上に等間隔に7箇所、内方に膨らむ部分3Bは、内周d1上に等間隔に8箇所設けた。両端部は開口して開口部7をなす。開口部7の止め輪3の中心からの開き角度θは約30度とした。外方に膨らむ部分3A及び内方に膨らむ部分3Bは、図示した数に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
図1において、止め輪3は、断面が円形の線材とした。線材の断面は、4角形、6角形などとしてもよい。内方に膨らむ部分3Bの数を増やすと、内側部材との接触個所が増えるので挿入がきつくなる。内方に膨らむ部分3Bの数を減らすと、内側部材との接触個所が減るので挿入がゆるくなり、保持力を発揮できなくなる。また、接触個所が極端に少なく2箇所なら、偏心した取り付けになりやすい。外方に膨らむ部分3Aと内方に膨らむ部分3Bの高さ(差)が小さい場合は、やわらかいバネになり、高さ(差)が大きい場合は硬いバネとなる。
図2は、第1実施形態の止め輪が、管状の内側部材と管状の外側部材との間に装着された図である。図2(A)は、図2(B)のA−A断面図である。図2(B)は、係合された内側部材と外側部材の一部断面を含む側面図である。管状の内側部材1は、具体的にはスリーブ管であり、管状の外側部材2は、具体的にはリテーナ付き産業用軸継ぎ手10である。図2(A)に示すように、止め輪3は、管状の内側部材1と、これに嵌め込まれる管状の外側部材2との間の隙間に位置する。止め輪3の半径方向の外方に膨らむ部分3Aが、管状の外側部材2を押し、止め輪3の半径方向の内方に膨らむ部分3Bが、管状の内側部材1を押す。バネによる弾性摩擦力によって、管状の内側部材1に挿入された管状の外側部材2が、挿入された位置で保持できる。
図2(B)に示すように、リテーナ付き産業用軸継ぎ手10は、リング状の継ぎ手4の周囲にリテーナ(保持具)である外側部材2が、座金5とともに取り付けられたものである。止め輪3は、外側部材2の内周を一周するように設けられた溝6にあらかじめ取り付けておく。取り付けは、止め輪3の開口部7を狭めて全体に縮小させ、外側部材2の内周の溝6に装着する。
図3は、リテーナ付き産業用軸継ぎ手10が、スリーブ管である内側部材1に着脱される場合を示す斜視図である。リテーナ付き産業用軸継ぎ手10には、内周の溝6に止め輪3が取り付けられている。図3(A)に示すように、リテーナ付き産業用軸継ぎ手10は、スリーブ管である内側部材1に挿入するだけで装着できる。この装着状態では、スリーブ管である内側部材1を下に向けても、リテーナ付き産業用軸継ぎ手10が落下することはない。図3(B)は、リテーナ付き産業用軸継ぎ手10が、スリーブ管である内側部材1から取り外される場合を示す。リテーナ付き産業用軸継ぎ手10は、止め輪3の波付き線バネの弾性摩擦力で保持されているだけなので、簡単に取り外して図3(A)にようにできる。これにより、リテーナ付き産業用軸継ぎ手10の交換時の作業性が向上される。
図4〜図10は、本発明の第2〜第8実施形態を示す。これらの実施形態において用いられる止め輪3は、第1実施形態と同様な波付き線バネとなっている。波付き線バネは、環状に形成されると共に、半径方向の外方に膨らむ部分と半径方向の内方に膨らむ部分とが周方向に連続して設けられた形状となっている。
図4は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態では、内側部材21が中実の軸状となっており、内側部材21の外周に管状の外側部材22が嵌め込まれる。外側部材22の内周面には、溝22Aが形成されており、溝22Aに止め輪3が取り付けられている。止め輪3を外側部材22の溝22Aにあらかじめ取り付けた状態で、外側部材22を内側部材21に嵌め込む。止め輪3は、内側部材21と外側部材22との間に位置し、その弾性摩擦力によって外側部材22を内側部材21の長さ方向における所定位置に固定することができる。
図5は、本発明の第3実施形態を示す。第3実施形態では、軸状の内側部材21の外周面に溝21Aが形成されており、溝21Aに止め輪3があらかじめ取り付けられる。止め輪3の取り付け状態で、外側部材22を内側部材21の外周に嵌め込む。このことにより、止め輪3は、内側部材21と外側部材22との間に位置した状態で、その弾性摩擦力により内側部材21と外側部材22とを相互に着脱可能に固定する。このような構造では、波付き線バネの弾性摩擦力により保持される構造であるため、内側部材21と外側部材22とを相互に簡単に着脱することができる。また、着脱に際しては、特殊な工具を必要としない。
図6は、本発明の第4実施形態を示す。第4実施形態では、外側部材22が有底管状となっており、その内周面に止め輪3を取り付けるための溝22Aが形成されている。一方、内側部材21は中実の軸状となっており、その先端部分に外側部材22が嵌められて固定される。
図6に示すように、内側部材21の先端部分には、段部21Eが形成されており、段部21Eを境として内側部材21には小径部及び大径部が形成されている。段部21Eは、止め輪3が係合するものである。
この実施形態では、外側部材22の溝22Aに止め輪3をあらかじめ取り付け、内側部材21の外周に外側部材22を嵌め込む。内側部材21の段部21Eは、止め輪3を乗り越えて止め輪3に係合する。このとき、止め輪3は、半径方向の外方に膨らむ部分と、半径方向の内方に膨らむ部分とが周方向に連続して設けられているため、内側部材21及び外側部材22の双方に良好且つ確実に係合する。これにより、内側部材21及び外側部材22が相互の外れ止めがなされた状態で固定される。このような構造では、止め輪3によって内側部材21と外側部材22とを簡単に着脱することができる。また、着脱に際して、特殊な工具を必要としない。
図7は、本発明の第5実施形態を示す。第5実施形態では、内側部材21の先端部にフランジ部21Cが形成されている。また、内側部材21の軸方向中間部分には、止め輪3が取り付けられる溝21Aが形成されている。また、外側部材22は、所定厚さの管状に形成されている。
この実施形態では、内側部材21の溝21Aに止め輪3を取り付け、止め輪3取り付け状態の内側部材21の外周に対し、外側部材22を嵌め込む。外側部材22の嵌め込みは、止め輪3側からフランジ部21Cに向かって行われる。そして、外側部材22が止め輪3を乗り越えることにより、外側部材22の一面22Cが止め輪3に係合する。このとき、外側部材22の他面22Eは、内側部材21のフランジ部21Cに当接する。従って、外側部材22は止め輪3とフランジ部21Cとの間に保持される。
このような構造においては、内側部材21の溝21Aに取り付けられた止め輪3は、外側部材22に係合するため、内側部材21に対して外側部材22を固定することができる。従って、外側部材22を内側部材21に保持することができ、しかも特殊な工具を用いることがなく、外側部材22の着脱を行うことができる。
図8は、本発明の第6実施形態を示し、図9は、本発明の第7実施形態を示す。これらの実施形態は、図4及び図5の実施形態に対しサブ溝21D、22Dを加えたものである。すなわち、図8の第6実施形態では、図4の実施形態の構造に加え、内側部材21の外周にサブ溝21Dが形成され、図9の第7実施形態では、図5の実施形態の構造に加え、外側部材22の内周にサブ溝22Dが形成されている。
図8において、内側部材21のサブ溝21Dは、外側部材22の溝22Aと対向した位置に形成されている。図9において、外側部材22のサブ溝22Dは、内側部材21の溝21Aと対向した位置に形成されている。サブ溝21D、22DはいずれもV溝によって形成されるものである。
図8の実施形態において、止め輪3は外側部材22の溝22Aに取り付けられ、この取り付け状態で内側部材21に対する外側部材22の軸方向への嵌め込みが行われる。嵌め込みに際し、止め輪3がサブ溝21Dに達することにより、止め輪3はサブ溝21Dに係止される。この係止により、嵌め込みが完了する。そして、内側部材21及び外側部材22は止め輪3の弾性摩擦力により相互に着脱自在に保持される。
図9の実施形態において、止め輪3は内側部材21の溝21Aに取り付けられ、この取り付け状態で内側部材21に対する外側部材22の軸方向への嵌め込みが行われる。嵌め込みに際し、止め輪3がサブ溝22Dに達することにより、止め輪3はサブ溝22Dに係止され、この係止により嵌め込みが完了する。そして、内側部材21及び外側部材22は止め輪3の弾性摩擦力により相互に着脱自在に保持される。
図8及び図9の実施形態においては、サブ溝21D、22Dを形成することにより、サブ溝21D、22Dに止め輪3が係止されて内側部材21及び外側部材22の嵌め込みが停止するため、内側部材21及び外側部材22の装着位置をコントロールすることができる。なお、サブ溝21D、22Dは、V溝に限定されるものではなく、矩形溝、円形溝、その他の溝であっても良い。
図10は、本発明の第8実施形態を示す。この実施形態では、外側部材22が有底管状に形成されおり、その底部22Iには、貫通孔26が形成されている。外側部材22の管部22Gには、溝22Aが内面に形成されている。内側部材21は、平板状となっており、外側部材22の貫通孔26に連通する貫通孔27が形成されている。
この実施形態では、外側部材22の溝22Aに止め輪3をあらかじめ取り付け、内側部材21の外周に外側部材22を嵌め合わせるように相対移動させる。この相対移動により、内側部材21が止め輪3を乗り越えて止め輪3に係合すると共に、外側部材22の内壁面22Hに当接する。止め輪3は、半径方向の外方に膨らむ部分と、半径方向の内方に膨らむ部分とが周方向に連続して設けられているため、外側部材22に取り付けられた状態で内側部材21に係合する。これにより、内側部材21及び外側部材22が相互の外れ止めがなされた状態で固定される。また、この実施形態において、止め輪3は、外側部材22の貫通孔26と内側部材21の貫通孔27とが連通した状態を維持するように外側部材22及び内側部材21を固定する。このような構造では、止め輪3によって内側部材21と外側部材22とを簡単に着脱することができる。また、着脱に際して、特殊な工具を必要としない。
図11及び図12は、止め輪3の別の実施形態をそれぞれ示す。これらの実施形態では、線材31を複数回、環状に巻回して波付き線バネとするものである。このように環状に複数回、巻回することにより、波付き線バネは、コイル状となる。図11は、引張りバネ仕様、図12は、圧縮バネ仕様となっている。
これらの波付き線バネにおいても、コイル状の外周部分に対して、半径方向の外方に膨らむ部分3Aと、半径方向の内方に膨らむ部分3Bとが周方向に連続して形成される。これにより、内側部材21と内側部材21の外周に嵌め込まれる外側部材22との間に配置されることにより、外側部材22及び内側部材21を相互に着脱自在に保持することができる。
以上の第1実施形態〜第8実施形態では、止め輪3として、線材の曲げ加工によって一重の環状に形成されたものを用いているが、これに限らず、プレス打ち抜きや射出成形によって一重の環状に形成されたものを用いても良い。
本発明による止め輪は、装着状態を保持できかつ着脱も極めて簡単に行えるので、部材間の結合に好適である。
符号の説明
1,21 内側部材
2,22 外側部材
3 止め輪
6,21A,22A 溝
21D,22D サブ溝

Claims (6)

  1. 環状に成形され、半径方向の外方に膨らむ部分と半径方向の内方に膨らむ部分とが周方向に連続して設けられた波付き線バネからなり、前記波付き線バネが、内側部材と前記内側部材の外周に嵌め込まれる外側部材との間の隙間に取り付けられ、前記波付き線バネの弾性摩擦力で前記外側部材を前記内側部材に着脱可能に保持することを特徴とする止め輪。
  2. 環状に成形され、半径方向の外方に膨らむ部分と半径方向の内方に膨らむ部分とが周方向に連続して設けられた波付き線バネからなり、前記波付き線バネが内側部材と内側部材の外周に嵌め込まれる外側部材とに係合され、当該係合によって前記外側部材及び前記内側部材が相互に着脱可能に保持されることを特徴とする止め輪。
  3. 前記内側部材又は外側部材の少なくとも一方側に溝が設けられ、前記波付き線バネが前記溝に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の止め輪。
  4. 前記内側部材又は外側部材における他方側に、前記溝と対向した位置にサブ溝が形成され、前記波付き線バネがサブ溝に係止されることを特徴とする請求項3に記載の止め輪。
  5. 前記波付き線バネは、線材が一重の環状に形成されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の止め輪。
  6. 前記波付き線バネは、線材が複数回、環状に巻回されたコイル形状となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の止め輪。
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